JP2004194716A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】溢水を防止することのできるドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】横設される水槽4内に回転するドラム5を配したドラム式洗濯機において、洗剤38が収納された洗剤ケース37を装着する開口部14dと洗剤38を含む洗濯水を流通させて洗剤を拡散する拡散通路14eとを有して給水に洗剤を混合する洗剤混合部14と、洗剤混合部14に接続して水槽4に上方から給水する給水ダクト15と、洗剤混合部14に接続して外部に排水する排水手段33とを設け、通常運転時に拡散通路14eを流通する洗濯水の最高水位31よりも上方で開口部14dの下端面32よりも下方に排水ダクト33の接続口14fを設けた。

【選択図】 図8

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回転するドラムが横設されるドラム式洗濯機に関し、特に、給水により洗剤を供給できるドラム式洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転するドラムを有する従来のドラム式洗濯機は特許文献1に開示されており、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程及び乾燥工程を連続して行うようになっている。このドラム式洗濯機は軸方向が略水平方向に横設される有底筒状の水槽が弾性支持され、周面に小孔を有するドラムが水槽内に回転可能に配されている。水槽の上方には洗剤を収容して給水管からの給水により洗剤を溶かして洗濯水に混合する洗剤混合部が設けられている。
【0003】
水槽には洗剤混合部に接続された給水ダクトを介して上方から洗剤を含む洗濯水が給水される。これにより、ドラム内に収容された洗濯物に直接洗剤を含む洗濯水が注水され、洗剤を洗濯物に浸透させて高い洗浄力を得ることができる。そして、所定量の洗濯水が水槽内に貯溜されるとドラムの回転により洗濯物が攪拌され、洗い工程が行われる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−224894号公報(第3頁−第4頁、第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に開示されたドラム式洗濯機によると、洗剤混合部で洗剤が洗濯水に充分に拡散されていないと給水ダクトが洗剤により詰まる場合がある。洗剤混合部は通常洗剤を収納した洗剤ケースが装着されるため、給水ダクトが詰まると洗剤ケースと洗剤ケース装着用の開口部との隙間から給水時に溢水する問題があった。
【0006】
本発明は、溢水を防止することのできるドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、横設される水槽内に回転するドラムを配したドラム式洗濯機において、給水に洗剤を混合する洗剤混合部と、前記洗剤混合部に接続して前記水槽に上方から給水する給水ダクトと、前記洗剤混合部に接続して外部に排水する排水手段とを設けたことを特徴としている。
【0008】
この構成によると、ドラム式洗濯機の運転を開始すると、洗剤を配した洗剤混合部に給水され、洗剤を含む洗濯水が給水ダクトを介して上方から水槽内に供給される。これにより、ドラム内の洗濯物に洗剤を浸透させて洗い工程が行われる。洗剤等により給水ダクトが詰まると、洗剤混合部に溜まる洗濯水が排水手段を介して外部に排水される。
【0009】
また本発明は、上記構成のドラム式洗濯機において、前記洗剤混合部は、洗剤が収納された洗剤ケースを装着する開口部と、洗剤を含む洗濯水を流通させて洗剤を拡散する拡散通路とを有することを特徴としている。この構成によると、例えばシート状の洗剤が収納された洗剤ケースが開口部に装着され、洗剤ケースに洗濯水が給水されると洗剤が溶けて洗剤ケースから拡散経路に流入する。洗濯水は拡散経路を流通する間に洗剤が拡散され、給水ダクトを介して水槽に給水される。
【0010】
通常運転時に拡散通路を流通する洗濯水の最高水位よりも上方で開口部の下端面よりも下方に排水手段の接続口を設けると、通常運転時の排水手段からの漏水を防止することができる。また、排水手段の接続口の周囲に拡散通路の下面から突設するリブを設けてもよく、洗濯混合部を流通する洗濯水が所定の水量になると開く開閉弁を排水手段の接続口に設けてもよい。この時、開閉弁は洗濯混合部を流通する洗濯水により浮上するフロートの浮力により容易に開閉させることができる。
【0011】
また本発明は、横設される水槽内に回転するドラムを配したドラム式洗濯機において、給水に洗剤を混合する洗剤混合部と、前記洗剤混合部に接続して前記水槽に上方から給水する給水ダクトと、前記給水ダクトから上方に分岐して外部に排水する排水手段とを設けたことを特徴としている。
【0012】
