JP3456508B2 - 倍力装置 - Google Patents

倍力装置

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JP3456508B2
JP3456508B2 JP10404896A JP10404896A JP3456508B2 JP 3456508 B2 JP3456508 B2 JP 3456508B2 JP 10404896 A JP10404896 A JP 10404896A JP 10404896 A JP10404896 A JP 10404896A JP 3456508 B2 JP3456508 B2 JP 3456508B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のブレーキ等に用
いられる倍力装置に関し、より詳しくは、急制動時に作
動応答性が良好な倍力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、負圧を利用したブレーキ倍力装置
は知られている。このようなブレーキ倍力装置では、ブ
レーキペダルの踏み込みにより入力軸が前進すると、バ
ルブボディ内の弁プランジャを介して真空弁が閉鎖され
て大気弁が開放されるので、変圧室内に大気が導入され
て、この変圧室と負圧が導入されている定圧室との間に
差圧が生じて、パワーピストンが作動し、出力軸から出
力するようになっている。ところで、上述した従来の倍
力装置では、入力軸の前進によって大気弁が開放される
時に、その開度が比較的小さく設定されていたものであ
る。この大気弁の開度は、通常の制動時における作動応
答性は充分に満足させることができるが、急制動時にお
ける作動応答性は、充分とはいえなかった。そこで、急
制動時における作動応答性を向上させることができる倍
力装置として、例えば特開平5−155331号公報の
倍力装置が提案されている。上記公報に開示された倍力
装置は、従来一般の大気弁および大気通路の他に、常閉
の第2大気弁と第2大気通路とを備えている。そして、
通常の制動時には、入力軸に連動する弁プランジャの移
動によって従来から設けている大気弁は開放されるが、
この時の弁プランジャの移動では第2大気弁は開放され
ず、第2大気通路からは、大気が変圧室に流入しないよ
うになっている。したがって、大気が従来から設けられ
ている大気弁と大気通路とを通ってのみ変圧室に流入
し、通常の制動が行われる。これに対して、ブレーキペ
ダルが急激に踏み込まれる急制動時には、弁プランジャ
の比較的大きな移動によって従来から設けられている大
気弁とともに第2大気弁も開放される。そのため、大気
は、従来から設けられている大気弁と大気通路および、
第2大気弁と第2大気通路とを介して変圧室内に流入す
る。これによって、大気が変圧室内に急速に導入される
ので、急制動が確実に行われるようになっており、した
がって、急制動時の初期における良好な作動応答性を得
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された倍力装置では、急制動時出力が高くなる
に従いバルブボディが前進する為、2つの大気弁の弁間
隙は狭くなり、大気導入も遅くなるので、高出力での応
答性は必ずしも満足のできるものではなかった。また、
この時入力軸に反力が伝わってくるが、高い踏力を維持
できない運転者もおり、この場合、緊急ブレーキとして
の高出力を得られないという欠点があった。また、この
倍力装置は、第2大気弁と第2大気通路とを設ける必要
があるため、倍力装置の構造が複雑になるという欠点が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した事情に鑑み、本
発明は、シェル内に摺動自在に設けた概略筒状のバルブ
ボディと、このバルブボディの外周部に設けたパワーピ
ストンと、このパワーピストンの前後に区画形成した定
圧室と変圧室と、上記バルブボディ内に設けられるとと
もに入力軸によって作動されてバルブボディ内の流路の
開閉制御を行なう弁機構とを備え、上記弁機構は、バル
ブボディ内に移動可能に設けられて上記入力軸と連動す
る弁プランジャと、上記バルブボディ内に設けた弁体
と、この弁体とそれが接離する真空弁座とからなる真空
弁と、上記弁体とそれが接離する大気弁座とからなる大
気弁とを備えた倍力装置において、上記弁プランジャが
上記バルブボディに対して前進すると、上記弁体を上記
大気弁座から離隔させる方向に移動するように構成する
とともに、上記弁プランジャの上記バルブボディに対す
る移動量よりも上記弁体の上記バルブボディに対する移
