JPH1185673A - 共有バスの制御方法とその装置 - Google Patents

共有バスの制御方法とその装置

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JPH1185673A
JPH1185673A JP23720797A JP23720797A JPH1185673A JP H1185673 A JPH1185673 A JP H1185673A JP 23720797 A JP23720797 A JP 23720797A JP 23720797 A JP23720797 A JP 23720797A JP H1185673 A JPH1185673 A JP H1185673A
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JP
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bus
signal
protocol
mode
processor
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JP23720797A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Yamamoto
健次郎 山本
Masatsugu Kametani
雅嗣 亀谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセッサからのアドレスに対応する単一デ
ータの単位で、動的に複数のバスプロトコルを切り換
え、共有バスのデータ入出力スループットを向上する。 【解決手段】 複数のバスプロトコル機能に対応したバ
スプロトコルコントローラ401〜403を設け、プロ
セッサ3からモード信号64をモードレジスタ5に設定
してバスプロトコル機能の切り換えを行い、そのバスプ
ロトコルによるアクセスを行う。このバスプロトコルの
動作とバスプロトコルの切り換え動作とをマシンステー
トコントローラ7、407、及びバスモード/タイミン
グコントローラ406で同期化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共有バスの制御方
法とその装置に係り、特に接続されているデバイスの、
バスプロトコルが複数個存在する共有バスの制御に適し
た共有バスの制御方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、1つの(共有)バス上で複数のプ
ロトコルに対応できるようにしたバスシステムには、以
下の例がある。まず、コンピュータシステムで使用され
ているISAバスにおいては、バスに接続されたデバイ
スからプロセッサに返送されるレディ信号に応答して、
バスサイクルの終了制御を行うという、非同期プロトコ
ルでアクセスを行う。前記レディ信号が所定の時間内に
返送されない場合は、その時点でプロセッサにレディ信
号を返送してバスサイクルの終了制御を行う。アクセス
対象デバイスが同期プロトコルのデバイスである場合
も、前記所定の時間内にデータ伝送が完了すれば、同デ
バイスへのアクセスは可能である。
【0003】特開平4−358256号に示されている
公知例では、同一SCSIバス上に同期転送モードと非
同期転送モードの双方のSCSIデバイスが接続され、
各デバイスに定義されている協定情報(転送同期値、転
送オフセット値)をリセット時に各デバイスから得、S
CSIデバイスの番号ごとにホストバス制御回路のメモ
リにセットしておき、上記協定情報に記載されたプロト
コルで、ホスト側から双方のデバイスに対してデータ伝
送を行う。
【0004】特開平8−44665号に示される転送バ
スにおいては、同一バス上に同期プロトコル、非同期プ
ロトコル、高速同期プロトコル、高速同期と同期プロト
コル、高速同期と非同期プロトコルがサポートされてい
るデバイスが接続される。各デバイスによってサポート
されるプロトコルに依存していろいろな制御信号が存在
し、この制御信号を利用してデバイス側からホスト側の
バスコントローラへメッセージ信号を転送する。各プロ
トコルの切り換えは、デバイス側からの前記メッセージ
信号に応答してバスコントローラがそれらのデバイスに
対応するデータ転送プロトコルを選択し、決定すること
により行う。また、プロトコルの選択は、データを転送
する対象デバイスが、前記高速同期プロトコルと他のプ
