JPH09215887A - 縦型洗濯乾燥機 - Google Patents
縦型洗濯乾燥機Info
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- JPH09215887A JPH09215887A JP8026900A JP2690096A JPH09215887A JP H09215887 A JPH09215887 A JP H09215887A JP 8026900 A JP8026900 A JP 8026900A JP 2690096 A JP2690096 A JP 2690096A JP H09215887 A JPH09215887 A JP H09215887A
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- JP
- Japan
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- washing
- water
- drum
- drying
- dehydrating drum
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- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗い兼脱水ドラムを、鉛直方向の駆動軸を支
点として回転できるようにすると共に、洗濯性能から乾
燥性能までの向上を図る。 【解決手段】 洗濯機本体となる外箱1内に、サスペン
ション15によって支持された外槽5と、低速回転と高
速回転とに切換可能で、かつ、鉛直方向の駆動軸を支点
として回転可能な洗い兼脱水ドラム7と、洗い兼脱水ド
ラム7に乾燥風を循環させる乾燥風循環通路57と、洗
い兼脱水ドラム7内へ水を供給する給水装置27と、洗
濯水を排水する排水装置75,71とを備えた構造と
し、前記洗い兼脱水ドラム7のほぼ中央部位に、正転又
は逆転可能な攪拌体43を設ける一方、乾燥風循環通路
57内に、ファン59,ヒータ63,除湿用熱交換器6
1を設ける。
点として回転できるようにすると共に、洗濯性能から乾
燥性能までの向上を図る。 【解決手段】 洗濯機本体となる外箱1内に、サスペン
ション15によって支持された外槽5と、低速回転と高
速回転とに切換可能で、かつ、鉛直方向の駆動軸を支点
として回転可能な洗い兼脱水ドラム7と、洗い兼脱水ド
ラム7に乾燥風を循環させる乾燥風循環通路57と、洗
い兼脱水ドラム7内へ水を供給する給水装置27と、洗
濯水を排水する排水装置75,71とを備えた構造と
し、前記洗い兼脱水ドラム7のほぼ中央部位に、正転又
は逆転可能な攪拌体43を設ける一方、乾燥風循環通路
57内に、ファン59,ヒータ63,除湿用熱交換器6
1を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗濯から乾燥ま
で効率よく行なえるようにした縦型洗濯乾燥機に関す
る。
で効率よく行なえるようにした縦型洗濯乾燥機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、洗濯から乾燥まで連続して行な
う洗濯乾燥機にあっては、洗濯機本体となる外箱内に、
サスペンションによって支持された外槽と、その外槽内
に水平軸心を中心として回転可能な洗い兼脱水ドラムが
配置されている。
う洗濯乾燥機にあっては、洗濯機本体となる外箱内に、
サスペンションによって支持された外槽と、その外槽内
に水平軸心を中心として回転可能な洗い兼脱水ドラムが
配置されている。
【0003】洗い兼脱水ドラム内には、乾燥風循環通路
を介して乾燥風が循環する構造となっている。
を介して乾燥風が循環する構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】洗濯から乾燥まで連続
して行なう洗濯乾燥機は、洗い兼脱水ドラムが水平軸心
を中心として回転する所から、運転停止時の洗濯物は、
洗い兼脱水ドラムの下側に集中して集まる。したがっ
て、すすぎ工程から脱水工程に入る際に、洗濯物のアン
バランスにより生ずる振動、騒音が非常に大きくなる問
題がある。
して行なう洗濯乾燥機は、洗い兼脱水ドラムが水平軸心
を中心として回転する所から、運転停止時の洗濯物は、
洗い兼脱水ドラムの下側に集中して集まる。したがっ
て、すすぎ工程から脱水工程に入る際に、洗濯物のアン
バランスにより生ずる振動、騒音が非常に大きくなる問
題がある。
【0005】一方、例えば、洗い兼脱水ドラムを鉛直方
向の縦軸を中心として回転する洗い兼脱水ドラムに乾燥
風循環通路を接続連通し、乾燥風を循環させることで洗
濯から乾燥までを連続して行なうフロア設置式タイプの
洗濯乾燥機にあっては、乾燥運転時において、水平軸心
を中心として洗い兼脱水ドラムを回転させるタイプに比
べて振動騒音は小さく抑えられる。反面、洗濯物が洗い
兼脱水ドラムの周壁面に貼り付いた状態で乾燥工程に入
るため、乾燥効率の低下と、仕上がり状態が悪化する問
題を招来する。
向の縦軸を中心として回転する洗い兼脱水ドラムに乾燥
風循環通路を接続連通し、乾燥風を循環させることで洗
濯から乾燥までを連続して行なうフロア設置式タイプの
洗濯乾燥機にあっては、乾燥運転時において、水平軸心
を中心として洗い兼脱水ドラムを回転させるタイプに比
べて振動騒音は小さく抑えられる。反面、洗濯物が洗い
兼脱水ドラムの周壁面に貼り付いた状態で乾燥工程に入
るため、乾燥効率の低下と、仕上がり状態が悪化する問
題を招来する。
【0006】このために、乾燥工程時に、洗い兼脱水ド
ラムを45度〜90度傾けて洗濯物を自重で落下させな
がら攪拌し乾燥を行なう手段が提案されているが、この
手段は、装置の複雑化と大型化を招来し望ましくない。
ラムを45度〜90度傾けて洗濯物を自重で落下させな
がら攪拌し乾燥を行なう手段が提案されているが、この
手段は、装置の複雑化と大型化を招来し望ましくない。
【0007】そこで、この発明にあっては、大型化を招
来することなく洗濯から乾燥までを効率よく行なえるよ
うにした縦型洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
来することなく洗濯から乾燥までを効率よく行なえるよ
うにした縦型洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、洗濯機本体となる外箱内に、サスペン
