JP2000227895A - 画像データ転送装置および画像データ転送方法 - Google Patents

画像データ転送装置および画像データ転送方法

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JP2000227895A
JP2000227895A JP11028767A JP2876799A JP2000227895A JP 2000227895 A JP2000227895 A JP 2000227895A JP 11028767 A JP11028767 A JP 11028767A JP 2876799 A JP2876799 A JP 2876799A JP 2000227895 A JP2000227895 A JP 2000227895A
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cpu
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memory
image data
data
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JP11028767A
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Kazuhiko Fukaya
和彦 深谷
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Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のメモリ装置にアクセスする画像データ
転送装置においてメモりおよびバス線の稼働率を向上さ
せてシステムの高速化を図る。 【解決手段】 CPUと、CPUに制御されるメモリ制
御部と、メモリ制御部を介してCPUが制御される複数
のメモリ装置と、CPUおよびメモリ制御部に接続され
る第1のバス線と、複数のメモリ装置のそれぞれに対応
し、各メモリ装置とメモリ制御部との間を接続する複数
の第2のバス線と、を備えた画像データ転送装置におい
て、メモリ制御部は、第1のバス線と複数の第2のバス
線のそれぞれとの接続を切り替えるバス切換え部と、C
PUと少なくとも一つのメモリ装置との間で転送される
データを一時的に格納する少なくとも1つのバッファを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUに接続され
た複数のメモリ装置を有するコンピュータシステムに関
し、特に、頻繁にアクセスされるメモリ装置とCPUと
の間の転送データを一時的にバッファリングすること
で、システムの稼働率の向上および効率化を図り、全体
としてシステムの高速化を可能とした画像データ転送装
置および画像データ転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の技術としては、CPUに
バス線を介して接続された複数のメモリ装置を有する画
像データ転送装置が知られている。このような画像デー
タ転送装置では、CPUからメモリ装置へのデータ転送
要求に対し、バス線が競合しないようにあらかじめ定め
られた順序でメモり装置を指定してデータ転送要求を行
っている。ところが、メモリ装置の動作速度は、一般的
にCPUの動作速度に比してきわめて遅いため、せっか
くのCPUの高速性がメモリ装置の遅い動作速度によっ
て抑えられてしまう。
【0003】CPUは、複数のメモリ装置に接続されて
いるものの、ある瞬間、瞬間では、複数の処理を同時に
行っているのではなく、1つのメモリ装置に対してのみ
データ転送を行なっており、また、CPUが内部演算等
を行なっている際には、データ転送要求が発生しないた
めにメモリ装置およびバス線はアイドル状態となる。C
PUが演算処理を終了して次のデータ転送要求を発生す
ると、その時点からバス線を介してアドレス信号を送
り、データの転送命令を発する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像デ
ータ転送装置では、CPUに接続された複数のメモリ装
置に対するデータ転送要求が、その時点で1つのメモリ
装置のみに与えられることから、複数のメモリ装置間で
のデータ転送要求の待ち合わせにより、個々のメモリ装
置にアイドル時間が発生し、メモリ装置の稼働率を低下
させる。このため、全体として画像データ転送装置の動
作速度が低下するという問題点があった。
