JPH088167A - ステージ原点位置決定方法及び装置並びにステージ位置検出器原点決定方法及び装置 - Google Patents

ステージ原点位置決定方法及び装置並びにステージ位置検出器原点決定方法及び装置

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JPH088167A
JPH088167A JP14002994A JP14002994A JPH088167A JP H088167 A JPH088167 A JP H088167A JP 14002994 A JP14002994 A JP 14002994A JP 14002994 A JP14002994 A JP 14002994A JP H088167 A JPH088167 A JP H088167A
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昌彦 諏佐
Toru Ikeda
徹 池田
Kazuji Ishida
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で高精度にステージ位置原点を検
出するステージ位置原点検出方法及び装置並びに簡易な
方法で精度よくステージ位置検出器の原点位置を求める
ステージ位置検出器原点位置検出方法及び装置を提供す
る。 【構成】 一端がステージ10に接続され、他端に位置
検出器6の検出光の光軸と所定の角度をなす位置検出平
面Aを有する位置検出軸8に検出光を照射して測定され
た位置検出平面Aと位置検出器6との距離が所定の距離
となるようにステージ10を駆動し、所定の距離となっ
た位置をステージ10の原点位置とする。また、過去の
所定の位置における対象物24上の特定点60の位置の
ステージ位置検出器14、15上の指示値に基づき、ス
テージ位置検出器14、15の原点に含まれるの誤差を
補正し、正しいステージ10、11の位置においてステ
ージ位置検出器14、15をリセットしてステージ位置
検出器14、15の原点を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステージ原点位置決定
方法及び装置並びにステージ位置検出器原点決定法及び
装置に関し、より詳細には、微細加工技術を用いて半導
体集積回路等を半導体ウェハ上に制作する際に用いられ
るXYステージの原点位置を決定するためのステージ原
点位置決定方法及び装置並びに当該XYステージの位置
を検出するステージ位置検出器の原点決定法及び装置に
関する。
【0002】半導体集積回路等を製作するために用いら
れる電子ビーム露光装置、X線露光装置、光学ステッパ
等の半導体集積回路製作装置は、半導体集積回路等を製
作する半導体ウェハを固定し、高精度の制御の下に移動
させて電子ビーム露光等を行うためのXYステージを備
えている。
【0003】近年においては、半導体集積回路の微細化
に伴い、XYステージ位置(原点位置)の決定に関して
も、高精度化が望まれている。
【0004】
【従来の技術】従来技術のXYステージにおける原点位
置決定方法に関して、図9乃至図12を用いて説明す
る。
【0005】なお、図9乃至図12における説明におい
ては、簡略化のためにXステージに係わる部分について
のみ説明する。Yステージに係わる部分については、X
ステージに係わる部分と同様の構成及び動作であるの
で、説明は省略する。
【0006】図9には、従来技術の原点位置決定装置の
平面図を示す。図9に示す原点位置決定装置100は、
半導体ウェハ等を固定してX軸方向に移動するXステー
ジ及び半導体ウェハ等を固定してY軸方向に移動するY
ステージからなる図示しないXYステージを内蔵する真
空チャンバ102と、XステージをX軸方向に駆動する
ためのDC(直流)モータ117を備えるアクチュエー
タ101と、Xステージの原点位置を決定する原点位置
決定部103により構成されている。
【0007】原点位置決定部103は、一端がXステー
ジに結合され、Xステージの移動とともに移動する駆動
軸104と、原点検出光を出射する発光ダイオード10
5乃至107と、出射された原点検出光を受光するフォ
トディテクタ108乃至110と、Xステージの原点位
置を検出するために、それぞれの原点位置に対応して駆
動軸104に配置された原点信号検出センサ板111並
びにスリット112及び113と、により構成されてい
る。
【0008】図10には、図9に示す原点位置検出装置
の側面図が示されている。原点信号検出センサ板111
とスリット112及び113は駆動軸104に対して図
10に示すような位置に配置されている。また、スリッ
ト112及び113には、発光ダイオード105又は1
07の原点検出光が通過させるためのスリットがそれぞ
れに設けられている。
【0009】図11には、図9及び図10における原点
位置検出部103の拡大図が示されている。図11にお
いては、図11(a)が平面図、図11(b)が側面図
である。駆動軸104は、Xステージの移動に伴い、図
中水平左右方向に移動する。
【0010】発光ダイオード105及び107は、同じ
光量の原点検出光120及び122を出射する。また、
原点信号検出センサ板111は、駆動軸104上におい
て、Xステージが原点位置にあるとき、発光ダイオード
106の出射する原点検出光121を遮蔽するように配
置されている。
【0011】さらに、スリット112及び113は、駆
動軸104上において、Xステージが原点位置にあると
き、発光ダイオード105又は107が出射する原点検
出光122又は120の光スポットが図11(b)にお
ける114及び115の位置、すなわち、原点検出光1
22又は120の光量のうち、それぞれ半分の光量に対
応する原点検出光を通過させる位置に配置されている。
【0012】次に、原点位置検出部103における原点
位置の検出について、その動作を図11及び図12に基
づいて説明する。図11に示す原点位置検出部103に
おける原点位置の検出は、フォトディテクタ108の出
力Ta と、フォトディテクタ110の出力Tb の差(T
b −Ta)を求めることにより行われる。
【0013】図12には、駆動軸104の位置と出力差
(Tb −Ta )の関係が示されている。図12の原点座
標は、駆動軸104が接続されたXステージが原点位置
にあるときの駆動軸の位置に対応している。
【0014】はじめに、Xステージが原点位置にある場
合には、上述のように原点検出光122又は120の光
量のうち、半分の光量に対応する原点検出光がスリット
112及び113を通過してフォトディテクタ108及
び110に到達するので、それぞれの出力差(Tb −T
a )は0となる(図12において、原点に対応してい
る。)。
【0015】ここで、駆動軸104がXステージの移動
に伴い、図11中右(図11中xの正方向)に移動する
と、スリット112を通過する原点検出光122の光量
は増加し、スリット113を通過する原点検出光120
の光量は減少するので、それぞれに対応するフォトディ
テクタの出力差(Tb −Ta )は負の値となる。そし
て、原点検出光122の全てがスリット112を通過す
る駆動軸104の位置(図12におけるx1 の位置)で
