JP6100124B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は洗濯機に関する。
洗濯兼脱水槽内の底部に撹拌体を備えた縦軸型の洗濯機においては、型崩れや布傷みしやすいようなデリケートな衣類を洗濯するために、次のような構成としたものが考えられている。撹拌体の裏面にポンプ羽根を設けることにより洗濯兼脱水槽内の底部にポンプ室を形成し、洗濯兼脱水槽の側壁部に上下方向に延びる送水路を設けて、この送水路の下部をポンプ室に連通させるとともに、送水路の上部に吐出口を設ける。そして、洗濯兼脱水槽内に撹拌体の上方に位置させて、通水孔を有する仕切板を水平状態に装着し、その仕切板上に洗濯物を載置する。この構成において、洗濯兼脱水槽を収容した水槽内に水を貯留した状態で撹拌体を回転させることで、その撹拌体の回転により生ずる水流と、ポンプ羽根により押し出され送水路を通って吐出口から散水される水とによって、仕切板上の衣類を洗うことができる。このものによれば、衣類を、撹拌体に直接的に接触させずに済ませることができるので、デリケートな衣類を、型崩れや布傷みをできるだけ少なくして洗濯することができる。
このような構成の洗濯機においては、前記仕切板を装着して洗濯を行う「デリケートコース」と、仕切板を装着しないで洗濯を行う通常のコースを行うことができる。このため、例えば前回「デリケートコース」を行い、今回、デリケートコース以外の通常のコースを行う場合に、洗濯兼脱水槽内に装着した仕切板を残したまま通常のコースを行ってしまうことがある。このような場合、洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯物は仕切板上に載置された状態で洗濯が行われることになるため、正常な通常の洗濯ができないことになり、洗濯をやり直すと、水や電気代が余分にかかってしまうことになる。
特開平8−131684号公報
そこで、仕切板を装着して洗濯を行うデリケートコースと、仕切板を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースの実行が可能な洗濯機において、デリケートコース以外のコースで洗濯を行う場合に、仕切板を残したまま洗濯が行われることを極力防止できる洗濯機を提供する。
本実施形態の洗濯機は、水槽内に配設された洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽内の底部に回転可能に配設された撹拌体と、この撹拌体の裏面にポンプ羽根を設けることにより前記洗濯兼脱水槽内の底部に形成されたポンプ室と、前記洗濯兼脱水槽の側壁部に上下方向に延びて設けられ前記ポンプ室からの洗濯水を揚水して上部の吐出口から前記洗濯兼脱水槽内に散水する送水路と、通水部を有して前記洗濯兼脱水槽内に前記撹拌体の上方でかつ前記吐出口の下方に位置させて着脱可能に装着される仕切板と、前記撹拌体の回転に基づき前記洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯物の量を検知する洗濯物量検知手段と、前回実行したコースを記憶する記憶手段と、報知手段と、制御手段と、を具備する。この洗濯機は、前記洗濯兼脱水槽内に装着された前記仕切板上に洗濯物を載置して洗濯を行うデリケートコースと、前記仕切板を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースの実行が可能に構成されている。前記制御手段は、前回デリケートコースを実行し、今回デリケートコース以外のコースを実行する場合において、前記水槽内へ給水する前に前記撹拌体を回転させて前記洗濯物量検知手段により洗濯物量の検知を行い、この洗濯物量検知手段の検知結果がしきい値以下の場合には、前記洗濯兼脱水槽内に前記仕切板が残っていると判断し、前記報知手段によりこれを報知する。
一実施形態による洗濯機の縦断右側面図 仕切板の斜視図 洗濯機の電気的構成を概略的に示すブロック図 制御装置の制御内容を示すフローチャートその1 制御装置の制御内容を示すフローチャートその2 制御装置の制御内容を示すフローチャートその3
以下、一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示す洗濯機1は、縦軸型の洗濯機(全自動洗濯機)である。この洗濯機1の外殻は、矩形箱状をなす外箱2と、この外箱2の上部に装着されたトップカバー3と、を備えている。トップカバー3の中央部には、洗濯物出入口4が設けられているとともに、この洗濯物出入口4を開閉する外蓋5が設けられている。外箱2の内部には、有底円筒状をなす水槽6が配設されている。この水槽6は、貯水が可能であり、外箱2に弾性吊持機構7を介して弾性支持されている。水槽6内には、縦軸型の洗濯兼脱水槽8が回転可能に配設されている。
この洗濯兼脱水槽8は、円筒状の筒部8aと、この筒部8aの底部を構成する底部8bとを組み合わせて、有底円筒状に構成されている。筒部8aは、金属、例えばステンレス製で、周壁部に多数の脱水孔9が形成されている。筒部8aの上端開口部には、リング状のバランスリング10が装着されている。底部8bは、例えば合成樹脂製で、凹状の容器状をなし、筒部8aの下面開口部を閉鎖するように、筒部8aの下部に連結されている。洗濯兼脱水槽8は、洗濯時およびすすぎ時には洗濯槽として機能し、脱水時には脱水槽として機能する。
洗濯兼脱水槽8内の底部には、撹拌体11が回転可能に配設されている。撹拌体11には、上下方向に貫通する通水用の孔11aが複数形成されている。この撹拌体11は、裏面となる下面に複数枚のポンプ羽根12を有している。ポンプ羽根12は、撹拌体11の中心部から放射方向(半径方向)に延びる薄板状をなしている。洗濯兼脱水槽8の底部8bと撹拌体11の下面との間にポンプ室13が形成されていて、このポンプ室13内に前記ポンプ羽根12が存している。ポンプ室13は洗濯兼脱水槽8内の底部に形成されている。
