JPS62150721A - 投影型露光装置 - Google Patents
投影型露光装置Info
- Publication number
- JPS62150721A JPS62150721A JP60291442A JP29144285A JPS62150721A JP S62150721 A JPS62150721 A JP S62150721A JP 60291442 A JP60291442 A JP 60291442A JP 29144285 A JP29144285 A JP 29144285A JP S62150721 A JPS62150721 A JP S62150721A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- stage
- interferometer
- reticle
- wafer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は半導体素子を製造するためのウェハステッパー
又は一括露光用のフォトマスクを製造するためのフォト
リピータ等として使われる投影型露光装置に関する。
又は一括露光用のフォトマスクを製造するためのフォト
リピータ等として使われる投影型露光装置に関する。
(発明の背景)
近年、半導体素子(特にV L S l )の集積度、
微細化の向上は目ざましく、これを製造するための露光
装置に要求される機能、精度もそれに伴って年々厳しく
なってきている。特に縮小(又は等倍)投影型露光装置
は、レチクルと呼ばれる原版に形成された回路パターン
の像を投影レンズによって感光基板(フォトレジストを
塗布したウェハ)上の局所領域に結像させて露光するも
のである。
微細化の向上は目ざましく、これを製造するための露光
装置に要求される機能、精度もそれに伴って年々厳しく
なってきている。特に縮小(又は等倍)投影型露光装置
は、レチクルと呼ばれる原版に形成された回路パターン
の像を投影レンズによって感光基板(フォトレジストを
塗布したウェハ)上の局所領域に結像させて露光するも
のである。
この場合、1回の露光で転写し得る像の面積がウェハ全
面の大きさに対して小さいときは、ウェハを載置して2
次元移動するウェハステージを設け、このウェハステー
ジをステップ・アンド・リピート方式で移動させてレチ
クルの回路パターン像の転写を行なう。一般に半導体素
子の製造においてテップ・アンド・リピート方式ではウ
ェハ上の露光すべき領域毎に回路パターン像との相対的
な位置合わせが達成されるので、ウェハ全面に渡って均
一な重ね合わせ精度が得られる。この際、ウェハ上にす
でに形成された回路パターンと、レチクルの回路パター
ン像とのステッピング後の位置合わせは、ウェハステー
ジの位置を高分解能(例えば0.02μm)のレーザ光
波干渉測長器(レーザ干渉計)によって検出している場
合は、そのウェハステージの位置を微動させて行なうこ
とができる。あるいはステッピング後、レチクルを保持
したレチクルステージの位置を投影レンズの倍率を考慮
して微動することによって位置合わせできる。
面の大きさに対して小さいときは、ウェハを載置して2
次元移動するウェハステージを設け、このウェハステー
ジをステップ・アンド・リピート方式で移動させてレチ
クルの回路パターン像の転写を行なう。一般に半導体素
子の製造においてテップ・アンド・リピート方式ではウ
ェハ上の露光すべき領域毎に回路パターン像との相対的
な位置合わせが達成されるので、ウェハ全面に渡って均
一な重ね合わせ精度が得られる。この際、ウェハ上にす
でに形成された回路パターンと、レチクルの回路パター
ン像とのステッピング後の位置合わせは、ウェハステー
ジの位置を高分解能(例えば0.02μm)のレーザ光
波干渉測長器(レーザ干渉計)によって検出している場
合は、そのウェハステージの位置を微動させて行なうこ
とができる。あるいはステッピング後、レチクルを保持
したレチクルステージの位置を投影レンズの倍率を考慮
して微動することによって位置合わせできる。
いずれの方式であってもウェハステージ側のレーザ干渉
計によって規定された直交座標系のX軸方向とy軸方向
とには干渉計の分解能程度で位置合わせされるが、特に
レチクルを微動させる方式ではレチクルを微小回転させ
ることにより、ウェハ上の露光領域と回路パターン像と
の相対的な回転誤差をも露光ショット毎に高精度に補正
することができる。
計によって規定された直交座標系のX軸方向とy軸方向
とには干渉計の分解能程度で位置合わせされるが、特に
レチクルを微動させる方式ではレチクルを微小回転させ
ることにより、ウェハ上の露光領域と回路パターン像と
の相対的な回転誤差をも露光ショット毎に高精度に補正
することができる。
レチクルステージの微動は、レチクル上のアライメント
マークとウェハ上のアライメントマークとの相対的なず
れ量を検出し、そのずれ量分だけレチクルステージを動
かす、所謂オープン制御方式と、相対的なずれ量に応じ
た信号に基づいてレチクルステージをサーボ駆動させる
、所謂クローズ制御方式とに大別できる。いずれの場合
も・レチクルステージの位置を読み取るセンサーが必要
ではあるが、特にオープン制御の場合は高精度なセンサ
ーが必須になる。このセンサーとしてウェハステージの
位置検出と同様にレーザ干渉計を用いることが考えられ
る。この場合ウェハステージと同様にレチクルステージ
の上にX方向とX方向とに反射面が伸びた移動鏡を配置
すれば、ただちに高精度なレチクルステージの位置検出
が可能になるが、ウェハステージ側のレーザ干渉計との
整合性を配慮しないと、1枚のウェハが複数の露光装置
間を巡ってくる場合に、各装置間で装置定数を厳密に管
理しなければならなくなる。これは露光装置を複数台配
列する半導体工場においてオートメーション化を妨げ、
オペレータに繁雑な作業を強いることになるといった欠
点が生じる。
マークとウェハ上のアライメントマークとの相対的なず
れ量を検出し、そのずれ量分だけレチクルステージを動
かす、所謂オープン制御方式と、相対的なずれ量に応じ
た信号に基づいてレチクルステージをサーボ駆動させる
、所謂クローズ制御方式とに大別できる。いずれの場合
も・レチクルステージの位置を読み取るセンサーが必要
ではあるが、特にオープン制御の場合は高精度なセンサ
ーが必須になる。このセンサーとしてウェハステージの
位置検出と同様にレーザ干渉計を用いることが考えられ
る。この場合ウェハステージと同様にレチクルステージ
の上にX方向とX方向とに反射面が伸びた移動鏡を配置
すれば、ただちに高精度なレチクルステージの位置検出
が可能になるが、ウェハステージ側のレーザ干渉計との
整合性を配慮しないと、1枚のウェハが複数の露光装置
間を巡ってくる場合に、各装置間で装置定数を厳密に管
理しなければならなくなる。これは露光装置を複数台配
列する半導体工場においてオートメーション化を妨げ、
オペレータに繁雑な作業を強いることになるといった欠
点が生じる。
(発明の目的)
本発明は上記欠点を解決し、レチクルステージ等をレー
ザ干渉計によって位置検出するような構成の露光装置に
おいて、繁雑な装置定数(システムオフセット等)の管
理を実質的に低減させて信軌性を高めた投影型露光装置
を得ることを目的とする。
ザ干渉計によって位置検出するような構成の露光装置に
おいて、繁雑な装置定数(システムオフセット等)の管
理を実質的に低減させて信軌性を高めた投影型露光装置
を得ることを目的とする。
(発明の概要)
本発明は、ウェハステージ側のレーザ干渉計によって規
定された測定軸と、レチクルステージ側のレーザ干渉計
によって規定された測定軸とを常に平行に保つように構
成したことを技術的要点としている。
定された測定軸と、レチクルステージ側のレーザ干渉計
によって規定された測定軸とを常に平行に保つように構
成したことを技術的要点としている。
(実 施 例)
第1図は本発明の実施例による投影型露光装置の概略的
な構成を示す斜視図である。第1図においては光波干渉
測長器(以下干渉計と呼ぶ)に必要な基本的な系のみを
示す。第1ステージとしてのレチクルステージ1はレチ
クルRを所定の直交座標系XA、YA内に平行に載置し
、2次元的(X方向、Y方向、及び回転方向)に移動す
る。レチクルR上の回路パターン等は不図示の照明光学
系からの照明光で照射され、そのパターンは投影レンズ
2によってウェハW上に結像投影される。
な構成を示す斜視図である。第1図においては光波干渉
測長器(以下干渉計と呼ぶ)に必要な基本的な系のみを
示す。第1ステージとしてのレチクルステージ1はレチ
クルRを所定の直交座標系XA、YA内に平行に載置し
、2次元的(X方向、Y方向、及び回転方向)に移動す
る。レチクルR上の回路パターン等は不図示の照明光学
系からの照明光で照射され、そのパターンは投影レンズ
2によってウェハW上に結像投影される。
ウェハWは第2ステージとしてのウェハステージ3に載
置され直交座標系XA、YA内で2次元的に移動される
。
置され直交座標系XA、YA内で2次元的に移動される
。
