JP5449846B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、水槽内の水を、循環ポンプのポンプ作用により循環水路を通して吸入して吐出口から水槽内へ吐出する機能を備えたドラム式洗濯機に関する。
従来、この種のドラム式洗濯機においては、循環ポンプのエア噛みを防ぐために該循環ポンプが水を吐出する流量を制御し、エア噛みを起こさない程度のドラム内水位で循環水路を循環する水の流量をできるだけ多くするよう循環ポンプを運転制御するものが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−6081号公報
しかしながら、上記ドラム式洗濯機では、すすぎ運転時にあって、上記循環ポンプが吐出する水の流量を多くするとドラム内の水位が下がり、洗濯物に浸透した洗剤成分を水とともに希釈させ拡散させるにはドラム内の水が少なすぎ、洗濯物のすすぎ運転が効率良く行えないという問題があった。
本発明は、上記問題を解消するため、循環ポンプを備えたものにおいて、洗濯物のすすぎ運転を効率良く行うことができるドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のドラム式洗濯機は、貯水が可能で下部に排水口を有した水槽と、通水が可能な孔を有して前記水槽内に回転可能に配設され、洗濯物が収容されて駆動手段により回転されるドラムと、このドラムの内部に臨むように設けられた水吐出口と、一端部が前記排水口に連通されると共に他端部が前記水吐出口に接続された循環水路と、この循環水路の途中部に設けられ、前記水槽内の水を前記排水口を通して吸入すると共にその吸入した水を前記水吐出口から前記ドラム内へ吐出させる循環ポンプと、この循環ポンプを制御する制御手段とを備えたドラム式洗濯機において、すすぎ運転時に前記水槽内へ供給する水量を、洗い運転時に前記水槽内へ供給する水量以下にし、前記循環ポンプは、駆動源に回転速度を制御可能なポンプモータを用い、前記制御手段は、前記ポンプモータを駆動させて行なうすすぎ運転時の前記ドラム内水位を、前記ポンプモータを駆動させて行なう洗い運転時の前記ドラム内水位より高くなるように前記ポンプモータの回転速度を制御することを特徴とする(請求項1の発明)。
上記手段によれば、前記ポンプモータを駆動させて行なうすすぎ運転時の前記ドラム内水位を、前記ポンプモータを駆動させて行なう洗い運転時の前記ドラム内水位より高くなるように前記ポンプモータの回転速度を制御する。このため、すすぎ運転時のドラム内の水位(水量)を十分に確保することができ、効率良く洗濯物のすすぎ運転のできるドラム式洗濯機を提供する。
本発明の一実施形態を示すドラム式洗濯機の制御プログラムの主要部分の手順を示すフローチャート ドラム式洗濯機の縦断側面図 ドラム式洗濯機の破断斜視図 本発明の要旨に係る電気的構成のブロック図 洗い運転時の洗濯物量に対する洗い水量を示す図 すすぎ運転時の洗濯物量に対するすすぎ水量を示す図 循環ポンプのポンプモータ回転速度とドラム内の水位との関係を示す特性線図
以下、本発明のドラム式洗濯機の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図2、図3は、夫々本実施形態に係るドラム式洗濯機の縦断側面図、破断斜視図である。まず、図2および図3において、外箱1は矩形箱状をなしていて、底部に脚部2を有する台板3が設けられている。外箱1の前部(図2の左側)に、洗濯物出入口4が形成されているとともに、この洗濯物出入口4を開閉する扉5が図示しないヒンジを介して回動可能に設けられている。
