JP3454434B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JP3454434B2 JP29610092A JP29610092A JP3454434B2 JP 3454434 B2 JP3454434 B2 JP 3454434B2 JP 29610092 A JP29610092 A JP 29610092A JP 29610092 A JP29610092 A JP 29610092A JP 3454434 B2 JP3454434 B2 JP 3454434B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、油圧式エレベータの着
床制御に関する。 【0002】 【従来の技術】乗かごを油圧アクチュエータによって直
接または間接的に駆動される油圧エレベータでは、図5
に示すように、上昇方向ではポンプ96からの圧油を切
換弁94を介して油圧シリンダ91に供給する一方、ポ
ンプ96からの圧油を流量制御弁93を介してタンク9
7へ還流させ、流量制御弁93からタンク97への還流
量によって乗かご92の上昇速度を制御するブリードオ
フ方式が知られており、下降時には、乗かご92の自重
による油圧シリンダ91の圧油を流量制御弁95で調整
してタンク97へ排出させている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の制御装置では、流量制御弁93、95を特別に補償
しない限り、乗かご92の負荷及び作動油の変動によっ
て流量制御弁93、95の同一の開度であっても流量が
変化するため、図6に示すように、所定の定格速度Vt
で上昇中に減速点から所定の低速度VLまで減速した後
に所定の着床位置(乗かご92が所定の床面に到達する
位置)で停止させると、減速点から停止までの時間tL
−tD、tL'−tDが油圧エレベータの作動の度に変動し
て乗員に不快感を与えるだけでなく、ブリードオフの時
間が増大する場合にはエネルギーの損失を増加させてし
まうという問題点があった。 【0004】そこで本発明は、負荷及び温度の変動によ
る影響を抑制し、減速開始位置から着床位置までの時間
を常時一定に制御するエレベータの制御装置を提供する
ことを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、図1におい
て、乗かご2を駆動する油圧アクチュエータ50を備え
たエレベータにおいて、乗かご2が予め設定した減速開
始位置を通過するのを検出する手段52と、前記検出結
果に基づいて記憶手段60に格納された所定の速度に減
速指示する手段54と、乗かご2の速度を検出する手段
51と、前記減速手段54の指示速度と検出速度に応じ
て油圧アクチュエータ50を駆動する手段56と、乗か
ご2が予め設定した着床位置に到達するのを検出する手
段53と、前記着床位置での検出結果に基づいて油圧ア
クチュエータ50の駆動を停止する手段と、前記減速開
始位置から着床位置までの時間を計測する手段57と、
予め設定した時間と前記計測時間とを比較する手段58
と、前記比較結果が一致しないときに次回の前記所定の
速度を演算する手段59と、前記演算結果を所定の速度
として格納する記憶手段60とを備える。 【0006】 【作用】したがって、乗かごが減速開始位置を通過する
と、減速手段は記憶手段に格納された所定の速度まで減
速するよう駆動手段に指令を送出する。駆動手段は指示
速度と検出速度に基づいて油圧アクチュエータを減速
し、乗かごが着床位置に到達すると停止手段が駆動手段
を停止させ、乗かごを所定の停止位置に保持する。時間
計測手段で計測した時間と予め設定した減速開始位置か
ら停止位置までの時間とを比較し、比較結果が一致しな
い場合にはこの計測した時間から減速開始位置から停止
位置までの時間が所定の時間となるよう所定の速度を補
正するとともに、この補正した速度を所定の速度として
記憶手段に格納する。次に装置が作動すると、補正され
た速度で乗かごが駆動されるため、減速開始位置から停
止位置までの時間は所定の時間となる。 【0007】 【実施例】図2に本発明の実施例を示す。 【0008】図2において、2は図示しない建造物の内
部で上下方向で摺動自由に支持されたエレベータの乗か
ごで、この乗かご2は油圧シリンダ1に支持されるとと
もに上下方向に駆動される。 【0009】油圧シリンダ1を駆動する圧油はモータ5
に駆動されるポンプ6によって供給され、このポンプ6
が吐出した圧油はポンプ6への逆流を防止するチェック
弁4とコントローラ11に駆動される電磁弁3のチェッ
ク弁30を介して油圧シリンダ1に供給される一方、電
磁弁3の上流から分岐した作動油通路12に介装された