ロトコルをサポートしている場合、もしくはお互いに高
速同期プロトコルをサポートしている場合は、これを優
先する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の、複数バスプロ
トコルをサポートできるようにした共有バスを持つプロ
セッサシステムは、種々のデバイスとのデータ伝送を容
易に行えるという利点を有するが、次に示す問題があ
る。 (1)デバイスから返送されるコントロール信号を用い
てバスプロトコルの選択を行うため、サポートするプロ
トコルの増加に伴い、コントロール信号もしくはバスの
信号線の数が増加し、複雑なシステム構成になりハード
ウェア的に制限が生じること。 (2)バスプロトコル選択に必要な情報は、アクセス対
象のデバイスが保有し、バスコントローラからのデバイ
ス選択信号に応答して、デバイスから認識信号として返
送される。従って、デバイスにアクセスし、データの伝
送を行う毎にデバイスからの認識信号の応答を待つ時間
が必要であること。 (3)プロセッサバスのクロックと共有バスのクロック
が非同期で動作している為、同期化処理を行う為の遅れ
時間があること。
【0006】上記した従来技術の問題点のうち、特に
(2)に示した時間は、プロセッサが1度のアクセスで
伝送するデータ量に対しての比率が問題となる。例えば
ロボットコントローラ等の制御装置の分野においては、
環境の変化に対して高速に反応できる実時間制御が要求
されている。そのためには、センサからの入力データに
対して情報処理演算を行い、制御対象に対して出力を行
うまでの入出力時間、すなわちシステム全体のスループ
ットの短縮が重要課題である。このような装置では、あ
るセンサにより検出され格納されている単一データへの
アクセスや、同様に、制御対象から出力され格納さてい
る単一データへのアクセスが頻繁に生じる。このよう
に、プロセッサが1度のアクセスで1つのアドレスに対
応する所定サイズデータの伝送しか行わないランダムア
クセスの場合には、(2)の問題はデータ伝送の高速化
に関して致命的問題である。
【0007】本発明の目的は、複数のプロトコルをサポ
ートし、かつプロトコルの選択と切り換えのためのオー
バーヘッドが少なく、高速なランダムアクセスが可能な
共有バスの制御方法とその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、複数のバスプロトコルをサポートする
ランダムアクセス可能な共有バスを制御するための共有
バスの制御装置において、プロセッサから実行すべきバ
スプロトコルを指定するためのモード指定信号が出力さ
れたときそのモード指定信号に対応したモード信号をセ
ットするためのモード設定手段と、前記複数のバスプロ
トコルの実行制御を行うためのバスプロトコルコントロ
ーラと、前記モード設定手段にセットされたモード信号
に応じたバスプロトコルを実行するバスプロトコルコン
トローラを選択するためのバスプロトコル選択手段と、
前記プロセッサによる前記モード設定手段へのモード信
号の設定動作、及び前記選択されたバスプロトコルコン
トローラによるバスプロトコルの実行制御動作のタイミ
ングを制御するための同期化手段と、を備えたことを特
徴とする共有バスの制御装置を開示する。
【0009】また、本発明は、複数のバスプロトコルを
サポートする共有バスを制御するための共有バスの制御
方法において、前記各バスプロトコルの実行制御を行う
ためのバスプロトコルコントローラを設けておき、プロ
セッサから共有バスを介してのデバイスへのアクセス時
には、当該デバイスのアクセス可能なバスプロトコルを
指定するための信号をプロセッサから出力して前記バス
プロトコルコントローラから該当するものを選択し、該
選択したバスプロトコルコントローラの制御により前記
アクセスを実行するとともに、前記プロセッサからの信
号の出力とそれによる前記バスプロトコルの選択、及び
選択されたバスプロトコルコントローラによるアクセス
制御を同期化して実行することを特徴とする共有バスの
制御方法を開示する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の特徴とする
バスプロトコルコントロールユニットの構成例を示すブ
ロック図で、共有バス1に接続された図示しないデバイ
スと、プロセッサバス2に接続されたプロセッサ3との
間で、ランダムアクセスによるデータ伝送、あるいは所
定の大きさを有するデータブロックの転送が行われる。