水槽6の外底部には、回転駆動源であるモータ15が上向きに配設されているとともに、このモータ15の回転を伝達して前記洗濯兼脱水槽8および撹拌体11を回転駆動する機構部16が設けられている。この場合、撹拌体11は、モータ15の出力軸15aに連結されて回転駆動される。機構部16には図示しないクラッチが設けられており、洗いおよびためすすぎ時には、モータ15の回転が撹拌体11のみに伝達され、脱水時には、洗濯兼脱水槽8と撹拌体11の両方に伝達される。洗い時およびためすすぎ時には、撹拌体11は正逆回転され、脱水時には洗濯兼脱水槽8および撹拌体11が一体的に一方向へ高速回転される。
水槽6の底部には排水口17が設けられ、この排水口17に、排水弁18を備えた排水管19が接続されている。排水弁18が閉鎖された状態では、洗濯兼脱水槽8内に供給された水が水槽6内に貯留され、排水弁18が開放されることに伴い、水槽6内ひいては洗濯兼脱水槽8内に貯留された水は排水管19を通して機外へ排出される。また、水槽6における排水口17の近傍部分にはエアトラップ20が設けられており、このエアトラップ20に、エアチューブ21の一端部が接続されている。エアチューブ21の他端部には、水位検知手段を構成する水位センサ22(図3参照)が接続されている。水位センサ22は、エアチューブ21を介してエアトラップ20内の圧力を検知することに基づき、水槽6内ひいては洗濯兼脱水槽8内の水位を検知する。
洗濯兼脱水槽8内には、水路形成用カバー24が装着されている。この水路形成用カバー24は、洗濯兼脱水槽8内の例えば3箇所に設けられている。図1には、そのうちの2箇所の水路形成用カバー24が示されている。各水路形成用カバー24は、洗濯兼脱水槽8における側壁部に底部8bから筒部8aの上部にわたるように上下方向に延びている。水路形成用カバー24の上部は、バランスリング10の近くまで延びている。これにより、当該水路形成用カバー24と洗濯兼脱水槽8における底部8bの内面および筒部8aの内面との間に、上下方向に延びる送水路25が形成されている。送水路25の下端部の入口は、撹拌体11の裏側に設けられた前記ポンプ室13に連通している。水路形成用カバー24の上部には、スリット状の吐出口26が形成されている。なお、3箇所の水路形成用カバー24のうちの一つの水路形成用カバー24には、図示はしないが洗剤を投入するこができるようになっている。
ここで、水槽6内(洗濯兼脱水槽8内)に水が貯留された状態で撹拌体11が回転されると、ポンプ室13内の水がポンプ羽根12により各送水路25側へ押し出される。各送水路25側へ押し出された水は、送水路25を上昇(揚水)し、吐出口26から洗濯兼脱水槽8内へ吐出(散水)される。このようにして、洗濯兼脱水槽8内の水が送水路25を通して循環される。
水槽6の上端部には水槽カバー27が装着されている。この水槽カバー27には、洗濯物出入口4の下方に位置させて開口部28が形成されているとともに、この開口部28を開閉する内蓋29が設けられている。洗濯物は、外蓋5および内蓋29を開放した状態で、洗濯兼脱水槽8内に出し入れ可能に収容される。
トップカバー3には、洗濯物出入口4の後方(図1では右側)に位置させて給水弁30および注水ケース31が設けられている。給水弁30にはホース接続口32が設けられていて、このホース接続口32には、図示はしないが、給水源である水道の蛇口に接続された機外給水ホースの先端部が接続される。給水弁30の出口は注水ケース31に接続されている。注水ケース31の出口には、蛇腹状の給水ホース33が接続されている。この給水ホース33の下端部は、前記水槽カバー27に設けられた給水口34に接続されている。給水口34は、洗濯兼脱水槽8に上方から臨んでいる。ここで、ホース接続口32に機外給水ホースが接続された状態で、給水弁30が開放されると、水道水が機外給水ホース、給水弁30、注水ケース31および給水ホース33を通して給水口34から洗濯兼脱水槽8内、ひいては水槽6内に供給される。
前記トップカバー3の前部の上面には、使用者により操作可能な操作パネル36が設けられているとともに、この操作パネル36の裏側に位置させて制御手段を構成する制御装置37が設けられている。操作パネル36は、電源スイッチやスタート/一時停止スイッチ、コース選択キー、水位設定キーを含む各種のスイッチ入力部38(図3参照)や、必要な表示を行う表示部39(図3参照)を備えている。使用者は、操作パネル36(スイッチ入力部38)の操作により、洗濯運転のコースの選択や水位の設定、運転開始や一時停止の指示などを行うことができる。この場合、詳しくは後述するが、本実施形態では、洗濯運転のコースとして、デリケートな衣類を洗濯するための「デリケートコース」と、デリケートコース以外のコースとして、標準的な洗濯運転を行う「標準コース」や「念入りコース」が設けられている。
さて、本実施形態においては、洗濯兼脱水槽8内に、デリケートコースの洗濯運転を行う際に用いられる仕切板41が着脱可能に装着(セット)されるようになっている。仕切板41は、図2にも示すように、半円状の2枚の板状部材42を連結軸43(図1参照)により回動可能に連結して構成されていて、全体としては洗濯兼脱水槽8の内周部に嵌り込むことが可能なほぼ円板状をなしている。この仕切板41は、連結軸43を介して下面側に二つ折り可能に構成されている。各板状部材42には、通水が可能な通水孔44が多数個形成されているとともに、外周部寄りに通水孔44よりも大きな指掛け孔45および切欠き部46が形成されている。指掛け孔45は、仕切板41を二つ折りにして持ち運ぶ際に、指を挿入するために利用される。指掛け孔45および切欠き部46も、通水が可能である。各板状部材42は、この場合、合成樹脂により形成されている。