流量制御弁7を介してタンク13に還流する。 【0010】流量制御弁7はコントローラ11に駆動さ
れて油圧シリンダ1の作動速度を調整するもので、乗か
ご2の上昇方向ではポンプ6からの圧油をタンク13に
戻す量を調整して乗かご2の速度を制御する一方、乗か
ご2の下降方向では乗かご2の自重及び負荷による油圧
シリンダ1からの圧油を調整して、乗かご2の速度を制
御する。 【0011】図示しない建造物の所定の減速開始位置及
び着床位置には減速点スイッチ8と着床点スイッチ9が
それぞれ配設され、減速点スイッチ8及び着床点スイッ
チ9はそれぞれコントローラ11に接続されて乗かご2
が通過するとオンとなる。なお、減速点スイッチ8と着
床点スイッチ9との間は所定の距離を備えて配設され、
さらに、これら減速点スイッチ8及び着床点スイッチ9
は図示しない建造物の各階ごとに配設される。 【0012】油圧シリンダ1と電磁弁3との間には乗か
ご2の速度を検出する手段としての流量センサ10が設
けられ、流量センサ10は油圧シリンダ1に流入または
排出する圧油の流量をコントローラ11へ送る。 【0013】乗かご2を所定の床面まで上昇させるに
は、電磁弁3をチェック弁30の位置に切り換えるとと
もに、モータ5でポンプ6を駆動させて油圧シリンダ1
に圧油を供給する。このとき流量制御弁7は乗かご2の
速度が所定の定格速度になると開弁して余剰の圧油をタ
ンク13へブリードオフを行う。定格速度まで増速した
後に、後述する図3のフローチャートに基づいて乗かご
2を所定の床面に停止させる着床位置制御が行われる。 【0014】以下、図3に示すフローチャートに基づい
て、コントローラ11における制御の一例を詳述する。 【0015】乗かご2が所定の定格速度で上昇中におい
てS10で減速点スイッチ8がオンになるとS11の処
理へ進む。S11では乗かご2が減速点スイッチ8を通
過した時間tDが読み込まれるとともに、S12ではコ
ントローラ11に記憶されている所定の速度VLが読み
込まれてS13、14において油圧シリンダ1の減速が
開始される。 【0016】なお、このS12において、第1回目の読
み出しであれば、コントローラ11の記憶域には図4に
示す着床速度の目標値であるVL0が着床速度VLとして
格納されている。 【0017】S13では読み込んだ速度VLに応じて流
量制御弁7を開弁駆動し、ポンプ6が油圧シリンダ1に
供給する圧油をブリードオフして油圧シリンダ1の伸長
速度を減速する。S14では流量センサ10の測定流量
Qから算出される乗かご2の速度と前記S12で読み込
んだ着床速度VLとを比較して、この測定流量Qから算
出された速度QVと着床速度VLが等しくなると電磁弁3
の開弁駆動を停止し、S15の処理へ進んで乗かご2が
着床点スイッチ9をオンにする着床位置に到達したかを
判定する。このS15で減速点を通過した乗かご2が着
床位置に到達するまでの間は、図4に示すように、定格
速度Vtより十分低い着床速度VLで上昇する。 【0018】S15で乗かご2が着床点スイッチ9がオ
ンにすると、S16でモータ5を停止させてポンプ6か
らの圧油の供給を中止することで乗かご2を停止させ
る。このとき、電磁弁3はチェック弁30の位置に保持
されて、油圧シリンダ1からの圧油の排出を防いで乗か
ご2は所定の着床位置に保持される。 【0019】S17では乗かご2が着床点スイッチ9を
オンにしたときの時間を読み込んで、S18において前
記S12とS17で読み込んだ時間より乗かご2が減速
点スイッチ8から着床点スイッチ9へ到達するのに要し
た時間tと、減速開始位置から着床位置までの予め設定
した目標時間t0との比較を行う。ただし、時間t及び
0は次式で表され、tL0は予め設定した着床位置への
目標時間である。 【0020】t = tL−tD0= tL0ーtD このS18の比較で時間tと目標時間t0が等しければ
着床速度VLはそのまま保持されて終了する一方、時間
tと目標時間t0が一致しない場合には、温度や負荷の
変動により油圧シリンダ1の作動速度を補正する必要が
あると判定して、S19において減速開始位置から着床
位置までの乗かご2の変位時間が目標時間t0となるよ
う着床速度VL'に補正する。 【0021】この補正後の着床速度VL′は、目標時間
0、実時間t及び乗かご2を駆動した着床速度VLから
次式により求められる。 【0022】VL'=VL+α(t−t0) ただし、αは予め設定された係数である。 【0023】S19で求められた補正後の着床速度VL'
は、S20において所定の着床速度VLとして更新され
てコントローラ11の図示しないメモリに格納され、乗
かご2の次回の作動時には更新された着床速度VLによ
って駆動されるため、温度や負荷の変動による減速開始
