JP3907573B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドラムを回転させることによりドラム内で洗濯物を持ち上げては落下させるドラム式洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗濯機本体内に設けられた水槽の中に略水平な軸線まわりに回転するドラムを設け、このドラムの内部に設けられた複数のバッフルにより洗濯物を持ち上げては落下させる、いわゆるタンブリングにより洗濯を行う洗濯機は従来から良く知られている。この洗濯形式は一種のたたき洗いであり、洗濯物がもみ合わされたりよじられたりしないので布傷みが少ない。また洗剤を溶かした洗濯液を洗濯物に浸透させ、タンブリングの機械力と洗剤の洗浄力を組み合わせて洗うので、少ない水で洗濯を行うことができる。さらに、洗濯物が常にほぐされるので洗濯物の中に風を通しやすく、洗濯兼乾燥機として構成するのが容易であるという特徴を有する。
【0003】
さて、洗濯機で洗濯を行う際、洗濯機の中の水位が重要な意味を持つことは言うまでもない。特に渦巻式の洗濯機では、水と洗濯物の流動が洗濯の必須要件であり、洗濯物の量に適合した水位を確保することに気を配る。例えば特許文献1には、所定の基本水位まで水位センサで水位制御を行う洗濯機の制御装置において、使用者の好み、水位センサの経年変化などにより、基本水位の調整、変更が必要になった場合に、容易に対応できるようにした制御装置が記載されている。
【0004】
また特許文献2には、使用者の考えている水位と規定の水位とが一致しない場合、使用者の所望する水位で洗い及びすすぎ工程を行えるようにした洗濯機が記載されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−328484号公報
【特許文献2】
特開平1−129887号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1や特許文献2に記載されたような渦巻式の洗濯機においては、筒形の洗濯槽が縦軸に配置されており、水位上昇と水量増加との間には直線的な関係がある。しかしながら横軸のタンブラードラムではそのような関係が成り立たない。僅かな水位上昇が大幅な水量増加をもたらすことがある。
【0007】
ドラムの中の水量が多いと洗濯物が浮いてしまい、バッフルに引っかからない。そのため洗濯物を持ち上げることができず、洗濯物を揺らすだけになり、洗濯効果が上がらない。ドラムを回転させるモータの負荷も増え、効率が低下する。
【0008】
逆に水量が少ないと洗濯物全体に洗濯液が浸透せず、十分な湿潤状態が得られないままタンブリングの機械力のみ作用することになり、やはり洗濯効果が上がらない。
【0009】
このようにドラム式洗濯機ではドラム内の水量が洗浄性能を大きく左右する。水量を測定するのに水位を検知する訳であるが、水位が高いからと言って必ずしも水量が多い訳ではない。また、水位の上昇と水量の増加は直線的には比例しない。
【0010】
例えば20リットルの水を▲1▼少量の洗濯物を入れたドラムに給水した場合と、▲2▼大量の洗濯物を入れたドラムに給水した場合とを比較した場合、▲2▼の方が水位が低くなる。これは洗濯物が水を吸収するためである。
【0011】
また洗濯物の乾燥状態によっても様相が異なる。洗濯物が乾燥した状態で入れられれば洗濯物に水が吸収されるため水位は低くなる。洗濯物が既に濡れていれば水がそれ以上あまり吸収されないので水位は高くなる。
【0012】
このようにドラム式洗濯機においては微妙な水量の加減が洗浄性能を大きく左右し、水位の見極めに渦巻式洗濯機以上にデリケートな面がある。ドラム内の水位を使用者が任意に設定できるような構成、またその旨の表示を行うことは、適切な水位に達したかどうかを見極めることが使用者にとって困難であるため、積極的には推進しにくい。そのため、マイクロコンピュータに記憶させた設定水位のまま洗濯が行われるようになっている。
【0013】
ところでドラム式洗濯機における設定水位は、ドラムの底の方に浅く水が溜まる程度なので、使用者には水量が少ないように見え、うまく洗濯できるのだろうかと不安感を抱かせるものであり、水量を自分で調整したいという要求は根強い。ところが自動給水後に使用者の裁量で水を足そうとしても、前述の通り適切な水位に達したかどうかを判断するのが困難であり、また自動給水後に手動で給水するのは時間のロスを招くという問題があった。