動量を大きくする手段を設け、該バルブボディに対する
移動量を大きくする手段が作動されると、上記弁体の上
記バルブボディに対する移動量は上記弁プランジャの上
記バルブボディに対する移動量よりも比例的に大きくな
るように構成したものである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、ブレーキペダルが踏
み込まれた際には、弁プランジャがバルブボディに対し
て前進されるので、上記弁体を大気弁座から離隔させる
方向に移動させることができ、かつ、バルブボディに対
する弁プランジャの移動量よりもバルブボディに対する
弁体の移動量を大きくすることができる。そのため、弁
体と大気弁座とからなる大気弁が大きく開放されること
になり、大きく開放された大気弁を介して大気が変圧室
内に迅速に導入されて、倍力装置が迅速に作動する。
たがって、比較的簡単な構造によって、急制動時におけ
る作動応答性が良好な倍力装置を提供することができ
る。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、ブレーキ倍力装置のシェル1内には
概略筒状のバルブボデイ2を摺動自在に設けてあり、バ
ルブボデイ2のリヤ側の円筒部はシェル1の外部に突出
させている。上記バルブボデイ2の外周部にはパワーピ
ストン3を連結してあり、このパワーピストン3の背面
にダイアフラム4を張設している。それによってシェル
1内をフロント側の定圧室Aとリヤ側の変圧室Bとに区
画形成している。バルブボデイ2内には、上記定圧室A
と変圧室Bと大気との間の流体回路を切り換える弁機構
5を設けている。この弁機構5は、バルブボディ2に設
けた環状の大気弁座6と、バルブボディ2に摺動自在に
嵌合した弁プランジャ7と、弁プランジャ7に摺動自在
に嵌装したスリーブ8と、スリーブ8に設けた環状の真
空弁座9と、これら両弁座6,9に着座する概略筒状の
弁体11と、この弁体11を両弁座6,9に向けて付勢
して着座させる第1ばね12と、さらにスリーブ8を図
示非作動位置に位置させる第2ばね13とを備えてい
る。なお、弁プランジャ7に連結した入力軸14は、図
示しないブレーキペダル用のリターンばねの弾撥力によ
って図示非作動位置に位置するようになっている。しか
して、本実施例は上記弁機構5を以下のように構成する
ことにより、ブレーキ倍力装置の作動開始時の応答性を
良好にしたものである。すなわち、バルブボディ2の内
周部にはフロント側にむけて伸びる環状突起2aを形成
してあり、この環状突起2aの先端部によって上記大気
弁座6を構成している。また、上記大気弁座6の外方側
の軸方向孔2bおよびそのリヤ側に連続するバルブボデ
ィ2の内部空間によって大気通路15を構成している。
この大気通路15には常時大気が導入されている。他
方、弾性体からなる弁体11は、上記大気弁座6および
真空弁座9に対向するようにリヤ側に向けて配置してい
る。弁体11のフロント側の端部は肉厚にしてあり、そ
の端部を円筒状のプラグ16のリヤ側外周部に設けた環
状溝に嵌装してあり、その状態の弁体11のフロント側
の端部およびプラグ16の外周部をバルブボディ2の内
周部にフロント側から嵌入している。そして、弁体11
のシート部の裏面とプラグ16の段部とにわたって上記
第1ばね12を弾装してあり、この第1ばね12の弾撥
力によって、弁体11のシート部が上記両弁座6,9に
着座するようになっている。また、本実施例では、上記
大気弁座6とそれに接離する弁体11のシート部とによ
って、上記大気通路15を開閉する大気弁17を構成し
ている。なお、本実施例のプラグ16は、実質的にバル
ブボディ2の一部を構成するものである。次に、本実施
例の弁プランジャ7は、フロント側の第1部材21と、
そのリヤ側に摺動自在に嵌装させた第2部材22とによ
って構成している。そして、これら第1部材21と第2
部材22とにわたって、上記スリーブ8を摺動自在に嵌
装している。上記第2部材22のリヤ側の軸部に入力軸
14のフロント側の端部を連結してあり、また、第2部
材22の軸方向中央には、所定の幅の環状溝22aを形
成している。そして、バルブボディ2に設けた半径方向
孔2cを介して、この環状溝22aにキー部材23を係
合させている。これにより、第2部材22がバルブボデ
ィ2から脱落するのを防止している。第2部材22のフ
ロント側の軸部には有底孔22bを形成してあり、ま
た、第2部材22のフロント側の外周部は、わずかに縮
径させた小径部22cとしている。他方、第1部材21
のリヤ側の外周部は、第2部材22の有底孔22bの大
きさに合わせた小径部21aとしてあり、またこの小径
部21aのフロント側に位置する大径部21bの外径
