JP3456506B2 - 倍力装置 - Google Patents
倍力装置Info
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- JP3456506B2 JP3456506B2 JP35042895A JP35042895A JP3456506B2 JP 3456506 B2 JP3456506 B2 JP 3456506B2 JP 35042895 A JP35042895 A JP 35042895A JP 35042895 A JP35042895 A JP 35042895A JP 3456506 B2 JP3456506 B2 JP 3456506B2
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- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve body
- atmosphere
- sleeve
- booster
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T13/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
- B60T13/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
- B60T13/66—Electrical control in fluid-pressure brake systems
- B60T13/72—Electrical control in fluid-pressure brake systems in vacuum systems or vacuum booster units
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のブレーキ等に用
いられる倍力装置に関し、より詳しくは、その弁機構の
改良に関する。
いられる倍力装置に関し、より詳しくは、その弁機構の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、倍力装置として次のようなものは
知られている。すなわち、シェル内に摺動自在に設けた
概略筒状のバルブボデイと、このバルブボデイの外周部
に設けたパワーピストンと、このパワーピストンの前後
に区画形成した定圧室と変圧室と、上記バルブボデイ内
に設けられ、入力軸の進退動に連動してバルブボディ内
の流路の開閉制御を行う弁機構とを備えた倍力装置は知
られている。このような従来一般の倍力装置では、弁機
構は大気弁と真空弁とを備えており、大気弁はバルブボ
ディに設けた大気弁座とそれに接離する弁体によって構
成されており、また真空弁は弁プランジャに設けた真空
弁座とそれに接離する上記弁体とによって構成されてい
たものである。そして、従来では、上記両弁座はリヤ側
にむけて設けられるとともに、上記弁体は両弁座に対向
するようにフロント側にむけて設けられている。このよ
うな従来の倍力装置の非作動状態では、弁体は大気弁座
に着座するとともに真空弁座から離隔しているので、大
気弁が閉鎖される一方、真空弁が開放されている。そし
て、非作動状態からブレーキペダルが踏み込まれて入力
軸および弁プランジャが前進されると、上記真空弁が閉
鎖された後に大気弁が開放される。これにより、定圧室
と変圧室との間に差圧が生じて、バルブボディが前進さ
れて倍力装置が作動される。
知られている。すなわち、シェル内に摺動自在に設けた
概略筒状のバルブボデイと、このバルブボデイの外周部
に設けたパワーピストンと、このパワーピストンの前後
に区画形成した定圧室と変圧室と、上記バルブボデイ内
に設けられ、入力軸の進退動に連動してバルブボディ内
の流路の開閉制御を行う弁機構とを備えた倍力装置は知
られている。このような従来一般の倍力装置では、弁機
構は大気弁と真空弁とを備えており、大気弁はバルブボ
ディに設けた大気弁座とそれに接離する弁体によって構
成されており、また真空弁は弁プランジャに設けた真空
弁座とそれに接離する上記弁体とによって構成されてい
たものである。そして、従来では、上記両弁座はリヤ側
にむけて設けられるとともに、上記弁体は両弁座に対向
するようにフロント側にむけて設けられている。このよ
うな従来の倍力装置の非作動状態では、弁体は大気弁座
に着座するとともに真空弁座から離隔しているので、大
気弁が閉鎖される一方、真空弁が開放されている。そし
て、非作動状態からブレーキペダルが踏み込まれて入力
軸および弁プランジャが前進されると、上記真空弁が閉
鎖された後に大気弁が開放される。これにより、定圧室
と変圧室との間に差圧が生じて、バルブボディが前進さ
れて倍力装置が作動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の倍力装置では、運転者がブレーキペダルを急激に踏
み込だ急制動時に作動応答性が悪いという欠点があっ
た。この原因としては次のようなことが考えられる。つ
まり、上記従来の構成においてブレーキペダルが急激に
踏み込まれると、入力軸および弁プランジャも急激に前
進されるので、上記真空弁が閉鎖された後に大気弁が大
きく離隔して開放され、それによって倍力装置が大きな
出力で作動される。しかしながら、このようにして倍力
装置が作動されたのちバルブボディも前進されるので、
弁プランジャに対して相対的にバルブボディが近接する
ことになり、離隔している状態の弁体と大気弁座が近接
し、それによって大気弁の開度が急速に小さくなり、倍
力装置の出力が減少する。したがって、従来の倍力装置
では、急制動時の作動応答性が悪いという欠点が指摘さ
れていたものである。
来の倍力装置では、運転者がブレーキペダルを急激に踏
み込だ急制動時に作動応答性が悪いという欠点があっ
た。この原因としては次のようなことが考えられる。つ
まり、上記従来の構成においてブレーキペダルが急激に
踏み込まれると、入力軸および弁プランジャも急激に前
進されるので、上記真空弁が閉鎖された後に大気弁が大
きく離隔して開放され、それによって倍力装置が大きな
出力で作動される。しかしながら、このようにして倍力
装置が作動されたのちバルブボディも前進されるので、
弁プランジャに対して相対的にバルブボディが近接する
ことになり、離隔している状態の弁体と大気弁座が近接
し、それによって大気弁の開度が急速に小さくなり、倍
力装置の出力が減少する。したがって、従来の倍力装置
