JP3447820B2 - バスコントローラ - Google Patents

バスコントローラ

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JP3447820B2
JP3447820B2 JP26422394A JP26422394A JP3447820B2 JP 3447820 B2 JP3447820 B2 JP 3447820B2 JP 26422394 A JP26422394 A JP 26422394A JP 26422394 A JP26422394 A JP 26422394A JP 3447820 B2 JP3447820 B2 JP 3447820B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】システムバスを介して複数のボー
ドが接続される情報処理装置において、システムバスを
利用したデータ転送を制御するバスコントローラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日の情報処理装置は、CPU(Centra
l Processing Unit )ボード等の複数のボードがシステ
ムバスにより接続されたシステム構成を採ることが多
い。システムバスを用いて構成された情報処理装置にお
いては、システムの構成をボード単位で変更することが
でき、それぞれ機能の異なる複数のボードを組み合わせ
て、柔軟にシステムを構築したり、拡張したりすること
が可能である。特に、複数のCPUボードをシステムバ
スで接続すれば、並列処理が可能なマルチプロセッサシ
ステムが実現できる。
【0003】図19は、一般的な情報処理装置のブロッ
ク図である。図19の情報処理装置はシステムバス4を
介して接続されたCPUボード1、メモリボード2、I
O(Input/Output)ボード3などの複数のボードで構成
される。
【0004】図20は、一般的なCPUボードの内部構
成を示すブロック図である。CPUボード1はCPU1
1、プログラムメモリ12、データメモリ13、バスコ
ントローラ14、およびそれらを結合する内部バス15
から構成される。CPU11は、プログラムメモリ12
から命令を読み出し、命令に従ってデータを読み出した
り、読み出したデータに対して演算を行ったり、演算の
結果を格納したりする。このときCPU11は、データ
をCPUボード1内のデータメモリ13から読み出した
り、バスコントローラ14を介してシステムバス4から
読み込んだりする。また、データをデータメモリ13に
格納したり、バスコントローラ14を介してシステムバ
ス4に送出したりする。
【0005】マルチプロセッサシステムにおいては、あ
るCPUボード1がシステムバス4との間でデータの入
出力を行っている間は、システムバス4がCPUボード
1に占有されるため、この間他のCPUボードはシステ
ムバス4を使用することができない。そこで、バスコン
トローラ14がデータの入出力を効率よく制御すること
が重要になる。
【0006】図21は、マルチプロセッサシステムにお
けるバスコントローラの一例を示すブロック図である。
図21のバスコントローラ14−1はCPU制御部1
6、メモリ制御部17、物理プロトコル制御部18から
構成されている。
【0007】データの転送を要求するCPUボード1で
は、CPU制御部16がCPU11からのバス転送要求
を受けてこれを物理プロトコル制御部18に伝える。物
理プロトコル制御部18は、CPU11のバス転送要求
をシステムバス4に固有の転送プロトコルに変換して送
出し、データ転送を行う。転送が終了すると物理プロト
コル制御部18は転送の完了をCPU制御部16へ伝
え、CPU制御部16は一連のデータ転送を終了する。
【0008】一方、転送に応答するCPUボード1のバ
スコントローラ14−1は、システムバス4上に送出さ
れた信号の送信先アドレスを、自己アドレスレジスタ5
に格納された自己のボードのアドレスと比較する。それ
らが一致すると、物理プロトコル制御部18がメモリ制
御部17を起動し、データメモリ13への転送を行う。
その後、メモリ制御部17は転送の完了を物理プロトコ
ル制御部18へ伝え、物理プロトコル制御部18がシス
テムバス4へ転送完了を伝える。
【0009】図22は、転送を要求するCPUボードが
転送に応答するCPUボードへデータの書き込み転送を
行う場合のタイミングチャートである。CPU11がシ
ステムバス4へのデータの送出、つまりバス書き込みを
行う場合、内部バス15を介して、CPU転送信号、C
PU書き込みアドレス、CPU書き込みデータをバスコ
ントローラ14−1に与える。バスコントローラ14−
1は、システムバス4上の他の転送信号と衝突しないよ
うにバス調停信号による調停を行った後、バス転送信号
とアドレス/データ信号をシステムバス4上に送出す
る。
【0010】システムバス4上の転送信号をモニタして
いる他のボードのうち、アドレス/データ信号中のアド
レスで指定されたCPUボードが応答ボードとなり、そ
のバスコントローラ14−1が、内部バス15を介し
て、データメモリ13にメモリ選択信号、メモリ書き込
み信号、メモリ書き込みアドレス、メモリ書き込みデー
タを与える。データメモリ13の指定された書き込みア
ドレスにデータが書き込まれると、データメモリ13は
メモリ転送終了信号をバスコントローラ14−1に対し
て出力する。これを受けてバスコントローラ14−1
は、バス転送終了信号をシステムバス4上に送出する。
【0011】システムバス4上の信号をモニタしている
要求ボードのバスコントローラ14−1は、送出された
バス転送終了信号を確認すると、要求ボード内のCPU
11にCPU転送終了信号を出力する。このようにし
て、メモリ転送終了信号がデータと逆の経路で転送を要
求したCPUボードまで伝えられ、データ転送が終了す
る。
【0012】このような物理プロトコルを使ったバス転
送では、図22のCPU転送信号が示すように、要求ボ
ードのCPU11は、バスの使用を要求してからCPU
終了信号が伝えられるまで待ち状態になっており、CP
Uの使用効率が悪くなる。また、システムバス4は、バ
ス転送信号が示すように、アドレス/データ信号を出力
してから、メモリへの書き込みが終わりバス転送終了信
号が出力されるまで占有されており、システムバス4の
使用効率も悪くなる。
【0013】こうした欠点は、複数のCPUボードを有
するマルチプロセッサシステムでは特に重大な欠陥とな
り、システムバスがボトルネックとなって性能向上が図
れないことが多い。このような欠点を改良するための方
法としては、メッセージパッシングによる転送方式が知
られている。
【0014】図23は、メッセージパッシング方式によ
るバスコントローラのブロック図である。図23のバス
コントローラ14−2では、図21に示したバスコント
ローラ14−1に送信バッファ20と受信バッファ21
が追加された構成となっている。
【0015】図24は、メッセージパッシング方式によ
るバス転送のタイミングチャートである。転送を要求す
るボードのCPU11は、内部バス15とCPU制御部
16を介して、送信バッファ20に相手ボードを指定す
るボードIDとデータを書き込み、バスコントローラ1
4−2にCPUメッセージ転送開始信号を送る。CPU
11からのメッセージ転送開始指令を受けて、バスコン
トローラ14−2は送信バッファ20からメッセージを
取り出し、物理プロトコルに従って相手ボードに転送す
る。すなわち、バス調停信号を出力した後、バス転送信
号とアドレス/データ転送信号をシステムバス4上に送
出する。
【0016】システムバス4上の転送信号をモニタして
いるボードのうち、ボードIDが一致するCPUボード
が応答ボードとなり、そのバスコントローラ14−2が
ボード選択信号と受信バッファ書き込み信号を生成し
て、受信したメッセージを応答ボード内の受信バッファ
21に格納する。そして、バス転送終了信号をシステム
バス4上に送出する。その後、応答ボードのCPU11
は、内部バス15とメモリ制御部17を介して受信バッ
ファ21内のメッセージを読み出す。
【0017】メッセージパッシング方式によれば、要求
するボードのCPU11は、送信バッファ20にボード
IDとデータを書き込んで転送開始を指示するだけでよ
く、転送終了信号を待つ必要がない。また、受信バッフ
ァ21に転送データが書き込まれた時点でバス転送終了
信号が送出されるので、システムバス4の占有時間が短
くて済む。したがって、CPUとシステムバスの使用効
率がともに良くなるという利点がある。
【0018】しかし、図23に示すバスコントローラで
は、メッセージサイズがバスコントローラに内蔵した送
信バッファおよび受信バッファのサイズによって制限さ
れ、任意サイズのデータを転送することができない。任
意サイズのデータを転送するためには、DMA(Direct
Memory Access)機構が用いられる。
【0019】図25は、DMA機構を有するCPUボー
ドのブロック図である。図25のCPUボード1では、
データメモリ13内に任意サイズのデータを格納するメ
ッセージバッファ22が設けられ、データメモリ13に
直接アクセスするためにDMA制御部23が備えられて
いる。DMA制御部23はアドレスレジスタ24とデー
タ長レジスタ25を有し、CPUによる命令実行という
形式を採らなくてもデータメモリ13にアクセスするこ
とができるようになっている。
【0020】図26(a)および(b)は、図25のC
PUボードによる任意サイズのメッセージ転送のタイミ
ングチャートである。図26(a)は、メッセージ書き
込みのタイミングチャートである。要求ボードは応答ボ
ードに書き込みバッファの確保を依頼する書き込み要求
メッセージを送信する。書き込み要求メッセージは、応
答ボードのボードIDと自己のボードIDを含む。応答
ボードは書き込みバッファを確保した後、要求ボードの
ボードIDを含む書き込み許可メッセージを返送し、そ
の後、要求ボードは応答ボードのボードIDを含むデー
タメッセージを送信する。次にこの動作を詳しく説明す
る。
【0021】要求ボードのCPU11は、送信バッファ
20に書き込み要求メッセージを格納し、転送する書き
込みデータのアドレスとデータ長を、DMA制御部23
のアドレスレジスタ24とデータ長レジスタ25にそれ
ぞれ設定する。そして、バスコントローラ14−3にメ
ッセージ転送開始を指令する。
【0022】要求ボードのバスコントローラ14−3
は、CPU11からの指令を受けて、書き込み要求メッ
セージを送信する。バスコントローラ14−3は、応答
ボードからの書き込み許可メッセージを受信したら、書
き込みデータをDMAにより送信バッファ20に取り出
して、データメッセージとして送信する。これを繰り返
して全てのデータを送信する。
【0023】応答ボードのCPU11は、受信バッファ
21に受信した書き込み要求メッセージを取り出し、デ
ータメモリ13内に書き込みバッファを確保する。書き
込みバッファが確保できたら、そのアドレスをDMA制
御部23のアドレスレジスタ24に設定し、書き込み要
求メッセージに含まれていた要求ボードのボードIDを
付加した書き込み許可メッセージを送信バッファ20に
格納して、バスコントローラ14−3にメッセージ転送
開始を指令する。
【0024】応答ボードのバスコントローラ14−3
は、書き込み許可メッセージを送信した後、受信したデ
ータメッセージを受信バッファ21に受け、DMAによ
りデータメモリ13内の書き込みバッファに格納する。
【0025】また、図26(b)は、メッセージ読み出
しのタイミングチャートである。要求ボードは応答ボー
ドに、応答ボードのボードIDと自己のボードIDを含
む読み出し要求メッセージを送信する。応答ボードは要
求ボードのボードIDを含む送信データを生成し、デー
タメッセージとして返送する。次にこの動作を詳しく説
明する。
【0026】要求ボードのCPU11は、データメモリ
13内に読み出しバッファを確保してDMA制御部23
のアドレスレジスタ24に設定し、送信バッファ20に
読み出し要求メッセージを格納して、バスコントローラ
14−3にメッセージ転送開始を指令する。
【0027】要求ボードのバスコントローラ14−3
は、CPU11からの指示を受けて読み出し要求メッセ
ージを送信する。そして、応答ボードから受信するデー
タメッセージを受信バッファ21に受け、DMAにより
読み出しバッファに格納する。
【0028】応答ボードのCPU11は、読み出し要求
メッセージを受信すると、読み出しデータを作成し、そ
のアドレスとデータ長をDMA制御部23のアドレスレ