極大値となる。さらに図11中右に移動すると、原点検
出光122の一部が再びスリット112により遮蔽され
るので、出力差(Tb −Ta )は増加し始め、原点検出
光122及び120が、それぞれスリット112及び1
13により共に全て遮蔽される駆動軸104の位置(図
12におけるx2 の位置)で0となる。
【0016】これとは逆に、駆動軸104がXステージ
の移動に伴い、図11中左(図11中xの負方向)に移
動すると、スリット113を通過する原点検出光120
の光量は増加し、スリット112を通過する原点検出光
122の光量は減少するので、それぞれに対応するフォ
トディテクタの出力差(Tb −Ta )は正の値となる。
そして、原点検出光120の全てがスリット113を通
過する駆動軸104の位置(図12におけるx3 の位
置)で極大値となる。さらに図10中左に移動すると、
原点検出光120の一部が再びスリット113により遮
蔽されるので、出力差(Tb −Ta )は減少し始め、原
点検出光122及び120が、それぞれスリット112
及び113により共に全て遮蔽される駆動軸104の位
置(図12におけるx4 の位置)で0となる。
【0017】以上の動作の結果、駆動軸104の位置と
フォトディクタ108及び110の出力差(Tb
a )の関係は図12に示すようになる。したがって、
図12の原点に相当する位置、すなわち、フォトディク
タ108及び110の出力差(Tb −Ta )が0であ
り、かつ、フォトディテクタ109の出力が0となる位
置となるように駆動軸104を制御すれば、Xステージ
を原点位置とすることができる。
【0018】なお、図11に示す原点位置検出部の動作
においては、駆動軸104が図11中x2 又はx4 の位
置にあるときにも出力差(Tb −Ta )は0となるが、
この場合は、発光ダイオード106の原点検出光121
が原点信号検出センサ板111により遮蔽されないよう
に原点信号検出センサ板111が設置されているので、
フォトディテクタ109の出力は0とならず、その位置
はXステージの原点位置とされない。
【0019】以上の従来技術の原点位置検出部103の
動作によれば、簡易な回路で、XYステージの原点を検
出することができる。さらに、従来技術のXYステージ
には、上記の原点位置検出部とは別に、XYステージの
移動に伴い、その位置を測定するステージ位置検出器を
備えている。
【0020】このステージ位置検出器には、例えば、レ
ーザ干渉計が用いられる。通常、レーザ干渉計は、XY
ステージが上記の原点位置検出部の動作により定められ
た原点位置にあるときに、レーザ干渉計の指示値が原点
(0、0)を示すように設定されている。
【0021】レーザ干渉計は、Xステージ及びYステー
ジそれぞれに設けられており、真空チャンバ102の外
部に設置されたレーザ光出射器から出射されたレーザ光
を真空チャンバ内に導き、Xステージ又はYステージに
固定的に設置されXステージ又はYステージの移動に伴
い移動するミラーにより反射させて反射光を得る。そし
て、その反射光を真空チャンバ102外に導き、真空チ
ャンバ102の外部に設置された検出部により検出し
て、Xステージ又はYステージの位置を検出する構成と
なっている。
【0022】従来技術のステージ位置検出器としてのレ
ーザ干渉計によれば、使用するレーザの波長レベルの精
度で、ステージ位置を検出できるので、高精度の位置検
出が可能である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のステージ位置原点検出装置及びステージ位置検出器
には、その構造に起因して、次のような問題点があっ
た。
【0024】すなわち、従来技術のステージ位置原点検
出装置によると、図12の原点付近におけるフォトディ
テクタの分解能が低く、また、発光ダイオード及びフォ
トディテクタが真空チャンバ102と共通の真空中にあ
るので、真空チャンバ102内の試料の温度上昇の影響
を受けてその特性が変化し、一定の出力が得られなかっ
た。さらにフォトディテクタの出力の非線形性によりフ
ォトディテクタ108及び110の出力に差が生じ、ス
テージの原点位置において得られる出力差(T b
a )が正確に0とならない場合がある。
【0025】以上の原因により、従来技術のステージ位
置原点検出装置には、高精度の原点位置決定ができない
という第1の問題点があった。さらに、原点以外の位置
を検出するために上記と同様の検出回路が必要であるた
めに、回路が複雑になるという第2の問題点があった。
【0026】さらにまた、発光ダイオード及びフォトデ
ィテクタ等が真空チャンバ102内にあるため、これら
の部材を整備調整するためには、真空を解く必要があ
り、整備調整後再び真空とするための工程が必要とな
り、半導体集積回路の製作工程が複雑且つ長時間化する
という第3の問題点があった。
【0027】また、従来技術のステージ位置検出器とし
てのレーザ干渉計によると、ステージが所定の加速度以
上の加速度で急激に移動すると、その位置を測定するこ
とが不可能となる。したがって、ステージが所定の加速
度以上で移動した間の移動距離は測定できず、実際の移
動距離とレーザ干渉計の指示値との間に誤差が生じてし
まう場合があった。
【0028】また、位置測定光であるレーザ光の光路の
一部が真空チャンバ102の外部にあるため、レーザ光
の光路を遮蔽する遮蔽物が存在すると、ステージからの
反射光が得られず、位置が測定できない。したがって、
レーザ光が遮蔽されている間にステージが移動すると、
実際の移動距離とレーザ干渉計の指示値との間に誤差が
生じていた。
【0029】以上の原因により、従来技術のステージ位
置検出器では、レーザ干渉計の原点に対応するステージ
位置が実質的に変位するという第4の問題点があった。
上述の従来技術のステージ位置原点検出装置及びステー
ジ位置検出器の第1乃至第4の問題点により、結果的に
ステージの位置及び移動距離が高精度に測定できず、正
確な露光等ができないという問題点があった。
【0030】そこで、本発明は、上記の問題点を鑑みて
なされたもので、その第1の目的は、簡単な構成で、高
精度にステージ原点位置を決定することが可能なステー
ジ位置原点決定方法及び装置を提供することにある。
【0031】第2の目的は、ステージ位置検出器の原点
に対応するステージ位置が変位した場合に、簡易な方法
で精度よくステージ位置検出器の原点に対応するステー
ジ位置を求めることが可能なステージ位置検出器原点決
定方法及び装置を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記第1及び第2の問題
点を解決するために、請求項1に記載の発明は、一端
が、半導体ウェハ等の対象物(24)を搭載するステー
ジ(10、11)に接続され、他端に光学式変位センサ
等の位置検出器(6、7)の検出光(L)の光軸を含む
ステージ(10、11)の移動方向に垂直な平面と検出
光(L)の光軸に垂直な平面との交線の一部を含み、光
軸と所定の角度をなす位置検出平面(A)を有する位置
検出軸(8)に検出光(L)を照射して位置検出器
(6、7)と位置検出平面(A)との距離を測定する距
離測定工程と、測定した距離が予め設定された基準距離
となるようにステージ(10、11)を移動する距離基