【0014】
すなわち、ドラム式洗濯機では、前述のように使用水量自体が少ない(渦巻式洗濯機の半分程度)。水量を調節する場合でも追加する水は1〜3リットル程度と少量で済むのであるが、円筒形のドラムを横に倒した形であるため、同量の水を追加したとしてもドラム内の水位により水面の上昇に大きな差が生じる。
【0015】
例えば、直径60cm、奥行きが30cmで軸線が水平な水槽の中にドラムを同心配置し、水槽の中に水を入れるケースを考える。水槽内の水量20リットルを22リットルに増やした場合の水面(水位)の上昇は約1.2cm、水量20リットルを23リットルを増やした場合の水面(水位)の上昇は1.8cmとなる。1リットルの水を追加した場合の水面上昇は僅か0.6cmにすぎず、使用者が適切な水量、水位を設定するのは困難である。
【0016】
このようにドラム式洗濯機では、水位の調節が渦巻式洗濯機に比べ難しい。かと言って適切な水位が設定されないと、洗浄性能の低下、モータの過負荷による発熱、あるいはエネルギーのロスといった問題が発生するおそれがある。
【0017】
そこで本発明は、ドラム式洗濯機において、常に適切な水位で洗濯を行えるようにすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、洗濯機本体内に設けられた水槽と、この水槽内で略水平な軸線まわりに回転し、内部で洗濯物を上方に持ち上げては落下させるドラムと、前記水槽に給水する給水手段と、前記ドラム内の水位を検知する水位検知手段と、ドラム内の水量と水位との換算テーブル及び水位に対応した運転条件を記憶する記憶装置を含むとともに洗濯機全体の運転制御を行う制御部と、選択された洗濯コースに適した前記ドラム内の水位として予め設定された標準水位よりも高いまたは低い水位に変更する水位変更手段と、を備え、前記制御部は、前記水位変更手段が操作された場合には、水位を一定範囲内で調整するようにしたものである。
【0019】
この構成によれば、洗濯運転は標準コース、毛布コース、ドライコースなど、使用者が選ぶ洗濯コースに応じ、そのコースに適する水位をカバーする一定範囲の水位で、かつ水位に対応した運転条件で行われることになり、ドラム式洗濯機の特性を十分に生かして高効率の洗濯を行うことができる。また、水位変更手段が操作された場合、水位の調整は一定範囲内で行われるものであり、水位が過度に変更されて洗濯機に過度の負担がかかるようなことがない。
【0020】
また本発明では、前記水位変更手段によって変更される水位は洗い工程における水位であるものとした。
【0021】
この構成によれば、特に洗浄性能に重要な意味を持つ洗い工程の水位を適切な水位とすることができ、汚れ落としを確実かつ十分に行わせることができる。
【0022】
また本発明では、前記水位変更手段によって変更された洗い工程の水位に連動してすすぎ工程の水位が設定されるものとした。
【0023】
この構成によれば、すすぎ工程の水量を洗い工程で使用する水量に応じて適切に設定でき、必要かつ十分なすすぎを行わせることができるとともに、過剰なすすぎ水の使用、またそれに伴うモータの消費電力の増大がなく、経済的な運転が可能になる。
【0024】
また本発明では、前記水位変更手段によって変更された洗い工程の水位と無関係にすすぎ工程の水位が設定されるものとした。
【0025】
この構成によれば、すすぎ工程の水量を洗い工程で使用する水量に連動させないという選択肢が得られ、通常ドラム式洗濯機で設定されるすすぎ水量以上にすすぎ水を使用することを望まない使用者に対し多様な選択肢を提供できる。
【0028】
また本発明では、運転条件を記憶する記憶手段を備え、記憶済みの運転条件を水位変更後の運転条件で置き換えることができるようにした。
【0029】
この構成によれば、水位を一度変更すると以後使用するときは自動的にその運転条件が読み出されることになり、一々操作のうえ自己の選択した運転条件を読み出す必要がなく、操作が簡単になる。
【0034】
また本発明では、前記一定範囲は、洗い工程及び/又はすすぎ工程において所期の洗浄性能及び/又はすすぎ性能が得られる水位の範囲であるものとした。
【0035】
この構成によれば、水位変更手段を操作して水位の調整を行うことは可能であるものの、その調整はあくまでも所期の効果的な洗浄性能及び/又はすすぎ性能が得られる範囲内にとどめられる。従って、水位を調整したのは良いが、そのために却って汚れ落ちが悪くなってしまったといった事態は発生しない。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明ドラム式洗濯機の一実施形態を図1〜6に示す。
