JP2009273764A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】いわゆるシャワーすすぎを行うについて、循環する水を洗濯物に効率よく含ませることができて、すすぎ効果を高めることができるようにする。
【解決手段】すすぎ行程時に、水槽6内に予め設定された給水水量まで給水するとともに、ドラム11を低速回転で回転させ、前記水を、循環ポンプのポンプ作用により水取出し口及び循環水路並びに水供給口30を通してドラム11内へ吐出させて循環させるようにしたものにおいて、
前記水供給口30を、該水供給口30から吐出された水がドラム11の回転方向に広がる形状に構成し、且つ、該水の吐出方向中心線CLと、前記ドラム11の周壁11aにおける回転方向先側11kとの角度αが、鈍角となるように、前記水供給口30の向きを設定した。
【選択図】図1
【解決手段】すすぎ行程時に、水槽6内に予め設定された給水水量まで給水するとともに、ドラム11を低速回転で回転させ、前記水を、循環ポンプのポンプ作用により水取出し口及び循環水路並びに水供給口30を通してドラム11内へ吐出させて循環させるようにしたものにおいて、
前記水供給口30を、該水供給口30から吐出された水がドラム11の回転方向に広がる形状に構成し、且つ、該水の吐出方向中心線CLと、前記ドラム11の周壁11aにおける回転方向先側11kとの角度αが、鈍角となるように、前記水供給口30の向きを設定した。
【選択図】図1
Description
本発明は、いわゆるシャワーすすぎを行うようにした洗濯機に関する。
従来、洗濯機では、すすぎ行程時に、前記回転槽を洗濯物が該回転槽に張り付く程度の低速回転で回転させると共に、前記水槽内に給水水位まで給水した水を、前記循環ポンプのポンプ作用により、水槽の水取出し口及び循環水路を通して吸入して、水槽の水戻し口から前記水槽内へ吐出させて循環させる、いわゆるシャワーすすぎを行うようにしたものがある(例えば特許文献1)。このものでは、循環する水を回転槽内の洗濯物に含ませ、回転槽の回転遠心力により該水を該洗濯物を通過させることで、すすぎ効果を得るようになっている。
特開平10−235069号公報
上記従来の洗濯機では、水槽内への循環水の供給口と、洗濯物との関係が何ら考慮されておらず、せっかく供給された水が洗濯物の表面に弾かれたりして、循環する水が洗濯物に効率よく含まれず、すすぎ効果がさほど上がらないというのが実情であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、いわゆるシャワーすすぎを行うについて、循環する水を洗濯物に効率よく含ませることができて、すすぎ効果を高めることができる洗濯機を提供することにある。
請求項1の発明は、貯水が可能で下部に水循環用の水取出し口を備えた水槽と、通水が可能な孔を有して前記水槽内に回転可能に配設された回転槽と、この回転槽内部に臨むように設けられた水供給口と、途中部に循環ポンプを備え前記水取出し口から取出した前記水槽内の水を前記水供給口から前記回転槽内に戻す循環水路とを備え、すすぎ行程時に、前記水槽内に予め設定された給水水位まで給水するとともに、前記回転槽を低速回転で回転させ、前記水を、前記循環ポンプのポンプ作用により前記水取出し口及び前記循環水路並びに前記水供給口を通して前記回転槽内へ吐出させて循環させるようにしたものにおいて、前記水供給口を、該水供給口から吐出された水が前記回転槽の回転方向に広がる形状に構成し、且つ、該水供給口からの水の吐出方向中心と前記回転槽の周壁との角度が、該回転槽の回転方向先側で鈍角となるように設定したところに特徴を有する。
この請求項1の発明によれば、前記水供給口を、該水供給口から吐出された水が前記回転槽の回転方向に広がる形状に構成したから、洗濯物が回転槽内で1回転するうち、水を受ける領域が多く、洗濯物の含水効率がよくなる。且つ、該水の吐出方向中心線と、前記回転槽の周壁における回転方向先側との角度が、鈍角となるように、前記水供給口の向きを設定したから、水供給口から吐出された水が、回転する洗濯物に対して、回転方向に順方向で当たるようになり、水が洗濯物に対して跳ね返されることなく良好に洗濯物に染み込み、洗濯物の含水効率がさらによくなる。
本発明は、循環する水を洗濯物に効率よく含ませることができて、すすぎ効果を高めることができる。