ジスタ24とデータ長レジスタ25に設定し、バスコン
トローラ14−3にメッセージ転送開始を指令する。
【0029】応答ボードのバスコントローラ14−3
は、読み出しデータをDMAにより送信バッファ20に
取り出し、要求ボードに送信する。以上のように、メッ
セージパッシング方式では、複数のデータを1つのメッ
セージにまとめて転送するので、システムバスの占有時
間を短縮する効果がある。このメッセージのサイズは任
意に設定することができる。またシステムバス上のデー
タ転送は、バスコントローラの中の送信バッファと受信
バッファの間で行うので高速な転送が可能である。さら
に、システムバス上の転送はバスコントローラが実行す
るので、CPUはメッセージをメッセージバッファに格
納して転送を起動したら他の処理に移ることができ、C
PUの使用効率が向上する。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のメ
ッセージパッシング方式では、データの書き込みに応答
するCPUボードが書き込み要求メッセージを受信して
から、そのCPUがバッファを確保し、書き込み許可を
与えるので、その間の転送遅延が大きいという問題があ
る。応答ボードのCPUがバッファを常時準備できる場
合は、書き込みバッファを確保するために要する時間が
無駄な待ち時間となる。
【0031】また、データの読み出しに応答する場合
は、応答ボードのCPUが読み出しデータをメッセージ
バッファにセットしてから転送するので、その間の転送
遅延が大きい。したがって、応答ボードのCPUが常時
送信データを準備できる場合は、読み出しデータの準備
に要する時間が無駄になる。
【0032】さらに、送信する書き込み要求メッセー
ジ、読み出し要求メッセージ、および書き込み許可メッ
セージの生成や、受信した書き込み要求メッセージと読
み出し要求メッセージの解析などのプロトコル制御をC
PUが行うので、転送に時間がかかる。
【0033】本発明は、メッセージバッファが常時準備
できている場合に、プロトコル制御に関するCPUの関
与をなくし、簡単で高速なメッセージ転送を行うバスコ
ントローラを提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明は、図示されないメモリに格納されたデー
タを処理し、システムバス40を介してメッセージパッ
シングによるバス転送を行う情報処理装置におけるバス
コントローラ31であり、メッセージ転送のプロトコル
制御を実行する。
【0035】図1のバスコントローラ31は、物理プロ
トコル制御手段32、送信バッファ33、受信バッファ
34、DMA制御手段35、メッセージ制御手段36、
転送先識別子格納手段37、ベクタレジスタ手段38、
およびグループ識別子格納手段39を備える。
【0036】物理プロトコル制御手段32は、システム
バス40上に送出する送信メッセージとシステムバス4
0から受信する受信メッセージのプロトコル制御を行
う。送信バッファ33と受信バッファ34は物理プロト
コル制御手段32に接続され、送信バッファ33は上記
送信メッセージを格納し、受信バッファ34は上記受信
メッセージを格納する。
【0037】DMA制御手段35は、上記メモリからD
MA方式によりデータを取り出して送信バッファ33に
転送し、受信バッファ34から転送されるデータをDM
A方式により上記メモリに格納する。
【0038】メッセージ制御手段36は、メッセージの
転送先の識別子を含む上記送信メッセージを送信バッフ
ァ33上に生成し、受信バッファ34に格納された上記
受信メッセージを解析して、DMA制御手段35を制御
する。
【0039】転送先識別子格納手段37は、上記転送先
の識別子を格納する。上記転送先の識別子は、例えば、
転送先である応答ボードの識別子である。メッセージ制
御手段36は、図示されないCPUからのメッセージ転
送要求により、転送先識別子格納手段37から上記転送
先の識別子を取り出して、上記送信メッセージを生成す
る。
【0040】グループ識別子格納手段39は、複数の応
答ボードのグループを指定するグループ識別子を格納す
る。ベクタレジスタ手段38は、上記CPUにより設定
された複数のバッファコマンドのうちの最初のバッファ
コマンドの格納アドレス、または複数のボードコマンド
のうちの最初のボードコマンドの格納アドレス、または
グループアドレステーブルの格納アドレスを保持する。
【0041】上記複数のバッファコマンドは、例えば、
上記メモリ内の複数のバッファに対応するコマンドであ
り、上記複数のボードコマンドは、例えば、複数の応答
ボードに対応するコマンドである。また、上記グループ
アドレステーブルは、各グループの最初のボードコマン
ドのアドレスを格納する。
【0042】メッセージ制御手段36は、ベクタレジス
タ手段38を用いて上記複数のバッファコマンドまたは
ボードコマンドを順に取り出し、取り出したバッファコ
マンドまたはボードコマンドの内容に従って、DMA制
御手段35にアドレスとデータ長を設定する。
【0043】メッセージ転送に係るバッファが1つの場
合は、他のボードから書き込み要求メッセージまたは読
み出し要求メッセージを受信する前に、上記CPUがそ
のバッファのアドレスとデータ長をあらかじめDMA制
御手段35に設定しておく。
【0044】図1の物理プロトコル制御手段32および
DMA制御手段35は、図2、3、5、8、10の物理
プロトコル制御部53およびDMA制御部58にそれぞ
れ相当する。このDMA制御手段35は、バスコントロ
ーラ31の外部に設けてもよい。
【0045】また、メッセージ制御手段36は、図2、
3、5、8、10のメッセージ制御部61−1、61−
2、61−3、61−4、61−5に相当し、転送先識
別子格納手段37は、図2、3のボードIDレジスタ6
2に相当する。
【0046】また、ベクタレジスタ手段38は図3、
5、8、10のベクタレジスタ63−1、63−2、6
3−3に相当し、グループ識別子格納手段39は、図1
0のグループ番号レジスタ64に相当する。
【0047】
【作用】送信バッファ33に格納された上記送信メッセ
ージは、物理プロトコル制御手段32を介してシステム
バス40上に送出され、システムバス40から受信する
上記受信メッセージは、物理プロトコル制御手段32を
介して受信バッファ34に格納される。
【0048】メッセージ制御手段36は、上記CPUか
らの要求に応じて転送先識別子格納手段37から上記転
送先の識別子を取り出し、DMA制御手段35が取り出
した転送すべきデータに付加して、上記送信メッセージ
を送信バッファ33上に生成する。また、受信バッファ
34に格納された上記受信メッセージを解析して、DM
A制御手段35を制御し、DMA制御手段35は上記受
信メッセージに含まれるデータを上記メモリに格納す
る。
【0049】したがって、CPUが送信メッセージを生
成したり、受信メッセージを解析したりする必要がなく
なり、CPUの処理が簡略化される。また、DMA制御
手段35はメッセージ制御手段36、転送先識別子格納
手段37、ベクタレジスタ手段38、およびグループ識
別子格納手段39によりハードウェア的に制御される。
したがって、CPUによりソフトウェア的に制御される
場合よりアドレス等の設定に要する時間が短縮される。
【0050】特に、メッセージ転送に係るバッファが1
つの場合は、そのバッファのアドレス等があらかじめD
MA制御手段35に設定されているので、書き込み要求
メッセージまたは読み出し要求メッセージを受信したと
きに、直ちにメッセージ転送を行うことができる。した
がって、メッセージバッファや送信データが常時準備で
きている場合に、メッセージ転送が高速化される。
【0051】また、メッセージ制御手段36は、ベクタ
レジスタ手段38を用いて取り出した上記複数のバッフ
ァコマンドまたはボードコマンドの内容に従って、DM
A制御手段35を制御する。
【0052】したがって、一回のメッセージ転送におい
て、複数のバッファコマンドに対応する複数のバッファ
を用いることが可能になり、複数のボードコマンドに対
応する複数の応答ボードにメッセージを送信することが
可能になる。さらに、グループアドレステーブルが設定
されている場合には、特定の応答ボードのグループを指
定してメッセージ転送を行うことができる。
【0053】また、本発明のバスコントローラ31を用
いればメッセージ転送に係るCPUの負荷が軽減され、
CPUの利用効率が向上する。
【0054】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。図2は、本発明の第1の実施例のバス
コントローラを備えるCPUボードの構成図である。図
2のCPUボード41は、内部バス43により接続され
るCPU42、メッセージバッファ46を有するデータ
メモリ45−1、およびバスコントローラ51−1を備
える。CPUボード41は、システムバス44により不
図示の他のCPUボード、メモリボード、IOボード等
と接続され、マルチプロセッサシステムを構成する。
【0055】バスコントローラ51−1は、CPU制御
部52、物理プロトコル制御部53、メモリ制御部5
7、送信バッファ55、受信バッファ56、メッセージ
制御部61−1、およびDMA制御部58を備える。
【0056】物理プロトコル制御部53は、CPUボー
ド41のボード識別子(ボードID)を格納する自己ボ
ードIDレジスタ54を有し、DMA制御部58は、デ
ータメモリ45−1のアドレスを格納するアドレスレジ
スタ59とデータメモリ45−1に格納するデータのデ
ータ長を格納するデータ長レジスタ60を有する。アド
レスレジスタ59とデータ長レジスタ60は、データメ
モリ45−1に対する書き込み用とデータメモリ45−
1からの読み出し用の2組が備えられている。また、メ
ッセージ制御部61−1は、送信先のボードのボードI
Dを格納するボードIDレジスタ62を有する。
【0057】CPUボード41がデータの転送を要求す
る場合は、CPU制御部52がCPU42からのメッセ
ージ転送要求を受けると、メッセージ制御部61−1は
要求メッセージを送信バッファ55上に生成する。物理
プロトコル制御部53は、メッセージ制御部61−1が
生成した要求メッセージを、システムバス44に固有の
転送プロトコルに変換して送出し、転送先のボードとの
間でデータ転送を行う。転送が終了すると、物理プロト
コル制御部53は転送の完了をCPU制御部52へ伝え
る。
【0058】また、CPUボード41がデータの転送に
応答する場合は、バスコントローラ51−1が、システ
ムバス44上に送出された信号の送信先のボードIDを
自己ボードIDレジスタ54に格納されたボードIDと
比較する。それらが一致すると、物理プロトコル制御部
53が受信したデータを受信バッファ56に格納し、メ
モリ制御部57は受信バッファ56に格納されたデータ
をデータメモリ45−1へ転送する。
【0059】次に、メッセージ転送を書き込みメッセー
ジ転送と読み出しメッセージ転送とに分けて、それぞれ
の場合について説明する。書き込みメッセージ転送の場
合は、書き込み要求ボードのCPU42は、書き込みデ
ータが格納されているデータメモリ45−1のアドレス
とそのデータ長を、それぞれDMA制御部58のアドレ
スレジスタ59とデータ長レジスタ60に格納する。ま
た、転送先である応答ボードのボードIDをボードID
レジスタ62に格納し、バスコントローラ51−1にメ
ッセージ書き込み要求を与える。
【0060】要求ボードのバスコントローラ51−1の
メッセージ制御部61−1は、ボードIDレジスタ62
内のボードIDと自己ボードIDレジスタ54内の自己
ボードIDを付加した書き込み要求メッセージを送信バ
ッファ55に生成する。物理プロトコル制御部53は、
送信バッファ55の書き込み要求メッセージをシステム
バス44を介して応答ボードへ送信する。そして、応答
ボードから書き込み許可メッセージを受信するとメッセ
ージ制御部61−1がこれを解析し、DMA制御部58
が書き込みデータをデータメモリ45−1から取り出し
て、データメッセージを送信バッファ55に生成し、応
答ボードへ送信する。
【0061】応答ボードのCPU42は、書き込みデー
タを格納するメッセージバッファ(書き込みバッファ)
46のアドレスをあらかじめDMA制御部58のアドレ
スレジスタ59に格納しておく。バスコントローラ51
−1のメッセージ制御部61−1は、要求ボードからの
書き込み要求メッセージを受信するとこれを解析し、要
求ボードのボードIDを取り出して書き込み許可メッセ
ージを送信バッファ55に生成し、要求ボードへ送信す