ウェハステージ3上の2辺には反射面がX方向に伸びた
移動鏡4aと、反射面がY方向に伸びた移動鏡4bとが
固定されている。レーザ光源5からの平行なレーザ光束
は2つに分割されたのち、それぞれビームスプリッタ6
.7に入射する。ビームスプリッタ6ではレーザ光束を
2つに分け、一方は移動鏡4aの反射面に垂直に入射し
、他方のレーザ光束は投影レンズ2の鏡筒の下端部(ウ
ェハステージ3に近い位置)に固定された固定鏡8の反
射面に垂直に入射する。移動鏡4aからの反射光束と固
定鏡8からの反射光束とは再びビームスプリッタ6に入
射し、その2つの反射光束は同軸に合成され干渉計のレ
シーバ9に入射する。
移動鏡4aと、反射面がY方向に伸びた移動鏡4bとが
固定されている。レーザ光源5からの平行なレーザ光束
は2つに分割されたのち、それぞれビームスプリッタ6
.7に入射する。ビームスプリッタ6ではレーザ光束を
2つに分け、一方は移動鏡4aの反射面に垂直に入射し
、他方のレーザ光束は投影レンズ2の鏡筒の下端部(ウ
ェハステージ3に近い位置)に固定された固定鏡8の反
射面に垂直に入射する。移動鏡4aからの反射光束と固
定鏡8からの反射光束とは再びビームスプリッタ6に入
射し、その2つの反射光束は同軸に合成され干渉計のレ
シーバ9に入射する。
レシーバ9は干渉縞の変化を光電検出するものである。
同様にビームスプリッタ7ではレーザ光束を2つに分け
、一方は移動鏡4bの反射面に垂直に入射し、他方のレ
ーザ光束は投影レンズ2の鏡筒の下端部に固定された固
定鏡IOの反射面に垂直に入射する。移動鏡4bからの
反射光束と固定鏡IOからの反射光束とは再びビームス
プリッタフに入射し、その2つの反射光束は同軸に合成
され干渉計のレシーバ11に入射する。レシーバ9はス
テージ3のYA力方向位置変化を検出するものであり、
その測定軸(例えばレーザ光束の中心線)は投影レンズ
2の光軸AXと直交するように配置される。またレシー
バ11はステージ3のXA方向の位置変化を検出するも
のであり、その測定軸も同様に光軸AXと直交するよう
に配置される。さらにその2つの測定軸を含む平面が投
影レンズ2の投影結像面とほぼ一致するように配置され
ている。2つの測定軸は光軸AX上で直交し、座標系X
A、YAを構成する。上記レーザ光源5、ビームスプリ
ッタ6.7、及びレシーバ9.11によって本発明の第
2光波干渉測長器が構成される。
、一方は移動鏡4bの反射面に垂直に入射し、他方のレ
ーザ光束は投影レンズ2の鏡筒の下端部に固定された固
定鏡IOの反射面に垂直に入射する。移動鏡4bからの
反射光束と固定鏡IOからの反射光束とは再びビームス
プリッタフに入射し、その2つの反射光束は同軸に合成
され干渉計のレシーバ11に入射する。レシーバ9はス
テージ3のYA力方向位置変化を検出するものであり、
その測定軸(例えばレーザ光束の中心線)は投影レンズ
2の光軸AXと直交するように配置される。またレシー
バ11はステージ3のXA方向の位置変化を検出するも
のであり、その測定軸も同様に光軸AXと直交するよう
に配置される。さらにその2つの測定軸を含む平面が投
影レンズ2の投影結像面とほぼ一致するように配置され
ている。2つの測定軸は光軸AX上で直交し、座標系X
A、YAを構成する。上記レーザ光源5、ビームスプリ
ッタ6.7、及びレシーバ9.11によって本発明の第
2光波干渉測長器が構成される。
一方、レチクルステージlの2次元的な位置(回転も含
む)もレーザ干渉計によって検出される。
む)もレーザ干渉計によって検出される。
レーザ光源18からの平行なレーザ光束は、まず2つに
分割され、その一方のレーザ光束はビームスプリッタ2
0に入射し、他方のレーザ光束はさらに2つに分割され
る。その分割された一方のレーザ光束はビームスプリン
タ22に入射し、他方のレーザ光束は所定の光路引き回
しが行なわれてビームスプリッタ24に入射する。ビー
ムスプリッタ20に入射したレーザ光束は2つに分けら
れ、一方のレーザ光束はレチクルステージ1に固定され
た直角ミラー21に入射し、他方のレーザ光束はプリズ
ムミラー26で光軸AXと平行に反射された後、再び水
平に折り曲げられて、投影レンズ2の鏡筒の上端部(レ
チクルステージlに近い位置)に設けられ固定鏡27の
反射面に垂直に入射する。またビームスプリッタ22に
入射したレーザ光束は2つに分けられ、一方のレーザ光
束はレチクルステージ1に固定された直角ミラー23に
入射し、他方のレーザ光束はプリズムミラー26で光軸
AXと平行に反射された後、再び水平に折り曲げられて
固定鏡27の反射面に垂直に入射する。さらにビームス
プリッタ24に入射したレーザ光束も2つに分けられ、
一方のレーザ光束はレチクルステージlに固定された直
角ミラー25に入射し、他方のレーザ光束は光軸AXと
平行になるように折り曲げられた後、水平に折り曲げら
れてから、鏡筒の上端部に固定された固定鏡28の反射
面に垂直に入射する。尚、固定鏡27の反射面と固定鏡
28の反射面とは互いに直交するように定められ、固定
鏡27の反射面は座標系XA、YAのXA軸と光軸AX
とを含む平面と平行であり、固定鏡28の反射面はYA
軸と光軸AXとを含む平面と平行である。
分割され、その一方のレーザ光束はビームスプリッタ2
0に入射し、他方のレーザ光束はさらに2つに分割され
る。その分割された一方のレーザ光束はビームスプリン
タ22に入射し、他方のレーザ光束は所定の光路引き回
しが行なわれてビームスプリッタ24に入射する。ビー
ムスプリッタ20に入射したレーザ光束は2つに分けら
れ、一方のレーザ光束はレチクルステージ1に固定され
た直角ミラー21に入射し、他方のレーザ光束はプリズ
ムミラー26で光軸AXと平行に反射された後、再び水
平に折り曲げられて、投影レンズ2の鏡筒の上端部(レ
チクルステージlに近い位置)に設けられ固定鏡27の
反射面に垂直に入射する。またビームスプリッタ22に
入射したレーザ光束は2つに分けられ、一方のレーザ光
束はレチクルステージ1に固定された直角ミラー23に
入射し、他方のレーザ光束はプリズムミラー26で光軸
AXと平行に反射された後、再び水平に折り曲げられて
固定鏡27の反射面に垂直に入射する。さらにビームス
プリッタ24に入射したレーザ光束も2つに分けられ、
一方のレーザ光束はレチクルステージlに固定された直
角ミラー25に入射し、他方のレーザ光束は光軸AXと
平行になるように折り曲げられた後、水平に折り曲げら
れてから、鏡筒の上端部に固定された固定鏡28の反射
面に垂直に入射する。尚、固定鏡27の反射面と固定鏡
28の反射面とは互いに直交するように定められ、固定
鏡27の反射面は座標系XA、YAのXA軸と光軸AX
とを含む平面と平行であり、固定鏡28の反射面はYA
軸と光軸AXとを含む平面と平行である。
ここで第2図を用いてレチクルステージ1の回りの干渉
計の構成についてさらに詳細に説明する。
計の構成についてさらに詳細に説明する。
第2図において干渉に必要な1/4波長板等は省略しで
ある。第2図はレチクルRがレチクルステージ1上に微
小回転して載置された状態を示し、レチクルステージ1
は直交座標系XA、YA内において回転していないもの
とする。第2図において30.31はビームスプリンタ
であり、32.33.34はミラーであり、そして36
.37.38はそれぞれ干渉計用のレシーバ(光電検出
部)である。ここでレチクルステージ1の中心点をO8
とすると、レチクルステージ1がXA力方向YA力方向
に関してニュートラル位置にあるとき、中心点O8に光
軸AXが通るように定められている。また第2図中でレ
チクルR上の2ケ所にはアライメント用のマークR,、
R,が既知の間隔で設けられている。このマークR,、
R2に対応したマークW、、W、はウェハW上の1つの
被露光領域内に設けられたものであり、投影レンズ2を
介してレチクルR側に逆投影されているものとする。
ある。第2図はレチクルRがレチクルステージ1上に微
小回転して載置された状態を示し、レチクルステージ1
は直交座標系XA、YA内において回転していないもの
とする。第2図において30.31はビームスプリンタ
であり、32.33.34はミラーであり、そして36
.37.38はそれぞれ干渉計用のレシーバ(光電検出
部)である。ここでレチクルステージ1の中心点をO8
とすると、レチクルステージ1がXA力方向YA力方向
に関してニュートラル位置にあるとき、中心点O8に光
軸AXが通るように定められている。また第2図中でレ
チクルR上の2ケ所にはアライメント用のマークR,、
R,が既知の間隔で設けられている。このマークR,、
R2に対応したマークW、、W、はウェハW上の1つの
被露光領域内に設けられたものであり、投影レンズ2を
介してレチクルR側に逆投影されているものとする。
さてビームスプリッタ30で反射されたレーザ光束L
B +は、ウェハステージ3側の干渉計の測定軸によっ
て規定された座標系XA、YAのYA軸と平行にビーム
スプリッタ20のスプリット面20aに入射する。スプ
リット面20aを透過したレーザ光束は直角ミラー21