以下、本発明の第1の実施例について図1ないし図11を参照して説明する。
まず、図2及び図3において、外箱1は矩形箱状をなしていて、底部に脚部2を有する台板3が設けられている。外箱1の前部(図1の左側)に、洗濯物出入口4が形成されていると共に、この洗濯物出入口4を開閉する扉5が図示しないヒンジを介して回動可能に設けられている。
まず、図2及び図3において、外箱1は矩形箱状をなしていて、底部に脚部2を有する台板3が設けられている。外箱1の前部(図1の左側)に、洗濯物出入口4が形成されていると共に、この洗濯物出入口4を開閉する扉5が図示しないヒンジを介して回動可能に設けられている。
外箱1内には、貯水が可能な水槽6が弾性支持機構7を介して配設されている。水槽6は、前面が開放され、後面が閉塞された有底円筒状をなしていて、軸方向が水平方向よりも前上がりの傾斜状態となるように配置されている。水槽6の前部には、環状をなす水槽カバー8が装着されている。この水槽カバー8は、水槽6の周壁部から中心方向に張り出した張出し部8aと、この張出し部8aの先端部から前方へ突出した短円筒状の突出部8bとを有していて、その突出部8bの内周部を開口部9としている。
突出部8bの先端部と前記洗濯物出入口4との間にはベロー10が設けられていて、このベロー10によって水槽6の開口部9と洗濯物出入口4との間が水密かつ気密に接続されている。
水槽6内には回転槽であるドラム11が回転可能に配設されている。このドラム11も、水槽6と同様に前面が開放され、後面が閉塞された有底円筒状をなしていて、軸方向が水平方向よりも前上がりの傾斜状態となるように配置されている。ドラム11の周壁11aには、通水及び通風が可能な多数の孔12(図2に一部のみ示す)が形成され、周壁11aの内面にはバッフル13が複数個(図2では1個のみ示す)設けられている。
水槽6内には回転槽であるドラム11が回転可能に配設されている。このドラム11も、水槽6と同様に前面が開放され、後面が閉塞された有底円筒状をなしていて、軸方向が水平方向よりも前上がりの傾斜状態となるように配置されている。ドラム11の周壁11aには、通水及び通風が可能な多数の孔12(図2に一部のみ示す)が形成され、周壁11aの内面にはバッフル13が複数個(図2では1個のみ示す)設けられている。
ドラム11の前部には、環状をなすバランスリング14が設けられていて、このバランスリング14の内周部の開口部15が、洗濯物出入口4に連通している。ドラム11は、水槽6の背面側に設けられたドラム用モータ16により直接回転されるようになっている。ドラム用モータ16は、例えばアウターロータ形のDCブラシレスモータにより構成されていて、ドラム11の駆動手段として機能する。ドラム11には、洗濯物出入口4から洗濯物が出し入れ可能に収容される。ドラム11は、洗濯物の洗い、すすぎ、脱水に共用の槽として機能する。
水槽6の後部の最下部には、水取出し口を兼用する排水口19が設けられており、この排水口19に、排水管20の一端部が接続されている。この排水管20の他端部は、図3にも示すように、リント捕獲部を構成するフィルタユニット21のフィルタケース22の入口に接続されている。フィルタケース22の前部には、フィルタキャップ23が着脱可能に装着されていて、このフィルタキャップ23に、図示しないリントフィルタが設けられている。従って、リントフィルタは、フィルタキャップ23を介してフィルタケース22に着脱可能に装着されるようになっている。
フィルタユニット21の下流側には、台板3上に位置させて循環ポンプユニット25が設けられている。循環ポンプユニット25の循環ポンプ26は、ポンプ部27とポンプモータ28とを備えていて、ポンプ部27内に設けられた図示しないインペラをポンプモータ28により回転させることによりポンプ作用を発揮する。
ポンプ部27の吐出口27aには、循環用配管29の一端部が接続されている。循環用配管29の他端部は上方へ延びていて、前記水槽カバー8の上部に設けられた接続管29aを介し、水供給口30に接続されている。
この水供給口30部分の構成について、図5及び図6を参照して説明する。前記接続管29aは、水槽カバー8の上部に形成された接続口部8cの上部に接続され、この接続口部8cの下部に水供給口30が押え板31で押えられた形態で、ねじ31aにより固定されている。