バスプロトコルコントロールユニット4は、各デバイス
が異なるバスプロトコルをサポートしているのに対応し
たデータ伝送を実現するための回路で、図1では大きく
分類して3種類のバスプロトコルに対応する為に、3個
のバスプロトコルコントローラ401、402、403
を有している。以下、図1の主要な部分を順次説明す
る。
【0011】まず、プロセッサバス2は、アドレス/コ
マンドバス201とデータバス202より構成され、ア
ドレス/コマンドバス203及びデータバス204を介
してプロセッサ3と接続される。プロセッサバス2に
は、図示は省略したが、例えばROMやRAMなどのメ
モリに代表されるプロセッサ直結のデバイスが接続され
ることもある。共有バス1は、アドレス/コマンドバス
101及びデータバス102より構成される。前述した
ように、共有バス1はランダムアクセスが可能なバス
で、プロセッサ3から指定した1つのアドレスに対応し
て、バスプロトコルコントロールユニット4を介して1
つのデータの読み書きが可能である。
【0012】バスプロトコルコントロールユニット4
は、複数のバスプロトコルをサポートするため、3個の
ブロックから成る、ハードウェア構成のバスプロトコル
コントローラ401〜403を有している。このうち、
バスプロトコルコントローラ401は転送プロトコル
を、バスプロトコルコントローラ402は同期プロトコ
ルを、さらにバスプロトコルコントローラ403は非同
期プロトコルを各々サポートするものとする。
【0013】ここで同期プロトコルでは、データ伝送動
作としてデータを書き込む側のプロセッサもしくはデバ
イスが共有バス1にデータを置き、そのデータが安定す
ると、次にデータを読み込む側のプロセッサもしくはデ
バイスがそのデータを読み込むが、これらの動作はバス
クロックに同期したバスサイクルが所定のクロック数後
に終了するまでに完結しなければならない。そして上記
バスサイクルの同期は各デバイスのデータ入出力時間に
大きく依存し、バスサイクルを全く引き延ばさない完全
なノーウェイト、データプリフェッチ処理によりバス占
有時間を短縮したデータラッチ方式のノーウェイト、リ
ードのみ1サイクル引き延ばす1ウェイト、リード/ラ
イト共に1サイクル引き延ばす1ウェイト、さらに同様
な複数サイクルを引き延ばす複数ウェイト等がある。
【0014】非同期プロトコルは、共有バス1に接続さ
れているプロセッサ、もしくはデバイスから、バスサイ
クルを制御するバスプロトコルコントロールユニット4
へ、データを読み込むかもしくは書き込む準備が整った
ことを知らせるバスレディ信号60を伝送し、これが非
同期プロトコルをサポートするバスプロトコルコントロ
ーラ403へ入力される。バスプロトコルコントローラ
403は、このバスレディ信号60に応答してバスサイ
クルの終了制御を行う。この場合、例えば非同期プロト
コルの集合を1つの回路ブロックにまとめることで、レ
ディ信号線は1本で良い。この様に、類似する複数のバ
スプロトコル機能を1つの回路ブロックにまとめ、その
バスプロトコル制御回路を1つまたは複数備えたことに
より、回路が複雑になることを防ぎ、その規模を小さく
できる。
【0015】転送プロトコルはSCSIバスやバースト
転送方式のように、まとまったデータを転送するもの
で、バスクロックに同期した処理が行われる点では同期
プロトコルに類するが、あるデバイスの複数データのブ
ロックを同一のデバイスもしくは別のデバイスのブロッ
クへ転送する場合、効率を上げる目的で使用される。通
常の単一データのアクセスでは、1データ伝送に先立っ
て、プロセッサが命令をフェッチするサイクルが必要で
あるが、転送プロトコルは、命令フェッチがブロック伝
送に対して1回のみ発生する転送専用命令、もしくはル
ープ命令を用いて命令フェッチ処理の並列化が行われる
ので、バスアクセスの高速化が可能である。転送バスを
用いると、ランダムアクセスバスの様に単一データのア
クセスはできないが、図1のように、転送プロトコル用
のバスプロトコルコントローラ401を設けることで、
ランダムアクセスバスにおいて転送バスの様にデータ集
合の高速伝送が可能である。
【0016】さらに上記に共通するプロトコルフォーマ
ットとして、各デバイス間で1度に伝送されるデータサ
イズのフォーマットがある。このデータサイズは、デバ
イスのハードウェアとバスのハードウェア構成で決定さ
れる。伝送するデバイス間とバスが異なるサイズであ
り、かつ一度に使用するバスのサイズを切り換える場