の第1反射面21aでほぼ直角に反射された後、第2反
射面21bでさらに反射され、ビームスプリンタ20の
一部に形成された反射面20bに入射する。その反射面
20bはレーザ光束LB、と垂直に交わるように配置さ
れている。また直角ミラー21の第1反射面21aと第
2反射面21bとの成す角度は正確に90’に形成され
、所謂コーナレフレクタ−が構成される。この反射面2
1aと21bの交わる位置はθ、に定められている。従
ってビームスプリンタ20からのレーザ光束はレチクル
ステージ1の回転変位による直角ミラー21の微小回転
ら にかかわず、反射面20bに垂直入射し、元の光路を戻
ることになる。そして反射面20b、2.1b、21a
の順に反射して戻ってきたレーザ光束は、ビームスプリ
ッタ20のスプリット面20aで反射されてレシーバ3
6に入射する。一方レーザ光束はLB、のうちスプリン
ト面20aで反射されたレーザ光束は、ビームスプリン
タ20の内を進み、第1図に示したようなプリズムミラ
ー26を介して固定鏡27に入射し、ここで反射されて
再びプリズムミラー26に戻り、ビームスプリンタ20
のスプリット面20aを透過してレシーバ36に入射す
る。このようにレシーバ36にはレチクルステージ1に
固定された移動鏡としての直角ミラー21からの戻り光
束と固定鏡27からの戻り光束とが同軸に合成されて入
射するので、レシーバ36内の受光面には干渉縞が生じ
、それは直角ミラー21の移動に伴って明滅する。この
レシーバ36によって検出される測長量は位置θ1のレ
ーザ光束LBIの送光軸方向、すなわち座標系XA、Y
AOYA軸方向のみの移動動量である。
B +は、ウェハステージ3側の干渉計の測定軸によっ
て規定された座標系XA、YAのYA軸と平行にビーム
スプリッタ20のスプリット面20aに入射する。スプ
リット面20aを透過したレーザ光束は直角ミラー21
の第1反射面21aでほぼ直角に反射された後、第2反
射面21bでさらに反射され、ビームスプリンタ20の
一部に形成された反射面20bに入射する。その反射面
20bはレーザ光束LB、と垂直に交わるように配置さ
れている。また直角ミラー21の第1反射面21aと第
2反射面21bとの成す角度は正確に90’に形成され
、所謂コーナレフレクタ−が構成される。この反射面2
1aと21bの交わる位置はθ、に定められている。従
ってビームスプリンタ20からのレーザ光束はレチクル
ステージ1の回転変位による直角ミラー21の微小回転
ら にかかわず、反射面20bに垂直入射し、元の光路を戻
ることになる。そして反射面20b、2.1b、21a
の順に反射して戻ってきたレーザ光束は、ビームスプリ
ッタ20のスプリット面20aで反射されてレシーバ3
6に入射する。一方レーザ光束はLB、のうちスプリン
ト面20aで反射されたレーザ光束は、ビームスプリン
タ20の内を進み、第1図に示したようなプリズムミラ
ー26を介して固定鏡27に入射し、ここで反射されて
再びプリズムミラー26に戻り、ビームスプリンタ20
のスプリット面20aを透過してレシーバ36に入射す
る。このようにレシーバ36にはレチクルステージ1に
固定された移動鏡としての直角ミラー21からの戻り光
束と固定鏡27からの戻り光束とが同軸に合成されて入
射するので、レシーバ36内の受光面には干渉縞が生じ
、それは直角ミラー21の移動に伴って明滅する。この
レシーバ36によって検出される測長量は位置θ1のレ
ーザ光束LBIの送光軸方向、すなわち座標系XA、Y
AOYA軸方向のみの移動動量である。
同様に、ビームスプリッタ31で反射されたレーデ光束
LB2はビームスプリンタ22のスプリット面22aを
透過した後、直角ミラー23の第1反射面23aと第2
反射面23bとで反射され、ビームスプリッタ22の一
部に形成された反射面22bに入射する。レーザ光束L
B z もYA軸と平行であり、反射面22bはレー
ザ光束L B 2の光路軸と垂直に配置されている。そ
して直角ミラー23の反射面23aと23bとの成す角
度は正確に90°に形成され、その交点は位置Y1に定
められている。従って、直角ミラー23の微小な回転等
にかかわらず、レーザ光束は反射面22bに垂直に入射
し、元の光路をそのまま戻る。このためレシーバ37に
はプリズムミラー26、スプリット面22aを介して固
定鏡27からの反射光束が入射するとともに、反射面2
2bからの反射光束が入射する。このレシーバ37によ
って検出される測長量は位置Y1のYA軸方向のみの移
動量である。また位置θ、と位置Y、とはレチクルステ
ージlが回転していないときに、座標系XA、YAOY
A軸によってX方向に2等分される点に定められている
。ビームスプリンタ20とレシーバ36により構成され
るθ軸干渉計の測定軸は、レーザ光束L B +の中心
線、又は位置θ、を通りレーザ光束LB、と平行な線で
あり、これは座標系XA、YAのYA軸と平行である。
LB2はビームスプリンタ22のスプリット面22aを
透過した後、直角ミラー23の第1反射面23aと第2
反射面23bとで反射され、ビームスプリッタ22の一
部に形成された反射面22bに入射する。レーザ光束L
B z もYA軸と平行であり、反射面22bはレー
ザ光束L B 2の光路軸と垂直に配置されている。そ
して直角ミラー23の反射面23aと23bとの成す角
度は正確に90°に形成され、その交点は位置Y1に定
められている。従って、直角ミラー23の微小な回転等
にかかわらず、レーザ光束は反射面22bに垂直に入射
し、元の光路をそのまま戻る。このためレシーバ37に
はプリズムミラー26、スプリット面22aを介して固
定鏡27からの反射光束が入射するとともに、反射面2
2bからの反射光束が入射する。このレシーバ37によ
って検出される測長量は位置Y1のYA軸方向のみの移
動量である。また位置θ、と位置Y、とはレチクルステ
ージlが回転していないときに、座標系XA、YAOY
A軸によってX方向に2等分される点に定められている
。ビームスプリンタ20とレシーバ36により構成され
るθ軸干渉計の測定軸は、レーザ光束L B +の中心
線、又は位置θ、を通りレーザ光束LB、と平行な線で
あり、これは座標系XA、YAのYA軸と平行である。
またビームスプリッタ22とレシーバ37により構成さ
れるY軸干渉針の測定軸はレーザ光束LB、の中心線、
又は位置Y1を通りレーザ光束LB2と平行な線であり
、これもYA軸と平行である。そして本実施例において
重要なことはθ軸干渉計の測定軸とY軸干渉針の測定軸
との中心に、レチクルステージlの中心点O8を通るよ
うなY方向の測定軸が仮想的に存在することである。こ
の仮想的な測定軸がレチクルステージ1の位置検出用の
干渉計によって規定される直交座標系XB、YBのYB
軸である。
れるY軸干渉針の測定軸はレーザ光束LB、の中心線、
又は位置Y1を通りレーザ光束LB2と平行な線であり
、これもYA軸と平行である。そして本実施例において
重要なことはθ軸干渉計の測定軸とY軸干渉針の測定軸
との中心に、レチクルステージlの中心点O8を通るよ
うなY方向の測定軸が仮想的に存在することである。こ
の仮想的な測定軸がレチクルステージ1の位置検出用の
干渉計によって規定される直交座標系XB、YBのYB
軸である。
逓
さて、レーザ光束18からのレーザ光束のうち、ミラー
32.33で反射されてビームスプリンタ24に入射す
るレーザ光束LB、は座標系XA、YAのXA軸と平行
である。ビームスプリッタ24のスプリット面24aを
透過したレーザ光束は直角ミラー25の第1反射面25
a5第2反射面25bで反射され、ビームスプリッタ2
4の一部に形成された反射面24bに垂直に入射する。
32.33で反射されてビームスプリンタ24に入射す
るレーザ光束LB、は座標系XA、YAのXA軸と平行
である。ビームスプリッタ24のスプリット面24aを
透過したレーザ光束は直角ミラー25の第1反射面25
a5第2反射面25bで反射され、ビームスプリッタ2
4の一部に形成された反射面24bに垂直に入射する。
反射面25aと25bとの交点は位置X1に定められ、
この位置XIは座標系XB、YBのXB軸上に一致する
ように定められている。ビームスプリッタ24のスプリ
ット面24aで反射されたレーザ光束LB、はミラー3
4で下方で反射されて固定鏡28に向かう。この固定鏡
28からの反射光束は再びミラー34で反射され、スプ
リット面24aを透過してレシーバ38に入射する。同
時に反射面24bで垂直に反射したレーザ光束は反射面
25b、25aで反射され、さらにスプリット面24a
で反射されてレシーバ38に入射する。
この位置XIは座標系XB、YBのXB軸上に一致する
ように定められている。ビームスプリッタ24のスプリ
ット面24aで反射されたレーザ光束LB、はミラー3
4で下方で反射されて固定鏡28に向かう。この固定鏡
28からの反射光束は再びミラー34で反射され、スプ
リット面24aを透過してレシーバ38に入射する。同
時に反射面24bで垂直に反射したレーザ光束は反射面
25b、25aで反射され、さらにスプリット面24a
で反射されてレシーバ38に入射する。