【0005】また、CPUが内部の演算処理等のために
メモリ装置に対してデータ転送要求をしない場合には、
その間はバス線がアイドル状態となり、バス線の稼働率
が低下して、やはり全体として画像データ転送装置の動
作速度を低下させてしまうという問題点があった。
【0006】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みなされたものであって、CPUに接続さ
れる複数のメモリ装置において、データ転送要求のメモ
リ装置間の競合によってメモリ装置に待ち合わせが発生
し、あるいは、CPUからのデータ転送要求が発生せず
にバスがアイドル状態となることで、全体の画像データ
処理装置の効率が低下してその動作速度を低下させる上
述の問題を解決すること、および、全体としてシステム
の稼働率を高めることで動作速度を改善した画像データ
転送装置および画像データ転送方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ため、本発明によれば、CPUと、CPUに制御される
メモリ制御部と、メモリ制御部を介してCPUが制御さ
れる複数のメモリ装置と、CPUおよびメモリ制御部に
接続される第1のバス線と、複数のメモリ装置のそれぞ
れに対応し、各メモリ装置と前記メモリ制御部との間を
接続する複数の第2のバス線と、を備えた画像データ転
送装置において、メモリ制御部は、第1のバス線と複数
の第2のバス線のそれぞれとの接続を切り替えるバス切
換え部と、CPUと少なくとも一つのメモリ装置との間
で転送されるデータを一時的に格納する少なくとも1つ
のバッファを有することを特徴とする。
【0008】また、バス切換え部は、第1のバス線から
入力したアドレスをそのまま出力および内部でアドレス
を生成するアドレス保持生成回路と、メモリ装置から読
み出したデータおよび書き込むデータの遮断/通過状態
を制御する複数の切換えバッファと、を具備することを
特徴とする。
【0009】また、メモリ制御部は、メモリ装置の数に
対応する数の切換えバッファを備えることを特徴とす
る。
【0010】また、バッファは、メモリ装置から読み出
した命令を一時的に格納する命令バッファとデータを格
納するデータバッファであることを特徴とする。
【0011】また、メモリ装置の少くとも1つは、CP
Uの動作を制御する命令が格納されたROMであること
を特徴とする。
【0012】また、メモリ装置の少くとも1つは、CP
Uにより処理されるデータが格納するRAMであること
を特徴とする。
【0013】また、CPUとROMとの間のデータ転
送、およびデータバッファとRAMとの間のデータ転送
は独立に行われることを特徴とする。
【0014】また、CPUと、CPUに制御されるメモ
リ制御部と、メモリ制御部を介してCPUが制御される
複数のメモリ装置と、CPUおよびメモリ制御部に接続
される第1のバス線と、複数のメモリ装置内の少なくと
も一つのメモリ装置に対応して配設されて、対応するメ
モリ装置とメモリ制御部との間を接続する複数の第2の
バス線と、を備えた画像データ転送装置において、バッ
ファは、メモリ装置に書き込むときに、データを一時的
に格納する書込みデータバッファと、メモリ装置から読
み出すときにデータを格納する読出しデータバッファと
を具備することを特徴とする。
【0015】また、メモリ制御装置は、CPUからデー
タ転送要求があったとき、転送要求があったデータが、
メモリ装置に前に格納されたデータと同じである場合
は、バッファに格納されているデータをCPUに転送
し、データ転送要求がRAMからの読み出しである場合
は、RAMからのデータの読み出しを先に処理し、読み
出し処理が終了した後に、RAMへのデータの書き込み
を行うことを特徴とする。
【0016】上記のような構成とすることにより、本発
明の画像データ転送装置におけるメモリ装置に特に限定
はなく、ROM、RAM等の種々のメモリ装置が含ま
れ、メモリ制御部に配設されるバッファの数は、1以上
任意の数でよいが、例えばメモり装置および第2のバス
線の数に対応して配設することができる。
【0017】また、メモリ装置の少くとも1つは、CP
Uの動作を制御するプログラムが格納されたROMであ
るので、一般的にデータがアドレス順に取り出すことが
できる。
【0018】さらに、メモリ制御部が、第1のバス線と
複数の第2のバス線のそれぞれとの接続を切り換えるバ
ス切換え部を有しているので、バス線の切換え制御が簡
単に行われかつ高速になる。
【0019】さらに、本発明のメモリシステムでは、C
