図1の外箱1は中空状をなすものであり、外箱1内には水受槽2が固定されている。この水受槽2は前面が開口する円筒状をなすものであり、円形状の後板を有している。この水受槽2は衣類を洗濯するための水を受けるものであり、軸心線CLが前から後に向けて下降する傾斜状態に配置されている。この水受槽2は外槽に相当するものであり、水受槽2の後板には洗濯モータ3が固定されている。この洗濯モータ3は速度制御可能なDCブラシレスモータからなるものであり、水受槽2内に突出する回転軸を有している。この洗濯モータ3は速度センサを有している。この速度センサはホール素子からなるものであり、洗濯モータ3の回転軸が単位量だけ回転する毎に1つのパルス信号を出力する。
洗濯モータ3の回転軸には、図1に示すように、水受槽2内に位置してドラム4が固定されている。このドラム4は内槽に相当するものであり、洗濯モータ3の運転状態ではドラム4が洗濯モータ3の回転軸と一体的に回転する。このドラム4は前面が開口する円筒状をなすものであり、円形状の後板を有している。このドラム4は衣類が投入されるものであり、水受槽2に対して同心状に配置されている。このドラム4には複数の貫通孔が形成されており、ドラム4の内部空間は複数の貫通孔のそれぞれを通して水受槽2の内部空間に接続されている。
外箱1内には、図1に示すように、給水弁5が固定されている。この給水弁5は入口および出口を有するものであり、給水弁5の入口は水道の蛇口に接続されている。この給水弁5は閉鎖状態および開放状態相互間で電気的に操作されるものであり、給水弁5の開放状態では水道の蛇口から給水弁5を通して水受槽2内に水道水が注入される。この水受槽2には水位センサが接続されており、水位センサは水受槽2内の水位の高さに応じた水位信号を出力する。この水受槽2には排水管6の上端部が接続されており、排水管6には排水弁7が介在されている。この排水弁7は開放状態および閉鎖状態相互間で電気的に操作されるものであり、排水弁7の開放状態では水受槽2内の水道水が排水管6を通して排出される。
外箱1の前板には、図1に示すように、出入口8が形成されており、ドラム4内に対しては出入口8と水受槽2の前面とドラム4の前面を通して衣類が出し入れされる。この外箱1の前板には扉9が装着されている。この扉9は閉鎖状態および開放状態相互間で使用者が操作可能なものであり、出入口8は扉9の開放状態でドラム4内に対して衣類を出し入れすることが可能に開放される。
外箱1内には、図1に示すように、制御回路10が固定されている。この制御回路10はCPUとROMとRAMを有するものであり、排水弁7を電気的に制御することで水受槽2内から水道水を排出する。この制御回路10は速度センサからのパルス信号に応じて洗濯モータ3の回転速度を検出するものであり、洗濯モータ3を回転速度の検出結果に応じて電気的に制御することで目標速度で回転操作する。この制御回路10は水位センサからの水位信号に応じて水受槽2内の水位の高さを検出するものであり、給水弁5を水位の検出結果に応じて電気的に制御することで水受槽2内に目標水位の水道水を貯留する。この制御回路10は重量判定手段と水位設定手段と映像表示手段と変更手段と注水手段に相当する。
外箱1の前板には、図1に示すように、扉9の上方に位置して操作パネル11が固定されており、操作パネル11には、図2に示すように、表示器12とアップスイッチ13とダウンスイッチ14が装着されている。表示器12は使用者が視認可能なカラー液晶表示器からなるものであり、制御回路10は表示器12の表示内容を制御する。アップスイッチ13およびダウンスイッチ14のそれぞれは使用者が操作可能なものであり、自己復帰形のプッシュスイッチから構成されている。これらアップスイッチ13およびダウンスイッチ14のそれぞれは操作手段に相当する。
操作パネル11には運転コーススイッチおよびスタートスイッチが装着されている。これら運転コーススイッチおよびスタートスイッチのそれぞれは使用者が操作可能なものであり、制御回路10は運転コーススイッチが操作されたと判断した場合にはROMに予め記録された複数の運転コースのうちから運転コーススイッチの操作内容に応じた1つを選択し、スタートスイッチが操作されたと判断した場合には運転コースの選択結果で洗濯運転を開始する。
図3の運転開始処理は制御回路10が洗濯運転を開始した直後の処理内容であり、制御回路10は洗濯運転を開始した場合にはステップS1の布量判定処理を行う。この布量判定処理は洗濯モータ3の回転操作を一定パターンで開始し、洗濯モータ3の回転操作を開始したことを基準に一定時間が経過したときの速度センサからのパルス信号に応じて洗濯モータ3の回転速度を検出するものであり、制御回路10は回転速度の検出結果に応じてドラム4内の衣類の重量を判定する。この重量は回転速度の検出結果が遅くなることに応じて重く判定されるものであり、最低の(1Kg)から最高の(8Kg)まで(1Kg)の単位で8段階のいずれかに判定される。