る。以後、要求ボードから受信バッファ56に受信する
データメッセージを、DMA制御部58が書き込みバッ
ファ46へ格納する。
【0062】読み出しメッセージ転送の場合は、読み出
し要求ボードのCPU42は、応答ボードから読み出さ
れる読み出しデータを格納するメッセージバッファ(読
み出しバッファ)46のアドレスをDMA制御部58の
アドレスレジスタ59に格納する。また、応答ボードの
ボードIDをボードIDレジスタ62に格納し、バスコ
ントローラ51−1にメッセージ読み出し要求を与え
る。
【0063】要求ボードのバスコントローラ51−1の
メッセージ制御部61−1は、ボードIDと自己ボード
IDを付加した読み出し要求メッセージを送信バッファ
55に生成し、応答ボードへ送信する。以後、応答ボー
ドから受信するデータメッセージを、DMA制御部58
が読み出しバッファ46へ格納する。
【0064】応答ボードのCPU42は、読み出しデー
タが格納されているデータメモリ45−1のアドレスと
そのデータ長を、あらかじめDMA制御部58のアドレ
スレジスタ59とデータ長レジスタ60に格納してお
く。バスコントローラ51−1が要求ボードからの読み
出し要求メッセージを受信すると、メッセージ制御部6
1−1がこれを解析し、DMA制御部58が読み出しデ
ータをデータメモリ45−1から取り出して、データメ
ッセージを送信バッファ55に生成し、要求ボードへ送
信する。
【0065】このように、本発明においては要求ボード
からの書き込み要求メッセージまたは読み出し要求メッ
セージを受信する前に、応答ボードのCPUがあらかじ
め書き込みバッファのアドレスまたは読み出しデータの
格納アドレスをDMA制御部に格納しておく。したがっ
て、要求ボードからの要求メッセージを受信した後にこ
れらのアドレスをDMA制御部に格納する処理が不要と
なり、応答ボード側で書き込み許可メッセージやデータ
メッセージの送信までに要する時間が短縮される。
【0066】また、書き込み要求メッセージ、書き込み
許可メッセージ、読み出し要求メッセージの生成、およ
び受信したこれらのメッセージの解析等のプロトコル制
御をバスコントローラが行うので、CPUの負担が軽減
され、データ転送がさらに高速化される。
【0067】図3は、本発明の第2の実施例のバスコン
トローラを備えるCPUボードの構成図である。図3に
おいて、図2と同じ符号の構成要素は図2の対応する構
成要素と同様の機能を持つ。
【0068】図3のバスコントローラ51−2のメッセ
ージ制御部61−2は、ボードIDレジスタ62とベク
タレジスタ63−1を有し、図2のメッセージ制御部6
1−1と同様に、メッセージの生成、解析等のプロトコ
ル制御を行う。ベクタレジスタ63−1は、データメモ
リ45−2に格納されたバッファコマンド0のアドレス
を格納するポインタレジスタである。データメモリ45
−2には、バッファコマンド0をはじめとする複数のバ
ッファコマンド、バッファアドレス、およびデータ長が
格納されている。
【0069】例えば、バッファコマンド0に続いて、バ
ッファアドレス0、データ長0、バッファコマンド1、
バッファアドレス1、データ長1、バッファコマンド2
が順に格納され、バッファアドレス0、バッファアドレ
ス1は、それぞれメッセージバッファ0、メッセージバ
ッファ1のアドレスを格納する。
【0070】図3の第2の実施例では、データメモリ4
5−2に複数のメッセージバッファのアドレスを格納し
ておくことにより、複数データの転送が可能になる。図
4は、第2の実施例においてデータメモリ45−2に格
納されるバッファコマンドの一例を示している。バッフ
ァコマンドは、0〜31の32ビットのうち、例えば0
と1の2ビットを使用して表される。これらの2ビット
が00ならば終了コマンドを表し、01ならば無効コマ
ンドを表し、10ならば転送コマンドを表す。この場
合、2〜31のビットは使用されない。
【0071】書き込みメッセージ転送の場合は、要求ボ
ードのCPU42は送信する複数の書き込みデータに対
応した複数のバッファコマンドとバッファアドレスとデ
ータ長の組をデータメモリ45−2に格納する。また、
ベクタレジスタ63−1にその先頭のバッファコマンド
のアドレスを格納し、バスコントローラ51−2にメッ
セージ書き込み要求を与える。
【0072】バスコントローラ51−2のメッセージ制
御部61−2は書き込み要求メッセージを応答ボードへ
送信し、書き込み許可メッセージを受信すると、ベクタ
レジスタ63−1が指すバッファコマンドを取り出す。
取り出したバッファコマンドが転送コマンドなら、続い
て格納された書き込みデータのアドレスとデータ長を取
り出して、DMA制御部58のアドレスレジスタ59と
データ長レジスタ60に格納する。DMA制御部58
は、アドレスレジスタ59が指すメッセージバッファか
ら書き込みデータを取り出して、応答ボードへ送信す
る。転送が終了したら、バスコントローラ51−2は次
のバッファコマンドを取り出し、転送コマンドなら同様
の動作を繰り返し、終了コマンドなら停止する。
【0073】応答ボードのCPU42は、複数の書き込
みバッファに対応した複数のバッファコマンドとバッフ
ァアドレスとデータ長の組をあらかじめデータメモリ4
5−2に格納し、ベクタレジスタ63−1にその先頭の
バッファコマンドのアドレスを格納しておく。
【0074】バスコントローラ51−2のメッセージ制
御部61−2は、書き込み要求メッセージを受信する
と、書き込み許可メッセージを送信し、ベクタレジスタ
63−1が指すバッファコマンドを取り出す。取り出し
たバッファコマンドが転送コマンドなら、続いて格納さ
れた書き込みバッファのアドレスとデータ長を取り出し
て、DMA制御部58のアドレスレジスタ59とデータ
長レジスタ60に格納する。そして、要求ボードから受
信したデータメッセージをDMA制御部58が書き込み
バッファへ格納する。転送が終了したら、バスコントロ
ーラ51−2は次のバッファコマンドを取り出し、転送
コマンドなら同様の動作を繰り返し、終了コマンドなら
停止する。
【0075】取り出したバッファコマンドが無効コマン
ドである場合は、そのコマンドおよび続いて格納された
バッファアドレスとデータ長を無視して、次のコマンド
の取り出しを行う。あらかじめ用意された複数の書き込
みバッファのうち、メッセージが格納されたバッファの
バッファコマンドを、CPU42がそのメッセージを処
理し終えるまで無効コマンドにしておけば、処理中の書
き込みバッファに誤って上書きされることがない。この
間、バスコントローラ51−2が次のデータメッセージ
を次の書き込みバッファに格納して、CPU42による
バッファ内のデータ処理とバスコントローラ51−2に
よるメッセージ転送を並列に行うことができる。
【0076】読み出しメッセージ転送の場合は、要求ボ
ードのCPU42は複数の読み出しバッファに対応した
複数のバッファコマンドとバッファアドレスとデータ長
の組をメモリに格納し、ベクタレジスタ63−1にその
先頭のバッファコマンドのアドレスを格納し、バスコン
トローラ51−2にメッセージ読み出し要求を与える。
【0077】バスコントローラ51−2のメッセージ制
御部61−2は、読み出し要求メッセージを応答ボード
へ送信し、ベクタレジスタ63−1が指すバッファコマ
ンドを取り出す。取り出したバッファコマンドが転送コ
マンドなら、続いて格納された読み出しバッファのアド
レスとデータ長を取り出して、DMA制御部58のアド
レスレジスタ59とデータ長レジスタ60に格納する。
そして、応答ボードから受信するデータメッセージをD
MA制御部58が読み出しバッファに格納する。転送が
終了したら、バスコントローラ51−2は次のバッファ
コマンドを取り出し、転送コマンドなら同様の動作を繰
り返し、終了コマンドなら停止する。取り出したバッフ
ァコマンドが無効コマンドのときは、そのコマンドを無
視し次のコマンドの取り出しを行う。
【0078】応答ボードのCPU42は、複数の読み出
しデータに対応する複数のバッファコマンドとバッファ
アドレスとデータ長の組をあらかじめデータメモリ45
−2に格納し、ベクタレジスタ63−1にその先頭のバ
ッファコマンドのアドレスを格納しておく。
【0079】バスコントローラ51−2のメッセージ制
御部61−2は、読み出し要求メッセージを受信する
と、ベクタレジスタ63−1が指すバッファコマンドを
取り出す。取り出したバッファコマンドが転送コマンド
なら、続いて格納された読み出しデータのアドレスとデ
ータ長を取り出して、DMA制御部58のアドレスレジ
スタ59とデータ長レジスタ60に格納する。DMA制
御部58は、読み出しデータをデータメモリ45−2か
ら取り出して送信する。転送が終了したら、バスコント
ローラ51−2は次のバッファコマンドを取り出し、転
送コマンドなら同様の動作を繰り返し、終了コマンドな
ら停止する。
【0080】図5は、本発明の第3の実施例のバスコン
トローラを備えるCPUボードの構成図である。図5に
おいて、図2と同じ符号の構成要素は図2の対応する構
成要素と同様の機能を持つ。
【0081】図5のバスコントローラ51−3のメッセ
ージ制御部61−3は、ベクタレジスタ63−2を有
し、図2のメッセージ制御部61−1と同様に、メッセ
ージの生成、解析等のプロトコル制御を行う。ベクタレ
ジスタ63−2は、データメモリ45−3に格納された
ボードコマンド0のアドレスを格納する。
【0082】データメモリ45−3には、図3と同様の
複数のバッファコマンド、バッファアドレス、およびデ
ータ長の組に加えて、ボードコマンド0をはじめとする
複数のボードコマンド、ボードID、バッファコマンド
アドレスが格納されている。バッファコマンドアドレス
は、複数のバッファコマンド、バッファアドレス、およ
びデータ長の組の先頭のバッファコマンドのアドレスで
ある。
【0083】例えば、ボードコマンド0に続いて、ボー
ドID0、バッファコマンドアドレス0、ボードコマン
ド1、ボードID1、バッファコマンドアドレス1、ボ
ードコマンド2が順に格納され、バッファコマンドアド
レス0はバッファコマンド0のアドレスを格納する。バ
ッファコマンド0に続いて、バッファアドレス0、デー
タ長0、バッファコマンド1、バッファアドレス1、デ
ータ長1、バッファコマンド2が順に格納され、バッフ
ァアドレス0、バッファアドレス1は、それぞれメッセ
ージバッファ0、メッセージバッファ1のアドレスを格
納する。
【0084】図5の第3の実施例では、データメモリ4
5−3に複数のボードに対応する複数組のメッセージバ
ッファのアドレスを格納しておくことにより、複数ボー
ドへのメッセージ転送が可能になる。
【0085】図6は、第3の実施例においてデータメモ
リ45−3に格納されるボードコマンドの一例を示して
いる。ボードコマンドは、図4のバッファコマンドと同
様に、0〜31の32ビットのうち、例えば0と1の2
ビットを使用して表される。これらの2ビットが00な
らば終了コマンドを表し、01ならば無効コマンドを表
し、10ならば転送コマンドを表す。この場合、2〜3
1のビットは使用されない。
【0086】書き込みメッセージ転送の場合は、要求ボ
ードのCPU42は、複数の応答ボードに対応した複数
のボードコマンドとボードIDとバッファコマンドアド
レスの組をデータメモリ45−3に格納する。また、ベ
クタレジスタ63−2にその先頭のボードコマンドのア
ドレスを格納し、バスコントローラ51−3にメッセー
ジ書き込み要求を与える。
【0087】バスコントローラ51−3のメッセージ制
御部61−3は、ベクタレジスタ63−2が指すボード
コマンドを取り出す。取り出したボードコマンドが転送
コマンドなら、続いて格納されたボードIDとバッファ
コマンドアドレスを取り出し、取り出したボードIDを
用いて書き込み要求メッセージを生成して、対応する応
答ボードへ送信する。
【0088】また、バッファコマンドアドレスが指すバ
ッファコマンドを取り出し、第2の実施例と同様に、バ
ッファコマンドの記述に従って応答ボードへデータメッ
セージを送信する。取り出したバッファコマンドが終了
コマンドなら、次のボードコマンドを取り出し、そのボ
ードコマンドが転送コマンドなら次の応答ボードのボー
ドIDを取り出して、同様の動作を繰り返す。取り出し
たボードコマンドが終了コマンドなら停止する。
【0089】取り出したボードコマンドが無効コマンド
である場合は、そのコマンドおよび続いて格納されたボ
ードIDとバッファコマンドアドレスを無視して、次の
ボードコマンドの取り出しを行う。メッセージ転送の応
答ボードが故障した場合や取り外された場合に対応する
