JPH1011356A - メモリアクセスシステム - Google Patents

メモリアクセスシステム

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Publication number
JPH1011356A
JPH1011356A JP8161263A JP16126396A JPH1011356A JP H1011356 A JPH1011356 A JP H1011356A JP 8161263 A JP8161263 A JP 8161263A JP 16126396 A JP16126396 A JP 16126396A JP H1011356 A JPH1011356 A JP H1011356A
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JP
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memory
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row
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JP8161263A
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English (en)
Inventor
Shinichi Matsumoto
心一 松本
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 行及び列アドレスからなるメモリアドレスを
指定することによってアクセスされるメモリと、複数の
上位装置から送出されたメモリアドレスの行アドレスが
直前に指定されたメモリアドレスの行アドレスと一致し
たとき行アドレスの指定をそのままにして列アドレスの
みを新たに指定してアクセスするアクセス手段とを含む
メモリアクセスシステムにおいて、高速アクセスを実現
する。 【解決手段】 複数の上位装置から順次送出されるメモ
リアドレスを複数のバッファに順次保持する。この保持
されているメモリアドレスの行アドレスのうち直前に指
定されたメモリアドレスの行アドレスと一致するものが
あったときそのメモリアドレスを次回指定すべきアドレ
スとして送出する。 【効果】 DRAMのぺージモードを有効に利用でき、
高速にアクセスできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリアクセスシス
テムに関し、特にマルチプロセッサシステムによってD
RAM(Dynamic RAM)に対してアクセスを
行うメモリアクセスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータ等に使用される主
記憶装置は、DRAMとメモリ制御部とから構成されて
いる。メモリ制御部は、上位装置であるCPUからのメ
モリアクセス要求があると、DRAMに対してロウアド
レスとロウアドレスストローブ(Row Addres
s Strobe;以下、RAS信号と呼ぶ)とをアク
ティブにし、続いてカラムアドレスとカラムアドレスス
トローブ(ColumnAddress Strob
e;以下、CAS信号と呼ぶ)をアクティブにする。そ
して、メモリ制御部は、書込みアクセスを示すライトイ
ネーブル又は読出しアクセスを示すアウトプットイネー
ブル等の信号を出力してデータの書込み又は読出しを行
っている。
【0003】ここで、従来のメモリアクセスシステムが
特開平4―276379号公報に記載されている。同公
報に記載されているシステムでは、ロウアドレス(行ア
ドレス)及びカラムアドレス(列アドレス)を順次与え
てアクセスするDRAMと、前回アクセスしたロウアド
レスを保持するロウアドレス保持部と、今回アクセスす
るロウアドレスと前回アクセスしたロウアドレスとを比
較するロウアドレス比較部と、ロウアドレス比較部の比
較結果によってRAS信号及びCAS信号を制御するタ
イミング制御部と、ロウアドレスとカラムアドレスとを
切換えるアドレス切換部とを含んで構成されている。
【0004】同公報では、周知のページモード動作を利
用し、図6に示されているようにDRAMをアクセスし
ている。まずロウアドレスを出力し(ステップ61)、
RAS信号をアクティブにする(ステップ62)。次
に、カラムアドレスを出力し(ステップ63)、CAS
信号をアクティブにする(ステップ64)。
【0005】これにより、DRAM対するデータリード
又はデータライトが行われる(ステップ65)。このデ
ータリード又はデータライトの後、CAS信号をインア
クティブにする(ステップ66)。この状態で次のアク
セスがページ内かどうかが判断される(ステップ6
7)。次のアクセスが同ページ内のアクセスでない場合
には、RAS信号をインアクティブにし(ステップ67