このレシーバ38は位置X、のXB軸方向のみの移動用
を検出する。上記ビームスプリッタ24とレシーバ38
により構成されるX軸干渉針の測定軸は位置X1を通り
レーザ光束L B 3と平行な線であり、これは座標系
XB、XYのXB軸である。
を検出する。上記ビームスプリッタ24とレシーバ38
により構成されるX軸干渉針の測定軸は位置X1を通り
レーザ光束L B 3と平行な線であり、これは座標系
XB、XYのXB軸である。
従ってレチクルステージの位置検出用の干渉計による座
標系XB、XYの各軸と座標系XA、YAの各軸とは第
1図に示すように空間的にねじれの関係にならないよう
に平行である。しかも、XA軸とXB軸とを含む平面内
に光軸AXが含まれ、YA軸とYB軸とを含む平面内に
も光軸AXが含まれるように構成されている。
標系XB、XYの各軸と座標系XA、YAの各軸とは第
1図に示すように空間的にねじれの関係にならないよう
に平行である。しかも、XA軸とXB軸とを含む平面内
に光軸AXが含まれ、YA軸とYB軸とを含む平面内に
も光軸AXが含まれるように構成されている。
さて第3図は第1図の装置を、光軸AXとXA軸(又は
XB軸)とを含む平面で破断した断面図である。レチク
ルステージlは干渉計保持コラム40上にベアリング4
1を介して載置され、水平面内の全ての方向に可動であ
る。保持コラム40には干渉計を構成する各光学部材(
レシーバも含む)が固定されている。第3図では代表し
てビームスプリッタ24とミラー32を示しである。保
持コラム40の干渉計載置部の下にはモータ駆動部42
が固定され、その駆動はネジ部の往復運動に変換され、
連接棒43を介してレチクルステージlに伝えられる。
XB軸)とを含む平面で破断した断面図である。レチク
ルステージlは干渉計保持コラム40上にベアリング4
1を介して載置され、水平面内の全ての方向に可動であ
る。保持コラム40には干渉計を構成する各光学部材(
レシーバも含む)が固定されている。第3図では代表し
てビームスプリッタ24とミラー32を示しである。保
持コラム40の干渉計載置部の下にはモータ駆動部42
が固定され、その駆動はネジ部の往復運動に変換され、
連接棒43を介してレチクルステージlに伝えられる。
このモータ駆動部は3軸の干渉計の夫々に対応して独立
に3個配置されており、その駆動点は本実施例では位置
θ1 、Yl 、X+の近傍に定められ、夫々各軸の干
渉計の測定軸方向の移動をレチクルステージ1に与える
。尚、この駆動点の位置については特に限定されるもの
ではない。さて、投影レンズ2は基底定盤44の上に構
築されたレンズ保持コラム45の台座45aの上に保持
される。投影レンズ2の鏡筒周囲には台座45aに載置
するためのフランジ部2aが形成されている。基底定盤
44上にはウェハステージ3が2次元移動可能に載置さ
れる。そして保持コラム45の上にはワッシャ46を介
して、前述の干渉計保持コラム40が載置されている。
に3個配置されており、その駆動点は本実施例では位置
θ1 、Yl 、X+の近傍に定められ、夫々各軸の干
渉計の測定軸方向の移動をレチクルステージ1に与える
。尚、この駆動点の位置については特に限定されるもの
ではない。さて、投影レンズ2は基底定盤44の上に構
築されたレンズ保持コラム45の台座45aの上に保持
される。投影レンズ2の鏡筒周囲には台座45aに載置
するためのフランジ部2aが形成されている。基底定盤
44上にはウェハステージ3が2次元移動可能に載置さ
れる。そして保持コラム45の上にはワッシャ46を介
して、前述の干渉計保持コラム40が載置されている。
このワッシャ46はレチクルRとウェハWとの距離を投
影レンズ2に合わせ調整するためのものである。
影レンズ2に合わせ調整するためのものである。
またワッシャ46は投影レンズ2の周辺の複数ケ所に設
けられ、それぞれのワッシャの厚みを微妙に調整するこ
とによって、投影レンズ2の投影結像面とウェハWの表
面とを精密に平行にすることができる。第3図ではレー
ザ光束LB3のみしか示していないが、レーザ光束LB
、、LB2 、及びLB、はともに光軸AXと垂直な同
一の水平面内に位置し、この水平面はレチクルRのパタ
ーン面すなわちレチクルステージlのレチクル載置面と
できるだけ一致するように定められている。これはレチ
クルR上のパターン面に形成されたマークR,、R2等
を不図示のアライメント顕微鏡で検出する際、パターン
面に対してアソヘ(Δbbe)の原理を満足するように
してマークR,、R2の位置検出時のアラへ誤差を零に
するためである。
けられ、それぞれのワッシャの厚みを微妙に調整するこ
とによって、投影レンズ2の投影結像面とウェハWの表
面とを精密に平行にすることができる。第3図ではレー
ザ光束LB3のみしか示していないが、レーザ光束LB
、、LB2 、及びLB、はともに光軸AXと垂直な同
一の水平面内に位置し、この水平面はレチクルRのパタ
ーン面すなわちレチクルステージlのレチクル載置面と
できるだけ一致するように定められている。これはレチ
クルR上のパターン面に形成されたマークR,、R2等
を不図示のアライメント顕微鏡で検出する際、パターン
面に対してアソヘ(Δbbe)の原理を満足するように
してマークR,、R2の位置検出時のアラへ誤差を零に
するためである。
尚、第1図、第2図等において示したレチクル側の3軸
の各干渉計システムは、所謂シングルパスよりも高い分
解能が得られるダブルパス方式である。
の各干渉計システムは、所謂シングルパスよりも高い分
解能が得られるダブルパス方式である。
次に本実施例の動作を説明するが、ウェハステージ側の
干渉計の動作については公知なので説明を省略し、専ら
レチクルステージ側の干渉計の動作について説明する。
干渉計の動作については公知なので説明を省略し、専ら
レチクルステージ側の干渉計の動作について説明する。
まず、第2図のようにレチクルステージlがニュートラ
ル位置くX方向、X方向及び回転方向の位置ずれかない
状態上にある場合、レチクルステージlを座標計XB、
YBのXB軸の方向のみに動かしたときの様子を述べる
。
ル位置くX方向、X方向及び回転方向の位置ずれかない
状態上にある場合、レチクルステージlを座標計XB、
YBのXB軸の方向のみに動かしたときの様子を述べる
。
この場合位置XI、すなわち直角ミラー25がXB軸方
向に移動するので、当然ビームスプリンタ24のスプリ
ット面24aから反射面24bまでのレーザ光束の光路
長は変化する。この変化量はレシーバ38によってX方
向移動量として検出される。一方、直角ミラー21と2
3については、それぞれレーザ光束LB、 、LB2に
対して直交する方向に動くのみであるから、直角ミラー
21.23の光学的な性質からスプリット面20aから
反射面20bまでの光路長とスプリット面22aから反
射面22bまでの光路長とは共に不変である。従ってレ
シーバ36により検出される位置θ1のYB軸方向の変
位量と、レシーバ37により検出される位置Y、のYB
軸方向の変位量とは共に零である。
向に移動するので、当然ビームスプリンタ24のスプリ
ット面24aから反射面24bまでのレーザ光束の光路
長は変化する。この変化量はレシーバ38によってX方
向移動量として検出される。一方、直角ミラー21と2
3については、それぞれレーザ光束LB、 、LB2に
対して直交する方向に動くのみであるから、直角ミラー
21.23の光学的な性質からスプリット面20aから
反射面20bまでの光路長とスプリット面22aから反
射面22bまでの光路長とは共に不変である。従ってレ
シーバ36により検出される位置θ1のYB軸方向の変
位量と、レシーバ37により検出される位置Y、のYB
軸方向の変位量とは共に零である。
また、レチクルステージlがYB軸方向のみに移動した
場合は、同様に直角ミラー25の光学的な性質によって
レシーバ38によって検出される移動量は零であり、レ
シーバ36.37によって検出される移動量は共に等し
い値になる。
場合は、同様に直角ミラー25の光学的な性質によって
レシーバ38によって検出される移動量は零であり、レ
シーバ36.37によって検出される移動量は共に等し
い値になる。
次にレチクルステージ1がニュートラル位置で中心点O
8の回りにΔθだけ回転した場合について第4図を参照
して説明する。第4図は3軸の各干渉計の光路変化の様
子を示す平面図である。レチクルステージ1は座標系X
B、YB内でΔθだけ反時計方向に回転しているものと
する。1゛は回転がないときのレチクルステージの位置
を表わす。この第3図からも明らかなように、位置θ1
(以後点θ1とする)はニュートラル位置に対してXB
軸の正方向と、YB軸の正方向とに変位するとともに、
直角ミラー21は点θ1を中心にΔθだけ反時計方向に
回転したように変位する。位置Y1 (以下点Y1とす
る)についてはXB軸の正方向とYB軸の負方向とに変
位するとともに、直角ミラー23は点Y、を中心にΔθ
だけ反時計方向に回転したように変位する。そして位置
X1(以下点X、とする)にっていはXB軸の正方向と
