JPH1196072A - メモリアクセス制御回路 - Google Patents

メモリアクセス制御回路

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JPH1196072A
JPH1196072A JP9251216A JP25121697A JPH1196072A JP H1196072 A JPH1196072 A JP H1196072A JP 9251216 A JP9251216 A JP 9251216A JP 25121697 A JP25121697 A JP 25121697A JP H1196072 A JPH1196072 A JP H1196072A
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    • G11C7/22Read-write [R-W] timing or clocking circuits; Read-write [R-W] control signal generators or management 
    • G11C7/222Clock generating, synchronizing or distributing circuits within memory device

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターリーブ制御をアクセス要求の回数に
応じて効率的に運用する。 【解決手段】 マイクロプロセッサコア1と高速DRA
M8間に両者間のデータ転送を制御するメモリアクセス
制御回路2を設ける。制御回路2内にはマイクロプロセ
ッサコア1からのアクセス要求と転送データとを一時保
持するコマンドレジスタエントリ10を複数個のアクセ
ス要求分用意する。レジスタ制御回路5はエントリ10
にアクセス要求が2つ以上格納されており、ともにメモ
リアクセスである場合にデータをインタリーブ転送し、
アクセス要求が1つの場合はインタリーブによらずアク
セス要求の次にそのアクセス要求に対するデータを転送
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリアクセス制御
回路に関し、特に従来に比べ高い周波数のクロックに同
期してデータ転送するメモリと、そのメモリにアクセス
要求を発行するマスタ装置との間で、データ転送を制御
するメモリアクセス制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】命令やデータを格納する主記憶には、大
容量で低価格であるダイナミック型ランダムアクセスメ
モリ(DRAM)が使われている。このメモリは、アク
セス速度が数10nsと遅い。一方、このメモリアクセ
ス要求を出す側のマイクロプロセッサ等のマスタ装置
は、動作速度が数10MHz後半から数100MHzと
なり、DRAMのアクセス速度との差が性能の向上を妨
げている。
【0003】性能を向上させるため、マイクロプロセッ
サ等ではチップ内部にスタティック型メモリで構成され
た1次キャッシュメモリを搭載し、DRAMに対するア
クセス回数を削減することが行われている。またDRA
Mは列アドレスを与えてまず1列分をセンスアンプで読
出し、次に行アドレスを与えて目的のデータを読出して
いる。しかし、マイクロプロセッサ内に1次キャッシュ
を搭載し、DRAMアクセスはある範囲の連続したアド
レスのデータに限られる場合は、列アドレスを1回だけ
与え、行アドレスを変えることによってアクセス速度を
向上させることが可能である。
【0004】メモリのアクセスが短縮されると次にネッ
クになるのが、プロセッサとメモリの間のデータ転送速
度である。1次キャッシュを搭載して、複数のデータを
まとめてメモリに書込んだり読出したりする場合、1つ
のアクセスを行っている間はデータが流れる方向が固定
されることを利用して、データの転送をクロック信号に
同期させ、転送レートを高くして改善することができ
る。シンクロナスDRAMがその例である。
【0005】さらに高速にデータを転送するために、外
部バスの長さを短く制限し、データの転送方向、つまり
読出しか書込みかによってクロック信号を使い分けるこ
とによって、クロック周波数を高くし、転送レートを高
くしたDRAM(以下、「高速DRAM」という。)が
存在する。
【0006】なお、特開平6−266616号公報に、
DRAMに連続して読出しが行われることを検知する機
構を設け、連続読出しが起こると検出された場合は、マ
イクロプロセッサコアからの要求を待たずにデータを読
込む先読みの機構を設け、見た目のアクセス時間を削減
する手法が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の高速DRAM
は、マスタ装置がメモリに対するアクセス要求を発行す
ると、メモリ側がアクセスできるかどうかを判断し、ア
クセスできる場合にはアクノリッジ信号を、できない場
合にはノンアクノリッジ信号を返し、アクノリッジ信号
を受け取った後でデータの転送を行う2段階のやり取り
でデータのアクセスを行っていた。そのため、データ転
送レートは高いものの、最初のアクセスまでの時間が長
くなっていた。