→68)、処理を続行する。
【0006】一方、アクセスが同ページ内のアクセスの
場合には(ステップ67→63)、ロウアドレス及びR
AS信号をアクティブな状態に保ち、カラムアドレス及
びCAS信号のみを入力してアクセスを行う。
【0007】さらに、この動作について図7のタイミン
グチャートを参照して説明する。同図(a)には、DR
AMの2回目のアクセス時のロウアドレスが1回目のア
クセス時のロウアドレスと一致する場合の動作を示され
ている。一方、同図(b)には、DRAMの2回目のア
クセス時のロウアドレスが1回目のアクセス時のロウア
ドレスと一致しない場合の動作を示されている。なお、
同図において、RAS信号及びCAS信号は共にローア
クティブの信号であるものとする。
【0008】まず同図(a)を参照すると、2回目のア
クセス時のロウアドレスが1回目のアクセス時のロウア
ドレスと一致する場合は、RAS信号をアクティブ(ロ
ーレベル)のまま保つことによってローアドレスの指定
を省略している。つまり、2回目のアクセスではカラム
アドレス及びCAS信号をアクティブにしてDRAMを
アクセスする。このアクセスによれば、DRAMのペー
ジモード動作を利用して高速アクセスを実現することが
できる。
【0009】これに対し同図(b)を参照すると、2回
目のアクセス時のロウアドレスが1回目のアクセス時の
ロウアドレスと一致しない場合は、RAS信号を一旦イ
ンアクティブにした後、ロウアドレスとRAS信号とを
アクティブにする。続いてカラムアドレスとCAS信号
とをアクティブにしてDRAMをアクセスする。このア
クセスでは、RAS信号を一旦インアクティブにしてい
るので、高速にアクセスできない。
【0010】すなわち、従来のシステムでは、ロウアド
レス及びカラムアドレスを通知したDRAMアクセスを
実行したときは、ロウアドレスを保持する。そして、次
にDRAMをアクセスをするときは前回のロウアドレス
と今回のロウアドレスとを比較する。この比較の結果、
ロウアドレス同士が一致したときには、前回のアクセス
でアクティブにしたRAS信号をそのままにしてカラム
アドレス及びCAS信号をアクティブにしてDRAMを
アクセスするのである。
【0011】一方、ロウアドレス同士が一致しないとき
は、前回のアクセスでアクティブにしていたRAS信号
を一旦インアクティブにする。そしてこの後、ロウアド
レス及びRAS信号、続いてカラムアドレス及びCAS
信号をアクティブにしてDRAMをアクセスするのであ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のメモリ
アクセスシステムは、マルチプロセッサシステムに採用
すると、アクセスを高速にすることができない。この理
由は以下の通りである。
【0013】すなわち、複数のCPU(Central
Processing Unit)が接続されたマル
チプロセッサシステムでは、各々のCPUから同時にメ
モリアクセス要求が発行されることがある。
【0014】一般的に複数のCPUから送出される処理
要求に優先順位を付ける調停制御では、公平にするため
同じCPUからの要求を連続して処理することはない。
このため、各々のCPUが送出するメモリアクセス要求
のロウアドレス部分が異なる場合、前回アクセスしたロ
ウアドレスと今回アクセスするロウアドレスとが一致す
る可能性が少なくなる。したがって、DRAMのページ
モードを有効利用した高速アクセスが行われなくなると
いう欠点がある。
【0015】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的はマルチプロセ
ッサシステムに採用した場合でも、DRAMのページモ
ードを有効利用した高速アクセスを実現することのでき
るメモリアクセスシステムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によるメモリアク
セスシステムは、行アドレス及び列アドレスからなるメ
モリアドレスを指定することによってアクセスされるメ
モリと、前記メモリアドレスを送出する複数の上位装置
と、これら上位装置から送出されたメモリアドレスの行
アドレスが直前に指定されたメモリアドレスの行アドレ
スと一致したとき行アドレスの指定をそのままにして列
アドレスのみを新たに指定してアクセスするアクセス手
段とを含むメモリアクセスシステムであって、前記複数
の上位装置から順次送出されるメモリアドレスを順次保
持する複数の保持手段と、この保持手段に保持されてい
るメモリアドレスのうち行アドレスの一致するものがあ
ったときそれらメモリアドレスを連続して前記アクセス
手段に送出するアクセス順序制御手段を含むことを特徴
とする。
【0017】本発明による他のメモリアクセスシステム
は、行アドレス及び列アドレスからなるメモリアドレス
を指定することによってアクセスされるメモリと、前記
メモリアドレスを送出する複数の上位装置と、これら上