外箱1内には、貯水が可能な水槽6が弾性支持機構7を介して配設されている。水槽6は、前面が開放され、後面が閉塞された有底円筒状をなしていて、軸方向が水平方向よりも前上がりの傾斜状態となるように配置されている。水槽6の前部には、環状をなす水槽カバー8が装着されている。この水槽カバー8は、水槽6の周壁部から中心方向に張り出した張出し部8aの先端部から前方へ突出した短円筒状の突出部8bとを有していて、その突出部8bの内周部を開口部9としている。突出部8bの先端部と前記洗濯物出入口4との間にはベローズ10によって水槽6の開口部9と洗濯物出入口4との間が水密かつ気密に接続されている。
水槽6内にはドラム11が回転可能に配設されている。このドラム11も、水槽6と同様に前面が開放され、後面が閉塞された有底円筒状をなしていて、軸方向が水平方向よりも前上がりの傾斜状態となるように配置されている。ドラム11の周壁部には、通水および通風が可能な多数の孔12(図2に一部のみ示す)が形成され、周壁部の内面にはバッフル13が複数個(図2では1個のみ示す)設けられている。ドラム11の前部には、環状をなすバランスリング14が設けられていて、このバランスリング14の内周部の開口部15が、洗濯物出入口4に連通している。ドラム11は、水槽6の背面側に設けられたドラム用モータ16により直接回転されるようになっている。ドラム用モータ16は、例えばアウターロータ形のDCブラシレスモータにより構成されていて、ドラム11の駆動手段として機能する。ドラム11には、洗濯物出入口4から洗濯物が出し入れ可能に収容される。ドラム11は、洗濯物の洗い、すすぎ、脱水運転に共用の槽として機能する。
水槽6の後部の最下部に設けられた排水口19に、排水ダクト20の一端部が接続されている。この排水ダクト20の他端部は、図3にも示すように、リント捕獲部を構成するフィルタユニット21のフィルタケース22の入口に接続されている。フィルタケース22の前部には、フィルタキャップ23が着脱可能に装着されていて、このフィルタキャップ23に、図示しないリントフィルタが設けられている。従って、リントフィルタは、フィルタキャップ23を介してフィルタケース22に着脱可能に装着されるようになっている。
フィルタユニット21の下流側には、台板3上に位置させて循環ポンプユニット25が設けられている。循環ポンプユニット25の循環ポンプ26は、ポンプ部27とポンプモータ28とを備えていて、ポンプ部27内に設けられた図示しないインペラをポンプモータ28により回転させることによりポンプ作用を発揮する。ポンプモータ28において、ポンプ部27とは反対側に位置させて、当該ポンプモータ28により回転される冷却ファン28aが設けられていて、ポンプモータ28の駆動時にその冷却ファン28aによりポンプモータ28自身を冷却できる構成となっている。冷却ファン28aは必ずしも必要なものではなく、必要に応じて設ければよい。
ポンプ部27の吐出口27aには、循環ダクト29の一端部が接続されている。循環ダクト29の他端部は上方へ延びていて、前記水槽カバー8の上部に設けられた水吐出口30に接続されている。水吐出口30は、図2に示すように、先端部の後部側(ドラム11側)が開口した開口部30aを有していて、循環ダクト29から供給される水が、その開口部30aからドラム11の後部に向けて吐出する構成となっている。開口部30aは、ドラム11の軸方向に対して直交する方向に長い半円状となっている。循環ポンプユニット25の下流側には、接続パイプ(図示せず)を介して排水弁32が接続され、この排水弁32に排水ホース33が接続されている。
ここで、排水ダクト20と、フィルタユニット21のフィルタケース22と、循環ポンプユニット25のポンプ部27と、循環ダクト29とにより、循環水路34を構成している。また、この循環水路34と、循環ポンプユニット25と、水吐出口30とにより、循環散水装置35を構成している。