では、急制動時の作動応答性が悪いという欠点が指摘さ
れていたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、シェル内に摺動自在に設けた概略筒状のバル
ブボデイと、このバルブボデイの外周部に設けたパワー
ピストンと、このパワーピストンの前後に区画形成した
定圧室と変圧室と、上記バルブボデイ内に設けられ、入
力軸の進退動に連動してバルブボディ内の流路の開閉制
御を行う弁機構とを備え、上記弁機構は大気弁と真空弁
とを備えており、上記大気弁は大気弁座とそれに接離す
る弁体によって構成され、また上記真空弁は真空弁座と
それに接離する上記弁体とによって構成され、入力軸お
よび弁プランジャが前進されると、上記真空弁が閉鎖さ
れるとともに大気弁が開放されるようになっている倍力
装置において、上記入力軸の前進に連動して上記弁プラ
ンジャが前進し、上記弁プランジャの上記バルブボデイ
に対する相対移動が所定値を超えた時に、上記弁体を大
気弁座から離隔させる方向に移動させ、かつ上記弁体の
その位置を保持させる手段を設けたものである。
本発明は、シェル内に摺動自在に設けた概略筒状のバル
ブボデイと、このバルブボデイの外周部に設けたパワー
ピストンと、このパワーピストンの前後に区画形成した
定圧室と変圧室と、上記バルブボデイ内に設けられ、入
力軸の進退動に連動してバルブボディ内の流路の開閉制
御を行う弁機構とを備え、上記弁機構は大気弁と真空弁
とを備えており、上記大気弁は大気弁座とそれに接離す
る弁体によって構成され、また上記真空弁は真空弁座と
それに接離する上記弁体とによって構成され、入力軸お
よび弁プランジャが前進されると、上記真空弁が閉鎖さ
れるとともに大気弁が開放されるようになっている倍力
装置において、上記入力軸の前進に連動して上記弁プラ
ンジャが前進し、上記弁プランジャの上記バルブボデイ
に対する相対移動が所定値を超えた時に、上記弁体を大
気弁座から離隔させる方向に移動させ、かつ上記弁体の
その位置を保持させる手段を設けたものである。
【0005】
【作用】上述した構成によれば、ブレーキペダルが急激
に踏み込まれると、上記弁プランジャがバルブボディに
対して所定値を超えて前進されるようになる。すると、
上記弁体は大気弁座から離隔する方向に移動されて、弁
体はその位置に保持される。つまり大気弁が大きく開放
される。そのため、ブレーキペダルの踏力に応じた倍力
装置の最大出力を迅速に得ることができる。なお、ブレ
ーキペダルが急激に踏み込まれない通常のブレーキ踏み
込み時には、従来公知の倍力装置と同様の作用を得るこ
とができる。したがって、上述した従来に比較すると、
急制動時における作動応答性が良好な倍力装置を提供す
ることができる。
に踏み込まれると、上記弁プランジャがバルブボディに
対して所定値を超えて前進されるようになる。すると、
上記弁体は大気弁座から離隔する方向に移動されて、弁
体はその位置に保持される。つまり大気弁が大きく開放
される。そのため、ブレーキペダルの踏力に応じた倍力
装置の最大出力を迅速に得ることができる。なお、ブレ
ーキペダルが急激に踏み込まれない通常のブレーキ踏み
込み時には、従来公知の倍力装置と同様の作用を得るこ
とができる。したがって、上述した従来に比較すると、
急制動時における作動応答性が良好な倍力装置を提供す
ることができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、ブレーキ倍力装置のシェル1内には
概略筒状のバルブボデイ2を摺動自在に設けてあり、バ
ルブボデイ2のリヤ側の外周部はシェル1の外部に突出
させている。上記バルブボデイ2の外周部にはパワーピ
ストン3を連結してあり、このパワーピストン3の背面
にはダイアフラム4を張設している。それによってシェ
ル1内をフロント側の定圧室Aとリヤ側の変圧室Bとに
区画形成している。バルブボデイ2内には、上記定圧室
Aと変圧室Bと大気との間の流体回路を切り換える弁機
構5を設けている。この弁機構5は、バルブボディ2に
設けた環状の大気弁座6と、バルブボディ2に摺動自在
に嵌合した弁プランジャ7と、スリーブ8に設けた環状
の真空弁座9と、これら両弁座6,9に着座する概略筒
状の弁体11と、この弁体11を両弁座6,9に向けて
付勢して着座させる第1ばね12と、さらにスリーブ8
を図示非作動位置に位置させる第2ばね14とを備えて
いる。なお、弁プランジャ7に連結した入力軸13は、
図示しないブレーキペダル用のリターンばねの弾撥力に
よって図示非作動位置に位置するようになっている。し
かして、本実施例は上記弁機構5を改良することによ
り、急制動時におけるブレーキ倍力装置の作動応答性を
向上させたものである。すなわち、バルブボディ2の内
周部にはフロント側にむけて伸びる環状突起2aを形成
してあり、この環状突起2aの先端部によって上記大気
弁座6を構成している。また、上記大気弁座6の外方側
の軸方向孔2bおよびそのリヤ側に連続するバルブボデ
ィ2の内部空間によって大気通路15を構成している。
この大気通路15には常時大気が導入されている。他
方、弾性体からなる弁体11は、上記大気弁座6および
真空弁座9に対向するようにリヤ側に向けて配置してい
る。弁体11のフロント側の端部は肉厚にしてあり、そ
の端部を円筒状のプラグ16のリヤ側外周部に設けた環
状溝に嵌装してあり、その状態の弁体11のフロント側
の端部およびプラグ16の外周部をバルブボディ2の内
周部にフロント側から圧入している。弁体11のシート
部の裏面とプラグ16の段部とにわたって上記第1ばね
12を弾装してあり、この第1ばね12の弾撥力によっ
て、弁体11のシート部が上記両弁座6,9に着座する
ようになっている。また、本実施例では、上記大気弁座
6とそれに接離する弁体11のシート部とによって、上
記大気通路15を開閉する大気弁17を構成している。
なお、本実施例のプラグ16は、実質的にバルブボディ
2の一部を構成するものである。次に、本実施例の弁プ
ランジャ7は、その軸方向中央に第1環状溝7aを形成
してあり、バルブボディ2に設けた半径方向孔2cを介
して、この第1環状溝7aにキー部材22を係合させて
いる。これにより、弁プランジャ7がバルブボディ2か
ら脱落するのを防止している。第1環状溝7aよりもフ
ロント側となる弁プランジャ7の外周部には、所定の幅
と深さで第2環状溝7bを形成してあり、この第2環状
溝7bを含めた弁プランジャ7のフロント側の外周部に
スリーブ8を気密を保持して摺動自在に嵌装している。
スリーブ8は、フロント側の端部に半径方向外方に伸び