ションによって支持された外槽と、外槽の内側に配置さ
れ、低速回転と高速回転とに切換可能で、かつ、鉛直方
向の駆動軸を支点として回転自在に支持され、内蓋によ
り上方の出し入れ口が閉塞された洗い兼脱水ドラムと、
一方が洗い兼脱水ドラムの下端部と、他方が洗い兼脱水
ドラムの上端部とそれぞれ接続連通し合う乾燥風循環通
路と、洗い兼脱水ドラム内へ水を供給する給水装置と、
洗濯水を排水する排水装置とを備え、前記洗い兼脱水ド
ラムのほぼ中央部位に、正転又は逆転可能な攪拌体を設
ける一方、乾燥風循環通路内に、ファン,ヒータ,除湿
用熱交換器を設ける。
に、この発明は、洗濯機本体となる外箱内に、サスペン
ションによって支持された外槽と、外槽の内側に配置さ
れ、低速回転と高速回転とに切換可能で、かつ、鉛直方
向の駆動軸を支点として回転自在に支持され、内蓋によ
り上方の出し入れ口が閉塞された洗い兼脱水ドラムと、
一方が洗い兼脱水ドラムの下端部と、他方が洗い兼脱水
ドラムの上端部とそれぞれ接続連通し合う乾燥風循環通
路と、洗い兼脱水ドラム内へ水を供給する給水装置と、
洗濯水を排水する排水装置とを備え、前記洗い兼脱水ド
ラムのほぼ中央部位に、正転又は逆転可能な攪拌体を設
ける一方、乾燥風循環通路内に、ファン,ヒータ,除湿
用熱交換器を設ける。
【0009】そして好ましい実施形態として、洗い兼脱
水ドラムの内壁面に、上下方向に長い板状の膨出部を中
心の攪拌体側へ向けて複数突出させる。
水ドラムの内壁面に、上下方向に長い板状の膨出部を中
心の攪拌体側へ向けて複数突出させる。
【0010】あるいは、膨出部は、膨出部に作用する設
定値以上の圧力により基端側を中心として先端側が洗い
兼脱水ドラムの内壁面側へ回動させるようにする。
定値以上の圧力により基端側を中心として先端側が洗い
兼脱水ドラムの内壁面側へ回動させるようにする。
【0011】あるいは、除湿用熱交換器を、設置スペー
スの大きな外箱のコーナ部に配置する。
スの大きな外箱のコーナ部に配置する。
【0012】あるいは、脱水運転時に、少なくともヒー
タがオンとなる制御回路を備え、乾燥工程に入る前段工
程で洗濯物に予熱を与えるようにする。
タがオンとなる制御回路を備え、乾燥工程に入る前段工
程で洗濯物に予熱を与えるようにする。
【0013】また、この発明に係る縦型洗濯乾燥機にあ
っては、洗濯機本体となる外箱内に、サスペンションに
よって支持され、上方へ向かって所定の傾斜角度を有す
る断面末広がり形状の外槽と、外槽の内側に配置され、
低速回転と高速回転とに切換可能で、かつ、鉛直方向の
駆動軸を支点として回転自在に支持され、内蓋により上
方の出し入れ口が閉塞された上方へ向かう断面末広がり
形状の洗い兼脱水ドラムと、洗い兼脱水ドラムの中央部
位に配置され、正転,逆転可能な攪拌体と、一方が洗い
兼脱水ドラムの下端部と、他方が洗い兼脱水ドラムの上
端部とそれぞれ接続連通し合う乾燥風循環通路と、洗い
兼脱水ドラム内へ水を供給する給水装置と、洗濯水を排
水する排水装置とを備え、前記外槽を、洗い兼脱水ドラ
ムの傾斜角以上の傾斜角で上方へ向かう形状とする一
方、乾燥風循環通路内に、ヒータ,除湿用熱交換器を設
け、ファンを省略する。
っては、洗濯機本体となる外箱内に、サスペンションに
よって支持され、上方へ向かって所定の傾斜角度を有す
る断面末広がり形状の外槽と、外槽の内側に配置され、
低速回転と高速回転とに切換可能で、かつ、鉛直方向の
駆動軸を支点として回転自在に支持され、内蓋により上
方の出し入れ口が閉塞された上方へ向かう断面末広がり
形状の洗い兼脱水ドラムと、洗い兼脱水ドラムの中央部
位に配置され、正転,逆転可能な攪拌体と、一方が洗い
兼脱水ドラムの下端部と、他方が洗い兼脱水ドラムの上
端部とそれぞれ接続連通し合う乾燥風循環通路と、洗い
兼脱水ドラム内へ水を供給する給水装置と、洗濯水を排
水する排水装置とを備え、前記外槽を、洗い兼脱水ドラ
ムの傾斜角以上の傾斜角で上方へ向かう形状とする一
方、乾燥風循環通路内に、ヒータ,除湿用熱交換器を設
け、ファンを省略する。
【0014】また、この実施形態にあっては、乾燥運転
時に、洗い兼脱水ドラムの回転を許し、攪拌体の回転を
停止させる動力伝達機構を有する。
時に、洗い兼脱水ドラムの回転を許し、攪拌体の回転を
停止させる動力伝達機構を有する。
【0015】また、この実施形態にあっては、外槽に設
けられた貯水タンクと、洗い兼脱水ドラム内の洗濯水と
給水装置からの洗濯水を選択して駆動ポンプ側へ切換え
る切換弁と、駆動ポンプからの洗濯水を、貯水タンク又
は洗い兼脱水ドラム側へ送り込む選択用の切換弁とを備
える。
けられた貯水タンクと、洗い兼脱水ドラム内の洗濯水と
給水装置からの洗濯水を選択して駆動ポンプ側へ切換え
る切換弁と、駆動ポンプからの洗濯水を、貯水タンク又
は洗い兼脱水ドラム側へ送り込む選択用の切換弁とを備
える。
【0016】また、この実施形態にあっては、外槽に設
けられた貯水タンクと、洗い兼脱水ドラム内の洗濯水
と、給水装置からの洗濯水を選択して駆動ポンプ側へ切
換える切換弁と、駆動ポンプからの洗濯水を、貯水タン
ク又は洗い兼脱水ドラム側へ送り込む選択用の切換弁
と、乾燥風循環通路を開閉する開閉弁とヒータとの間
に、洗い兼脱水ドラム内の洗濯水を前記ヒータを介して
駆動ポンプ側へ誘導するヒータ流路とを備える。
けられた貯水タンクと、洗い兼脱水ドラム内の洗濯水
と、給水装置からの洗濯水を選択して駆動ポンプ側へ切
換える切換弁と、駆動ポンプからの洗濯水を、貯水タン
ク又は洗い兼脱水ドラム側へ送り込む選択用の切換弁
と、乾燥風循環通路を開閉する開閉弁とヒータとの間
に、洗い兼脱水ドラム内の洗濯水を前記ヒータを介して
駆動ポンプ側へ誘導するヒータ流路とを備える。
【0017】かかる縦型洗濯乾燥機において、洗濯時に
あっては、貯水タンクから洗い兼脱水ドラム内へ洗濯水
を規定量送り込む。不足する場合は、給水装置から補給
し、洗い兼脱水ドラムを回転させることで、洗濯・すす
ぎが行なえる。この時、ヒータ通路を介して温水を循環
させることで、洗濯・すすぎ効率が良くなる。
あっては、貯水タンクから洗い兼脱水ドラム内へ洗濯水
を規定量送り込む。不足する場合は、給水装置から補給
し、洗い兼脱水ドラムを回転させることで、洗濯・すす
ぎが行なえる。この時、ヒータ通路を介して温水を循環
させることで、洗濯・すすぎ効率が良くなる。
【0018】そして、例えば、最終のすすぎ工程で、貯