この場合、排水弁32を閉鎖した状態で、水槽6内に水が供給されると、その水は、排水口19、排水ダクト20、フィルタケース22(図3参照)、循環ポンプユニット25のポンプ部27、接続パイプ(図示せず)を通して排水弁32の手前まで浸入して貯留される。それ以上に供給された水は、水槽6内に貯留される。この状態で、循環ポンプ26のポンプモータ28が駆動されると、循環ポンプ26のポンプ作用により、水槽6内の水が排水ダクト20、フィルタケース22を通してポンプ部27内に吸入されるとともに、ポンプ部27内の水が吐出口27aから循環ダクト29側へ吐出され、当該循環ダクト29を通り水吐出口30からドラム11内、ひいては水槽6内へ吐出されるようになり、これにより水槽6内の水が循環水路34を通して循環されるようになる(図2及び図3の矢印イ参照)。また、水槽6内に水が貯留された状態で、排水弁32が開放されると、水槽6内の水は、排水口19から、排水ダクト20、フィルタケース22、循環ポンプユニット25のポンプ部27、接続パイプ(図示せず)、排水弁32、排水ホース33を通して機外へ排出される。
水槽カバー8の中央部よりやや下部の外周部には溢水口36が設けられており、この溢水口36に、溢水ダクト37の上端部が接続されている。溢水ダクト37の下端部は、排水ホース33の排水弁32寄りの部位に接続されている。従って、水槽6内の水が溢水口36を越えると、その水は、溢水口36から溢水ダクト37、排水ホース33を通して機外へ排出される。
外箱1の前面の上部には、操作部38や表示部39(図4参照)が設けられた操作パネル40が設けられ、操作パネル40の裏側に、マイクロコンピュータを含む制御装置41が設けられている。この操作パネル40により、洗濯運転のコース(例えば、標準コース、念入りコース、節水コース)などの設定が可能である。この制御装置41は、本発明の制御手段を構成する。
図2に示すように、外箱1内の上部には、後部に給水弁42が設けられ、前部に給水ケース43が設けられている。給水弁42の出口が給水管44を介して給水ケース43に接続されている。給水弁42の入水口42aには、図示はしないが、水道の蛇口に接続されたホースが接続される。給水ケース43内には、洗剤が投入される。給水ケース43の下部は、給水ホース45を介して水槽6の上部に設けられた給水口46に接続されている。
この場合、給水弁42が開放されると、水道水が給水管44を介して給水ケース43に供給され、その水は、給水ケース43内に投入された洗剤とともに給水ホース45を介して水槽6内、ひいてはドラム11内に供給される。
図4には、本発明の要旨に関係した電気的概略構成が示されており、図5および図6には、夫々、洗い運転の際に給水される洗い水量、およびすすぎ運転の際に給水されるすすぎ水量が示されている。この図4に示すように、制御装置41には、操作パネル40に設けられた操作部38、水槽6内の水位を検出する水位センサ50、ドラム用モータ16の回転速度を検出する回転センサ51、ポンプモータ28の回転速度を検出する回転センサ52、ポンプモータ28の入力電流を検出するカレントトランス53からの信号が入力される。回転センサ51,52は、例えばホール素子からなる。カレントトランス53は、ポンプモータ28の運転状態を検知する状態検知手段を構成する。
制御装置41は、これらの入力信号と、予め備えた制御プログラムに基づき、操作パネル40に設けられた表示部39、給水弁42、ドラム用モータ16、循環ポンプ26のポンプモータ28、排水弁32などを制御する機能を備えている。また、制御装置41は、図示しないROMが備えられており、コース別且つ後述する洗濯物量別に設定された洗い運転時(図5)、およびすすぎ運転時(図6)に水槽6に給水される水量が夫々記憶されている。
次に、主に図1、図5、図6および図7を参照して上記構成の作用を説明する。図1は本実施形態に係るドラム式洗濯機の前記制御プログラムの主要部の手順を示すフローチャートである。図7は、水槽6内の水量と循環ポンプ26のポンプモータ28の回転速度とドラム11内の洗濯水の水位との関係を示している。図7において、特性線W1は水槽6内の水量が30Lの場合、特性線W2は同じく水槽6内の水量が20Lの場合である。