準ステージ移動工程と、測定した距離が予め設定された
基準距離となったときの位置検出軸(8)の位置に対応
するステージ(10、11)の位置をステージ(10、
11)の原点位置とするステージ原点位置決定工程と、
を有して構成される。
【0033】請求項2に記載の発明は、上記第4の問題
点を解決するために、所定の仮原点位置において、半導
体ウェハ等の対象物(24)を搭載するステージ(1
0、11)の位置を検出するためのレーザ干渉計等のス
テージ位置検出器(14、15)をリセットする第1リ
セット工程と、仮原点位置を原点としてステージ(1
0、11)上に設置された半導体ウェハ等の対象物(2
4)上に設けられた特定点(60)の座標をステージ位
置検出器(14、15)により測定する座標測定工程
と、測定した特定点(60)の座標から、予め記憶して
いた第1リセット工程以前の特定点(60)のステージ
位置検出器(14、15)により測定した座標を差し引
くことにより差座標を求める減算工程と、ステージ位置
検出器(14、15)の指示値に基づいて前記差座標に
対応する位置に前記ステージ(10、11)を移動する
座標基準ステージ移動工程と、座標基準ステージ移動工
程終了後のステージ(10、11)の位置において、ス
テージ位置検出器(14、15)をリセットする第2リ
セット工程と、を有して構成される。
【0034】請求項3に記載の発明は、上記第4の問題
点を解決するために、請求項2に記載のステージ位置検
出器原点決定方法において、請求項1に記載のステージ
原点位置決定方法により決定されるステージ原点位置を
仮原点位置とするように構成される。
【0035】請求項4に記載の発明は、上記第3の問題
点を解決するために、請求項1又は3に記載のステージ
原点位置決定方法又はステージ位置検出器原点決定方法
において、位置検出器(6、7)は、大気中に配置さ
れ、ステージ(10、11)及び位置検出軸(8)は真
空中に配置され、検出光(L)は検出窓(25)を介し
て照射されるように構成される。
【0036】請求項5に記載の発明は、上記第1及び第
2の問題点を解決するために、一端が、半導体ウェハ等
の対象物(24)を搭載するステージ(10、11)に
接続され、他端に光学式変位センサ等の位置検出器
(6、7)の検出光(L)の光軸を含むステージ(1
0、11)の移動方向に垂直な平面と検出光(L)の光
軸に垂直な平面との交線の一部を含み光軸と所定の角度
をなす位置検出平面(A)を有する位置検出軸(8)に
検出光(L)を照射し、位置検出器(6、7)と位置検
出平面(A)との距離を測定する距離測定手段(19)
と、測定した距離が予め設定された基準距離となるよう
にステージ(10、11)を移動する距離基準ステージ
移動手段(12、13、19)と、測定した距離が予め
設定された基準距離となったときの位置検出軸(8)の
位置に対応するステージ(10、11)の位置をステー
ジ(10、11)のステージ原点位置とするステージ原
点位置決定手段(19)と、を備えて構成される。
【0037】請求項6に記載の発明は、上記第4の問題
点を解決するために、所定の仮原点位置において、半導
体ウェハ等の対象物(24)を搭載するステージ(1
0、11)の位置を検出するためのレーザ干渉計等のス
テージ位置検出器(14、15)をリセットする第1リ
セット(20)手段と、仮原点位置を原点としてステー
ジ(10、11)上に設置された対象物(24)上に設
けられた特定点(60)の座標をステージ位置検出器
(14、15)により測定する座標測定手段(19、2
0、22)と、ステージ位置検出器(14、15)によ
り検出された第1リセット手段によるリセット以前の特
定点(60)の座標を記憶する記憶手段(19)と、座
標測定手段(20、22)により測定された特定点(6
0)の座標から、記憶していた第1リセット手段による
リセット以前の特定点(60)の座標を差し引くことに
より差座標を求める減算手段(19)と、ステージ位置
検出器(14、15)の指示値に基づいて、差座標に対
応する位置に前記ステージ(10、11)を移動する座
標基準ステージ移動手段(12、13、19、20)
と、座標基準ステージ移動手段(12、13、19、2
0)による移動終了後のステージ(10、11)の位置
において、ステージ位置検出器(14、15)をリセッ
トする第2リセット手段(20)と、を備えて構成され
る。
【0038】請求項7に記載の発明は、上記第4の問題
点を解決するために、請求項6に記載のステージ位置検
出器原点決定装置において、請求項5に記載のステージ
原点位置決定装置により決定されるステージ原点位置を
仮原点位置として構成される。
【0039】請求項8に記載の発明は、上記第3の問題
点を解決するために、請求項5又は7に記載のステージ
原点位置決定装置又はステージ位置検出器原点決定装置
において、位置検出器(6、7)は、大気中に配置さ
れ、ステージ(10、11)及び位置検出軸(8)は真
空中に配置され、検出光(L)は検出窓(25)を介し
て照射されるように構成される。
【0040】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、距離測定工程
において、位置検出器(6、7)の検出光(L)が位置
検出平面(A)に照射され、位置検出器(6、7)と位
置検出平面(A)との距離が測定される。
【0041】距離基準ステージ移動工程において、測定
した距離が予め設定された基準距離となるようにステー
ジ(10、11)が移動される。ステージ原点位置決定
工程において、測定した距離が予め設定された基準距離
となったときの位置検出軸(8)の位置に対応するステ
ージ(10、11)の位置がステージ(10、11)の
原点位置とされる。
【0042】よって、位置検出器(6、7)の出力信号
の波形が位置検出平面(A)の傾きと同じ傾きを有する
波形となり、ステージ(10、11)の原点位置近傍で
良好な線形性を有するので、正確なステージ原点位置決
定が可能となる。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、第1リセ
ット工程において、所定の仮原点位置においてステージ
(10、11)の位置を検出するためのステージ位置検
出器(14、15)がリセットされる。
【0044】座標測定工程において、仮原点位置を原点
としてステージ(10、11)上に設置された対象物
(24)上に設けられた特定点(60)の座標がステー
ジ位置検出器(14、15)により測定される。
【0045】減算工程において、測定した特定点(6
0)の座標から、予め記憶されていた第1リセット工程
以前の特定点(60)のステージ位置検出器(14、1
5)により測定した座標を差し引くことにより差座標が
求められる。
【0046】座標基準ステージ移動工程において、ステ
ージ位置検出器(14、15)の指示値に基づいて差座
標に対応する位置に前記ステージ(10、11)が移動
される。
【0047】第2リセット工程において、座標基準ステ
ージ移動工程終了後のステージ(10、11)の位置に
おいて、ステージ位置検出器(14、15)がリセット
される。
【0048】よって、予め記憶されていた第1リセット
工程以前の特定点(60)のステージ位置検出器(1