【0037】
図1はドラム式洗濯機の外観斜視図、図2はドラム式洗濯機の垂直断面図である。ドラム式洗濯機1は、箱形の本体10の内部に水槽20とドラム30を配置している。水槽20もドラム30も円筒形で、それぞれ一方の端面に洗濯物投入口21、31を有する。ドラム30の底部中心から外向きに軸32が突出し、この軸32が水槽20の底部中心に設けられた軸受22に支えられることにより、ドラム30と水槽20とはドラム30を内、水槽20を外とする同心配置となるものである。
【0038】
図示しないサスペンション機構が水槽20とドラム30を支える。水槽20とドラム30は軸線が略水平になるように配置される。図示の実施形態では水槽20とドラム30の軸線は水平面に対し角度θの傾斜をなし、洗濯物投入口21、31の方がやや持ち上がった形になっている。これはドラム30の内部を見やすくするのと、洗濯物の出し入れを容易にするためである。
【0039】
洗濯物投入口21、31と向かい合うように、本体10の正面側外壁には開口11が設けられる。開口11の前面には横開きのドア12が設けられる。軟質合成樹脂又はゴムよりなるドアパッキン13が開口11と洗濯物投入口21とを連結する。ドアパッキン13はドラム30の中で生じる水の飛沫や濡れた洗濯物を出し入れする際の水のしたたり、あるいは洗濯物投入口21からの溢水等が本体10の内部を濡らすのを防ぐ。
【0040】
ドアパッキン13の内周面には環状のリップ14が一体形設されていて、これがドア12の内面に設けられた突部15の外周に密着し、ドアパッキン13とドア12の隙間から水が漏れるのを防ぐ。突部15はドラム30の中の洗濯物が洗濯物投入口21からはみ出さないようにする役割を担う。突部15を透明材料で形成し、ドラム30の内部が見通せるようにしておいてもよい。
【0041】
ドラム30の周壁には多数の小孔33が形設されている。この小孔33を通じドラム30と水槽20との間を水(洗濯液)が行き来する。小孔33は脱水時には脱水孔としても機能する。ドラム30の内周面には複数のバッフル34が所定間隔で設けられている。バッフル34はドラム30の回転に伴い洗濯物を引っかけては持ち上げ、上の方から落下させる。
【0042】
ドラム30の外面及び洗濯物投入口31にはバランスウェイト(バランサ)35を取り付ける。図2には洗濯物投入口31に取り付けた環状のバランスウェイト35のみ示す。バランスウェイト35はドラム30が高速回転したときに発生する振動を抑制するものである。
【0043】
水槽20の底部外面にはモータ40が取り付けられている。モータ40はダイレクトドライブ形式のものであり、そのロータにドラム30の軸32が連結固定される。なお前記軸受22はモータ40のハウジングに取り付けられ、モータ40の構成要素の一部となっている。
【0044】
51は水道水等の上水を水槽20に注ぐ給水管である。給水管51はドアパッキン13の上部に接続した給水ノズル52に水を送る。給水管51の途中には電磁式の給水弁53が設けられている。給水管51、給水ノズル52、及び給水弁53が給水手段50を構成する。給水ノズル52には洗剤ケース54が付属する。
【0045】
水槽20の最も低くなった箇所に排水口23が設けられ、ここに排水管60の一端が接続する。排水管60の他端はフィルタハウジング61に接続する。フィルタハウジング61の中には糸屑フィルタ62が挿入されている。糸屑フィルタ62は合成樹脂の網や布により形成され、洗濯液中の糸屑を捕集する。フィルタハウジング61の一端は着脱自在なキャップ63で閉ざされており、キャップ63を取り外して糸屑フィルタ62を掃除したり、交換したりすることができる。
【0046】
フィルタハウジング61には排水管64を接続し、フィルタ62を通過した排水を本体10の外に排出する。排水管64の途中には排水ポンプ65が設けられている。なお図2ではその状態が示されていないが、排水管64は一旦上方に立ち上げた形で固定されている。
【0047】
フィルタハウジング61にはエアトラップ71が接続され、エアトラップ71から導出された導圧パイプ72の上端に水位センサ73が設けられている。水位センサ73はエアトラップ71内の圧力変化に応じて磁性体をコイル内で移動させ、その結果生じるコイルのインダクタンス変化を発振周波数の変化として検出し、この発振周波数の変化から水位を読みとるものである。ここで読みとるのはドラム30の中の水位である。エアトラップ71、導圧パイプ72、及び水位センサ73が水位検知手段70を構成する。