ボードコマンドを無効コマンドにしておけば、そのボー
ドへのメッセージ転送をスキップさせることができる。
【0090】読み出しメッセージ転送の場合は、要求ボ
ードのCPU42は、複数の応答ボードに対応した複数
のボードコマンドとボードIDとバッファコマンドアド
レスの組をデータメモリ45−3に格納する。また、ベ
クタレジスタ63−2にその先頭のボードコマンドのア
ドレスを格納し、バスコントローラ51−3にメッセー
ジ読み出し要求を与える。
【0091】バスコントローラ51−3のメッセージ制
御部61−3は、ベクタレジスタ63−2が指すボード
コマンドを取り出す。取り出したボードコマンドが転送
コマンドなら、続いて格納されたボードIDとバッファ
コマンドアドレスを取り出し、取り出したボードIDを
用いて読み出し要求メッセージを生成して、対応する応
答ボードへ送信する。
【0092】また、バッファコマンドアドレスが指すバ
ッファコマンドを取り出し、第2の実施例と同様に、バ
ッファコマンドの記述に従って応答ボードから受信する
データメッセージを格納する。取り出したバッファコマ
ンドが終了コマンドなら、次のボードコマンドを取り出
し、そのボードコマンドが転送コマンドなら次の応答ボ
ードのボードIDを取り出して、同様の動作を繰り返
す。取り出したボードコマンドが無効コマンドなら、そ
のコマンドを無視して次のボードコマンドを取り出し、
終了コマンドなら停止する。
【0093】図5の第3の実施例では、複数のボードへ
の書き込みメッセージ転送と読み出しメッセージ転送を
任意に行うこともできる。図7は、第3の実施例におい
て、書き込みメッセージ転送と読み出しメッセージ転送
の区別を指定するボードコマンドの一例を示している。
図7のボードコマンドは、図6のボードコマンドと同様
に、例えば0と1の2ビットを使用して表される。これ
らの2ビットが00ならば終了コマンドを表し、01な
らば無効コマンドを表し、10ならば書き込みコマンド
を表し、11ならば読み出しコマンドを表す。
【0094】要求ボードのCPU42が、書き込みと読
み出しを区別せずに、メッセージ転送要求をバスコント
ローラ51−3に与えると、バスコントローラ51−3
はベクタレジスタ63−2が指すボードコマンドを取り
出す。取り出したボードコマンドが書き込みコマンドな
ら前述の書き込みメッセージ転送を行い、読み出しコマ
ンドなら前述の読み出しメッセージ転送を行う。取り出
したボードコマンドが無効コマンドなら、そのコマンド
を無視して次のボードコマンドを取り出し、終了コマン
ドなら停止する。
【0095】「応答ボードのバスコントローラ51−3
は、書き込み要求メッセージを受信したら前述の書き込
みメッセージ転送を行い、読み出しメッセージを受信し
たら前述の読み出しメッセージ転送を行う。」 図8は、本発明の第4の実施例のバスコントローラを備
えるCPUボードの構成図である。図8において、図2
と同じ符号の構成要素は図2の対応する構成要素と同様
の機能を持つ。
【0096】図8のバスコントローラ51−4のメッセ
ージ制御部61−4は、ベクタレジスタ63−2を有
し、図2のメッセージ制御部61−1と同様に、メッセ
ージの生成、解析等のプロトコル制御を行う。ベクタレ
ジスタ63−2は、図5のベクタレジスタと同様に、デ
ータメモリ45−4に格納されたボードコマンド0のア
ドレスを格納する。
【0097】データメモリ45−4には、図5と同様
に、複数のボードコマンド、ボードID、バッファコマ
ンドアドレスの組と、各バッファコマンドアドレスに対
応する複数のバッファコマンド、バッファアドレス、デ
ータ長の組が格納されている。図8のボードコマンドに
はロックフラグが付加されており、ロックフラグは、対
応するボードコマンドのグループに属するメッセージバ
ッファへのデータの転送が可能か否かを表す。
【0098】図8の第4の実施例では、ボードコマンド
にロックフラグを付加することにより、ボードコマンド
をアクセスした際に、そのグループのメッセージバッフ
ァへのデータ転送が可能か否かをチェックすることがで
きる。
【0099】図9は、第4の実施例においてデータメモ
リ45−4に格納されるボードコマンドの一例を示して
いる。図9のボードコマンドは、0〜31の32ビット
のうち、例えば0、1、2の3ビットを使用して表され
る。最初の2ビットは、図7のボードコマンドと同様
に、00ならば終了コマンドを表し、01ならば無効コ
マンドを表し、10ならば書き込みコマンドを表し、1
1ならば読み出しコマンドを表す。また、次の1ビット
はロックフラグで、0ならば転送可能状態を表し、1な
らば転送ビジー状態を表す。この場合、3〜31のビッ
トは使用されない。
【0100】応答ボードのバスコントローラ51−4の
メッセージ制御部61−4は、要求ボードから書き込み
要求メッセージを受信して、ボードコマンドを読み出す
とき、ロックフラグが転送可能状態を表していることを
チェックして転送ビジー状態にセットする。その後、第
3の実施例と同様にして、要求ボードから転送されるデ
ータメッセージをメッセージバッファに格納する。ロッ
クフラグがはじめから転送ビジー状態にセットされてい
たときは、そのボードコマンドを無効にし、受信したデ
ータメッセージをメッセージバッファに書き込まない。
このとき、受信したデータメッセージは破棄される。
【0101】CPU42は、メッセージバッファに書き
込まれたメッセージを処理した後、ロックフラグをリセ
ットして転送可能状態にし、バスコントローラ51−4
による次のメッセージ書き込みを許可する。これによ
り、応答ボードのCPU42がメッセージバッファのメ
ッセージを処理するのに時間がかかる場合でも、次のメ
ッセージでそのバッファが更新されることがない。
【0102】一方、要求ボードのバスコントローラ51
−4のメッセージ制御部61−4は、応答ボードへ読み
出し要求メッセージを送信して、ボードコマンドを読み
出すとき、同様にボードコマンドのロックフラグをチェ
ックし、転送可能状態ならば転送ビジー状態にセットす
る。その後、第3の実施例と同様にして、応答ボードか
ら転送されるデータメッセージをメッセージバッファに
格納する。ロックフラグが転送ビジー状態にセットされ
ているときは、データメッセージをメッセージバッファ
に書き込まずに破棄する。
【0103】このように、メッセージバッファのデータ
がCPU42により処理中であるか否かをボードコマン
ドのレベルでチェックできるので、バスコントローラ5
1−4によるメッセージ転送がより高速になる。第4の
実施例においてロックフラグが転送ビジー状態のとき
は、データメッセージを破棄する旨のメッセージを送信
元のボードに送る構成とすることもできる。
【0104】図10は、本発明の第5の実施例のバスコ
ントローラを備えるCPUボードの構成図である。図1
0において、図2と同じ符号の構成要素は図2の対応す
る構成要素と同様の機能を持つ。
【0105】図10のバスコントローラ51−5のメッ
セージ制御部61−5は、ベクタレジスタ63−3とグ
ループ番号レジスタ64を有し、図2のメッセージ制御
部61−1と同様に、メッセージの生成、解析等のプロ
トコル制御を行う。ベクタレジスタ63−3は、データ
メモリ45−5に格納されたグループアドレステーブル
47の先頭アドレスを格納し、グループ番号レジスタ6
4は、グループアドレステーブル47をアクセスすると
きのオフセットとして、グループ番号を格納する。
【0106】データメモリ45−5には、複数のグルー
プアドレスを有するグループアドレステーブル47と、
各グループアドレスに対応する複数グループのボードコ
マンドが格納されている。各グループの複数のボードコ
マンドは、図5と同様に、それぞれボードIDおよびバ
ッファコマンドアドレスと組にして格納され、各バッフ
ァコマンドアドレスに対応して複数のバッファコマン
ド、バッファアドレス、データ長の組が格納されてい
る。
【0107】図10では、一例としてグループアドレス
テーブル47内にグループアドレス0、グループアドレ
ス1、グループアドレス2が格納され、グループアドレ
ス0に対応するグループのボードコマンド等が示されて
いる。
【0108】図10の第5の実施例では、CPU42が
あらかじめ複数のボードのボードコマンド等をグループ
化してデータメモリ45−5に準備しておくことによ
り、グループ番号を指定するだけで自動的に特定グルー
プのボードと使用するメッセージバッファがバスコント
ローラに伝えられる。これにより、応答ボードのグルー
プを指定してメッセージ転送を行うメッセージグループ
転送が可能になり、CPU42の処理も簡単になる。
【0109】図11は、第5の実施例におけるベクタレ
ジスタ63−3およびデータメモリ45−5に格納され
るデータの構造の一例とそれらの関係を示している。ベ
クタレジスタ63−3は、例えば0〜31の32ビット
で表されるグループアドレステーブル47の先頭アドレ
スを格納し、グループアドレステーブル47は、例えば
32ビットで表される複数のボードコマンドのアドレス
を、グループアドレスとして格納する。
【0110】メッセージ制御部61−5は、ベクタレジ
スタ63−3に格納されているアドレスを先頭アドレ
ス、グループ番号レジスタ64に格納されているグルー
プ番号の値をオフセットとして、グループアドレステー
ブル47にアクセスする。例えば、グループ番号が0の
ときはボードコマンド0−0のアドレスを取り出し、グ
ループ番号がnのときはボードコマンドn−0のアドレ
スを取り出し、グループ番号がmのときはボードコマン
ドm−0のアドレスを取り出す。
【0111】ボードコマンドn−0のアドレスにより指
されるボードコマンドn−0に続いて、ボードIDn−
0、バッファコマンドn−0−0のアドレス、ボードコ
マンドn−1、ボードIDn−1、バッファコマンドn
−1−0のアドレス等が格納される。また、ボードコマ
ンドm−0のアドレスにより指されるボードコマンドm
−0に続いて、ボードIDm−0、バッファコマンドm
−0−0のアドレス、ボードコマンドm−1、ボードI
Dm−1、バッファコマンドm−1−0のアドレス等が
格納される。他のグループについても同様の格納構造が
用意される。これらのボードコマンド、ボードID、バ
ッファコマンドのアドレスは、例えば32ビットで表さ
れる。
【0112】バッファコマンドn−0−0のアドレスに
より指されるバッファコマンドn−0−0に続いて、バ
ッファn−0−0のアドレス、バッファn−0−0のデ
ータ長、バッファコマンドn−0−1、バッファn−0
−1のアドレス、バッファn−0−1のデータ長等が格
納される。また、バッファコマンドn−1−0のアドレ
スにより指されるバッファコマンドn−1−0に続い
て、バッファn−1−0のアドレス、バッファn−1−
0のデータ長、バッファコマンドn−1−1、バッファ
n−1−1のアドレス、バッファn−1−1のデータ長
等が格納される。他のバッファコマンド等の格納構造に
ついても同様である。これらのバッファコマンド、バッ
ファのアドレス、バッファのデータ長も、例えば32ビ
ットで表される。
【0113】バッファn−0−0のアドレスはメッセー
ジバッファn−0−0を指し、バッファn−0−1のア
ドレスはメッセージバッファn−0−1を指す。他のバ
ッファのアドレスについても同様である。これらのメッ
セージバッファは、例えば32ビットの大きさを持つ。
【0114】図12から図14までは、第5の実施例に
おける要求ボードのバスコントローラ51−5の動作を
示すフローチャートであり、図15から図17までは、
応答ボードのバスコントローラ51−5の動作を示すフ
ローチャートである。また図18は、第5の実施例にお
けるメッセージグループ転送の転送メッセージのタイミ
ングチャートである。
【0115】要求ボードのCPU42は、メッセージ制
御部61−5のベクタレジスタ63−3にグループアド
レステーブル47の先頭アドレスを格納しておく。そし
て、メッセージ転送を要求するときは、グループ番号レ
ジスタ64に応答ボードのグループを指定するグループ
番号を格納し、バスコントローラ51−5にメッセージ
転送要求を与える。
【0116】図12において、バスコントローラ51−
5が動作を開始すると、CPU42からのメッセージ転
送要求があるかどうかを常にチェックする(ステップS
1)。メッセージ転送要求があれば、メッセージ制御部
61−5は、ベクタレジスタ63−3に格納されたアド
レスとグループ番号レジスタ64に格納されたグループ
番号の値を加算し、グループアドレステーブル47のエ
ントリアドレスとする(ステップS2)。