水タンクへ送り込むことで、次回の洗濯水としての使用
が可能となり節水につながる。
水タンクへ送り込むことで、次回の洗濯水としての使用
が可能となり節水につながる。
【0019】一方、すすぎ終了後、洗い兼脱水ドラムを
高速回転させて脱水を行なう。この脱水運転時に、例え
ば、ヒータを作動させて温風を吹き込み予熱を与えなが
ら脱水を行なうようにしてもよい。脱水完了時に洗濯物
は、膨出部により洗い兼脱水ドラムの周壁面へ貼り付く
ことなく中央へ寄せられた状態となる。
高速回転させて脱水を行なう。この脱水運転時に、例え
ば、ヒータを作動させて温風を吹き込み予熱を与えなが
ら脱水を行なうようにしてもよい。脱水完了時に洗濯物
は、膨出部により洗い兼脱水ドラムの周壁面へ貼り付く
ことなく中央へ寄せられた状態となる。
【0020】脱水完了後、乾燥風を循環させて乾燥を行
なう。この乾燥時に、洗濯物は攪拌体によって上方へ送
り上げられ下降する攪拌により効率よく乾燥が行なわれ
る。この場合、脱水運転時において、ヒータにより洗濯
物に予熱が与えられた脱水が行なわれた場合には、立上
がりが早くなり比較的短い時間で乾燥が終了するように
なる。
なう。この乾燥時に、洗濯物は攪拌体によって上方へ送
り上げられ下降する攪拌により効率よく乾燥が行なわれ
る。この場合、脱水運転時において、ヒータにより洗濯
物に予熱が与えられた脱水が行なわれた場合には、立上
がりが早くなり比較的短い時間で乾燥が終了するように
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3の図面を参照
しながらこの発明の実施形態を具体的に説明する。
しながらこの発明の実施形態を具体的に説明する。
【0022】図1において、1は縦型洗濯乾燥機3の洗
濯機本体となる外箱を示している。外箱1内には、外槽
5と、外槽5の内側に鉛直方向の中心軸線Yを中心とし
て回転可能な洗い兼脱水ドラム7がそれぞれ配置されて
いる。外箱1は、底部に設けられた支脚部9により支持
されると共に、上方開放口11は折畳式の開閉蓋13に
より閉塞されている。
濯機本体となる外箱を示している。外箱1内には、外槽
5と、外槽5の内側に鉛直方向の中心軸線Yを中心とし
て回転可能な洗い兼脱水ドラム7がそれぞれ配置されて
いる。外箱1は、底部に設けられた支脚部9により支持
されると共に、上方開放口11は折畳式の開閉蓋13に
より閉塞されている。
【0023】外槽5は、4箇所のサスペンション15に
よって支持され、底部には駆動モータ17と、駆動モー
タ17からの回転動力が伝達ベルト19を介して伝達さ
れる動力伝達機構21がそれぞれ設けられている。外槽
5の上方開放口は洗濯物の出し入れ口となっていて開閉
可能な内蓋23により閉塞され、上面には複数の貫通し
た給水孔25が設けられている。
よって支持され、底部には駆動モータ17と、駆動モー
タ17からの回転動力が伝達ベルト19を介して伝達さ
れる動力伝達機構21がそれぞれ設けられている。外槽
5の上方開放口は洗濯物の出し入れ口となっていて開閉
可能な内蓋23により閉塞され、上面には複数の貫通し
た給水孔25が設けられている。
【0024】給水孔25は、外箱1に設けられた水道管
と接続の給水装置27から水が送り出されることで、給
水孔25を介して洗い兼脱水ドラム7内への給水が可能
となる。
と接続の給水装置27から水が送り出されることで、給
水孔25を介して洗い兼脱水ドラム7内への給水が可能
となる。
【0025】洗い兼脱水ドラム7は周壁面29が所定の
傾斜角度θで上方へ向かう末広がり形状となっていて、
上方の出し入れ口は、前記外槽5に設けられた内蓋23
によって閉塞されている。洗い兼脱水ドラム7の底部に
は、貫通した多数の排水孔31が設けられ、排水孔31
が設けられた洗い兼脱水ドラム7の底部空間33はリン
グ状のシール部材35によりシールされ、外槽1の内部
と隔離された形状となっている。
傾斜角度θで上方へ向かう末広がり形状となっていて、
上方の出し入れ口は、前記外槽5に設けられた内蓋23
によって閉塞されている。洗い兼脱水ドラム7の底部に
は、貫通した多数の排水孔31が設けられ、排水孔31
が設けられた洗い兼脱水ドラム7の底部空間33はリン
グ状のシール部材35によりシールされ、外槽1の内部
と隔離された形状となっている。
【0026】洗い兼脱水ドラム7の周壁面29の上方に
は排出孔37が、排出孔37の上方で、洗い兼脱水ドラ
ム7の内側にはリング状のバランサ39が、また周壁面
29の内側には膨出部41が、中央部位には螺旋状の攪
拌体43がそれぞれ設けられている。
は排出孔37が、排出孔37の上方で、洗い兼脱水ドラ
ム7の内側にはリング状のバランサ39が、また周壁面
29の内側には膨出部41が、中央部位には螺旋状の攪
拌体43がそれぞれ設けられている。
【0027】バランサ39は内部に液体が封入されてい
る。排出孔37は、リング状に所定の間隔で配置され、
貫通した丸孔の形状となっている。膨出部41は、上下
に長い断面板状に形成され、中央の攪拌体43へ向けて
突出し、ほぼ45度の間隔で複数配置されている。攪拌
体41と対向する膨出部41の対向面はほぼ垂直面41
aとなっていて、上端面と下端面は周壁面29へ向かう
テーパ面41bとなっている。攪拌体43は、駆動軸4
5により正転又は逆転自在に支持され、攪拌体の螺旋翼
43aは、例えば、正転することで、上方へ向けて洗濯
物を送り上げるよう機能し、螺旋翼43aの基部側に
は、貫通孔47が設けられ、排水を容易としている。
る。排出孔37は、リング状に所定の間隔で配置され、
貫通した丸孔の形状となっている。膨出部41は、上下
に長い断面板状に形成され、中央の攪拌体43へ向けて
突出し、ほぼ45度の間隔で複数配置されている。攪拌
体41と対向する膨出部41の対向面はほぼ垂直面41
aとなっていて、上端面と下端面は周壁面29へ向かう
テーパ面41bとなっている。攪拌体43は、駆動軸4
5により正転又は逆転自在に支持され、攪拌体の螺旋翼
43aは、例えば、正転することで、上方へ向けて洗濯
物を送り上げるよう機能し、螺旋翼43aの基部側に
は、貫通孔47が設けられ、排水を容易としている。
【0028】駆動軸45は、攪拌体43と洗い兼脱水ド
ラム7を駆動する二重軸となっていて、第1伝導軸49
は攪拌体43と、第2伝導軸51は洗い兼脱水ドラム7
とそれぞれ結合し、動力伝達機構21内に設けられたク