るフランジ部8aを備えるとともに、リヤ側の端部に半
径方向内外に伸びるフランジ部8bを備えている。そし
て、リヤ側のフランジ部8bにおける内周部は、上記弁
プランジャ7の第2環状溝7b内に係合させている。し
たがって、スリーブ8のリヤ側のフランジ部8bが弁プ
ランジャ7の第2環状溝7b内で軸方向に移動可能な範
囲内で、スリーブ8と弁プランジャ7とが軸方向に相対
移動できるようになっている。リヤ側のフランジ部8b
の外周部は、上記大気弁座6の隣接内方側に位置してお
り、また、リヤ側のフランジ部8bの外周部における弁
体1との対向位置をフロント側に膨出する環状突起とし
てあり、そこを上記真空弁座9としている。この真空弁
座9と、それに接離する弁体11のシート部とによって
真空弁23を構成している。また、真空弁23および弁
体11の内方の空間およびそれから連続するプラグ16
のスリット16aとによって真空通路24を構成してい
る。この真空通路24は上記定圧室Aと常時連通してお
り、定圧室A内には図示しない負圧導入管を介して常時
負圧が導入されているので、上記真空通路24内にも常
時負圧が作用している。また、大気弁17と真空弁23
との間の空間は、バルブボディ2の半径方向孔2cから
構成した変圧通路25を介して変圧室Bに連通してい
る。さらに、本実施例では、環状の永久磁石26を環状
のリテーナ27の環状溝内に収納し、その状態のリテー
ナ27を、上記プラグ16の内周部にフロント側から圧
入して、プラグ16の内周部の段部に当接させている。
これにより、上記スリーブ8のフロント側の隣接位置に
永久磁石26を位置させている。また、リテーナ27と
スリーブ8のリヤ側のフランジ部8bとにわたって、上
記第2ばね14を弾装しているので、スリーブ8は弁プ
ランジャ7に対して常時リヤ側に向けて付勢されてお
り、図示ブレーキ倍力装置の非作動状態では、スリーブ
8のフランジ部8bの内周部が弁プランジャ7の環状溝
7bにおけるリヤ側の端面に当接している。この非作動
状態では、磁性体からなるスリーブ8のフランジ部8a
は、上記永久磁石26から離隔している。また、この時
には、真空弁座9が弁体11から離座して真空弁23は
開放されている。なお、第2ばね14の弾撥力は、永久
磁石26の磁力によってスリーブ8が永久磁石26に吸
着される付勢力よりも弱いものを採用している。しかし
ながら、図示しないブレーキペダル用のリターンばねの
弾撥力は、スリーブ8を吸引してフロント側に付勢する
永久磁石26の付勢力よりも大きいので、ブレーキペダ
ルが踏み込まれていない非作動状態では永久磁石26と
スリーブ8とが強制的に離隔するようになっている。ま
た、ブレーキペダルが普通の速さで踏み込まれて、真空
弁23が閉鎖し、大気弁17が開放されたブレーキ倍力
装置の作動時には、弁体11に当接した状態のスリーブ
8に対して、第1ばね12および第2ばね14の付勢力
が作用してスリーブ8をリヤ側に付勢しているので、こ
の場合にも、永久磁石26とスリーブ8とが離隔するよ
うになっている(図2)。これに対して、ブレーキペダ
ルが急激に踏み込まれた急制動時には、弁プランジャ7
およびスリーブ8が図1に示した状態でバルブボディ2
に対して相対的にフロント側に向けて急激に前進され
る。すなわち、ブレーキペダルが普通の速さで踏み込ま
れる通常のブレーキ作動時と比較すると、弁プランジャ
7がバルブボディ2に対して所定値を超えて前進され
る。そのため、スリーブ8のフランジ部8aが永久磁石
26に近接するようになり、該スリーブ8のフランジ部
8aは永久磁石によって吸引されてから吸着保持され
る。これにより、真空弁23が閉鎖された直後に大気弁
17が開放され、その大気弁17の開度は、最大の開度
に維持される(図3)。つまり、弁体11は大気弁座6
から離隔する方向に移動され、その位置に保持される。
これにより、大気通路15内の大気が、最大開度に維持
されている大気弁17を流通し、さらに上記変圧通路2
5を介して変圧室Bに導入される。したがって、ブレー
キペダルの踏力に応じた最大の出力で、かつ迅速にブレ
ーキ倍力装置が作動される。そして、ブレーキペダルが
踏み込まれている限り、スリーブ8のフランジ部8aは
永久磁石26に吸着されているので、弁体11と大気弁
座6とが最大開度に維持され、したがって大気弁17が
最大開度に維持されている。なお、この後、ブレーキペ
ダルの踏み込みが解放されると、ブレーキペダル用のリ
ターンばねの弾撥力によって、バルブボディ2に対して
弁プランジャ7が僅かにリヤ側に後退し、それによっ
て、弁プランジャ7の環状溝7bのフロント側の端面が
スリーブ8のフランジ部8bと当接することで、弁プラ
ンジャ7とスリーブ8が一体となり、さらにその後、一
体となった弁プランジャ7とスリーブ8が上記ブレーキ
ペダル用のリターンばねの弾撥力によってバルブボディ
2に対して相対的にリヤ側に移動するので、永久磁石2
6からスリーブ8のフランジ部8aが強制的に離隔され
る。この後、キー部材22がシェル1の段部端面に当接
して図示非作動位置に停止すると、第2ばね14の弾撥
力によって、スリーブ8が弁プランジャ7に対して環状
溝7bの幅の分だけ相対的にリヤ側に移動されて、図1
に示すように、リヤ側のフランジ部8bが環状溝7bの
リヤ側の端面に当接する位置に維持される様になってい
る。次に、上記プラグ16に圧入したリテーナ27の内
周部には、上記弁プランジャ7のフロント側の外周部を
摺動自在に嵌合してあり、また、リテーナ27のフロン
ト側の端面には、円盤状のリアクションディスク28を
当接させている。このリアクションディスク28は、プ
ッシュロッド31の基部に設けた凹部31a内に収納し
てあり、該凹部31aの先端部は、上記リテーナ27に
おける外周側の筒状部に摺動自在に嵌合している。ま
た、プッシュロッド31のフロント側に嵌装した環状の
リテーナ32をフロント側からバルブボディ2の内周部
に嵌合させて、プラグ16のフロント側の端面およびバ
ルブボディ2の段部端面に当接させている。それによっ
て、プッシュロッド31およびプラグ16がバルブボデ
ィ2からフロント側にむけて脱落するのを防止してい
る。さらに、上述したリテーナ32とシェル1のフロン
ト側の壁面とにわたってはリターンスプリング33を弾
装してあり、したがって、バルブボディ2等はリヤ側に
付勢されて図示非作動位置に位置している。(作動説
明)以上の構成において、図1に示したブレーキ倍力装
置の非作動状態では、外方側に位置する大気弁17は、
弁体11のシート部が第1ばね12に付勢されて大気弁
座6に着座することで閉鎖されている。また、バルブデ