は、第2部材22の小径部22cと同じ外径に設定して
いる。そして、第1部材21の小径部21aにゴム製の
Oリング24を嵌装し、その状態の第1部材21の小径
部21aを第2部材22の有底孔22bに摺動自在に嵌
合させてあり、かつ、上記Oリング24を小径部21a
の段部端面と第2部材22のフロント側の端面との間に
隙間なく介在させている。第1部材21の大径部21
b、Oリング24の外周部および第2部材22の小径部
22cにわたって、上記スリーブ8を摺動自在に嵌装し
ている。自然状態におけるOリング24の外径は、第2
部材22のフロント側の端部の外径および第1部材21
の大径部21bの外径と同じに設定しているので、図1
に示したブレーキ倍力装置の非作動状態においては、上
記スリーブ8は、第1部材21の大径部21b、Oリン
グ24の外周部および第2部材22の小径部22cにわ
たって摺動自在に移動することができる。これに対し
て、後述するように、第1部材21と第2部材22とが
相互に近接する様に軸方向の力が作用した時には、Oリ
ング24が軸方向に圧縮されて弾性変形するので、その
外周部が拡径されるようになり、それによって、スリー
ブ8の両部材21、22に対する相対移動が出来ないよ
うになっている。さらに、上記第1部材21の軸方向の
中央部、すなわち大径部21bと中径部21cの境界部
分にわたって、断面方形の半径方向の貫通孔21dを穿
設してあり、その貫通孔21d内にピンによってレバー
25を揺動可能に取り付けている。レバー25の両端部
は、第1部材21の大径部21bよりも外方に突出させ
てあり、図面上で下方側となるレバー25の端部は、ス
リーブ8側の貫通孔8aに係合している。レバー25の
位置よりもフロント側に位置する第1部材21の中径部
21cは、プラグ16の内周部に摺動自在に嵌合させて
いる。この第1部材21における中径部21cよりもフ
ロント側の外周部は、中径部21cよりも所定寸法だけ
縮径させた小径部21eとしてあり、この小径部21e
と中径部21cとの境界部分に段部端面を形成し、その
部分に弾性部材としてのゴム製のリング26を嵌着して
いる。また、第1部材21の小径部21eとプラグ16
の内周部との間に筒状の間隙が形成されており、この間
隙に漏斗形部材28の筒状部28aをフロント側から摺
動自在に嵌合させている。次に、スリーブ8は、そのリ
ヤ側の端部に半径方向外方に伸びるフランジ部8bを形
成してあり、このフランジ部8bの外周部にフロント側
にむけて突設した環状突起によって、上記真空弁座9を
構成している。また、この真空弁座9とそれが接離する
弁体11のシート部によって、真空弁31を構成してい
る。この真空弁31および弁体11の内方の空間およ
び、それから連続するプラグ16の軸方向孔16aとに
よって真空通路32を構成している。この真空通路32
は定圧室Aと常時連通しており、定圧室A内には図示し
ない負圧導入管を介して常時負圧が導入されているの
で、真空通路32にも常時負圧が作用している。また、
真空弁31と上記大気弁17との間の空間は、バルブボ
ディ2の半径方向孔2cから構成した変圧通路33を介
して変圧室Bに連通している。スリーブ8のフランジ部
8bとプラグ16の端面とにわたって上記第2ばね13
を弾装しているので、スリーブ8は常時リヤ側にむけて
付勢されている。そして、図示ブレーキ倍力装置の非作
動状態では、スリーブ8におけるフランジ部8bの内周
縁が、第2部材22の小径部22cのリヤ側の拡径部に
当接して、その位置に維持されている。この非作動状態
では、真空弁座9が弁体11から離座して真空弁31は
開放されており、他方、第1ばね12によって弁体11
が大気弁座6に着座して大気弁17は閉鎖されている。
また、この時には、スリーブ8側の貫通孔8aにおける
フロント側の縁部がレバー25の下方側の端部と係合し
て、実質的に鉛直方向に維持されている。そして、この
状態では、レバー25における上方側の端部は、プラグ
16の端面およびスリーブ8から離隔するようになって
いる。また、貫通孔8aのフロント側に位置するスリー
ブ8のフロント側の端部8cは、プラグ16の端面より
もリヤ側に位置している。上述した本実施例の弁機構5
においては、図示非作動状態からブレーキペダルが踏み
込まれると、入力軸14と両部材21,22(弁プラン
ジャ7)およびスリーブ8が一体となって前進される。
これにより、図2に示すように、先ず、真空弁座9が弁
体11に着座して真空弁31が閉鎖される一方、弁体1
1が大気弁座6から離隔して大気弁17が開放されるよ
うになっている。またこれとほぼ同時に、上記レバー2
5の上方側の端部がプラグ16の端面に当接して時計方