ラッチ部53を切換えることで前記第1,第2伝達軸4
9,51にそれぞれ動力が伝達される。したがって、第
1伝達軸49に駆動力が伝達されることで攪拌体43の
回転が可能となり、第2伝達軸51に駆動力が伝達され
ることで、洗い兼脱水ドラム7の回転が可能となる。
ラム7を駆動する二重軸となっていて、第1伝導軸49
は攪拌体43と、第2伝導軸51は洗い兼脱水ドラム7
とそれぞれ結合し、動力伝達機構21内に設けられたク
ラッチ部53を切換えることで前記第1,第2伝達軸4
9,51にそれぞれ動力が伝達される。したがって、第
1伝達軸49に駆動力が伝達されることで攪拌体43の
回転が可能となり、第2伝達軸51に駆動力が伝達され
ることで、洗い兼脱水ドラム7の回転が可能となる。
【0029】動力伝達機構21は、駆動モータ17から
の回転動力を高速回転と低速回転とに選択してクラッチ
部53へ伝達する減速部55とを有し、クラッチ部53
及び減速部55は図外の操作スイッチにより切換制御可
能となっている。
の回転動力を高速回転と低速回転とに選択してクラッチ
部53へ伝達する減速部55とを有し、クラッチ部53
及び減速部55は図外の操作スイッチにより切換制御可
能となっている。
【0030】駆動モータ17は、図外の操作スイッチ、
例えば、洗濯・すすぎ運転又は乾燥運転の操作スイッチ
により正転又は逆転自在に切換制御可能となっている。
例えば、洗濯・すすぎ運転又は乾燥運転の操作スイッチ
により正転又は逆転自在に切換制御可能となっている。
【0031】一方、洗い兼脱水ドラム7には、上方に乾
燥風循環通路57の一方が、下方の底部空間33の排水
口31に乾燥風循環通路57の他方がそれぞれ接続連通
している。
燥風循環通路57の一方が、下方の底部空間33の排水
口31に乾燥風循環通路57の他方がそれぞれ接続連通
している。
【0032】乾燥風循環通路57は、内部に、ファン5
9と、除湿用熱交換器61と、ヒータ63とを有してい
る。
9と、除湿用熱交換器61と、ヒータ63とを有してい
る。
【0033】ファン59は、モータMがオンとなること
で回転力が与えられ、乾燥風循環通路57内を矢印の如
く乾燥風が流れるようになる。
で回転力が与えられ、乾燥風循環通路57内を矢印の如
く乾燥風が流れるようになる。
【0034】除湿用熱交換器61は、外箱1のスペース
の大きいコーナ部に配置されると共に冷却水が流れるパ
イプに多数のフィン(いずれも図示していない)が装着
された構造となっている。冷却水には、給水装置27か
ら誘導された水が用いられ、パイプ65内を水が流れる
ことでフィン67とフィン67の間を乾燥風が通過する
時に熱交換が行なわれ、乾燥風の湿気が取除かれるよう
になる。
の大きいコーナ部に配置されると共に冷却水が流れるパ
イプに多数のフィン(いずれも図示していない)が装着
された構造となっている。冷却水には、給水装置27か
ら誘導された水が用いられ、パイプ65内を水が流れる
ことでフィン67とフィン67の間を乾燥風が通過する
時に熱交換が行なわれ、乾燥風の湿気が取除かれるよう
になる。
【0035】ヒータ63は、制御回路69と接続連通
し、所定の温度に管理制御される。
し、所定の温度に管理制御される。
【0036】乾燥風循環通路57と接続の排水口31
は、洗濯水を外部へ排水する排水管71と連通してい
る。排水管71には、第1の開閉弁73と第2の開閉弁
75がそれぞれ設けられ、第2の開閉弁75の下流側に
は、トラップ77を介して外槽5の底部に設けられたド
レン口79と、除湿用熱交換器61のパイプ65がそれ
ぞれ接続連通している。
は、洗濯水を外部へ排水する排水管71と連通してい
る。排水管71には、第1の開閉弁73と第2の開閉弁
75がそれぞれ設けられ、第2の開閉弁75の下流側に
は、トラップ77を介して外槽5の底部に設けられたド
レン口79と、除湿用熱交換器61のパイプ65がそれ
ぞれ接続連通している。
【0037】第1の開閉弁73は、「開」となることで
生成された乾燥風が洗い兼脱水ドラム7内へ流れる循環
が繰返されるようになる。また、第1の開閉弁73が
「閉」となることで、乾燥風の流れを遮断すると共に、
排水口31からの洗濯水が乾燥風循環通路57内へ侵入
するのを阻止するよう機能する。
生成された乾燥風が洗い兼脱水ドラム7内へ流れる循環
が繰返されるようになる。また、第1の開閉弁73が
「閉」となることで、乾燥風の流れを遮断すると共に、
排水口31からの洗濯水が乾燥風循環通路57内へ侵入
するのを阻止するよう機能する。
【0038】第2の開閉弁75は、「開」となること
で、排水口31からの洗濯水を外へ排水することが可能
になると共に、「閉」となることで、排水口31からの
排水を遮断し、洗濯時に洗い兼脱水ドラム7内に所定量
の洗濯水を貯めることが可能となっている。
で、排水口31からの洗濯水を外へ排水することが可能
になると共に、「閉」となることで、排水口31からの
排水を遮断し、洗濯時に洗い兼脱水ドラム7内に所定量
の洗濯水を貯めることが可能となっている。
【0039】第1,第2の開閉弁73,75は、洗濯す
すぎ時において、同時に「閉」になると共に、排水,脱
水時において、第1の開閉弁73は「閉」、第2の開閉
弁75は「開」に、乾燥時において、第1の開閉弁73
は「開」、第2の開閉弁75は「閉」となる関係に設定
されている。
すぎ時において、同時に「閉」になると共に、排水,脱
水時において、第1の開閉弁73は「閉」、第2の開閉
弁75は「開」に、乾燥時において、第1の開閉弁73
は「開」、第2の開閉弁75は「閉」となる関係に設定
されている。
【0040】このように構成された洗濯乾燥機の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0041】(1) 洗い・すすぎ運転 第1,第2の開閉弁73,75は「閉」の状態におい
て、給水装置27より洗い兼脱水ドラム7内へ洗濯水を
所定量給水する。この時、洗い兼脱水ドラム7の周壁面
29には上方に排出孔37が設けられているため、外槽
5と洗い兼脱水ドラム7との間に洗濯水が溜ることはな
く所定の水位まで給水される。これにより節水が図られ
る。給水完了後、攪拌体43を、所定時間正転及び逆転
させて、洗い又はすすぎ運転を行なう。洗い又はすすぎ
運転終了後、第2の開閉弁75を「開」とすることで、
洗濯水は排水管71を介して外へ排水されるようにな
る。
て、給水装置27より洗い兼脱水ドラム7内へ洗濯水を
