JP3463798B2 - 光学スキャナ装置 - Google Patents

光学スキャナ装置

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JP3463798B2 JP21296499A JP21296499A JP3463798B2 JP 3463798 B2 JP3463798 B2 JP 3463798B2 JP 21296499 A JP21296499 A JP 21296499A JP 21296499 A JP21296499 A JP 21296499A JP 3463798 B2 JP3463798 B2 JP 3463798B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステージに載置し
た対象に光を照射し、ステージを移動させつつ光を走査
する光学スキャナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工装置などでは、対象をステー
ジに載置してX軸方向に移動させ、その状態でレーザビ
ームを対象に照射して、照射位置を、X軸方向に直交す
るY軸方向の特定範囲内で繰り返し移動させるといった
ことがしばしば行われ、そのために、光学スキャナ装置
が用いられている。図10は従来の光学スキャナ装置の
一例を示すブロック図である。この光学スキャナ装置1
02では、ステージ1の上に不図示の光照射対象が配置
され、その対象に対して、不図示のレーザ発振器からの
レーザビームが照射される。レーザ発振器と対象との間
にはスキャナ駆動機構9が介在している。ステージ1は
CPU3による制御のもとで駆動され、X軸方向に移動
する。X位置検出器11は、移動するステージ1の位置
を検出し、検出結果を表す信号を出力する。スキャン間
隔検出回路12は、X位置検出器11からの信号と、C
PU3から与えられた移動ピッチΔXのデータとにもと
づき、ステージ1がΔXだけ移動するごとにスキャンタ
イミング信号を出力する。
【0003】スキャナ位置設定回路6は、Y軸方向にお
けるレーザビームの照射位置に関するデータをCPU3
から受け取り、スキャン間隔検出回路12がスキャンタ
イミング信号を出力するごとに、Y軸方向における照射
位置を表す電気信号を出力する。スキャナドライブ回路
8は、この電気信号を電力増幅してスキャナ駆動機構9
に供給する。スキャナ駆動機構9はたとえば、上記レー
ザ発振器からのレーザビームを反射するミラーと、この
ミラーを揺動駆動するガルバノメータとを含み、スキャ
ナドライブ回路8によってガルバノメータが駆動されて
ミラーが揺動し、その結果、レーザビームが偏向走査さ
れる。
【0004】図4はレーザビームの照射対象上における
ビームスポットの走査を説明する平面図である。照射対
象上は、ステージ1に載置されてX軸方向に移動してお
り、スキャン間隔検出回路12がスキャンタイミング信
号を出力するごとに、Y軸方向の走査が繰り返される。
その結果、照射対象上の矩形領域101では、間隔がΔ
Xの各位置X0、X1、X2、……においてレーザビー
ムが照射され、それぞれの位置でレーザビームがY軸方
向に走査される。図中、各直線104がレーザビームス
ポットの走査軌跡を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の光学スキャナ装置102では、ステージ1に対し
て外部から振動が加わったり、ステージ1の位置制御に
伴いサーボモータが駆動されてステージ1が微動して、
ステージ1がY軸方向に若干変位する場合がある。ま
た、ステージ1を上述のようにX軸方向に移動させる際
にステージ1がY軸方向に若干変位することもある。
【0006】ステージ1がこのようにY軸方向に変位す
ると、照射対象も同様に変位し、たとえば図4の例で
は、照射対象の矩形領域101が、Y軸方向のレーザビ
ームの走査に対して相対的にずれてしまい、矩形領域1
01内に正しくレーザビームが照射されないことにな
る。したがって、レーザ加工装置の場合には、加工すべ
き領域を高精度に加工することができず、また検査装置
でこのような光学スキャナ装置102を用いた場合に
は、本来の領域を正確に検査できない。さらに光学スキ
ャナ装置102によって照射対象の画像を取得すような
場合には、目的の領域の画像を精密に取得することが困
難になる。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、振動などによりステージ
がY軸方向に変位しても高い位置精度で光を対象に照射