YB軸の負方向とに変位するとともに、直角ミラー25
は点XIを中心にΔθだけ反時計方向に回転したように
変位する。本実施例では中心点O8から点θ1までの距
離と、中心点O8から点Y1までの距離とが等しく中心
点O8、点θ1、Ylの3点を頂点とする二等辺三角形
に定められているので、点θ1とYlとのXB軸方向の
変位は方向も大きさも同一であり、YB軸方向の変位は
互いに逆向きで等しい大きさである。ここで点θ1を通
りYB軸(あるいはレーザ光束LBI)と平行な線を1
1とし、点Ylを通りYB軸(あるいはレーザ光束LB
、)と平行な線を12とし、そして点X1を通りXB軸
(あるいはしΣザ光束LB3)と平行な線を13とする
と、θ軸干渉計のレシーバ36によって検出される変位
量は点θ1の線l、上の移動量Δyaのみになり、Y軸
干渉針のレシーバ37によって検出される変位量は点Y
、の線12上の移動量Δybのみになり、X軸干渉針の
レシーバ38によって検出される変位量は点×1の線β
3上の移動量ΔX(第4図には微小量なので表示してい
ない)のみになる。本実施例ではΔyaとΔybとの大
きさは同じ値になる。
8の回りにΔθだけ回転した場合について第4図を参照
して説明する。第4図は3軸の各干渉計の光路変化の様
子を示す平面図である。レチクルステージ1は座標系X
B、YB内でΔθだけ反時計方向に回転しているものと
する。1゛は回転がないときのレチクルステージの位置
を表わす。この第3図からも明らかなように、位置θ1
(以後点θ1とする)はニュートラル位置に対してXB
軸の正方向と、YB軸の正方向とに変位するとともに、
直角ミラー21は点θ1を中心にΔθだけ反時計方向に
回転したように変位する。位置Y1 (以下点Y1とす
る)についてはXB軸の正方向とYB軸の負方向とに変
位するとともに、直角ミラー23は点Y、を中心にΔθ
だけ反時計方向に回転したように変位する。そして位置
X1(以下点X、とする)にっていはXB軸の正方向と
YB軸の負方向とに変位するとともに、直角ミラー25
は点XIを中心にΔθだけ反時計方向に回転したように
変位する。本実施例では中心点O8から点θ1までの距
離と、中心点O8から点Y1までの距離とが等しく中心
点O8、点θ1、Ylの3点を頂点とする二等辺三角形
に定められているので、点θ1とYlとのXB軸方向の
変位は方向も大きさも同一であり、YB軸方向の変位は
互いに逆向きで等しい大きさである。ここで点θ1を通
りYB軸(あるいはレーザ光束LBI)と平行な線を1
1とし、点Ylを通りYB軸(あるいはレーザ光束LB
、)と平行な線を12とし、そして点X1を通りXB軸
(あるいはしΣザ光束LB3)と平行な線を13とする
と、θ軸干渉計のレシーバ36によって検出される変位
量は点θ1の線l、上の移動量Δyaのみになり、Y軸
干渉針のレシーバ37によって検出される変位量は点Y
、の線12上の移動量Δybのみになり、X軸干渉針の
レシーバ38によって検出される変位量は点×1の線β
3上の移動量ΔX(第4図には微小量なので表示してい
ない)のみになる。本実施例ではΔyaとΔybとの大
きさは同じ値になる。
また第4図のようにΔθだけ回転したままレチクルステ
ージlがXB力方向はYB力方向平行移動した場合、θ
軸干渉計の計測値とY軸干渉針の計測値との差は変化し
ない。以上のように本実施例のように構成された3輔の
干渉計では、点θ、とYlのYB軸方向の変位量と点X
1のXB軸方向の変位量とを独立に正確に計測すること
ができる。
ージlがXB力方向はYB力方向平行移動した場合、θ
軸干渉計の計測値とY軸干渉針の計測値との差は変化し
ない。以上のように本実施例のように構成された3輔の
干渉計では、点θ、とYlのYB軸方向の変位量と点X
1のXB軸方向の変位量とを独立に正確に計測すること
ができる。
従ってΔθの回転を補正するために必要なて点θ、 、
Y+ 、Xlの移動方向とその量が一義的に求められる
ことになる。すなわち各干渉計の計測量だけ点θ1とY
lについてはYB力方向の移動をあたえればよく、点X
1についてはXB力方向の移動を与えればよく、回転量
Δθとは無関係に各点θ、 、Y、 、Xlの移動方向
は常に一定でよいことになる。また点θ、とYlのYB
力方向位置と点XIのXB力方向位置とが求まれば、レ
チクルステージ1に対する点θ1、Yl、Xlの配置関
係が不変であること、及びレーザ光束LB、、LB2
、LB3の配置関係も不変であることから、必要とする
レチクルステージ1の回転量、すなわち点θ1、Yl、
Xlが存在すべき位置の座標値は簡単な演算により、干
渉計の分解能(例えば0゜02μm)のオーダで決定す
ることができる。尚、直角ミラー21.23.25の光
学的な性質によって各直角ミラーが点θl 、Y+ 、
Xlを中心にして回転したとしても、レーザ光束の光路
長は一切変化しない。さらに各直角ミラーが回転したま
ま、線l3、2.13と直交する方向に平行移動した場
合も光路長は一切変化しない。
Y+ 、Xlの移動方向とその量が一義的に求められる
ことになる。すなわち各干渉計の計測量だけ点θ1とY
lについてはYB力方向の移動をあたえればよく、点X
1についてはXB力方向の移動を与えればよく、回転量
Δθとは無関係に各点θ、 、Y、 、Xlの移動方向
は常に一定でよいことになる。また点θ、とYlのYB
力方向位置と点XIのXB力方向位置とが求まれば、レ
チクルステージ1に対する点θ1、Yl、Xlの配置関
係が不変であること、及びレーザ光束LB、、LB2
、LB3の配置関係も不変であることから、必要とする
レチクルステージ1の回転量、すなわち点θ1、Yl、
Xlが存在すべき位置の座標値は簡単な演算により、干
渉計の分解能(例えば0゜02μm)のオーダで決定す
ることができる。尚、直角ミラー21.23.25の光
学的な性質によって各直角ミラーが点θl 、Y+ 、
Xlを中心にして回転したとしても、レーザ光束の光路
長は一切変化しない。さらに各直角ミラーが回転したま
ま、線l3、2.13と直交する方向に平行移動した場
合も光路長は一切変化しない。
ところで第2図に示したように、ウェハWlの〆
マークW、 、W2に対するレチクルR上のマークR,
XR2の2次元的なずれが、XB力方向ΔX、YB力方
向Δy、そして回転方向にΔθだけ回転していることが
不図示のアライメント顕微鏡を用いて求められれば、マ
ークR9とWlとを重ね合わせ、かつマークR2とW2
とを重ね合わせるアライメントは、3軸の各干渉計の計
測量のみに基づいて高速に実行できる。あるいはずれ量
ΔXとΔyについてはウェハステージ3で補正し、レチ
クルRの回転のみをレチクルステージ1で補正するよう
にしてもよい。この場合はθ軸干渉計とY軸干渉針との
2軸を設けるだけでよい。
XR2の2次元的なずれが、XB力方向ΔX、YB力方
向Δy、そして回転方向にΔθだけ回転していることが
不図示のアライメント顕微鏡を用いて求められれば、マ
ークR9とWlとを重ね合わせ、かつマークR2とW2
とを重ね合わせるアライメントは、3軸の各干渉計の計
測量のみに基づいて高速に実行できる。あるいはずれ量
ΔXとΔyについてはウェハステージ3で補正し、レチ
クルRの回転のみをレチクルステージ1で補正するよう
にしてもよい。この場合はθ軸干渉計とY軸干渉針との
2軸を設けるだけでよい。
また第4図からも明らかなように、レチクルステージl
の回転によって線I21と12の中間に平行に存在する
中心線はYB軸からXB力方向ずれて、測定軸(YB軸
)が光軸AXを通らなくなるが、その量はレチクルステ
ージ1の回転量が小さい場合は小さくなる。またレーザ
光束LB、とLB2との中間に平行に存在する中心線を
測定軸と考えれば、これは常にYB軸と一致して不変で
ある。しかしながらいずれの場合もθ軸干渉計とY軸干
渉針との両測定軸はウェハステージ3側の座標系XA、
YAのYA軸と常に平行であり、このことが本発明にお
いて最も重要なことである。X軸干渉針についても同様
であり、点X、を通る線l、はレチクルステージ1の初
期位置からの回転によってYB力方向変位してしまうが
、線Il、 (測定軸)は座標系XA、YAのXA軸
と常に平行であり、このことが本発明において最も重要
なことである。
の回転によって線I21と12の中間に平行に存在する
中心線はYB軸からXB力方向ずれて、測定軸(YB軸
)が光軸AXを通らなくなるが、その量はレチクルステ
ージ1の回転量が小さい場合は小さくなる。またレーザ
光束LB、とLB2との中間に平行に存在する中心線を
測定軸と考えれば、これは常にYB軸と一致して不変で
ある。しかしながらいずれの場合もθ軸干渉計とY軸干
渉針との両測定軸はウェハステージ3側の座標系XA、
YAのYA軸と常に平行であり、このことが本発明にお
いて最も重要なことである。X軸干渉針についても同様
であり、点X、を通る線l、はレチクルステージ1の初
期位置からの回転によってYB力方向変位してしまうが
、線Il、 (測定軸)は座標系XA、YAのXA軸
と常に平行であり、このことが本発明において最も重要
なことである。
