JP3464906B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3464906B2
JP3464906B2 JP03300498A JP3300498A JP3464906B2 JP 3464906 B2 JP3464906 B2 JP 3464906B2 JP 03300498 A JP03300498 A JP 03300498A JP 3300498 A JP3300498 A JP 3300498A JP 3464906 B2 JP3464906 B2 JP 3464906B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯槽に万一幼児
が落下したような場合に有効な機能を有する洗濯機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯機、中でもいわゆる全自
動タイプの洗濯機においては、洗濯及び脱水の一連の行
程を経る中で、脱水時に蓋が開けられたときには、高速
回転中の脱水槽に使用者が手等を触れる危険性があるた
め、蓋の開放と同時にブレーキを急作動させ、脱水槽の
回転を直ちに停止させるようにしている。これに対し
て、洗濯(洗い、すすぎ)時には、脱水槽が高速回転さ
れる状況になく、洗濯槽内で回転する撹拌体も比較的低
速回転し、更に、該撹拌体は一般に使用者の手が届きに
くい洗濯槽内の底部に位置するため、危険性がないと判
断して、蓋が開けられても、ブレーキは作動されず、運
転がそのまま続けられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように危険性がないと判断された洗濯時であっても、例
えば洗濯機の近傍に偶然に台やそれに類するものが置い
てあったときには、幼児がそれに上って蓋を開け、洗濯
槽内をのぞき込んでいるうちに、洗濯槽内に落ちるとい
うことが考えられる。このとき、洗濯時であれば、普
通、洗濯槽内には水が溜まっているため、洗濯槽内に落
ちた幼児がおぼれる可能性がある。
【0004】又、運転の開始前等で、洗濯槽内に水が溜
まっていなくても、運転が開始されれば、洗濯槽内には
給水されるため、洗濯槽内に落ちた幼児が同様におぼれ
る可能性があり、更に、撹拌体が回転することで、洗濯
槽内に落ちた幼児が傷付く可能性があった。本発明は上
述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的
は、万一、幼児が洗濯槽内に落ちたようなときの安全性
を確保できる洗濯機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機は、洗濯槽と、この洗濯槽に対し洗
濯物を出し入れするための出入口を開閉する蓋と、この
蓋の開閉を検知する蓋開閉検知手段と、前記洗濯槽内の
水を排出する排水手段とを具備すると共に、前記蓋の開
放が検知されたときに、前記排水手段を作動させる異常
対応制御をする制御手段を具備して成ることを特徴とす
る(請求項1)。
【0006】このものによれば、蓋の開放の検知で、幼
児が洗濯槽内に落ちた可能性があると判断し、それに対
する異常対応制御として排水手段を作動させることによ
り、洗濯槽内から水を抜く。これによって、洗濯槽内に
落ちた幼児がおぼれる可能性がなくされる。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図7を参照して説明する。まず図5に
は、いわゆる全自動タイプの洗濯機の全体構成を示して
おり、外箱1内に、外槽2を、複数本(1本のみ図示)
の吊り棒を主体とする弾性吊持機構3により弾性支持し
て配設している。
【0011】外槽2内には内槽4を回転可能に配設して
おり、この内槽4は洗濯槽であり、且つ、脱水槽でもあ
るもので、例えば最上部に脱水孔5を周囲一列状に有
し、周側部の内周には、脱水孔をほゞ全域に多数有する
(図示せず)内バスケット6を装着している。又、内槽
4の内底部には撹拌体7を回転可能に配設しており、こ
の撹拌体7と内槽4とを洗濯時と脱水時とに関して選択
的に回転駆動する駆動機構8を、外槽2の外底部に取付
けている。
【0012】駆動機構8は、詳細には、例えばモータ9
と、これの回転動力を伝えるベルト伝動機構10、伝え
られたモータ9の回転動力を洗濯時と脱水時とに関して
切換えるクラッチ11を有すると共に、ブレーキ装置1
2の大半とギヤ減速機構(図示せず)とを内設したハウ
ジング13を有するもので、洗濯時に上記撹拌体7を正
逆回転させ、脱水時に内槽4を一方向に高速回転させる
ようになっている。なお、撹拌体7はその回転によって
内槽4内に洗濯水流を生成し、内槽4はその回転によっ
て洗濯物の遠心脱水を行うようになっている。
【0013】更に、外槽2の内底部には、内槽4からの
排水を行うための排水路14を設けており、この排水路
14の先端部(図中右側)に、内槽4(洗濯槽)内の水
を排出する排水手段として機能する排水弁15を取付
け、この排水弁15に排水ホース16を接続している。
【0014】又、上記排水路14の先端部にはエアトラ
ップ17を形成しており、これにエアチューブ18を介
して、外槽2及び内槽4内の水位を検知する水位検知手
段として機能する水位センサ19を接続している。この
水位センサ19は、後述のごとく内槽4内の水の有無を
検知する水有無検知手段としても機能するもので、前記
外箱1の最上部に装着したトップカバー20内に配設し
ており、トップカバー20内には、そのほか、内槽4内
に給水する給水手段として機能する給水弁21を主体と
する給水装置22と、制御手段として機能する例えばマ
イクロコンピュータから成る制御装置23とを配設して
いる。
【0015】更に、トップカバー20には、内槽4に対
し洗濯物(図示せず)を出し入れするための出入口24