PUからのデータ読込み要求に対して、メモリ制御部
は、バス線を切り換えて、CPUとメモリ装置間の直接
のデータ転送を可能とする一方、CPU内部の演算処理
等でメモりアクセスに時間が空いた場合や、あるいは、
他のメモリ装置に対してデータ転送要求が発生した場合
に、先のメモリ装置の所定のアドレスからのデータ読み
出しを行い、一時的にバッファに格納する。これによ
り、CPUから先のメモリ装置に対する次のアクセス要
求によりデータ読み出しを行う場合には、一時的にバッ
ファに格納されたデータをCPUに転送する。CPUへ
のデータ転送処理速度は、一般的に、メモリ装置からに
比してバッファからの方が速いので、CPUに対し高速
なデータ転送を行うことができる。
【0020】またさらに、CPUからのデータ書込み要
求に対しても、メモリ装置に格納すべきデータを一時的
にバッファに格納することで、CPUからの第1のバス
線を経由するデータ転送処理速度を高める。つまり、C
PUはまず、メモリ装置のアドレスを指定すると共に、
第1のバス線を介してバッファにデータを高速転送す
る。次いで、CPUが別のメモリ装置との間でデータ転
送を行なう間に、或いは、CPUが内部の演算処理を行
なう間に、メモリ制御部は、データが格納されたバッフ
ァから、指定されたメモリ装置のアドレスに対して、対
応する第2のバス線を介してデータ転送を行なう。これ
により、画像データ転送装置の稼働率を上げ、システム
の全体的な動作速度を高めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の上記および他の目的、特
徴および利点を明確にすべく、以下添付した図面を参照
しながら、本発明の実施の形態を説明する。
【0022】図1は、本発明の第1の実施例の構成を示
すブロック図である。
【0023】図1に示すように、本実施例は、CPU1
0と、メモリ制御部12と、複数のメモリ装置を構成す
るROM30およびRAM32と、CPU10とメモリ
制御部12との間を接続する第1のバス線34と、メモ
リ制御部12と各メモリ装置30および32との間を接
続する第2のバス線36および38と、から構成され
る。メモリ制御部12は、ROM30が選択されたとき
には第2のバス線36を使用し、RAM32が選択され
たときには第2のバス線38を使用するバス切換え部1
4と、命令バッファ20と、データバッファ22と、全
体を制御する図示しないコントローラと、を含む。
【0024】上記において、バス線34,36,38で
は、ROM30やRAM32の命令およびデータだけで
なく、命令バッファ20とデータバッファ22のアドレ
スも転送される。
【0025】なお、バッファとは、メモリに書き込む、
あるいはメモリから読み出すデータを一時的に格納して
おくものであり、本実施例においては、メモリへの書き
込み動作および読み出し動作を高速化する機能を持って
いる。これはバッファの出力駆動能力によるものであ
る。
【0026】また、ROM30にはCPU10の動作を
制御する命令(プログラム)が格納されており、RAM
32にはCPU10が処理するデータが格納されてい
る。RAM32から読み出したデータはROM30から
読み出した命令に従って処理される。
【0027】図2は、図1に示したメモリ制御部12の
バス切換え部14の内部構成例を示すブロック図であ
る。
【0028】図2に示すように、バス切換え部14は、
バス線34から入力したアドレスを保持および内部でア
ドレスを生成するアドレス保持発生回路141と、RA
M32とROM30から読み出したデータおよび命令を
書き込むデータの遮断/通過状態を制御する複数のバッ
ファ(BUF)142〜147とを含む。
【0029】図2において、バス線34はアドレス保持
発生回路141とバッファ142,145に接続されて
おり、さらにバッファ142,145を経由してバッフ
ァ143,144,146,147に接続されている。
ここで、バス線150,151はアドレスバスであり、
バス線36,38はデータバスである。アドレス保持発
生回路141から各バッファ142〜147のそれぞれ
に出力されている複数の信号線153は各バッファをO
N/OFFし、各データの遮断/通過状態を制御する制
御信号線である。
【0030】ROM30から命令を読み出すときは、読
み出された命令はバス線36を通り、バッファ142,
143を経てバス線34に入力される。一方、RAM3
2へデータを読み出すときは、バス線38を通り、バッ