また、洗剤混合部は洗剤を含む洗濯水を流通させて洗剤を拡散する拡散通路を有し、通常運転時に前記拡散通路を流通する洗濯水の最高水位よりも上方に前記排水手段を配すると、通常運転時の排水手段からの漏水を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態のドラム式洗濯機を示す外観斜視図である。ドラム式洗濯機の外壁を形成する外箱1は前面がドア3で開閉できるようになっている。外箱1の前面上部には操作キーや表示部を備えた操作パネル11が設けられている。操作パネル11の裏面にはドラム式洗濯機の動作を制御する制御装置2(図2参照)が配されている。
【0014】
図2、図3はそれぞれドラム式洗濯機の側面断面図及び正面断面図を示している。外箱1内は前面に開口部4aを有する有底筒状の水槽4が横設されている。水槽4は防振機構28により振動可能に懸架され、水槽4内には有底筒状のドラム5が配されている。
【0015】
水槽4の背面にはモータケース9aを介してベアリング60が一体化されている。ドラム5に固定される軸部5eがベアリング50に支持され、ドラム5が回転自在になっている。軸部5eにはロータ9bが固着され、モータケース9a内にはステータ9cが固定されている。これにより、ドラム5を回転駆動する駆動機構9が構成されている。
【0016】
ドラム5の周壁には多数の小孔5aが設けられている。小孔5aにより洗濯時に水槽4とドラム5との間を洗濯水が流出入できるようになっている。ドラム5の内壁面には複数のバッフル5bが突出して設けられ、ドラム5の回転により洗濯物を引っかけて持ち上げ、洗濯水中に落下させることにより洗浄が行われるようになっている。
【0017】
ドラム5の前面の開口部5cの外周縁には流体バランサー5dが設けられている。流体バランサー5dは塩水等の流体が封入されており、ドラム5の回転時に該流体が移動して洗濯物及び洗濯水の片寄りによる重心移動を打消す。流体バランサー5dをドラム5の内周縁に設けてもよい。
【0018】
ドラム5の回転軸心y−yは、水平方向に対して角度θだけドラム5の奥が下がるように傾斜している。これにより、使用者がドラム式洗濯機の前面側に立って操作する際に見下ろしてドラム5の奥まで見通しが良くなるようにしている。
【0019】
洗濯物投入口1aと水槽4の開口部4aの周縁にはゴムや軟質樹脂等の弾性体から成るドアパッキン10が洗濯物を出し入れする通路を形成するように取り付けられている。ドアパッキン10はドア3を閉じたときに内周縁10aがドア3の周縁に密着して通路を閉口する構造になっている。これにより、洗濯動作中の防水が行われている。また、ドアパッキン10には蛇腹等が設けられ、水槽4の振動に応じて撓みを生じて追従するようになっている。
【0020】
外箱1内の上部には水道管に接続された給水パイプ12が配されている。給水パイプ12は給水弁13を介して洗剤混合部14に接続されている。図6、図7は洗剤混合部14を示す側面断面図及び正面断面図である。洗剤混合部14には前面に向かって開口する開口部14dが形成されている。開口部14dには前面から例えばシート状の洗剤38を収納する洗剤ケース37が着脱可能になっている。
【0021】
開口部14dの上方には取水口14aから取り入れた水を洗剤ケース37上に散水する散水部14bが設けられる。洗剤ケース37の上面37aは通水性を有しており、散水部14bから散水された水により洗剤38が溶解される。そして、洗剤ケース37の後部に設けられた流出口37bから洗剤を含む洗濯水が流下するようになっている。
【0022】
洗剤混合部14の下部には流出口14dに面して開口した拡散通路14eが設けられる。洗濯水は拡散通路14eを流通して洗剤が拡散されるようになっている。拡散通路14eの下面には給水口14c及び排水口14fが設けられる。給水口14cには給水ダクト15が接続され、排水口14fには溢水ホース(排水手段)33が接続されている。
【0023】
洗剤が拡散した洗濯水は給水ダクト15によって水槽4の上部から給水される。これにより、ドラム5内に収容された洗濯物に直接洗剤を含む洗濯水を注いで洗剤を浸透させることができるようになっている。また、溢水ホース33は後述する排水管16bに接続され、溢水ホース33を流通する洗濯水を外部に排水可能になっている。
【0024】
排水口14fの周囲には、通常運転時に拡散通路14eを流通する洗濯水の最高水位31(図中、破線で示す)よりも高いリブ14gが突設されている。拡散通路14e内の洗濯水が最高水位31よりも水位が上昇すると洗濯水が溢水ホース33を介して外部に排水される。これにより、給水ダクト15に洗剤等が詰まった際に開口部14dの下端面32(図中、破線で示す)よりも水位が上昇して、矢印Aに示すように開口部14dから前面側に溢水することを防止できる。
【0025】
図2、図3において、水槽4の底面より導出された排水ダクト16aには糸屑フィルタ17aを内設した接続ケース17が接続されている。接続ケース17には経路途中に排水弁18を有して外部に連通する排水管16bが接続されている。これにより、排水部16が構成され、排水弁18の開成によって水槽4内の洗濯水を外箱1の外部に排水する。
【0026】