制御回路10はステップS1の布量判定処理を終えると、ステップS2の水位設定処理へ移行する。この水位設定処理は洗剤分を含有する水道水でドラム4内の衣類を洗う洗い処理での水受槽2内の水位である目標水位を設定するものであり、目標水位はステップS1の布量判定処理での重量の判定結果に応じて設定される。この目標水位は重量の判定結果が重くなることに応じて高く設定されるものであり、重量の判定結果(1Kg)〜(8Kg)のそれぞれに応じて8段階のいずれかに設定される。
制御回路10のROMには画像データ1〜8の8種類が予め記録されている。これら画像データ1〜8のそれぞれは表示器12に槽内画像を表示するためのものであり、画像データ1〜8のそれぞれには画像データ1から順に重量の判定結果(1Kg)(2Kg)・・・(7Kg)(8Kg)が割付けられている。これら画像データ1〜8のそれぞれに割付けられた重量の判定結果を割付け重量と称する。
図2は槽内画像である。この槽内画像は静止画像からなるものであり、槽の絵柄Sと衣類の絵柄Cと水面の絵柄Lを有している。槽の絵柄Sは水受槽2を使用者に示唆するものであり、水受槽2を軸心線CLに沿って前から見た場合の輪郭を模した円形状に設定されている。この槽の絵柄Sは画像データ1〜8のそれぞれで相互に同一に設定されている。
衣類の絵柄Cは使用者に水受槽2内に収納された衣類の嵩を示唆するものである。この衣類の絵柄Cは水受槽2内に収納された複数の衣類を模したものであり、画像データ1〜8のそれぞれは衣類の絵柄Cの上下方向の幅寸法が割付け重量に応じた相互に異なる大きさに設定されている。水面の絵柄Lは使用者に水受槽2内の水面の高さを示唆するものである。この水面の絵柄Lは水受槽2内の水面を模した水平な直線状に設定されたものであり、画像データ1〜8のそれぞれは水面の絵柄Lの上下方向の表示位置が割付け重量に応じた相互に異なる高さに設定されている。
例えば画像データ3は、図2の(a)および(b)に示すように、衣類の絵柄Cとして水受槽2内に(3Kg)の衣類が投入された状態を表示するものであり、衣類の絵柄Cの上下方向の幅寸法が(3Kg)に応じた大きさに設定され、水面の絵柄Lの表示位置が重量の判定結果(3Kg)に対して設定される目標水位に応じた高さに設定されている。画像データ7は、図2の(c)に示すように、衣類の絵柄Cとして水受槽2内に(7Kg)の衣類が投入された状態を表示するものであり、衣類の絵柄Cの上下方向の幅寸法が(7Kg)に応じた大きさに設定され、水面の絵柄Lの表示位置が重量の判定結果(7Kg)に対して設定される目標水位に応じた高さに設定されている。
制御回路10はステップS2の水位設定処理を終えると、ステップS3でROMの画像データ1〜8のうちから重量の判定結果に応じた1つを選択し、画像データの選択結果を再生することで表示器12に重量の判定結果に応じた槽内画像を表示する。即ち、槽内画像は重量の判定結果に応じた衣類の絵柄Cおよび水面の絵柄Lを初期表示するものであり、使用者は槽内画像を見ることで水受槽2内の実際の衣類に対して水道水がどの高さまで注入されるかを認識することができる。
制御回路10はステップS3で槽内画像を初期表示すると、ステップS4でタイマをスタートさせ、ステップS5でアップスイッチ13が操作されたか否かを判断する。ここでアップスイッチ13が操作されたと判断した場合にはステップS6で目標水位の設定結果をアップスイッチ13の操作時間に応じた分だけ高く変更し、ステップS7で表示器12の水面の絵柄Lを目標水位の変更結果に応じた表示位置に上昇させる(図2参照)。この目標水位の変更は最高の重量(8Kg)に応じて設定される最高の目標水位を上限に行われるものであり、制御回路10はステップS7を終えた場合にはステップS11へ移行する。
制御回路10はステップS5でアップスイッチ13が操作されていないと判断すると、ステップS8でダウンスイッチ14が操作されたか否かを判断する。ここでダウンスイッチ14が操作されたと判断した場合にはステップS9で目標水位の設定結果をダウンスイッチ14の操作時間に応じた分だけ低く変更し、ステップS10で表示器12の水面の絵柄Lを目標水位の変更結果に応じた表示位置に下降させる。この目標水位の変更は重量の判定結果に応じて設定された初期の目標水位に比べて1段階だけ低い目標水位を下限に行われるものである。即ち、目標水位および水面の絵柄Lのそれぞれは最低の重量(1Kg)が判定された場合にはダウンスイッチ14の操作で変更不能となるものであり、制御回路10はステップS10を終えた場合にはステップS11へ移行する。