【0048】
図3はドラム式洗濯機1の制御ブロック図である。80は電源スイッチ81を介して商用電源に接続する電源部、82は後述する液晶パネルとブザーとを備えた表示部、83は水位センサ73と図示しないドアスイッチ及び湿度センサを備えた入力部、84は各種スイッチの操作キー群により構成される操作スイッチ部である。表示部82と操作スイッチ部84とは本体10の前部上面に設けられる操作パネル16に配置される。
【0049】
90はマイクロコンピュータを主たる構成要素とする制御部である。制御部90はメモリ等必要な記憶装置を含み、記憶手段を兼ねる。91は制御部90からの指令を受けて負荷部を駆動する出力部である。制御部90と出力部91は本体10の中に操作パネル16と近接して配置されている。制御部90の中の記憶装置にはドラム30内の水量と水位との換算テーブル及び水位に対応した運転条件を記憶させる。
【0050】
負荷部にはモータ40、給水弁53、排水ポンプ65の他、ドア12をロックするドアロック17、ドラム30の中に温風を送り込む乾燥ユニット66、水槽20の中の水(洗濯液)を糸屑フィルタ62を通じて循環させる循環ポンプ67が含まれる。ドアロック17、乾燥ユニット66、及び循環ポンプ67はいずれも図2には現れていない。
【0051】
モータ40はインバータ回路41より電力を供給される。またモータ40には回転検知部42が付属しているが、これも図2には現れていない。
【0052】
ドラム式洗濯機1の動作を説明する。ドア12を開け、ドラム30の中に洗濯物を入れる。ドア12を閉じ、操作スイッチ部84で電源スイッチ81の操作キーを押して電源ONの状態にし、スタートキーを押すと、ドアロック17がドア12をロックし、「洗い工程」が開始される。
【0053】
「洗い工程」では給水弁53が開弁し、給水が行われる。給水された水は洗剤ケース54に入り、洗剤とともにドラム30内に入る。排水ポンプ65は停止しており、また排水管64は一旦上方に立ち上げた形で固定されているため、この状態では排水管64から水が流れ出すことはない。水槽20の中の水が制御部90に記憶させてある洗い用の水位に達したことを水位センサ73が検知すると給水弁53が閉弁し、給水が止まる。それからモータ40の駆動が開始される。モータ40はドラム30を設定回転数で回転させる。
【0054】
ドラム30が回転すると内部の洗濯物はバッフル34に引っかかって持ち上げられては落下するという動きを繰り返す。洗濯物の落下とドラム30の回転により水が攪拌され、洗剤が溶け込んで洗濯液となる。洗濯物は落下する度に洗濯液に浸り、機械的なたたき洗いと、洗剤による汚れ分離作用との相乗作用で洗濯が進む。なおドラム30の回転方向は所定時間毎に逆転する。
【0055】
「洗い工程」の間中、循環ポンプ67が水槽20の中の洗濯液を循環させる。循環は糸屑フィルタ62を経由して行われるものであり、洗濯液に含まれる糸屑は糸屑フィルタ62で捕捉される。従って洗濯物から離れた糸屑が洗濯物に再付着することがない。なお循環ポンプ67による水の循環は「すすぎ工程」でも実施される。
【0056】
所定の洗い時間が経過すると「すすぎ工程」に入る。「すすぎ工程」では一旦ドラム30を停止させ、排水ポンプ65を駆動する。水槽20からすっかり洗濯液を排水した後、排水ポンプ65の駆動を止め、給水弁53を開弁する。すると水槽20にすすぎ水が注水される。水槽20の中の水が制御部90の中の記憶装置に記憶させてあるすすぎ用の水位に達したことを水位センサ73が検知すると給水弁53が閉弁し、給水が止まる。それからモータ40の駆動が開始される。
【0057】
モータ40はドラム30を設定回転数で回転させる。ドラム30が回転すると内部の洗濯物はバッフル34に引っかかって持ち上げられては落下するという動きを繰り返す。落下する先は今度はすすぎ水の中であり、これによりすすぎが行われる。
【0058】
上記は水をためておいてすすぐ「ためすすぎ」の手法である。所定時間経過後、ドラム30を停止させ、排水ポンプ65を駆動してすすぎ水を排水する。排水後ドラム30を高速回転させて洗剤を遠心力で振り切り、新しい水を注いですすぎを再開する。このサイクルを設定回数繰り返す。
【0059】