所定量給水する。この時、洗い兼脱水ドラム7の周壁面
29には上方に排出孔37が設けられているため、外槽
5と洗い兼脱水ドラム7との間に洗濯水が溜ることはな
く所定の水位まで給水される。これにより節水が図られ
る。給水完了後、攪拌体43を、所定時間正転及び逆転
させて、洗い又はすすぎ運転を行なう。洗い又はすすぎ
運転終了後、第2の開閉弁75を「開」とすることで、
洗濯水は排水管71を介して外へ排水されるようにな
る。
【0042】(2) 脱水運転 第1の開閉弁73は「閉」、第2の開閉弁75は「開」
の状態において、洗い兼脱水ドラム7を高速回転させ
る。なお、この場合、第1の開閉弁73を「開」とし
て、ヒータ63により加熱した温風を洗い兼脱水ドラム
7内へ送り込むことで、洗濯物に予熱を与え、次の乾燥
工程での立上りを早くするようにしてもよい。一方、高
速回転により洗濯物に含まれた水は遠心力により傾斜し
た周壁面29に沿って上昇し、排出孔31から外槽5と
洗い兼脱水ドラム7との間に送り出され、外槽5の底部
に設けられたドレン口79を介して排水管71に排水さ
れるようになる。この脱水運転時に、洗濯物は、膨出部
41により周壁面29へ貼りつくことなく、ほぼ中央部
位に臨む状態が得られる。
の状態において、洗い兼脱水ドラム7を高速回転させ
る。なお、この場合、第1の開閉弁73を「開」とし
て、ヒータ63により加熱した温風を洗い兼脱水ドラム
7内へ送り込むことで、洗濯物に予熱を与え、次の乾燥
工程での立上りを早くするようにしてもよい。一方、高
速回転により洗濯物に含まれた水は遠心力により傾斜し
た周壁面29に沿って上昇し、排出孔31から外槽5と
洗い兼脱水ドラム7との間に送り出され、外槽5の底部
に設けられたドレン口79を介して排水管71に排水さ
れるようになる。この脱水運転時に、洗濯物は、膨出部
41により周壁面29へ貼りつくことなく、ほぼ中央部
位に臨む状態が得られる。
【0043】この場合、図3に示す如く、膨出部41
を、膨出部41に作用する設定値以上の圧力により基端
側の中心軸Pを支点として先端側が洗い兼脱水ドラム7
の周壁面29側へ回動する構造としてもよい。この実施
形態によれば、洗濯・すすぎ時において、膨出部41は
周壁面29側へ回動して洗濯物の自由な運動が可能にな
ると共に、また、脱水運転完了後、周壁面29へ貼り付
いた洗濯物は元へ復帰回動する膨出部41により中央部
位へもどされ、次の乾燥工程の待機状態が確保されるよ
うになる。
を、膨出部41に作用する設定値以上の圧力により基端
側の中心軸Pを支点として先端側が洗い兼脱水ドラム7
の周壁面29側へ回動する構造としてもよい。この実施
形態によれば、洗濯・すすぎ時において、膨出部41は
周壁面29側へ回動して洗濯物の自由な運動が可能にな
ると共に、また、脱水運転完了後、周壁面29へ貼り付
いた洗濯物は元へ復帰回動する膨出部41により中央部
位へもどされ、次の乾燥工程の待機状態が確保されるよ
うになる。
【0044】(3) 乾燥運転 第1の開閉弁73は「開」、第2の開閉弁75は「閉」
の状態において、攪拌体43を例えば正転させる、と同
時に、ファン59,ヒータ63をオンの状態とする。こ
れにより、中央部位へ寄せられた洗濯物は、攪拌体43
の螺旋により下から上へ送り上げられて落下する循環を
繰返す。一方、生成された乾燥風は、洗い兼脱水ドラム
7の下から入り、洗い兼脱水ドラム7内を通過した後、
乾燥風循環通路57を介して循環するようになる。この
乾燥風の循環時に水蒸気を多く含んだ乾燥風は、除湿用
熱交換器61の通過時に除湿されると共に、ヒータ63
により再び加熱される工程を繰返すことで乾燥が行なわ
れる。
の状態において、攪拌体43を例えば正転させる、と同
時に、ファン59,ヒータ63をオンの状態とする。こ
れにより、中央部位へ寄せられた洗濯物は、攪拌体43
の螺旋により下から上へ送り上げられて落下する循環を
繰返す。一方、生成された乾燥風は、洗い兼脱水ドラム
7の下から入り、洗い兼脱水ドラム7内を通過した後、
乾燥風循環通路57を介して循環するようになる。この
乾燥風の循環時に水蒸気を多く含んだ乾燥風は、除湿用
熱交換器61の通過時に除湿されると共に、ヒータ63
により再び加熱される工程を繰返すことで乾燥が行なわ
れる。
【0045】図4は、乾燥風循環通路57内のファン5
9を省略した実施形態を示したものである。
9を省略した実施形態を示したものである。
【0046】即ち、外槽5の内周壁面29aを洗い兼脱
水ドラム7の傾斜角θ以上の傾斜角θ1で上方へ向かう
形状とし、乾燥風循環通路57内のファンを省略する。
水ドラム7の傾斜角θ以上の傾斜角θ1で上方へ向かう
形状とし、乾燥風循環通路57内のファンを省略する。
【0047】一方、動力伝達機構21内に、乾燥運転時
に、攪拌体45が固定され、洗い兼脱水ドラム7が回転
するクラッチ機構部81を新たに設けるものである。な
お、他の構成要素は、図1と同様のため同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
に、攪拌体45が固定され、洗い兼脱水ドラム7が回転
するクラッチ機構部81を新たに設けるものである。な
お、他の構成要素は、図1と同様のため同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0048】したがって、この実施形態によれば、前記
効果に加えて、乾燥運転時において、攪拌体43を停止
させた状態で洗い兼脱水ドラム7を回転させることで、
洗濯物は膨出部41により、停止した攪拌体43へ向け
て押し出される際に螺旋によって上方へ押し上げられた
後、落下する循環を繰返す。この時、洗い兼脱水ドラム
7がファンの役目をするため乾燥風は、乾燥風循環通路
57を介して循環するようになる。同時に、外槽5の傾
斜角θ1により外槽5と洗い兼脱水ドラム7の空間部に
より下から上への圧力勾配が形成されるため、循環風の
流れが促進される。この結果、ファンを省略しても乾燥
風の流れが確保され、コストの低減と乾燥風循環通路5
7の構造の簡素化が図れる。
効果に加えて、乾燥運転時において、攪拌体43を停止
させた状態で洗い兼脱水ドラム7を回転させることで、
洗濯物は膨出部41により、停止した攪拌体43へ向け
て押し出される際に螺旋によって上方へ押し上げられた
後、落下する循環を繰返す。この時、洗い兼脱水ドラム
7がファンの役目をするため乾燥風は、乾燥風循環通路