を形成すると共に、この出入口24を開閉する例えば二
つ折りの蓋25を設けており、トップカバー4内には、
その蓋25の開閉を検知する蓋開閉検知手段として機能
する蓋スイッチ26をも設けている。なお、蓋スイッチ
26は、図5に二点鎖線でも示すように、蓋25の開閉
と一体に動く操作レバー27によりオン・オフされる例
えばマイクロスイッチから成っており、そのオン・オフ
により蓋25の開閉を検知するようになっている。
【0016】ここで、図6は、トップカバー20の前部
上面に設けた操作パネル28を示している。この操作パ
ネル28には、所定のスイッチである、「スタート/一
時停止」用のスイッチ29と、「行程」選択用のスイッ
チ30、「コース」選択用のスイッチ31、「水位」選
択用のスイッチ32、及び所定のスイッチであると共に
異常対応制御選択スイッチとして機能する「セーフテ
ィ」用のスイッチ33が存在しており、そのほか、「行
程」の選択内容を示す表示部34と、「コース」の選択
内容を示す表示部35、「水位」の選択内容を示す表示
部36、異常対応制御設定の表示をする表示手段あるい
は報知手段として機能するランプ37、及び「洗剤量」
の必要量を表示する表示部38が存在している。
【0017】図7は、洗濯機の電気回路構成を示してお
り、図示しない商用電源のコンセントに差込み接続され
るプラグ39から導出した電源ライン40,41間に、
正転用のトライアック42並びに逆転用のトライアック
43と前記駆動機構8のモータ9とを直列に接続してい
る。モータ9は、主コイル9a、補助コイル9b及び外
付けの進相コンデンサ9cを有する単相誘導電動機から
成っている。このモータ9に対し、トライアック42,
43を選択的にオンオフ制御することにより、モータ9
を正転方向に通電、又は逆転方向に通電することが可能
となっている。
【0018】又、電源ライン40,41間には、トライ
アック44と前記給水弁21とを直列に接続しており、
従って、給水弁21はトライアック44により通断電さ
れるようになっている。更に、電源ライン40,41間
には、トライアック45と前記排水弁15とを直列に接
続しており、従って、排水弁15はトライアック45に
より通断電されるようになっている。
【0019】そして、一方の電源ライン41の上記排水
弁15を接続した接続点46より反プラグ39側(モー
タ9及び給水弁21側)には、電源スイッチ47を介挿
接続しており、従って、モータ9及び給水弁21は、こ
の電源スイッチ47がオンされた状況で、通電されるよ
うになっており、排水弁15は電源スイッチ47のオン
オフに関係なく通電されるようになっている。電源スイ
ッチ47自体は、前記操作パネル28に設けている(図
6には示していない)。
【0020】更に、電源ライン40,41間には、定電
圧回路48を接続している。この定電圧回路48は、交
流電圧を直流定電圧に変換するものであり、該直流定電
圧を前記制御装置23に供給するようになっている。こ
こで、制御装置23は、洗濯機の運転全般を制御する機
能を有しており、そのための制御プログラムを内部のメ
モリに記憶している。このほか、制御装置23は、他の
記憶手段として、EEPROM等の不揮発性メモリをも
有している(図示せず)。
【0021】そして、制御装置23は、前記操作パネル
28の各種スイッチ29〜33から成るスイッチ入力部
49から各種スイッチ信号が入力されると共に、前記水
位センサ19から検知信号が入力され、更に、前記蓋ス
イッチ26から検知信号が入力されるようになってお
り、その入力並びに上述の記憶した制御プログラムに基
づいて、前記各トライアック42〜45のオンオフを駆
動回路50を介して制御すると共に、前記操作パネル2
8の各種表示部34〜36,38及びランプ37から成
る表示ユニット51の表示動作を制御し、更に、報知手
段として機能するブザー52の鳴動動作を制御するよう
に構成されている。
【0022】次に、上記構成のものの作用を述べる。制
御装置23は、プラグ39が電源コンセントに差込み接
続されれば、定電圧回路48から直流定電圧が供給さ
れ、待機状態となる。この状態で、電源スイッチ47を
オンさせれば、まず図1に示すように、モード設定操作
があったか否かの判断をする(ステップS1)。このモ
ード設定操作の判断は、この場合、「セーフティ」用の
スイッチ(異常対応制御選択スイッチ)33の操作があ
ったか否かの判断をするもので、「セーフティ」用のス
イッチ33の操作があった(YES)と判断されれば、
ランプ37を通電して連続発光させることにより、モー
ド設定(異常対応制御設定)があったことの表示をする
(ステップS2)。
【0023】次いで、「スタート/一時停止」用のスイ
ッチ29の操作があったか否かの判断をし(ステップS
3)、あった(YES)と判断されれば、運転を開始し
て、最初に、給水弁21を通電して開放作動させること
により、内槽4内に水道水を供給する給水を行う(ステ
ップS4)。
【0024】給水中には、水位センサ19の検知信号か
ら、内槽4内の水位が所定水位、例えば撹拌体7の下面
とほゞ同位のリセット水位に達したか否かの判断をする
もので(ステップS5)、この判断は又、内槽4内に水
が有るか否かの判断をするものでもある。例えば、この
とき、前回の運転が洗いやすすぎで終わって水が残って
いるとか、あるいは使用者が手動給水しているような場
合等で、内槽4内に水がリセット水位以上に入っていれ
ば、リセット水位に達した(YES)と判断される。
【0025】上記ステップS5で、内槽4内の水位がリ
セット水位に達した(内槽4内に水が有る)と判断され
れば、次に、蓋スイッチ26の検知信号から、蓋25が
開放しているか否かの判断をする(ステップS6)。こ
のとき、蓋25が開放していない(NO)と判断されれ
ば、給水を継続して(ステップS7)、水位センサ19
の検知信号から、内槽4内の水位が設定水位に達したか