洗濯を行なう場合、まず、使用者は、扉5を開けて、図示しない洗濯物を洗濯物出入口4からドラム11内に投入し、また、給水ケース43内に必要な洗剤、例えば粉洗剤を投入する。そして、扉5を閉じた状態で、操作パネル40の操作部38を操作して運転条件を設定する。
本実施形態では、操作部38を操作して、例えば、標準コースに設定したとする。なお、通常の洗濯運転のコースとしては、標準コースの他には、念入りコースと節水コースとがある。運転をスタートさせると、制御装置41は、予め記憶した図1のフローチャートで表される制御プログラムに基づき、洗濯運転を開始する。
制御装置41は、まずステップS1にて、ドラム11内に収容された洗濯物量(重量)を検知する。洗濯物量の検知は、例えば次のように行なう。ドラム用モータ16を予め設定された一定の電力で一定時間だけ一方向へ回転させることによりドラム11を回転させ、その回転速度を回転センサ51(図4参照)により検出し、その回転速度の変動度合によって洗濯物量を、この場合では、大容量、中容量、小容量の3段階で判定する。制御装置41は、洗濯物の量に応じて洗い運転時およびすすぎ運転時の水槽内に給水する水量を決定する(図5、図6参照)。
次に、ステップS2にてドラム11内へ給水を行なう。洗い運転の際に給水される水量は、ステップS1における洗濯物の重量検知によって決定される。当該重量検知(S1)により、洗濯物量が、大容量と判定された場合は30L、中容量と判定された場合は20L、小容量と判定された場合は10Lが給水される(図5参照)。なお、前記コースの違いにより、洗い運転の際に給水される水量に違いはない。
制御装置41は、ステップS2において、排水弁32を閉鎖した状態で給水弁42を開放させる。これにより、水道水が給水管44を介して給水ケース43に供給され、給水ケース43内に投入された洗剤とともに給水ホース45を介して水槽6内に水が供給される。水槽6内に供給された水および洗剤の一部は、排水ダクト20、フィルタケース22、循環ポンプユニット25のポンプ部27、図示しない接続パイプを通して排水弁32の手前まで浸入して貯留される。
ステップS2における給水が完了すると、制御装置41は、次にステップS3以降の洗い運転を実行する。ステップS3において、ドラム11をドラム用モータ16(図2、図4参照)により、例えば50〜60rpmの回転速度で正逆両方向に交互に回転させる。これにより、ドラム11内の洗濯物がバッフル13により掻き揚げられては落下することを繰り返し(所謂たたき洗い)、洗濯物が洗われる。
また、ステップS4において、この洗い運転では、ドラム11の回転とともに、循環ポンプ26のポンプモータ28も回転速度3000rpmで駆動を開始させる。ポンプモータ28が駆動されると、ポンプ部27内のインペラが回転し、このインペラの回転によるポンプ作用により、前述したように、水槽6内の水が排水ダクト20、フィルタケース22を通してポンプ部27内に吸入されるとともに、ポンプ部27内の水が吐出口27aから循環ダクト29側へ吐出され、当該循環ダクト29を通り水吐出口30からドラム11内に洗濯水が噴射される。この場合、水吐出口30における開口部30aの形状を、ドラム11の軸方向に対して直交する方向に長い形状としているので、開口部30aから吐出される水は広範囲に広がった状態でドラム11内に噴射される。ドラム11内の洗濯物は、ドラム11の1回の回転でほぼ1回、塊の状態で裏返りながら落下し、そこに水吐出口30からの洗浄液が掛けられるようになる。
次に、ステップS5にて、ドラム11内の洗濯水の水位が水位A以上か否かを判定する。ここで、図7の特性線W1は、前述したように水槽6に給水された水量が30Lの場合のポンプモータ28の回転速度とドラム11内の洗濯水の水位との関係を示している。この特性線W1によれば、水槽6内に供給された水量が30Lでポンプモータ28の回転速度が3000rpmのとき、ドラム11内の洗濯水の水位は水位Aである。水位Aとは、循環ポンプ26がエア噛みを起こさない程度に低い水位のことをいう。エア噛みを発生しない状態では、ポンプモータ28の入力電流は、ポンプモータ28の回転速度のほぼ2乗に比例するのであるが、エア噛みが発生すると極端に少なくなる。エア噛みの発生は、カレントトランス53の検出信号として制御装置41に入力される(図4参照)。