57を介して循環するようになる。同時に、外槽5の傾
斜角θ1により外槽5と洗い兼脱水ドラム7の空間部に
より下から上への圧力勾配が形成されるため、循環風の
流れが促進される。この結果、ファンを省略しても乾燥
風の流れが確保され、コストの低減と乾燥風循環通路5
7の構造の簡素化が図れる。
【0049】図5はファンの省略を図ると共に、乾燥工
程の立上りが早く、かつ、節水を可能とした実施形態を
示したものである。
程の立上りが早く、かつ、節水を可能とした実施形態を
示したものである。
【0050】即ち、外槽5の内周壁面29aを、洗い兼
脱水ドラム7の傾斜角θ1以上で上方へ向かう形状と
し、乾燥風循環通路57内のファンを省略する一方、外
槽5の周壁面29によりリング状の貯水タンク83を設
ける。
脱水ドラム7の傾斜角θ1以上で上方へ向かう形状と
し、乾燥風循環通路57内のファンを省略する一方、外
槽5の周壁面29によりリング状の貯水タンク83を設
ける。
【0051】貯水タンク83には、上方に取入口85
が、底部に取出口87がそれぞれ設けられ、液面は液面
に沿って上下動するバーチカル式の水位検出装置89に
より管理され、表示部89aに表示されるようになって
いる。
が、底部に取出口87がそれぞれ設けられ、液面は液面
に沿って上下動するバーチカル式の水位検出装置89に
より管理され、表示部89aに表示されるようになって
いる。
【0052】貯水タンク83の取出口87は、第3の開
閉弁91を介して駆動ポンプ93と接続連通し、駆動ポ
ンプ93は、切換弁となる第1の三方弁95の第1ポー
トP1と接続連通している。第1の三方弁95は第1ポ
ートP1の外に、第2,第3ポートP2,P3を有し、
第2ポートP2は、貯水タンク85の取入口85と連通
し、第3ポートP3は糸くず除去フィルタ97と連通し
ている。糸くず除去フィルタ97は、洗い兼脱水ドラム
7内へ送り込む給水パイプ97aを有すると共に給水装
置27と連通している。
閉弁91を介して駆動ポンプ93と接続連通し、駆動ポ
ンプ93は、切換弁となる第1の三方弁95の第1ポー
トP1と接続連通している。第1の三方弁95は第1ポ
ートP1の外に、第2,第3ポートP2,P3を有し、
第2ポートP2は、貯水タンク85の取入口85と連通
し、第3ポートP3は糸くず除去フィルタ97と連通し
ている。糸くず除去フィルタ97は、洗い兼脱水ドラム
7内へ送り込む給水パイプ97aを有すると共に給水装
置27と連通している。
【0053】除湿用熱交換器61のパイプ65には、第
2の三方弁99の第1ポートP1と連通している。第3
の三方弁99には、第1ポートP1の外に、第2,第3
ポートP2,P3を有し、第2ポートP2は、駆動ポン
プ93と第3の開閉弁91との間のポンプ回路101と
接続連通している。第3ポートP3は排水管71と接続
連通している。
2の三方弁99の第1ポートP1と連通している。第3
の三方弁99には、第1ポートP1の外に、第2,第3
ポートP2,P3を有し、第2ポートP2は、駆動ポン
プ93と第3の開閉弁91との間のポンプ回路101と
接続連通している。第3ポートP3は排水管71と接続
連通している。
【0054】なお、第3の開閉弁91及び第1,第2の
三方弁73,75は、操作パネルに設けられたスイッチ
釦(図示していない)を操作することで切換操作が可能
となる。
三方弁73,75は、操作パネルに設けられたスイッチ
釦(図示していない)を操作することで切換操作が可能
となる。
【0055】第1,第2の開閉弁73,75の内、第2
の開閉弁75は排水管71に、第1の開閉弁73は乾燥
風循環通路57を横切るポンプ回路101より矢印方向
に乾燥風が流れる流れに対して上流側に配置され、ヒー
タ63はポンプ回路101より下流側に配置された構造
となっている。
の開閉弁75は排水管71に、第1の開閉弁73は乾燥
風循環通路57を横切るポンプ回路101より矢印方向
に乾燥風が流れる流れに対して上流側に配置され、ヒー
タ63はポンプ回路101より下流側に配置された構造
となっている。
【0056】なお、他の構成要素は図1と同一のため同
一符号を付して詳細な説明を省略する。
一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0057】したがって、このように構成された縦型洗
濯乾燥機において、 (1) 洗い・すすぎ運転を行なうには、第1,第2の開閉
弁73,75を「閉」の状態において、給水装置27よ
り洗い兼脱水ドラム7内へ洗濯水を所定量給水する。こ
の時、洗い兼脱水ドラム7の周壁面29には上方に排出
孔37が設けられているため、外槽5と洗い兼脱水ドラ
ム7との間に洗濯水が溜ることはなく所定の水位まで給
水される。これにより、節水が図られる。給水完了後、
攪拌体43を所定時間正転及び逆転させて、洗い又はす
すぎ運転を行なう。同時に駆動ポンプ93を駆動する一
方、第1の三方弁95により第1,第3ポートP1,P
3を連通させることで、糸くず除去フィルタ93を介し
て水が循環するようになる。この時、ヒータ63をオン
することで洗濯水又はすすぎ水は温水となり、洗浄性
能、すすぎ性能が向上する。そして、最終のすすぎ運転
時に、第1の三方弁95により、第1,第2ポートP
1,P2を連通させることで、貯水タンク83内にすす
ぎ水が溜められるようになり、次回の洗濯水として使用
可能となる。
濯乾燥機において、 (1) 洗い・すすぎ運転を行なうには、第1,第2の開閉
弁73,75を「閉」の状態において、給水装置27よ
り洗い兼脱水ドラム7内へ洗濯水を所定量給水する。こ
の時、洗い兼脱水ドラム7の周壁面29には上方に排出
孔37が設けられているため、外槽5と洗い兼脱水ドラ
ム7との間に洗濯水が溜ることはなく所定の水位まで給
水される。これにより、節水が図られる。給水完了後、
攪拌体43を所定時間正転及び逆転させて、洗い又はす
すぎ運転を行なう。同時に駆動ポンプ93を駆動する一
方、第1の三方弁95により第1,第3ポートP1,P
3を連通させることで、糸くず除去フィルタ93を介し
て水が循環するようになる。この時、ヒータ63をオン
することで洗濯水又はすすぎ水は温水となり、洗浄性
能、すすぎ性能が向上する。そして、最終のすすぎ運転
時に、第1の三方弁95により、第1,第2ポートP
1,P2を連通させることで、貯水タンク83内にすす
ぎ水が溜められるようになり、次回の洗濯水として使用