仕切板41の外周部の下面には、複数個の脚部47が設けられていて、これら脚部47が、洗濯兼脱水槽8における底部8bの内周部の上部に設けられた載置部48(図1参照)に載置されるようになっている。仕切板41を洗濯兼脱水槽8内にセットした状態では、図1に示すように、撹拌体11の上方であって、かつ前記吐出口26の下方に位置し、上面が水平状態をなしている。仕切板41の裏面(下面)側におけるほぼ中央部には、重り49が設けられていて、この重り49の重量により、洗濯兼脱水槽8内に装着された仕切板41が、浮き上がったり動いたりすることがないように構成されている。
図3には、上記構成の洗濯機1の電気的構成が概略的に示されている。洗濯機1の全体を制御する制御装置37には、前記操作パネル36のスイッチ入力部38、水位センサ22、前記モータ15の回転速度を検出する回転センサ51、アンバランス検知手段52などからの信号が入力される。アンバランス検知手段52は、例えばトップカバー3内の後部に設けられていて、脱水時等に洗濯兼脱水槽8内の洗濯物の偏りに起因して水槽6が大きく揺れた際にこれを検知するものである。
制御装置37は、これらの入力信号と、予め備えた制御プログラムに基づいて、表示部39、ブザー53、給水弁30、排水弁18、モータ15等を制御する機能を備えている。また、制御装置37には、記憶手段を構成する不揮発性メモリ54が接続されている。この不揮発性メモリ54には、この場合、前回実行したコースが何のコースであったかが記憶される。前記回転センサ51は、洗濯物量検知手段、布質検知手段として機能する。また、操作パネル36の表示部39とブザー53は、報知手段として機能する。
次に、上記構成の洗濯機1において、デリケートコースおよびデリケートコース以外のコースを実行する場合の、制御装置37の制御内容について、図3から図5も参照して説明する。
デリケートコースで洗濯を行う場合には、使用者は、準備として、洗濯兼脱水槽8内に仕切板41をセットした状態で、その仕切板41上に洗濯物を載置するとともに、水路形成用カバー24の一つの洗剤投入部に洗剤を投入する。洗剤投入部に投入された洗剤は、送水路25を通ってポンプ室13付近に貯留される。また、デリケートコース以外の通常のコースで洗濯を行う場合には、洗濯兼脱水槽8内に仕切板41をセットしない状態で、当該洗濯兼脱水槽8内に洗濯物を投入するとともに、水路形成用カバー24の一つの洗剤投入部に洗剤を投入する。
ここで、デリケートコースで洗濯を行いたい場合に、仕切板41を洗濯兼脱水槽8内にセットしないで洗濯を行った場合には、洗濯物が型崩れしたり、布傷みしたりしてしまうおそれがある。逆に、デリケートコース以外の通常のコースで洗濯を行いたい場合に、仕切板41を洗濯兼脱水槽8内に残したまま洗濯を行った場合には、洗いが不十分になってしまう。本実施形態では、このような不具合を防止するようにしている。以下、具体的に説明する。
使用者は、上記したように希望する洗濯の準備をした状態で、操作パネル36のスイッチ入力部38で電源スイッチを操作し、希望するコースを選択する(図4のステップS1)。このとき、デリケートコース以外のコースの場合には、スイッチ入力部38で希望する水位を設定することができる。制御装置37は、ステップS2において、ステップS1で選択された今回のコースが、デリケートコース以外のコースか否かを判断する。今回選択されたコースがデリケートコースの場合には、「NO」に従ってステップS3へ移行する。
ステップS3では、洗濯兼脱水槽8内に仕切板41がセットされているかどうかを確認するための報知を行う。この場合、表示部39による表示とブザー53により報知を行う。この場合、表示部39による報知のみで、ブザー53の報知はなくてもよい。制御装置37は、スイッチ入力部38のスタートスイッチがオン操作されるまで、上記の報知を行う(ステップS4)。仮に使用者が仕切板41をセットすることを忘れていた場合には、使用者は、この報知に基づき仕切板41をセットする。制御装置37は、スタートスイッチがオン操作されたら、デリケートコースを実行する(ステップS5)。
デリケートコースについて、簡単に説明する。デリケートコースでは、まず、給水弁30を開放して洗濯兼脱水槽8内に給水する。給水水位としては、まず、仕切板41がセットされた位置よりも下方の洗剤溶かし水位とする。洗剤溶かし水位まで給水したら、一旦給水を停止し、撹拌体11を正逆回転させることで、洗剤溶かし撹拌を行う。これにより、前記ポンプ室13付近に投入された洗剤が、撹拌体11のポンプ羽根12により撹拌されて溶かされる。洗剤溶かし撹拌が終了したら、給水を再開し、デリケートコースの設定水位まで給水する。デリケートコースの設定水位としては、仕切板41よりもやや上方に設定されていて、仕切板41上に載置された洗濯物が水没する状態となる。
この後、洗い行程が実行される。洗い行程では、撹拌体11の正逆回転を繰り返すことにより実行される。この洗い行程では、撹拌体11の回転に伴い、ポンプ羽根12のポンプ作用により、ポンプ室13内の洗濯水が送水路25を通り、吐出口26から洗濯兼脱水槽8内に散水される。また、撹拌体11の回転により洗濯兼脱水槽8内に水流も生成される。仕切板41上の洗濯物は、吐出口26から吐出される洗濯水と、撹拌体11の回転により形成される水流とによって洗われる。このとき、仕切板41上の洗濯物は、撹拌体11に直接接触することがないので、型崩れや布傷みが防止される。
この洗い行程が所定時間実行された後、排水弁18を開放させて水槽8内の水を排出する排水を行い、この後、すすぎ行程が実行される。すすぎ行程では、洗剤を使わないので洗剤溶かし撹拌はなく、設定水位まで給水し、洗い行程と同様に、撹拌体を正逆回転させることで行われる。すすぎ行程は複数回行われる。すすぎ行程が終了したら、排水後、最終脱水行程が行われる。最終脱水行程では、洗濯兼脱水槽8と撹拌体11を一方向に高速回転させ、洗濯物を遠心脱水する。この時の洗濯兼脱水槽8の回転速度は、通常の洗濯コースの場合よりも低い速度で行われる。なお、洗い行程とすすぎ行程との間で、中間脱水行程を行うようにしてもよい。