合、サイズを指定するためのコントロール信号が必要と
なる。この場合、下位のアドレスに対応する信号線はア
ドレスバス信号の代わりにバイトイネーブル信号と呼ば
れるコントロール信号を用いることがある。しかし、図
1のバスプロトコルコントロールユニットにおいては、
後述するプロトコルのモード信号によって、決定しても
良い。
【0017】以上に示した各プロトコルのうち、アクセ
スを高速に処理すべき要求があるときには、同期プロト
コルが用いられ、アクセス時間が不定のデバイスとのア
クセスは、非同期プロトコルが用いられる。従って、同
一デバイスであっても条件と状況にしたがって、高スル
ープットの得られるプロトコルを選択し、それをサポー
トするバスプロトコルコントローラを用意すればよい。
【0018】使用すべきバスプロトコルの選択は、前記
したバスプロトコルコントローラを選択することで実現
される。このために、本発明では、使用したいバスプロ
トコルを指定するためのモード信号31(と必要なとき
にはアドレス62)をプロセッサ3から出力してモード
レジスタ5に書き込む。図2は、このために用いるモー
ドレジスタ5の構成例を示しており、ROM501、R
AM502、レジスタ503、マルチプレクサ504、
ラッチ505等より構成されている。ROM501には
通常使用するプロトコルを指定するモード信号を書き込
んでおく。そうすると、ROM化したものは、電源投入
時から使用できるので、プロセッサ3からアドレス62
を与えることで、自動的にバスプロトコルが決定され
る。この場合、プロセッサ3とバスプロトコルコントロ
ールユニット4が直結されて、プログラムを共有バス1
よりロードする場合にも用いることができる。またRA
M502もROM501と同様にそのアドレスを指定す
ることで所望のモード信号を読み出せるが、このモード
信号を、プロセッサ3よりデータ31として変更可能で
あるところが異なる。また、レジスタ503には、プロ
セッサ3からデータ31を与えることで、アドレス指定
無しに直接バスプロトコルを指定できる。これは、対象
デバイスにアドレスを発行する直前に、次に使用するプ
ロトコルを直接指定したいときに用いる。そして、上記
ROM501、RAM502あるいはレジスタ503の
いずれを用いるかは、プロセッサ3から指定したデコー
ダ/コマンド6からのセレクト信号63によってマルチ
プレクサ504で決定され、その出力はモード信号64
としてラッチ505に保持される。ここで、モードレジ
スタ5の各回路は、デコーダ・コマンド6から与えられ
るモードラッチパルス68に同期して動作する。なお、
ラッチ505は、バスプロトコルコントロールユニット
4内のタイミングコントロールされたラッチ404を用
いても良い。
【0019】以上のように、プロトコルの切り換えに
は、デバイスとのデータ授受によるバスプロトコルの設
定という処理が不要となるから、バスプロトコルの設定
が高速化される。しかし、それでも多少の設定時間を要
するから、非同期デバイスであっても同期プロトコルで
アクセスした方が高速になるときは、同期プロトコルを
用いるのがよい。この場合のレディ信号60は同期プロ
トコルでは無視される。
【0020】次に、本装置のタイミングのコントロール
について述べる。このタイミングのコントロールは、以
下の3つのフェーズで行われる。 (I)モード信号を設定するとき モード信号を設定するときのタイミングコントロール
は、図1のマシンステートコントローラ7により行われ
る。即ちマシンステートコントローラ7は、クロック6
5とプロセッサ3からのマシンステート信号66から、
プロセッサのバスサイクル状態を検出し、デコーダ/コ
マンド6へ信号67を送る。そうするとデコーダ/コマ
ンド6からモードレジスタ5へのモードラッチパルス6
8を出力し、バスサイクルが完結しているとき以外はモ
ード信号が切り換わらないように管理している。
【0021】(II)バスプロトコルを切り換えるとき 前記モード信号に対応したバスプロトコル機能の切り換
えは、バスプロトコルコントローラ401〜403の内
の、所望のバスプロトコルをサポートするものがモード
信号64によって選択され、バスプロトコルコントロー
ラの出力信号がセレクタ405により選択され、プロト
コルコントロール信号69として出力されることにより
行われる。このプロトコルコントロール信号69は、具
体的には、アドレス70の出力、アービトレーション信
号71の入出力、バスレディ信号60の入力、データ信
号32の入出力の管理を行う。