4、15)により測定された座標に基づいてステージ位
置検出器(14、15)がリセットされることにより、
ステージ位置検出器(14、15)の原点が再設定され
るので、常に同じステージ(10、11)の位置をステ
ージ位置検出器(14、15)の原点とすることができ
る。
【0049】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載のステージ原点位置決定方法により決定されるス
テージ原点位置が仮原点位置とされる。よって、ステー
ジ位置検出器(14、15)がステージ原点位置付近で
リセットされた後、ステージ位置検出器(14、15)
の原点が決定されるので、広範囲にステージ(10、1
1)を移動させる事なくステージ位置検出器(14、1
5)の原点決定ができ、ステージ位置検出器(14、1
5)の原点決定動作が簡略化される。
【0050】請求項5に記載の発明によれば、距離測定
手段(19)は、位置検出器(6、7)の検出光(L)
を位置検出平面(A)に照射し、位置検出器(6、7)
と位置検出平面(A)との距離を測定する。
【0051】距離基準ステージ移動手段(12、13、
19)は、測定した距離が予め設定された基準距離とな
るようにステージ(10、11)を移動する。ステージ
原点位置決定手段(19)は、測定した距離が予め設定
された基準距離となったときの位置検出軸(8)の位置
に対応するステージ(10、11)の位置をステージ
(10、11)のステージ原点位置とする。
【0052】よって、位置検出器(6、7)の出力信号
の波形が位置検出平面(A)の傾きと同じ傾きを有する
波形となり、ステージ(10、11)の原点位置近傍で
良好な線形性を有するので、正確なステージ原点位置決
定が可能となる。
【0053】請求項6に記載の発明によれば、第1リセ
ット手段(20)は、所定の仮原点位置においてステー
ジ(10、11)の位置を検出するためのステージ位置
検出器(14、15)をリセットする。
【0054】座標測定手段(19、20、22)は、仮
原点位置を原点としてステージ(10、11)上に設置
された対象物(24)上に設けられた特定点(60)の
座標をステージ位置検出器(14、15)により測定す
る。
【0055】記憶手段(19)は、ステージ位置検出器
(14、15)により検出された第1リセット手段によ
るリセット以前の特定点(60)の座標を記憶する。減
算手段(19)は、座標測定手段(20、22)により
測定された特定点(60)の座標から、記憶していた第
1リセット手段によるリセット以前の特定点(60)の
座標を差し引くことにより差座標を求める。
【0056】座標基準ステージ移動手段(12、13、
19、20)は、ステージ位置検出器(14、15)の
指示値に基づいて、差座標に対応する位置にステージ
(10、11)を移動する。
【0057】第2リセット手段(20)は、座標基準ス
テージ移動手段(12、13、19、20)による移動
終了後のステージ(10、11)の位置において、ステ
ージ位置検出器(14、15)をリセットする。
【0058】よって、記憶していた第1リセット手段に
よるリセット以前の特定点(60)のステージ位置検出
器(14、15)により測定された座標に基づいてステ
ージ位置検出器(14、15)がリセットされることに
よりステージ位置検出器(14、15)の原点が再設定
されるので、常に同じステージ(10、11)の位置を
ステージ位置検出器(14、15)の原点とすることが
できる。
【0059】請求項7に記載の発明によれば、請求項5
に記載のステージ原点位置決定装置により決定されるス
テージ原点位置が仮原点位置とされる。よって、ステー
ジ位置検出器(14、15)がステージ(10、11)
の原点位置付近でリセットされた後、ステージ位置検出
器(14、15)の原点が決定されるので、広範囲にス
テージ(10、11)を移動させる事なくステージ位置
検出器(14、15)の原点決定ができ、ステージ位置
検出器(14、15)の原点決定動作が簡略化される。
【0060】請求項4又は8に記載の発明によれば、位
置検出器(6、7)が、大気中に配置され、ステージ
(10、11)及び位置検出軸(8)が真空中に配置さ
れ、検出光(L)が検出窓(25)を介して照射され
る。
【0061】よって、対象物(24)が配置されている
試料室(1)内の真空度を落とすこと無く位置検出器
(6、7)の調整整備が可能となる。
【0062】
【実施例】次に本発明に好適な実施例について図1乃至
図8を用いて説明する。以下の実施例は、本発明を、半
導体ウェハ上に半導体集積回路等を製作する際に、当該
半導体ウェハを固定し、移動しつつ電子ビーム露光を行
うためのXYステージを含む電子ビーム露光装置に適用
したものである。 (I)本発明の実施例に係わる装置の全体構成 はじめに、本発明に係わる電子ビーム露光装置の全体構
成について、図1を用いて説明する。
【0063】図1に示すように、本発明に係わる電子ビ
ーム露光装置は、半導体ウェハ24を搭載するXステー
ジ10及びYステージ11等を含む真空チャンバ1と、
Xステージ10を移動させるためのX軸DCモータ12
を含むX軸アクチュエータ2と、Xステージ10の原点
位置を検出するための光学式X軸変位センサ6を含むX
軸原点位置検出部4と、Yステージ11を移動させるた
めの光学式Y軸DCモータ13を含むY軸アクチュエー
タ3と、Yステージ11の原点位置を検出するためのY
軸変位センサ7を含むY軸原点位置検出部5と、移動に
伴うXステージ10の位置を検出するX軸レーザ干渉計
14と、X軸レーザ干渉計14用レーザを発振するレー
ザ発振器及び反射されたレーザ光を検出する検出器並び
にそれらを制御する制御器等からなるX軸レーザ干渉計
制御部14aと、移動に伴うYステージ11の位置を検
出するY軸レーザ干渉計15と、Y軸レーザ干渉計15
用レーザを発振するレーザ発振器及び反射されたレーザ
光を検出する検出器並びにそれらを制御する制御器等か
らなるY軸レーザ干渉計制御部15aと、X軸変位セン
サ6及びY軸変位センサ7により検出したXステージ1
0及びYステージ11の原点位置並びにX軸レーザ干渉
計14及びY軸レーザ干渉計15により検出したXステ
ージ10及びYステージ11の位置に基づいてXステー
ジ10及びYステージ11を所定の位置に移動するため
に装置全体の制御を行うステージ駆動制御部19と、X
軸レーザ干渉計制御部14a及びY軸レーザ干渉計制御
部15aを介してX軸レーザ干渉計14及びY軸レーザ
干渉計15をリセットするためのリセット手段及びXス
テージ10及びYステージ11を手動移動するためのジ
ョイスティック等の移動手段を備えた操作部20と、電
子ビーム露光のための電子ビーム18を出射する電子ビ
ーム出射部21と、半導体ウェハ24により反射された
電子ビーム18を検出し電子ビーム18が照射された付
近の半導体ウェハ24の表面の状態を映像化する走査電
子顕微鏡(以下、SEM(Scanning Electron Microscop
e)という。)22と、SEMの表示部23と、により構
成されている。
【0064】真空チャンバ1に含まれるXステージ10
は、Xステージ10の位置を検出するX軸レーザ干渉計
14のレーザ光を反射するための、Xステージ10とと