可能となる。
【0058】貯水タンク83内の水を使用する場合は以
下のように行なわれる。即ち、第3の開閉弁91を
「開」とし、駆動ポンプ93を駆動する。同時に、第1
の三方弁95により第1,第3ポートP1,P3を連通
させることで、貯水タンク83内の水は洗い兼脱水ドラ
ム7内に給水される。この時、水位検知装置89により
貯水タンク83内の水が空に近い状態になったことを表
示部89aによって判断されると、駆動ポンプ93を停
止し、給水装置27により給水に切換え、所定の水位ま
で給水するものである。
下のように行なわれる。即ち、第3の開閉弁91を
「開」とし、駆動ポンプ93を駆動する。同時に、第1
の三方弁95により第1,第3ポートP1,P3を連通
させることで、貯水タンク83内の水は洗い兼脱水ドラ
ム7内に給水される。この時、水位検知装置89により
貯水タンク83内の水が空に近い状態になったことを表
示部89aによって判断されると、駆動ポンプ93を停
止し、給水装置27により給水に切換え、所定の水位ま
で給水するものである。
【0059】(2) 次に、脱水運転を行なうには、第1の
開閉弁73は「閉」、第2の開閉弁95は「開」の状態
において、洗い兼脱水ドラム7を高速回転させる。な
お、この場合、第1の開閉弁73を「開」として、ヒー
タ63により加熱した温風を洗い兼脱水ドラム7内へ送
り込むことで、洗濯物に予熱を与え、次の乾燥工程での
立上りを早くするようにしてもよい。一方、高速回転に
より洗濯物に含まれた水は遠心力により傾斜した周壁面
29に沿って上昇し、排出孔37から外槽5と洗い兼脱
水ドラム7との間に送り出され、外槽5の底部に設けら
れたドレン口79を介して排水管71に排水されるよう
になる。この脱水運転時に、洗濯物は膨出部41により
周壁面29へ貼りつくことなく、ほぼ中央部位に臨む状
態が得られる。
開閉弁73は「閉」、第2の開閉弁95は「開」の状態
において、洗い兼脱水ドラム7を高速回転させる。な
お、この場合、第1の開閉弁73を「開」として、ヒー
タ63により加熱した温風を洗い兼脱水ドラム7内へ送
り込むことで、洗濯物に予熱を与え、次の乾燥工程での
立上りを早くするようにしてもよい。一方、高速回転に
より洗濯物に含まれた水は遠心力により傾斜した周壁面
29に沿って上昇し、排出孔37から外槽5と洗い兼脱
水ドラム7との間に送り出され、外槽5の底部に設けら
れたドレン口79を介して排水管71に排水されるよう
になる。この脱水運転時に、洗濯物は膨出部41により
周壁面29へ貼りつくことなく、ほぼ中央部位に臨む状
態が得られる。
【0060】(3) 次に、乾燥運転を行なうには、第1の
開閉弁73は「開」、第2,第3の開閉弁73,91は
「閉」の状態において、攪拌体43を停止させた状態で
洗い兼脱水ドラム7を回転させることで、洗濯物は膨出
部43により停止した攪拌体43へ向けて押し出される
際に螺旋によって上方へ押し上げられた後、落下する循
環を繰返す。この時、洗い兼脱水ドラム7がファンの役
目をするため乾燥風は乾燥風循環通路57を介して循環
するようになる。同時に、外槽5の傾斜角θ1により外
槽5と洗い兼脱水ドラム7の空間部により下から上への
圧力勾配が形成されるため、循環風の流れが促進され
る。この結果、ファンを省略しても乾燥風の流れが確保
される。
開閉弁73は「開」、第2,第3の開閉弁73,91は
「閉」の状態において、攪拌体43を停止させた状態で
洗い兼脱水ドラム7を回転させることで、洗濯物は膨出
部43により停止した攪拌体43へ向けて押し出される
際に螺旋によって上方へ押し上げられた後、落下する循
環を繰返す。この時、洗い兼脱水ドラム7がファンの役
目をするため乾燥風は乾燥風循環通路57を介して循環
するようになる。同時に、外槽5の傾斜角θ1により外
槽5と洗い兼脱水ドラム7の空間部により下から上への
圧力勾配が形成されるため、循環風の流れが促進され
る。この結果、ファンを省略しても乾燥風の流れが確保
される。
【0061】この乾燥運転時において、駆動ポンプ93
をオンとし、第2の三方弁99により第1,第2ポート
P1,P2とを連通する一方、第1の三方弁95により
第1,第2ポートP1,P2とを連通させる。これによ
り除湿用熱交換器61を連通したパイプ65内の水は、
貯水タンク83内に溜められるようになる。貯水タンク
83内の水が一杯になったことを水位検知装置89によ
り表示部89aに表示されると、駆動ポンプ93を停止
させることで貯水タンク83内への貯溜が可能となり、
節水につながる。
をオンとし、第2の三方弁99により第1,第2ポート
P1,P2とを連通する一方、第1の三方弁95により
第1,第2ポートP1,P2とを連通させる。これによ
り除湿用熱交換器61を連通したパイプ65内の水は、
貯水タンク83内に溜められるようになる。貯水タンク
83内の水が一杯になったことを水位検知装置89によ
り表示部89aに表示されると、駆動ポンプ93を停止
させることで貯水タンク83内への貯溜が可能となり、
節水につながる。
【0062】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の縦型
洗濯乾燥機によれば、次のような効果を奏する。
洗濯乾燥機によれば、次のような効果を奏する。
【0063】(1) 洗い兼脱水ドラムを、鉛直方向の駆動
軸を支点として回転させることができると共に、攪拌体
と膨出部とにより、洗濯物を反転させながら、乾燥風を
循環させることができるため、効率のよい乾燥が行なえ
る。
軸を支点として回転させることができると共に、攪拌体
と膨出部とにより、洗濯物を反転させながら、乾燥風を
循環させることができるため、効率のよい乾燥が行なえ
る。
【0064】(2) 温水による洗濯・すすぎ運転が可能と
なり、洗濯性能、すすぎ性能が向上する。
なり、洗濯性能、すすぎ性能が向上する。
【0065】(3) ファンの省略が可能となり、コストの
低減、乾燥風循環通路の簡素化が図れる。
低減、乾燥風循環通路の簡素化が図れる。
【0066】(4) 貯水タンクにより洗濯水の再利用が可
能となり、節水が図れる。
能となり、節水が図れる。
【図1】この発明に係る縦型洗濯乾燥機の概要切断側面
図。
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】膨出部を周壁面側へ向けて回動可能とした概要
切断平面図。
切断平面図。