糸屑フィルタ17aは接続ケース17内に着脱自在に装着され、外箱1の前面下部から取り外すことができる。接続ケース17の上部にはエアートラップ22から導圧パイプ21を介して水位センサー23が設けられている。水位センサー23は、エアートラップ22内の圧力変化に応じて磁性体をコイル内で移動させる。その結果生じるコイルのインダクタンス変化を発振周波数の変化として検出し、水槽4内の水位を検知するようになっている。
【0027】
図2と異なる側面の断面図を図4に示すと、水槽4の上方には送風ファン25と乾燥ヒータ26から成る乾燥ユニット24が設けられている。乾燥ユニット24は水槽4の開口部4aに臨む吹出口4bと下部に設けられた循環口4dとを連結する冷却ダクト8の経路途中に配されている。送風ファン25の駆動によって水槽4及び冷却ダクト8に温風が循環する。
【0028】
また、冷却ダクト8には給水弁13の切り替えによってノズル13bから市水が供給されるようになっている。これにより、冷却ダクト8を循環する温風が冷却され、水分が凝縮して除湿される。
【0029】
上記構成のドラム式洗濯機において、洗濯物投入口1aより洗濯物を投入してドア3を閉じると、ドア3の周縁にドアパッキン10の内周縁10aが密着して水槽4が封止される。そして、洗剤ケース37に洗剤38を入れて操作パネル11を操作すると、制御装置2からの指令により洗濯動作が開始され、図5に示す運転チャートが実行される。
【0030】
まず、「洗い工程」の給水動作では、ドア3がロックされるとともに給水弁13が開成する。給水弁13の開成により市水が給水管12を流通し、洗剤ケース37を経由して給水ダクト15から洗剤を含んだ洗濯水が水槽4及びドラム5内に流れ込む。水槽4内の水位が所定水位に達すると、水位センサー23の検知により給水弁13が閉じられ、駆動機構9が駆動される。駆動機構9によってドラム5が洗いチャートにより回転制御され、所定時間洗い動作が行われる。
【0031】
ドラム5の回転は、洗い、すすぎ、脱水及び乾燥工程、或いは洗濯物の種類に応じた回転速度、更には反転時間や反転周期等を変えた回転チャートが設定されており、使用者による選択或いは自動的に選択されるようにプログラムされている。
【0032】
「洗い工程」が終了すると、すすぎ脱水動作と攪拌すすぎ動作を交互に複数回繰り返す「すすぎ工程」に移行する。「すすぎ工程」では、排水弁18が開いて排水部16を介して洗濯水を外箱1の外部に排水する排水動作が行われる。
【0033】
排水動作が終了すると、ドラム5は第1の脱水チャートで回転して、すすぎ脱水動作が行われる。洗濯物の洗濯水は脱水回転による遠心力でドラム5の周壁に設けた小孔5aを通じて水槽4の内壁へ吐出される。該内壁を伝って水槽4内の下部に流下した洗濯水は排水部16により外部に排水される。
【0034】
このすすぎ脱水動作中に、給水弁13を開いて給水ダクト15から水槽4内に市水を噴射してもよい。このようにすると、市水は遠心力により洗濯物を透過して、洗濯物に残った洗剤を効率良く除去することができる。第1の脱水チャートは、ドラム回転を途中で休止したり、回転速度を変えたりして洗剤を多く含んだ洗濯水の脱水に適したチャートになっている。
【0035】
すすぎ脱水動作が終了すると、排水弁18を閉じて給水弁13を再度開き、給水動作が行われる。給水弁13の開成に伴って水槽4内の水位が所定水位になると給水弁13が閉じられ、駆動機構9の駆動によりドラム5がすすぎチャートで回転し、攪拌すすぎ動作が実行される。
【0036】
以上のすすぎ脱水動作と攪拌すすぎ動作とを数回繰り返して「すすぎ工程」が終了すると、「脱水工程」に移行する。「脱水工程」では、給水弁13を閉じるとともに排水弁18を開いて洗濯水を外部に排水する排水動作が行われる。
【0037】
そして、ドラム5を第2の脱水チャートで回転させて仕上げ脱水動作が行われる。仕上げ脱水動作では、洗濯水が脱水回転による遠心力でドラム5の周壁に設けた小孔5aを通じて水槽4の内壁へ吐出する。その後、洗濯水が水槽4の内壁を下部に流下し、排水部16により外部に排水される。
【0038】
「脱水工程」が終了すると、ドラム5を乾燥チャートで回転するとともに送風ファン25及び乾燥ヒータ26を駆動して「乾燥工程」を実行する。ドラム5内の空気はドラム5の小孔5a、水槽4の循環口4d、冷却ダクト8を経て送風ファン25、乾燥ヒータ26を通り、吹出口4bよりドラム5内へ循環する。
【0039】
ドラム5内の洗濯物の水分を吸収した空気は、送風ファン25の駆動により冷却ダクト8内に吸引される。冷却ダクト8で冷水と接触するときの熱交換によって洗濯物に含まれた水分が凝縮する。冷却された乾燥空気は乾燥ヒータ26で再加熱されて吹出口4bから水槽4内に送出される。乾燥空気は再び洗濯物と接触して水分を吸収し、循環口4dから冷却ダクト8内へ吸引される。この動作を繰り返すことにより、乾燥工程が実行される。
【0040】
ドラム5内の湿度や温度を湿度センサー或いは温度センサー(いずれも不図示)で検知し、検知結果が所定値になると乾燥工程を終了する。この乾燥工程において除湿により凝縮された水分は、冷却ダクト8内を流下して循環口4dから排水部16を介して外部に排水される。