否かの判断をする(ステップS8)。そして、このステ
ップS8で、設定水位に達していない(NO)と判断さ
れるうちは、ステップS6に戻るが、設定水位に達した
(YES)と判断されれば、前記給水弁21を断電して
内槽4内への給水を終了する(ステップS9)。
【0026】これに対して、上記ステップS6で、蓋2
5が開放している(YES)と判断されれば、内槽4内
に幼児が落ちている可能性があるため、異常対応制御を
行う(ステップS10)。
【0027】異常対応制御は、図1に異常対応制御ルー
チンで示すように、最初にブザー52を通電して鳴動作
動させることにより、報知をするもので(ステップA
1)、次に、t秒(例えば2秒)の所定時間が経過した
か否かの判断をする(ステップA2)。なお、報知は、
ランプ37を点滅作動させることで行うようにしても良
い。t秒が経過した(YES)と判断されれば、この場
合、給水弁21を断電して、運転の進行を停止させ(ス
テップA3)、その後に、排水弁15を通電して開放作
動させることにより、内槽4内の水を排出する排水を行
う(ステップA4)。
【0028】そして、水位センサ19の検知信号から、
内槽4内からの排水を完了したか否かの判断をし(ステ
ップA5)、完了していない(NO)と判断されるうち
は、ステップA4に戻るが、完了した(YES)と判断
されれば、運転をそれで打切り、終了する。なお、この
ように運転を打切り終了しても、ブザー52の鳴動、あ
るいはランプ37の点滅による報知は継続する。
【0029】一方、ステップA2で、t秒が経過してい
ない(NO)と判断されるうちは、蓋スイッチ26の検
知信号から、蓋25が閉鎖されたか否かの判断をし(ス
テップA6)、閉鎖されていない(NO)と判断されれ
ば、ステップA2に戻るが、閉鎖された(YES)と判
断されれば、報知を停止して、ステップS7に進み、給
水(運転)を再開する。
【0030】給水終了後、制御装置23は、図2に示す
ように、洗いを行う(ステップS11)。この洗いは、
モータ9を通電して起動させ、これにより撹拌体7を正
・逆転させる内容で行うもので、その後に、再び、蓋ス
イッチ26の検知信号から、蓋25が開放しているか否
かの判断をする(ステップS12)。この場合、蓋25
が開放していない(NO)と判断されれば、これまでの
間にモード設定(異常対応制御設定)が解除されたか否
かの判断をする(ステップS13)。このモード設定の
解除は、この場合、前記「セーフティ」用のスイッチ3
3と「スタート/一時停止」用のスイッチ29とを手段
とし、それらを同時に操作する特殊操作で行われるもの
であり、操作パネル28にはそれらの関係を示す線表示
53を施している(図6参照)。
【0031】上記ステップS13でモード設定が解除さ
れていない(NO)と判断されれば、洗いを継続し(ス
テップS14)、その後、洗い終了の時間であるか否か
の判断をする(ステップS15)。そして、このステッ
プS15で、洗い終了の時間ではない(NO)と判断さ
れるうちは、ステップS12に戻るが、洗い終了の時間
である(YES)と判断されれば、前記モータ9を断電
して洗いを終了する(ステップS16)。
【0032】これに対して、ステップS12で、蓋25
が開放している(YES)と判断されれば、内槽4内に
幼児が落ちている可能性があるため、異常対応制御を行
う(ステップS17)。この異常対応制御は、先の異常
対応制御ルーチンで示した内容のものであり、この異常
対応制御ルーチンのステップA6で、蓋25が閉鎖され
た(YES)と判断されれば、この場合、ステップS1
3に進み、このステップS13でモード設定が解除され
ていない(NO)と判断されれば、ステップS14に進
んで洗い(運転)を再開する。
【0033】洗い終了後、制御装置23は、図3に示す
ように、すすぎを行う(ステップS18)。このすすぎ
からすすぎ終了(ステップS23)までは、上述の洗い
(ステップS11)から洗い終了(ステップS16)ま
でと同様であり、たゞし、その運転内容は、最初の、排
水弁15を通電して開放させることにより、内槽4内の
水を排出する排水、並びに、その後の、給水弁21に通
電して開放させることにより、内槽4内に水道水を供給
する給水を含んでおり、その後に、モータ9を通電して
起動させることにより、撹拌体7を正・逆転させるとい
うもので、その間、ステップS19で蓋25の開放が検
知されれば、異常対応制御を行う(ステップS24)。
【0034】この異常対応制御も、先の異常対応制御ル
ーチンで示した内容のものであり、この異常対応制御ル
ーチンのステップA6で、蓋25が閉鎖された(YE
S)と判断されれば、この場合、ステップS20に進
み、このステップS20でモード設定が解除されていな
い(NO)と判断されれば、ステップS21に進んです
すぎ(運転)を再開する。
【0035】すすぎ終了後、制御装置23は、図4に示
すように、脱水を行う(ステップS25)。この脱水か
ら脱水終了(ステップS30)までも、前述の洗い(ス
テップS11)から洗い終了(ステップS16)までと
同様であり、たゞし、その運転内容は、最初の、排水弁
15を通電して開放させることにより、内槽4内の水を
排出する排水を含んでおり、その後に、排水弁15を開
放させたまま、モータ9を通電して起動させることによ
り、内槽4を一方向に高速回転させるというもので、そ
の間、ステップS26で蓋25の開放が検知されれば、
異常対応制御を行う(ステップS31)。
【0036】この異常対応制御も、先の異常対応制御ル
ーチンで示した内容のものであり、この異常対応制御ル
ーチンのステップA6で、蓋25が閉鎖された(YE
S)と判断されれば、この場合、ステップS27に進
み、このステップS27でモード設定が解除されていな
い(NO)と判断されれば、ステップS28に進んで脱
水(運転)を再開する。そして、この場合、脱水終了後
には全運転を終了する。