次に上記装置を用いたレチクルRとウェハWとのアライ
メント特にウェハWlの1つの被露光領域とレチクルR
上のパターンとのアライメント、所謂ダイ・パイ・ダイ
アライメントについて第5図を参照して説明する。
メント特にウェハWlの1つの被露光領域とレチクルR
上のパターンとのアライメント、所謂ダイ・パイ・ダイ
アライメントについて第5図を参照して説明する。
第5図において、ウェハWlの露光領域の周辺にはステ
ップ・アライメント用のマークW、 、W2が形成され
、この2つのマークW、 、W2はともに座標系XA、
YAのXA軸上にあるものとする。
ップ・アライメント用のマークW、 、W2が形成され
、この2つのマークW、 、W2はともに座標系XA、
YAのXA軸上にあるものとする。
その座標系XA、YAに対してレチクルステージl上の
レチクルRはΔθだけ反時計方向に回転し、かつXA力
方向YA力方向ずれているものとする。
レチクルRはΔθだけ反時計方向に回転し、かつXA力
方向YA力方向ずれているものとする。
尚、第5図中、直交座標系αβはレチクルRの中心OR
を原点にして定めたレチクル内の系であり、座標系XA
、YAと座標系αβとが正確に一致(重合)するように
アライメントされるべきものである。そしてレチクルR
にはマークW、 、W2の夫々と対応するようにマーク
R+、Rzがα軸上に形成されている。マークW1と、
W2の間隔とマークR3とR2の間隔とは、レチクル上
又はウェハ上で等しくなるように定められている。
を原点にして定めたレチクル内の系であり、座標系XA
、YAと座標系αβとが正確に一致(重合)するように
アライメントされるべきものである。そしてレチクルR
にはマークW、 、W2の夫々と対応するようにマーク
R+、Rzがα軸上に形成されている。マークW1と、
W2の間隔とマークR3とR2の間隔とは、レチクル上
又はウェハ上で等しくなるように定められている。
さて、第5図の状態でアライメント顕微鏡を用いてマー
W1とR3とのXA力方向YA力方向の相対的な位置ず
れ量を検出し、同様にマークW2とR2とのXA力方向
YA力方向の相対的な位置ずれ量を検出する。これらの
位置ずれ量に基づいて、レチクルRの中心ORの光軸A
Xに対するX六方向のずれ星ΔXrと、YA力方向ずれ
量ΔYrとを求めさらに回転量ΔOも求める。その回転
量Δθの補正は、座標系XBXYBのXB軸とXA軸と
が平行であることから、点θ1とY、とを結ぶ線分がX
B軸に対して−Δθだけ傾くようにレチクルステージ1
を回転させることによって完了する。またずれ量ΔXr
、ΔYrについても、投影レンズ2の投影倍率を考慮し
て、レチクルステージlをXA六方向YA力方向に、第
5図中矢印Zで示すように移動させることによって補正
される。
W1とR3とのXA力方向YA力方向の相対的な位置ず
れ量を検出し、同様にマークW2とR2とのXA力方向
YA力方向の相対的な位置ずれ量を検出する。これらの
位置ずれ量に基づいて、レチクルRの中心ORの光軸A
Xに対するX六方向のずれ星ΔXrと、YA力方向ずれ
量ΔYrとを求めさらに回転量ΔOも求める。その回転
量Δθの補正は、座標系XBXYBのXB軸とXA軸と
が平行であることから、点θ1とY、とを結ぶ線分がX
B軸に対して−Δθだけ傾くようにレチクルステージ1
を回転させることによって完了する。またずれ量ΔXr
、ΔYrについても、投影レンズ2の投影倍率を考慮し
て、レチクルステージlをXA六方向YA力方向に、第
5図中矢印Zで示すように移動させることによって補正
される。
ここで点θ1、YI、Xlの座標系XA、YA’+J
上での座標直を以下のように定めるものとする。
θ+=(Xaθ、Yaθ)
Y、 −(XaY、YaY)
X + =(X a X % Y a X )このとき
レチクル側の3軸の各干渉計による計測値がDθ、DY
、DXが以下の(1)、(2)、(3)弐で表わされる
値になようにレチクルステージlを動かすと、上記アラ
イメントが完了する。
レチクル側の3軸の各干渉計による計測値がDθ、DY
、DXが以下の(1)、(2)、(3)弐で表わされる
値になようにレチクルステージlを動かすと、上記アラ
イメントが完了する。
D X =(cosΔθ−1) ・XaX−ORx
−cosΔθ(ORy−Ya X) sin Δθ
−−−−・−(1) D Y = (cosΔθ−1) ・YaY−ORy
−cosΔθ+ (ORx XaY)sin
Δθ−・−(2) Dθ=(cosΔθ−1) −Yaθ−0Ry−co
sΔθ+ (ORX−Xa θ)sin Δθこの
(1) 〜(3)式でORxとORyはレチクルRの中
心ORの座標系XA、YB上での座標値である。
−cosΔθ(ORy−Ya X) sin Δθ
−−−−・−(1) D Y = (cosΔθ−1) ・YaY−ORy
−cosΔθ+ (ORx XaY)sin
Δθ−・−(2) Dθ=(cosΔθ−1) −Yaθ−0Ry−co
sΔθ+ (ORX−Xa θ)sin Δθこの
(1) 〜(3)式でORxとORyはレチクルRの中
心ORの座標系XA、YB上での座標値である。
上記(1)〜(3)式において、回転量Δθが極めて小
さいものとすると、cos Δθ= l 、 sinΔ
θ=Δθと近似できるから、(1)〜(3)式のそれぞ
れは以下の(4)、(5)、(6)式のように簡単にな
る。
さいものとすると、cos Δθ= l 、 sinΔ
θ=Δθと近似できるから、(1)〜(3)式のそれぞ
れは以下の(4)、(5)、(6)式のように簡単にな
る。
DX=−ORx−(ORy−YaX) ・ΔθDY#
−0Ry+ (ORx−XaY) ・ΔθDθ#−O
Ry十(ORx−Xaθ)・Δθ−−−−−・−(6) 座標値(ORx、0Ry)はマークR,,W、及びマー
クRz 、Wzの相対位置関係からただちに求まり、点
XIのY座標値YaX、点Y、のX座標値XaY、及び
点θ1のX座標値Xaθは、レチクルの座標系XB、、
YB内での3軸の干渉計の計測値からただちに演算して
求めることができる。
−0Ry+ (ORx−XaY) ・ΔθDθ#−O
Ry十(ORx−Xaθ)・Δθ−−−−−・−(6) 座標値(ORx、0Ry)はマークR,,W、及びマー
クRz 、Wzの相対位置関係からただちに求まり、点
XIのY座標値YaX、点Y、のX座標値XaY、及び
点θ1のX座標値Xaθは、レチクルの座標系XB、、
YB内での3軸の干渉計の計測値からただちに演算して
求めることができる。
尚、上記(1)、(2)、(3)式で誤差となる要素は
、直角ミラー21.23.25の夫々の頂点θ1、YI
、XIの相対的な座標位置の正確さである。この相対的
な座標位置が設計上の位置から大きくずれていると、ア
ライメント時に回転量Δθが存在するときにのみ、上記
演算によって求めた量だけレチクル側の3軸の干渉計の
計測値に基づいてレチクルステージ1を移動させても、
アライメント誤差が発生する。例えば点θ、とYIとの
距離及び点Y1とXlとの距離が設計値に対して±50
μmの精度内にあるものとすると、レチクルステージl
によって回転量Δθ#3゛の補正を行なう場合、ウェハ
側の座標系XA、YAでは計算上±0.01μm程度の
アライメント誤差が残る。しかしながらこの品は干渉計
の分解能のオーダであり、十分小さいと言える。
、直角ミラー21.23.25の夫々の頂点θ1、YI
、XIの相対的な座標位置の正確さである。この相対的
な座標位置が設計上の位置から大きくずれていると、ア
ライメント時に回転量Δθが存在するときにのみ、上記
演算によって求めた量だけレチクル側の3軸の干渉計の
計測値に基づいてレチクルステージ1を移動させても、
アライメント誤差が発生する。例えば点θ、とYIとの
距離及び点Y1とXlとの距離が設計値に対して±50
μmの精度内にあるものとすると、レチクルステージl
によって回転量Δθ#3゛の補正を行なう場合、ウェハ
側の座標系XA、YAでは計算上±0.01μm程度の
アライメント誤差が残る。しかしながらこの品は干渉計
の分解能のオーダであり、十分小さいと言える。
以上本実施例ではウェハ側の座標系XA、YAとレチク
ル側の座標系XB、YBとは予め計測値が相関付けられ
ているものとしたが、その相関付けの作業も容易である
。それにはウェハステージ3上にウェハ上のマークW+
、W2と同形の基準マーク(フィデューシャルマーク
)を設け、この基準マークを走らせてレチクルマークR
1とR2の夫々を基準マークと重ね合わせたときのウェ
ハステージ3の位置を検出し、その位置と3軸の各干渉
計の計測値とをつき合わせればよい。またレチクルステ
ージ1にレチクルRを載置して、レチクルRの装置に対
するアライメントを行なう際も、3軸の各干渉計とウェ
ハステージ3上の基準マークとを用いて、干渉計の分解
能で決まる精度でレチクルRの装置(座標系XA、YA
)に対する位置火めが達成される。
ル側の座標系XB、YBとは予め計測値が相関付けられ
ているものとしたが、その相関付けの作業も容易である
。それにはウェハステージ3上にウェハ上のマークW+
、W2と同形の基準マーク(フィデューシャルマーク