できる光学スキャナ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、光照射対象を載置するステージと、前記ス
テージをX軸方向に移動させるステージ駆動手段と、前
記ステージ上の前記対象に光を照射し、与えられた電気
信号にもとづいて光照射位置を、前記X軸にほぼ直交す
るY軸の方向に移動させる光走査手段とを備え、前記ス
テージ駆動手段により前記ステージをX軸方向に移動さ
せつつ、前記光走査手段により前記対象に光を照射して
前記光照射位置をY軸方向の特定範囲内で繰り返し移動
させる光学スキャナ装置であって、Y軸方向における前
記ステージの位置を検出する位置検出手段と、X軸方向
における前記ステージの位置を検出する第2の位置検出
手段と、前記第2の位置検出手段によるステージ位置の
検出結果にもとづき、前記ステージがX軸方向にほぼ一
定の距離を移動するごとに、スキャンタイミング信号を
出力するスキャン間隔検出手段と、前記スキャン間隔検
出手段が前記スキャンタイミング信号を出力するごと
に、前記光走査手段に前記電気信号を出力してY軸方向
における走査位置を設定する走査位置設定手段と、Y軸
方向における前記ステージの本来の位置を表す信号を受
け取り、同信号が表すY軸方向における前記ステージの
位置と、前記位置検出手段が検出したY軸方向における
前記ステージの位置との差が解消されるように、前記走
査位置設定手段から前記走査位置設定手段に出力される
前記電気信号を補正する走査位置補正手段とを備えた
とを特徴とする。
【0009】本発明の光学スキャナ装置では、位置検出
手段がY軸方向におけるステージの位置を検出し、走査
位置補正手段は、位置検出手段の検出結果にもとづい
て、光照射位置がY軸方向における特定範囲内を移動す
るように、光走査手段に与える前記電気信号を補正す
る。そして、光走査手段は、この補正された電気信号に
もとづいて光照射位置を移動させる。そのため、ステー
ジが、外部から加わった振動や、位置制御に伴うサーボ
モータの駆動によってY軸方向に変位したり、ステージ
自身のX軸方向の移動にともなってY軸方向に変位して
も、その変位に応じてY軸方向における光の光照射位置
が補正されるので、光照射対象上ではY軸方向における
常に一定の範囲に光が照射される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による光学ス
キャナ装置の一例を示すブロック図である。図中、図1
0と同一の要素には同一の符号が付されており、それら
に関する説明はここでは省略する。図1に示した光学ス
キャナ装置14が図10の光学スキャナ装置102と異
なるのは、Y位置検出器2、ステージ位置設定回路4、
比較器5、ゲイン調整回路10、ならびに加算器7が新
たに設けられている点である。
【0011】Y位置検出器2(本発明にかかわる位置検
出手段)は本実施の形態例では光干渉計による測長シス
テムにより構成され、ステージ1側部にレーザ光を照射
し、その反射光を受光してステージ1までの距離を精密
に測定することで、ステージ1のY軸方向の位置を検出
する。CPU3は、ステージ1がY軸方向に変位してい
ない場合の、Y軸方向におけるY位置検出器2とステー
ジ1との間の距離のデータをあらかじめ保持しており、
そのデータをステージ位置設定回路4に供給する。ステ
ージ位置設定回路4は、CPU3から供給されたデータ
により、Y位置検出器2とステージ1との間の距離を表
す信号を出力する。
【0012】比較器5は、Y位置検出器2が出力する、
ステージ1とY位置検出器2との間の距離を表す信号
と、ステージ位置設定回路4が出力するステージ1とY
位置検出器2との間の距離を表す信号との差を算出し
て、結果をゲイン調整回路10に出力する。ゲイン調整
回路10は、比較器5の出力信号を適切なレベルとなる
ように増幅するかまたは減衰させ、加算器7に供給す
る。具体的には、ゲイン調整回路10は、比較器5の出
力信号における距離の分解能と、スキャナ駆動機構9に
おける位置設定分解能とが同程度になるように、比較器
5の出力信号の振幅を調整する。加算器7は、スキャナ
位置設定回路6(本発明に係わる走査位置設定手段)か
らの電気信号に、ゲイン調整回路10の出力信号を加算
して、スキャナ位置設定回路6からの電気信号を補正
し、スキャナドライブ回路8に供給する。
【0013】図2はステージ1周辺を示す側面図、図3
はステージ1周辺を示す平面図である。図2、図3に示
したように、ステージ1上に光照射対象である対象物1
9が配置され、その上方にスキャナ駆動機構9が配設さ