【0037】以上に対して、先のステップS1で、モー
ド設定操作(「セーフティ」用のスイッチ33の操作)
がなかった(NO)と判断されれば、図1のステップS
32〜35で示すように、先のステップS3と同じ「ス
タート/一時停止」用のスイッチ29の操作があったか
否かの判断、ステップS4と同じ給水、ステップS8と
同じ内槽4内の水位が設定水位に達したか否かの判断、
及びステップS8と同じ給水の終了をする。
【0038】従って、この場合には、内槽4内の水位が
リセット水位に達したか否かの判断(内槽4内に水が有
るか否かの判断)、並びに蓋25が開放しているか否か
の判断をしないで運転が進行する。
【0039】更にこの場合、給水終了後には、制御装置
23は、図2に示すように、ステップS11同様の洗い
を行い(ステップS36)、その後に、ステップS1同
様の「セーフティ」用のスイッチ33の操作があったか
否かの判断をする(ステップS37)。従って、これま
での間、「セーフティ」用のスイッチ33の操作がなさ
れていれば、ステップS37では、操作があった(YE
S)と判断され、ステップS2同様のモード設定の表示
をして(ステップS38)、先のステップS12に進
む。
【0040】又、これまでの間、「セーフティ」用のス
イッチ33の操作がなされていなければ、ステップS3
7では、操作がなかった(NO)と判断され、ステップ
S15同様の洗い終了の時間であるか否かの判断し(ス
テップS39)、ステップS16同様の洗いの終了をす
る(ステップS40)。
【0041】次いで、制御装置23は、図3に示すよう
に、ステップS18同様のすすぎを行い(ステップS4
1)、その後に、上述と同じく、ステップS1同様の
「セーフティ」用のスイッチ33の操作があったか否か
の判断をする(ステップS42)。従って、この場合
も、これまでの間に、「セーフティ」用のスイッチ33
の操作がなされていれば、ステップS42では、操作が
あった(YES)と判断され、ステップ2同様のモード
設定の表示をして(ステップS43)、この場合、先の
ステップS19に進む。
【0042】又、これまでの間、「セーフティ」用のス
イッチ33の操作がなされていなければ、ステップS4
2では、操作がなかった(NO)と判断され、ステップ
S22同様のすすぎ終了の時間であるか否かの判断し
(ステップS44)、ステップS23同様のすすぎの終
了をする(ステップS45)。
【0043】そして更に、制御装置23は、図4に示す
ように、ステップS25同様の脱水を行い(ステップS
46)、その後に、上述と同じく、ステップS1同様の
「セーフティ」用のスイッチ33の操作があったか否か
の判断をする(ステップS47)。従って、この場合
も、これまでの間に、「セーフティ」用のスイッチ33
の操作がなされていれば、ステップS47では、操作が
あった(YES)と判断され、ステップ2同様のモード
設定の表示をして(ステップS48)、この場合、先の
ステップS26に進む。
【0044】又、これまでの間、「セーフティ」用のス
イッチ33の操作がなされていなければ、ステップS4
7では、操作がなかった(NO)と判断され、ステップ
S29同様の脱水終了の時間であるか否かの判断し(ス
テップS49)、ステップS30同様のすすぎの終了を
して(ステップS50)、全運転を終了する。なお、図
示を省略したが、ここの脱水時には、蓋25が開放され
たときには、従来同様に、ブレーキ装置12を急作動さ
せて、内槽(脱水槽)4の回転を直ちに停止させるよう
にしている。
【0045】一方、前述のステップS13で、モード設
定が解除された(YES)と判断されれば、ランプ37
を断電して消光させることにより、モード設定の表示を
消去し(ステップS51)、次いで、ステップS1同様
の「セーフティ」用のスイッチ33の操作(モード設定
操作)があったか否かの判断をし(ステップS52)、
その操作があった(YES)と判断されれば、ステップ
S2同様のモード設定の表示をして(ステップS5
3)、ステップS14に進むが、なかった(NO)と判
断されれば、ステップS14同様の洗いの継続をして
(ステップS54)、ステップS37に進む。
【0046】又、ステップS20で、同じくモード設定
が解除された(YES)と判断されれば、ステップS5
1同様のモード設定の表示の消去をして(ステップS5
5)、ステップS1同様の「セーフティ」用のスイッチ
33の操作(モード設定操作)があったか否かの判断を
し(ステップS56)、その操作があった(YES)と
判断されれば、ステップS2同様のモード設定の表示を
して(ステップS57)、ステップS21に進むが、な
かった(NO)と判断されれば、ステップS21同様の
すすぎの継続をして(ステップS58)、ステップS4
2に進む。
【0047】更に、ステップS27で、同じくモード設
定が解除された(YES)と判断されれば、ステップS
51同様のモード設定の表示の消去をして(ステップS
59)、ステップS1同様の「セーフティ」用のスイッ
チ33の操作(モード設定操作)があったか否かの判断
をし(ステップS60)、その操作があった(YES)
と判断されれば、ステップS2同様のモード設定の表示
をして(ステップS61)、ステップS28に進むが、
なかった(NO)と判断されれば、ステップS28同様
の脱水の継続をして(ステップS62)、ステップS4
7に進む。
【0048】このように本構成のものでは、内槽4内に
水有りの検知がされた状況で、蓋25の開放が検知され
たときには、異常対応制御ルーチンのステップA4,A
5で示したように、排水弁15を作動させるもので、要
するに、その蓋25の開放の検知で、幼児が内槽4内に
落ちた可能性があると判断し、それに対する異常対応制
御として排水弁15を作動させることにより、内槽4内
から水を抜くものであり、これによって、内槽4内に落