【0117】次にメッセージ制御部61−5は、このエ
ントリアドレスから指定グループの先頭のボードコマン
ドのアドレスを読み出してアドレスAとして保持し(ス
テップS3)、このアドレスAからボードコマンドを読
み出してアドレスAをインクリメントする(ステップS
4)。
【0118】そして、読み出したボードコマンドを解析
し(ステップS5)、終了コマンドであれば動作を停止
する。無効コマンドであれば、アドレスAを2回インク
リメントして、続いて格納されているボードIDとバッ
ファコマンドのアドレスをスキップし(ステップS8、
S9)、ステップS4以降の動作を繰り返す。
【0119】読み出したボードコマンドが書き込みコマ
ンドまたは読み出しコマンドの場合は、アドレスAから
ボードIDを読み出した後にアドレスAをインクリメン
トする(ステップS6)。そして、読み出したボードI
Dを応答ボードのIDとして、自己ボードIDレジスタ
54の自己ボードIDとグループ番号レジスタ64のグ
ループ番号とを用いて、書き込み要求メッセージまたは
読み出し要求メッセージを送信バッファ55に生成し、
応答ボードに送信する(ステップS7)。
【0120】このときシステムバス44上に送出される
書き込み要求メッセージは、例えば図18の(a)に示
すように、ボードID、自己ボードID、グループ番
号、および書き込み要求から成る。また、読み出し要求
メッセージは、例えば図18の(b)に示すように、ボ
ードID、自己ボードID、グループ番号、および読み
出し要求から成る。
【0121】次に図13において、メッセージ制御部6
1−5は、アドレスAからバッファコマンドのアドレス
を読み出してアドレスBとして保持し、アドレスAをイ
ンクリメントする(ステップS10)。そして、アドレ
スBからバッファコマンドを読み出してアドレスBをイ
ンクリメントする(ステップS11)。
【0122】そして、読み出したバッファコマンドを解
析し(ステップS12)、終了コマンドであれば、図1
2のステップS4以降の動作を繰り返し、次のボードコ
マンドについて処理する。無効コマンドであれば、アド
レスBを2回インクリメントして、続いて格納されてい
るバッファアドレスとデータ長をスキップし(ステップ
S15、S16)、ステップS11以降の動作を繰り返
す。
【0123】読み出したバッファコマンドが転送コマン
ドの場合は、アドレスBからバッファアドレスを読み出
してDMA制御部58のアドレスレジスタ59に格納
し、アドレスBをインクリメントする(ステップS1
3)。続いて、インクリメントされたアドレスBからデ
ータ長を読み出してDMA制御部58のデータ長レジス
タ60に格納し、アドレスBをインクリメントする(ス
テップS14)。
【0124】ステップS13およびステップS14にお
いて、ボードコマンドが書き込みコマンドの場合は、デ
ータメモリ45−5からの読み出し用のアドレスレジス
タ59およびデータ長レジスタ60を用い、ボードコマ
ンドが読み出しコマンドの場合は、データメモリ45−
5への書き込み用のアドレスレジスタ59およびデータ
長レジスタ60を用いる。
【0125】次に、図14において、ボードコマンドが
書き込みコマンドであるか読み出しコマンドであるかに
応じて、それぞれ異なる動作を行う(ステップS1
7)。書き込みコマンドの場合は、応答ボードからの書
き込み許可メッセージを待つ(ステップS18)。書き
込み許可メッセージを受信すると、DMA制御部58
は、アドレスレジスタ59に格納されたアドレスのメッ
セージバッファからデータを読み出し、送信バッファ5
5にデータメッセージを生成して応答ボードに送信する
(ステップS19)。
【0126】図18の(a)に示すように、書き込み要
求メッセージを受けて応答ボードからシステムバス44
上に送出される書き込み許可メッセージは、要求ボード
のボードIDと書き込み許可から成る。また、書き込み
許可メッセージを受けて要求ボードからシステムバス4
4上に送出されるデータメッセージは、応答ボードのボ
ードIDとデータから成る。
【0127】次に、データ長レジスタ60に格納された
データ長までのデータの送信が完了したかどうかをチェ
ックし(ステップS20)、完了していなければ、ステ
ップS19以降の動作を繰り返す。データ長までのデー
タの送信が完了すると、図13のステップS11以降の
動作を繰り返し、次のバッファコマンドについて処理す
る。
【0128】ボードコマンドが読み出しコマンドの場合
は、応答ボードからのデータメッセージを待つ(ステッ
プS21)。データメッセージを受信すると、DMA制
御部58は、受信バッファ56からデータを読み出し、
アドレスレジスタ59に格納されたアドレスのメッセー
ジバッファに格納する(ステップS22)。
【0129】図18の(b)に示すように、読み出し要
求メッセージを受けて応答ボードからシステムバス44
上に送出されるデータメッセージは、要求ボードのボー
ドIDとデータから成る。
【0130】次に、データ長レジスタ60に格納された
データ長までのデータの受信が完了したかどうかをチェ
ックし(ステップS23)、完了していなければ、ステ
ップS22以降の動作を繰り返す。データ長までのデー
タの受信が完了すると、図13のステップS11以降の
動作を繰り返し、次のバッファコマンドについて処理す
る。
【0131】このようにして、バスコントローラ51−
5はデータメモリ45−5に格納されたボードコマンド
およびバッファコマンドに従って動作し、ボードコマン
ドが終了コマンドになると停止する。
【0132】次に、応答ボードのバスコントローラ51
−5の動作について説明する。応答ボードのCPU42
は、メッセージ制御部61−5のベクタレジスタ63−
3にグループアドレステーブル47の先頭アドレスを格
納しておく。
【0133】図15において、バスコントローラ51−
5が動作を開始すると、要求ボードからの書き込み要求
メッセージまたは読み出し要求メッセージの受信を待つ
(ステップS31)。要求ボードからのメッセージを受
信すると、メッセージ制御部61−5は、要求ボードの
ボードIDを保持し、ベクタレジスタ63−3に格納さ
れたアドレスと受信したグループ番号の値を加算し、グ
ループアドレステーブル47のエントリアドレスとする
(ステップS32)。
【0134】次にメッセージ制御部61−5は、このエ
ントリアドレスから指定グループの先頭のボードコマン
ドのアドレスを読み出してアドレスAとして保持し(ス
テップS33)、このアドレスAからボードコマンドを
読み出してアドレスAをインクリメントする(ステップ
S34)。
【0135】そして、読み出したボードコマンドを解析
し(ステップS35)、終了コマンドであれば動作を停
止する。無効コマンドであれば、アドレスAを2回イン
クリメントして、続いて格納されているボードIDとバ
ッファコマンドのアドレスをスキップし(ステップS3
7、S38)、ステップS34以降の動作を繰り返す。
読み出したボードコマンドが書き込みコマンドまたは読
み出しコマンドの場合は、アドレスAからボードIDを
読み出した後にアドレスAをインクリメントする(ステ
ップS36)。しかし、応答ボードでは、このとき読み
出したボードIDは使用しない。
【0136】次に図16において、メッセージ制御部6
1−5は、アドレスAからバッファコマンドのアドレス
を読み出してアドレスBとして保持し、アドレスAをイ
ンクリメントする(ステップS39)。そして、アドレ
スBからバッファコマンドを読み出してアドレスBをイ
ンクリメントする(ステップS40)。
【0137】そして、読み出したバッファコマンドを解
析し(ステップS41)、終了コマンドであれば、図1
5のステップS34以降の動作を繰り返し、次のボード
コマンドについて処理する。無効コマンドであれば、ア
ドレスBを2回インクリメントして、続いて格納されて
いるバッファアドレスとデータ長をスキップし(ステッ
プS44、S45)、ステップS40以降の動作を繰り
返す。
【0138】読み出したバッファコマンドが転送コマン
ドの場合は、アドレスBからバッファアドレスを読み出
してDMA制御部58のアドレスレジスタ59に格納
し、アドレスBをインクリメントする(ステップS4
2)。続いて、インクリメントされたアドレスBからデ
ータ長を読み出してDMA制御部58のデータ長レジス
タ60に格納し、アドレスBをインクリメントする(ス
テップS43)。
【0139】ステップS42およびステップS43にお
いて、受信したメッセージが書き込み要求メッセージの
場合は、データメモリ45−5への書き込み用のアドレ
スレジスタ59およびデータ長レジスタ60を用い、読
み出し要求メッセージの場合は、データメモリ45−5
からの読み出し用のアドレスレジスタ59およびデータ
長レジスタ60を用いる。
【0140】次に、図17において、受信したメッセー
ジが書き込み要求メッセージであるか読み出し要求メッ
セージであるかに応じて、それぞれ異なる動作を行う
(ステップS46)。書き込み要求メッセージの場合、
メッセージ制御部61−5は、要求ボードのボードID
を用いて送信バッファ55に書き込み許可メッセージを
生成し、要求ボードに送信する(ステップS47)。そ
して、要求ボードからのデータメッセージを待つ(ステ
ップS48)。データメッセージを受信すると、DMA
制御部58は、受信バッファ56からデータを読み出
し、アドレスレジスタ59に格納されたアドレスのメッ
セージバッファに格納する(ステップS49)。
【0141】次に、データ長レジスタ60に格納された
データ長までのデータの受信が完了したかどうかをチェ
ックし(ステップS50)、完了していなければ、ステ
ップS49以降の動作を繰り返す。データ長までのデー
タの送信が完了すると、図16のステップS40以降の
動作を繰り返し、次のバッファコマンドについて処理す
る。
【0142】受信したメッセージが読み出し要求メッセ
ージの場合は、DMA制御部58は、アドレスレジスタ
59に格納されたアドレスのメッセージバッファからデ
ータを読み出し、要求ボードのボードIDを付加して送
信バッファ55にデータメッセージを生成し、要求ボー
ドに送信する(ステップS51)。
【0143】次に、データ長レジスタ60に格納された
データ長までのデータの送信が完了したかどうかをチェ
ックし(ステップS52)、完了していなければ、ステ
ップS51以降の動作を繰り返す。データ長までのデー
タの受信が完了すると、図16のステップS40以降の
動作を繰り返し、次のバッファコマンドについて処理す
る。
【0144】このようにして、バスコントローラ51−
5はデータメモリ45−5に格納されたボードコマンド
およびバッファコマンドに従って動作し、ボードコマン
ドが終了コマンドになると停止する。
【0145】以上のように、CPUがメッセージ転送の
ためのボードコマンド等の制御用データ構造をグループ
化してあらかじめデータメモリに準備しておけば、グル
ープ番号を指定するだけで、バスコントローラが自動的
に転送を実行する。
【0146】第2から第5までの実施例では、バッファ
コマンド、メッセージバッファアドレス、データ長、ボ
ードコマンド、ボードID、バッファコマンドアドレ
ス、ボードコマンドアドレスなどをデータメモリ上に用
意しているが、本発明はこれに限定されることはなく、
これらをバスコントローラ自身に内蔵してもよい。
【0147】また、バッファコマンドおよびボードコマ
ンドは、図4、6、7、9の構成に限られることはな
く、終了コマンド等の種類が区別できるような任意の構
成をとることができる。
【0148】
【発明の効果】本発明によれば、応答ボードがあらかじ
めバッファを準備できるメッセージ転送において、CP
UがバッファのアドレスをDMA制御部に格納してお
き、メッセージ転送要求を受信したときには、バスコン
トローラがメッセージ転送のプロトコル制御を実行す
る。したがって、CPUによるプロトコル制御が不要に
なり、メッセージ転送が高速になる。
【0149】また、メッセージ転送に関するCPUの処
理が簡単になり、CPUの効率的な利用が可能になる。
特に、多数のCPUを含むマルチプロセッサシステムに
おいては、システム全体の利用効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例のバスコントローラを備
えるCPUボードの構成図である。
【図3】本発明の第2の実施例のバスコントローラを備
えるCPUボードの構成図である。
【図4】第2の実施例におけるバッファコマンドを示す
図である。
【図5】本発明の第3の実施例のバスコントローラを備