制御回路10はステップS11へ移行すると、タイマの値が限度値(60秒)に到達しているか否かを判断する。ここでタイマの値が限度値に到達していないと判断した場合にはステップS5に復帰し、タイマの値が限度値に到達していると判断した場合には次の洗い処理へ移行する。即ち、アップスイッチ13およびダウンスイッチ14のそれぞれの操作は計時動作が開始されたことを基準に一定時間(60秒)だけ有効化されるものであり、使用者は一定時間が経過する前にはアップスイッチ13およびダウンスイッチ14のそれぞれを操作することで目標水位および水面の絵柄Lのそれぞれを下限および上限の範囲内で変更できる。
制御回路10は洗い処理へ移行すると、給水弁5を開放状態とすることで水受槽2内に水道水を注入する。この給水弁5は水位センサからの水位信号に応じて水受槽2内の水位が目標水位に到達したと判断された場合に開放状態から閉鎖状態に切換えられるものであり、初期の目標水位が変更されなかった場合には水受槽2内に初期の目標水位の水道水が注入され、初期の目標水位が変更された場合には水受槽2内に目標水位の変更結果の水道水が注入される。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
アップスイッチ13およびダウンスイッチ14のそれぞれが操作された場合には目標水位の設定結果を変更し、槽内画像の水面の絵柄Lの表示位置を目標水位の変更結果に応じた高さに変更したので、水受槽2内の衣類に対して水道水がどのような高さまで注入されるようになるかを使用者が槽内画像から目で確認することが可能になる。従って、使用者にとっては扉9を開閉することなく槽内画像を見ながらアップスイッチ13またはダウンスイッチ14を操作する簡単な作業で目標水位を好みの高さに変更できる。特に水受槽2が傾斜状態に配置されている場合には水受槽2に指標があったとしても指標から水位を把握し難く、表示器12の槽内画像で使用者に水位を報知することが有効である。
アップスイッチ13が操作された場合には目標水位の設定結果を最高の重量(8Kg)に応じた最高の目標水位を上限に変更した。従って、目標水位の設定結果が最高の目標水位を上回る水位に変更されることがなくなるので、水受槽2内に目標水位の水道水を貯留不能となることが防止される。しかも、ダウンスイッチ14が操作された場合には目標水位の設定結果を1段階だけ低い目標水位を下限に変更したので、目標水位が過大に低く設定されることに応じて十分な洗浄性能および十分なすすぎ性能が得られなくなることが防止される。
槽内画像で槽の絵柄Sとして水受槽2の形状に応じた絵柄を表示したので、槽の絵柄Sが何を意味しているかを使用者が直感的に理解できるようになる。計時動作が開始されたことを基準に一定時間(60秒)が経過した場合にはアップスイッチ13およびダウンスイッチ14のいずれが操作されても目標水位の設定結果および水面の絵柄Lの表示位置のそれぞれを変更不能とし、次の洗い処理を自動的に開始するようにした。従って、使用者がアップスイッチ13およびダウンスイッチ14をいずれも操作しない、あるいは、操作し忘れた場合であっても次の洗い処理が自動的に開始されるので、洗い処理がいつまでたっても始まらない事態となることが防止される。
表示器12の前面には透明な静電容量式のタッチパネルが装着されている。このタッチパネルは操作手段に相当するものであり、図4に示すように、制御回路10は表示器12に槽内画像と共にアップキーの絵柄Uおよびダウンキーの絵柄Dを表示する。この制御回路10は使用者がタッチパネルを介してアップキーの絵柄Uおよびダウンキーの絵柄Dのそれぞれに手指を触れたか否かをタッチパネルからの出力信号に応じて判断するものであり、アップキーの絵柄Uに手指を触れたと判断した場合には目標水位の設定結果を手指の接触時間に応じた分だけ高く変更すると共に槽内画像の水面の絵柄Lを目標水位の変更結果に応じた表示位置に上昇させ、ダウンキーの絵柄Dに手指を触れたと判断した場合には目標水位の設定結果を手指の接触時間に応じた分だけ低く変更すると共に槽内画像の水面の絵柄Lを目標水位の変更結果に応じた表示位置に下降させる。
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
目標水位の設定結果および水面の絵柄Lの表示位置のそれぞれを変更するための操作手段としてタッチパネルを用いた。従って、操作パネル11にアップスイッチ13およびダウンスイッチ14を装着するためのスペースを確保する必要性がなくなるので、大画面の表示器12を用いることが可能になる。
表示器12の前面には透明なタッチパネルが装着されており、図5に示すように、制御回路10は表示器12に槽内画像を表示した場合には使用者が水面の絵柄Lにタッチパネルを介して手指を触れたまま下から上または上から下に向けて動かしたか否かを判断する。ここで使用者が水面の絵柄Lに手指を触れたまま下から上に向けて動かしたと判断した場合には目標水位の設定結果を手指の移動量に応じた分だけ高く変更すると共に水面の絵柄Lの表示位置を目標水位の変更結果に応じて上昇させ、使用者が水面の絵柄Lに手指を触れたまま上から下に向けて動かしたと判断した場合には目標水位の設定結果を手指の移動量に応じた分だけ低く変更すると共に水面の絵柄Lの表示位置を目標水位の変更結果に応じて下降させる。