もに移動するX軸ミラー16を備えている。また、Y軸
ステージ11も同様に、Y軸軸レーザ干渉計15のレー
ザ光を反射するためのY軸ミラー17を備えている。
【0065】X軸レーザ干渉計14は、X軸ミラー16
により反射されたレーザ光を検出することによりX軸レ
ーザ干渉計14からX軸ミラー16までの距離を測定
し、それに基づいて、Xステージ10の位置を検出し、
X軸レーザ干渉計制御部14aを介してステージ駆動制
御部19に出力する。また、Y軸レーザ干渉計15につ
いても同様にして、Y軸ミラー17により反射されたレ
ーザ光を検出することによりYステージ11の位置を検
出し、Y軸レーザ干渉計制御部15aを介してステージ
駆動制御部19に出力する。
【0066】レーザ干渉計については従来技術のものが
使用されるので、細部の説明は省略する。また、半導体
ウェハ24上には、所定の位置に、特定点60として特
定のパターン(例えば、「+」のパターン)が予め形成
されている。 (II)第1実施例 次に、請求項1、3、4、5、7、8に記載の発明に対
応する第1の実施例について図2乃至図6を用いて説明
する。
【0067】なお、以下の説明においては、Xステージ
についてのみ述べるが、Yステージに関しても全く同様
であるので、Yステージに関しての細部の説明は省略す
る。はじめに、第1実施例に係わる原点位置検出部につ
いて図2を用いて説明する。
【0068】図2は、図1におけるX軸原点位置検出部
4の断面図を示しており、図1におけるY軸原点位置検
出部5も同様の構成となっている。図2に示すように、
X軸原点位置検出部4は、一端が図示しないXステージ
10に接続され、他端が後述の光学式X軸変位センサ6
の検出光Lの光軸を含むXステージ10の移動方向に垂
直な平面と検出光Lの光軸に垂直な平面との交線の一部
を含み、検出光Lの光軸と所定の角度をなす位置検出平
面AとなっているX軸位置検出軸8と、X軸位置検出軸
8を支持するX軸位置検出軸支持板9と、検出光Lを出
射して位置検出平面Aまでの距離を測定し、距離信号S
を出力する光学式X軸変位センサ6と、光学式X軸変位
センサ6の検出光Lが通過する透明な検出窓25により
構成されている。さらに、X軸原点位置検出部4の内部
は、真空チャンバ1と同じ真空度となっており、光学式
X軸変位センサ6のみが大気中に設置されている。
【0069】図2において、X軸位置検出軸8は、X軸
DCモータ12により駆動されるXステージ10の移動
に伴い、図中水平方向を左右に移動する。これにより、
検出光Lは、検出光Lに対して所定の角度をなす斜平面
である位置検出面A上を移動することとなる。したがっ
て、Xステージ10の移動する距離に対応して位置検出
面AからX軸変位センサ6までの距離が線形に変化する
こととなり、Xステージ10の移動する距離に対応した
距離信号Sが得られる。
【0070】このX軸位置検出軸8の動作について図3
及び図4を用いて詳説する。図3において、図3(a)
は、位置検出面Aの斜面上に検出光Lが照射されている
状態を示している。この場合には、X軸位置検出軸8の
移動にともない、検出光Lにより測定される距離が変化
し、X軸位置検出軸8の移動に対応した距離信号Sa
得られることとなる。ここで、符号PはXステージ10
が原点位置にあるときに検出光Lが照射される点であ
り、点Pの位置に検出光Lが照射されているときの測定
長Rp は予め設定されている。
【0071】X軸位置検出軸8が、図3(a)に示す位
置からXステージ10の移動にともない図中右方向に移
動を継続すると、図3(b)に示すX軸位置検出軸8の
上面に検出光Lが照射されることとなる。この場合に
は、X軸位置検出軸8の上面が平面であるため、X軸位
置検出軸8と光学式X軸変位センサ6の距離は一定とな
り、一定の値の距離信号Sb が出力されることとなる。
【0072】X軸位置検出軸8が、図3(a)に示す位
置からXステージ10の移動にともない図中左方向に移
動すると、図3(c)に示すX軸位置検出軸支持板9の
上面に検出光Lが照射されることとなる。この場合に
は、X軸位置検出軸支持板9の上面が平面であるため、
X軸位置検出軸支持板9と光学式X軸変位センサ6の距
離は一定となり、一定の値の距離信号Sc が出力される
こととなる。
【0073】以上の距離信号Sa 乃至Sc とX軸位置検
出軸8の移動距離との関係をグラフ化したものを図4に
示す。図4においては、検出光Lが図3に示す点Pに照
射されているときのX軸位置検出軸8の位置を原点と
し、X軸位置検出軸8が右方向に移動した場合の位置を
xの正方向としている。また、距離信号Sは、測定長R
P に対応する距離信号Sp を原点とし、それより短い測
定長に対応する距離信号Sを負、長い測定長に対応する
距離信号Sを正としている。
【0074】図4に示すように、検出光Lが位置検出面
Aに照射されている間の距離信号Sa は、位置検出平面
Aが検出光L及びX軸位置検出軸8の移動方向に対して
斜面をなす平面であるため、単調減少の直線となってお
り、この部分のグラフの傾きは、位置検出平面Aと検出
光Lのなす角度により決まる。
【0075】また、検出光Lが位置検出面A以外の面に
照射されてている間の距離信号Sb及びSc は検出距離
が一定であるため、その間の距離信号Sb 及びSc の値
は変化していない。
【0076】以上のX軸原点位置検出部4の動作によれ
ば、図4よりわかるように、Xステージ10の原点位置
付近で線形性のよい距離信号Sが得られることとなる。
次に、本実施例におけるステージ原点位置の決定につい
て図5及び図6を用いて説明する。
【0077】図5は、本実施例におけるステージ原点位
置の決定に関するフローチャートを示している。図5に
示す処理は、主としてステージ駆動制御部19に含まれ
るCPU等により実行される。
【0078】図5に示すように、はじめにステップS1
において、Xステージが所定の範囲内にあるか否かが判
定される。この判定は、上述の距離信号Sが所定の上限
値S u 及び下限値SL で決定される所定の範囲内である
かを判定することによりなされる。この判定を行うため
の回路の詳細については後述する。ステップS1におい
て、所定の範囲内であった場合には(ステップS1;Y
ES)、次にXステージ10を原点位置に移動するため
のX軸DCモータ12への出力信号の出力値が計算され
(ステップS2)、その結果がX軸DCモータ12へ出
力される。この計算は、現在のXステージ10の位置
(位置検出軸8の位置)に対応する距離信号Sと、Xス
テージが原点にあった場合の検出光Lの測定距離Rp
対応する距離信号SP との差に基づいて、比例積分微分
制御(以下、PID(Proportional plus Integral plus
Derivative)制御という。)により実行される。PID
制御によれば、半導体集積回路の製作に適した高い精度
の原点位置決定が可能である。
【0079】次に、ステップS3において、Xステージ
10の位置が原点位置になったか否かが判定される。こ
の判定は、現在のXステージ10の位置(位置検出軸8
の位置)に対応する距離信号Sと距離信号Sp とが等し
いか否かを判定することにより実行される。
【0080】Xステージ10の位置が原点位置でない場