位置から着床位置までの時間のずれを抑制することが可
能となって乗心地を向上させることができ、さらに、流
量制御弁7による無駄なブリードオフを抑制することで
エネルギー効率を向上させることができる。 【0024】このようにして、乗かご2が作動する度に
上記S10〜20の処理を繰り返すことでさらに温度や
負荷の変動を学習して着床速度VLを補正し、減速開始
位置から着床位置までの到達時間tを常時目標時間t0
に近付けることが可能となって、減速開始位置から着床
位置までの到達時間tのばらつきを抑制することができ
る。 【0025】一方、乗かご2を下降させる場合には、電
磁弁3を連通位置に切り換えるとともに、乗かご2の速
度が所定の定格速度Vtとなる開弁位置まで流量制御弁
7を開く。 【0026】乗かご2が減速点スイッチ8をオンにする
減速開始位置から着床位置までの減速は上記上昇時と同
様にして行えばよく、詳述はしないが、乗かご2が減速
点スイッチ8をオンにすると流量制御弁7を閉弁方向に
絞って着床速度VLを保持し、乗かご2が着床点スイッ
チ9をオンにすると電磁弁3をチェック弁30の位置に
切り換えて乗かご2の着床位置を保持する。 【0027】この下降時においても上記上昇時と同様に
減速開始位置から着床位置までの目標時間t0と実際の
時間tとを比較し、一致しない場合には着床速度VL
補正するとともに更新することにより、下降時において
も温度や負荷の変動を学習することで抑制し、減速開始
位置から着床位置までの時間を常時一定値に保つことが
可能となる。 【0028】なお、上記実施例において速度を検出する
手段として油圧シリンダ1と電磁弁3との間に流量セン
サ10を設けたが、図示はしないがストロークセンサな
どで直接乗かご2の速度を検出してもよい。 【0029】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、乗かごを
作動させる度に温度や負荷の変動による減速開始位置か
ら着床位置までの時間のずれを学習して着床する際の所
定の速度を補正し、減速開始位置から着床位置までの到
達時間を常時予め設定した時間に近付けることが可能と
なって、減速開始位置から着床位置までの到達時間のば
らつきを抑制して乗心地を向上させることができ、駆動
手段の稼働時間を一定に保持することによりエネルギー
効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のクレーム対応図である。 【図2】本発明の実施例を示す構成図である。 【図3】制御の一例を示すフローチャートである。 【図4】着床位置近傍における時間と速度の関係を示す
グラフである。 【図5】従来の例を示す構成図である。 【図6】同じく速度と時間の関係を示すグラフである。 【符号の説明】 1 油圧シリンダ 2 乗かご 3 電磁弁 7 流量制御弁 8 減速点スイッチ 9 着床点スイッチ 10 流量センサ 50 油圧アクチュエータ 51 速度検出手段 52 減速開始位置検出手段 53 着床位置検出手段 54 減速手段 55 停止手段 56 駆動手段 57 時間計測手段 58 比較手段 59 速度演算手段 60 記憶手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−47279(JP,A) 特開 昭63−306177(JP,A) 特開 昭57−199770(JP,A) 実開 昭60−107068(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 1/52

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 乗かごを駆動する油圧アクチュエータを
    備えたエレベータにおいて、乗かごが予め設定した減速
    開始位置を通過するのを検出する手段と、前記検出結果
    に基づいて記憶手段に格納された所定の速度に減速指示
    する手段と、乗かごの速度を検出する手段と、前記減速
    手段の指示速度と検出速度に応じて油圧アクチュエータ
    を駆動する手段と、乗かごが予め設定した着床位置に到
    達するのを検出する手段と、前記着床位置での検出結果
    に基づいて油圧アクチュエータの駆動を停止する手段
    と、前記減速開始位置から着床位置までの時間を計測す
    る手段と、予め設定した時間と前記計測時間とを比較す
    る手段と、前記比較結果が一致しないときに次回の前記
    所定の速度を演算する手段と、前記演算結果を所定の速
    度として格納する記憶手段とを備えたことを特徴とする
    エレベータの制御装置。
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