上記実施例3によれば次の効果を奏する。
水面の絵柄Lが下から上へ手指でなぞられた場合には目標水位の設定結果および水面の絵柄Lの高さのそれぞれを高く変更し、上から下へ手指でなぞられた場合には目標水位の設定結果および水面の絵柄Lの高さのそれぞれを低く変更した。従って、使用者がタッチパネルを直感的に操作することで目標水位の設定結果および水面の絵柄Lの高さのそれぞれが変更されるので、操作性が向上する。
図6の(a)は制御回路10のROMに予め記録された洗剤量データである。この洗剤量データは、図6の(b)に示すように、最低の目標水位から最高の目標水位までを5つの水位区分A〜Eに分け、水位区分A〜Eのそれぞれに1つの洗剤量を割付けたものである。この洗剤量は使用者が衣類を洗うために水受槽2内に投入する洗剤の量である。この洗剤量は最高の水位区分Aに対する洗剤量を基準(1.0杯)とした相対的な数値で定義されたものであり、水位区分がAからEに向けて低くなることに応じて小さく設定されている。
図7の運転開始処理は制御回路10が図3の運転開始処理に換えて行うものであり、制御回路10はステップS21の布量判定処理でドラム4内の衣類の重量を判定し、ステップS22の水位設定処理で重量の判定結果に応じて目標水位を判定する。そして、ステップS23の洗剤量設定処理で目標水位の設定結果が水位区分A〜Eのいずれに属するかを判定し、洗剤量データから水位区分の判定結果に応じた洗剤量を選択する。
制御回路10はステップS23で洗剤量を選択すると、ステップS24で重量の判定結果に応じた画像データを再生することで表示器12に槽内画像を初期表示し、ステップS25で表示器12に洗剤量の選択結果を初期値として表示する。この洗剤量の選択結果は、図8(a)に示すように、ダウンキーの絵柄Dの下に(洗剤量)の文字と共に表示されるものであり、制御回路10はステップS25で洗剤量を表示した場合にはステップS26で目標水位の設定結果が変更されたか否かを判断する。
制御回路10はステップS26で目標水位の設定結果が変更されたと判断すると、ステップS27へ移行する。ここで目標水位の変更結果が水位区分A〜Eのいずれに属するかを判定し、水位区分の判定結果が初期の判定結果に対して相違しているか否かを判断する。ここで水位区分の判定結果が初期の判定結果に対して相違していると判断した場合にはステップS28で洗剤量テーブルから水位区分の判定結果に応じた洗剤量を選択し、図8の(b)に示すように、表示器12の洗剤量の表示を選択結果に変更する。この制御回路10は洗剤量表示手段に相当する。
上記実施例4によれば次の効果を奏する。
目標水位の設定結果が変更された場合には表示器12の洗剤量の表示を目標水位の変更結果に応じたものに変更した。従って、使用者が洗剤量の表示通りの量の洗剤を水受槽2内に投入した場合には水受槽2内の水道水の洗剤濃度が適切な範囲に保たれるので、洗浄性能が良好な状態に維持される。
上記実施例4においては、本発明を縦形洗濯機に適用しても良い。
図9の(a)は制御回路10のROMに予め記録された残時間データである。この残時間データは、図9の(b)に示すように、最低の目標水位から最高の目標水位までを4つの水位区分A〜Dに分け、水位区分A〜Dのそれぞれに1つの残時間を割付けたものである。この残時間は残り運転時間に相当するものであり、制御回路10が水位区分に応じて実際に設定する運転時間に一致した時間に設定されている。この残時間は水位区分がDからAに向けて高くなることに応じて短く設定されている。即ち、目標水位が高くなることに応じてすすぎ性能が高まり、すすぎ性能が高まることに応じてすすぎ時間が短縮される。従って、目標水位が高い程に実際の運転時間が短く設定されるので、残時間データの残時間は実際の運転時間に応じて短く設定されている。
図10の(a)は水位区分Cに応じて実際に設定される運転内容である。この場合には洗い処理の所要時間が(11分)に設定され、1回目の脱水処理と2回目の脱水処理とためすすぎ処理のそれぞれの所要時間が(4分)に設定され、シャワーすすぎ処理の所要時間が(3分)に設定され、最終脱水処理の所要時間が(6分)に設定され、合計の運転時間が水位区分Cに応じた残時間と同一の(32分)に設定される。
図10の(b)は水位区分Bに応じて実際に設定される運転内容である。この場合には洗い処理の所要時間が(11分)に設定され、1回目の脱水処理および2回目の脱水処理のそれぞれの所要時間が(4分)に設定され、シャワーすすぎ処理の所要時間が(2分)に設定され、ためすすぎ処理の所要時間が(3分)に設定され、最終脱水処理の所要時間が(6分)に設定され、合計の運転時間が残時間と同一の(30分)に設定される。