水供給口30は、上部にパイプ部30aを備えるとともに、このパイプ部30aの下部前部から垂下して後方に円弧状に張り出す水案内部30bを備えている。この水案内部30bは扇形に形成され、両側部に壁部30c、30cを備えている。
この水供給口30は、図1に示すように、正面から見て、水槽6の上部中心P(ドラム上部中心)より、左側(すすぎ行程時におけるドラム11の回転方向D側)に偏倚した位置に設けられており、該水供給口30から吐出される水が、図2に示すように、側面から見て、ドラム11の周壁11a下部へほぼ放物線状に落下するようになっている。この場合、水は、前記扇形の水案内部30bにより、ドラム11の回転方向Dへ広がる形態で吐出される。この広がり角度を図1及び図6に符号Hで示している。
図1に示すように、この水の吐出方向中心線(符号CLで示す)と、ドラム11の周壁11aにおける回転方向先側11kとの角度(符号αで示す)が、鈍角(直角より大きい角度)となるように、水供給口30の向きが設定されている。
前記循環ポンプユニット25の下流側には、図2に示す排水弁32が接続され、この排水弁32に排水ホース33が接続されている。
ここで、排水管20と、フィルタユニット21のフィルタケース22と、循環ポンプユニット25のポンプ部27と、循環用配管29とにより、循環水路34を構成している。また、この循環水路34と、循環ポンプユニット25と、水供給口30とにより、循環散水装置35を構成している。
ここで、排水管20と、フィルタユニット21のフィルタケース22と、循環ポンプユニット25のポンプ部27と、循環用配管29とにより、循環水路34を構成している。また、この循環水路34と、循環ポンプユニット25と、水供給口30とにより、循環散水装置35を構成している。
この場合、排水弁32を閉鎖した状態で、水槽6内に水が供給されると、その水は、排水口19、排水管20、フィルタケース22、循環ポンプユニット25のポンプ部27を通して排水弁32の手前まで浸入して貯留される。それ以上に供給された水は、水槽6内に貯留される。
この状態で、循環ポンプ26のポンプモータ28が駆動されると、循環ポンプ26のポンプ作用により、水槽6内の水が排水管20、フィルタケース22を通してポンプ部27内に吸入されるとともに、ポンプ部27内の水が吐出口27aから循環用配管29側へ吐出され、当該循環用配管29を通り水供給口30からドラム11内、ひいては水槽6内へ吐出されるようになり、これにより水槽6内の水が循環水路34を通して循環されるようになる(図2及び図3の矢印A参照)。
また、水槽6内に水が貯留された状態で、排水弁32が開放されると、水槽6内の水は、排水口19から、排水管20、フィルタケース22、循環ポンプユニット25のポンプ部27、排水弁32、排水ホース33を通して機外へ排出される。
水槽カバー8の中央部よりやや下部の外周部には溢水口36が設けられており、この溢水口36に、溢水管37の上端部が接続されている。溢水管37の下端部は、排水ホース33の排水弁32寄りの部位に接続されている。従って、水槽6内の水が溢水口36を越えると、その水は、溢水口36から溢水管37、排水ホース33を通して機外へ排出される。
水槽カバー8の中央部よりやや下部の外周部には溢水口36が設けられており、この溢水口36に、溢水管37の上端部が接続されている。溢水管37の下端部は、排水ホース33の排水弁32寄りの部位に接続されている。従って、水槽6内の水が溢水口36を越えると、その水は、溢水口36から溢水管37、排水ホース33を通して機外へ排出される。
外箱1の前面の上部には、操作部38や表示部39(図7にも図示)が設けられた操作パネル40が設けられ、操作パネル40の裏側に、マイクロコンピュータを含む制御装置41が設けられている。外箱1内の上部の後部には給水弁42が設けられ、前部には給水ケース43が設けられていて、給水弁42の出口が給水管44を介して給水ケース43に接続されている。
給水弁42の入水口42aには、図示はしないが、水道の蛇口に接続されたホースが接続される。給水ケース43内には、洗剤が投入される。給水ケース43の下部は、給水ホース45を介して水槽6の上部に設けられた給水口46に接続されている。
この場合、給水弁42が開放されると、水道水が給水管44を介して給水ケース43に供給され、その水は、給水ケース43内に投入された洗剤とともに給水ホース45を介して水槽6内、ひいてはドラム11内に供給される。