【0041】
以上のように、操作パネル11からの入力に基づいて、制御装置2が設定された条件に従って洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各工程が連続或いは単独で実行される。
【0042】
本実施形態によると、洗濯混合部14に溢水ホース33が接続されるので、水槽4に上方から給水する給水ダクト15が詰まっても洗剤混合部14からの溢水を容易に防止することができる。また、溢水ホース33を接続する排水口14fの周囲にリブ14gを設けたので、通常運転時に溢水ホース33から排水されず、洗濯水の無駄を防止することができる。
【0043】
次に、図8は第2実施形態の洗濯混合部14を示す正面断面図である。同図において前述の図1〜図7に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第1実施形態と洗濯混合部14の構成が異なっており、その他の構成は第1実施形態と同一である。
【0044】
図8において、洗濯混合部14の排水口14fは通常運転時に拡散通路14eを流通する洗濯水の最高水位31よりも上方で、開口部14dの下端面32よりも下方に排水口14fが設けられている。これにより、通常運転時に溢水ホース33から排水されず、洗濯水の無駄を防止することができ、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0045】
次に、図9は第3実施形態の洗濯混合部14を示す正面断面図である。同図において前述の図8に示す第2実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。第2実施形態と異なる点は、排水口14fに洗濯水が所定水位に達すると開く開閉弁35を設けている。開閉弁35は拡散通路14eを流通する洗濯水の重量や水位の検知結果等により開閉することができる。その他の構成は第2実施形態と同一である。
【0046】
本実施形態によると、拡散通路14eに所定量の洗濯水が溜まると開閉弁35が開いて溢水ホース33から排水される。開閉弁35は洗濯水の重量により開くようにしてもよく、洗濯水の水位を検知する水位センサを設けてもよい。このため、通常運転時の溢水ホース33からの漏水をより確実に防止できる。また、給水ダクト15の流通抵抗が若干大きくなっても溢水ホース33から排水されずに水槽4に給水される。従って、洗濯水の無駄をより防止することができる。
【0047】
次に、図10は第4実施形態の洗濯混合部14を示す正面断面図である。同図において前述の図1〜図7に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は開閉弁40が排水口14fに設けられるとともに、拡散通路14eを流通する洗濯水により浮上するフロート36が開閉弁40に接続されている。その他の構成は第1実施形態と同一である。
【0048】
本実施形態によると、拡散通路14eに所定量の洗濯水が溜まるとフロート36が浮上し、開閉弁40が開いて溢水ホース33から排水される。このため、通常運転時の溢水ホース33からの溢水をより確実に防止できる。また、給水ダクト15の流通抵抗が若干大きくなっても溢水ホース33から排水されずに水槽4に給水される。従って、洗濯水の無駄をより防止することができる。
【0049】
次に、図11は第5実施形態の洗濯混合部14を示す正面断面図である。同図において前述の図1〜図7に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は洗濯混合部14には排水口14f(図6、図7参照)が設けられず、溢水ホース33は給水ダクト5から上方に分岐して設けられている。その他の構成は第1実施形態と同一である。
【0050】
給水ダクト5から分岐する溢水ホース33の一部は屈曲され、通常運転時に拡散通路14eを流通する洗濯水の最高水位31よりも上方に配されている。このため、拡散通路14eを流通する洗濯水が通常運転時の最高水位31よりも水位が上昇すると溢水ホース33を介して外部に排水される。従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0051】
尚、溢水ホース33が拡散通路14eを流通する洗濯水の最高水位31よりも下方であってもよい。即ち、溢水ホース33が給水ダクト5よりも上方に分岐していれば給水ダクト5を流通する洗濯水が溢水ホース33に流入しにくくなり、洗濯水の無駄を防止することができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明によると、洗濯混合部に排水手段が接続されるので、水槽に上方から給水する経路が詰まっても洗剤混合部からの溢水を容易に防止することができる。また、排水手段を接続する接続口は通常運転時に拡散通路を流通する洗濯水の最高水位よりも上方で、開口部の下端面よりも下方に設けられるので、通常運転時に排水手段から排水されず、洗濯水の無駄を防止することができる。また、排水手段を接続する接続口の周囲にリブを設けたので、通常運転時に排水手段から排水されず、洗濯水の無駄を防止することができる。