図11の運転開始処理は制御回路10が図3の運転開始処理に換えて行うものであり、制御回路10はステップS31の布量判定処理でドラム4内の衣類の重量を判定し、ステップS32の水位設定処理で重量の判定結果に応じて目標水位を判定する。そして、ステップS33の残時間設定処理で目標水位の設定結果が水位区分A〜Dのいずれに属するかを判定し、残時間データから水位区分の判定結果に応じた残時間を選択する。
制御回路10はステップS33で残時間を選択すると、ステップS34で重量の判定結果に応じた画像データを再生することで表示器12に槽内画像を初期表示し、ステップS35で表示器12に残時間の選択結果を初期値として表示する。この残時間は、図12の(a)に示すように、ダウンキーの絵柄Dの下方に(残時間)の文字と共に表示されるものであり、制御回路10はステップS35で残時間を初期表示した場合にはステップS36で目標水位の設定結果が変更されたか否かを判断する。
制御回路10はステップS36で目標水位の設定結果が変更されたと判断すると、ステップS37へ移行する。ここで目標水位の変更結果が水位区分A〜Dのいずれに属するかを判定し、水位区分の判定結果が初期の判定結果に対して相違しているか否かを判断する。ここで水位区分の判定結果が初期の判定結果に対して相違していると判断した場合にはステップS38で残時間テーブルから水位区分の判定結果に応じた残時間を選択し、図12の(b)に示すように、表示器12の残時間の表示を選択結果に変更する。この制御回路10は残り運転時間表示手段に相当する。
上記実施例5によれば次の効果を奏する。
目標水位の設定結果が変更された場合には残時間の表示を目標水位の変更結果に応じたものに変更したので、使用者が目標水位を変更したことに応じて実際の残時間と残時間の表示との間に差が生じることが防止される。
上記実施例5においては、目標水位が高い程に実際の運転時間が長く設定される場合には実際の運転時間に応じて残時間の表示を長く変更すると良い。例えば水受槽2内に水道水を注入するための給水時間および水受槽2内から水道水を排水するための排水時間のそれぞれは目標水位が高い程に長くなる。これら給水時間および排水時間のそれぞれに起因して実際の運転時間が長く設定される場合には残時間の表示を実際の運転時間に応じて長く変更する。
上記実施例5においては、本発明を縦形の洗濯機に適用しても良い。
図13の外箱21は上面が開口するものであり、外箱21内には水受槽22が固定されている。この水受槽22は上面が開口する円筒状をなすものであり、円形状の底板を有している。この水受槽22は衣類を洗濯するための水を受けるものであり、外槽に相当する。この水受槽22の底板には洗濯モータ23が固定されている。この洗濯モータ23は速度制御可能なDCブラシレスモータからなるものであり、水受槽22内に突出する回転軸を有している。この洗濯モータ23は速度センサを有している。この速度センサはホール素子からなるものであり、洗濯モータ23の回転軸が単位量だけ回転する毎に1つのパルス信号を出力する。
水受槽22内には、図13に示すように、回転槽24が収納されている。この回転槽24は上面が開口する円筒状をなすものであり、円形状の底板を有している。この回転槽24には複数の貫通孔が形成されており、回転槽24の内部空間は複数の貫通孔のそれぞれを通して水受槽22の内部空間に接続されている。この回転槽24は衣類が投入されるものであり、洗濯モータ23の運転状態で洗濯モータ23の回転軸と一体的に回転する脱水状態および洗濯モータ23の回転軸に対して静止する洗い状態相互間で電気的に切換えられる。この回転槽24内にはパルセータ25が収納されている。このパルセータ25は回転槽24内の衣類を水流で撹拌するものであり、回転槽24の脱水状態および洗い状態のそれぞれで洗濯モータ23の回転軸と一体的に回転する。この回転槽24は内槽に相当する。
外箱21の上端部には、図13に示すように、トップカバー26が固定されている。このトップカバー26は出入口を有する枠状をなすものであり、回転槽24内に対してはトップカバー26の出入口と水受槽22の上面と回転槽24の上面を通して衣類が出し入れされる。このトップカバー26には扉が装着されている。この扉は閉鎖状態および開放状態相互間で使用者が操作可能なものであり、トップカバー26の出入口は扉の開放状態で回転槽24内に対して衣類を出し入れすることが可能に開放される。
トップカバー26内には、図13に示すように、給水弁27が固定されている。この給水弁27は入口および出口を有するものであり、給水弁27の入口は水道の蛇口に接続されている。この給水弁27は閉鎖状態および開放状態相互間で電気的に操作されるものであり、給水弁27の開放状態では水道の蛇口から給水弁27を通して水受槽22内に水道水が注入される。この水受槽22には水位センサが接続されており、水位センサは水受槽22内の水位の高さに応じた水位信号を出力する。この水受槽22には排水管28の上端部が接続されており、排水管28には排水弁29が介在されている。この排水弁29は開放状態および閉鎖状態相互間で電気的に操作されるものであり、排水弁29の開放状態では水受槽22内の水道水が排水管28を通して排出される。