所定のすすぎ時間が経過すると「脱水工程」に入る。「脱水工程」では排水ポンプ65が駆動され、水槽20からすすぎ水が排水される。続いてドラム30が高速回転せしめられ、洗濯物が遠心脱水される。脱水された水は排水ポンプ65が排水する。
【0060】
所定の脱水時間が経過すると「乾燥工程」に入る。「乾燥工程」では乾燥ユニット66が駆動され、回転するドラム30に温風が送り込まれる。洗濯物から水分を奪った温風は本体10内に設けられた図示しない冷却器を通過し、冷却器が温風中の水分を凝結させて除湿する。除湿された温風は乾燥ユニット66に戻り、温度を高められた後、ドラム30に入る。そして再び洗濯物から水分を奪う。このようにして洗濯物の乾燥が進められて行く。
【0061】
図示しない湿度センサにより温風中の湿度が設定値以下に低下したことが検知されると「乾燥工程」の終了となる。乾燥ユニット66の駆動が止まり、ドラム30も停止する。ドラム式洗濯機1は電源OFFの状態となり、ドアロック17はドア12のロックを解除する。この状態になったら使用者はドア12を開け、乾燥した洗濯物を取り出すことができる。
【0062】
さて制御部90の中の記憶装置には「洗い工程」におけるドラム30内の水量と水位との換算テーブルが複数種類用意され、記憶されている。またその複数種類の洗い水位に対応した複数種類の運転条件が記憶されている。運転条件は洗い運転制御チャート、「すすぎ工程」のすすぎ水位、及びすすぎ運転制御チャートを含む。洗い水位とすすぎ水位は連動状態で、あるいは互いに独立して選択できる。
【0063】
図4には電源ONとしたときの表示部82の液晶画面を示す。ここで用いる液晶パネルにはタッチパネルが貼りつけられており、画面上の操作キーのアイコンを指で軽く押して操作を行うようになっている。ドラム30内の水位変更操作をここで行うことができ、表示部82は水位変更手段としての役割を果たす。
【0064】
使用者は給水を行うことなく表示部82で水位(水量)の選択を行うことができる。設定水位がどのようになっているかをチェックするため、まず図4に示す初期画面で水位変更キー101を押す。すると画面が図5の水位変更画面に切り替わる。
【0065】
図5の水位変更画面には「一括変更」「洗い水位」「すすぎ水位」の数値が一覧表の形で表示されている。「一括変更」は洗い水位とすすぎ水位を一括連動で選択するときに用いる。「洗い水位」「すすぎ水位」は洗い水位とすすぎ水位を独立して選択するときに用いる。
【0066】
読み出したばかりの水位変更画面には制御部90の記憶手段に記憶されている初期設定の洗い水位とすすぎ水位がハイライトあるいは色変わりで表示される。図5では「洗い水位」において「18」、すすぎ水位において「20」の数値がハイライト表示となっている。数値は水槽20の中の水量をリットル単位で表したものである。図5の例では、この「18」「20」が標準値とされている。
【0067】
表の左端のコラムには「一括変更」の変更値が標準値を境にして「+1」「+2」「−1」「−2」と表示されている。「+1」は標準値に対し1リットル多いこと、「−1」は標準値に対し1リットル少ないことを示す。
【0068】
「一括変更」により水位を変更することとした場合、「+1」を押せば洗い水位、すすぎ水位とも水位に換算した設定水量が1リットル多くなり、ハイライト表示は「18」「20」から「19」「21」に変化する。「−1」を押せば洗い水位、すすぎ水位とも水位に換算した設定水量が1リットル少なくなり、ハイライト表示は「18」「20」から「17」「19」に変化する。なお変更値を表現するのに「+1」「−1」といったリットル数でなく、「多い」「少ない」といった感覚的表現によってもよい。
【0069】
上記のようにして「一括変更」で水位を選択した後、採用キー102又は登録キー103を押す。すると図4の初期画面に戻る。採用キー102を押した場合、選択した水位が今回の運転のみに適用される。電源OFFにすると選択がクリアされ、次回の運転では再び標準値が初期設定として表示される。
【0070】
登録キー103を押した場合、図4の初期画面に戻るとともに、初期設定の水位が今回選択した水位に置き換えられる。次回運転時以降の水位変更画面では今回選択した水位が自動的に初期設定として表示される。
【0071】
「一括変更」で洗い水位とすすぎ水位を選択した場合、制御部90の中の記憶装置に記憶させてある複数の運転条件の中から選択した水位に適合した運転条件が自動的に選択される。従って図4の画面でスタートキー104を押せば、選択した水位に適合した、標準設定と異なる洗い運転制御チャート、すすぎ運転制御チャートで「洗い工程」と「すすぎ工程」が遂行される。