向に揺動され、それに伴って、スリーブ8が両部材2
1,22に対して相対的にフロント側にむけて前進され
る。そのため、弁体11を強制的に大気弁座6からさら
に離隔させて、大気弁17の開度を大きな状態に維持す
ることができる。したがって、大気通路15内の大気
は、大きな開度に維持された大気弁17を流通した後、
変圧通路33から変圧室Bに導入されるので、ブレーキ
倍力装置が迅速に作動されるようになっている。このよ
うに、本実施例では、弁プランジャ7がバルブボディ2
に対して前進されると、レバー25を介してスリーブ8
および弁体11をバルブボディ2および弁プランジャ7
に対して移動させることができる。そして、上記レバー
25のレバー比を変更することにより、弁プランジャ7
のバル ブボディ2に対する移動量に対してスリーブ8お
よび弁体11のバルブボディ2および弁プランジャ7に
対する移動量を拡大することができることは勿論であ
る。なお、スリーブ8のフロント側の端部8cと対向す
るプラグ16の端面には逃げ部としての凹部16bを形
成している。この凹部16bに、スリーブ8がプラグ1
6およびバルブボディ2に対して前進された際に、スリ
ーブ8のフロント側の端部8cが挿入されるようになっ
ている。さらに、本実施例は、上記プラグ16の内周部
に漏斗形部材28を設けたことにより、ブレーキ倍力装
置が作動された後のサーボ比を変更できるようになって
いる。すなわち、上記プラグ16のフロント側の内周部
は、大きく拡径させた大径孔16cとしてあり、プラグ
16のリヤ側の内周部は、上記第1部材21のフロント
側の外周部が嵌合される小径孔16dとしている。大径
孔16cと小径孔16dとの間の段部端面16eは、そ
の内方側の縁部16e’を大きく面取りしてあり、他
方、段部端面16eの外周側の縁部には、大径孔16c
から連続する環状溝16fを形成している。そして、漏
斗形部材28における半径方向部28bを上記段部端面
16eにフロント側から当接させると同時に、漏斗形部
材28における筒状部28aを、第1部材21の小径部
21eとプラグ16の小径孔16dとの間に摺動自在に
嵌合させている。漏斗形部材28における筒状部28a
と半径方向部28bとの境界部分28cは比較的大きな
円弧状に形成しているが、上述したように段部端面16
eの縁部16e’は大きく面取しているので、境界部分
28cとそれに対向する段部端面16eの縁部16e’
との間には間隙が維持されている。また、図1に示した
ブレーキ倍力装置の非作動状態においては、漏斗形部材
28における筒状部28aのリヤ側端部と第1部材21
に嵌着したリング26との間には間隙が維持されてい
る。上述した漏斗形部材28の半径方向部28bに円盤
状のリアクションディスク34をフロント側から当接さ
せている。リアクションディスク34は、プッシュロッ
ド35の基部に設けた凹部35a内に収納してあり、ま
た、プッシュロッド35の凹部35aの先端部は、プラ
グ16の大径孔16cおよび環状溝16fに摺動自在に
嵌合させている。それによって、凹部35a内のリアク
ションディスク34とプラグ16の段部端面16eとに
よって漏斗形部材28の半径方向部28bを挟持してい
る。また、リアクションディスク34と第1部材21の
フロント側の端面とが対向しており、図示非作動状態で
は、それらの間に間隙が維持されている。本実施例で
は、上記漏斗形部材28を可撓性を有するばね鋼によっ
て製造しており、図1および図3に示すように、ブレー
キ倍力装置の非作動状態および作動開始後の前半では、
漏斗形部材28は自然状態に維持されている。これに対
して、図4に示すように、ブレーキ倍力装置が作動され
た後の後半の状態では、リアクションディスク34の弾
性変形に伴って漏斗形部材28の境界部分28cが弾性
変形して、その筒状部28aがリヤ側に向けて伸張され
るようになり、やがて筒状部28aのリヤ側の端部が第
1部材21に設けたリング26に当接するようになって
いる。つまり、ブレーキ倍力装置の作動開始後に第1部
材21の小径部21eの断面積と対応する分のリアクシ
ョンディスク34の反力が弁プランジャ7に伝達される
状態と、小径部21eの断面積と対応する分のリアクシ
ョンディスク34の反力に加えて、漏斗形部材28のプ
ラグ16の段部端面16eと接触していない環状面積
(外径は面取16e’の外径に等しく、内径は小径部2
1eの外径に等しい)と対応する分のリアクションディ
スク34の反力のうち漏斗形部材28のたわみによりリ
ング26を通じて第1部材21に伝えられる分(漏斗形
部材28の剛性に支えられ段部端面16eに伝えられる
分を除いた分)のリアクションディスク34の反力が弁