トップカバー26内には、図13に示すように、制御回路30が収納されている。この制御回路30はCPUとROMとRAMを有するものであり、排水弁29を電気的に制御することで水受槽22内から水道水を排出する。この制御回路30は速度センサからのパルス信号に応じて洗濯モータ23の回転速度を検出するものであり、洗濯モータ23を回転速度の検出結果に応じて電気的に制御することで目標速度で回転操作する。この制御回路30は水位センサからの水位信号に応じて水受槽22内の水位の高さを検出するものであり、給水弁27を水位の検出結果に応じて電気的に制御することで水受槽22内に目標水位の水道水を貯留する。
トップカバー26には扉の前方に位置して操作パネルが固定されており、操作パネルには、図14に示すように、カラー液晶表示器からなる表示器31が固定されている。この表示器31は使用者が認識可能なものであり、制御回路30は表示器31の表示内容を制御する。この表示器31の表面には静電容量式のタッチパネルが固定されている。このタッチパネルは表示器31の表示内容を透視可能とする透光性を有するものであり、制御回路30はタッチパネルからの出力信号に応じてタッチパネルの操作内容を検出する。
操作パネルには運転コーススイッチおよびスタートスイッチが装着されている。これら運転コーススイッチおよびスタートスイッチのそれぞれは使用者が操作可能なものであり、制御回路30は運転コーススイッチが操作されたと判断した場合にはROMに予め記録された複数の運転コースのうちから運転コーススイッチの操作内容に応じた1つを選択し、スタートスイッチが操作されたと判断した場合には運転コースの選択結果で洗濯運転を開始する。
制御回路30は洗濯運転を開始すると、布量判定処理および水位設定処理を順に行う。布量判定処理は回転槽24内の衣類の重量を最低の(1Kg)から最高の(8Kg)まで(1Kg)の単位で8段階のいずれかと判定するものであり、図3のステップS1と同一のプロセスで行われる。水位設定処理は目標水位を8段階のいずかに設定するものであり、図3のステップS2と同一のプロセスで行われる。
制御回路30のROMには画像データ11〜18の8種類が予め記録されている。これら画像データ11〜18のそれぞれは表示器31に槽内画像を表示するためのものであり、画像データ11〜18のそれぞれには画像データ11から順に重量の判定結果(1Kg)(2Kg)・・・・・・(7Kg)(8Kg)が割付けられている。
図14は槽内画像であり、槽内画像は槽の絵柄Sと衣類の絵柄Cと水面の絵柄Lを有している。槽の絵柄Sは使用者に水受槽22を示唆するものであり、画像データ11〜18のそれぞれで相互に同一に設定されている。この槽の絵柄Sは回転槽24を軸方向に沿って破断した断面を模したものであり、縦長な長方形状の絵柄に設定されている。衣類の絵柄Cは使用者に衣類の嵩を示唆するものである。この衣類の絵柄Cは回転槽24内に収納された複数の衣類を模したものであり、画像データ11〜18のそれぞれは衣類の絵柄Cの上下方向の幅寸法が割付け重量に応じた大きさに設定されている。水面の絵柄Lは使用者に水受槽22内の水面を示唆するものである。この水面の絵柄Lは水面を模した水平な直線状の絵柄に設定されたものであり、画像データ11〜18のそれぞれは水面の絵柄Lの上下方向の表示位置が割付け重量に応じた高さに設定されている。
制御回路30は水位設定処理を終えると、ROMの画像データ11〜18のうちから重量の判定結果に応じた1つを選択し、画像データの選択結果を再生することで表示器31に重量の判定結果に応じた槽内画像を表示する。この制御回路30は表示器31に槽内画像を表示した場合にはメモリの絵柄Mおよびボタンの絵柄Bを表示する。メモリの絵柄Mは、図14に示すように、縦長な長方形の枠状をなすものであり、メモリの絵柄Mの上方には(高)の文字が表示され、メモリの絵柄Mの下方には(低)の文字が表示され、メモリの絵柄Mの左方には(水位設定)の文字および上下方向の矢印が表示される。ボタンの絵柄Bはメモリの絵柄M内に表示されるものであり、操作ボタンを模した丸形状に設定されている。
制御回路30はメモリの絵柄Mおよびボタンの絵柄Bを表示すると、使用者がボタンの絵柄Bにタッチパネルを介して手指を触れたまま手指をメモリの絵柄Mに沿って下から上および上から下のいずれかに向けて動かしたか否かを判断する。