ィ2はキー部材22に当接しており、またこのキー部材
22が弁プランジャ7の第1環状溝7aのフロント側の
端面に当接して、その位置に維持されている。また、こ
の状態では、スリーブ8のフランジ部8aは、永久磁石
26から離隔するとともに、リヤ側のフランジ部8bは
第2ばね14に付勢されて環状溝7bのリヤ側の端面に
当接している。これにより、真空弁座9が弁体11のシ
ート部から離座して真空弁23は開放されている。した
がって、真空通路24および変圧通路25を介して定圧
室Aと変圧室Bとが連通し、それら両室A,Bには負圧
が導入されている。次に、上記非作動状態からごく普通
の速さでブレーキペダルが踏み込まれると、それに連動
して入力軸13が前進される。すると、該入力軸13に
連動して弁プランジャ7およびスリーブ8が一体となっ
て前進(左行)されるので、第2ばね14が圧縮されて
真空弁24が閉鎖された後、大気弁17が開放される。
これにより、従来と同様に、定圧室Aと変圧室Bとの連
通状態が阻止される一方、開放された大気弁17を介し
て大気通路15内の大気が変圧室Bに導入されるので、
定圧室Aと変圧室Bとの間に差圧が生じてバルブボディ
2およびプッシュロッド31が前進されて、所定のサー
ボ比の出力を得ることができる。なお、このように上記
非作動状態からごく普通の速さでブレーキペダルが踏み
込まれてブレーキ倍力装置が作動されると、スリーブ8
のフロント側のフランジ部8aが永久磁石26に対して
近接されるようになる。このとき、バルブボディ2はフ
ロント側に向けて前進されることに伴って、永久磁石2
6がスリーブ8のフロント側のフランジ部8aから離隔
することになり、かつ、両ばね12,14の弾撥力によ
ってスリーブ8がリヤ側に付勢されているので、永久磁
石26の磁力によってスリーブ8のフランジ部8aが吸
着されることはない(図2)。換言すると、スリーブ8
は弁プランジャ7に対して軸方向に相対移動することは
ない。また、この作動状態からブレーキペダルの踏み込
みを解放すると、リターンスプリング33によってバル
ブボディ2は図示非作動位置に復帰するとともに、ブレ
ーキペダル用の図示しないリターンばねおよび第2ばね
14の付勢力によって、弁プランジャ7およびスリーブ
8は図示非作動位置に復帰するとともに、第1ばね12
の付勢力によって弁体11も図示非作動位置に復帰す
る。上述した通常のブレーキペダルの踏み込み時に対し
て、上記非作動状態からブレーキペダルが急激に踏み込
まれると、それに連動して、入力軸13、弁プランジャ
7およびスリーブ8がバルブボディ2に対して急激に前
進される。これにより、スリーブ8のフランジ部8aが
永久磁石26の磁力が強く作用する程に近い位置まで近
接するので、永久磁石26の磁力によってスリーブ8が
フロント側にむけて吸引されて、弁プランジャ7に対し
てスリーブ8がフロント側にむけて相対的に摺動した後
に永久磁石26にスリーブ8が吸着保持される。この過
程において、真空弁座9が弁体11に着座して真空弁2
3が閉鎖された後、弁体11が大気弁座6から離座して
大気弁17が開放される。そして、永久磁石26の磁力
によってスリーブ8が吸引されてから吸着されることに
より、弁体11が大気弁座11から最も離隔した状態、
すなわち大気弁17が最大の開度で開放された状態が維
持される(図3)。これによって、最大開度に開放され
た大気弁17を介して大気が変圧室B内に導入されるの
で、ブレーキペダルの踏み込み力に応じたブレーキ倍力
装置の最大出力を迅速に得ることができる。したがっ
て、ブレーキペダルが急激に踏み込まれる急制動時に置
けるブレーキ倍力装置の作動応答性を良好なものとする
ことができる。そして、このような急制動時の作動状態
において、ブレーキペダルが踏み込まれている限り、ブ
レーキペダル用のリターンばねの付勢力は、入力軸13
および弁プランジャ7に作用しないので、永久磁石26
によってスリーブ8のフランジ部8aが吸着保持された
ままとなり、したがって、大気弁17は最大開度で開放
された状態が維持される。他方、上述した急制動時の作
動状態からブレーキペダルの踏み込みが解放されると、
リターンスプリング33によってバルブボディ2などが
非作動位置に復帰する。また、ブレーキペダル用のリタ
ーンばねの弾撥力によって入力軸13および弁プランジ
ャ7がリヤ側に戻されるので、弁プランジャ7の環状溝
7bのフロント側の端面がスリーブ8のリヤ側のフラン
ジ部8bと係合して、それらの部材が一体となり、その
ように一体となった両部材は、ブレーキペダル用のリタ
ーンばねによってさらにリヤ側に後退するので、スリー
ブ8のフランジ部8aが永久磁石26から離隔する。そ
の後、弁プランジャ7および入力軸13が図1に示した
非作動位置に復帰して停止した後、スリーブ8は第2ば
ね14の付勢力によって、弁プランジャ7の環状溝7b
内で相対的にリヤ側に移動されて、環状溝7bのリヤ側
の端面にフランジ部8bが当接する図示非作動位置に停
止する。つまり、上述した急制動時の作動状態からブレ
ーキペダルの踏み込みが解放されると、図1に示した通
常のブレーキ作動後のブレーキペダルの解放時と同様の
非作動状態となる。上述したように、本実施例によれ
ば、急制動時における作動応答性が良好なブレーキ倍力
装置を提供することができる。しかも、大気弁17を真
空弁23よりも外方側に位置させることができるので、
大気弁17を真空弁23の内方側に配置した従来の倍力
装置に比較して大気弁17の径を大きくすることができ
る。それによって、急制動時だけでなく通常のブレーキ
作動時におけるブレーキ倍力装置の作動応答性をも向上
させることができる。(第2実施例)次に、図4は本発
明の第2実施例を示したものである。この第2実施例で
は、弁プランジャ7における中径部7cにスリーブ8を
摺動自在に嵌装するようにしてあり、フランジ部8aの
隣接フロント側の位置となる弁プランジャ7の小径の外
周部に円弧状のリテーナ41を取り付けている。また、
リテーナ41と対向するフランジ部8aの内周部側は、
環状に窪ませてあり、その端面8a’をリテーナ41に
当接させるようにしている。このように、第2実施例で
は、スリーブ8のリヤ側のフランジ部8bが弁プランジ
ャ7における段部端面7dと当接した図4に示す位置
と、上記フランジ部8aの端面8aがリテーナ41と当
接する範囲内で、スリーブ8は弁プランジャ7に対して
軸方向に相対移動されるようになっている。また、この
第2実施例では、弁プランジャ7に対して入力軸13が
軸方向に相対移動できるように取り付けている。すなわ