プランジャ7に伝達される状態とを実現できるようにし
ている。それによって、ブレーキ倍力装置が作動された
後のサーボ比を変更できるようになっている。さらにプ
ッシュロッド35のフロント側には環状のリテーナ36
をフロント側から嵌装させた後、バルブボディ2の内周
部に嵌合させ、かつプラグ16のフロント側の端面およ
びバルブボディ2の段部端面に当接させている。それに
よって、プッシュロッド35およびプラグ16がバルブ
ボディ2からフロント側にむけて脱落するのを防止して
いる。さらに、上述したリテーナ36とシェル1のフロ
ント側の壁面とにわたってはリターンスプリング37を
弾装してあり、したがって、バルブボディ2等はリヤ側
に付勢されて図示非作動位置に位置している。(作動説
明)以上の構成において、図1に示したブレーキ倍力装
置の非作動状態では、キー部材23がシェル1の段部断
面に当接して停止しており、このキー部材23にバルブ
ボディ2が当接して図示非作動位置に停止している。こ
の状態では、外方側に位置する大気弁17は、弁体11
のシート部が第1ばね12に付勢されて大気弁座6に着
座することで閉鎖されている。他方、第2ばね13に付
勢されたスリーブ8およびそれと一体になった第2部材
22および第1部材21は、第2部材22の環状溝22
aのフロント側の端面が上記キー部材23に当接するこ
とで、図示非作動位置に停止している。この非作動状態
では、真空弁座9が弁体11から離座して真空弁31は
開放されているので、定圧室Aだけでなく変圧室Bにも
負圧が導入されている。また、弁プランジャ7を構成す
る両部材21,22間のOリング24は、軸方向におい
て強く圧縮されておらず、実質的に自然状態と同じ状態
に維持されている。また、スリーブ8側の貫通孔8aに
おけるフロント側の縁部がレバー25の下方側の端部と
係合しているので、レバー25は、実質的に鉛直方向に
維持されている。そのため、レバー25における上方側
の端部は、プラグ16の端面から離隔しており、またス
リーブ8のフロント側の端部8cも、プラグ16の凹部
16bよりもリヤ側に位置している。さらに、この非作
動状態では、漏斗形部材28の筒状部28aのリヤ側の
端部と第1部材21に嵌着したリング26との間には間
隙が維持されるとともに、第1部材21(小径部21
e)のフロント側の端面とリアクションディスク34と
の間にも間隙が維持されている。さらに、漏斗形部材2
8の境界部28cとプラグ16の段部端面16eの縁部
16e’との間には間隙が維持されている。次に、上記
非作動状態からブレーキペダルが踏み込まれると、それ
に連動して入力軸14が前進される。すると、該入力軸
14に連動して弁プランジャ7(両部材21,22)お
よびスリーブ8が一体となって前進(左行)されるの
で、第2ばね13が圧縮されて、真空弁座9が弁体11
に着座して真空弁31が閉鎖される一方、弁体11が大
気弁座6から離隔して大気弁17が開放される。また、
図2に示すように、これと略同時に、プラグ16の端面
にレバー25の上方側の端部が当接して、該レバー25
を時計方向に揺動させる。そのため、レバー25の下方
側の端部に係合したスリーブ8は、第1部材21および
第2部材22(弁プランジャ7)に対して相対的に左方
にむけて前進されて、上記大気弁17の開度が増大され
て、その状態が維持される。これにより、定圧室Aと変
圧室Bとの連通状態が阻止される一方、大気通路15内
の大気は、大きな開度で開放されている大気弁17を流
通した後、変圧通路33を介して迅速に変圧室Bに導入
される。したがって、定圧室Aと変圧室Bとの間に差圧
が生じてバルブボディ2およびプッシュロッド35が前
進されて、所定のサーボ比の出力を得ることができる。
ここで、図1に示したブレーキ倍力装置の非作動状態に
おいては、リアクションディスク34と弁プランジャ7
(第1部材21)のフロント側の端面との間には間隙が
維持されているが、上述したように、弁プランジャ7
(第1部材21)が前進されて、ブレーキ倍力装置が作
動された直後には、図3に示すように、漏斗形部材28
は弾性変形されておらず、リアクションディスク34が
弾性変形して、弁プランジャ7(第1部材21)のフロ
ント側の端面と当接する。そして、図5の点Aに示すよ
うに、この時には出力が急激に上昇するので、一般にジ
ャンピングと称されている。つまり、この時には、漏斗
形部材28の筒状部28aのリヤ側の端部とリング26
との間に間隙が維持されているので、リアクションディ
スク34を介してプッシュロッド35から第1部材21
に伝達される反力は、その小径部21eの断面積に対応
する分だけが伝達されることになる。したがって、この