ドラム11内の洗濯水の水位が水位A以上であれば(S5:YES)、ステップS6に移行し、洗い運転時間が終了か否かの判定を行なう。予め設定された所定の洗い時間が終了するまで(S6:NO)、ドラム11を上述のごとく回転させるとともにポンプモータ28の回転速度を3000rpmに維持したまま、ステップS5およびステップS6の判定は繰り返される。
ドラム11内の洗濯水の水位が水位A未満であれば(S5:NO)、ステップS7に移行して、ポンプモータ28の回転速度を2000rpmに下げる。循環ポンプ26がエア噛みするのを防止するため、ポンプモータ28の回転速度を3000rpmから2000rpmに下げ、循環水路34(図2参照)内を循環する洗濯水の水量を抑えるとともにドラム11内の洗濯水の水位を上げる。
次に、ステップS8にて、ドラム11内の洗濯水の水位が水位A以上か否かを判定する。ドラム11内の洗濯水の水位が水位A以上であれば(S8:YES)、ステップS9に移行し、洗い運転時間が終了か否かの判定を行なう。予め設定された所定の洗い時間が終了するまで(S9:NO)、ドラム11を上述のごとく回転させるとともにポンプモータ28の回転速度を2000rpmに維持したまま、ステップSおよびステップSの判定は繰り返される。
ドラム11内の洗濯水の水位が水位A未満であれば(S8:NO)、ステップS10に移行して、循環ポンプ26の回転を停止させる。循環ポンプ26がエア噛みするのを防止するため、循環ポンプ26の回転を停止させ、洗濯水を循環水路34(図2参照)内を循環させるのを止め、ドラム11内の洗濯水の水位を上げる。
次にステップS11に移行し、洗い運転時間が終了か否かの判定を行なう。予め設定された所定の洗い時間が終了するまで(S11:NO)、ドラム11を上述のごとく回転させたまま、ステップS11に待機する。
上述のごとく洗い運転時において、ドラム11内の洗濯水の水位を水位A以上に保つことにより循環ポンプ26のエア噛みを防止することができるとともに、ドラム11内の洗濯水の水位を低く抑えることができる。このため、ドラム11内の洗濯物がバッフル13により掻き揚げられては落下することを繰り返し(所謂たたき洗い)行なう洗い運転では、ドラム11内の洗濯水が緩衝材となることはなく、所謂たたき洗いの効果を損ねることなく洗濯物の洗浄を効果的に行うことができる。さらに、ポンプモータ28を回転させることにより洗濯水を循環させ、洗濯水を洗濯物に積極的に掛けることで洗浄効率が上がり、洗濯物の洗濯むらを防ぐことができる。
ステップS6、S9またはS11において、洗い時間が終了したと判定された場合(S6、S9、S11:YES)、制御装置41は、ステップS12に移行し、ドラム11の回転を停止させるとともに、循環ポンプ26の運転も停止させる。この後、排水弁32を開放させることで、水槽6内の水を機外へ排水する(S13)。排水が終わったら、脱水(中間脱水)(S14)を行う。脱水(中間脱水)(S14)は、ドラム用モータ16によりドラム11を一方向に高速度で回転させることにより、洗濯物を遠心脱水する。
次に、ステップS15に移行し、すすぎ運転で使用する水の給水を行なう。すすぎ運転の際に給水される水量は、ユーザにより選択されたコースおよびステップS1における洗濯物の重量検知によって決定される。ユーザにより標準コースが選択され、当該重量検知(S1)により、洗濯物量が、大容量と判定された場合は20L、中容量と判定された場合は15L、小容量と判定された場合は10Lが給水される(図6参照)。ユーザにより念入りコースが選択され、当該重量検知(S1)により、洗濯物量が、大容量と判定された場合は25L、中容量と判定された場合は20L、小容量と判定された場合は15Lが給水される(図6参照)。ユーザに節水コースが選択され、当該重量検知(S1)により、洗濯物量が、大容量と判定された場合は15L、中容量と判定された場合は10L、小容量と判定された場合は5Lが給水される(図6参照)。