ファ145,146を経てバス線34に入力され、RA
M32へデータを書き込むときは、バス線34を通り、
バッファ145,146を経てバス線38に入力され
る。このように、アクセスする対象がROM30,RA
M32のいずれであるかに応じて使用するバス線36,
38をアドレス保持発生回路141が切り換えることに
よって、CPU10とROM30およびCPU10とR
AM32との間で直接データ転送を行うことができる。
【0031】また、バス切換え部14はアドレス保持発
生回路141と複数のバッファ142〜147とから成
る回路で構成したが、もちろん、これと同等の機能を実
現できるものであれば別の回路で構成してもよい。
【0032】なお、図2においては、アドレスバス15
0を分けて図示したが、実際にはバス線36,38に含
まれる。
【0033】図3(a),(b),(c)は、ROM3
0からの命令の読み出し時の信号およびデータの流れを
示す図であり、図4(a),(b),(c)は、RAM
32からのデータ読み出し時のデータの流れを示す図で
ある。
【0034】それでは、図3(a),(b),(c)を
参照して本発明の実施例の動作を説明する。まず、RO
M30から命令を読み出すときの動作を説明し、次い
で、図4(a),(b),(c)を参照してRAM32
からデータを読み出すときの動作を説明する。
【0035】(1)ROM30からの命令の読み出し 図3(a)において、CPU10は、電源が投入される
と、内蔵する制御プラグラムに従って、命令が格納され
ているROM30に対して、命令転送要求を発する。メ
モリ制御部12は、この命令転送要求が発生すると、C
PU10からのROM30に対する命令転送要求のアド
レスを保持し、バス切換え部14を切り換えて、第1の
バス線34と一方の第2のバス線36とを接続する。こ
れにより、ROM30からCPU10に直接読み出した
命令の転送が行われ、CPU10は読み出した命令に従
って動作する。
【0036】続いて、図3(b)において、メモリ制御
部12は、ROM30からCPU10に命令が転送され
た後に、引き続きROM30に対する命令転送要求がC
PU10から出されないことを確認し、例えば、この時
点でCPU10からRAM32にデータの転送要求があ
ると、バス切換え部14を制御して第1のバス線34の
接続を切り換えて、または他方の第2のバス線38に接
続する。これにより、CPU10からRAM32へ直接
データを転送することが可能になる。
【0037】一方、CPU10からRAM32へデータ
の転送を行っている間に、先に保持されたROM30の
アドレスの後続するROM30のアドレスから次の命令
が読み出される。ROM30から読み出されたこの命令
は、その命令を読み出したアドレスと共に、ROM30
よりもデータ転送処理が高速な命令バッファ20に一時
的に格納される。
【0038】そして、図3(c)において、CPU10
からROM30に対してさらに次の命令の転送要求があ
り、その転送要求された命令が、先にCPU10に転送
されたROM30の命令のアドレスに後続するROM3
0のアドレスの命令である場合には、メモリ制御部12
は、ROM30から再度同じ命令を読み出さずに、図3
(b)において、ROM30から読み出して命令バッフ
ァ20にすでに格納している命令をCPU10に転送す
る。これにより、無駄な同じ読み出し動作を繰り返して
システムタイムをロスすることなく、データ転送処理速
度がROM30よりも高速な命令バッファ20から命令
が転送される。このような動作は、CPU10が内部の
演算処理等によりデータ転送要求を発生しない期間中に
も、命令バッファ20の容量に応じてROM30からの
命令バッファ20へのデータ読み出しが可能である。
【0039】(2)RAMからのデータの読み出し 図4(a)において、CPU10が、いずれかの命令の
実行中にRAM32に格納されているデータを必要とす
る場合には、RAM32に対してデータ転送要求をメモ
リ制御部12を介して与える。メモリ制御部12は、C
PU10からのデータ転送要求のアドレスを保持し、バ
ス切換え部14を切り換えて、第1のバス線34と第2
のバス線38を接続する。これにより、RAM32から
CPU10へ直接のデータ転送をすることが可能にす
る。
【0040】続いて、図4(b)において、さらにメモ
り制御部12は、CPU10とRAM32との間のデー
タ転送が終了し、引き続き、RAM32へのデータ転送
要求がないことを確認し、例えば、この時点でCPU1
0からROM30に命令の転送要求があると、バス切換