ち、弁プランジャ7のリヤ側の軸部には、有底孔7eを
形成してあり、この有底孔7e内に入力軸13のフロン
ト側の端部を摺動自在に嵌合している。有底孔7eの開
口部には、環状のブッシュ42を嵌着して、入力軸13
のフロント側の端部が有底孔7eから脱落するのを防止
するとともに、ブッシュ42と入力軸13のフロント側
の端部とにわたって圧縮ばね43を弾装している。した
がって、非作動状態では、入力軸13のフロント側の端
部が有底孔7eの底部に当接し、また弁プランジャ7は
後退端に位置している。この状態からブレーキ倍力装置
が作動されて弁プランジャ7が前進された時には、上記
ばね43が圧縮されてブッシュ42のフロント側の端面
と入力軸13のフロント側の端部が当接される位置ま
で、弁プランジャ7が入力軸13に対して軸方向に相対
移動することができる。つまり、入力軸13は停止した
ままであり、したがって、入力軸13に連結した図示し
ないブレーキペダルも停止したままである。これによ
り、ブレーキペダルが運転者の意思とは関係なく勝手に
前進することを防止できるので、運転者のブレーキフィ
ーリングが阻害されることを防止できる。なお、上記ブ
ッシュ42は実質的に弁プランジャ7の一部を構成する
ものである。その他の構成は、上述した第1実施例の構
成と同じである。このような第2実施例の構成によって
も、上述した第1実施例と同様の作用効果を得ることが
できる。また、上述した第2実施例における弁プランジ
ャ7と入力軸13との連結構造は、いわゆる自動ブレー
キとしての機能を備えた倍力装置の弁プランジャと入力
軸との連結部分にも適用できる。自動ブレーキとしての
機能を備えた倍力装置の例としては、特開平1−127
446号に示されているように、定圧室内にベローズを
配設して、該ベローズと弁機構を介して変圧室に大気を
導入する様にした倍力装置が考えられる。このような倍
力装置に、第2実施例における弁プランジャ7と入力軸
13との連結構造を適用すれば、自動ブレーキとして倍
力装置を作動させた際に、ブレーキペダルが運転者の意
思とは関係なく勝手に前進することを防止できるので、
運転者のブレーキフィーリングが阻害されることを防止
することができる。
と、図1において、ブレーキ倍力装置のシェル1内には
概略筒状のバルブボデイ2を摺動自在に設けてあり、バ
ルブボデイ2のリヤ側の外周部はシェル1の外部に突出
させている。上記バルブボデイ2の外周部にはパワーピ
ストン3を連結してあり、このパワーピストン3の背面
にはダイアフラム4を張設している。それによってシェ
ル1内をフロント側の定圧室Aとリヤ側の変圧室Bとに
区画形成している。バルブボデイ2内には、上記定圧室
Aと変圧室Bと大気との間の流体回路を切り換える弁機
構5を設けている。この弁機構5は、バルブボディ2に
設けた環状の大気弁座6と、バルブボディ2に摺動自在
に嵌合した弁プランジャ7と、スリーブ8に設けた環状
の真空弁座9と、これら両弁座6,9に着座する概略筒
状の弁体11と、この弁体11を両弁座6,9に向けて
付勢して着座させる第1ばね12と、さらにスリーブ8
を図示非作動位置に位置させる第2ばね14とを備えて
いる。なお、弁プランジャ7に連結した入力軸13は、
図示しないブレーキペダル用のリターンばねの弾撥力に
よって図示非作動位置に位置するようになっている。し
かして、本実施例は上記弁機構5を改良することによ
り、急制動時におけるブレーキ倍力装置の作動応答性を
向上させたものである。すなわち、バルブボディ2の内
周部にはフロント側にむけて伸びる環状突起2aを形成
してあり、この環状突起2aの先端部によって上記大気
弁座6を構成している。また、上記大気弁座6の外方側
の軸方向孔2bおよびそのリヤ側に連続するバルブボデ
ィ2の内部空間によって大気通路15を構成している。
この大気通路15には常時大気が導入されている。他
方、弾性体からなる弁体11は、上記大気弁座6および
真空弁座9に対向するようにリヤ側に向けて配置してい
る。弁体11のフロント側の端部は肉厚にしてあり、そ
の端部を円筒状のプラグ16のリヤ側外周部に設けた環
状溝に嵌装してあり、その状態の弁体11のフロント側
の端部およびプラグ16の外周部をバルブボディ2の内
周部にフロント側から圧入している。弁体11のシート
部の裏面とプラグ16の段部とにわたって上記第1ばね
12を弾装してあり、この第1ばね12の弾撥力によっ
て、弁体11のシート部が上記両弁座6,9に着座する
ようになっている。また、本実施例では、上記大気弁座
6とそれに接離する弁体11のシート部とによって、上
記大気通路15を開閉する大気弁17を構成している。
なお、本実施例のプラグ16は、実質的にバルブボディ
2の一部を構成するものである。次に、本実施例の弁プ
ランジャ7は、その軸方向中央に第1環状溝7aを形成
してあり、バルブボディ2に設けた半径方向孔2cを介
して、この第1環状溝7aにキー部材22を係合させて
いる。これにより、弁プランジャ7がバルブボディ2か
ら脱落するのを防止している。第1環状溝7aよりもフ
ロント側となる弁プランジャ7の外周部には、所定の幅
と深さで第2環状溝7bを形成してあり、この第2環状
溝7bを含めた弁プランジャ7のフロント側の外周部に
スリーブ8を気密を保持して摺動自在に嵌装している。
スリーブ8は、フロント側の端部に半径方向外方に伸び
るフランジ部8aを備えるとともに、リヤ側の端部に半
径方向内外に伸びるフランジ部8bを備えている。そし
て、リヤ側のフランジ部8bにおける内周部は、上記弁
プランジャ7の第2環状溝7b内に係合させている。し
たがって、スリーブ8のリヤ側のフランジ部8bが弁プ
ランジャ7の第2環状溝7b内で軸方向に移動可能な範
囲内で、スリーブ8と弁プランジャ7とが軸方向に相対
移動できるようになっている。リヤ側のフランジ部8b
の外周部は、上記大気弁座6の隣接内方側に位置してお
り、また、リヤ側のフランジ部8bの外周部における弁
体1との対向位置をフロント側に膨出する環状突起とし
てあり、そこを上記真空弁座9としている。この真空弁
座9と、それに接離する弁体11のシート部とによって
真空弁23を構成している。また、真空弁23および弁
体11の内方の空間およびそれから連続するプラグ16
のスリット16aとによって真空通路24を構成してい
る。この真空通路24は上記定圧室Aと常時連通してお
り、定圧室A内には図示しない負圧導入管を介して常時
負圧が導入されているので、上記真空通路24内にも常
時負圧が作用している。また、大気弁17と真空弁23
との間の空間は、バルブボディ2の半径方向孔2cから