合には(ステップS3;NO)、再度原点位置決定を実
行すべくステップS1に戻る。原点位置であった場合に
は(ステップS3;YES)、処理を終了する。
【0081】ステップS1において、所定の範囲内にな
かった場合には(ステップS1;NO)、Xステージ1
0を移動すべくX軸DCモータ12に出力する出力値が
計算される(ステップS4)。ステップS4において、
Uはモータへの出力値を示し、kはDCモータの特性等
により決定される所定のゲインを示し、eは現在のXス
テージ10の位置(位置検出軸8の位置)に対応する距
離信号Sと距離信号S p との差に基づき算出した原点位
置からのずれ量である。
【0082】X軸DCモータ12への出力値Uが計算さ
れたならば、次にXステージの位置がマイナス位置、す
なわち、距離信号Sの所定の上限値Su より高い距離信
号Sに対応する位置(例えば、図3(c)に示す位置)
であるか否かが判定される(ステップS5)。この判定
は、図4に示す距離信号Sの正負を判定することにより
実行される。
【0083】Xステージ10の位置がマイナス位置の時
は(ステップS5;YES)、Xステージ10を正方向
に移動するべくステップS4において算出されたX軸D
Cモータ12への出力値Uの符号が反転されたのち(ス
テップS6)、X軸DCモータ12へ出力される(ステ
ップS7)。
【0084】Xステージ10の位置がマイナス位置でな
かった場合には(ステップS5;NO)、Xステージを
負方向に移動するべくステップS4において算出された
X軸DCモータ12への出力値UがそのままX軸DCモ
ータ12へ出力される(ステップS7)。その後、再度
原点位置決定を実行すべくステップS1に戻る。
【0085】次に、ステップS1においてXステージ1
0が所定の範囲内にあるか否かを判定するためのX軸位
置検出軸8の位置検出回路について、図6を用いて説明
する。
【0086】図6に示すように、位置検出回路Cは、距
離信号Sを増幅するためのアンプ30と、増幅された信
号をA/D変換するためのA/D変換器31と、A/D
変換されたディジタル信号をサンプリングするための論
理回路32及びレジスタ33と、回路全体を制御するC
PU34と、距離信号Sの上限値Su 及び下限値SL
設定するための上限値設定器37及び下限値設定器38
と、上限値Su と距離信号Sを比較する比較器35と、
下限値SL と距離信号Sを比較する比較器36と、比較
器35及び36の出力に基づいて、距離信号Sの値が上
限値Su 以上であることを示す信号S+ 及び距離信号S
の値が下限値SL 以下であることを示す信号S- 並びに
距離信号Sが上限値Su と下限値SL との間であること
を示す信号S0 を出力する論理回路39により構成され
ている。これらの回路は、ステージ駆動制御部19内に
含まれている。
【0087】ステップS1においては、位置検出回路C
の出力信号が信号S+ 又は信号S-である場合には、X
ステージ10が所定の範囲内にない(ステップS1;N
O)とされ、位置検出回路Cの出力信号が信号S0 であ
る場合には、Xステージ10が所定の範囲内にある(ス
テップS1;YES)とされる。
【0088】以上の第1実施例によれば、Xステージ1
0の移動に対応して、その原点付近で良好な線形性を示
す距離信号Sa が得られ、これに基づいてPID制御に
より高い精度でXステージ10の原点位置を決定するこ
とができる。
【0089】さらに、変位センサ6及び7が大気中に配
置されているので、真空チャンバ1内の真空度を落とす
こと無く変位センサ6及び7の調整整備が可能である。 (III )第2実施例 次に、請求項2、3、6、7に記載の発明に対応する第
2の実施例について図7及び図8を用いて説明する。
【0090】本実施例は、請求項2、3、6、7に記載
の発明を、図1に示すレーザ干渉計14及び15の原点
に対応するステージ10及び11の位置決定に適用した
例である。
【0091】本実施例においては、初期設定時(例え
ば、半導体ウェハ24のステージ上への設置時)におけ
るXステージ10及びYステージ11の原点位置におい
てレーザ干渉計14及び15をリセットすることにより
決定したレーザ干渉計14及び15の原点が、その後に
Xステージ10又はYステージ11がレーザ干渉計14
又は15の許容範囲を越える加速度で移動した場合や、
レーザ干渉計の光路を障害物が遮蔽した場合に生じるレ
ーザエラーによりずれた(指示値に誤差が含まれた)場
合であっても、半導体ウェハ上に設定した特定点を基準
として、元のXステージ10及びYステージ11の原点
位置に対応するレーザ干渉計14及び15の原点に復帰
される。
【0092】以下の説明において、図7はレーザ干渉計
14及び15の原点決定のための処理の流れを示すフロ
ーチャートであり、図8は、図7に示すフローチャート
に基づく実際のXステージ10及びYステージ11の動
作及び対応するレーザ干渉計14及び15の指示値の変
化を示している。また、図8における座標軸は、初期設
定時において決定したレーザ干渉計14及び15の原点
Oを基準としている。さらに、図8においては、特定点
60は初期設定時にレーザ干渉計14及び15により測
定した位置が指示値(1000、1000)の位置にあ
るものとする。この位置における指示値は、SEM22
の出力に基づいて、特定点60が表示部23のSEM画
面の中心位置に位置するようにXステージ10及びYス
テージ11を駆動し、その時のレーザ干渉計14及び1
5の指示を読むことにより得られ、ステージ駆動制御部
19に含まれる記憶手段である記憶部に記憶されてい
る。
【0093】図7に示すフローチャートにおいて、はじ
めに、第1実施例において説明した方法によりXステー
ジ10及びYステージ11の原点位置が決定される(ス
テップS1)。
【0094】今、図8において、ステップS1において
決定したXステージ10及びYステージ11の原点位置
が符号Qの位置であったとする。次に、ステップS1で
決定した原点位置において、レーザ干渉計14及び15
をリセットする(ステップS2)。このリセットは操作
部20により、レーザ干渉計制御部14a及び15aを
介して行われる。これにより、レーザ干渉計14及び1
5の指示値は図8における符号50で示すように(0、
0)となる。このリセットした位置は、レーザ干渉計1
4及び15の仮原点位置である。
【0095】ステップS2において、レーザ干渉計14
及び15の仮原点位置が決定されたならば、次に、レー
ザ干渉計14及び15の指示値に基づいて、その指示値
が特定点60の初期設定時の位置における指示値(この
場合には(1000、1000))と同じ値となるよう
にXステージ10及びYステージ11を移動する(ステ
ップS3)。この移動は、操作部20に含まれるジョイ
スティック等の手段によりステージ駆動制御部19を介
して実行される。
【0096】ステップS3における移動後のSEM画面
を図8中符号40で示す。このSEM画面40において
は、そのときのレーザ干渉計14及び15の指示値は
(1000、1000)となっているにもかかわらず、
ステップS2においてリセットした指示値の中に、上述
のレーザエラーによる原点の誤差、及び変位センサ6及
び7の分解能とレーザ干渉計14及び15の精度の差に