れている(図2)。スキャナ駆動機構9は、不図示のレ
ーザ発振器からのレーザビーム13を反射するミラー1
8と、そのミラー18を揺動駆動する不図示のガルバノ
メータを含んで構成されている。このガルバノメータは
スキャナドライブ回路18から供給される電力により駆
動され、ミラー18を揺動させる。そして、ここではス
キャナ駆動機構9は、補正すべきステージ1の変位の1
周期の間に100回以上、レーザビーム13を走査でき
るものとする。ただし、要求される補正の精度によっ
て、この走査回数は増減すべきものである。
【0014】Y位置検出器2を成す干渉計測長システム
17は、ステージ1の側方に配置され、ステージ1の側
面に向け、Y軸方向と平行にレーザ光を放射する。測長
システム17はそのレーザ光のステージ側面からの反射
光を受光して、ステージ1までの距離を検出する。ステ
ージ1の側部にはまた、X駆動部16(図3)が配設さ
れ、ステージ1をX軸方向に移動させる構成となってい
る。測長システムと反対側のステージ1側部に設置され
たY駆動部15は、CPU3による制御のもとでステー
ジ1をY軸方向に駆動して、ステージ1のY軸方向にお
ける位置決めを行う。なお、上記比較器5、ゲイン調整
回路10、ならびに加算器7が本発明に係わる走査位置
補正手段を構成している。
【0015】次に、このように構成された光学スキャナ
装置14の動作について説明する。CPU3の制御のも
とでステージ1は、図3に示したように、X駆動部16
により駆動されてX軸方向に移動する。X位置検出器1
1(本発明に係わる第2の位置検出手段)は、このよう
に移動するステージ1のX軸方向における位置を検出
し、スキャン間隔検出回路12は、ステージ1がΔX移
動するごとに、スキャンタイミング信号を出力する。そ
して、スキャナ位置設定回路6は、Y軸方向におけるレ
ーザビーム13の照射位置に関するデータをCPU3か
ら受け取り、スキャン間隔検出回路12がスキャンタイ
ミング信号を出力するごとに、Y軸方向における照射位
置を表す電気信号を出力する。
【0016】加算回路はこの電気信号を、ゲイン調整回
路10の出力信号によって補正し、スキャナドライブ回
路8は、補正後の電気信号を電力増幅してスキャナ駆動
機構9に供給する。スキャナ駆動機構9では、ガルバノ
メータが図2に示したミラー18を揺動駆動し、その結
果、レーザビーム13が偏向走査される。
【0017】図3において、点線で表したステージ1は
1回目のレーザビーム走査時のものであり、実線で表し
たステージ1は2回目の走査時のものである。そして、
細線矩形20は1回目のレーザビーム走査時の対象物1
9の位置を示し、太線矩形21は2回目のレーザビーム
走査時の対象物19の位置を示している。また、直線2
2は1回目の走査時の走査位置を示し、直線23は2回
目の走査時の走査位置を示している。直線22、23の
間隔はΔXである。
【0018】ここで、ステージ1に外部から振動などが
加わっていたとすると、図3に示したように、実線で示
した2回目の走査時のステージ1の位置は、点線で示し
た1回目の走査時のステージ1の位置に対して、Y軸の
たとえばマイナス方向に若干変位したものとなる。そし
て、Y位置検出器2を構成する測長システム17は、図
2、図3に示したように、1回目の走査時にはステージ
1までの距離としてL2を検出するが、2回目の走査時
には距離L2よりやや長い距離L1を検出し、検出した
距離を表す信号を出力する。
【0019】CPU3は、ステージ1がY軸方向に変位
していない場合の、Y軸方向におけるY位置検出器2と
ステージ1との間の距離、すなわち距離L2のデータを
あらかじめ保持しており、そのデータをステージ位置設
定回路4に供給する。ステージ位置設定回路4は、CP
U3から供給されたこのデータにより、Y位置検出器2
とステージ1との間の距離を表す信号を出力する。
【0020】比較器5は、Y位置検出器2が出力する、
ステージ1とY位置検出器2との間の距離L1を表す信
号と、ステージ位置設定回路4が出力するステージ1と
Y位置検出器2との間の距離L2を表す信号との差ΔL
を算出して、ΔLを表す信号をゲイン調整回路10に出
力する。比較器5による演算は次式により表すことがで
きる。
【0021】
【数1】ΔL = L1 − L2 ゲイン調整回路10は、比較器5の出力信号における距
離の分解能と、光学スキャナ駆動機構における位置設定
分解能とが同程度になるように、ΔLを表す比較器5の
出力信号の振幅を調整し、調整後の距離の差ΔPを表す
信号を出力する。ここで、ゲイン調整回路10における
ゲイン定数をαとすると、ΔPは次式により表される。