制御装置41は、ステップS15において、排水弁32を閉鎖した状態で、給水弁42を開放させることにより、水道水を水槽6内に供給する。この場合、標準コースであり、洗濯物量が大容量である場合には、図6に示すように20Lの水が水槽6内に供給される。
次にステップ16に移行し、すすぎ運転が開始される。すすぎ運転では、洗い運転と同様に、ドラム用モータ16によりドラム11を50〜60rpmの回転速度で正逆両方向に交互の回転が開始されるとともに(S16)、循環ポンプ26のポンプモータ28を回転速度3000rpmで駆動を開始させる(S17)。このステップS17において、脱水(中間脱水)(S14)の際にドラム11の内壁にドーナツ状に張り付いた洗濯物を落下させる作用がある。
ここで、図7の特性線W2は、前述したように水槽6に給水された水が20Lの場合のポンプモータ28の回転数とドラム11内の水の水位との関係を示している。この特性線W2によれば、水槽6内に供給された水量が20Lでポンプモータ28の回転速度が2000rpmのとき、ドラム11内の水の水位は水位Bである。水位Bは、すすぎ運転時の最適水位であり、洗い運転時の前記水位Aに比べて高く設定されている。この場合、この水位Bは、すすぎ運転直後の排水の終了時に洗濯物に残る洗剤成分が予め決められた量以下または零となるように設定されることが好ましい。
次に、ステップS18にて、ドラム11内の水の水位が水位B以上か否かを判定する。ドラム11内の水の水位が水位B以上であれば(S18:YES)、ステップS19に移行し、すすぎ運転時間が終了か否かの判定を行なう。予め設定された所定のすすぎ時間が終了するまで(S19:NO)、ドラム11を上述のごとく回転させるとともにポンプモータ28の回転速度を3000rpmに維持したまま、ステップS18およびステップS19の判定は繰り返される。
ドラム11内の水の水位が水位B未満であれば(S18:NO)、ステップS20に移行して、ポンプモータ28の回転速度を2000rpmに下げる。すすぎ運転を行なうにはドラム11内の水の水位が低すぎるため、ポンプモータ28の回転速度を3000rpmから2000rpmに下げ、循環水路34(図2参照)内を循環する水の水量を抑えるとともにドラム11内の水の水位を上げる。
次に、ステップS21にて、ドラム11内の水の水位が水位B以上か否かを判定する。ドラム11内の水の水位が水位B以上であれば(S21:YES)、ステップS22に移行し、すすぎ運転時間が終了か否かの判定を行なう。予め設定された所定のすすぎ時間が終了するまで(S22:NO)、ドラム11を上述のごとく回転させるとともにポンプモータ28の回転速度を2000rpmに維持したまま、ステップS21およびステップS22の判定は繰り返される。
ドラム11内の水の水位が水位B未満であれば(S21:NO)、ステップS23に移行して、循環ポンプ26を停止させる。すすぎ運転を行なうにはドラム11内の水の水位が低すぎるため、循環ポンプ26を停止させ、水を循環水路34(図2参照)内を循環させるのを止め、ドラム11内の水の水位を上げる。
次にステップS24に移行し、すすぎ運転時間が終了か否かの判定を行なう。予め設定された所定の洗い時間が終了するまで(S24:NO)、ドラム11を上述のごとく回転させたまま、ステップS24に待機する。
上述のごとくすすぎ運転時において、ドラム11内の水の水位を水位B以上に保つことにより、ドラム11下部にすすぎ最適水量またはそれ以上の水量が貯まっているため洗濯物は十分に水に浸漬され、洗濯物に含まれる洗剤を効率良く拡散させることができる。さらに、循環ポンプ26を運転させることにより水を循環させ、水を洗濯物に積極的に掛けることですすぎ効率が上がり、洗濯物を効率良くすすぐことができる。