【0022】(III)バスプロトコルの動作とモード切
り換え動作との同期化の管理 この管理は、バスモード/タイミングコントローラ40
6が、デコーダ/コマンド6からのバスアクセスイネー
ブル信号72、マシンステートコントローラ7と同様に
動作するマシンステートコントローラ407からのマシ
ンステート信号73、及びモード信号64、バスプロト
コルコントローラからのバスプロトコルステート信号8
0を受け取り、バスプロトコルタイミング信号74、前
記セレクタ405を切り換えるためのセレクト信号7
5、ラッチ信号76、及びプロセッサ3へのバスアクセ
スレディ信号77を出力することにより行う。さらに、
マシンステートコントローラ407から出力されるマシ
ンステート信号73、78によって、それぞれプロセッ
サのバスサイクルとモード切り換え動作、プロセッサの
バスサイクルとバスプロトコルの動作の間のタイミング
を適正に管理する。
【0023】次に、上記した構成のバスプロトコルコン
トロールユニットの動作を説明する。図1のシステムに
於て、共有バス1に接続されたデバイスへアクセスする
ときには、まずプロセッサ3からモード信号31、アド
レス信号62をモードレジスタ5へ出力し、図2で説明
したようにしてモードレジスタ5から出力されるモード
信号64を設定する。この設定に当たっては、前記のよ
うにマシンステートコントローラ7が、プロセッサバス
2のバスサイクル完了を検知した後にモード信号の設定
が行われるように制御することで、バスプロトコル切り
換えの同期がとられている。バスモード/タイミングコ
ントローラ406は、前記のようにモード信号64、マ
シンステート信号73、バスアクセスイネーブル信号7
2、及びバスプロトコルステート信号80を入力とし
て、バスプロトコルタイミング信号74及びセレクト信
号75を出力し、モード信号64対応のバスプロトコル
コントローラの出力をマルチプレクサ405で選択し、
また各種ラッチへのラッチ信号76及びプロセッサ3へ
のバスアクセスレディ信号77を出力する。また、図に
は示していないが、バスレディ信号60は、バスプロト
コルステート信号80の一種である為、直接バスモード
/タイミングコントローラ406へ入力してもよい。
【0024】バスアクセスレディ信号77を受けたプロ
セッサ3は、アクセス対象へのアドレス/コマンド79
を出力し、これはバスプロトコルコントロールユニット
4内のアドレスラッチ/キュー408へラッチ信号76
によりラッチされ、プロトコルコントロール信号69に
よりタイミング管理が行われて共有バス1へのアドレス
/コマンド70として出力される。またプロセッサ3か
らデータを出力するときは、そのデータ33がラッチ信
号76によりデータラッチ/キュー409へラッチさ
れ、プロトコルコントロール信号69によりタイミング
管理が行われてデータ32として共有バス1へ出力され
る。プロセッサ3へデータを取り込むときはそのデータ
32がラッチ信号76によりデータラッチ/キュー41
0へラッチされ、データバス202を介してプロセッサ
3へ入力される。
【0025】以上の動作に於て、本発明のバスプロトコ
ルコントロールユニットを用いると、複数種のバスプロ
トコルをサポートするのに、従来のようにデバイスと情
報のやり取りをする必要がなく、プロセッサから直接指
定できる。このためにバスプロトコルの設定を高速化で
きる。この場合、モード信号61をプロセッサ3から書
き込むには、設計者及び開発者は、実行プログラム中に
コーディングを行うか、モニタシステムなどで直接コー
ドを実行させる等すればよく、容易にバスプロトコルの
選択が可能となる。設計者及び開発者は、共有バス1に
接続されたアクセス対象となるデバイスに対し、アクセ
ス時の状況やデバイスの特性に対応した適正なバスプロ
トコルを周知していることが多く、状況に応じたプロト
コルの選択を設計者及び開発者が逐次行えることは、有
利である。
【0026】また、図1に示すバスプロトコルコントロ
ールユニット4には、前述のようにアドレスラッチ/キ
ュー408、データラッチ/キュー409、410が設
けられており、プロセッサ3が共有バス1上のデバイス
にアクセスするとき、共有バス1で実行されるプロトコ
ルに関係なく、所定のプロトコルでバスプロトコルコン
トロールユニット4にアクセスする。そしてバスプロト
コルコントロールユニット4では、アドレス、データを
上記のラッチ408〜410へラッチすると、プロセッ
サ3に対しては早急にバスアクセスレディ信号77を返