【0022】
【数2】ΔP = α × ΔL 加算器7は、スキャナ位置設定回路6からの電気信号
に、ゲイン調整回路10の出力信号を加算して、スキャ
ナ位置設定回路6からの電気信号を補正し、スキャナド
ライブ回路8に供給する。その結果、2回目の走査位置
は、ステージ1がΔLだけY軸方向に変位しているにも
係わらず、図3に直線23で示したように、正確に対象
物19の範囲内で行われる。
【0023】図5はステージ1の移動に伴ってステージ
1のY軸方向における変位の変化を示す波形図、図6は
ステージ1が図5のように変位した際の補正後のレーザ
ビーム13の走査位置の変化を示す説明図である。ま
た、図8はステージ1の移動に伴ってステージ1がY軸
方向に変位した場合のゲイン調整回路10の出力信号の
変化を示す波形図、図9は、ゲイン調整回路10の出力
信号が図8のように変化した場合の加算器7の出力信号
を表す波形図である。そして、図7はスキャナ位置設定
回路6の出力信号を補正しなかった場合にスキャナドラ
イブ回路8に供給される信号を表す波形図である。
【0024】ステージ1がX軸方向にさらに移動する
と、ステージ1は外部からの振動などにより、Y軸のプ
ラスあるいはマイナスの方向に変位する。したがって、
このとき比較器5が算出する上記ΔLは、図5に示した
曲線200のように変化する。そして、このように変化
するΔLはゲイン調整回路10により調整されΔPとし
て出力され、そのため、ΔPも、図8の曲線24により
示したように、ΔLと同様に変化する。
【0025】その後、このように変化するΔPにもとづ
いて、スキャナ位置設定回路6の出力信号が補正される
ので、加算器7の出力信号Pは図9の波形26のように
変化する。波形26の極大点、および極小点どうしをそ
れぞれ結んだ曲線28は図8に示した曲線24と同様に
変化する。なお、波形26の実線部分がレーザビーム1
3の各走査期間に対応している。
【0026】スキャナドライブ回路8はこのような加算
器7の出力信号にもとづいてスキャナ駆動機構9を駆動
するので、各走査ごとに走査の軌跡を表す直線30は、
図6に示したように、Y軸方向に変位したものとなる。
これらの直線30の始点どうし、および終点どうしをそ
れぞれ結ぶ曲線32は図5の上記曲線20と同様の波形
となる。そして、2本の曲線32の間の領域が、対象物
19上の走査領域に対応している。
【0027】スキャナ位置設定回路6の出力信号を補正
しなかった場合には、図7に示したように、スキャナド
ライブ回路8には、各走査において常に極小点および極
大点の位置が一定の信号が供給されるので、ステージ1
が図5のΔLで表されるようにY軸方向に変位した場合
には、対象物19に対して走査位置はずれてしまうこと
になる。これに対して、本実施の形態例では、ステージ
1の変位に応じて、レーザビーム13の走査位置が補正
されるので、レーザビーム13は対象物19上で本来照
射すべき位置に正確に照射される。
【0028】なお、本実施の形態例では、スキャナ駆動
機構9は、ガルバノメータおよびミラー18により構成
されているとしたが、スキャナ駆動機構9を、音響光学
素子により構成して、音響的に音響光学素子の光学的な
特性を変化させ、レーザビーム13を偏向させることも
可能である。また、測長システムは、干渉計により構成
する以外にも、リニアスケールなどによる、ステージ位
置を相対的に測定する構成としてもよい。そして、X位
置検出器11は、上述したY位置検出器2と同様の構成
とすることができる。また、スキャナ位置設定回路6
は、たとえば、スキャナドライブ回路8に供給する信号
の波形データをメモリに保持して、そのデータにもとづ
いて信号を生成する構成とすることができる。さらに、
Y位置検出器2、ステージ位置設定回路4、比較器5、
ゲイン調整回路10、ならびに加算器7などは、アナロ
グ回路およびデジタル回路のいずれか一方、または両方
により形成することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光学スキャ
ナ装置では、位置検出手段がY軸方向におけるステージ
の位置を検出し、走査位置補正手段は、位置検出手段の
検出結果にもとづいて、光照射位置がY軸方向における
特定範囲内を移動するように、光走査手段に与える前記
電気信号を補正する。そして、光走査手段は、この補正
された電気信号にもとづき光照射位置を移動させる。そ
のため、ステージが、外部から加わった振動や、位置制
御に伴うサーボモータの駆動によってY軸方向に変位し
たり、ステージ自身のX軸方向の移動にともなってY軸