よる誤差が含まれているため、特定点60の位置はSE
M画面40の中心より当該誤差分だけずれた位置(図8
においては、画面中央左下の位置)となっている。
【0097】次に、ステップS4において、SEM画面
上で確認しつつ、特定点60がSEM画面の中央に位置
するようにXステージ10及びYステージ11が移動さ
れる。この移動も、ステップS3における移動と同様
に、ステージ駆動制御部19を介して操作部20のジョ
イスティック等により実行される。ステップS4におけ
る移動後のSEM画面を図8中符号41で示す。
【0098】また、移動後のレーザ干渉計14及び15
の指示値は、例えば(900、800)であったとする
(図8中符号52)。次に、ステップS5において、ス
テップS4における移動後のレーザ干渉計14及び15
の指示値(900、800)から、初期設定時に特定点
60がSEM画面中央に位置したときの指示値(100
0、1000)を差し引いて、指示値差が求められる。
この処理は、ステージ駆動制御装置19に含まれる減算
部により行われる。この処理により、図8における点Q
の位置と、原点Oの位置との誤差(差座標)が求められ
ることとなる。
【0099】ステップS5において指示値差が求められ
たら、次に、ステップS6において、レーザ干渉計14
及び15の指示値がステップS5において求めた指示値
差を示すようにXステージ10及びYステージ11が移
動される。本実施例の場合は、指示値差は(−100、
−200)であるので、レーザ干渉計14及び15の指
示値が(−100、−200)となるように移動され
る。この移動はステップS3及びS4と同様の手段によ
り実行される。この移動により、Xステージ10及びY
ステージ11は、初期設定時において、レーザ干渉計1
4及び15をリセットした位置と同一の位置(図8にお
ける原点O)となる。
【0100】ステップS6の移動が終了したならば、そ
のXステージ10及びYステージ11の位置で、図8中
符号54で示すようにレーザ干渉計14及び15をリセ
ットする(ステップS7)。これによりレーザ干渉計1
4及び15の原点位置の誤差を解消し、初期設定時と同
じXステージ10及びYステージ11の位置でレーザ干
渉計14及び15の指示値を(0、0)とすることがで
きる。
【0101】なお、以上の説明における特定点60の初
期設定時の位置については、SEM画面中央に限られる
ものではなく、後に初期設定時と同様の条件の下で位置
合わせが可能な位置であればどこでも良い。
【0102】また、正しい原点に基づくレーザ干渉計1
4及び15による特定点60の位置測定の時期は、初期
設定時に限られるものではなく、レーザエラー等の誤差
が発生する以前の過去の位置であれば、どの時点の位置
であっても良い。
【0103】以上の第2実施例によれば、レーザ干渉計
14及び15の原点に誤差を含まない状態での半導体ウ
ェハ上の特定点60の位置の指示値に基づいて、レーザ
エラー等の誤差が解消されるので、常に同じXステージ
10及びYステージ11の位置においてレーザ干渉計1
4及び15をリセットし、その原点を決定することがで
きる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は5に
記載の発明によれば、位置検出軸の位置検出平面と位置
検出器との距離が測定され、測定された距離に基づいて
ステージが移動され、測定された距離が予め設定された
基準距離となったとき、その位置がステージの原点位置
とされるので、位置検出器の出力信号の波形は位置検出
平面の傾きと同じ傾きを有する波形となり、ステージの
原点位置近傍で良好な線形性を有することとなるので、
正確なステージ原点位置決定が可能となる。
【0105】請求項2又は6に記載の発明によれば、第
1のリセット以前の特定点のステージ位置検出器により
測定された座標に基づいてステージ位置検出器がリセッ
トされることにより、ステージ位置検出器の原点が設定
されるので、常に同じステージの位置をステージ位置検
出器の原点とすることができる。
【0106】請求項3又は7に記載の発明によれば、ス
テージの原点位置が仮原点位置とされるので、ステージ
位置検出器がステージの原点位置付近でリセットされた
後、ステージ位置検出器の原点が決定されることとな
り、広範囲にステージを移動させる事なくステージ位置
検出器の原点決定ができ、ステージ位置検出器の原点決
定動作が簡略化される。
【0107】請求項4又は8に記載の発明によれば、位
置検出器が大気中に配置されているので、対象物が配置
されている試料室内の真空度を落とすこと無く位置検出
器の調整整備が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるXYステージを含む電子ビーム
露光装置の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例における原点位置検出部の
部分断面を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例における変位センサの位置
検出を説明する図である。
【図4】本発明の第1実施例における距離信号Sの出力
波形を示す図である。
【図5】本発明の第1実施例の変位センサの出力に基づ
く原点位置決定の動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1実施例における位置検出回路Cの
構成を示す図である。
【図7】本発明の第2実施例に係わるステージ位置検出
器の原点決定方法の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例に係わるステージ位置検出
器の原点決定を説明する図である。
【図9】従来技術の原点位置決定装置の平面を示す図で
ある。
【図10】従来技術の原点位置決定装置の側面を示す図
である。
【図11】従来技術の原点位置決定装置における原点位
置検出部の拡大図を示す図である。
【図12】従来技術の原点位置決定装置における原点位
置検出部の出力信号の波形を示す図である。
【符号の説明】
1…真空チャンバ 2…X軸アクチュエータ 3…Y軸アクチュエータ 4…X軸原点位置検出部 5…Y軸原点位置検出部 6…X軸変位センサ 7…Y軸変位センサ 8…X軸位置検出軸 9…X軸位置検出軸支持板 10…Xステージ 11…Yステージ 12…X軸DCモータ 13…Y軸DCモータ 14…X軸レーザ干渉計 14a…X軸レーザ干渉計制御部 15…Y軸レーザ干渉計 15a…Y軸レーザ干渉計制御部 16…X軸ミラー 17…Y軸ミラー 18…電子ビーム 19…ステージ駆動制御部 20…捜査部 21…電子ビーム出射部 22…SEM 23…表示部 24…半導体ウェハ 25…検出窓 30…アンプ 31…A/D変換器 32…論理回路 33…レジスタ 34…CPU 35、36…比較器 37…上限値設定器 38…下限値設定器 39…論理回路 40、41…SEM画面 50〜54…レーザ干渉計の指示値 60…特定点 100…原点位置決定装置(従来技術) 101…アクチュエータ 102…真空チャンバ 103…原点位置検出部 104…駆動軸 105〜107…発光ダイオード 108〜110…フォトディテクタ 111…原点信号検出センサ板 112、113…スリット 114〜116…光スポット 117…DCモータ 120〜122…発光ダイオード出力光 A…位置検出面 L…検出光 P…Xステージ10の原点位置に対応する点 S、Sa 、Sb 、Sc 、S+ 、S- 、So …距離信号 Q…仮原点位置 O…原点 Rp …測定長 TA 、TB …信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 9/00 H G05D 3/12 X H01L 21/68 G