最終脱水行程が終了したら、デリケートコースが終了したことをブザー53で報知する(ステップS6)。この後、制御装置37は、仕切板41を外すように報知する(ステップS7)。この場合の報知は、表示部39による表示により行う。この後、制御装置37は、今回デリケートコースを実行したことを不揮発性メモリ54に記憶させ、終了する。
次に、前記ステップS1で、使用者がデリケートコース以外の通常のコース(例えば、「標準コース」)を選択した場合について説明する。この場合、制御装置37は、ステップS2において、ステップS1で選択された今回のコースが、デリケートコース以外のコースであると判断し、「YES」に従ってステップS9へ移行する。ステップS9においては、前回行ったコースがデリケートコースであったかどうかを判断する。前回のコースがデリケートコースであった場合には、洗濯兼脱水槽8内に仕切板41が取り忘れられて残っているおそれがある。そこで、本実施形態では、前回行ったコースがデリケートコースであったかどうかを、不揮発性メモリ54の記憶内容により判断する。
制御装置37は、ステップS9において、不揮発性メモリ54の記憶に基づき、前回のコースがデリケートコースでなく、デリケートコース以外の通常のコースであったと判断した場合には、「NO」に従ってステップS11へ移行し、スタートスイッチが操作されるまで待機する。
制御装置37は、ステップS9において、不揮発性メモリ54の記憶に基づき、前回のコースがデリケートコースであったと判断した場合には、「YES」に従ってステップS11へ移行し、仕切板41が外されているか確認の報知を行い、ステップS11へ移行する。この場合の報知は、表示部39による表示とブザー53により行う。この場合も、表示部39による報知のみで、ブザー53の報知はなくてもよい。使用者は、その報知により、仕切板41が外されているか確認し、仕切板41が残っていれば、それを外し、残っていなければ、そのままスタートスイッチをオン操作する。
スタートスイッチがオン操作されると、制御装置37は、「YES」に従ってステップS12へ移行し、水槽6内に水があるか否かを判断する。水槽6内に水があるか否かは、水位センサ22の検知結果で判断する。制御装置37は、ステップS12で水槽6内に水がないと判断した場合には、「YES」に従ってステップS13へ移行し、水位設定されているか否かを判断する。ステップS12で水槽6内に水があると判断した場合には、ステップS17へ移行する。ステップS1において使用者が水位を設定していた場合には、ステップS13で「YES」に従ってステップS17へ移行する。
制御装置37は、水槽6内に水がなく、かつ水位が設定されていないと判断した場合には、ステップS14へ移行し、洗濯物量検知を行う。洗濯物量検知は、水槽6内に水がない状態でモータ15により撹拌体11を回転させ、そのモータ15の回転速度を回転センサ51により検出し、その検出値と、予め制御装置37が備えた判定テーブルの値を比較して、制御装置37が判定する。モータ15の回転速度は、洗濯兼脱水槽8内に収容された洗濯物量によって変化する。洗濯物量としては、3段階あるいは4段階で判定する。洗濯物量検知は、モータ15に流れる電流によって検知することもできる。制御装置37は、洗濯物量を検知したら、ステップS15へ移行し、その検知結果が予め設定されたしきい値以下であるか否かを判定する。ここで、しきい値以下でないと判定した場合には、洗濯兼脱水槽8内に洗濯物が収容されていると判断し、「NO」に従ってステップS16へ移行し、検知結果に応じて洗い時の水位を決定する。水位決定後、ステップS17へ移行し、給水弁30を開放させて給水を開始する。給水弁30を開放させると、水道水が洗濯兼脱水槽8内、ひいては水槽6内に供給されて貯留される。
ステップS15において、洗濯物量検知の結果、しきい値以下であると判定した場合には、洗濯兼脱水槽8内に洗濯物が収容されていない(無負荷状態)か、あるいは洗濯兼脱水槽8内に仕切板41が残っていて、洗濯物が仕切板41上にあり、結果的に無負荷の状態となったことが考えられる。そこで、本実施形態においては、制御装置37は、このような場合には、「YES」に従ってステップS18へ移行し、仕切板41が残っていると判断し、仕切板41を外すように報知し、この後、再度スタートスイッチが操作されるまで待機する(ステップS19)。この場合の報知は、表示部39による表示とブザー53により行う。使用者は、その報知により、仕切板41が残っているかを確認し、仕切板41が残っていれば、それを外すとともに、洗濯物を洗濯兼脱水槽8内に収容し直す。そして、スタートスイッチをオン操作し、再スタートさせる。制御装置37は、再スタートの操作がされたら、ステップS14へ戻り、再度、洗濯物量検知を行う。
制御装置37は、ステップS17で給水を開始したら、水槽6内の水位が洗剤溶かし水位に達するまで給水を続ける(ステップS18)。洗剤溶かし水位は、例えば仕切板41を設置する位置よりもやや下方の位置である。水槽6内の水位は、水位センサ22より検知する。制御装置37は、水槽6内の水位が洗剤溶かし水位に達したことを検知したら、一旦給水を停止し、洗剤溶かし撹拌を行う(ステップS21,S22)。洗剤溶かし撹拌では、モータ15により撹拌体11を正逆回転させる。これに伴い、撹拌体11およびポンプ羽根12の回転により洗濯兼脱水槽8内に水流が形成されるとともに、ポンプ室13付近の洗剤が撹拌されて溶かされる。
制御装置37は、洗剤溶かし撹拌を所定時間実行したら、撹拌体11の撹拌を停止さ(ステップS23)、洗濯兼脱水槽8内の水位を水位センサ22により検知し、その検知水位が、予め設定されたしきい値以下になったか否かを判定する(ステップS24)。ここで、仮に洗濯兼脱水槽8内に仕切板41が残っていて、この仕切板41上に洗濯物が載置された状態で上記洗剤溶かし撹拌が実行された場合、その撹拌に伴い洗濯兼脱水槽8内の水の表面は、中央部が下がるとともに、外周部が高くなるようにすり鉢状になり、外周部側の水が仕切板41の上面側において洗濯物に接触し、洗濯物に吸収され易くなる。この結果、撹拌体11の撹拌を停止した状態での洗濯兼脱水槽8内の水位が、当初より下がることになる。