【0008】これを解決するために、メモリの状態をマ
スタ装置内に記憶し、アクノリッジ信号のやり取りをな
くし、アクセス時間を短縮したコンカレント高速DRA
Mが開発された。コンカレント高速DRAMにアクセス
するには、最初にマスタ装置がアクセスの種類とアドレ
スで構成されたコマンドを高速DRAMに与え、マスタ
装置内で高速DRAMにアクセスできる時間を計ってデ
ータを転送する。コマンドとデータ転送の間には高速D
RAMがアクセスできる様になるまでの時間がある。こ
の間はメモリとマスタ装置の間をつなぐバスが使われな
い。
【0009】そこで、この時間を使って、次のアクセス
のコマンドや、前のアクセスのデータを転送するのに使
用するインタリーブモードが用意されている。しかし、
インタリーブ転送は複数のアクセスがないと使用でき
ず、また、1つのアクセスを行う場合はインタリーブモ
ードを使うとアクセス時間がかえって長くなってしま
う。その理由は、インタリーブ転送では、1つのアクセ
スのコマンドとデータの間に他のアクセスの命令とデー
タが入るだけの時間間隔が必ず用意されるためである。
【0010】一方、1つのアクセスで転送できるデータ
の大きさを大きくすると、命令の数が削減されるため、
データ転送能力が向上する。しかし、インタリーブで転
送する場合は、複数のアクセスをメモリ制御回路内にた
めておく必要があるため、各アクセスに対して最大容量
のアクセスでもデータを保持できるレジスタを用意する
とハードウェア量が増大する。
【0011】また、別の問題点として、インタフェース
のクロック周波数とマスタ装置のクロック周波数が異な
ることがあげられる。その理由は高速DRAMインタフ
ェース部分は規格化されていて周波数が固定であるが、
マスタ装置は要求される処理性能や、内部回路構成で周
波数が規定されているためや、他の規格化されたインタ
フェース回路を持っているため、1つのインタフェース
で固定された周波数に合わせることができないためであ
る。
【0012】さらに、マスタ装置側の周波数は実行する
処理の量に合わせて周波数を可変にしたり、最大動作周
波数がトランジスタ性能の製造時のばらつきによって異
なるため可変にすることがあるが、メモリに対する割込
みの時間は一定間隔である必要がある。その理由は、メ
モリがDRAMであるので、リフレッシュが必要で、リ
フレッシュ要求を割込みで発生させるが、リフレッシュ
間隔はDRAM側できめられた時間であるからである。
【0013】そこで本発明の目的は、(1)インターリ
ーブ制御をアクセス要求の回数に応じて効率的に運用す
ることができ、(2)転送データの大きさが大きい場合
でもハードウエアの規模が大きくなるのを防止すること
ができ、(3)メモリの転送クロック信号周波数とマス
タ装置の動作クロック周波数が異なる場合にも対応が可
能で、(4)マスタ装置の動作クロック周波数を回路作
成後に変更することになっても、一定間隔で割込み信号
を発生させることができ、さらに(5)複数のマスタ装
置によりメモリアクセスが可能なメモリアクセス制御回
路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に第1の発明は、メモリと、そのメモリに対しアクセス
要求を行うマスタ装置との間に設けられ、前記アクセス
要求とそのアクセス要求に対するデータ転送との間の時
間に別のアクセス要求及びデータ転送を受付けるインタ
リーブ制御を行うメモリアクセス制御回路であって、前
記アクセス要求がインタリーブ可能な要求であるか否か
を判定する判定手段と、この判定手段での判定結果に基
づきインタリーブ制御を行うか否かの選択を行う選択手
段とを含むことを特徴とする。
【0015】又、第2の発明は、前記アクセス要求を複
数のアクセス要求に分解し、元のアクセス要求に対する
データを前記複数のアクセス要求各々に対応させて分割
し付与するアクセス要求分解手段を有することを特徴と
する。
【0016】又、第3の発明は、前記マスタ装置が同期
して動作する第1クロックの周波数と、前記メモリのデ
ータ転送を同期させる第2クロックの周波数とが異なる
場合であって、前記マスタ装置の第1クロックの周波数
に同期して前記メモリに書込みを行い、前記メモリのデ
ータ転送を同期させる第2クロックの周波数に同期して
前記メモリより読出しを行わせる周波数差吸収手段を含
むことを特徴とする。
【0017】又、第4の発明は、前記メモリをリフレッ
シュするために割込みを発生させる割込み発生手段と、
この割込み発生手段に対し一定時間間隔の割込みタイミ
ングを付与するタイマ手段とを含み、このタイマ手段は
前記メモリのデータ転送を同期させるクロック又はこれ
を分周したクロックにより駆動されることを特徴とす
る。
【0018】さらに、第5の発明は、前記マスタ装置は
複数個で形成され、各々のマスタ装置と前記メモリアク
セス制御回路とはバス制御手段を介して共通バスと接続
されることを特徴とする。
【0019】第1の発明によれば、アクセス要求がイン
タリーブ可能な要求であればインタリーブによりデータ
転送が行われるが、インタリーブ可能な要求でなければ
アクセス要求の次にそのアクセス要求に対するデータ転
送を行うという従来の転送が行われる。
【0020】第2の発明によれば、分解された個々のア