構成した変圧通路25を介して変圧室Bに連通してい
る。さらに、本実施例では、環状の永久磁石26を環状
のリテーナ27の環状溝内に収納し、その状態のリテー
ナ27を、上記プラグ16の内周部にフロント側から圧
入して、プラグ16の内周部の段部に当接させている。
これにより、上記スリーブ8のフロント側の隣接位置に
永久磁石26を位置させている。また、リテーナ27と
スリーブ8のリヤ側のフランジ部8bとにわたって、上
記第2ばね14を弾装しているので、スリーブ8は弁プ
ランジャ7に対して常時リヤ側に向けて付勢されてお
り、図示ブレーキ倍力装置の非作動状態では、スリーブ
8のフランジ部8bの内周部が弁プランジャ7の環状溝
7bにおけるリヤ側の端面に当接している。この非作動
状態では、磁性体からなるスリーブ8のフランジ部8a
は、上記永久磁石26から離隔している。また、この時
には、真空弁座9が弁体11から離座して真空弁23は
開放されている。なお、第2ばね14の弾撥力は、永久
磁石26の磁力によってスリーブ8が永久磁石26に吸
着される付勢力よりも弱いものを採用している。しかし
ながら、図示しないブレーキペダル用のリターンばねの
弾撥力は、スリーブ8を吸引してフロント側に付勢する
永久磁石26の付勢力よりも大きいので、ブレーキペダ
ルが踏み込まれていない非作動状態では永久磁石26と
スリーブ8とが強制的に離隔するようになっている。ま
た、ブレーキペダルが普通の速さで踏み込まれて、真空
弁23が閉鎖し、大気弁17が開放されたブレーキ倍力
装置の作動時には、弁体11に当接した状態のスリーブ
8に対して、第1ばね12および第2ばね14の付勢力
が作用してスリーブ8をリヤ側に付勢しているので、こ
の場合にも、永久磁石26とスリーブ8とが離隔するよ
うになっている(図2)。これに対して、ブレーキペダ
ルが急激に踏み込まれた急制動時には、弁プランジャ7
およびスリーブ8が図1に示した状態でバルブボディ2
に対して相対的にフロント側に向けて急激に前進され
る。すなわち、ブレーキペダルが普通の速さで踏み込ま
れる通常のブレーキ作動時と比較すると、弁プランジャ
7がバルブボディ2に対して所定値を超えて前進され
る。そのため、スリーブ8のフランジ部8aが永久磁石
26に近接するようになり、該スリーブ8のフランジ部
8aは永久磁石によって吸引されてから吸着保持され
る。これにより、真空弁23が閉鎖された直後に大気弁
17が開放され、その大気弁17の開度は、最大の開度
に維持される(図3)。つまり、弁体11は大気弁座6
から離隔する方向に移動され、その位置に保持される。
これにより、大気通路15内の大気が、最大開度に維持
されている大気弁17を流通し、さらに上記変圧通路2
5を介して変圧室Bに導入される。したがって、ブレー
キペダルの踏力に応じた最大の出力で、かつ迅速にブレ
ーキ倍力装置が作動される。そして、ブレーキペダルが
踏み込まれている限り、スリーブ8のフランジ部8aは
永久磁石26に吸着されているので、弁体11と大気弁
座6とが最大開度に維持され、したがって大気弁17が
最大開度に維持されている。なお、この後、ブレーキペ
ダルの踏み込みが解放されると、ブレーキペダル用のリ
ターンばねの弾撥力によって、バルブボディ2に対して
弁プランジャ7が僅かにリヤ側に後退し、それによっ
て、弁プランジャ7の環状溝7bのフロント側の端面が
スリーブ8のフランジ部8bと当接することで、弁プラ
ンジャ7とスリーブ8が一体となり、さらにその後、一
体となった弁プランジャ7とスリーブ8が上記ブレーキ
ペダル用のリターンばねの弾撥力によってバルブボディ
2に対して相対的にリヤ側に移動するので、永久磁石2
6からスリーブ8のフランジ部8aが強制的に離隔され
る。この後、キー部材22がシェル1の段部端面に当接
して図示非作動位置に停止すると、第2ばね14の弾撥
力によって、スリーブ8が弁プランジャ7に対して環状
溝7bの幅の分だけ相対的にリヤ側に移動されて、図1
に示すように、リヤ側のフランジ部8bが環状溝7bの
リヤ側の端面に当接する位置に維持される様になってい
る。次に、上記プラグ16に圧入したリテーナ27の内
周部には、上記弁プランジャ7のフロント側の外周部を
摺動自在に嵌合してあり、また、リテーナ27のフロン
ト側の端面には、円盤状のリアクションディスク28を
当接させている。このリアクションディスク28は、プ
ッシュロッド31の基部に設けた凹部31a内に収納し
てあり、該凹部31aの先端部は、上記リテーナ27に
おける外周側の筒状部に摺動自在に嵌合している。ま
た、プッシュロッド31のフロント側に嵌装した環状の
リテーナ32をフロント側からバルブボディ2の内周部
に嵌合させて、プラグ16のフロント側の端面およびバ
ルブボディ2の段部端面に当接させている。それによっ
て、プッシュロッド31およびプラグ16がバルブボデ
ィ2からフロント側にむけて脱落するのを防止してい
る。さらに、上述したリテーナ32とシェル1のフロン
ト側の壁面とにわたってはリターンスプリング33を弾
装してあり、したがって、バルブボディ2等はリヤ側に
付勢されて図示非作動位置に位置している。(作動説
明)以上の構成において、図1に示したブレーキ倍力装
置の非作動状態では、外方側に位置する大気弁17は、
弁体11のシート部が第1ばね12に付勢されて大気弁
座6に着座することで閉鎖されている。また、バルブデ
ィ2はキー部材22に当接しており、またこのキー部材
22が弁プランジャ7の第1環状溝7aのフロント側の
端面に当接して、その位置に維持されている。また、こ
の状態では、スリーブ8のフランジ部8aは、永久磁石
26から離隔するとともに、リヤ側のフランジ部8bは
第2ばね14に付勢されて環状溝7bのリヤ側の端面に
当接している。これにより、真空弁座9が弁体11のシ
ート部から離座して真空弁23は開放されている。した
がって、真空通路24および変圧通路25を介して定圧
室Aと変圧室Bとが連通し、それら両室A,Bには負圧
が導入されている。次に、上記非作動状態からごく普通
の速さでブレーキペダルが踏み込まれると、それに連動
して入力軸13が前進される。すると、該入力軸13に
連動して弁プランジャ7およびスリーブ8が一体となっ
て前進(左行)されるので、第2ばね14が圧縮されて
真空弁24が閉鎖された後、大気弁17が開放される。
これにより、従来と同様に、定圧室Aと変圧室Bとの連
通状態が阻止される一方、開放された大気弁17を介し
て大気通路15内の大気が変圧室Bに導入されるので、
定圧室Aと変圧室Bとの間に差圧が生じてバルブボディ