え部14を制御して第1のバス線34の接続を切り換え
て、または他方の第2のバス線36に接続する、これに
より、CPU10へROM30から直接命令を転送する
ことが可能になる。
【0041】一方、CPU10へROM30からの命令
の転送を行っている間に、先に保持されたアドレスに後
続するRAM32のアドレスから第2のバス線38を介
してデータを読み出す。RAM32から読み出されたこ
のデータは、そのデータを読み出したアドレスと共に、
RAM32よりもデータ転送処理速度が高速なデータバ
ッファ22に一時的に格納される。
【0042】そして、図4(c)において、CPU10
から次のデータ転送要求があり、その転送要求されたデ
ータが、先にCPU10に転送されたRAM32のデー
タのアドレスに後続するRAM32のアドレスのデータ
である場合には、メモリ制御部12は、再度同じデータ
を読み出さず、図4(b)において、RAM32から読
み出してデータバッファ22に格納しているデータをC
PU10に転送する。これにより、無駄な同じ読み出し
動作を繰り返してシステムタイムをロスすることなく、
データ転送処理速度がRAM32よりも高速なデータバ
ッファ22からデータが転送される。このような動作
は、CPU10が内部の演算処理等によりデータ転送要
求を発生しない期間中にも、RAM32からデータバッ
ファ22へのデータ読み出しが行なわれることから、画
像データ転送装置の稼働率が向上する。
【0043】以上のように、本実施例によれば、メモリ
制御部12によるROM30またはRAM32と命令バ
ッファ20あるいはデータバッファ22との間のデータ
転送は、対応する専用の第2のバス線36,38を介し
て行なわれるので、第1のバス線34を介して行なわれ
るCPU10と各バッファ20、22との間のデータ転
送命令とは独立に行なうことができる。また、CPU1
0とROM30との間の直接のデータ転送は、第1のバ
ス線34およびROM30専用の第2のバス線36を介
して行なわれるため、RAM32とデータバッファ22
との間の第3のバス線38を介してのデータ転送とは並
列に行なうことができる。
【0044】図5は、本発明の第2の実施例の構成を示
すブロック図である。
【0045】図5に示すように、本実施例は、図1に示
した第1の実施例におけるCPUとメモリ装置間に配置
されるメモり制御部12について、CPU10からRA
M32へデータを書き込むとき、書き込むデータを一時
的に格納する書込みバッファ24と、RAM32から読
み出したデータをやはり一時的に格納しておく読出しバ
ッファ26とをさらに付与した例である。この場合、命
令バッファ20は、第1の実施例と同様にROM30’
から読み出した命令をいったん格納する目的に使用でき
る。
【0046】これ以外の構成は図1に示した第1の実施
例と同様であるため、図1と同じ符号を付して示す。
【0047】図5において、画像データ転送装置1は、
CPU10とメモリ制御部12と、複数のメモリ装置を
構成するROM30およびRAM32と、CPU10と
メモリ制御部12との間を接続する第1のバス線34
と、メモリ制御部12と各メモリ装置30,32との間
をそれぞれ接続する複数の第2のバス線36,38とか
ら構成される。メモリ制御部12は、バス切換え部14
と命令バッファ20と、書込みデータバッファ24と、
読出しデータバッファ26と、全体を制御する図示しな
いコントローラと、を含む。
【0048】図6(a),(b),(c)は、RAM3
2へのデータの書き込み時の信号およびデータの流れを
示す図である。
【0049】図6(a)において、CPU10が、先の
例のように、いずれかの命令の実行中にRAM32にデ
ータの書き込みがある場合には、RAM32に対してデ
ータ転送要求をメモリ制御部12を介して与える。メモ
リ制御部12は、CPU10からのデータ転送要求のア
ドレスを保持し、バス切換え部14を制御してそのアド
レスと共に、RAM32よりもデータ転送処理速度が高
速な書込みデータバッファ24と読出しデータバッファ
26に一時的に格納される。メモリ制御部12は、CP
U10からのRAM32へのデータ書込み要求に対して
も、RAM32に格納すべきデータを一時的にデータを
書込みデータバッファ24に格納することで、CPU1
0からの第1のバス線34を経由するデータ転送処理速
度を高める。
【0050】図6(b)において、また、書込みデータ
バッファ24に一時的に格納されたデータのRAM32
への書き込みは、後続するCPU10の動作により異な