ちた幼児がおぼれる可能性をなくすことができ、安全性
を確保することができる。
【0049】又、同じく内槽4内に水有りの検知がされ
た状況で、蓋25の開放が検知されたときには、異常対
応制御ルーチンのステップA1で示したように、ブザー
52を鳴動させ、あるいはランプ37を点滅させて、報
知するもので、これにより、異常の発生を使用者に知ら
せることができるから、その対応(例えば使用者が運転
を止め、内槽4内から幼児をすくい上げるなど)も迅速
にでき、安全性を確保することができる。
【0050】更に、運転の進行中においては、蓋25の
開放が検知されたときに、異常対応制御ルーチンのステ
ップA3で示したように、運転の進行を停止させるもの
で、これにより、給水中であれば、給水が停止され、内
槽4内に落ちた幼児がおぼれる可能性をなくすことがで
きる。又、この場合、撹拌体7の回転中であれば、該撹
拌体7の回転を停止させることができるので、内槽4内
に落ちた幼児が撹拌体7で傷付けられる可能性をなくす
ことができ、それぞれ、安全性を確保することができ
る。なお、これら排水弁15の作動、報知手段の作動、
及び運転の進行の停止は、内槽4内の水の有無に関係な
く、蓋25の開放の検知だけを条件にして行うようにし
ても良い。
【0051】このほか、ステップS1,S37,S4
2,S47,S52,S56,S60で示したように、
異常対応制御選択スイッチとして「セーフティ」用のス
イッチ33を具え、その「セーフティ」用のスイッチ3
3が操作された(異常対応制御のモード設定があった)
と判断されたときに、異常対応制御をする設定をするよ
うにしており、これによって、例えば幼児がいる家庭で
は異常対応制御ができるようにし、異常対応制御の必要
のない家庭では、蓋25を開放させても異常対応制御が
行われない従来どおりの運転を行わしめることができ
る。
【0052】又、表示手段としてランプ37を具え、異
常対応制御をする設定をしたときには、ステップS2,
S38,S43,S48,S53,S57,S61で示
したように、ランプ37を発光させてその表示をするよ
うにしており、これによって、異常対応制御の設定をし
たか否かの判断が、その表示の有無を見るだけででき、
幼児がいる家庭での安全性の確保がより確実にできる。
【0053】又、異常対応制御は、ステップA2で示し
たように、蓋25の開放がt秒の所定時間継続したとき
に行うようにしており、これによって、蓋25を開放さ
せただけのことで異常対応制御として運転の進行停止、
排水が行われることを避けるようにしている。これは、
内槽4内の洗濯物を一部取出すときや、追加投入するよ
うなとき、開放させた蓋25を閉鎖するまでの時間は僅
か(普通、例えば2秒未満)であり、このような正常な
使い方をするときに、蓋25を開放させただけで運転の
進行が停止したり、排水をしたりすると、洗濯が満足に
できなくなるからであり、それを避けるためである。な
お、ステップA2で判断する時間(t秒)は、具体的に
は2秒より少なくても良く、あるいは多くても良い。
【0054】又、その場合、報知手段としてブザー52
あるいはランプ37を具え、蓋25の開放が検知された
ときには、ステップA1で示したように、直ちにその報
知手段を作動させ、その後、蓋25の開放がt秒の所定
時間継続したと判断されたときに、運転の進行を停止さ
せると共に、排水弁15を作動させるようにしている。
これによって、蓋25の開放を、所定時間を待たず、直
ちに報知できるので、万一の異常発生のときに、それを
使用者に直ちに知らせることができ、安全性の確保がよ
り確実にできる。
【0055】又、異常対応制御解除手段として、「セー
フティ」用のスイッチ33と、「スタート/一時停止」
用のスイッチ29とを具え、ステップS13,S20,
S27で示したように、その異常対応制御解除手段によ
る異常対応制御の解除操作があったと判断されたときに
は、異常対応制御をしないようにしている。これによ
り、異常対応制御を解除して前述の正常な使い方をする
ときに、異常対応制御が行われることを避け得て、洗濯
をスムーズに行うことができる。
【0056】なお、このような機能は、モードの設定機
能を有さず、異常対応制御を常時行ない得るようにした
洗濯機にも有効なものである。更に、この場合、異常対
応制御解除手段として例示した「セーフティ」用のスイ
ッチ33と「スタート/一時停止」用のスイッチ29
は、それらを同時に操作する特殊操作をするものであ
り、幼児が容易にできる操作ではないので、幼児のいた
ずらにより異常対応制御の解除がなされてしまうことを
避けることができ、安全性の確保がより確実にできる。
【0057】又、ステップS5で示したように、運転の
開始後、内槽4内の水位が所定水位(例えばリセット水
位)に達するまで、異常対応制御をしないようにしてい
る。これは、運転の開始後、間もないときは、洗濯物を
入れたり、洗剤を投入したりすることで、蓋25を開放
させることが多く、このような正常な使い方をしている
ときに、蓋25を開放させただけでブザー52が鳴動し
たり、運転の進行が停止したり、更に排水をしたりする
と、うるさかったり、洗濯が満足にできなくなるからで
あり、それを避けるためである。
【0058】しかも、この場合、その判断水位をリセッ
ト水位としたことで、万一、内槽4内に幼児が落下した
場合でも、水位が低いので、おぼれる可能性はなく、安
全性を確保できる。なお、この場合の判断対象は、内槽
4内の水位ではなく、例えば「スタート/一時停止」用
のスイッチ29を操作してからの時間(所定時間)で判
断するようにしても良い。
【0059】以上に対して、図8ないし図15は本発明
の第2ないし第9実施例を示すもので、それぞれ、第1
実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ述べる。
【0060】[第2実施例]図8に示す第2実施例にお
いては、操作パネル28に「セーフティ」用のスイッチ
33及びランプ37を設けず、「水位」選択用のスイッ
チ32と、「行程」選択用のスイッチ30とを所定のス
イッチとして、制御装置23が、モード設定操作(異常
対応制御設定操作)があったか否かの判断をするとき
(ステップS1,S37,S42,S47,S52,S
56,S60)に、それら同時に操作する特殊操作が行
われたか否かを判断するようにしている。
【0061】このようにスイッチの特殊操作で異常対応
制御設定操作をするものでは、単純な操作ではないの
で、幼児のいたずらや使用者の誤りによる操作を防ぐこ
とができ、使用者の意思に関係なく異常対応制御が行わ
れるようになることを避け得て、洗濯をスムーズに行う
ことができる。
【0062】なお、この場合の所定のスイッチの特殊操
作としては、異常対応制御解除手段と同じの「セーフテ
ィ」用のスイッチ33と「スタート/一時停止」用のス
イッチ29とを同時に操作するものであっても良い。こ
の「セーフティ」用のスイッチ33と「スタート/一時
停止」用のスイッチ29、並びに上述の「水位」選択用
のスイッチ32と「行程」選択用のスイッチ30のいず
れの組合わせであっても、幼児が片方の手の指で同時に
操作できない程度に離間しており、これによって、幼児
のいたずらによる操作を一層確実に防ぐことができる。
【0063】[第3実施例]図9に示す第3実施例にお
いては、制御装置23が、異常対応制御ルーチンのステ
ップA1の後、ステップA2を経ずに、ステップA3〜
A5に進むようにしており、すなわち、蓋25の開放が
検知されたときに、直ちに運転の進行を停止させると共
に、排水弁15を作動させるようにしている。このもの
では、安全性の確保がより確実にできる。
【0064】[第4実施例]図10に示す第4実施例に
おいては、制御装置23が、ステップS30の後、すな
わち、モード設定(異常対応制御設定)をした状態で洗
濯の運転の一連の動作を終了した後、そのモード設定を
解除するようにしている(ステップS101)。これに
より、通常、モード設定をしないで運転をし、必要なと
きのみモード設定をして運転をする家庭では、そのモー
ド設定の解除を使用者が逐一行う必要がなくなり、取扱
性を良くすることができる。
【0065】[第5実施例]図11に示す第5実施例に
おいては、制御装置23が、ステップS30の後、すな
わち、モード設定(異常対応制御設定)をした状態で洗
濯の運転の一連の動作を終了した後、そのモード設定を
記憶、特にEEPROM等の不揮発性メモリに記憶する
ようにしている(ステップS201)。これにより、常
にモード設定をして運転をする家庭では、そのモード設
定の操作を運転ごとに行う必要がなくなり、取扱性を良
くすることができると共に、安全性の確保がより確実に
できる。なお、このモード設定の記憶は、上述の、洗濯
の運転の一連の動作を終了した後に限られず、その途中
で行うようにしても良い。
【0066】[第6実施例]図12に示す第6実施例に
おいては、制御装置23が、ステップS5の後に、「一
時停止」用のスイッチ29が操作された否かの判断をす
るようにしている(ステップS301)。制御装置23
は、そのステップS301で、「スタート/一時停止」
用のスイッチ29が操作されていない(NO)と判断さ
れれば、ステップS6に進むが、操作された(YES)
と判断されれば、蓋25の開放の検知判断をせずに、運
転の進行を停止させ(ステップS302)、その後、
「スタート/一時停止」用のスイッチ29が操作された
か否かの判断をし(ステップS303)、操作されたと
判断されれば、ステップS7に進む。
【0067】なお、この場合、ステップS7の後、ステ
ップS8で設定水位に達していないと判断されれば、ス
テップS301に戻る。又、ステップS8の後(洗い
時、すすぎ時、及び脱水時)にも、図示しないが、それ
ぞれステップS301同様の判断を行って、「スタート
/一時停止」用のスイッチ29が操作されたと判断され
れば、ステップS302,S303同様のステップを経
るようにしている。
【0068】従って、この場合、運転中、「スタート/
一時停止」用のスイッチ29が操作されたと判断された
ときには、異常対応制御をしないようになっている。こ
れは、前述の、内槽4内の洗濯物を一部取出すときや、
追加投入するようなときなどは、使用者は普通「スター
ト/一時停止」用のスイッチ29を操作するから、この
ような正常な使い方をしているときに、蓋25を開放さ
せただけでブザー52が鳴動したり、運転の進行が停止
したり、排水をしたりすると、うるさかったり、洗濯が
満足にできなくなるからであり、それを避けるためであ
る。
【0069】[第7実施例]図13に示す第7実施例に
おいては、制御装置23が、ステップS3の後に、蓋2
5が開放しているか否かの判断をするようにしている
(ステップS401)。このステップS401で、蓋2
5が開放している(YES)と判断されれば、制御装置
23は、そのステップS401を繰返し、従って、給水
弁21を開放させることをせずに、それ以上の運転の進
行を停止させる。
【0070】このものによれば、運転の開始後、蓋25
が開放しているときには、最初から給水がなされないの
で、内槽4内に落ちた幼児がおぼれる可能性をなくすこ
とができる。更に、撹拌体7の回転もなされないので、
内槽4内に落ちた幼児が撹拌体7で傷付けられる可能性
をなくすことができ、安全性を確保することができる。
なお、この場合も、上述の機能は、モードの設定機能を
有さず、異常対応制御を常時行ない得るようにした洗濯
機にも有効なものである。又、この場合、ステップS4
01で、蓋25が開放していない(NO)と判断されれ
ば、ステップS4に進んで給水をする。
【0071】[第8実施例]図14に示す第8実施例に
おいては、制御装置23が、ステップS3の後に、上述