図3に示した作動開始後の前半の状態では、図5に直線
Bで示したように大きなサーボ比で出力が上昇するよう
になっている。この後、リアクションディスク34の弾
性変形に伴って、図4に示すように、漏斗状部材28の
境界部分28cが弾性変形して、筒状部28aが軸方向
に伸長されて、そのリヤ側の端部がリング26に当接す
ると(図5の点C)、この後、リアクションディスク3
4を介してプッシュロッド35から第1部材21に伝達
される反力は、小径部21eの断面積と対応する分のリ
アクションディスク34の反力に加えて、漏斗形部材2
8のプラグ16の段部端面16eと接触していない環状
面積(外径は面取16e’の外径に等しく、内径は小径
部21eの外径に等しい)と対応する分のリアクション
ディスク34の反力のうち漏斗形部材28のたわみによ
りリング26を通じて第1部材21に伝えられる分(漏
斗形部材28の剛性に支えられ段部端面16eに伝えら
れる分を除いた分)が伝達されることになる。つまり、
この後、この図3に示した作動開始後の後半の状態で
は、図5に直線Dで示したように、それまでよりも小さ
なサーボ比で出力が上昇するようになっている。このよ
うに本実施例では、第1部材21のフロント側の外周部
を縮径させるとともに、可撓性を有する漏斗形部材28
を設けたことによって、比較的簡単な構成によって、ブ
レーキ倍力装置のサーボ比を変更できるようになってい
る。なお、漏斗形部材28の板厚を変更し、それに合わ
せて第1部材21の小径部21eの外径を変更すること
によって、作動開始後の後半のサーボ比を自由に変更す
ることができるとともに、サーボ比の切り替わり時(図
5の点Cの時点)を自由に調整することができる。ま
た、上記プラグ16の段部端面16eの縁部16e’の
面取り量を変更することによっても、サーボ比の切り替
わり時(図5の点Cの時点)を調整することが出来る。
さらに、本実施例によれば、ブレーキ倍力装置の作動開
始後に、上述したように第1部材21のフロント側の端
面にリアクションディスク34が当接すると、第1部材
21と第2部材22とによってOリング24が軸方向に
圧縮されるようになり、それに伴って、Oリング24が
拡径されるようになる。このように拡径されるOリング
24の外周部が、上記スリーブ8の内周部に圧接して、
スリーブ8が両部材21,22に対して相対移動するの
が阻止される。つまり、図2に示した様に、スリーブ8
が両部材21,22に対して相対的に前進された位置の
ままに維持される。したがって、ブレーキペダルが踏み
込まれているかぎり、図2に示すように、大気弁17が
大きな開度に維持されるようになっている。したがっ
て、本実施例によれば、ブレーキ倍力装置の作動時の応
答性を良好にすることができる。上述した作動状態から
運転者によるブレーキペダルの踏み込みが解放される
と、リターンスプリング37によってバルブボディ2な
どがリヤ側に復帰してキー部材23がシェル1の段部端
面に当接するともに、リアクションディスク34と第1
部材21のフロント側の端部とが離隔する。そのため、
Oリング24に作用していた両部材21,22による軸
方向の押圧力がなくなるので、それまで拡径していたO
リング24は元の状態まで縮径する。そのため、第2ば
ね13によって付勢されているスリーブ8は、両部材2
1,22に対して相対的にリヤ側に移動される。これに
伴って、それまで傾斜していたレバー25も鉛直方向を
向ける非作動位置に位置に復帰する。また、スリーブ8
の内周縁が第2部材22の小径部22cのリヤ側の拡径
部分に当接し、それによって実質的に一体となった状態
のスリーブ8および両部材21,22は、さらにリヤ側
に移動して、キー部材23に第2部材22の環状溝22
aのフロント側の端面が当接する図示非作動位置に復帰
する。また、本実施例では、非作動状態からブレーキペ
ダルが急激に踏み込まれた急制動時においても、上述し
たようにしてブレーキ倍力装置が作動されて、ブレーキ
倍力装置の作動時における大気弁17の開度は大きな開
度に維持される。したがって、ブレーキペダルが急激に
踏み込まれる急制動時においてもブレーキ倍力装置の作
動応答性を良好なものとすることができる。(第2実施
例)次に図6は、本発明の第2実施例を示したものであ
る。この第2実施例では、弁プランジャ7に設けたレバ
ー25をラチェット機構に連動させたものである。すな
わち、弁プランジャ7のリヤ側の端部には、従来同様に
入力軸14が連結されており、弁プランジャ7における
軸方向の中央側には、所定の幅の環状溝7aを形成して
いる。そして、この環状溝7aにキー部材23を係合さ
せている。環状溝7aによって囲繞される軸部、すなわ