制御回路30は使用者が手指を下から上に向けて動かしたと判断すると、ボタンの絵柄Bの表示位置をメモリの絵柄M内のうち手指の移動停止位置に上昇させる。これと共に目標水位の設定結果を手指の移動量に応じた分だけ高く変更し、表示器31の水面の絵柄Lを目標水位の変更結果に応じた表示位置に上昇させる(図14参照)。この目標水位の変更は最高の目標水位を上限に行われるものであり、目標水位が高く変更された場合には次の洗い処理で水受槽22内に目標水位の変更結果に応じた水道水が注入される。
制御回路30は使用者が手指を上から下に向けて動かしたと判断すると、ボタンの絵柄Bの表示位置をメモリの絵柄M内のうち手指の移動停止位置に下降させる。これと共に目標水位の設定結果を手指の移動量に応じた分だけ低く変更し、表示器31の水面の絵柄Lを目標水位の変更結果に応じた表示位置に下降させる。この目標水位の変更は初期の目標水位に比べて1段階だけ低い目標水位を下限に行われるものであり、目標水位が低く変更された場合には次の洗い処理で水受槽22内に目標水位の変更結果に応じた水道水が注入される。
上記実施例6によれば次の効果を奏する。
タッチパネルが操作された場合には目標水位の設定結果を変更し、槽内画像の水面の絵柄Lの表示位置を目標水位の変更結果に応じた高さに変更したので、使用者は扉を開閉することなく槽内画像を見ながらタッチパネルを操作する簡単な作業で目標水位を好みの高さに変更できる。槽内画像で槽の絵柄Sとして水受槽22の形状に応じた絵柄を表示したので、槽の絵柄Sが何を意味しているかを使用者が直感的に理解できる。
上記実施例6においては、目標水位の設定結果をアップスイッチ13およびダウンスイッチ14の操作内容に応じて変更しても良い。
上記実施例6においては、計時動作が開始されてから一定時間が経過するまではタッチパネルの操作を有効化し、計時動作が開始されてから一定時間が経過した後にはタッチパネルの操作を無効化しても良い。
制御回路30は表示器31に槽内画像を表示した場合には、図15に示すように、使用者が水面の絵柄Lにタッチパネルを介して手指を触れたまま下から上または上から下に向けて動かしたか否かを判断する。ここで使用者が水面の絵柄Lに手指を触れたまま下から上に向けて動かしたと判断した場合には目標水位の設定結果を手指の移動量に応じた分だけ高く変更すると共に水面の絵柄Lの表示位置を目標水位の変更結果に応じて上昇させ、使用者が水面の絵柄Lに手指を触れたまま上から下に向けて動かしたと判断した場合には目標水位の設定結果を手指の移動量に応じた分だけ低く変更すると共に水面の絵柄Lの表示位置を目標水位の変更結果に応じて下降させる。
上記実施例7によれば次の効果を奏する。
水面の絵柄Lが手指でなぞられた場合には目標水位の設定結果および水面の絵柄Lの高さのそれぞれを変更した。従って、使用者がタッチパネルを直感的に操作することで目標水位の設定結果および水面の絵柄Lの高さのそれぞれが変更されるので、操作性が向上する。
図16の(a)は制御回路30のROMに予め記録された撹拌パターンデータである。この撹拌パターンデータは、図16の(b)に示すように、最低の目標水位から最高の目標水位までを5つの水位区分A〜Eに分け、水位区分A〜Eのそれぞれに1つの撹拌パターンを割付けたものである。これら撹拌パターンA〜Eのそれぞれはすすぎ処理でパルセータ25を回転操作する場合の洗濯モータ23の回転内容を定義するものである。この撹拌パターンデータは撹拌パターンEからAに向けて水流が強くなるように設定されたものであり、水位区分には水位区分がEからAに向けて高くなることに応じて水流が強くなるように撹拌パターンが割付けられている。
右回りON時間は、図17に示すように、パルセータ25を右回りに回転操作する場合の所要時間を称するものであり、左回りON時間はパルセータ25を左回りに回転操作する場合の所要時間を称するものであり、OFF時間はパルセータ25の右回りを終えてから左回りを始めるまでの待機時間およびパルセータ25の左回りを終えてから右回りを始めるまでの待機時間のそれぞれを称し、回転数はパルセータ25の右回りおよび左回りのそれぞれでの回転速度を称する。
制御回路30は目標水位の設定結果が水位区分A〜Eのいずれに属するかを判定し、撹拌パターンデータから水位区分の判定結果に応じた撹拌パターンを選択するものであり、目標水位の設定結果が変更されなかった場合にはすすぎ処理で洗濯モータ23を撹拌パターンの初期選択結果で回転操作することで水受槽22内に目標水位の初期設定結果に応じた強さの水流を生成する。
制御回路30は目標水位の設定結果が変更された場合には目標水位の変更結果が水位区分A〜Eのいずれに属するかを再び判定するものであり、撹拌パターンデータから水位区分の再判定結果に応じた撹拌パターンを再選択する。この制御回路30はすすぎ処理で洗濯モータ23を撹拌パターンの再選択結果で回転操作するものであり、洗濯モータ23を撹拌パターンの再選択結果で回転操作することで水受槽22内に目標水位の変更結果に応じた強さの水流を生成する。この制御回路30は重量判定手段と水位設定手段と画像表示手段と変更手段と注水手段と運転内容設定手段に相当する。