位装置から送出されたメモリアドレスの行アドレスが直
前に指定されたメモリアドレスの行アドレスと一致した
とき行アドレスの指定をそのままにして列アドレスのみ
を新たに指定してアクセスするアクセス手段とを含むメ
モリアクセスシステムであって、前記複数の上位装置か
ら順次送出されるメモリアドレスを順次保持する複数の
保持手段と、この保持手段に保持されているメモリアド
レスの行アドレスのうち直前に指定されたメモリアドレ
スの行アドレスと一致するものがあったときそのメモリ
アドレスを次回指定すべきアドレスとして前記アクセス
手段に送出するアクセス順序制御手段を含むことを特徴
とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の作用は以下の通りであ
る。
【0019】本システムでは、CPUからのメモリアク
セス要求のメモリアドレスを複数保持するアドレスバッ
ファとアドレスバッファ内のロウアドレスとを比較して
メモリアクセスの処理順位を変更する順番制御部が追加
されている。
【0020】動作概要は以下の通りである。まず、DR
AMアクセス中にCPUから次のメモリアクセス要求が
あると、メモリアドレスをアドレスバッファに格納して
いく。複数のアドレスバッファにメモリアドレスが格納
された場合、アドレスバッファ内のロウアドレス部分同
士を比較して連続するDRAMアクセスのロウアドレス
が一致するようにメモリアクセスの処理順序を変更す
る。
【0021】かかる制御を行うことにより、従来技術に
比べて、前回アクセスしたロウアドレスと今回アクセス
するロウアドレスとが一致する可能性を高めることがで
きる。
【0022】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0023】図1は本発明によるメモリアクセスシステ
ムの一実施例の構成を示すブロック図である。図におい
て、本発明の一実施例によるメモリアクセスシステム
は、CPUからのメモリアドレス及びリクエストナンバ
2を順次保持するアドレスバッファ1―1〜1―4と、
CPUからのメモリアクセス要求3に応答してアドレス
バッファ1―1〜1―4にメモリアドレス保持信号12
0―1〜120―4を出力すると共にアドレスバッファ
選択信号110を送出する順番制御部10と、アドレス
バッファ選択信号110に応じてアドレスバッファ1―
1〜1―4の出力を選択して出力するアドレス選択部2
0とを含んで構成されている。
【0024】また、本実施例のメモリアクセスシステム
は、アドレス選択部20から出力されたロウアドレス2
00を保持するロウアドレス保持部21と、この保持さ
れているロウアドレスすなわち前回のロウアドレス21
0と今回のロウアドレス200とを比較するロウアドレ
ス比較部22と、ロウアドレス200及びカラムアドレ
ス210とを入力とし、これらを切換えて出力するアド
レス切換部23と、アドレスの指定及びRAS信号及び
CAS信号の入力によりデータ5の書込み動作又は読出
し動作を行うDRAM100と、各部の動作タイミング
を制御するタイミング制御部30とを含んで構成されて
いる。なお、図中の一点鎖線で囲まれた部分8は、従来
技術と同等の部分である。
【0025】かかる構成において、ロウアドレス保持部
21はタイミング制御部からのロウアドレス保持信号3
01によってDRAMに対してアクセスしたロウアドレ
スを保持するロウアドレス比較部22はロウアドレス保
持部21が出力する前回アクセスしたロウアドレス21
0と、今回アクセスするロウアドレス200とを比較し
て両者が一致するか否かを判定する。この判定の結果、
両者が一致した場合は、ロウアドレス一致信号302が
出力される。タイミング制御部30はCPUからメモリ
アクセス要求3によってRAS信号及びCAS信号を出
力してDRAMのアクセスを実行する。同時にアドレス
切換信号303を出力してアドレス切換部23からロウ
アドレスを出力させ、次にカラムアドレスを出力させ
る。
【0026】本システムでは、CPUからのメモリアド
レス2をそのままロウアドレス保持部21等に与える他
に、メモリアドレスの保持順序とメモリアクセス処理の
順序とを変更してからメモリアドレスをロウアドレス保
持部21等に与えている。
【0027】アドレスバッファは、本実施例では4個設
けられている。このアドレスバッファは順番制御部10
からのメモリアドレスを保持する。順番制御部10は、
上位装置であるCPUからのメモリアクセス要求3によ
ってメモリアドレス保持信号120―1〜120―4の
生成と、各アドレスバッファに保持されているメモリア
ドレスのロウアドレス部分を比較して、DRAM100
の連続したアクセスを行うときロウアドレスが一致する
ようにアドレスバッファ選択信号110を制御する。ア
ドレス選択部20は順番制御部10からのアドレスバッ
ファ選択信号110によって、CPUからのメモリアド
レスを直接出力するか、又はアドレスバッファに保持さ