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端がステージ(10、11)に接続さ
    れ、他端に位置検出器(6、7)の検出光(L)の光軸
    を含む前記ステージ(10、11)の移動方向に垂直な
    平面と前記検出光(L)の光軸に垂直な平面との交線の
    一部を含み前記光軸と所定の角度をなす位置検出平面
    (A)を有する位置検出軸(8)に前記検出光(L)を
    照射し、前記位置検出器(6、7)と前記位置検出平面
    (A)との距離を測定する距離測定工程と、 前記測定した距離が予め設定された基準距離となるよう
    に前記ステージ(10、11)を移動する距離基準ステ
    ージ移動工程と、 前記測定した距離が予め設定された基準距離となったと
    きの位置検出軸(8)の位置に対応する前記ステージ
    (10、11)の位置を前記ステージ(10、11)の
    ステージ原点位置とするステージ原点位置決定工程と、 を有することを特徴とするステージ原点位置決定方法。
  2. 【請求項2】 所定の仮原点位置においてステージ(1
    0、11)の位置を検出するためのステージ位置検出器
    (14、15)をリセットする第1リセット工程と、 前記仮原点位置を原点として前記ステージ(10、1
    1)上に設置された対象物(24)上に設けられた特定
    点(60)の座標を、前記ステージ位置検出器(14、
    15)により測定する座標測定工程と、 前記測定した特定点(60)の座標から、予め記憶して
    いた前記第1リセット工程以前の前記特定点(60)の
    前記ステージ位置検出器(14、15)により測定した
    座標を差し引くことにより差座標を求める減算工程と、 前記ステージ位置検出器(14、15)の指示に基づい
    て、前記差座標に対応する位置に前記ステージ(10、
    11)を移動する座標基準ステージ移動工程と、 前記座標基準ステージ移動工程終了後の前記ステージ
    (10、11)の位置において、前記ステージ位置検出
    器(14、15)をリセットする第2リセット工程と、 を有することを特徴とするステージ位置検出器原点決定
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のステージ位置検出器原
    点決定方法において、 請求項1に記載のステージ原点位置決定方法により決定
    されるステージ原点位置を前記仮原点位置とすることを
    特徴とするステージ位置検出器原点決定方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3に記載のステージ原点位
    置決定方法又はステージ位置検出器原点決定方法におい
    て、 前記位置検出器(6、7)は、大気中に配置され、前記
    ステージ(10、11)及び前記位置検出軸(8)は真
    空中に配置され、前記検出光(L)は検出窓(25)を
    介して照射されることを特徴とするステージ原点位置決
    定方法又はステージ位置検出器原点決定方法。
  5. 【請求項5】 一端がステージ(10、11)に接続さ
    れ、他端に位置検出器(6、7)の検出光(L)の光軸
    を含む前記ステージ(10、11)の移動方向に垂直な
    平面と前記検出光(L)の光軸に垂直な平面との交線の
    一部を含み前記光軸と所定の角度をなす位置検出平面
    (A)を有する位置検出軸(8)に前記検出光(L)を
    照射し、前記位置検出器(6、7)と前記位置検出平面
    (A)との距離を測定する距離測定手段(19)と、 前記測定した距離が予め設定された基準距離となるよう
    に前記ステージ(10、11)を移動する距離基準ステ
    ージ移動手段(12、13、19)と、 前記測定した距離が予め設定された基準距離となったと
    きの位置検出軸(8)の位置に対応する前記ステージ
    (10、11)の位置を前記ステージ(10、11)の
    ステージ原点位置とするステージ原点位置決定手段(1
    9)と、 を備えることを特徴とするステージ原点位置決定装置。
  6. 【請求項6】 所定の仮原点位置においてステージ(1
    0、11)の位置を検出するためのステージ位置検出器
    (14、15)をリセットする第1リセット手段(2
    0)と、 前記仮原点位置を原点として前記ステージ(10、1
    1)上に設置された対象物(24)上に設けられた特定
    点(60)の座標を前記ステージ位置検出器(14、1
    5)により測定する座標測定手段(19、20、22)
    と、 前記ステージ位置検出器(14、15)により検出され
    た前記第1リセット手段によるリセット以前の前記特定
    点(60)の座標を記憶する記憶手段(19)と、 前記座標測定手段(20、22)により測定された特定
    点(60)の座標から、前記記憶していた前記第1リセ
    ット手段によるリセット以前の前記特定点(60)の座
    標を差し引くことにより差座標を求める減算手段(1
    9)と、 前記ステージ位置検出器(14、15)の指示値に基づ
    いて、前記差座標に対応する位置に前記ステージ(1
    0、11)を移動する座標基準ステージ移動手段(1
    2、13、19、20)と、 前記座標基準ステージ移動手段(12、13、19、2
    0)による移動終了後の前記ステージ(10、11)の
    位置において、前記ステージ位置検出器(14、15)
    をリセットする第2リセット手段(20)と、 を備えることを特徴とするステージ位置検出器原点決定
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のステージ位置検出器原
    点決定装置において、 請求項5に記載のステージ原点位置決定装置により決定
    されるステージ原点位置を前記仮原点位置とすることを
    特徴とするステージ位置検出器原点決定装置。
  8. 【請求項8】 請求項5又は7に記載のステージ原点位
    置決定装置又はステージ位置検出器原点決定装置におい
    て、 前記位置検出器(6、7)は、大気中に配置され、前記
    ステージ(10、11)及び前記位置検出軸(8)は真
    空中に配置され、前記検出光(L)は検出窓(25)を
    介して照射されることを特徴とするステージ原点位置決
    定装置又はステージ位置検出器原点決定装置。
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