【0072】
洗い水位のみ、又はすすぎ水位のみを変更する場合は、水位変更画面の「洗い水位」のコラム又は「すすぎ水位」のコラムで所望の数値を押す。図6には「洗い水位」で「19」、「すすぎ水位」で「22」を選択した状況が示されている。運転条件もこの選択した水位に適合したものとなる。図6の例では洗い水位、すすぎ水位とも標準値以外を選択したので洗い運転制御チャート、すすぎ運転制御チャートともに標準設定と異なることになる。洗い水位のみ変更されていれば洗い運転制御チャートのみ変更され、すすぎ水位のみ変更されていればすすぎ運転制御チャートのみ変更される。
【0073】
図6で採用キー102を押せば洗い水位が「19」、すすぎ水位が「22」の設定で、またそれに適合した洗い運転制御チャートとすすぎ運転制御チャートで今回の洗濯が行われる。
【0074】
登録キー103を押せば初期設定の水位が今回選択した水位に置き換えられ、次回運転時以降の水位変更画面では洗い水位「19」、すすぎ水位「22」の数値が初期設定として表示される。また水位の選択に伴い、記憶済みの運転条件も置き換えられる。従って、選択した水位に適合した運転条件が次回運転時以降の初期設定となる。
【0075】
なお水位変更画面において、「洗い水位」の数値と「すすぎ水位」の数値がいずれも1リットル刻みで並んでいるが、このように同量ずつ変化させる必要はない。「すすぎ水位」を「洗い水位」と異なる目盛幅で増減させてもよい。あるいは洗い水位を選択する都度、それに適合するすすぎ水位が演算され決定されることとしてもよい。
【0076】
ここで設定水量が「20」から「21」に1リットル増やした場合、及び「20」から「19」に1リットル減らした場合の水槽20内の水位の変化を計算で求めてみる。計算を簡単にするため、水槽20の軸線は水平であり、その直径は60cm、奥行きは30cmであるものとする。
【0077】
水量V(cm3)と水位h(cm)は次式により求めることができる。
V=1/2r2*D*(2θ−sin2θ)
h=r*(1−cosθ)
r:水槽半径(cm) D:水槽奥行き(cm)
θ:中心角の1/2(rad)
【0078】
上記計算式によれば、水量を「20」から「21」に1リットル増やすと水面が0.6cm上昇する。水量を「20」から「19」に1リットル減らすと水面は0.7cm下降する。このように、水を増やすにせよ減らすにせよ、水面高さの変動は僅かであり、使用者が目視判断で調節するのは困難である。
【0079】
これに対し本発明では、複数の水位の中から水位を選択すれば自動的にその水位に調節されるから、適切な水位を選択して洗濯を行うことができ、水量の加減が難しいドラム式洗濯機において、所期の効果的な洗浄性能を確実に発揮させることができる。
【0080】
なおドラム30内の水位が高すぎても低すぎてもドラム式洗濯機1は所期の性能を発揮しない。洗い工程においては所期の効果的な洗浄性能が得られず、すすぎ工程では所期の効果的なすすぎ性能が得られない。従って、ドラム30内の水位は調節可能ではあるものの、調節可能な上限と下限とがあり、そのように制約された一定範囲の水位でドラム式洗濯機1は運転を行うようになっている。図5及び図6の水位変更画面も調節可能な範囲の数値を示すものである。
【0081】
洗濯に適する水位の範囲は、標準コース、毛布コース、ドライコースといった洗濯コース毎に異なる。初期設定では、例えば標準コースの洗い水位が「18」、毛布コースの洗い水位が「30」といった具合に設定されている。図5及び図6の水位変更画面においても、使用者が選んだ洗濯コース毎に、そのコースに適する水位をカバーする水位の調節可能範囲が表示される。
【0082】
このように制御部90は、水位変更手段である表示部82が操作されたときは、ドラム内の水位とした予め設定された水位を一定範囲内で調整する。従って、水位が過度に変更されてドラム式洗濯機1に過度の負担がかかるようなことがない。
【0083】
前記の「一定範囲」とは、洗い工程及び/又はすすぎ工程において所期の効果的な洗浄性能及び/又はすすぎ性能が得られる水位の範囲である。従って、水位を調整したのは良いが、そのために却って汚れ落ちが悪くなってしまったといった事態は発生しない。
【0084】