そこで、本実施形態においては、撹拌停止後の水位を検知し、その検知水位が、予め設定されたしきい値以下になったと判断したら、ステップS24で「YES」に従ってステップS25へ移行し、仕切板41が残っていると判断し、仕切板41を外すように報知し、この後、再度スタートスイッチが操作されるまで待機する(ステップS26)。この場合の報知も、表示部39による表示とブザー53により行う。使用者は、その報知により、仕切板41が残っているかを確認し、仕切板41が残っていれば、それを外すとともに、洗濯物を洗濯兼脱水槽8内に収容し直す。制御装置37は、再スタートの操作がされたら、ステップS27へ移行する。
制御装置37は、ステップS24において、撹拌停止後の水位が、予め設定されたしきい値以下になっていないと判断した場合には、仕切板41は残されていないと判断し、「NO」に従ってステップS27へ移行し、給水を再開させる。給水を再開したら、今度は水槽6内の水位が布質検知水位に達するまで給水を続ける(ステップS28)。布質検知水位は、仕切板41を設置する位置よりもやや上方の位置である。水槽6内の水位は、水位センサ22より検知する。制御装置37は、水槽6内の水位が布質検知水位に達したことを検知したら、給水を停止し(ステップS29)、布質検知を行う(ステップS30)。
布質検知は、水槽6内に所定量の水を入れた状態でモータ15により撹拌体11を回転させ、洗濯物量検知と同様に、そのモータ15の回転速度を回転センサ51により検出し、その検出値と、予め制御装置37が備えた判定テーブルの値を比較して、制御装置37が判定する。ここで、仮に洗濯兼脱水槽8内に仕切板41が残っていて、この仕切板41上に洗濯物が載置された状態で布質検知のための撹拌が実行された場合、撹拌体11の周りに洗濯物がない状態で撹拌体11が回転されることになり、モータ15の回転速度が、洗濯物がある場合より高くなる。そこで、本実施形態においては、ステップS31において布質検知の際のモータ15の回転速度が、予め設定されたしきい値を越えるような過回転状態であるか否かを判定する。布質検知の際のモータ15の回転速度が所定の範囲内であれば、「NO」に従ってステップS32へ移行して布質を判定し、この後、給水を再開する。
制御装置37は、ステップS31において、布質検知の際のモータ15の回転速度が、予め設定されたしきい値を越えるような過回転状態であると判定した場合には、「YES」に従ってステップS34へ移行し、仕切板41が残っていると判断し、仕切板41を外すように報知し、この後、再度スタートスイッチが操作されるまで待機する(ステップS35)。この場合の報知も、表示部39による表示とブザー53により行う。使用者は、その報知により、仕切板41が残っているかを確認し、仕切板41が残っていれば、それを外すとともに、洗濯物を洗濯兼脱水槽8内に収容し直す。制御装置37は、再スタートの操作がされたら、ステップS30へ移行し、再度、布質検知を行う。
制御装置37は、ステップS33において給水を再開したら、水槽6内の水位が設定水位に達するまで給水を続ける(ステップS36)。設定水位は、ステップ16で設定された水位、またはステップS1において使用者が設定した水位である。制御装置37は、水槽6内の水位が設定水位に達したことを検知したら、給水を停止し(ステップS37)、洗いを開始する(ステップS38)。洗いは、モータ15により撹拌体11を正逆回転させることで行われる。洗濯物は、撹拌体11の回転に基づき洗濯兼脱水槽8内に生成される水流、撹拌体11との接触、吐出口26からの散水などによって洗われる。制御装置37は、所定の洗い時間が経過するまで洗いを継続し(ステップS39)、洗い時間が経過したら、撹拌体11の回転を停止させ洗いを終了する(ステップS40)。
制御装置37は、洗いを終了したら、排水弁18を開放させて排水を行い(ステップS41)、この後、中間脱水を行う(ステップS42)。中間脱水では、モータ15により洗濯兼脱水槽8と撹拌体11を一体的に一方向へ高速回転させることで、洗濯物を遠心脱水する。中間脱水は、アンバランス検知手段52がアンバランスになったことを検知しない場合には、所定の時間が経過するまで継続して行う(ステップS43,S44)。
制御装置37は、中間脱水の途中にアンバランス検知手段52がアンバランス状態を検知した場合には、ステップS43で「YES」に従ってステップS45へ移行し、ステップS14の洗濯物量検知で無負荷と判断したか否かを判断する。制御装置37は、ステップS45において、洗濯物量検知で無負荷と判断していないと判断した場合には、洗濯兼脱水槽8内には通常のように洗濯物が収容されていて、その洗濯物がアンバランス状態になったと判断し、「NO」に従ってステップS46へ移行して洗濯兼脱水槽8の回転を停止させ、この後、アンバランス修正行程を行い(ステップS47)、洗濯兼脱水槽8内の洗濯物の偏りを修正する。この後、ステップS42へ戻り、再び中間脱水を行う。
ステップS45において、洗濯物量検知で無負荷と判断していたと判断した場合には、洗濯兼脱水槽8内に洗濯物が無いと判断したにもかかわらず、中間脱水時にアンバランス状態となったことになる。このような場合には、制御装置37は、洗濯兼脱水槽8内に仕切板41が残っていて、中間脱水時に仕切板41上の洗濯物が片寄ってアンバランス状態となったと判断し、「YES」に従ってステップS48へ移行して洗濯兼脱水槽8の回転を停止させ、この後、ステップS49へ移行して、仕切板41を外すように報知する。この場合の報知も、表示部39による表示とブザー53により行う。制御装置37は、この後、エラー報知し(ステップS50)、運転を中断する。