えるCPUボードの構成図である。
【図6】第3の実施例における3種類のボードコマンド
を示す図である。
【図7】第3の実施例における4種類のボードコマンド
を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施例のバスコントローラを備
えるCPUボードの構成図である。
【図9】第4の実施例におけるボードコマンドを示す図
である。
【図10】本発明の第5の実施例のバスコントローラを
備えるCPUボードの構成図である。
【図11】第5の実施例におけるデータの関係を示す図
である。
【図12】第5の実施例における要求ボードのバスコン
トローラの動作を示すフローチャート(その1)であ
る。
【図13】第5の実施例における要求ボードのバスコン
トローラの動作を示すフローチャート(その2)であ
る。
【図14】第5の実施例における要求ボードのバスコン
トローラの動作を示すフローチャート(その3)であ
る。
【図15】第5の実施例における応答ボードのバスコン
トローラの動作を示すフローチャート(その1)であ
る。
【図16】第5の実施例における応答ボードのバスコン
トローラの動作を示すフローチャート(その2)であ
る。
【図17】第5の実施例における応答ボードのバスコン
トローラの動作を示すフローチャート(その3)であ
る。
【図18】第5の実施例におけるメッセージグループ転
送のタイミングチャートである。
【図19】一般的な情報処理装置の構成を示す図であ
る。
【図20】一般的なCPUボードの構成を示す図であ
る。
【図21】従来のバスコントローラの構成を示す図であ
る。
【図22】書き込み転送のタイミングチャートである。
【図23】従来のメッセージパッシング方式のバスコン
トローラを示す図である。
【図24】メッセージパッシング方式による書き込み転
送のタイミングチャートである。
【図25】DMA機構を有する従来のCPUボードの構
成を示す図である。
【図26】任意サイズのメッセージ転送のタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1、41 CPUボード 2 メモリボード 3 IOボード 4、40、44 システムバス 5 自己アドレスレジスタ 11、42 CPU 12 プログラムメモリ 13、45−1、45−2、45−3、45−4、45
−5 データメモリ 15、43 内部バス 14、14−1、14−2、14−3、31、51−
1、51−2、51−3、51−4、51−5 バスコ
ントローラ 16、52 CPU制御部 17、57 メモリ制御部 18、53 物理プロトコル制御部 19、54 自己ボードIDレジスタ 20、33、55 送信バッファ 21、34、56 受信バッファ 22、46 メッセージバッファ 23、58 DMA制御部 24、59 アドレスレジスタ 25、60 データ長レジスタ 32 物理プロトコル制御手段 35 DMA制御手段 36 メッセージ制御手段 37 転送先識別子格納手段 38 ベクタレジスタ手段 39 グループ識別子格納手段 47 グループアドレステーブル 61−1、61−2、61−3、61−4、61−5
メッセージ制御部 62 ボードIDレジスタ 63−1、63−2、63−3 ベクタレジスタ 64 グループ番号レジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 哲仁 東京都日野市富士町1番地 富士ファコ ム制御株式会社内 (72)発明者 鈴木 元治 東京都日野市富士町1番地 富士ファコ ム制御株式会社内 (72)発明者 武井 孝憲 東京都日野市富士町1番地 富士ファコ ム制御株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−137163(JP,A) 特開 平5−324529(JP,A) 特開 平6−110612(JP,A) 特開 平6−97966(JP,A) 特開 平6−83753(JP,A) 特開 平5−342182(JP,A) 特開 平5−324495(JP,A) 特開 平4−348442(JP,A) 特開 平2−144649(JP,A) 特開 昭60−116051(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 13/12 330 WPI(DIALOG)

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUとメモリを有し、DMA方式によ
    メモリにアクセスして該メモリに格納されたデータ
    を処理し、システムバスを介してメッセージパッシング
    によるバス転送を行うCPUボードにおけるバスコント
    ローラであって、 前記システムバス上に送出する送信メッセージと該シス
    テムバスから受信する受信メッセージのプロトコル制御
    を行う物理プロトコル制御手段と、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記送信メッ
    セージを格納する送信バッファと、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記受信メッ
    セージを格納する受信バッファと前記メモリからDMA方式によりデータを取り出して前
    記送信バッファに転送し、前記受信バッファから転送さ
    れるデータをDMA方式により前記メモリに格納するD
    MA制御手段と、 メッセージの転送先の識別子を格納する転送先識別子格
    納手段と、 前記転送先の識別子を 含む前記送信メッセージを前記送
    バッファ上に生成し、前記受信バッファに格納された
    前記受信メッセージを解析して、前記DMA制御手段
    よる前記メモリへのアクセスを制御するメッセージ制御
    手段とを備え、 前記メッセージ制御手段は、前記CPUが書き込みデー
    タのアドレスとデータ長を前記DMA制御手段に設定し
    て、メッセージ書き込みを要求したとき、前記転送先識
    別子格納手段から前記転送先の識別子を取り出して、
    転送先の識別子と前記CPUボードの識別子を含む書き
    込み要求メッセージを前記送信バッファ上に生成し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記書き込み要求メッ
    セージを前記転送先に送信し、前記DMA制御手段は、前記物理プロトコル制御手段が
    前記転送先 から書き込み許可メッセージを受信したと
    き、前記書き込みデータを取り出して、前記転送先の識
    別子を付加したデータメッセージを前記送信バッファ上
    に生成し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記データメッセージ
    を前記転送先に送信することを特徴とするバスコントロ
    ーラ。
  2. 【請求項2】 CPUとメモリを有し、DMA方式によ
    り該メモリにアクセスして該メモリに格納されたデータ
    を処理し、システムバスを介してメッセージパッシング
    によるバス転送を行うCPUボードにおけるバスコント
    ローラであって、 前記システムバス上に送出する送信メッセージと該シス
    テムバスから受信する受信メッセージのプロトコル制御
    を行う物理プロトコル制御手段と、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記送信メッ
    セージを格納する送信バッファと、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記受信メッ
    セージを格納する受信バッファと、 前記メモリからDMA方式によりデータを取り出して前
    記送信バッファに転送し、前記受信バッファから転送さ
    れるデータをDMA方式により前記メモリに格納するD
    MA制御手段と、 メッセージの転送先の識別子を格納する転送先識別子格
    納手段と、 前記転送先の識別子を含む前記送信メッセージを前記送
    信バッファ上に生成し、前記受信バッファに格納された
    前記受信メッセージを解析して、前記DMA制御手段に
    よる前記メモリへのアクセスを制御するメッセージ制御
    手段と、 アドレスを格納するベクタレジスタ手段とを備え、前記メッセージ制御手段は、 前記CPUが複数の書き込
    みデータのアドレスと複数のバッファコマンドを前記メ
    モリに格納し、最初のバッファコマンドの格納アドレス
    を前記ベクタレジスタ手段に設定して、メッセージ書き
    込みを要求したとき、前記転送先識別子格納手段から前
    記転送先の識別子を取り出して、該転送先の識別子と前
    記CPUボードの識別子を含む書き込み要求メッセージ
    を前記送信バッファ上に生成し、ベクタレジスタ手段
    指す前記最初のバッファコマンドを取り出し、該最初
    のバッファコマンドが転送コマンドのとき、最初の書き
    込みデータのアドレスを前記DMA制御手段に設定し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記書き込み要求メッ
    セージを前記転送先に送信し、前記DMA制御手段は、前記物理プロトコル制御手段が
    前記転送先 から書き込み許可メッセージを受信したと
    き、前記最初の書き込みデータを取り出し、前記転送先
    の識別子を付加したデータメッセージを前記送信バッフ
    ァ上に生成し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記データメッセージ
    を前記転送先に送信し、前記メッセージ制御手段、物理プロトコル制御手段、お
    よびDMA制御手段は、該 メッセージ制御手段が取り出
    す次のバッファコマンドが転送コマンドであれば、次の
    書き込みデータを取り出してデータメッセージとして送
    信する動作を繰り返し、該次のバッファコマンドが終了
    コマンドであれば動作を停止することを特徴とするバス
    コントローラ。
  3. 【請求項3】 CPUとメモリを有し、DMA方式によ
    り該メモリにアクセスして該メモリに格納されたデータ
    を処理し、システムバスを介してメッセージパッシング
    によるバス転送を行うCPUボードにおけるバスコント
    ローラであって、 前記システムバス上に送出する送信メッセージと該シス
    テムバスから受信する受信メッセージのプロトコル制御
    を行う物理プロトコル制御手段と、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記送信メッ
    セージを格納する送信バッファと、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記受信メッ
    セージを格納する受信バッファと、 前記メモリからDMA方式によりデータを取り出して前
    記送信バッファに転送し、前記受信バッファから転送さ
    れるデータをDMA方式により前記メモリに格納するD
    MA制御手段と、 メッセージの転送先の識別子を格納する転送先識別子格
    納手段と、 前記転送先の識別子を含む前記送信メッセージを前記送
    信バッファ上に生成し、前記受信バッファに格納された
    前記受信メッセージを解析して、前記DMA制御手段に
    よる前記メモリへのアクセスを制御するメッセージ制御
    手段とを備え、 前記メッセージ制御手段は、 前記CPUが読み出しバッ
    ファのアドレスを前記DMA制御手段に設定して、メッ
    セージ読み出しを要求したとき、前記転送先識 別子格納
    手段から前記転送先の識別子を取り出して、該転送先の
    識別子と前記CPUボードの識別子を含む読み出し要求
    メッセージを前記送信バッファ上に生成し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記読み出し要求メッ
    セージを前記転送先に送信し、前記DMA制御手段は、前記物理プロトコル制御手段が
    前記転送先 からデータメッセージを受信したとき、該デ
    ータメッセージに含まれるデータを前記読み出しバッフ
    ァに格納することを特徴とするバスコントローラ。
  4. 【請求項4】 CPUとメモリを有し、DMA方式によ
    り該メモリにアクセスして該メモリに格納されたデータ