図7には、本発明の要旨に関係した電気的概略構成が示されている。前記制御装置41には、操作パネル40に設けられた操作部38、水槽6内の水位を検出する水位センサ50、ドラム用モータ16の回転速度を検出する回転センサ51からの信号が入力される。この制御装置41は、これらの入力信号と、予め備えた制御プログラムに基き、操作パネル40に設けられた表示部39、給水弁42、ドラム用モータ16、循環ポンプ26のポンプモータ28、排水弁32などを制御する機能を備えている。
さて、上記制御装置24の制御内容について、図8を参照して説明する。
すなわち、電源スイッチの投入後、操作部38の運転コース設定スイッチを操作して例えば「洗濯乾燥コース」を選択し、スタートスイッチを操作すると、このフローチャートがスタートする。
すなわち、電源スイッチの投入後、操作部38の運転コース設定スイッチを操作して例えば「洗濯乾燥コース」を選択し、スタートスイッチを操作すると、このフローチャートがスタートする。
まず、ステップS1で示すように、まず重量検知、ドラム回転数設定及び各水量設定が行われる。この重量検知はドラム用モータ16に予め決められた一定電圧を一定時間供給し、その間のドラム11の回転数を測定して検出する。ドラム11の回転数は、回転センサ51を用いて測定する。
洗濯物の重量が検知されると、シャワーすすぎ用ドラム回転数の設定が行われ、且つ、検知重量に応じた洗剤洗い用水量、シャワーすすぎ用給水水量、例えば検知重量が重いほど、ドラム回転数を高く設定し、これら給水水量を多く設定する。なお、図9には、検知重量(洗濯物量)に応じて設定される、シャワーすすぎ用給水水量、シャワーすすぎ用ドラム回転数の各設定内容を示している。
そして、ステップS2に移行して、洗剤洗い行程を実行する。この洗剤洗い行程は次の通りである。排水弁32を閉鎖した状態で、給水弁42を開放して水を水槽6内に所定水量まで供給する。このとき、水は、給水ケース43内に投入された洗剤とともに給水ホース45を介して水槽6内、ひいてはドラム11内に供給される。水槽6内に供給される水道水量は、水位センサ50によって検出される。そして、前記検知重量に応じて設定された洗剤洗い用水量になると、給水弁42が閉じられる。
次いで、ドラム用モータ16が起動され、ドラム11を所定の回転速度で回転させる洗剤洗い運転が、所定時間行われる。
次のステップS3では、第1の脱水行程が実行される。この第1の脱水行程は次の通りである。まず、排水弁32が開かれ、水槽6内の水が排出される(排水行程)。水槽6内の水が排出されたところで、ドラム用モータ16によりドラム11が所定の脱水用回転速度(例えば1000rpm)で回転駆動されて洗濯物の脱水を行う。
次のステップS3では、第1の脱水行程が実行される。この第1の脱水行程は次の通りである。まず、排水弁32が開かれ、水槽6内の水が排出される(排水行程)。水槽6内の水が排出されたところで、ドラム用モータ16によりドラム11が所定の脱水用回転速度(例えば1000rpm)で回転駆動されて洗濯物の脱水を行う。
洗濯後の脱水行程が終了すると、次に、ステップS4〜ステップS9に示すシャワーすすぎ行程が実行される。このシャワーすすぎ行程は次のとおりである。まず、ステップS4で示すように、水槽6内への給水及びドラム11の低速回転駆動が実行される。この場合、ドラム11は一方向例えば図1の矢印D方向に回転駆動される。ドラム11の回転数は前記ステップS1によって設定されている。具体的には、洗濯物量に応じて、ドラム11の周壁内面に洗濯物が張り付く程度の低速度に設定される。図9で示されるように、洗濯物量が多くなるに従い回転数を早くするようにしている。その理由は、図11(a)に示すように、洗濯物量が少ない場合には、洗濯物がドラム11の周壁に沿って位置するために、洗濯物の回転半径Rが大きく、比較的低い回転数でも洗濯物がドラム11の周壁内面に張り付くものであり、この場合には、回転数は低くてもよい。また、洗濯物量が多い場合には、同図(B)に示すように、回転半径Rが大きい洗濯物(周壁側の洗濯物W1)もあれば、回転半径Rが比較的小さい洗濯物(周壁から離れた側の洗濯物W2)もあり、低い回転数であると、後者洗濯物の回転遠心力が小さくて落下するおそれがあり、この場合には回転数は高くしたほうがよい。