)を設け、この基準マークを走らせてレチクルマークR
1とR2の夫々を基準マークと重ね合わせたときのウェ
ハステージ3の位置を検出し、その位置と3軸の各干渉
計の計測値とをつき合わせればよい。またレチクルステ
ージ1にレチクルRを載置して、レチクルRの装置に対
するアライメントを行なう際も、3軸の各干渉計とウェ
ハステージ3上の基準マークとを用いて、干渉計の分解
能で決まる精度でレチクルRの装置(座標系XA、YA
)に対する位置火めが達成される。
さらに本実施例では直角ミラー21.23.25の各頂
点θ1、Yl、XIはレチクルステージ1の周辺部に定
めたが、これは必須の要件ではなく、予め位置がわかっ
ている限りどこに存在してもよい。またレチクルステー
ジ1の駆動点の位置も点θ(−、Yl 、Lの近傍であ
る必要はない。
点θ1、Yl、XIはレチクルステージ1の周辺部に定
めたが、これは必須の要件ではなく、予め位置がわかっ
ている限りどこに存在してもよい。またレチクルステー
ジ1の駆動点の位置も点θ(−、Yl 、Lの近傍であ
る必要はない。
例えばレチクルRをウェハステージ3と同様のXYステ
ージの上にθテーブルを介して載置してもよい。この場
合、XYステージは座標系XA、YB (XB、YB)
の座標軸方向のみに移動し、θテーブルはXYステージ
上を水平面内で回転するように構成され、直角ミラー2
1.23.25はそのθテーブルに固定される。
ージの上にθテーブルを介して載置してもよい。この場
合、XYステージは座標系XA、YB (XB、YB)
の座標軸方向のみに移動し、θテーブルはXYステージ
上を水平面内で回転するように構成され、直角ミラー2
1.23.25はそのθテーブルに固定される。
また第1図に示すように、レチクル側の3軸の干渉計用
の固定鏡27.28は投影レンズ2の鏡筒の上方に設け
たが、理論的には固定鏡27.28を鏡筒の下方に設け
、例えばウェハ側の干渉計用の固定鏡8.10と兼用す
ることが望ましい。
の固定鏡27.28は投影レンズ2の鏡筒の上方に設け
たが、理論的には固定鏡27.28を鏡筒の下方に設け
、例えばウェハ側の干渉計用の固定鏡8.10と兼用す
ることが望ましい。
しかしながら現実的にはレチクルRと鏡筒下部までの距
離は数百am以上あるので、レチクル側の干渉計から鏡
筒下部の固定鏡に向う参照光束の光路長が長くなり、ビ
ームのゆらぎ(空気のゆらぎ)による計測誤差が無視で
きない程度に大きくなることもある。そのため実際には
、鏡筒上部に固定鏡27.28を設けることが計測精度
の点では有利である。
離は数百am以上あるので、レチクル側の干渉計から鏡
筒下部の固定鏡に向う参照光束の光路長が長くなり、ビ
ームのゆらぎ(空気のゆらぎ)による計測誤差が無視で
きない程度に大きくなることもある。そのため実際には
、鏡筒上部に固定鏡27.28を設けることが計測精度
の点では有利である。
さらに第1図において、レチクル側の干渉計とウェハ側
の干渉計とは、そのレーザ光源を別々にしたが、光学系
の配置、レーザ光束の引き回し等を工夫して単一のレー
ザ光源としてもよい。
の干渉計とは、そのレーザ光源を別々にしたが、光学系
の配置、レーザ光束の引き回し等を工夫して単一のレー
ザ光源としてもよい。
(発明の効果)
以上本発明によれば、レチクル(マスク)側の位置検出
系の測定座標系を規定する測定軸と、ウェハ(感光基板
)側の位置検出系の測定座標系を規定する測定軸とを相
対的な回転ずれかないように定め、しかも再位置検出系
を光波干渉計で構成し、その固定鏡を共に投影光学系の
鏡筒に抱かせるようにしたので、共通の固定点を有する
2つの測定座標系という概念を有することになり、誤差
要因を排除するという観点で有利であり、重ね合わせ精
度はオプーン制御でアライメントしたとしても大幅に向
上する。
系の測定座標系を規定する測定軸と、ウェハ(感光基板
)側の位置検出系の測定座標系を規定する測定軸とを相
対的な回転ずれかないように定め、しかも再位置検出系
を光波干渉計で構成し、その固定鏡を共に投影光学系の
鏡筒に抱かせるようにしたので、共通の固定点を有する
2つの測定座標系という概念を有することになり、誤差
要因を排除するという観点で有利であり、重ね合わせ精
度はオプーン制御でアライメントしたとしても大幅に向
上する。
さらに、レチクル側とウェハ側との両測定座標系が相対
的な回転ずれなく、しかも座標系の原点のずれが最小に
なるように定められた重合した相関干渉計システムを構
成しておくと、このようなシステムを有する複数台の露
光装置の間をウェハが巡って、順次重ね合わせ露光をし
ていく工程において、所謂装置間のマツチング精度を保
持する上でコントロール(調整)すべきパラメータ(装
置定数等)数を大幅に低減できるといった効果が得られ
る。これは半導体工場における露光処理工程でのオペレ
ータの作業を簡素化できることを意味する。
的な回転ずれなく、しかも座標系の原点のずれが最小に
なるように定められた重合した相関干渉計システムを構
成しておくと、このようなシステムを有する複数台の露
光装置の間をウェハが巡って、順次重ね合わせ露光をし
ていく工程において、所謂装置間のマツチング精度を保
持する上でコントロール(調整)すべきパラメータ(装
置定数等)数を大幅に低減できるといった効果が得られ
る。これは半導体工場における露光処理工程でのオペレ
ータの作業を簡素化できることを意味する。
また実施例によれば、レチクルステージには移動鏡とし
て直角ミラーを用い、これを3ケ所に設けて3軸の干渉
計システムを構成しているため、レチクルステージを回
転させたとしても3軸の干渉計システムの各測定軸の方
向は一切変化せず、ウェハステージ側の干渉計システム
の座標系の測定軸と常に平行に保たれている。このため
ウェハ上のパターンとレチクル上のパターンとのアライ
メントの際の回転誤差補正を、レチクルステージの簡単
な制御によって高速に、かつ精密に実行し得るから、重
ね合わせ精度とスループットとの向上が同時に達成され
るといった利点もある。
て直角ミラーを用い、これを3ケ所に設けて3軸の干渉
計システムを構成しているため、レチクルステージを回
転させたとしても3軸の干渉計システムの各測定軸の方
向は一切変化せず、ウェハステージ側の干渉計システム
の座標系の測定軸と常に平行に保たれている。このため
ウェハ上のパターンとレチクル上のパターンとのアライ
メントの際の回転誤差補正を、レチクルステージの簡単
な制御によって高速に、かつ精密に実行し得るから、重
ね合わせ精度とスループットとの向上が同時に達成され
るといった利点もある。
第1図は本発明の実施例による投影型露光装置の概略的
な構成を示す斜視図、第2図はレチクルステージ側の光
波干渉計システノ、の構成を示す平面図、第3図は第1
図、第2図の装置を光軸を含む平面で破断した断面図、
第4図はレチクルステージ側の光波干渉計システムの動
作を説明する平面図、第5図はレチクルとウェハとのア
ライメントの方法を説明する平面図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1− レチクルステージ 2−投影レンズ 3−ウエハステージ 6.7−ピームスプリソタ合 8、lO″−固定鏡、 9.11−・−レシーバ
20.22.24・−ビームスプリッタ21.23.2
5−直角ミラー 27.28−固定鏡 36.37.38− レシーバ
な構成を示す斜視図、第2図はレチクルステージ側の光
波干渉計システノ、の構成を示す平面図、第3図は第1
図、第2図の装置を光軸を含む平面で破断した断面図、
第4図はレチクルステージ側の光波干渉計システムの動
作を説明する平面図、第5図はレチクルとウェハとのア
ライメントの方法を説明する平面図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1− レチクルステージ 2−投影レンズ 3−ウエハステージ 6.7−ピームスプリソタ合 8、lO″−固定鏡、 9.11−・−レシーバ
20.22.24・−ビームスプリッタ21.23.2
5−直角ミラー 27.28−固定鏡 36.37.38− レシーバ
Claims (3)
- (1)マスクに形成された原画パターンの像を投影光学
系を介して感光基板に結像させて露光する装置において
、 前記マスクを保持して、前記投影光学系の光軸と略垂直
な面内で2次元的に移動させる第1ステージと; 前記感光基板を載置して、前記光軸と略垂直な面内で2
次元的に移動させる第2ステージと;前記第1ステージ
に設けられた可動鏡と、装置の固定部に設けられた固定
鏡とにコヒーレントな平行光束を照射し、前記第1ステ
ージの位置を検出する第1の光波干渉測長器と; 前記第2ステージに設けられた可動鏡と、装置の固定部
に設けられた固定鏡とにコヒーレントな平行光束を照射
し、前記第2ステージの位置を検出する第2の光波干渉
測長器とを備え、前記第1光波干渉測長器による測定軸
と前記第2光波干渉測長器による測定軸とが略平行にな
るように設けたことを特徴とする投影型露光装置。 - (2)前記第1光波干渉測長器用の固定鏡と前記第2光