と同じく、蓋25が開放しているか否かの判断をするよ
うにしている(ステップS501)。このステップS5
01で、蓋25が開放していない(NO)と判断されれ
ば、ステップS4に進み、そして、ステップS5の後、
ステップS6を経ずにステップS7に進む。
【0072】これに対して、ステップS501で、蓋2
5が開放している(YES)と判断されれば、制御装置
23は、ステップS4同様の給水をし(ステップ50
2)、その後に、ステップS5同様のリセット水位に達
したか否かの判断をする(ステップS503)。このス
テップS503でリセット水位に達したと判断されれ
ば、ステップA3同様の運転の進行の停止をし(ステッ
プS504)、その後にステップA1同様の報知をする
(ステップS505)。そして、ステップA6同様の蓋
25が閉鎖されたか否かの判断をして(ステップS50
6)、閉鎖されていない(NO)と判断されれば、ステ
ップS504に戻るが、閉鎖された(YES)と判断さ
れれば、ステップS7に進む。
【0073】すなわち、このものの場合には、運転の開
始後、蓋25の開放が検知されたときにも、給水はなさ
れるが、それは所定の低水位であるリセット水位までで
あって、それ以上は給水されず、そして、運転の進行を
停止させるので、これらにより、内槽4内に落ちた幼児
がおぼれる可能性をなくすことができ、更に、撹拌体7
の回転もなされないので、内槽4内に落ちた幼児が撹拌
体7で傷付けられる可能性をなくすことができ、安全性
を確保することができる。
【0074】なお、この場合も、上述の機能は、モード
の設定機能を有さず、異常対応制御を常時行ない得るよ
うにした洗濯機にも有効なものである。又、この場合、
リセット水位までであっても、内槽4内に供給したその
水量の分、後(ステップS8)の設定水位までの給水に
要する時間を短縮することができる。
【0075】加えて、この場合、蓋25が開放していて
も(ステップS501でYES)、又、閉鎖していても
(ステップS501でNO)、同様にリセット水位まで
の給水を行う(ステップS503、S5)。そのうち、
蓋25が開放した状況で、リセット水位までの給水を行
う場合には、報知をするようにしており(ステップS5
05)、これによって、同様に給水していても、蓋25
が開放していることを使用者に明確に知らせることがで
き、使用者が思い違いするのを防ぐことができて、安全
性の確保がより確実にできる。
【0076】更に、この場合、運転の進行を停止させて
いる状況(ステップS504)で、蓋25の閉鎖が検知
されたときには(ステップS506)、運転を再開させ
るようにしており、これによって、蓋25を閉鎖するだ
けで、運転を再開することができ、運転を引続き行うこ
とができるので、最初からのやり直しの操作をする手間
を省くことができる。
【0077】[第9実施例]図15に示す第9実施例に
おいては、制御装置23が、上述同様のものにおいて、
更に、そのステップS506の後に、再スタート操作が
なされたか否かの判断をするようにしている(S60
1)。この再スタート操作は、この場合、前述の異常対
応制御設定手段、あるいは異常対応制御解除手段と同
じ、「セーフティ」用のスイッチ33と「スタート/一
時停止」用のスイッチ29とを手段とし、それら同時に
操作する特殊操作であり、上記ステップS601で、再
スタート操作がなされていない(NO)と判断されれ
ば、ステップS601を繰返すが、なされた(YES)
と判断されれば、ステップS7に進む。
【0078】すなわち、このものでは、運転の進行を停
止させている状況(ステップS504)で、蓋25の閉
鎖が検知され(ステップS506)、そして、スイッチ
33とスイッチ29とを特殊操作することによる再スタ
ート操作がなされた判断されたときに(ステップS60
1)、運転を再開させるようにしており、これによっ
て、所定のスイッチを特殊操作するという使用者の意思
が働いて初めて運転が再開され、例えば振動等による蓋
25の自然閉鎖等によって運転が再開されるのを防ぐこ
とができるので、安全性の確保がより確実にできる。
【0079】なお、内槽4内の水の有無の判断や、蓋2
5の開閉の検知判断、そして異常対応制御は、運転開始
前(ステップS3の前)にも行うようにしても良く、更
に、電源スイッチ47がオフの状態でも行うようにして
も良い。特に、後者の電源スイッチ47がオフの状態で
も異常対応制御をするものの場合、例えば排水弁15が
電源スイッチ47のオンオフに関係なく通電されるよう
にした図7の構成が有効に機能する。このほか、本発明
は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるもの
ではなく、特に脱水機能の有無等の点につき、要旨を逸
脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0080】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の洗濯機によれば、万
一、幼児が洗濯槽内に落ちたときでも、おぼれる可能性
をなくすことができて、安全性を確保することができ
【0081】
【0082】
【0083】請求項の洗濯機によれば、蓋の開放を、
所定時間を待たず、直ちに報知できるので、万一の異常
発生のときに、それを使用者に直ちに知らせることがで
き、安全性の確保がより確実にできる。しかも、正常な
使い方で蓋を開放させた場合に、異常が発生したと判断
されて運転の進行が停止したり、排水をしたりすること
を避けることができて、洗濯をスムーズに行うことがで
きる。
【0084】請求項の洗濯機によれば、異常対応制御
を解除して正常な使い方をするときに、異常対応制御が
行われることを避け得て、洗濯をスムーズに行うことが
できる。請求項の洗濯機によっても、正常な使い方を
するときに、異常対応制御が行われることを避け得て、