【図4】乾燥風循環通路内からファンを省略した図1と
同様の概要切断側面図。
同様の概要切断側面図。
【図5】ファンの省略を図ると共に、洗濯水の再利用を
図るようにした縦型洗濯乾燥機の概要切断側面図。
図るようにした縦型洗濯乾燥機の概要切断側面図。
1 外箱 5 外槽 7 洗い兼脱水ドラム 15 サスペンション 27 給水装置 43 攪拌体 57 乾燥風循環通路 59 ファン 61 除湿用熱交換器 63 ヒータ 71,75 排出装置
Claims (9)
- 【請求項1】 洗濯機本体となる外箱内に、サスペンシ
ョンによって支持された外槽と、外槽の内側に配置さ
れ、低速回転と高速回転とに切換可能で、かつ、鉛直方
向の駆動軸を支点として回転自在に支持され、内蓋によ
り上方の出し入れ口が閉塞された洗い兼脱水ドラムと、
一方が洗い兼脱水ドラムの下端部と、他方が洗い兼脱水
ドラムの上端部とそれぞれ接続連通し合う乾燥風循環通
路と、洗い兼脱水ドラム内へ水を供給する給水装置と、
洗濯水を排水する排水装置とを備え、前記洗い兼脱水ド
ラムのほぼ中央部位に、正転又は逆転可能な攪拌体を設
ける一方、乾燥風循環通路内に、ファン,ヒータ,除湿
用熱交換器を設けたことを特徴とする縦型洗濯乾燥機。 - 【請求項2】 洗い兼脱水ドラムの内壁面に、上下方向
に長い板状の膨出部を中心の攪拌体側へ向けて複数突出
させたことを特徴とする請求項1記載の縦型洗濯乾燥
機。 - 【請求項3】 膨出部は、膨出部に作用する設定値以上
の圧力により基端側を中心として先端側が洗い兼脱水ド
ラムの内壁面側へ回動することを特徴とする請求項2記
載の縦型洗濯乾燥機。 - 【請求項4】 除湿用熱交換器は、外箱のコーナ部に配
置することを特徴とする請求項1記載の縦型洗濯乾燥
機。 - 【請求項5】 脱水運転時に、少なくともヒータがオン
となる制御回路を備えていることを特徴とする請求項1
記載の縦型洗濯乾燥機。 - 【請求項6】 洗濯機本体となる外箱内に、サスペンシ
ョンによって支持され、上方へ向かって所定の傾斜角度
を有する断面末広がり形状の外槽と、外槽の内側に配置
され、低速回転と高速回転とに切換可能で、かつ、鉛直
方向の駆動軸を支点として回転自在に支持され、内蓋に
より上方の出し入れ口が閉塞された上方へ向かう断面末
広がり形状の洗い兼脱水ドラムと、洗い兼脱水ドラムの
中央部位に配置され、正転,逆転可能な攪拌体と、一方
が洗い兼脱水ドラムの下端部と、他方が洗い兼脱水ドラ
ムの上端部とそれぞれ接続連通し合う乾燥風循環通路
と、洗い兼脱水ドラム内へ水を供給する給水装置と、洗
濯水を排水する排水装置とを備え、前記外槽を、洗い兼
脱水ドラムの傾斜角以上の傾斜角で上方へ向かう形状と
する一方、乾燥風循環通路内に、ヒータ,除湿用熱交換
器を設け、ファンを省略したことを特徴とする縦型洗濯
乾燥機。 - 【請求項7】 乾燥運転時に、洗い兼脱水ドラムの回転
を許し、攪拌体の回転を停止させる動力伝達機構を有す
ることを特徴とする請求項6記載の縦型洗濯乾燥機。 - 【請求項8】 外槽に設けられた貯水タンクと、洗い兼
脱水ドラム内の洗濯水と給水装置からの洗濯水を選択し
て駆動ポンプ側へ切換える切換弁と、駆動ポンプからの
洗濯水を、貯水タンク又は洗い兼脱水ドラム側へ送り込
む選択用の切換弁とを備えることを特徴とする請求項
1,6記載の縦型洗濯乾燥機。 - 【請求項9】 外槽に設けられた貯水タンクと、洗い兼
脱水ドラム内の洗濯水と、給水装置からの洗濯水を選択
して駆動ポンプ側へ切換える切換弁と、駆動ポンプから
の洗濯水を、貯水タンク又は洗い兼脱水ドラム側へ送り
込む選択用の切換弁と、乾燥風循環通路を開閉する開閉
弁とヒータとの間に、洗い兼脱水ドラム内の洗濯水を前
記ヒータを介して駆動ポンプ側へ誘導するヒータ流路と
を備えることを特徴とする請求項1,6記載の縦型洗濯
乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8026900A JPH09215887A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 縦型洗濯乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8026900A JPH09215887A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 縦型洗濯乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09215887A true JPH09215887A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12206121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8026900A Pending JPH09215887A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 縦型洗濯乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09215887A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6497121B1 (en) * | 2001-07-16 | 2002-12-24 | Eugene J. Walsh | Air-circulation enhancer for use with a clothes washing machine |
CN1324187C (zh) * | 2002-06-11 | 2007-07-04 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 滚筒式节水型洗衣机 |
JP2007289559A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 洗濯乾燥機 |
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1996
- 1996-02-14 JP JP8026900A patent/JPH09215887A/ja active Pending
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