る。例えば、後続するデータ転送要求がROM30との
データ転送や、CPU10の内部の演算処理、または、
RAM32からの読み出し要求であり、かつ、そのデー
タが既に読出しデータバッファ26に格納されている場
合は、一時的に格納されたデータは、指定されたRAM
32のアドレスに対して、対応する第2のバス線38を
介して、並列にRAM32へ書き込まれるが、後続する
データ転送要求がRAM32からのデータの読み出し
で、読出しデータバッファ26に該当するデータが存在
せず、RAM32から読み出しが必要となる場合は、R
AM32への書き込みは行われずに、CPU10へのデ
ータの読み出しを先に処理する。以上において、CPU
10は、RAM32から読み出したデータにより以降の
動作を継続することから、読み出したデータを優先的に
処理する。書き込み動作は、上述したように後続するC
PU10の動作がRAM32へのデータ転送要求以外の
時に行なわれる。
【0051】図6(c)において、さらに、CPU10
から次のデータ転送要求があり、その転送要求されたデ
ータが、先にCPU10から転送されたRAM32のデ
ータである場合には、メモリ制御部12は、RAM32
からの無駄な読み出し動作をすることなく、図6(a)に
おいてデータ転送済みの読出しデータバッファ26に格
納されているデータをCPU10に転送することから、
データ転送処理速度がRAM32よりも高速な読出しデ
ータバッファ26からデータが転送される。
【0052】このように、本実施例では、書込みと読出
し専用のデータバッファ24,26を設けることによ
り、画像データ転送装置の稼働率を上げ、システムの全
体的な動作速度を高めるという効果が得られる。
【0053】一般的にメモり装置からのデータ転送は、
メモリ装置が大容量になるほど遅くなる。一方、CPU
の動作速度の向上は近年目覚ましいものがある。このた
め、CPUとメモリ装置との間の速度ギャップは益々広
がる傾向にある。本発明ではこれに着目して、CPUと
メモリ装置との間で転送されるデータを一時的に格納す
るバッファを設け、各メモリ専用のバス線を介して一時
的にデータをバッファに格納することにしたものであ
る。本発明によるデータ転送速度の高速化は、バッファ
とメモリ装置との間の転送速度の差が大きいほど著し
い。また、本発明では、CPUによるメモリ装置のアク
セスがアドレス順に行なわれることで、高速化を達成す
るものであるから、特にROMに対応して命令バッファ
を設けることにより大きな効果が得られる。
【0054】なお、本発明が上記各実施例に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、適宜変更され
得ることは明らかである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CPUとメモリ装置間で転送されるデータを一時的にバ
ッファに格納することで、CPUから1つのメモリ装置
またはバッファとの間でのバス線を介してのデータ転送
と、メモリ制御部と他のメモリ装置との間のデータ転送
とを並列に行なうことができ、画像データ転送装置の稼
働率を向上させその動作速度を向上させる。
【0056】また、特にバッファを利用するデータ転送
では、メモリ装置からのデータ転送に比してきわめて高
速に行なうことができるので、得られる高速化の効果が
特に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】図1に示したメモリ制御部12のバス切換え部
の内部構成例を示すブロック図である。
【図3】(a),(b),(c)は、ROMからの命令
の読み出し時の信号およびデータの流れを示す図であ
る。
【図4】(a),(b),(c)は、RAMからのデー
タ読み出し時のデータの流れを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図6】(a),(b),(c)は、RAMへのデータ
の書き込み時の信号およびデータの流れを示す図であ
る。
【符号の説明】 10 CPU 12 メモリ制御部 14 バス切換え部 20 命令バッファ 22 データバッファ 24 書込みデータバッファ 26 読出しデータバッファ 30 ROM 32 RAM 34,36,38,151,152 バス線 141 アドレス保持回路 142,143,144,145,146,147 バ
ッファ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、該CPUに制御されるメモリ