2およびプッシュロッド31が前進されて、所定のサー
ボ比の出力を得ることができる。なお、このように上記
非作動状態からごく普通の速さでブレーキペダルが踏み
込まれてブレーキ倍力装置が作動されると、スリーブ8
のフロント側のフランジ部8aが永久磁石26に対して
近接されるようになる。このとき、バルブボディ2はフ
ロント側に向けて前進されることに伴って、永久磁石2
6がスリーブ8のフロント側のフランジ部8aから離隔
することになり、かつ、両ばね12,14の弾撥力によ
ってスリーブ8がリヤ側に付勢されているので、永久磁
石26の磁力によってスリーブ8のフランジ部8aが吸
着されることはない(図2)。換言すると、スリーブ8
は弁プランジャ7に対して軸方向に相対移動することは
ない。また、この作動状態からブレーキペダルの踏み込
みを解放すると、リターンスプリング33によってバル
ブボディ2は図示非作動位置に復帰するとともに、ブレ
ーキペダル用の図示しないリターンばねおよび第2ばね
14の付勢力によって、弁プランジャ7およびスリーブ
8は図示非作動位置に復帰するとともに、第1ばね12
の付勢力によって弁体11も図示非作動位置に復帰す
る。上述した通常のブレーキペダルの踏み込み時に対し
て、上記非作動状態からブレーキペダルが急激に踏み込
まれると、それに連動して、入力軸13、弁プランジャ
7およびスリーブ8がバルブボディ2に対して急激に前
進される。これにより、スリーブ8のフランジ部8aが
永久磁石26の磁力が強く作用する程に近い位置まで近
接するので、永久磁石26の磁力によってスリーブ8が
フロント側にむけて吸引されて、弁プランジャ7に対し
てスリーブ8がフロント側にむけて相対的に摺動した後
に永久磁石26にスリーブ8が吸着保持される。この過
程において、真空弁座9が弁体11に着座して真空弁2
3が閉鎖された後、弁体11が大気弁座6から離座して
大気弁17が開放される。そして、永久磁石26の磁力
によってスリーブ8が吸引されてから吸着されることに
より、弁体11が大気弁座11から最も離隔した状態、
すなわち大気弁17が最大の開度で開放された状態が維
持される(図3)。これによって、最大開度に開放され
た大気弁17を介して大気が変圧室B内に導入されるの
で、ブレーキペダルの踏み込み力に応じたブレーキ倍力
装置の最大出力を迅速に得ることができる。したがっ
て、ブレーキペダルが急激に踏み込まれる急制動時に置
けるブレーキ倍力装置の作動応答性を良好なものとする
ことができる。そして、このような急制動時の作動状態
において、ブレーキペダルが踏み込まれている限り、ブ
レーキペダル用のリターンばねの付勢力は、入力軸13
および弁プランジャ7に作用しないので、永久磁石26
によってスリーブ8のフランジ部8aが吸着保持された
ままとなり、したがって、大気弁17は最大開度で開放
された状態が維持される。他方、上述した急制動時の作
動状態からブレーキペダルの踏み込みが解放されると、
リターンスプリング33によってバルブボディ2などが
非作動位置に復帰する。また、ブレーキペダル用のリタ
ーンばねの弾撥力によって入力軸13および弁プランジ
ャ7がリヤ側に戻されるので、弁プランジャ7の環状溝
7bのフロント側の端面がスリーブ8のリヤ側のフラン
ジ部8bと係合して、それらの部材が一体となり、その
ように一体となった両部材は、ブレーキペダル用のリタ
ーンばねによってさらにリヤ側に後退するので、スリー
ブ8のフランジ部8aが永久磁石26から離隔する。そ
の後、弁プランジャ7および入力軸13が図1に示した
非作動位置に復帰して停止した後、スリーブ8は第2ば
ね14の付勢力によって、弁プランジャ7の環状溝7b
内で相対的にリヤ側に移動されて、環状溝7bのリヤ側
の端面にフランジ部8bが当接する図示非作動位置に停
止する。つまり、上述した急制動時の作動状態からブレ
ーキペダルの踏み込みが解放されると、図1に示した通
常のブレーキ作動後のブレーキペダルの解放時と同様の
非作動状態となる。上述したように、本実施例によれ
ば、急制動時における作動応答性が良好なブレーキ倍力
装置を提供することができる。しかも、大気弁17を真
空弁23よりも外方側に位置させることができるので、
大気弁17を真空弁23の内方側に配置した従来の倍力
装置に比較して大気弁17の径を大きくすることができ
る。それによって、急制動時だけでなく通常のブレーキ
作動時におけるブレーキ倍力装置の作動応答性をも向上
させることができる。(第2実施例)次に、図4は本発
明の第2実施例を示したものである。この第2実施例で
は、弁プランジャ7における中径部7cにスリーブ8を
摺動自在に嵌装するようにしてあり、フランジ部8aの
隣接フロント側の位置となる弁プランジャ7の小径の外
周部に円弧状のリテーナ41を取り付けている。また、
リテーナ41と対向するフランジ部8aの内周部側は、
環状に窪ませてあり、その端面8a’をリテーナ41に
当接させるようにしている。このように、第2実施例で
は、スリーブ8のリヤ側のフランジ部8bが弁プランジ
ャ7における段部端面7dと当接した図4に示す位置
と、上記フランジ部8aの端面8aがリテーナ41と当
接する範囲内で、スリーブ8は弁プランジャ7に対して
軸方向に相対移動されるようになっている。また、この
第2実施例では、弁プランジャ7に対して入力軸13が
軸方向に相対移動できるように取り付けている。すなわ
ち、弁プランジャ7のリヤ側の軸部には、有底孔7eを
形成してあり、この有底孔7e内に入力軸13のフロン
ト側の端部を摺動自在に嵌合している。有底孔7eの開
口部には、環状のブッシュ42を嵌着して、入力軸13
のフロント側の端部が有底孔7eから脱落するのを防止
するとともに、ブッシュ42と入力軸13のフロント側
の端部とにわたって圧縮ばね43を弾装している。した
がって、非作動状態では、入力軸13のフロント側の端
部が有底孔7eの底部に当接し、また弁プランジャ7は
後退端に位置している。この状態からブレーキ倍力装置
が作動されて弁プランジャ7が前進された時には、上記
ばね43が圧縮されてブッシュ42のフロント側の端面
と入力軸13のフロント側の端部が当接される位置ま
で、弁プランジャ7が入力軸13に対して軸方向に相対
移動することができる。つまり、入力軸13は停止した
ままであり、したがって、入力軸13に連結した図示し
ないブレーキペダルも停止したままである。これによ
り、ブレーキペダルが運転者の意思とは関係なく勝手に
前進することを防止できるので、運転者のブレーキフィ
ーリングが阻害されることを防止できる。なお、上記ブ
ッシュ42は実質的に弁プランジャ7の一部を構成する