    を処理し、システムバスを介してメッセージパッシング
    によるバス転送を行うCPUボードにおけるバスコント
    ローラであって、 前記システムバス上に送出する送信メッセージと該シス
    テムバスから受信する受信メッセージのプロトコル制御
    を行う物理プロトコル制御手段と、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記送信メッ
    セージを格納する送信バッファと、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記受信メッ
    セージを格納する受信バッファと、 前記メモリからDMA方式によりデータを取り出して前
    記送信バッファに転送し、前記受信バッファから転送さ
    れるデータをDMA方式により前記メモリに格納するD
    MA制御手段と、 メッセージの転送先の識別子を格納する転送先識別子格
    納手段と、 前記転送先の識別子を含む前記送信メッセージを前記送
    信バッファ上に生成し、前記受信バッファに格納された
    前記受信メッセージを解析して、前記DMA制御手段に
    よる前記メモリへのアクセスを制御するメッセージ制御
    手段と、 アドレスを格納するベクタレジスタ手段とを備え、前記メッセージ制御手段は、 前記CPUが複数の読み出
    しバッファのアドレスと複数のバッファコマンドを前記
    メモリに格納し、最初のバッファコマンドの格納アドレ
    スを前記ベクタレジスタ手段に設定して、メッセージ読
    み出しを要求し たとき、前記転送先識別子格納手段から
    前記転送先の識別子を取り出して、該転送先の識別子と
    前記CPUボードの識別子を含む読み出し要求メッセー
    ジを前記送信バッファ上に生成し、前記ベクタレジスタ
    手段が指す前記最初のバッファコマンドを取り出し、該
    最初のバッファコマンドが転送コマンドのとき、最初の
    読み出しバッファのアドレスを前記DMA制御手段に
    定し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記読み出し要求メッ
    セージを前記転送先に送信し、前記DMA制御手段は、前記物理プロトコル制御手段が
    前記転送先 からデータメッセージを受信したとき、該デ
    ータメッセージに含まれるデータを前記最初の読み出し
    バッファに格納し、前記メッセージ制御手段、物理プロトコル制御手段、お
    よびDMA制御手段は、該 メッセージ制御手段が取り出
    す次のバッファコマンドが転送コマンドであれば、次の
    読み出しバッファにデータを格納する動作を繰り返し、
    該次のバッファコマンドが終了コマンドであれば動作を
    停止することを特徴とするバスコントローラ。
  5. 【請求項5】 前記転送先識別子格納手段は、前記メッ
    セージ制御手段内に設けられたレジスタであって、前記
    CPUボードからの要求に応答する応答ボードの識別子
    を前記転送先の識別子として格納することを特徴とする
    請求項1、2、3、または4記載のバスコントローラ。
  6. 【請求項6】 CPUとメモリを有し、DMA方式によ
    り該メモリにアクセスして該メモリに格納されたデータ
    を処理し、システムバスを介してメッセージパッシング
    によるバス転送を行うCPUボードにおけるバスコント
    ローラであって、 前記システムバス上に送出する送信メッセージと該シス
    テムバスから受信する受信メッセージのプロトコル制御
    を行う物理プロトコル制御手段と、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記送信メッ
    セージを格納する送信バッファと、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記受信メッ
    セージを格納する受信バッファと、 前記メモリからDMA方式によりデータを取り出して前
    記送信バッファに転送し、前記受信バッファから転送さ
    れるデータをDMA方式により前記メモリに格納するD
    MA制御手段と、 メッセージの転送先の識別子を含む前記送信メッセージ
    を前記送信バッファ上に生成し、前記受信バッファに格
    納された前記受信メッセージを解析して、前記DMA制
    御手段による前記メモリへのアクセスを制御するメッセ
    ージ制御手段とを備え、 前記CPUは、前記物理プロトコル制御手段が要求ボー
    ドから書き込み要求メッセージを受信する前に、あらか
    じめ 書き込みバッファのアドレスを前記DMA制御手段
    設定し、前記メッセージ制御手段は、前記物理プロトコル制御手
    段が前記 要求ボードから前記書き込み要求メッセージを
    受信したとき、該書き込み要求メッセージから該要求ボ
    ードの識別子を取り出し、該要求ボードの識別子を含
    む書き込み許可メッセージを前記送信バッファ上に生成
    し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記書き込み許可メッ
    セージを前記要求ボードに送信し、前記DMA制御手段は、前記物理プロトコル制御手段が
    前記要求ボードからデータメッセージを受信したとき、
    該データメッセージに含まれるデータを前記書き込みバ
    ッファに格納することを特徴とするバスコントローラ。
  7. 【請求項7】 CPUとメモリを有し、DMA方式によ
    り該メモリにアクセスして該メモリに格納されたデータ
    を処理し、システムバスを介してメッセージパッシング
    によるバス転送を行うCPUボードにおけるバスコント
    ローラであって、 前記システムバス上に送出する送信メッセージと該シス
    テムバスから受信する受信メッセージのプロトコル制御
    を行う物理プロトコル制御手段と、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記送信メッ
    セージを格納する送信バッファと、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記受信メッ
    セージを格納する受信バッファと、 前記メモリからDMA方式によりデータを取り出して前
    記送信バッファに転送し、前記受信バッファから転送さ
    れるデータをDMA方式により前記メモリに格納するD
    MA制御手段と、 メッセージの転送先の識別子を含む前記送信メッセージ
    を前記送信バッファ上に生成し、前記受信バッファに格
    納された前記受信メッセージを解析して、前記DMA制
    御手段による前記メモリへのアクセスを制御するメッセ
    ージ制御手段と、 アドレスを格納するベクタレジスタ手段とを備え、前記CPUは、前記物理プロトコル制御手段が要求ボー
    ドから書き込み要求メッセージを受信する前に、あらか
    じめ 複数の書き込みバッファのアドレスと複数のバッフ
    ァコマンドを前記メモリに格納して、最初のバッファコ
    マンドの格納アドレスを前記ベクタレジスタ手段に設定
    し、前記メッセージ制御手段は、前記物理プロトコル制御手
    段が前記 要求ボードから前記書き込み要求メッセージを
    受信したとき、該書き込み要求メッセージから該要求ボ
    ードの識別子を取り出し、該要求ボードの識別子を含む
    書き込み許可メッセージを前記送信バッファ上に生成
    し、前記ベクタレジスタ手段が指す前記最初のバッファ
    コマンドを取り出し、該最初のバッファコマンドが転送
    コマンドのとき、最初の書き込みバッファのアドレスを
    前記DMA制御手段に設定し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記書き込み許可メッ
    セージを前記要求ボードに送信し、前記DMA制御手段は、前記物理プロトコル制御手段が
    前記要求ボードからデータメッセージを受信したとき、
    該データメッセージに含まれるデータを前記最初の書き
    込みバッファに格納し、前記メッセージ制御手段、物理プロトコル制御手段、お
    よびDMA制御手段は、該 メッセージ制御手段が取り出
    す次のバッファコマンドが転送コマンドであれば、次の
    書き込みバッファにデータを格納する動作を繰り返し、
    該次のバッファコマンドが終了コマンドであれば動作を
    停止することを特徴とするバスコントローラ。
  8. 【請求項8】 CPUとメモリを有し、DMA方式によ
    り該メモリにアクセ スして該メモリに格納されたデータ
    を処理し、システムバスを介してメッセージパッシング
    によるバス転送を行うCPUボードにおけるバスコント
    ローラであって、 前記システムバス上に送出する送信メッセージと該シス
    テムバスから受信する受信メッセージのプロトコル制御
    を行う物理プロトコル制御手段と、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記送信メッ
    セージを格納する送信バッファと、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記受信メッ
    セージを格納する受信バッファと、 前記メモリからDMA方式によりデータを取り出して前
    記送信バッファに転送し、前記受信バッファから転送さ
    れるデータをDMA方式により前記メモリに格納するD
    MA制御手段と、 メッセージの転送先の識別子を含む前記送信メッセージ
    を前記送信バッファ上に生成し、前記受信バッファに格
    納された前記受信メッセージを解析して、前記DMA制
    御手段による前記メモリへのアクセスを制御するメッセ
    ージ制御手段とを備え、 前記CPUは、前記物理プロトコル制御手段が要求ボー
    ドから読み出し要求メッセージを受信する前に、あらか
    じめ 読み出しデータのアドレスとデータ長を前記DMA
    制御手段に設定し、前記メッセージ制御手段は、前記物理プロトコル制御手
    段が前記 要求ボードから前記読み出し要求メッセージを
    受信したとき、該読み出し要求メッセージから該要求ボ
    ードの識別子を取り出し、 前記DMA制御手段は、前記読み出しデータを取り出
    し、前記要求ボードの識別子を付加したデータメッセー
    ジを前記送信バッファ上に生成し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記データメッセージ
    を前記要求ボードに送信することを特徴とするバスコン
    トローラ。
  9. 【請求項9】 CPUとメモリを有し、DMA方式によ
    り該メモリにアクセスして該メモリに格納されたデータ
    を処理し、システムバスを介してメッセージパッシング
    によるバス転送を行うCPUボードにおけるバスコント
    ローラであっ て、 前記システムバス上に送出する送信メッセージと該シス
    テムバスから受信する受信メッセージのプロトコル制御
    を行う物理プロトコル制御手段と、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記送信メッ
    セージを格納する送信バッファと、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記受信メッ
    セージを格納する受信バッファと、 前記メモリからDMA方式によりデータを取り出して前
    記送信バッファに転送し、前記受信バッファから転送さ
    れるデータをDMA方式により前記メモリに格納するD
    MA制御手段と、 メッセージの転送先の識別子を含む前記送信メッセージ
    を前記送信バッファ上に生成し、前記受信バッファに格
    納された前記受信メッセージを解析して、前記DMA制
    御手段による前記メモリへのアクセスを制御するメッセ
    ージ制御手段と、 アドレスを格納するベクタレジスタ手段とを備え、前記CPUは、前記物理プロトコル制御手段が要求ボー
    ドから読み出し要求メッセージを受信する前に、あらか
    じめ 複数の読み出しデータのアドレスと複数のバッファ