    制御部と、該メモリ制御部を介して前記CPUが制御さ
    れる複数のメモリ装置と、前記CPUおよびメモリ制御
    部に接続される第1のバス線と、前記複数のメモリ装置
    のそれぞれに対応し、各メモリ装置と前記メモリ制御部
    との間を接続する複数の第2のバス線と、を備えた画像
    データ転送装置において、 前記メモリ制御部は、前記第1のバス線と前記複数の第
    2のバス線のそれぞれとの接続を切り替えるバス切換え
    部と、前記CPUと前記少なくとも一つのメモリ装置と
    の間で転送されるデータを一時的に格納する少なくとも
    1つのバッファを有することを特徴とする画像データ転
    送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像データ転送装置に
    おいて、 前記バス切換え部は、前記第1のバス線から入力したア
    ドレスをそのまま出力および内部でアドレスを生成する
    アドレス保持生成回路と、 前記メモリ装置から読み出したデータおよび書き込むデ
    ータの遮断/通過状態を制御する複数の切換えバッファ
    と、を具備することを特徴とする画像データ転送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像データ転送装置に
    おいて、 前記メモリ制御部は、前記メモリ装置の数に対応する数
    の切換えバッファを備えることを特徴とする画像データ
    転送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    画像データ転送装置において、 前記バッファは、前記メモリ装置から読み出した命令を
    一時的に格納する命令バッファとデータを格納するデー
    タバッファであることを特徴とする画像データ転送装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    画像データ転送装置において、 前記メモリ装置の少くとも1つは、前記CPUの動作を
    制御する命令が格納されたROMであることを特徴とす
    る画像データ転送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    画像データ転送装置において、 前記メモリ装置の少くとも1つは、CPUにより処理さ
    れるデータが格納するRAMであることを特徴とする画
    像データ転送装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の画像データ転送装置の
    画像データ転送方法であって、 前記CPUとROMとの間のデータ転送、および前記デ
    ータバッファとRAMとの間のデータ転送は独立に行わ
    れることを特徴とする画像データ転送方法。
  8. 【請求項8】 CPUと、該CPUに制御されるメモリ
    制御部と、該メモリ制御部を介して前記CPUが制御さ
    れる複数のメモリ装置と、前記CPUおよびメモリ制御
    部に接続される第1のバス線と、前記複数のメモリ装置
    内の少なくとも一つのメモリ装置に対応して配設され
    て、対応するメモリ装置と前記メモリ制御部との間を接
    続する複数の第2のバス線と、を備えた画像データ転送
    装置において、 前記バッファは、前記メモリ装置に書き込むときに、デ
    ータを一時的に格納する書込みデータバッファと、メモ
    リ装置から読み出すときにデータを格納する読出しデー
    タバッファとを具備することを特徴とする画像データ転
    送装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の画像データ転送装置の
    画像データ転送方法であって、 メモリ制御装置は、CPUからデータ転送要求があった
    とき、該転送要求があったデータが、前記メモリ装置に
    前に格納されたデータと同じである場合は、バッファに
    格納されているデータを前記CPUに転送し、データ転
    送要求がRAMからの読み出しである場合は、該RAM
    からのデータの読み出しを先に処理し、読み出し処理が
    終了した後に、該RAMへのデータの書き込みを行うこ
    とを特徴とする画像データ転送方法。
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