れているメモリアドレスを出力する。
【0028】ここで、順番制御部10の構成例について
図2を参照して説明する。同図において順番制御部10
は、セレクタ12から出力されるロウアドレスと各アド
レスバッファに保持されているロウアドレスとを比較す
る比較回路7―1〜7―4と、次にメモリアクセスをす
るアドレスバッファを選択するためのポインタ信号11
1を出力するアドレスバッファ選択回路11と、ポイン
タ信号111を保持し、アドレスバッファ選択信号11
0を出力する選択ポインタレジスタ13とを含んで構成
されている。
【0029】また順番制御部10は、各アドレスバッフ
ァと一対一に対応して設けられたフラグを有するアドレ
ス有効フラグ17と、ライトカウンタ15の出力に応じ
てメモリアドレス保持信号120―1〜120―4を出
力するアドレス保持信号生成部14と、アドレス保持信
号生成部14の出力に応じてカウント動作を行うライト
カウンタ15とを含んで構成されている。
【0030】かかる構成において、比較回路7―1〜7
―4は、セレクタ12から出力されるロウアドレスと各
アドレスバッファに保持されているロウアドレスとを比
較して、一致しているとロウアドレス一致信号302を
有効にする。アドレスバッファ選択回路11はロウアド
レス一致信号302とアドレス有効信号171から、次
にメモリアクセスをするアドレスバッファを選択するた
めのポインタ信号111を出力する。このポインタ信号
111は、アドレス有効信号171とロウアドレス一致
信号302との組合わせ論理によって生成される。
【0031】選択ポインタレジスタ13はメモリアクセ
ス完了信号300によってポインタ信号111を保持
し、アクセスを行うためのメモリアドレスを保持するア
ドレスバッファ選択信号110を出力する。
【0032】セレクタ12はアドレスバッファ選択信号
110によりメモリアクセス用に選択されているアドレ
スバッファのロウアドレスを出力する。
【0033】アドレス保持信号生成部13は、ライトカ
ウンタ15のカウント値をデコードし、メモリアクセス
要求3に応答してメモリアドレス保持信号120―1〜
120―4の1つを有効にする。
【0034】メモリアドレス保持信号120―1〜12
0―4のいずれかが有効になるとオアゲート16を介し
てライトカウンタ15に入力される。この入力に応答し
てライトカウンタ15はカウントアップして次のアドレ
スバッファを指定する。
【0035】アドレス有効フラグ17は、各アドレスバ
ッファと一対一に対応して設けられたフラグを含んで構
成されている。そして、メモリアドレス保持信号120
―1〜120―4のいずれかが有効になると対応するフ
ラグがセットされ、メモリアクセス完了信号300が有
効になると対応するフラグがクリアされる。
【0036】図3は、図1及び図2によるメモリアクセ
スシステムの動作を示すタイミングチャートである。
【0037】図においては、クロックと、アドレスデー
タコマンド(ADC)の内容(リクエストAを“RA”
で示し、データを“D”で示す)と、リクエストナンバ
と、アドレスバッファ1―1,1―2,1―3及び1―
4の各保持内容と、ライトカウントの出力内容と、ポイ
ンタの内容と、アドレス選択部20によるアドレスバッ
ファの選択内容(バッファ1を“BF1”で示す)と、
メモリアクセス完了信号300と、RAS信号と、CA
S信号と、アドレス(ロウアドレスを“ROW―”で示
し、カラムアドレスを“COL”で示す)と、データ
(データの有効部分を“DAT”で示す)と、メモリア
ドレス保持信号と、アドレス有効信号171とが示され
ている。
【0038】まず、時刻01において、リクエストナン
バ“0”でロウアドレスRAのメモリアクセス要求(こ
こでは全てリード要求とする)があると、時刻03から
時刻07でメモリからデータを読出し、時刻08でリク
エストナンバ“0”のデータを出力してアクセスを完了
する。この場合、メモリアクセスをすぐに行うので、メ
モリアドレスはアドレスバッファには格納されない。
【0039】時刻03において別のCPUからリクエス
トナンバ“1”でロウアドレスRBのメモリアクセス要
求があると、前回のメモリアクセス要求に対するメモリ
サイクル中のためメモリアドレス保持信号が有効にな
り、アドレスバッファ1―1にロウアドレスRBが保持
されて、ライトカウンタ15はカウントアップ動作を行
う。これにより、カウンタ15のカウント値が増加す
る。それと同時に、アドレス有効フラグ17のアドレス
バッファ1―1に対応する部分が有効となる。このと
き、アドレスバッファ1―1以外に有効なアドレスバッ
ファがないので、ポインタ信号111はアドレスバッフ
ァ1―1を示すことになる。
【0040】時刻06においてメモリアクセス完了信号
300が有効になると選択ポインタレジスタ13に次の
ポインタ信号が保持されて、アドレスバッファ選択信号
110はアドレスバッファ1―1を指定する。そして、
時刻03のメモリアクセス要求に対するメモリサイクル