方向に変位しても、その変位に応じてY軸方向における
光の光照射位置が補正されるので、光照射対象上ではY
軸方向における常に一定の範囲に光が正確に照射され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学スキャナ装置の一例を示すブ
ロック図である。
【図2】ステージ周辺を示す側面図である。
【図3】ステージ周辺を示す平面図である。
【図4】レーザビームの照射対象上におけるビームスポ
ットの走査を説明する平面図である。
【図5】ステージの移動に伴ってステージのY軸方向に
おける変位の変化を示す波形図である。
【図6】ステージが変位した際の補正後のレーザビーム
の走査位置の変化を示す説明図である。
【図7】スキャナ位置設定回路の出力信号を補正しなか
った場合にスキャナドライブ回路に供給される信号を表
す波形図である。
【図8】ステージの移動に伴ってステージがY軸方向に
変位した場合のゲイン調整回路の出力信号の変化を示す
波形図である。
【図9】ゲイン調整回路の出力信号が図8のように変化
した場合の加算器の出力信号を表す波形図である。
【図10】従来の光学スキャナ装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1……ステージ、2……Y位置検出器、3……CPU、
4……ステージ位置設定回路、5……比較器、6……ス
キャナ位置設定回路、7……加算器、8……スキャナド
ライブ回路、9……スキャナ駆動機構、10……ゲイン
調整回路、11……X位置検出器、12……スキャン間
隔検出回路、13……レーザビーム、14……光学スキ
ャナ装置、15……Y駆動部、16……X駆動部、17
……干渉計測長システム、18……ミラー、19……対
象物、20……曲線、22……直線、23……直線、2
4……曲線、26……波形、28……曲線、30……直
線、32……曲線、101……矩形領域、102……光
学スキャナ装置、104……直線。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光照射対象を載置するステージと、 前記ステージをX軸方向に移動させるステージ駆動手段
    と、 前記ステージ上の前記対象に光を照射し、与えられた電
    気信号にもとづいて光照射位置を、前記X軸にほぼ直交
    するY軸の方向に移動させる光走査手段とを備え、 前記ステージ駆動手段により前記ステージをX軸方向に
    移動させつつ、前記光走査手段により前記対象に光を照
    射して前記光照射位置をY軸方向の特定範囲内で繰り返
    し移動させる光学スキャナ装置であって、 Y軸方向における前記ステージの位置を検出する位置検
    出手段と、X軸方向における前記ステージの位置を検出する第2の
    位置検出手段と、 前記第2の位置検出手段によるステージ位置の検出結果
    にもとづき、前記ステージがX軸方向にほぼ一定の距離
    を移動するごとに、スキャンタイミング信号を出力する
    スキャン間隔検出手段と、 前記スキャン間隔検出手段が前記スキャンタイミング信
    号を出力するごとに、前記光走査手段に前記電気信号を
    出力してY軸方向における走査位置を設定する走査位置
    設定手段と、 Y軸方向における前記ステージの本来の位置を表す信号
    を受け取り、同信号が表すY軸方向における前記ステー
    ジの位置と、前記位置検出手段が検出したY軸方向にお
    ける前記ステージの位置との差が解消されるように、前
    記走査位置設定手段から前記走査位置設定手段に出力さ
    れる前記電気信号を補正する走査位置補正手段とを備え
    た、 ことを特徴とする光学スキャナ装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段は光干渉計により構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の光学スキャ
    ナ装置。
  3. 【請求項3】 前記光走査手段は、光源からの光を反射
    するミラーと、同ミラーを駆動するガルバノメータとに
    より構成されていることを特徴とする請求項1記載の光
    学スキャナ装置。
  4. 【請求項4】 前記光走査手段は音響光学素子を含み、
    音響的に前記音響光学素子の光学的な特性を変化させ
    て、光源からの光を偏向させることを特徴とする請求項
    1記載の光学スキャナ装置。
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