上記実施例8によれば次の効果を奏する。
目標水位の設定結果が高く変更された場合には洗濯モータ23の運転内容を目標水位の変更結果に応じたものに変更することで水流を強く変更した。従って、目標水位が高く変更された場合であっても水受槽22内の衣類に伝わる機械力が適切な範囲内に維持されるので、洗浄性能およびすすぎ性能のそれぞれが良好な状態に維持される。目標水位の設定結果が低く変更された場合には洗濯モータ23の運転内容を目標水位の変更結果に応じたものに変更することで水流を弱く変更した。従って、目標水位が低く変更された場合であっても水受槽22内の衣類に伝わる機械力が適切な範囲内に維持されるので、水受槽22内の衣類が機械力で傷むことが防止される。
上記実施例8においては、本発明をドラム式洗濯機に適用しても良い。この場合にはパルセータ25の回転速度をドラムの回転速度に置換すれば良い。
図18の一時停止処理は制御回路30が実行するものである。この一時停止処理は洗い処理またはすすぎ処理が一時停止されている一時停止中に行われるものであり、洗い処理は一時停止スイッチが洗い処理中に操作された場合に一時停止され、すすぎ処理は一時停止スイッチがすすぎ処理中に操作された場合に一時停止される。この一時停止スイッチはトップカバー26の操作パネルに装着されたものである。
制御回路30はステップS41で水位センサからの水位信号に応じて水受槽22内の水位を検出し、ステップS42で表示器31に槽内画像とメモリの絵柄Mとボタンの絵柄Bを表示する。この槽内画像は重量の判定結果に応じた画像データを再生することで表示されるものであり、制御回路30は槽内画像のうち水面の絵柄LをステップS41の水位の検出結果に応じた高さに表示する。この槽内画像は洗い処理またはすすぎ処理で水受槽22内の衣類が水道水を含んだことに起因して水受槽22内の水面が低下した場合に水面の絵柄Lを水面の低下状態に応じた高さに表示するものであり、衣類の絵柄Cとしては重量の判定結果に応じたものが表示される。
制御回路30はステップS42で槽内画像等を表示すると、ステップS43で使用者がボタンの絵柄Bにタッチパネルを介して手指を触れたまま手指をメモリの絵柄Mに沿って下から上に向けて動かしたか否かを判断する。ここで使用者が手指を下から上に向けて動かしたと判断した場合にはステップS44でボタンの絵柄Bの表示位置を手指の移動停止位置に上昇させ、目標水位の設定結果を手指の移動量に応じた分だけ高く変更する。
制御回路30はステップS44で目標水位の設定結果を高く変更すると、ステップS45で水面の絵柄Lを目標水位の変更結果に応じた表示位置に上昇させ、ステップS46で給水弁27を開放状態とすることで目標水位の変更結果まで水道水を追加注入する。そして、洗い処理を一時停止していた場合には洗い処理を再開し、すすぎ処理を一時停止していた場合にはすすぎ処理を再開する。
上記実施例9によれば次の効果を奏する。
水を多量に含む衣類(例えば綿素材の衣類)が水受槽22内に数多く投入されている場合にはパルセータ25が水を撹拌する毎に衣類が水を吸引し、水受槽22内の水面が使用者の予想を超えて低下することがある。これに対して水受槽22内に水道水が注入された後にタッチパネルが操作された場合にも目標水位の設定結果および水面の絵柄Lの高さのそれぞれを変更可能とし、水受槽22内に水道水が注入された後に目標水位の設定結果が変更された場合には目標水位の変更結果に応じた水道水を水受槽22内に追加注入したので、衣類が水を吸引したことに応じて水受槽22内の水面が使用者の予想を超えて低下した場合であっても水受槽22内に使用者の好みの水位の水を追加注入して運転を再開することができる。
上記実施例9においては、本発明をドラム式洗濯機に適用しても良い。
上記実施例1〜9のそれぞれにおいては、槽の絵柄Sとして上面が開口する半円形状の絵柄を表示しても良く、要は衣類の嵩を受ける槽を使用者に示唆する絵柄を表示すれば良い。
上記実施例1〜9のそれぞれにおいては、衣類の絵柄Cとして1つの衣類を模した絵柄を表示しても良く、要は衣類の嵩を使用者に示唆する絵柄を表示すれば良い。
以上に説明した洗濯機は上記実施例にのみ限定されるものでなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。その他、本発明の複数の実施例を説明したが、これらの実施例は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施例はその他の様々な例で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施例や変形例は発明の範囲や要旨に含まれると共に特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。