を時刻08から開始する。
【0041】以上のメモリアクセスを実行しているとき
に、時刻09のリクエストナンバ“2”のロウアドレス
RAのメモリアクセス要求はアドレスバッファ1―2に
保持される。同様に、時刻10のリクエストナンバ
“3”のロウアドレスRBのメモリアクセス要求はアド
レスバッファ1―3に保持される。
【0042】アドレスバッファ選択信号110はアドレ
スバッファ1―1を指定しているので、セレクタ12か
らはアドレスバッファ1―1のロウアドレスRBが出力
され各比較回路7−1〜7−4に入力される。ポインタ
信号111は、時刻10のとき次のメモリアクセス要求
はアドレスバッファ1―2のみであるため、アドレスバ
ッファ1―2を示している。ところが、時刻11におい
て、アドレスバッファ1―3のロウアドレスが各比較回
路で比較されて一致信号が有効になるので、ポインタ信
号111はアドレスバッファ1―3を示すことになる。
【0043】時刻11においてメモリアクセス完了信号
300が有効になると、選択ポインタレジスタの内容が
更新されて、アドレスバッファ選択信号110はアドレ
スバッファ1―3を指定することになる。タイミング制
御部は時刻08から実行しているメモリアクセスのロウ
アドレスと、次に実行しようとしているロウアドレスと
が一致していることを検出して、時刻13からRAS信
号を有効にしたままCASを有効にしてメモリアクセス
を継続する。これにより、時刻03及び時刻10のメモ
リアクセス要求を連続処理する。そして、時刻13でリ
クエストナンバ“1”のデータを出力し、時刻13でリ
クエストナンバ2のデータを出力する。
【0044】時刻14においてリクエストナンバ0のロ
ウアドレスRAのメモリアクセス要求はアドレスバッフ
ァ1―4に保持される。時刻14でメモリアクセス完了
信号300が有効になると、アドレスバッファ選択信号
110はアドレスバッファ1―2を指定する。時刻08
から実行されているメモリアクセスのロウアドレスRB
と異なるため、一旦RAS信号を無効にする。そして、
時刻16からリクエストナンバ2のメモリアクセスを開
始する。時刻19でメモリアクセス完了信号300が有
効になると、次に有効なアドレスは、アドレスバッファ
1―4だけなので、選択ポインタレジスタが出力するア
ドレスバッファ選択信号110はアドレスバッファ1―
4を指定する。
【0045】タイミング制御部は、ロウアドレスが一致
したことを検出して引続きRAS信号を有効にしてリク
エストナンバ“0”(時刻14)のメモリアクセスを実
行する。そして、時刻21においてリクエストナンバ2
のデータを出力し、時刻24においてリクエストナンバ
“0”(時刻14)のデータを出力してメモリアクセス
を完了する。
【0046】なお本例では、図3中のクロックの繰返周
波数は66[MHz](1周期は約15[ns])とす
る。
【0047】さらに、本システムの動作について図4を
参照して説明する。
【0048】同図(a)には、CPUからのメモリアク
セス要求のロウアドレス(メモリアドレス)の内容が示
されている。また、同図(b)には、各アドレスバッフ
ァに保持されたロウアドレス(メモリアドレス)の内容
が示されている。同図(c)はDRAM100に順次ア
クセスする動作が示されている。
【0049】同図(a)を参照すると、CPUからのメ
モリアクセス要求が5回で、夫々のロウアドレスはA,
B,A,B,Aとする。1回目のメモリアクセス要求で
はメモリアドレスをアドレスバッファに保持せず、直ち
にDRAM100のアクセスを実行する。1回目のDR
AM100のアクセス実行中にCPUから2回目以降の
メモリアクセス要求があると、メモリアドレス保持信号
を有効にしてCPUからのメモリアドレス(ロウアドレ
ス)を同図(b)に示されているように、各アドレスバ
ッファに保持する。順番制御部10は、各アドレスバッ
ファに保持されているロウアドレス部分を比較して、連
続したDRAM100のアクセスを実行するときロウア
ドレスが一致しやすいようにメモリアクセスの順番を変
更する。1回目のDRAM100のアクセスが終了する
頃、タイミング制御部がメモリアクセス完了信号300
を有効にすると、順番制御部10はアドレスバッファ1
―1を選択してメモリアドレスを出力し2回目のアクセ
スを実行する。この動作を繰返し、3回目のアクセスの
時はアドレスバッファ1―3、4回目のアクセスの時は
アドレスバッファ1―2、5回目のアクセスの時はアド
レスバッファ1―4を選択してDRAM100のアクセ
スを実行する。このようにアクセス順序が変更された結
果、実際にアクセスされる順序は、同図(c)に示され
ているようになる。
【0050】すなわち、以上の制御を行うことによっ
て、連続するDRAMアクセスを実行したときのロウア
ドレスは、A→B→B→A→Aと変化する。すると、ロ
ウアドレス比較部22でロウアドレスの一致が2回発生
し、DRAMのページモードを有効利用した高速アクセ