以上本発明の実施形態につき説明したが、この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で更に種々の変更を加えて実施することができる。例えば、上記実施形態のドラム式洗濯機は前方から洗濯物を投入するフロントローディング形式であるが、ドラムの側面に洗濯物出し入れ用の蓋付き開口部を設け、上方から洗濯物を投入するトップローディング形式であっても本発明は適用可能である。
【0085】
【発明の効果】
本発明によれば、水量の加減が難しいドラム式洗濯機において、制御部はドラム内の水量と水位との換算テーブル及び水位に対応した運転条件を記憶する記憶装置を含み、選択されたコースに応じ一定範囲の水位で運転するようにしたものであるから、洗濯運転は洗濯に適した一定範囲の水位で、かつ水位に対応した運転条件で行われることになり、ドラム式洗濯機の特性を十分に生かして高効率の洗濯を行うことができる。
しかも制御部は、水位変更手段が操作されたとき、水位を一定範囲内で調整するから、水位が過度に変更されてドラム式洗濯機に過度の負担がかかるようなことがない。
また前記水位変更手段によって変更される水位は洗い工程における水位であるものとし、特に洗浄性能に重要な意味を持つ洗い工程の水位を適切な水位として、汚れ落としを確実かつ十分に行わせることができる。
さらに、前記水位変更手段によって変更された洗い工程の水位に連動してすすぎ工程の水位が設定されることとしたから、必要かつ十分なすすぎを行わせることができるとともに、過剰なすすぎ水の使用、またそれに伴うモータの消費電力の増大がなく、経済的な運転が可能になる
また、前記一定範囲とは、洗い工程及び/又はすすぎ工程において所期の効果的な洗浄性能及び/又はすすぎ性能が得られる水位の範囲であるものとしたから、水位を調整したのは良いが、そのために却って汚れ落ちが悪くなってしまったといった事態は発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るドラム式洗濯機の斜視図
【図2】 上記ドラム式洗濯機の垂直断面図
【図3】 上記ドラム式洗濯機の制御ブロック図
【図4】 上記ドラム式洗濯機の表示部における初期画面の図
【図5】 上記ドラム式洗濯機の表示部における水位表示画面の第1例示図
【図6】 上記ドラム式洗濯機の表示部における水位表示画面の第2例示図
【符号の説明】
1 ドラム式洗濯機
10 本体
20 水槽
30 ドラム
50 給水手段
70 水位検知手段
82 表示部(水位変更手段)
90 制御部(記憶手段)

Claims (6)

  1. 洗濯機本体内に設けられた水槽と、
    この水槽内で略水平な軸線まわりに回転し、内部で洗濯物を上方に持ち上げては落下させるドラムと、
    前記水槽に給水する給水手段と、
    前記ドラム内の水位を検知する水位検知手段と、
    ドラム内の水量と水位との換算テーブル及び水位に対応した運転条件を記憶する記憶装置を含むとともに洗濯機全体の運転制御を行う制御部と
    選択された洗濯コースに適した前記ドラム内の水位として予め設定された標準水位よりも高いまたは低い水位に変更する水位変更手段と、
    を備え、前記制御部は、前記水位変更手段が操作された場合には、水位を一定範囲内で調整することを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記水位変更手段によって変更される水位は洗い工程における水位であることを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記水位変更手段によって変更された洗い工程の水位に連動してすすぎ工程の水位が設定されることを特徴とする請求項2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記水位変更手段によって変更された洗い工程の水位と無関係にすすぎ工程の水位が設定されることを特徴とする請求項2に記載のドラム式洗濯機。
  5. 運転条件を記憶する記憶手段を備え、記憶済みの運転条件を水位変更後の運転条件で置き換えることができるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  6. 前記一定範囲は、洗い工程及び/又はすすぎ工程において所期の洗浄性能及び/又はすすぎ性能が得られる水位の範囲であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
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