洗濯をスムーズに行うことができる。請求項の洗濯機
によれば、安全性の確保がより確実にできる
【0085】請求項の洗濯機によれば、幼児がいる家
庭では異常対応制御ができ、異常対応制御の必要のない
家庭では異常対応制御を行われない従来どおりの運転を
行せることができるといった使い分けができる。しか
も、常に異常対応制御の設定をして運転をする家庭で
は、その設定のための操作を一度行えば、その後、行う
必要がない。即ち、異常対応制御の設定のための操作を
運転ごとに行う必要がないため、取扱性の向上を図るこ
とができると共に安全性をより確実に確保できる。請求
の洗濯機によれば、幼児のいたずらや使用者の誤り
による操作を防ぐことができて、使用者の意思に関係な
く異常対応制御が行われるようになることを避けること
ができる。しかも、常に異常対応制御の設定をして運転
をする家庭では、その設定のための操作を一度行えば、
その後、行う必要がない。即ち、異常対応制御の設定の
ための操作を運転ごとに行う必要がないため、取扱性の
向上を図ることができると共に安全性をより確実に確保
できる。
【0086】請求項の洗濯機によれば、正常な使い方
をするときに、異常対応制御が行われることを避け得
て、洗濯をスムーズに行うことができる
【0087】
【0088】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す作用説明のためのフ
ローチャートその1
【図2】フローチャートその2
【図3】フローチャートその3
【図4】フローチャートその4
【図5】全体の破断側面図
【図6】操作パネルの拡大平面図
【図7】概略電気構成図
【図8】本発明の第2実施例を示す図6相当図
【図9】本発明の第3実施例を示す図1部分相当図
【図10】本発明の第4実施例を示す図4部分相当図
【図11】本発明の第5実施例を示す図4部分相当図
【図12】本発明の第6実施例を示す図1部分相当図
【図13】本発明の第7実施例を示す図1部分相当図
【図14】本発明の第8実施例を示す図1部分相当図
【図15】本発明の第9実施例を示す図1部分相当図
【符号の説明】
4は内槽(洗濯槽)、15は排水弁(排水手段)、19
は水位センサ(水有無検知手段、水位検知手段)、21
は給水弁(給水手段)、23は制御装置(制御手段)、
24は出入口、25は蓋、26は蓋スイッチ(蓋開閉検
知手段)、29は「スタート/一時停止」用のスイッチ
(所定のスイッチ、異常対応制御解除手段)、30は
「行程」選択用のスイッチ(所定のスイッチ)、32は
「水位」選択用のスイッチ(所定のスイッチ)、33は
「セーフティ」用のスイッチ(異常対応制御選択スイッ
チ、所定のスイッチ、異常対応制御解除手段)、37は
ランプ(報知手段、表示手段)、52はブザー(報知手
段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−222889(JP,A) 特開 平5−49783(JP,A) 特開 平10−33885(JP,A) 特開 平5−161779(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 1/00 - 51/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽と、 この洗濯槽に対し洗濯物を出し入れするための出入口を
    開閉する蓋と、 この蓋の開閉を検知する蓋開閉検知手段と、 前記洗濯槽内の水を排出する排水手段とを具備すると共
    に、 前記蓋の開放が検知されたときに、前記排水手段を作動
    させる異常対応制御をする制御手段を具備して成ること
    を特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 報知手段を具備し、 制御手段は、蓋の開放が検知されると直ちに報知手段を
    作動させると共に前記蓋の開放が所定時間継続したと判
    断したときに異常対応制御をするように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載 の洗濯機。
  3. 【請求項3】 異常対応制御解除手段を具備し、制御手
    段が、その異常対応制御解除手段による異常対応制御の
    解除操作があったと判断されたときには、異常対応制御
    をしないことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 制御手段が、洗濯槽内の水位が所定水位
    に達するまで、又は所定の運転時間が経過するまでは、
    異常対応制御をしないことを特徴とする請求項1記載
    洗濯機。
  5. 【請求項5】 制御手段が、蓋の開放が検知されたとき
    に、直ちに排水手段を作動させることを特徴とする請求
    項1記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 異常対応制御選択スイッチを具備し、 制御手段は、前記異常対応制御選択スイッチが操作され
    たと判断されたときに、異常対応制御をする設定をする
    と共に、その設定を記憶することを特徴とする請求項1
    記載 の洗濯機。
  7. 【請求項7】 所定のスイッチを具備し、 制御手段は、前記スイッチが特殊操作されたと判断され
    たときに、異常対応制御をする設定をすると共に、その
    設定を記憶することを特徴とする請求項1記載 の洗濯
    機。
  8. 【請求項8】 運転を一時停止させるための一時停止ス
    イッチを具備し、 制御手段は、運転中に前記一時停止スイッチが操作され
    たと判断されたときに は異常対応制御をしないことを特
    徴とする請求項1記載 の洗濯機。
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