波干渉測長器用の固定鏡とを共に前記投影光学系の鏡筒
の一部に設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の装置。 - (3)前記第1光波干渉測長器による測定座標系の原点
と、前記第2光波干渉測長器による測定座標系の原点と
が、所定の初期状態のとき前記投影光学系の光軸を通る
ように配置されていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60291442A JPS62150721A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 投影型露光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60291442A JPS62150721A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 投影型露光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62150721A true JPS62150721A (ja) | 1987-07-04 |
JPH0581046B2 JPH0581046B2 (ja) | 1993-11-11 |
Family
ID=17768919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60291442A Granted JPS62150721A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 投影型露光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62150721A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5015866A (en) * | 1988-12-05 | 1991-05-14 | Nikon Corporation | Stage apparatus in exposing apparatus |
JPH0786131A (ja) * | 1993-09-13 | 1995-03-31 | Nikon Corp | 露光装置 |
JPH088167A (ja) * | 1994-06-22 | 1996-01-12 | Fujitsu Ltd | ステージ原点位置決定方法及び装置並びにステージ位置検出器原点決定方法及び装置 |
US5561524A (en) * | 1993-12-27 | 1996-10-01 | Nikon Corporation | Interferometric distance measuring apparatus utilizing an asymmetric/elliptic beam |
US5872618A (en) * | 1996-02-28 | 1999-02-16 | Nikon Corporation | Projection exposure apparatus |
US5894056A (en) * | 1995-12-19 | 1999-04-13 | Nikon Corporation | Mask substrate, projection exposure apparatus equipped with the mask substrate, and a pattern formation method utilizing the projection exposure apparatus |
US6141108A (en) * | 1996-04-04 | 2000-10-31 | Nikon Corporation | Position control method in exposure apparatus |
JP2000349020A (ja) * | 1993-04-02 | 2000-12-15 | Nikon Corp | 走査型露光装置 |
US6498352B1 (en) | 1993-02-26 | 2002-12-24 | Nikon Corporation | Method of exposing and apparatus therefor |
USRE38113E1 (en) | 1993-04-02 | 2003-05-06 | Nikon Corporation | Method of driving mask stage and method of mask alignment |
USRE38798E1 (en) | 1992-10-22 | 2005-09-20 | Nikon Corporation | Projection exposure apparatus |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5021232A (ja) * | 1973-06-28 | 1975-03-06 | ||
JPS5239364A (en) * | 1975-09-25 | 1977-03-26 | Hitachi Ltd | Apparatus for printing pattern for shadow mask on dry plate |
-
1985
- 1985-12-24 JP JP60291442A patent/JPS62150721A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5021232A (ja) * | 1973-06-28 | 1975-03-06 | ||
JPS5239364A (en) * | 1975-09-25 | 1977-03-26 | Hitachi Ltd | Apparatus for printing pattern for shadow mask on dry plate |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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USRE39083E1 (en) | 1992-10-22 | 2006-05-02 | Nikon Corporation | Projection exposure apparatus |
USRE38798E1 (en) | 1992-10-22 | 2005-09-20 | Nikon Corporation | Projection exposure apparatus |
US6498352B1 (en) | 1993-02-26 | 2002-12-24 | Nikon Corporation | Method of exposing and apparatus therefor |
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JPH088167A (ja) * | 1994-06-22 | 1996-01-12 | Fujitsu Ltd | ステージ原点位置決定方法及び装置並びにステージ位置検出器原点決定方法及び装置 |
US6040096A (en) * | 1995-12-19 | 2000-03-21 | Nikon Corporation | Mask substrate, projection exposure apparatus equipped with the mask substrate, and a pattern formation method utilizing the projection exposure apparatus |
US5894056A (en) * | 1995-12-19 | 1999-04-13 | Nikon Corporation | Mask substrate, projection exposure apparatus equipped with the mask substrate, and a pattern formation method utilizing the projection exposure apparatus |
US5872618A (en) * | 1996-02-28 | 1999-02-16 | Nikon Corporation | Projection exposure apparatus |
US6141108A (en) * | 1996-04-04 | 2000-10-31 | Nikon Corporation | Position control method in exposure apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0581046B2 (ja) | 1993-11-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |