JP2000322376A - バスインターフェース変換回路 - Google Patents

バスインターフェース変換回路

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JP2000322376A
JP2000322376A JP11128084A JP12808499A JP2000322376A JP 2000322376 A JP2000322376 A JP 2000322376A JP 11128084 A JP11128084 A JP 11128084A JP 12808499 A JP12808499 A JP 12808499A JP 2000322376 A JP2000322376 A JP 2000322376A
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bus
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request signal
control device
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Shinichi Tachikawa
信一 立川
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御方式が異なる従属デバイスが混在してい
る場合でも、制御用デバイスが同一の制御方式で各従属
デバイスをアクセスできるようにする。 【解決手段】 バス要求信号出力部22は、制御用デバ
イスがバス要求信号6を出力したとき、デバイス判定部
20が特定した従属デバイスに対し、一定期間継続する
バス要求信号8、10を生成して供給する。そして、応
答信号出力部24は、従属デバイスのいずれかが、バス
要求信号8、10に応答して出力した応答信号12、1
4より第2の応答信号16を生成して制御用デバイスに
供給する。したがって、従属デバイスが、バス要求信号
の停止を待って応答信号を出力する制御方式の場合で
も、制御用デバイスは応答信号を待ってバス要求信号を
停止する制御方式で動作することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御用デバイスが
バスラインを通じて複数の従属デバイスをアクセスする
際にデバイス間の制御信号の授受を仲介するバスインタ
ーフェース変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば複数のパーソナルコンピュータ
間で通信を行う場合、各パーソナルコンピュータにはL
AN(ローカルエリアネットワーク)コントローラやH
DLC(ハイレベルデータリンクコントローラ)といっ
たデバイスが装備され、各パーソナルコンピュータを構
成するCPU(中央処理装置)は、メモリに保持された
所定のプログラムデータにもとづき動作してこれらのデ
バイスをアクセスし、パーソナルコンピュータ間の通信
を実現する。
【0003】図4はこのようなCPUとデバイスとの接
続を示すブロック図である。図中、制御用デバイス10
2が上記CPUに相当し、従属デバイス104、106
は上記LANコントローラやHDLCなどのデバイスで
ある。制御用デバイス102と従属デバイス104、1
06とはバスライン108によって相互に接続され、バ
スライン108は、クロック線110、n本のアドレス
線112(nは2以上の整数)、m本のデータ線114
(mは2以上の整数)、リード・ライト線116、バス
要求線118、ならびに応答線120により構成されて
いる。
【0004】図5はこのようなバスライン108を通じ
た信号の授受を示すタイミングチャートである。制御用
デバイス102はクロック信号をクロック線110を通
じて各従属デバイス104、106に供給しており、各
信号の授受はこのクロック信号をタイミングの基準とし
て行われる。図5には一例として1つのライトシーケン
スと1つのリードシーケンスが示されており、制御用デ
バイス102は各シーケンスにおいてたとえば従属デバ
イス104をアクセスしてデータを書き込み、また従属
デバイス104よりデータを読み取る。
【0005】すなわち、ライトシーケンスでは、制御用
デバイス102は、タイミングT1において、従属デバ
イス104に対応するアドレス信号をアドレス線112
に出力し、また従属デバイス104に書き込むべきデー
タ信号をデータ線114に出力する。同時に制御用デバ
イス102は、書き込みを表すローレベルレベルのリー
ド・ライト信号をリード・ライト線116に出力すると
ともに、ローレベルレベルのバス要求信号をバス要求線
118に出力する。これに対して、従属デバイス104
は、制御用デバイス102からのアドレス信号が自身に
対応することから、アクセス要求が自身に対するもので
あると判断し、またリード・ライト信号がローレベルで
あることから、データ線114よりデータを取り込んで
保持する。そして、データの保持を完了した時点T2
で、ローレベルレベルの応答信号を一定期間、応答線1
20に出力する。
【0006】制御用デバイス102は、応答信号が従属
デバイス104から送られてきたことから、従属デバイ
ス104によるデータの取り込みが完了したと判断し、
従属デバイス104からの応答信号がハイレベルとなっ
て応答信号の送出が完了した時点T3で、ライトシーケ
ンスを完了すべく、バス要求信号の出力を停止するとと
もに、アドレス信号、データ信号、ならびにリード・ラ
イト信号の出力を停止する。
【0007】その後、制御用デバイス102はリードシ
ーケンスを開始するため、タイミングT4において、従
属デバイス104を表すアドレス信号、およびバス要求
信号を出力する。この場合には、従属デバイスからデー
タを読み取るので制御用デバイス102はリード・ライ
ト信号はハイレベルのままとする。これに対して従属デ
バイス104はデータをデータ線114に出力し、その
後、タイミングT5で応答信号の出力を開始し、一定期
間応答信号を出力してタイミングT6で応答信号の出力
を停止する。制御用デバイス102では、従属デバイス
104が応答信号を出力したタイミングT5において、
そのときデータ線114に出力されているデータを取り
込む。そして、従属デバイス104からの応答信号の出
力が停止した時点T6でバス要求信号の出力を停止す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】CPUなどの制御用デ
バイスと従属デバイスとの間のデータの授受は一般にこ
のような手順で行われるが、従属デバイスによってはイ
ンターフェースの方式が異なっているものが存在する。
図6は他の制御方式における信号の授受を示すタイミン
グチャートである。ここでは、仮に従属デバイス106
がこの制御方式のデバイスであるとする。図6にも、図
5と同様、ライトシーケンスと、それに続くリードシー
ケンスが示されている。
【0009】制御用デバイス102は、ライトシーケン
スにおいて従属デバイス106にデータを保持させる場
合、まず、上述の場合と同様に、タイミングT1におい
て、従属デバイス106に対応するアドレス信号をアド
レス線112に出力し、また従属デバイス106に書き
込むべきデータ信号をデータ線114に出力する。同時
に制御用デバイス102は、書き込みを表すローレベル
レベルのリード・ライト信号をリード・ライト線116
に出力するとともに、ローレベルレベルのバス要求信号
をバス要求線に出力する。
【0010】これに対して、従属デバイス104は、制
御用デバイス102からのアドレス信号が自身に対応す
ることから、アクセス要求が自身に対するものであると
判断し、またリード・ライト信号がローレベルであるこ
とから、データ線114よりデータを取り込んで保持す
る。
【0011】その後、この制御方式の場合には、制御用
デバイス102は所定の時間が経過した時点T2でバス
要求信号の出力を停止すべくバス要求信号をハイレベル
とし、またアドレスおよびデータの出力を停止するとと
もにリード・ライト信号をハイレベルとする。そして、
従属デバイス106ではバス要求信号がハイレベルとな
ったことからローレベルの応答信号を一定期間出力し、
制御用デバイス102ではこの応答信号が出力されたこ
とからデータが正しく保持されたと判断する。すなわ
ち、この制御方式では、上述の場合と異なり、制御用デ
バイス102がバス要求信号を出力している間は、従属
デバイス106は応答信号を出力しないので、制御用デ
バイス102は応答信号に応答してバス要求信号の出力
を停止するのではなく、自主的にバス要求信号の出力を
停止する必要がある。リードシーケンスでも図6に示し
たようにこの手順は基本的に同じである。
【0012】したがって、制御方式が異なる従属デバイ
スが混在している場合には、制御用デバイス102で
は、従属デバイスがいずれの方式であるかを把握してバ
ス要求信号の出力方法や応答信号の受信方法を変える必
要がある。そのため、このようなシステムを設計する場
合には、各従属デバイスがいずれの方式であるかをいち
いち確認し、また、そのことを念頭において設計を行う
必要があり、きわめて煩わしく、効率よく設計を行う上
で障害となっていた。そして、仮に図6に示した方式で
あることに気づかずに設計を行ってしまった場合には、
応答信号が従属デバイスから送られてこないことから、
制御用デバイス102は長時間バス要求信号を出力した
ままとなり、システムの動作速度に関する性能が大幅に
低下する結果となる。
【0013】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、制御方式が異なる従属デ
バイスが混在している場合でも、制御用デバイスが同一
の制御方式で各従属デバイスをアクセスできるようにす
るバスインターフェース変換回路を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、制御用デバイスがバスラインを通じて複数
の従属デバイスをアクセスする際にデバイス間の制御信
号の授受を仲介するバスインターフェース変換回路であ
って、前記従属デバイスを識別するアドレス値のデータ
を保持するアドレス値保持部と、前記制御用デバイスが
前記従属デバイスに供給すべく前記バスラインに出力し
たアドレス信号を取り込んで同アドレス信号が表すアド
レス値と前記アドレス値保持部が保持しているアドレス
値とを比較することにより前記従属デバイスを特定する
デバイス判定部と、前記制御用デバイスがバス要求信号
を出力したとき、前記デバイス判定部が特定した前記従
属デバイスに対し、一定期間継続するバス要求信号を生
成して供給するバス要求信号出力部と、前記従属デバイ
スのいずれかが、前記バス要求信号に応答して出力した
応答信号より一定期間継続する第2の応答信号を生成し
て前記制御用デバイスに供給する応答信号出力部とを含
んで構成されたことを特徴とする。
【0015】本発明のバスインターフェース変換回路で
は、デバイス判定部は、制御用デバイスが従属デバイス
に供給すべくバスラインに出力したアドレス信号を取り
込んで同アドレス信号が表すアドレス値とアドレス値保
持部が保持しているアドレス値とを比較することにより
従属デバイスを特定し、バス要求信号出力部は、制御用
デバイスがバス要求信号を出力したとき、デバイス判定
部が特定した上記従属デバイスに対し、一定期間継続す
るバス要求信号を生成して供給する。そして、応答信号
出力部は、従属デバイスのいずれかが、バス要求信号に
応答して出力した応答信号より第2の応答信号を生成し
て制御用デバイスに供給する。
【0016】したがって、本発明のバスインターフェー
ス変換回路では、従属デバイスが、バス要求信号の停止
を待って応答信号を送出する方式のものであったとして
も、従属デバイスには、バス要求信号出力部から一定期
間、バス要求信号が供給された後、バス要求信号は停止
し、従属デバイスはバス要求信号が停止したことから応
答信号を出力する。その結果、応答信号出力部により第
2の応答信号が制御用デバイスに供給される。そして、
制御用デバイスはこの第2の応答信号を受け取って従属
デバイスの動作が完了したことを把握し、バス要求信号
の出力を停止する。そのため、制御用デバイスはどの方
式の従属デバイスに対しても常に、バス要求信号を出力
した後、従属デバイスからの応答信号を待ってバス要求
信号の出力を停止するという制御方式で従属デバイスを
アクセスすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明によるバスイ
ンターフェース変換回路の一例を示すブロック図、図2
は図1のバスインターフェース変換回路を用いた、制御
用デバイスと従属デバイスを含むシステムを示すブロッ
ク図である。図2において図4と同一の要素には同一の
符号が付されている。
【0018】まず、図2について説明すると、このシス
テム2では、制御用デバイス102と従属デバイス10
4、106とがバスライン108によって相互に接続さ
れ、バスライン108は、クロック線110、n本のア
ドレス線112、m本のデータ線114、ならびにリー
ド・ライト線116を含んでいる。そして、制御用デバ
イス102と従属デバイス104、106との間に本実
施の形態例のバスインターフェース変換回路4が介在し
ている。
【0019】バスインターフェース変換回路4には制御
用デバイス102からバス要求信号6が供給され、バス
インターフェース変換回路4からは各従属デバイス10
4、106にそれぞれ第1および第2のバス要求信号
8、10が供給されている。また、各従属デバイス10
4、106からそれぞれ応答信号12、14が供給さ
れ、一方、バスインターフェース変換回路4は第2の応
答信号16を制御用デバイス102に供給している。ま
た、バスインターフェース変換回路4はバスライン10
8のクロック線110およびアドレス線112に接続さ
れている。
【0020】バスインターフェース変換回路4は、図1
に示したように、アドレス値保持部18、デバイス判定
部20、バス要求信号出力部22、ならびに応答信号出
力部24を含み、さらに、アクセス信号受信部26を含
んで構成されている。アドレス値保持部18は、従属デ
バイス104、106を識別するアドレス値のデータを
保持している。デバイス判定部20は、制御用デバイス
102が従属デバイス104、106に供給すべくバス
ライン108に出力したアドレス信号を取り込んで同ア
ドレス信号が表すアドレス値とアドレス値保持部18が
保持しているアドレス値とを比較することにより、制御
用デバイス102がアクセスする従属デバイスを特定す
る。
【0021】バス要求信号出力部22は、制御用デバイ
ス102がバス要求信号6を出力したとき、デバイス判
定部20が特定した従属デバイス104、106に対
し、一定期間継続する第1および第2のバス要求信号
8、10を生成して供給する。より詳しくは、バス要求
信号出力部22は、従属デバイス104、106に第1
および第2のバス要求信号8、10を出力した後、従属
デバイス104、106が第1および第2のバス要求信
号8、10に応答して動作を完了するまでの間、継続し
てバス要求信号6を出力する。
【0022】応答信号出力部24は、従属デバイスのい
ずれかが、バス要求信号6に応答して出力した応答信号
12、14より第2の応答信号16を生成して制御用デ
バイス102に供給する。また、アクセス信号受信部2
6は、制御用デバイス102が出力するクロック信号、
アドレス信号、ならびにバス要求信号6を取り込む。上
記各部は、アクセス信号受信部26が取り込んだクロッ
ク信号をタイミングの基準にして動作し、それぞれの機
能を果たす。
【0023】次に、このように構成されたバスインター
フェース変換回路4の動作について説明する。ここで
は、従属デバイス104は、制御用デバイス102から
アクセスされて動作を完了したとき自発的に応答信号を
出力するタイプのデバイスであるとし、従属デバイス1
06は、自発的には応答信号を出力せず、制御用デバイ
ス102からのバス要求信号6が停止するのを待って応
答信号を出力するタイプのデバイスであるとする。
【0024】このシステム2では、制御用デバイス10
2は、従属デバイス104、106がいずれの制御方式
を採るかに係わらず、バス要求信号6を出力した後、デ
バイスからの応答信号を待ってバス要求信号6の出力を
停止する。図3はバスインターフェース変換回路4の動
作を示すタイミングチャートであり、以下では適宜この
タイミングチャートを参照する。制御用デバイス102
はタイミングT1において、たとえば従属デバイス10
6に対するライトシーケンスを実行すべく、従来と同様
に、従属デバイス106に対応するアドレス信号をアド
レス線112に出力し、また従属デバイス106に書き
込むべきデータ信号をデータ線114に出力する。同時
に制御用デバイス102は、書き込みを表すローレベル
レベルのリード・ライト信号をリード・ライト線116
に出力するとともに、ローレベルレベルのバス要求信号
6を出力する。
【0025】このとき、バスインターフェース変換回路
4では、デバイス判定部20は、制御用デバイス102
が出力したアドレス信号をアクセス信号受信部26を通
じて取得し、同アドレス信号が表すアドレス値とアドレ
ス値保持部18が保持しているアドレス値とを比較する
ことにより、制御用デバイス102がアクセスする従属
デバイスは従属デバイス106であることを特定する。
【0026】そして、バス要求信号出力部22は、制御
用デバイス102が出力したバス要求信号6がアクセス
信号受信部26を通じて入力されたとき、デバイス判定
部20が特定した従属デバイス106に対し、一定期間
継続するローレベルの第2のバス要求信号10を生成し
て供給する。これに対して従属デバイス106は、制御
用デバイス102からのアドレス信号が自身に対応する
ことから、アクセス要求が自身に対するものであると判
断し、またリード・ライト信号がローレベルであること
から、データ線114よりデータを取り込んで保持す
る。
【0027】その後、バス要求信号出力部22はタイミ
ングT2において第2のバス要求信号10の出力を停止
する。そして、従属デバイス106は第2のバス要求信
号10の供給が停止したことから、ローレベルの応答信
号14をバスインターフェース変換回路4に出力する。
これによりバスインターフェース変換回路4の応答信号
出力部24は一定期間継続する第2の応答信号16を生
成して制御用デバイス102に出力する。
【0028】制御用デバイス102は、この第2の応答
信号16を受け取った後、第2の応答信号16が停止す
るタイミングT3において、バス要求信号6の出力を停
止し、同時にアドレス信号、データ信号、ならびにリー
ド・ライト信号の出力も停止してライトシーケンスを終
了する。
【0029】また、リードシーケンスにおいても、図3
に示したように、リード・ライト信号のレベルが異なる
のみで制御手順はライトシーケンスと基本的に同じであ
り、バス要求信号出力部22は従属デバイス106に対
して第2のバス要求信号10を一定期間継続して出力し
た後、自発的に停止し、一方、従属デバイス106は第
2のバス要求信号10が停止したとき応答信号14を出
力する。そして、応答信号出力部24はこのとき第2の
応答信号16を制御用デバイス102に供給し、これに
より制御用デバイス102はバス要求信号6の出力を停
止してリードシーケンスを終了する。
【0030】制御用デバイス102が従属デバイス10
4をアクセスする場合の動作も基本的には同じである。
ただし、この場合には、通常、バス要求信号出力部22
が第1のバス要求信号8の出力を停止する前に、従属デ
バイス104が応答信号12を出力し、応答信号出力部
24は第2の応答信号16を制御用デバイス102に一
定期間、供給する。そして、制御用デバイス102は第
2の応答信号16が停止したタイミングで、バス要求信
号6の出力を停止し、またアドレス信号などの出力も停
止する。
【0031】このように、本実施の形態例のバスインタ
ーフェース変換回路4では、従属デバイスが、自発的に
は応答信号を出力せず、制御用デバイス102からのバ
ス要求信号6が停止するのを待って応答信号を出力する
タイプのデバイスであった場合にも、制御用デバイス1
02は、動作を完了したとき自発的に応答信号を出力す
るタイプのデバイスの場合と同様の制御手順で従属デバ
イスをアクセスすることができる。
【0032】そのため、本実施の形態例のバスインター
フェース変換回路4を用いた上記システム2を設計する
場合には、各従属デバイスがいずれの方式であるかをい
ちいち確認する必要がなく、また、そのことを念頭にお
いて設計を行う必要もない。したがって、設計作業が簡
単となり効率よく設計を行うことができる。さらに、従
属デバイスの制御方式を正しく把握せずに設計を行った
ために、システム2の動作速度が低下するといったミス
も回避することができる。
【0033】なお、バス要求信号出力部22が第1およ
び第2のバス要求信号8、10を出力するタイミングお
よび期間や、応答信号出力部24が第2の応答信号16
を出力するタイミングおよび期間などを実装後に任意に
設定できる構成とすれば、さまざまな特性の従属デバイ
スおよび制御用デバイスに対応でき、汎用性の高いバス
インターフェース変換回路を実現できる。また、制御用
デバイス102は必ずしもCPUにより構成されている
必要はなく、バス要求信号および応答信号を送受信し
て、上述したようにバスライン108を通じデバイスを
アクセスするものであればどのような構成であってもか
まわない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明のバスインタ
ーフェース変換回路では、デバイス判定部は、制御用デ
バイスが従属デバイスに供給すべくバスラインに出力し
たアドレス信号を取り込んで同アドレス信号が表すアド
レス値とアドレス値保持部が保持しているアドレス値と
を比較することにより従属デバイスを特定し、バス要求
信号出力部は、制御用デバイスがバス要求信号を出力し
たとき、デバイス判定部が特定した上記従属デバイスに
対し、一定期間継続するバス要求信号を生成して供給す
る。そして、応答信号出力部は、従属デバイスのいずれ
かが、バス要求信号に応答して出力した応答信号より第
2の応答信号を生成して制御用デバイスに供給する。
【0035】したがって、本発明のバスインターフェー
ス変換回路では、従属デバイスが、バス要求信号の停止
を待って応答信号を送出する方式のものであったとして
も、従属デバイスには、バス要求信号出力部から一定期
間、バス要求信号が供給された後、バス要求信号は停止
し、従属デバイスはバス要求信号が停止したことから応
答信号を出力する。その結果、応答信号出力部により第
2の応答信号が制御用デバイスに供給される。そして、
制御用デバイスはこの第2の応答信号を受け取って従属
デバイスの動作が完了したことを把握し、バス要求信号
の出力を停止する。そのため、制御用デバイスはどの方
式の従属デバイスに対しても常に、バス要求信号を出力
した後、従属デバイスからの応答信号を待ってバス要求
信号の出力を停止するという制御方式で従属デバイスを
アクセスすることができる。
【0036】その結果、本発明のバスインターフェース
変換回路を用いた場合には、システムを設計する際に各
従属デバイスがいずれの方式であるかをいちいち確認す
る必要がなく、また、そのことを念頭において設計を行
う必要もない。したがって、設計作業が簡単となり効率
よく設計を行うことができる。さらに、従属デバイスの
制御方式を正しく把握せずに設計を行ったために、シス
テムの動作速度が低下するといったミスも回避すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバスインターフェース変換回路の
一例を示すブロック図である。
【図2】図1のバスインターフェース変換回路を用い
た、制御用デバイスと従属デバイスを含むシステムを示
すブロック図である。
【図3】バスインターフェース変換回路の動作を示すタ
イミングチャートである。
【図4】CPUとデバイスとの接続を示すブロック図で
ある。
【図5】バスラインを通じた信号の授受を示すタイミン
グチャートである。
【図6】他の制御方式における信号の授受を示すタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
2……システム、4……バスインターフェース変換回
路、6……バス要求信号、8……第1のバス要求信号、
10……第2のバス要求信号、12……応答信号、14
……応答信号、16……第2の応答信号、18……アド
レス値保持部、20……デバイス判定部、22……バス
要求信号出力部、24……応答信号出力部、26……ア
クセス信号受信部、102……制御用デバイス、104
……従属デバイス、106……従属デバイス、108…
…バスライン、110……クロック線、112……アド
レス線、114……データ線、116……リード・ライ
ト線、118……バス要求信号、120……応答線。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御用デバイスがバスラインを通じて複
    数の従属デバイスをアクセスする際にデバイス間の制御
    信号の授受を仲介するバスインターフェース変換回路で
    あって、 前記従属デバイスを識別するアドレス値のデータを保持
    するアドレス値保持部と、 前記制御用デバイスが前記従属デバイスに供給すべく前
    記バスラインに出力したアドレス信号を取り込んで同ア
    ドレス信号が表すアドレス値と前記アドレス値保持部が
    保持しているアドレス値とを比較することにより前記従
    属デバイスを特定するデバイス判定部と、 前記制御用デバイスがバス要求信号を出力したとき、前
    記デバイス判定部が特定した前記従属デバイスに対し、
    一定期間継続するバス要求信号を生成して供給するバス
    要求信号出力部と、 前記従属デバイスのいずれかが、前記バス要求信号に応
    答して出力した応答信号より一定期間継続する第2の応
    答信号を生成して前記制御用デバイスに供給する応答信
    号出力部とを含んで構成されたことを特徴とするバスイ
    ンターフェース変換回路。
  2. 【請求項2】 前記バス要求信号出力部は、前記従属デ
    バイスに前記バス要求信号を出力した後、前記従属デバ
    イスが前記バス要求信号に応答して動作を完了するまで
    の間、継続して前記バス要求信号を出力することを特徴
    とする請求項1記載のバスインターフェース変換回路。
  3. 【請求項3】 前記制御用デバイスが出力するクロック
    信号、前記アドレス信号、ならびに前記バス要求信号を
    取り込むアクセス信号受信部を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のバスインターフェース変換回路。
  4. 【請求項4】 前記バスラインは、クロック信号を伝送
    するクロック線と、前記アドレス信号を伝送する複数本
    のアドレス線と、データを伝送する複数本のデータ線
    と、制御用デバイスが従属デバイスに出力するリード・
    ライト信号を伝送するリード・ライト線を含むことを特
    徴とする請求項1記載のバスインターフェース変換回
    路。
  5. 【請求項5】 前記制御用デバイスは、メモリから取り
    込んだプログラムデータにもとづいて動作するCPUに
    より構成されていることを特徴とする請求項1記載のバ
    スインターフェース変換回路。
  6. 【請求項6】 前記従属デバイスのうちの少なくとも1
    つは、前記バス要求信号の供給が停止した後、応答信号
    を出力することを特徴とする請求項1記載のバスインタ
    ーフェース変換回路。
  7. 【請求項7】 前記制御用デバイスが出力するクロック
    信号をタイミングの基準にして動作することを特徴とす
    る請求項1記載のバスインターフェース変換回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7698494B2 (en) 2006-10-23 2010-04-13 Nec Access Technica, Ltd. Access control device and access control method

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