ち環状溝7aの底部の断面形状は、図8に示したように
略小判形に形成してあり、そこにキー部材23の二股状
の先端部を係合させている。環状溝7aよりもリヤ側お
よび、その隣接フロント側の外周部は大径部7bとして
あり、この大径部7bをシール部材によって気密を保持
してバルブボディ2の内周部に摺動自在に嵌合してい
る。また、弁プランジャ7における大径部7bのフロン
ト側は中径部7cとしてあり、さらに中径部7cのフロ
ント側に小径部7dを形成している。そして、上記第1
実施例と同様に、小径部7dと中径部7cの境界部分に
リング26を嵌着してあり、該リング26およびそのリ
ヤ側の中径部7cをプラグ16の小径孔16dに摺動自
在に嵌合している。また、その状態における弁プランジ
ャ7の小径部7dの隣接位置に上記第1実施例と同様の
漏斗形部材28を配設している。また、弁プランジャ7
における中径部7cにスリーブ8を摺動自在に嵌装して
あり、中径部7cに装着したシール部材41によって、
スリーブ8の内周部と中径部7cとの間の気密を保持し
ている。また、上記第1実施例と同様に、弁プランジャ
7における中径部7cに、半径方向の貫通孔7eを穿設
してあり、この貫通孔7e内の略中央部にピンによって
レバー25を揺動可能に取り付けるとともに、貫通孔7
e内におけるレバー25の隣接リヤ側に爪部材42をピ
ンによって揺動可能に取り付けている。レバー25の下
方側の端部と貫通孔7e内のフロント側の端面とにわた
ってはばね43を弾装してあり、また爪部材42におけ
る下方側の端部と貫通孔7e内のリヤ側の端面とにわた
っては、ばね44を弾装している。これにより、レバー
25は、常時反時計方向に回転するように付勢されてお
り、他方、爪部材42は時計方向に回転するように付勢
されている。また、レバー25におけるリヤ側中央の円
弧面には歯部を形成してあり、この歯部に爪部材42の
爪42aが係合するようになっている。図7および図8
にも示すように、弁プランジャ7の貫通孔7eのリヤ側
には、そこから環状溝7aまで連通する軸方向のガイド
孔7fを穿設してあり、このガイド孔7fに連動ピン4
5を摺動自在に嵌合させている。この図6に示したブレ
ーキ倍力装置の非作動状態において、キー部材23がシ
ェル1の段部端面に当接し、弁プランジャ7の環状溝7
aのフロント側の端面がキー部材23に当接した状態で
は、キー部材23と連動ピン45のリヤ側の端部が当接
する。この時には、連動ピン45のフロント側の端部が
貫通孔7e内に突出し、かつ爪部材42の上方側の端部
をばね44に抗して反時計方向に揺動させるので、爪部
材42の爪42aとレバー25の歯部との係合が解除さ
れる様になっている。したがって、レバー25は、ばね
43に付勢されて非作動状態に復帰することができる。
その他の構成は、図1に示した実施例と同様である。以
上のように構成した第2実施例においては、図示非作動
状態からブレーキペダルが踏み込まれて入力軸14がお
よび弁プランジャ7が前進されると、キー部材23がシ
ェル1の段部端面から離隔するとともに、弁プランジャ
7と一体となってスリーブ8も前進される。ここで、爪
部材42はばね44によって付勢されているので、それ
に当接した連動ピン45がリヤ側に押されて、環状溝7
a内でキー部材23がリヤ側に移動される。これに伴っ
て、爪部材42の爪42aがレバー25側の歯部の下方
側の箇所に係合する。この後、弁プランジャ7の前進に
伴って、真空弁座9が弁体11に着座して真空弁31が
閉鎖された後、弁体11が大気弁座6から離座して大気
弁17が開放される。また、この時には、レバー25の
上方側の端部がプラグ16の端面に当接して時計方向に
揺動され、それに伴って、爪部材42の爪42aがレバ
ー25側の歯部の下方側の箇所から順次上方側の歯部に
係合していく。また、これに伴って、レバー25によっ
てスリーブ8を弁プランジャ7に対して相対的に前進さ
せるので、上記大気弁17が大きな開度となりその状態
が維持される。これにより、大気通路15内の大気は、
大きな開度に維持された大気弁17を流通してから変圧
室Bに迅速に導入される。したがって、ブレーキ倍力装
置が迅速に作動される。また、この第2実施例について
も、上記第1実施例と同様の漏斗形部材28を設けてい
るので、作動された後のブレーキ倍力装置のサーボ比
は、上記第1実施例の場合と同様に、作動開始後の前半
では大きなサーボ比で出力が上昇し、作動開始後の後半
では小さなサーボ比で出力が上昇する。このようにして
ブレーキ倍力装置が作動された後に、ブレーキペダルの
踏み込みが開放されると、各構成部材は、キー部材23
がシェル1の段部端面に当接する図6に示した非作動位