ものである。その他の構成は、上述した第1実施例の構
成と同じである。このような第2実施例の構成によって
も、上述した第1実施例と同様の作用効果を得ることが
できる。また、上述した第2実施例における弁プランジ
ャ7と入力軸13との連結構造は、いわゆる自動ブレー
キとしての機能を備えた倍力装置の弁プランジャと入力
軸との連結部分にも適用できる。自動ブレーキとしての
機能を備えた倍力装置の例としては、特開平1−127
446号に示されているように、定圧室内にベローズを
配設して、該ベローズと弁機構を介して変圧室に大気を
導入する様にした倍力装置が考えられる。このような倍
力装置に、第2実施例における弁プランジャ7と入力軸
13との連結構造を適用すれば、自動ブレーキとして倍
力装置を作動させた際に、ブレーキペダルが運転者の意
思とは関係なく勝手に前進することを防止できるので、
運転者のブレーキフィーリングが阻害されることを防止
することができる。
【0007】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、急制動
時における作動応答性が良好な倍力装置を提供すること
ができるという効果が得られる。
時における作動応答性が良好な倍力装置を提供すること
ができるという効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1の要部の作動状態を示した断面図。
【図3】図1の要部の急制動時の作動状態を示した断面
図。
図。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図。
2…バルブボデイ 3…パワーピストン
5…弁機構 6…大気弁座
7…弁プランジャ 8…スリーブ
9…真空弁座 11…弁体
13…入力軸 26…永久磁石
A…定圧室 B…変圧室
Claims (6)
- 【請求項1】 シェル内に摺動自在に設けた概略筒状の
バルブボデイと、このバルブボデイの外周部に設けたパ
ワーピストンと、このパワーピストンの前後に区画形成
した定圧室と変圧室と、上記バルブボデイ内に設けら
れ、入力軸の進退動に連動してバルブボディ内の流路の
開閉制御を行う弁機構とを備え、 上記弁機構は大気弁と真空弁とを備えており、上記大気
弁は大気弁座とそれに接離する弁体によって構成され、
また上記真空弁は真空弁座とそれに接離する上記弁体と
によって構成され、入力軸および弁プランジャが前進さ
れると、上記真空弁が閉鎖されるとともに大気弁が開放
されるようになっている倍力装置において、 上記入力軸の前進に連動して上記弁プランジャが前進
し、上記弁プランジャの上記バルブボデイに対する相対
移動が所定値を超えた時に、上記弁体を大気弁座から離
隔させる方向に移動させ、かつ上記弁体のその位置を保
持させる手段を設けた ことを特徴とする倍力装置。 - 【請求項2】 上記弁プランジャの上記バルブボディに
対する相対移動が所定値を超えた時に、上記弁体を上記
大気弁座から離隔される方向に移動させる上記バルブボ
ディに対する相対移動量を上記弁プランジャの上記バル
ブボディに対する相対移動量より大きくすることを特徴
とする請求項1に記載の倍力装置。 - 【請求項3】 上記弁体のその位置を保持させる手段
は、上記バルブボディ内に移動可能に設けられて上記弁
体に係合可能なスリーブを備えており、上記弁プランジ
ャの上記バルブボデイに対する相対移動が所定値を超え
た時に、上記スリーブが移動して上記弁体を上記大気弁
座から離隔させる方向に移動させることを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の倍力装置。 - 【請求項4】 上記弁体のその位置を保持させる手段
は、上記バルブボディに設けた永久磁石を備えており、
上記弁プランジャの上記バルブボデイに対する相対移動
が所定値を超えた時に、上記永久磁石の吸引力により上
記スリーブを移動させて、上記弁体を上記大気弁座から
離隔させる方向に移動させるとともに、その永久磁石の
吸引力により上記スリーブを上記弁体が移動した状態に
保持させることを特徴とする請求項2に記載の倍力装
置。 - 【請求項5】 上記弁体を上記大気弁座から離隔させる
方向に移動させ、かつ上記弁体のその位置を保持させた
状態から非作動状態に戻す時に、上記保持した状態を解
除して上記弁体を非作動位置に復帰させる手段を設けた
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに
記載の倍力装置。 - 【請求項6】 上記弁体を上記大気弁座から離隔させる
方向に移動させ、かつ上記弁体のその位置を保持させた
状態から非作動状態に戻す時に、上記保持した状態を解
除して上記弁体を非作動位置に復帰させる手段を設け、
上記弁体を非作動位置に復帰させる手段は、上記弁プラ
ンジャを非作動位置方向に付勢するリターンスプリング
を備えており、このリターンスプリングの付勢力が上記
永久磁石の吸引力より大きいことを特徴とする請求項4
に記載の倍力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35042895A JP3456506B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35042895A JP3456506B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 倍力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09175373A JPH09175373A (ja) | 1997-07-08 |
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ID=18410433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35042895A Expired - Fee Related JP3456506B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 倍力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3456506B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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