一方、中間脱水で、アンバランス検知しないまま、所定の時間が経過した場合には、ステップS44で「YES」に従ってステップS51へ移行し、洗濯兼脱水槽8の回転を停止させ、この後、ステップS52へ移行してすすぎ行程を行う。すすぎ行程は、洗い行程と同様に水槽6内に所定水位まで給水して撹拌体11を正逆回転させることで行われる。すすぎ行程は、通常、複数回行われる。すすぎ行程が終了したら、最終脱水行程が行われる(ステップS53)。最終脱水行程は、中間脱水行程と同様に、洗濯兼脱水槽8を一方向に高速回転させることで行われる。以上により、洗濯運転が終了する。制御装置37は、洗濯運転を終了する際に、今回行った洗濯コースがデリケートコース以外のコースの場合には、不揮発性メモリ54に記憶させた内容を消去する。
上記した実施形態においては、次のような作用効果を得ることができる。
まず、制御装置37は、前回デリケートコースを実行し、今回デリケートコース以外のコースを実行する場合において、水槽6内へ給水する前に、撹拌体11を回転させることで回転センサ51により洗濯物量の検知を行い、この検知結果がしきい値以下の場合には、洗濯兼脱水槽8内に仕切板41が残っていると判断し、報知手段を構成する表示部39およびブザー53によりこれを報知する。これにより、デリケートコース以外のコースで洗濯を行う場合に、仕切板41を残したまま洗濯が行われることを極力防止でき、洗濯をやり直すようなことも防止できる。
また、制御装置37は、前回デリケートコースを実行し、今回デリケートコース以外のコースを実行する場合において、水槽6内に給水した状態で撹拌体11を回転させることで布質を検知し、その布質検知の際に撹拌体11の回転がしきい値以上の場合には、洗濯兼脱水槽8内に仕切板41が残っていると判断し、報知手段を構成する表示部39およびブザー53によりこれを報知する。これによっても、デリケートコース以外のコースで洗濯を行う場合に、仕切板41を残したまま洗濯が行われることを極力防止でき、洗濯をやり直すようなことも防止できる。
さらに、制御装置37は、前回デリケートコースを実行し、今回デリケートコース以外のコースを実行する場合において、使用者により水位が設定された場合、あるいは洗濯物量を検知する前に水位センサ22が所定以上の水位を検知した場合には、洗濯物量の検知は行わず、布質検知の際に撹拌体11の回転がしきい値以上の場合に、洗濯兼脱水槽8内に仕切板41が残っていると判断し、報知手段を構成する表示部39およびブザー53によりこれを報知する。これによっても、デリケートコース以外のコースで洗濯を行う場合に、仕切板41を残したまま洗濯が行われることを極力防止でき、洗濯をやり直すようなことも防止できる。
ここで、運転開始時に水槽6内に水が入っていたり、あるいは使用者が水位を設定したりした場合には、給水前の洗濯物量の検知を行わない。このため、洗濯物量検知において、仕切板41が残っているか否かを判断することができない。そこで、布質検知時に撹拌体11の回転を検出することで、仕切板41が残っているか否かを判断することができる。
また、制御装置37は、仕切板41を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースを実行する際に、洗い行程前の給水時において、洗濯兼脱水槽8内における仕切板41を設置する位置よりもやや下まで給水した状態で撹拌体11を回転させて洗剤を溶かす洗剤溶かし行程を実行し、この後撹拌体11の回転を停止させた状態で水位センサ22により水槽6内の水位を検知し、その検知水位がしきい値以下となった場合には、洗濯兼脱水槽8内に仕切板41が残っていると判断し、報知手段を構成する表示部39およびブザー53によりこれを報知する。これによっても、デリケートコース以外のコースで洗濯を行う場合に、仕切板41を残したまま洗濯が行われることを極力防止でき、洗濯をやり直すようなことも防止できる。
さらに、制御装置37は、前回デリケートコースを実行し、今回デリケートコース以外のコースを実行する場合において、洗濯物量検知の際の検知結果がしきい値以下で、かつ脱水運転時にアンバランス検知手段がアンバランスを検知した場合には、洗濯兼脱水槽8内に仕切板41が残っていると判断し、報知手段を構成する表示部39およびブザー53によりこれを報知する。これによっても、デリケートコース以外のコースで洗濯を行う場合に、仕切板41を残したまま洗濯が行われることを極力防止でき、洗濯をやり直すようなことも防止できる。
また、制御装置37は、デリケートコースを実行した場合、その運転終了時に、仕切板41を取り外すように報知手段を構成する表示部39によりこれを報知する。これによっても、次にデリケートコース以外のコースで洗濯を行う場合に、仕切板41を残したまま洗濯が行われることを極力防止でき、洗濯をやり直すようなことも防止できる。
さらに、制御装置37は、前回デリケートコースを実行し、今回デリケートコース以外のコースが選択された場合、洗濯兼脱水槽8から仕切板41が外してあるかを確認するように表示部39およびブザー53によりこれを報知する。これによっても、デリケートコース以外のコースで洗濯を行う場合に、仕切板41を残したまま洗濯が行われることを極力防止でき、洗濯をやり直すようなことも防止できる。
(その他の実施形態)
上記した実施形態においては、仕切板41を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースを実行する際に、仕切板41が残されているかどうかを複数の段階で判断するようにしているが、必ずしも複数の段階で判断する必要はなく、必要な段階の1回のみでもよい。
報知手段としては、音声により報知する手段を用いてもよい。
上記した実施形態においては、洗濯物量検知手段および布質検知手段に撹拌体11を回転させるモータ15の回転を検出する回転センサ51を用いたが、モータ15に流れる電流を検出する電流センサを用いることもできる。