ステップS19、S22またはS24において、すすぎ時間が終了したと判定された場合(S19、S22、S24:YES)、制御装置41は、ステップS25に移行し、ドラム11の回転を停止させるとともに、循環ポンプ26の運転も停止させる。この後、排水弁32を開放させることで、水槽6内の水を機外へ排水する(S26)。排水が終わったら、脱水(S27)を行う。脱水(S27)は、ドラム用モータ16によりドラム11を一方向に高速度で回転させることにより、洗濯物を遠心脱水する。以上により、洗濯運転が終了する。
上記した実施形態によれば次のような作用効果を得ることができる。
洗い運転時において、ドラム11内の洗濯水の水位を水位A以上に保つことにより循環ポンプ26のエア噛みを防止することができるとともに、ドラム11内の洗濯水の水位を低く抑えることができる。このため、所謂たたき洗いの効果を損ねることなく洗濯物の洗浄を効果的に行うことができる。さらに、循環ポンプ26を回転させることにより洗濯水を循環させ、洗濯水を洗濯物に積極的に掛けることで洗浄効率が上がり、洗濯物の洗濯むらを防ぐことができる。
すすぎ運転時において、ドラム11内の水の水位を洗い運転時の水位より高い水位B以上に保つことにより、ドラム11下部にすすぎ最適水量またはそれ以上の水量が貯まっているため洗濯物は十分に水に浸漬され、洗濯物に含まれる洗剤を効率良く拡散させることができる。さらに、循環ポンプ26を回転させることにより水を循環させ、水を洗濯物に積極的に掛けることですすぎ効率が上がり、洗濯物を効率良くすすぐことができる。
上述のごとく、洗濯運転コースとしては、標準コース、念入りコース、節水コースの3種類を操作パネル40の操作部38の操作によって選択できるが、各コースの違いは、洗い運転では、節水、標準、念入りの順に運転時間が長くなる。また、すすぎ運転では、節水、標準、念入りの順に運転時間或いは回数が多くなる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
循環ポンプ26のポンプモータ28の回転速度を3000rpmおよび2000rpmとして、洗い運転時およびすすぎ運転時の水位を制御したが、これに限ることなく、ポンプモータ28の回転速度は、ドラム式洗濯機の仕様若しくは循環ポンプの仕様により種々変更してもよい。
図面中、6は水槽、11はドラム、12は孔、16はドラム用モータ(駆動手段)、19は排水口、26は循環ポンプ、28はポンプモータ、30は水吐出口、34は循環水路、41は制御装置(制御手段)を示す。

Claims (1)

  1. 貯水が可能で下部に排水口を有した水槽と、
    通水が可能な孔を有して前記水槽内に回転可能に配設され、洗濯物が収容されて駆動手段により回転されるドラムと、
    このドラムの内部に臨むように設けられた水吐出口と、
    一端部が前記排水口に連通されると共に他端部が前記水吐出口に接続された循環水路と、
    この循環水路の途中部に設けられ、前記水槽内の水を前記排水口を通して吸入すると共にその吸入した水を前記水吐出口から前記ドラム内へ吐出させる循環ポンプと、
    この循環ポンプを制御する制御手段とを備えたドラム式洗濯機において、
    すすぎ運転時に前記水槽内へ供給する水量を、洗い運転時に前記水槽内へ供給する水量以下にし、
    前記循環ポンプは、駆動源に回転速度を制御可能なポンプモータを用い、
    前記制御手段は、前記ポンプモータを駆動させて行なうすすぎ運転時の前記ドラム内水位を、前記ポンプモータを駆動させて行なう洗い運転時の前記ドラム内水位より高くなるように前記ポンプモータの回転速度を制御することを特徴とするドラム式洗濯機。
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