【0053】
また本発明によると、排水手段を接続する接続口に開閉弁を設けたので通常運転時の排水手段からの漏水をより確実に防止できる。
【0054】
また本発明によると、洗濯混合部に接続される給水ダクトから分岐する排水手段が給水ダクトよりも上方に配されるので、給水ダクトを流通する洗濯水が排水手段に流入しにくくなり洗濯水の無駄を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機を示す外観斜視図である。
【図2】は、本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機を示す側面断面図である。
【図3】は、本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機を示す正面断面図である。
【図4】は、本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の他の断面を示す側面断面図である。
【図5】は、本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の動作を示す運転チャートである。
【図6】は、本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の洗剤混合部を示す側面断面図である。
【図7】は、本発明の第1実施形態のドラム式洗濯機の洗剤混合部を示す正面断面図である。
【図8】は、本発明の第2実施形態のドラム式洗濯機の洗剤混合部を示す正面断面図である。
【図9】は、本発明の第3実施形態のドラム式洗濯機の洗剤混合部を示す正面断面図である。
【図10】は、本発明の第4実施形態のドラム式洗濯機の洗剤混合部を示す正面断面図である。
【図11】は、本発明の第5実施形態のドラム式洗濯機の洗剤混合部を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 外箱
2 制御装置
3 ドア
4 水槽
5 ドラム
8 冷却ダクト
9 駆動機構
10 ドアパッキン
12 給水パイプ
13 給水弁
14 洗剤混合部
14a 取水口
14b 散水部
14c 給水口
14d 開口部
14e 拡散通路
14f リブ
15 給水ダクト
16 排水部
17 フィルターケース
18 排水弁
23 水位センサー
24 乾燥ユニット
25 送風ファン
26 乾燥ヒータ
31 最高水位
32 下端面
33 溢水ホース
35、40 開閉弁
36 フロート
37 洗剤ケース
38 洗剤

Claims (8)

  1. 横設される水槽内に回転するドラムを配したドラム式洗濯機において、給水に洗剤を混合する洗剤混合部と、前記洗剤混合部に接続して前記水槽に上方から給水する給水ダクトと、前記洗剤混合部に接続して外部に排水する排水手段とを設けたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記洗剤混合部は、洗剤が収納された洗剤ケースを装着する開口部と、洗剤を含む洗濯水を流通させて洗剤を拡散する拡散通路とを有することを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 通常運転時に前記拡散通路を流通する洗濯水の最高水位よりも上方で前記開口部の下端面よりも下方に前記排水ダクトの接続口を設けたことを特徴とする請求項2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記排水ダクトの接続口の周囲に前記拡散通路の下面から突設するリブを設けたことを特徴とする請求項2に記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記洗濯混合部を流通する洗濯水が所定の水量になると開く開閉弁を前記排水手段の接続口に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  6. 前記開閉弁は前記洗濯混合部を流通する洗濯水により浮上するフロートの浮力により開閉することを特徴とする請求項5に記載のドラム式洗濯機。
  7. 横設される水槽内に回転するドラムを配したドラム式洗濯機において、給水に洗剤を混合する洗剤混合部と、前記洗剤混合部に接続して前記水槽に上方から給水する給水ダクトと、前記給水ダクトから上方に分岐して外部に排水する排水手段とを設けたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  8. 前記洗剤混合部は洗剤を含む洗濯水を流通させて洗剤を拡散する拡散通路を有し、通常運転時に前記拡散通路を流通する洗濯水の最高水位よりも上方に前記排水手段を配したことを特徴とする請求項7に記載のドラム式洗濯機。
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