以上説明したように、本実施形態の洗濯機によれば、仕切板を装着して洗濯を行うデリケートコースと、仕切板を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースの実行が可能な洗濯機において、デリケートコース以外のコースで洗濯を行う場合に、仕切板を残したまま洗濯が行われることを極力防止できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機、6は水槽、8は洗濯兼脱水槽、11は撹拌体、12はポンプ羽根、13はポンプ室、15はモータ、22は水位センサ(水位検知手段)、24は水路形成用カバー、25は送水路、26は吐出口、36は操作パネル、37は制御装置(制御手段)、38はスイッチ入力部(水位設定手段)、39は表示部(報知手段)、41は仕切板、44は通水孔(通水部)、45は指掛け孔(通水部)、46は切欠き部(通水部)、51は回転センサ(洗濯物量検知手段、布質検知手段)、52はアンバランス検知手段、54は不揮発性メモリ(記憶手段)を示す。

Claims (7)

  1. 水槽内に配設された洗濯兼脱水槽と、
    この洗濯兼脱水槽内の底部に回転可能に配設された撹拌体と、
    この撹拌体の裏面にポンプ羽根を設けることにより前記洗濯兼脱水槽内の底部に形成されたポンプ室と、
    前記洗濯兼脱水槽の側壁部に上下方向に延びて設けられ前記撹拌体の回転に伴い前記ポンプ室からの洗濯水を揚水して上部の吐出口から前記洗濯兼脱水槽内に散水する送水路と、
    通水部を有して前記洗濯兼脱水槽内に前記撹拌体の上方でかつ前記吐出口の下方に位置させて着脱可能に装着される仕切板と、
    前記撹拌体の回転に基づき前記洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯物の量を検知する洗濯物量検知手段と、
    前回実行したコースを記憶する記憶手段と、
    報知手段と、
    制御手段と、を具備し、
    前記洗濯兼脱水槽内に装着された前記仕切板上に洗濯物を載置して洗濯を行うデリケートコースと、前記仕切板を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースの実行が可能に構成されていて、
    前記制御手段は、前回デリケートコースを実行し、今回デリケートコース以外のコースを実行する場合において、前記水槽内へ給水する前に前記撹拌体を回転させて前記洗濯物量検知手段により洗濯物量の検知を行い、この洗濯物量検知手段の検知結果がしきい値以下の場合には、前記洗濯兼脱水槽内に前記仕切板が残っていると判断し、前記報知手段によりこれを報知することを特徴とする洗濯機。
  2. 水槽内に配設された洗濯兼脱水槽と、
    この洗濯兼脱水槽内の底部に回転可能に配設された撹拌体と、
    この撹拌体の裏面にポンプ羽根を設けることにより前記洗濯兼脱水槽内の底部に形成されたポンプ室と、
    前記洗濯兼脱水槽の側壁部に上下方向に延びて設けられ前記撹拌体の回転に伴い前記ポンプ室からの洗濯水を揚水して上部の吐出口から前記洗濯兼脱水槽内に散水する送水路と、
    通水部を有して前記洗濯兼脱水槽内に前記撹拌体の上方でかつ前記吐出口の下方に位置させて着脱可能に装着される仕切板と、
    前記水槽内に給水した状態で前記撹拌体の回転に基づき前記洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯物の布質を検知する布質検知手段と、
    前回実行したコースを記憶する記憶手段と、
    報知手段と、
    制御手段と、を具備し、
    前記洗濯兼脱水槽内に装着された前記仕切板上に洗濯物を載置して洗濯を行うデリケートコースと、前記仕切板を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースの実行が可能に構成されていて、
    前記制御手段は、前回デリケートコースを実行し、今回デリケートコース以外のコースを実行する場合において、前記布質検知手段による布質検知の際に前記撹拌体の回転がしきい値以上の場合には、前記洗濯兼脱水槽内に前記仕切板が残っていると判断し、前記報知手段によりこれを報知することを特徴とする洗濯機。
  3. 水槽内に配設された洗濯兼脱水槽と、
    この洗濯兼脱水槽内の底部に回転可能に配設された撹拌体と、
    この撹拌体の裏面にポンプ羽根を設けることにより前記洗濯兼脱水槽内の底部に形成されたポンプ室と、
    前記洗濯兼脱水槽の側壁部に上下方向に延びて設けられ前記撹拌体の回転に伴い前記ポンプ室からの洗濯水を揚水して上部の吐出口から前記洗濯兼脱水槽内に散水する送水路と、
    通水部を有して前記洗濯兼脱水槽内に前記撹拌体の上方でかつ前記吐出口の下方に位置させて着脱可能に装着される仕切板と、
    前記撹拌体の回転に基づき前記洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯物の量を検知する洗濯物量検知手段と、
    前記水槽内の水位を検知する水位検知手段と、
    使用者の操作に基づき前記水槽内の水位を設定する水位設定手段と、
    前記水槽内に給水した状態で前記撹拌体の回転に基づき前記洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯物の布質を検知する布質検知手段と、
    前回実行したコースを記憶する記憶手段と、
    報知手段と、
    制御手段と、を具備し、
    前記洗濯兼脱水槽内に装着された前記仕切板上に洗濯物を載置して洗濯を行うデリケートコースと、前記仕切板を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースの実行が可能に構成されていて、
    前記制御手段は、前回デリケートコースを実行し、今回デリケートコース以外のコースを実行する場合において、前記水位設定手段により水位が設定された場合、あるいは前記洗濯物量検知手段により洗濯物量を検知する前に前記水位検知手段が所定以上の水位を検知した場合には、前記洗濯物量検知手段による検知は行わず、前記布質検知手段の検知結果で前記撹拌体の回転がしきい値以上の場合に、前記洗濯兼脱水槽内に前記仕切板が残っていると判断し、前記報知手段によりこれを報知することを特徴とする洗濯機。