置に復帰する。そして、この時には、キー部材23に当
接して前進された連動ピン45によって、爪部材42が
反時計方向に回転されるので、爪部材42の爪42aと
レバー25の歯部との係合状態が解除されて、レバー2
5も非作動状態に復帰する。このような構成の第2実施
例によっても、上述した第1実施例と同様の作用効果を
得ることができる。
【0007】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、比較的簡
単な構造によって、急制動時における作動応答性が良好
な倍力装置を提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1に示した要部の作動状態を示す断面図。
【図3】図1に示した要部の作動状態を示す断面図。
【図4】図1に示した要部の作動状態を示す断面図。
【図5】図1に示した実施例が作動された後の入力と出
力の関係を示す図
【図6】本発明の第2実施例を示す断面図。
【図7】図6の要部の平面図。
【図8】図7の左側面図。
【符号の説明】
2…バルブボデイ 3…パワーピストン 5…弁機構 6…大気弁座 7…弁プランジャ 8…スリーブ 9…真空弁座 11…弁体 17…大気弁座 25…レバー A…定圧室 B…変圧室

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル内に摺動自在に設けた概略筒状の
    バルブボディと、このバルブボディの外周部に設けたパ
    ワーピストンと、このパワーピストンの前後に区画形成
    した定圧室と変圧室と、上記バルブボディ内に設けられ
    るとともに入力軸によって作動されてバルブボディ内の
    流路の開閉制御を行なう弁機構とを備え、 上記弁機構は、バルブボディ内に移動可能に設けられて
    上記入力軸と連動する弁プランジャと、上記バルブボデ
    ィ内に設けた弁体と、この弁体とそれが接離する真空弁
    座とからなる真空弁と、上記弁体とそれが接離する大気
    弁座とからなる大気弁とを備えた倍力装置において、 上記弁プランジャが上記バルブボディに対して前進する
    と、上記弁体を上記大気弁座から離隔させる方向に移動
    するように構成するとともに、上記弁プランジャの上記
    バルブボディに対する移動量よりも上記弁体の上記バル
    ブボディに対する移動量を大きくする手段を設け、該バ
    ルブボディに対する移動量を大きくする手段が作動され
    ると、上記弁体の上記バルブボディに対する移動量は上
    記弁プランジャの上記バルブボディに対する移動量より
    も比例的に大きくなることを特徴とする倍力装置。
  2. 【請求項2】 上記弁機構は、さらに、上記バルブボデ
    ィ内に進退動自在に設けたスリーブを有し、上記弁プラ
    ンジャが上記バルブボディに対して前進すると、上記ス
    リーブが上記バルブボディに対して移動して、上記弁体
    を上記大気弁座から離隔する方向に移動させるととも
    に、上記弁体のその位置を保持させる手段と、その保持
    状態から非作動状態に戻すときに、上記保持した状態を
    解除して上記弁体を非作動位置に復帰させる手段を設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の倍力装置。
  3. 【請求項3】 上記移動量を大きくする手段は、上記バ
    ルブボディ内に揺動可能に設けたレバーを備え、上記弁
    プランジャが上記バルブボディに対して前進すると、上
    記レバーが揺動して上記スリーブを上記バルブボディに
    対して移動させて上記弁体を上記大気弁座から離隔する
    方向に移動させることを特徴とする請求項2に記載の倍
    力装置。
  4. 【請求項4】 上記弁体のその位置を保持させる手段
    は、上記レバーに係合して上記レバーの揺動位置を保持
    する爪部材を有し、上記非作動位置に復帰させる手段
    は、非作動位置に戻ったときに上記爪部材に作用して上
    記レバーと爪部 材との係合を解除する連動ピンを有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の倍力装置。
  5. 【請求項5】 上記入力軸への入力が所定値以上になる
    と、サーボ比が変更されることを特徴とする請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載の倍力装置。
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