送するので、共有バス1上ではデータの伝送中であって
も、プロセッサ3は次の処理動作が可能となる。すなわ
ち、アドレスおよびデータのラッチもしくはキューの機
能をユニット4に設けることで、プロセッサに対して動
作の遅いデバイスがプロセッサを待たせることをなく
し、プロセッサはすぐに次の命令の実行ができ、バスア
クセスによるプロセッサの待ち時間をさらに短縮するこ
とができる。こうして複数のバスプロトコルがサポート
可能でデータ伝送の効率がよく、共有バスを介しての高
速なランダムアクセスが容易なシステムが実現できる。
【0027】また、バスプロトコルの動作とモード切り
換え動作とを管理する同期化手段を備えることにより、
プロトコルの切り換えを連続的にスムーズに行うことが
できる。これにより、アクセス時の状況やデバイスの特
性に対応した適正なバスプロトコルによるアクセスが、
プロトコル切り換え時のロスを伴わずに実現できる。ま
た、バスプロトコルコントロールユニット4のデータラ
ッチ/キュー409、410とプロセッサバスのデータ
バス202との間にゲート411、412を介在させる
ことにより、メモリ間のデータ伝送にプロセッサのレジ
スタを使用しない、高速のメモリ間伝送機能を持つプロ
トコルをサポートすることもできる。
【0028】なお、共有バス1が複数のプロセッサによ
り共有される場合、共有バスの使用権が1度に1つのプ
ロセッサのみに与えられるようにするため、その調停回
路であるバスアービタ8が設けられている。バスプロト
コルコントロールユニット4、4’等は、自ユニットを
介して共有バス1へアクセスするとき、まずバスの使用
権を要求するリクエスト信号80(アービトレーション
信号の1つ)をバスモード/タイミングコントローラ4
06からバスアビータ8へ出力する。これに対してアビ
ータ8からバス使用権を許可するバスアクノリッジ信号
81が返送されると、そのバスプロトコルコントロール
ユニット4または4’は共有バス1を占有できる。
【0029】また、図1で示したバスプロトコルコント
ロールユニットは1チップLSIとして構成可能で、従
来のメモリ素子に対するメモリコントローラのように、
デバイスごとのインタフェースコントローラとして用い
ることができる。また、本発明のバスプロトコルコント
ロールユニットは、1プロセッサに対して1つ用いるだ
けで、特別なシーケンサやコントローラは必要なく、共
有バスに直接接続したあらゆるデバイスのコントロール
が可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、共有バスに接続された
デバイスが異なるバスプロトコルを有していても、高速
かつランダムにアクセスが可能になる。また、バスプロ
トコルの動作とモード切り換え動作とを管理する同期化
手段を備えることにより、プロトコルの切り換えを連続
的にスムーズに行うことができ、これにより、アクセス
時の状況やデバイスの特性に対応した適正なバスプロト
コルによるアクセスが、プロトコル切り換え時のロスを
伴わずに実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴であるバスプロトコルコントロー
ルユニットの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明のモードレジスタの構成例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 共有バス 2 プロセッサバス 3 プロセッサ 4、4’ バスプロトコルコントロールユニット 5 モードレジスタ 6 デコーダ/コマンド 7 マシンステートコントローラ 31 モード信号 32、33 データ 60 バスレディ信号 62 アドレス 63 セレクト信号 64 モード信号 65 クロック 66、67 マシンステート信号 68 モードラッチパルス 69 プロトコルコントロール 72 バスアクセスイネーブル信号 73 マシンステート信号 74 バスプロトコルタイミング信号 75 セレクト信号 76 ラッチ信号 77 バスアクセスレディ信号 79 アドレス 80 バスプロトコルステート信号 407 マシンステートコントローラ 408 アドレスラッチ/キュー 401、402、403 バスプロトコルコントローラ 406 バスモード/タイミングコントローラ 405 マルチプレクサ 409、410 データラッチ/キュー 404 モードラッチ/キュー 501 ROM 502 RAM 503 レジスタ 504 マルチプレクサ 505 ラッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバスプロトコルをサポートするラ
    ンダムアクセス可能な共有バスを制御するための共有バ
    スの制御装置において、 プロセッサから実行すべきバスプロトコルを指定するた
    めのモード指定信号が出力されたときそのモード指定信
    号に対応したモード信号をセットするためのモード設定
    手段と、 前記複数のバスプロトコルの実行制御を行うためのバス
    プロトコルコントローラと、 前記モード設定手段にセットされたモード信号に応じた
    バスプロトコルを実行するバスプロトコルコントローラ
    を選択するためのバスプロトコル選択手段と、 前記プロセッサによる前記モード設定手段へのモード信
    号の設定動作、及び前記選択されたバスプロトコルコン
    トローラによるバスプロトコルの実行制御動作のタイミ
    ングを制御するための同期化手段と、 を備えたことを特徴とする共有バスの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記モード設定手段は、 予め定められたバスプロトコルを指定するモード信号が
    格納され、そのアドレスが前記モード指定信号として与
    えられたとき該当するモード信号を出力するためのRO
    Mと、 バスプロトコルを指定するモード信号とその格納アドレ
    スが前記モード指定信号として与えられたときに前記モ
    ード信号を前記格納アドレスへ格納し、前記モード信号
    を出力するためのRAMと、 バスプロトコルを指定するモード信号が前記モード指定
    信号として与えられたときに前記モード信号を格納し、
    そのモード信号を出力するためのレジスタと、 前記モード指定信号の一部として与えられた制御信号に
    応じて前記ROM、RAM、もしくはレジスタの出力を
    選択して外部へ出力するためのマルチプレクサと、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の共有バスの制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記バスプロトコルコントローラは、そ
    の終了制御がアクセス対象デバイスから返送されるレデ
    ィ信号を受けて行われる非同期式プロトコル集合、ノー
    ウェイト、1ウェイトもしくは複数ウェイトでバスサイ
    クルを完結する同期式プロトコル集合、及び1回のアク
    セスでデータブロックを転送する転送プロトコル集合の
    各々に対して少なくとも1つづつ設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の共有バスの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記バスプロトコルコントローラの各々
    は、プロセッサがアクセスするアドレスを前記コントロ
    ーラ内及び共有バス上にラッチするためのアドレスラッ
    チ手段と、プロセッサがアクセスするデータを前記コン
    トローラ内及び共有バス上もしくはプロセッサバス上に
    ラッチするためのデータラッチ手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の共有バスの制御装置。
  5. 【請求項5】 複数のバスプロトコルをサポートする共
    有バスを制御するための共有バスの制御方法において、 前記各バスプロトコルの実行制御を行うためのバスプロ
    トコルコントローラを設けておき、 プロセッサから共有バスを介してのデバイスへのアクセ
    ス時には、当該デバイスのアクセス可能なバスプロトコ
    ルを指定するための信号をプロセッサから出力して前記
    バスプロトコルコントローラから該当するものを選択
    し、該選択したバスプロトコルコントローラの制御によ
    り前記アクセスを実行するとともに、 前記プロセッサからの信号の出力とそれによる前記バス
    プロトコルの選択、及び選択されたバスプロトコルコン
    トローラによるアクセス制御を同期化して実行すること
    を特徴とする共有バスの制御方法。
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