  4. 水槽内に配設された洗濯兼脱水槽と、
    この洗濯兼脱水槽内の底部に回転可能に配設された撹拌体と、
    この撹拌体の裏面にポンプ羽根を設けることにより前記洗濯兼脱水槽内の底部に形成されたポンプ室と、
    前記洗濯兼脱水槽の側壁部に上下方向に延びて設けられ前記撹拌体の回転に伴い前記ポンプ室からの洗濯水を揚水して上部の吐出口から前記洗濯兼脱水槽内に散水する送水路と、
    通水部を有して前記洗濯兼脱水槽内に前記撹拌体の上方でかつ前記吐出口の下方に位置させて着脱可能に装着される仕切板と、
    前記水槽内の水位を検知する水位検知手段と、
    報知手段と、
    制御手段と、を具備し、
    前記洗濯兼脱水槽内に装着された前記仕切板上に洗濯物を載置して洗濯を行うデリケートコースと、前記仕切板を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースの実行が可能に構成されていて、
    前記制御手段は、前記仕切板を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースを実行する際に、洗い行程前の給水時において、前記洗濯兼脱水槽内における前記仕切板を設置する位置よりもやや下まで給水した状態で前記撹拌体を回転させて洗剤を溶かす洗剤溶かし行程を実行し、この後前記撹拌体の回転を停止させた状態で前記水位検知手段により前記水槽内の水位を検知し、その検知水位がしきい値以下となった場合には、前記洗濯兼脱水槽内に前記仕切板が残っていると判断し、前記報知手段によりこれを報知することを特徴とする洗濯機。
  5. 水槽内に配設された洗濯兼脱水槽と、
    この洗濯兼脱水槽内の底部に回転可能に配設された撹拌体と、
    この撹拌体の裏面にポンプ羽根を設けることにより前記洗濯兼脱水槽内の底部に形成されたポンプ室と、
    前記洗濯兼脱水槽の側壁部に上下方向に延びて設けられ前記撹拌体の回転に伴い前記ポンプ室からの洗濯水を揚水して上部の吐出口から前記洗濯兼脱水槽内に散水する送水路と、
    通水部を有して前記洗濯兼脱水槽内に前記撹拌体の上方でかつ前記吐出口の下方に位置させて着脱可能に装着される仕切板と、
    前記撹拌体の回転に基づき前記洗濯兼脱水槽内に投入された洗濯物の量を検知する洗濯物量検知手段と、
    前記洗濯兼脱水槽を高速回転させて洗濯物を脱水する際に洗濯物の偏り状態を検知するアンバランス検知手段と、
    前回実行したコースを記憶する記憶手段と、
    報知手段と、
    制御手段と、を具備し、
    前記洗濯兼脱水槽内に装着された前記仕切板上に洗濯物を載置して洗濯を行うデリケートコースと、前記仕切板を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースの実行が可能に構成されていて、
    前記制御手段は、前回デリケートコースを実行し、今回デリケートコース以外のコースを実行する場合において、前記洗濯物量検知手段の検知結果がしきい値以下で、かつ脱水運転時に前記アンバランス検知手段がアンバランスを検知した場合には、前記洗濯兼脱水槽内に前記仕切板が残っていると判断し、前記報知手段によりこれを報知することを特徴とする洗濯機。
  6. 水槽内に配設された洗濯兼脱水槽と、
    この洗濯兼脱水槽内の底部に回転可能に配設された撹拌体と、
    この撹拌体の裏面にポンプ羽根を設けることにより前記洗濯兼脱水槽内の底部に形成されたポンプ室と、
    前記洗濯兼脱水槽の側壁部に上下方向に延びて設けられ前記撹拌体の回転に伴い前記ポンプ室からの洗濯水を揚水して上部の吐出口から前記洗濯兼脱水槽内に散水する送水路と、
    通水部を有して前記洗濯兼脱水槽内に前記撹拌体の上方でかつ前記吐出口の下方に位置させて着脱可能に装着される仕切板と、
    報知手段と、
    制御手段と、を具備し、
    前記洗濯兼脱水槽内に装着された前記仕切板上に洗濯物を載置して洗濯を行うデリケートコースと、前記仕切板を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースの実行が可能に構成されていて、
    前記制御手段は、前記デリケートコースを実行した場合、その運転終了時に、前記仕切板を取り外すように前記報知手段によりこれを報知することを特徴とする洗濯機。
  7. 水槽内に配設された洗濯兼脱水槽と、
    この洗濯兼脱水槽内の底部に回転可能に配設された撹拌体と、
    この撹拌体の裏面にポンプ羽根を設けることにより前記洗濯兼脱水槽内の底部に形成されたポンプ室と、
    前記洗濯兼脱水槽の側壁部に上下方向に延びて設けられ前記撹拌体の回転に伴い前記ポンプ室からの洗濯水を揚水して上部の吐出口から前記洗濯兼脱水槽内に散水する送水路と、
    通水部を有して前記洗濯兼脱水槽内に前記撹拌体の上方でかつ前記吐出口の下方に位置させて着脱可能に装着される仕切板と、
    前回実行したコースを記憶する記憶手段と、
    報知手段と、
    制御手段と、を具備し、
    前記洗濯兼脱水槽内に装着された前記仕切板上に洗濯物を載置して洗濯を行うデリケートコースと、前記仕切板を装着せずに洗濯を行うデリケートコース以外のコースの実行が可能に構成されていて、
    前記制御手段は、前回デリケートコースを実行し、今回デリケートコース以外のコースが選択された場合、前記洗濯兼脱水槽から前記仕切板が外してあるかを確認するように前記報知手段によりこれを報知することを特徴とする洗濯機。
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