    コマンドを前記メモリに格納して、最初のバッファコマ
    ンドの格納アドレスを前記ベクタレジスタ手段に設定
    し、前記メッセージ制御手段は、前記物理プロトコル制御手
    段が前記 要求ボードから前記読み出し要求メッセージを
    受信したとき、該読み出し要求メッセージから該要求ボ
    ードの識別子を取り出し、前記ベクタレジスタ手段が
    す前記最初のバッファコマンドを取り出し、該最初のバ
    ッファコマンドが転送コマンドのとき、最初の読み出し
    データのアドレスを前記DMA制御手段に設定し、 前記DMA制御手段は、前記最初の読み出しデータを取
    り出し、前記要求ボードの識別子を付加したデータメッ
    セージを前記送信バッファ上に生成し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記データメッセージ
    を前記要求ボードに送信し、前記メッセージ制御手段、物理プロトコル制御手段、お
    よびDMA制御手段は 、該 メッセージ制御手段が取り出
    す次のバッファコマンドが転送コマンドであれば、次の
    読み出しデータを取り出してデータメッセージとして送
    信する動作を繰り返し、該次のバッファコマンドが終了
    コマンドであれば動作を停止することを特徴とするバス
    コントローラ。
  10. 【請求項10】 前記メッセージ制御手段は、取り出し
    た前記バッファコマンドが無効コマンドのとき、続いて
    次のバッファコマンドを取り出すことを特徴とする請求
    項6、7、8、または記載のバスコントローラ。
  11. 【請求項11】 CPUとメモリを有し、DMA方式に
    より該メモリにアクセスして該メモリに格納されたデー
    タを処理し、システムバスを介してメッセージパッシン
    グによるバス転送を行うCPUボードにおけるバスコン
    トローラであって、 前記システムバス上に送出する送信メッセージと該シス
    テムバスから受信する受信メッセージのプロトコル制御
    を行う物理プロトコル制御手段と、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記送信メッ
    セージを格納する送信バッファと、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記受信メッ
    セージを格納する受信バッファと、 前記メモリからDMA方式によりデータを取り出して前
    記送信バッファに転送し、前記受信バッファから転送さ
    れるデータをDMA方式により前記メモリに格納するD
    MA制御手段と、 メッセージの転送先の識別子を含む前記送信メッセージ
    を前記送信バッファ上に生成し、前記受信バッファに格
    納された前記受信メッセージを解析して、前記DMA制
    御手段による前記メモリへのアクセスを制御するメッセ
    ージ制御手段と、 アドレスを格納するベクタレジスタ手段とを備え、前記メッセージ制御手段は、前記 CPUが複数のバッフ
    ァコマンドアドレスと複数の転送先の識別子と複数の
    ードコマンドを前記メモリに格納し、各バッファコマン
    ドアドレスに対応して書き込みデータのアドレスとバッ
    ファコマンドを該メモリに格納し、最初のボードコマン
    ドの格納アドレスを前記ベクタレジスタ手段に設定し
    て、メッセージ書き込みを要求したとき、該ベクタレジ
    スタ手段が指す前記最初のボードコマンドを取り出し、
    該最初のボードコマンドが転送コマンドのとき、最初の
    転送先の識別子を取り出して書き込み要求メッセージを
    前記送信バッファ上に生成し、最初のバッファコマンド
    アドレスが指す前記バッファコマンドを取り出し、該バ
    ッファコマンドが転送コマンドのとき、前記書き込みデ
    ータのアドレスを前記DMA制御手段に設定し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記書き込み要求メッ
    セージを前記最初の転送先に送信し、前記DMA制御手段は、前記物理プロトコル制御手段が
    前記最初の転送先 から書き込み許可メッセージを受信
    たとき、前記書き込みデータを取り出し、前記最初の転
    送先の識別子を付加したデータメッセージを前記送信
    ッファ上に生成し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記データメッセージ
    を前記最初の転送先に送信し、前記メッセージ制御手段、物理プロトコル制御手段、お
    よびDMA制御手段は、前記 メッセージ制御手段が取り
    出す次のボードコマンドが転送コマンドであれば、次の
    転送先の識別子を付加した書き込み要求メッセージとデ
    ータメッセージを生成して、該次の転送先に送信する動
    作を繰り返し、前記次のボードコマンドが終了コマンド
    であれば動作を停止することを特徴とするバスコントロ
    ーラ。
  12. 【請求項12】 前記CPUはメッセージ転送を要求
    し、 前記メッセージ制御手段は、取り出した前記ボードコマ
    ンドが書き込みコマンドのとき、前記ボードコマンドが
    前記転送コマンドであるときと同様にして、前記転送先
    の識別子を付加した書き込み要求メッセージとデータメ
    ッセージを生成して、前記転送先に送信することを特徴
    とする請求項11記載のバスコントローラ。
  13. 【請求項13】 前記複数の転送先のグループが複数設
    定されたとき、該複数のグループのうちの1つを指定す
    るグループ識別子を格納するグループ識別子格納手段を
    さらに備え、 前記CPUは、前記複数のグループのそれぞれの前記最
    初のボードコマンドのアドレスを格納するグループアド
    レステーブルを前記メモリに格納し、該グループアドレ
    ステーブルの格納アドレスを前記ベクタレジスタ手段に
    設定し、 前記メッセージ制御手段は、前記ベクタレジスタ手段と
    グループ識別子格納手段を用いて、前記グループアドレ
    ステーブルの中の前記最初のボードコマンドのアドレス
    を取り出し、該最初のボードコマンドのアドレスから取
    り出した前記最初のボードコマンドに従ってメッセージ
    転送を行い、前記書き込み要求メッセージに前記グルー
    プ識別子を付加して送信することを特徴とする請求項
    記載のバスコントローラ。
  14. 【請求項14】 CPUとメモリを有し、DMA方式に
    より該メモリにアクセスして該メモリに格納されたデー
    タを処理し、システムバスを介してメッセージパッシン
    グによるバス転送を行うCPUボードにおけるバスコン
    トローラであって、 前記システムバス上に送出する送信メッセージと該シス
    テムバスから受信する受信メッセージのプロトコル制御
    を行う物理プロトコル制御手段と、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記送信メッ
    セージを格納する送信バッファと、 前記物理プロトコル制御手段に接続され、前記受信メッ
    セージを格納する受信バッファと、 前記メモリからDMA方式によりデータを取り出して前
    記送信バッファに転送し、前記受信バッファから転送さ
    れるデータをDMA方式により前記メモリに格納するD
    MA制御手段と、 メッセージの転送先の識別子を含む前記送信メッセージ
    を前記送信バッファ上に生成し、前記受信バッファに格
    納された前記受信メッセージを解析して、前記DMA制
    御手段による前記メモリへのアクセスを制御するメッセ
    ージ制御手段と、 アドレスを格納するベクタレジスタ手段とを備え、前記メッセージ制御手段は、前記 CPUが複数のバッフ
    ァコマンドアドレスと複数の転送先の識別子と複数の
    ードコマンドを前記メモリに格納し、各バッファコマン
    ドアドレスに対応して読み出しバッファのアドレスとバ
    ッファコマンドを該メモリに格納し、最初のボードコマ
    ンドの格納アドレスを前記ベクタレジスタ手段に設定し
    て、メッセージ読み出しを要求したとき、該ベクタレジ
    スタ手段が指す前記最初のボードコマンドを取り出し、
    該最初のボードコマンドが転送コマンドのとき、最初の
    転送先の識別子を取り出して読み出し要求メッセージを
    前記送信バッファ上に生成し、最初のバッファコマンド
    アドレスが指す前記バッファコマンドを取り出し、該バ
    ッファコマンドが転送コマンドのとき、前記読み出しバ
    ッファのアドレスを前記DMA制御手段に設定し、 前記物理プロトコル制御手段は、前記読み出し要求メッ
    セージを前記最初の転送先に送信し、前記DMA制御手段は、前記物理プロトコル制御手段が
    前記最初の転送先 からデータメッセージを受信すると、
    データメッセージに含まれるデータを前記読み出しバ
    ッファに格納し、前記メッセージ制御手段、物理プロトコル制御手段、お
    よびDMA制御手段は、該 メッセージ制御手段が取り出
    す次のボードコマンドが転送コマンドであれば、次の
    送先の識別子を付加した読み出し要求メッセージを該次
    転送先に送信して、該次の転送先から受信するデータ
    を格納する動作を繰り返し、前記次のボードコマンドが
    終了コマンドであれば動作を停止することを特徴とする
    バスコントローラ。
  15. 【請求項15】 前記CPUはメッセージ転送を要求
    し、 前記メッセージ制御手段は、取り出した前記ボードコマ
    ンドが読み出しコマンドのとき、前記ボードコマンドが
    前記転送コマンドであるときと同様にして、前記転送先
    の識別子を付加した読み出し要求メッセージを生成し
    て、前記転送先に送信することを特徴とする請求項14
    記載のバスコントローラ。
  16. 【請求項16】 前記複数の転送先のグループが複数設
    定されたとき、該複数のグループのうちの1つを指定す
    るグループ識別子を格納するグループ識別子格納手段を
    さらに備え、 前記CPUは、前記複数のグループのそれぞれの前記最
    初のボードコマンドのアドレスを格納するグループアド
    レステーブルを前記メモリに格納し、該グループアドレ
    ステーブルの格納アドレスを前記ベクタレジスタ手段に
    設定し、 前記メッセージ制御手段は、前記ベクタレジスタ手段と
    グループ識別子格納手段を用いて、前記グループアドレ
    ステーブルの中の前記最初のボードコマンドのアドレス
    を取り出し、該最初のボードコマンドのアドレスから取
    り出した前記最初のボードコマンドに従ってメッセージ
    転送を行い、前記読み出し要求メッセージに前記グルー
    プ識別子を付加して送信することを特徴とする請求項
    記載のバスコントローラ。
  17. 【請求項17】 前記グループ識別子格納手段は、前記
    メッセージ制御手段内に設けられたレジスタであって、
    前記グループアドレステーブルの中の前記最初のボード
    コマンドのアドレスを求めるためのオフセットを、前記
    グループ識別子として格納することを特徴とする請求項
    13または16記載のバスコントローラ。
  18. 【請求項18】 前記メッセージ制御手段は、取り出し
    た前記ボードコマンドが無効コマンドのとき、メッセー
    ジ転送を行わずに次のボードコマンドを取り出すことを
    特徴とする請求項11または14記載のバスコントロー
    ラ。
  19. 【請求項19】 前記CPUは、前記ボードコマンドに
    ロックフラグを付加し、 前記メッセージ制御手段は、前記ボードコマンドを取り
    出したときロックフラグをチェックして、該ロックフラ
    グが転送可能状態を表すとき、該ロックフラグを転送ビ
    ジー状態にして該ボードコマンドに従って動作し、該ロ
    ックフラグが転送ビジー状態を表すとき、該ボードコ
    マンドを無効コマンドにして次のボードコマンドを取り
    出すことを特徴とする請求項11または14記載のバス
    コントローラ。
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