スが行える。一方、以上の制御を行わない場合のロウア
ドレスは、A→B→A→B→Aと変化する。この場合に
は、ロウアドレス比較部22でロウアドレスの一致が全
く発生せず高速アクセスは実行できない。このように、
本システムによれば、DRAMのページモードを有効利
用した高速アクセスを実現することができるのである。
【0051】なお、以上の動作では、順番制御部10に
おけるロウアドレスの比較は、各アドレスバッファのみ
について行っているが、ロウアドレス保持部21の前回
アクセスしたロウアドレスも比較対象にすることもでき
る。
【0052】すなわち、上述した例では、ロウアドレス
保持部21のロウアドレス210を比較対象に含めてい
ないので、これを図2中の破線で示されているようにセ
レクタ12に入力して比較対象に含めることもできる。
【0053】上述した図3のタイミングチャートでは、
時刻01のメモリアクセス要求がアドレスバッファに保
持されないため、ロウアドレスの比較対象から外れてい
る。そのため、図3のタイミングチャートで時刻04に
ロウアドレスRAのメモリアクセス要求があった場合に
は、比較回路7―1〜7―4でロウアドレス一致信号が
有効にならないので、メモリアクセス要求がきた順番通
りに処理する。
【0054】これに対し、図2中の破線で示されている
ように、セレクタ12に前回のロウアドレス(直前にア
クセスしたメモリアドレスのロウアドレス)をも入力し
て比較対象として追加した場合は、時刻04にメモリア
クセス要求があった場合にはそのロウアドレスと直前の
ロウアドレスとが一致するので処理の順番を変えて時刻
04のメモリアクセス要求を先に処理するようにする。
このようにすれば、DRAMのページモード動作をより
有効利用した高速アクセスを実現することができるので
ある。
【0055】ところで、本システムにおいて、各CPU
は、リクエストナンバを用いることによってメモリアク
セス要求を他のCPUによるものと区別している。これ
について図5を参照して説明する。同図においては、C
PU51及び52と、これらのメモリアクセス要求に応
じてデータの書込み及び読出しが行われるメモリ50と
が示されている。そして、これらCPU51及び52並
びにメモリ50はアドレス・データバスADとリクエス
トバスRとによって接続されている。
【0056】アドレス・データバスADはデータ転送を
行うのに必要なリクエスト調停信号、アドレス信号、デ
ータ信号、コマンド信号、エラー信号等を伝達する信号
線を含んでいる。そして、リクエストバスRは、上述し
たリクエストナンバを伝達する信号線を含んでいる。
【0057】かかる構成において、メモリアクセス要求
(メモリリード要求又はメモリライト要求)を出力する
CPU51及び52は、同時にリクエストナンバをも出
力する。このとき、メモリアクセス要求を出力していな
いCPUは、いくつのリクエストナンバが発行されてい
るかを常に把握する。上述した例ではリクエストナンバ
0〜3の最大4つのリクエストを発行できるようになっ
ている。そして、リクエストナンバは、「0」→「1」
→「2」→「3」→「0」→「1」→「2」→「3」→
…のように繰返される。リード要求の場合にはリードデ
ータレスポンスとしてデータを出力するものがどのリー
ド要求に対するものかを示すリクエストナンバをも合わ
せて出力する。また、ナンバの追い越しがないように、
一回り目のリクエストナンバ0のリードレスポンスが完
了するまでは、新たにリクエストナンバ0のメモリアク
セス要求を発生しないようにする。
【0058】なお、最大何個のリクエストナンバを発行
できるようにするのかについては、バスの仕様に依存す
る。この場合、リクエストナンバの発行最大数とアドレ
スバッファの数とは一致していなければならない。
【0059】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
【0060】(5)前記上位装置は、前記メモリアドレ
スを指定すると共に自装置を特定するための識別情報を
送出する手段と、この識別情報に基づいて前記アクセス
手段によるアクセスによって得られたデータが自装置の
要求したデータであるかどうかを識別する手段とを含む
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のメモ
リアクセスシステム。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、メモリア
クセスの順序を変更することにより、前回アクセスした
アドレスのロウアドレスと今回アクセスするロウアドレ
スとが一致する可能性を高めることができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるメモリアクセスシステム
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の順番制御部の内部構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1及び図2によるメモリアクセスシステムの
動作を示すタイミングチャートである。
【図4】本メモリアクセスシステムによるメモリアクセ
ス要求の処理順序の変更例を示す図である。
【図5】各CPUとメモリとの接続状態を示す図であ
る。
【図6】従来のメモリアクセスシステムの動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】従来のメモリアクセスシステムの動作を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1―1〜1―4 アドレスバッファ 7―1〜7―4 比較回路 10 順番制御部 11 アドレスバッファ選択回路 12 セレクタ 13 選択ポインタレジスタ 14 アドレス保持信号生成部 15 ライトカウンタ 17 アドレス有効フラグ 20 アドレス選択部 21 ロウアドレス保持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行アドレス及び列アドレスからなるメモ
    リアドレスを指定することによってアクセスされるメモ
    リと、前記メモリアドレスを送出する複数の上位装置
    と、これら上位装置から送出されたメモリアドレスの行
    アドレスが直前に指定されたメモリアドレスの行アドレ
    スと一致したとき行アドレスの指定をそのままにして列
    アドレスのみを新たに指定してアクセスするアクセス手
    段とを含むメモリアクセスシステムであって、前記複数
    の上位装置から順次送出されるメモリアドレスを順次保
    持する複数の保持手段と、この保持手段に保持されてい
    るメモリアドレスのうち行アドレスの一致するものがあ
    ったときそれらメモリアドレスを連続して前記アクセス
    手段に送出するアクセス順序制御手段を含むことを特徴
    とするメモリアクセスシステム。
  2. 【請求項2】 前記アクセス順序制御手段は、前記複数
    の保持手段に夫々保持されたメモリアドレスの行アドレ
    ス同士を比較する比較手段と、この比較結果に応じて前
    記複数の保持手段に保持されているメモリアドレスを前
    記アクセス手段に送出する選択手段とを含むことを特徴
    とする請求項1記載のメモリアクセスシステム。
  3. 【請求項3】 行アドレス及び列アドレスからなるメモ
    リアドレスを指定することによってアクセスされるメモ
    リと、前記メモリアドレスを送出する複数の上位装置
    と、これら上位装置から送出されたメモリアドレスの行
    アドレスが直前に指定されたメモリアドレスの行アドレ
    スと一致したとき行アドレスの指定をそのままにして列
    アドレスのみを新たに指定してアクセスするアクセス手
    段とを含むメモリアクセスシステムであって、前記複数
    の上位装置から順次送出されるメモリアドレスを順次保
    持する複数の保持手段と、この保持手段に保持されてい
    るメモリアドレスの行アドレスのうち直前に指定された
    メモリアドレスの行アドレスと一致するものがあったと
    きそのメモリアドレスを次回指定すべきアドレスとして
    前記アクセス手段に送出するアクセス順序制御手段を含
    むことを特徴とするメモリアクセスシステム。
  4. 【請求項4】 前記アクセス順序制御手段は、前記複数
    の保持手段に夫々保持されたメモリアドレスの行アドレ
    スと直前のアクセスにおいて指定されたメモリアドレス
    の行アドレスとを比較する比較手段と、この比較結果に
    応じて前記複数の保持手段に保持されているメモリアド
    レスを前記アクセス手段に送出する選択手段とを含むこ
    とを特徴とする請求項3記載のメモリアクセスシステ
    ム。
JP8161263A 1996-06-21 1996-06-21 メモリアクセスシステム Withdrawn JPH1011356A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6671761B2 (en) 2000-08-11 2003-12-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Bus system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6671761B2 (en) 2000-08-11 2003-12-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Bus system

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Effective date: 20030902