ステップS5で、給水水量が、設定された給水水量に達したことが判断されると、ステップS6で給水を停止し、ステップS7で循環ポンプ26を駆動させる。そして、所定時間が経過すると(ステップS8で判断)、循環ポンプ26の駆動を停止する(すすぎ行程を終了する)。
前記循環ポンプ26が駆動されると、ポンプ作用により、前述したように、水槽6内の水が排水管20、フィルタケース22を通してポンプ部27内に吸入されるとともに、ポンプ部27内の水が吐出口27aから循環用配管29側へ吐出され、当該循環用配管29を通り水供給口30からドラム11内、ひいては水槽6内へ吐出されるようになり、これにより水槽6内の水が循環水路34を通して循環されるようになる。
この場合、水供給口30から吐出された水は、ドラム11の回転方向に広がり、その大部分がドラム11とともに回転する洗濯物に、回転方向順方向からかかるようになり、水跳ねなどの発生がなく、洗濯物に良好に浸透する。該水は、洗濯物に浸透した後、ドラム11の多数の孔12から水槽6内に出て、上述したように循環する。
このすすぎ行程の後は、ステップS10〜ステップS12の高速脱水行程を行う。ステップS10では、排水弁32を開放するとともに、ドラム11を高速回転(例えば1000rpmで回転)し、所定時間が経過すれば(ステップS11で判断)ステップS12でドラム11の回転を停止する。前記ステップS4からステップS12までの各機器の動作内容のタイムチャート、及びドラム11の回転数変化の様子を図10に示している。
このような本実施例によれば、前記水供給口30を、該水供給口30から吐出された水が前記ドラム11の回転方向に広がる形状に構成したから、洗濯物がドラム11内で1回転するうち、水を受ける領域が多く、洗濯物の含水効率がよくなる。
また、本実施例によれば、該水の吐出方向中心線CLと、前記ドラム11の周壁11aにおける回転方向先側との角度αが、鈍角となるように、前記水供給口30の向きを設定したから、水供給口30から吐出された水の大部分が、回転する洗濯物に対して、回転方向に順方向で当たるようになり、水が洗濯物に対して跳ね返されることなく良好に洗濯物に染み込み、洗濯物の含水効率がさらよくなる。この結果、循環する水を洗濯物に効率よく含ませることができて、すすぎ効果を高めることができる。
図12は、本発明の第2の実施例を示しており、この実施例では、ドラム11を低速回転させる場合に、一定速度でなく、回転数を変化(本実施例では周期的に変化)させるようにしている。この実施例では、ドラム11の回転数が低くなったときに、洗濯物に対する回転遠心力が小さくなり、該洗濯物が動きやすくなり、水が洗濯物全体に良好に浸透するようになり、むらのないすすぎ効果が期待できる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、例えば、水供給口30は、該水供給口30から吐出された水がドラム11の回転方向に広がる形状に構成であれば良いので、具体的形状は上記した実施例に限定されるものではない。
図面中、6は水槽、11はドラム(回転槽)、19は排水口(水取出し口)、25は循環ポンプユニット、26は循環ポンプ、30は水供給口、34は循環水路、35は循環散水装置を示す。
Claims (2)
- 貯水が可能で下部に水循環用の水取出し口を備えた水槽と、
通水が可能な孔を有して前記水槽内に回転可能に配設された回転槽と、
この回転槽内部に臨むように設けられた水供給口と、
途中部に循環ポンプを備え前記水取出し口から取出した前記水槽内の水を前記水供給口から前記回転槽内に戻す循環水路とを備え、
すすぎ行程時に、前記水槽内に予め設定された初期給水水量まで給水するとともに、前記回転槽を低速回転で回転させ、前記水を、前記循環ポンプのポンプ作用により前記水取出し口及び前記循環水路並びに前記水供給口を通して前記回転槽内へ吐出させて循環させるようにしたものにおいて、
前記水供給口を、該水供給口から吐出された水が前記回転槽の回転方向に広がる形状に構成し、且つ、該水の吐出方向中心線と、前記回転槽の周壁における回転方向先側との角度が、鈍角となるように、前記水供給口の向きを設定したことを特徴とする洗濯機。 - 前記回転槽を低速回転させるときに、回転数を変化させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
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