クセス要求に対し、分割されたデータが転送される。
【0021】第3の発明によれば、書込みと読出しのク
ロック周波数が異なる場合でも書込みと読出しを行うこ
とができる。
【0022】第4の発明によれば、マスタ装置が同期し
て動作する第1クロックの周波数に拘らず割込みタイミ
ングを一定とすることができる。
【0023】第5の発明によれば、複数個のマスタ装置
によりメモリをアクセスすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係
る最良の実施の形態の構成図である。
【0025】マスタ装置として、マイクロプロセッサコ
ア1を想定している。この部分は、マイクロプロセッサ
コアに限らず、他のメモリアクセス要求を出す装置であ
れば良い。このマスタ装置1と高速DRAM装置8の間
に、高速DRAM装置8の制御プロトコルを生成するメ
モリアクセス制御回路2が構成されている。
【0026】メモリアクセス制御回路2は、マスタ装置
1からのアクセス要求を保持するコマンドレジスタ3
ト、高速DRAM8に対するコマンドとデータの転送タ
イミングの生成や、インタリーブモードで動作する場合
は、アクセスのコマンドとデータの転送の順番の入替え
を行うパケット生成回路6と、高速DRAML8のアク
セスを行う高速周波数に同期した信号を送受信し、LS
I内で扱いやすい周波数の信号に変換するインタフェー
ス7とで構成される。
【0027】さらに、コマンドレジスタ3には、マスタ
装置1からのアクセス要求を保持するコマンドレジスタ
エントリ10a,10b,10c,10dが含まれてい
る。図1では、4つのエントリが描かれている。最低で
も2つのアクセス要求をインタリーブでデータ転送しな
いと効率が低下するので、コマンドレジスタエントリは
最低2つ必要である。
【0028】各コマンドレジスタエントリ10a〜10
dには、高速DRAM8に対するアクセス要求の種類を
保持するコマンド格納レジスタ11,アクセス要求のデ
ータを保持するデータ格納レジスタ12,アクセスする
メモリアドレスを保持するアドレス格納レジスタ13で
構成される。
【0029】レジスタ制御回路5は、マスタ装置1から
送られてきたアクセス要求をコマンドレジスタエントリ
10a〜10dに登録し、登録されたアクセス要求をパ
ケット生成回路6に送り込む制御を行う。
【0030】アドレス比較回路4は高速DRAM8から
読出してコマンドレジスタエントリ10a〜10dに保
持されたデータをマスタ装置1に送るため、各レジスタ
エントリ10a〜10d内に保持されたメモリ8のアド
レスとマスタ装置1からのメモリ8のアドレスを比較す
る。アドレスが一致した場合、そのエントリのデータを
選択器9で選択し、マイクロプロセッサコア1に返す。
【0031】図2はコマンドエントリレジスタの構成図
である。尚、図1と同様の構成部分については同一番号
を付し、その説明を省略する。
【0032】同図には、次に発行するアクセスを保持す
るコマンドレジスタエントリ10aとその次に発行する
アクセスが保持されたコマンドレジスタエントリ10b
が描かれている。コマンドレジスタエントリ10c,1
0dも、メモリアクセス制御回路2内には存在するが、
インタリーブ発行の検出には関係しないので、描かれて
いない。
【0033】各コマンドレジスタエントリ10a〜10
dには、エントリ内部びアクセス要求が保持されている
かいないかを示す有効フラグ20と、アクセスの種類が
メモリアクセスであることを示すメモリアクセスフラグ
21がコマンド格納レジスタ11の中にある。
【0034】その他の情報格納レジスタ22はインタフ
ェースリーブに関係しない部分である。コマンド格納レ
ジスタの残りと、アドレス格納レジスタ13,データ格
納レジスタ12が含まれる。インタリーブで転送できる
条件はこの後発行できるアクセス要求が2つ以上あるこ
と、そして、その2つのアクセスが共にメモリアクセス
であることである。
【0035】そこで、レジスタ制御回路5の中で、2つ
のコマンドレジスタエントリの夫々の有効フラグとメモ
リアクセスフラグの論理積を4入力のAND回路23で
行えば検出することができ、この信号をインタリーブ要
求信号として、パケット生成回路6に入力すれば良い。
【0036】なお、メモリアクセス以外のアクセスに
は、高速DRAM8内のレジスタに対するアクセスがあ
る。このアクセスはインタリーブの対象とならない。
【0037】次に、図3を参照しながらインタリーブ動
作について説明する。図3はコマンドとデータの発行さ
れるタイミングを示すタイミングチャートである。
【0038】この図は、バス上を転送するコマンドとデ
ータの様子を時系列で示したものである。同図(A)は
非インタリーブ動作の時の転送の様子である。最初にコ
マンドAを送る。コマンド内にはアクセスの種類や、ア
クセスするアドレスが含まれている。メモリの読出しを
想定すると、高速DRAMはコマンドAを受け取ると、
内部のセンスアンプに目的のデータが読出されるかどう
かを判定し、読出されていなければ、現在のセンスアン
プの中のデータを本来のメモリ列に書き戻した後、目的
のアドレスのデータがあるメモリ列を読出す。センスア
ンプに目的のデータが用意されたら、データを送出す
る。この送出までの時間が図3(A)中にデータ読出し
時間T1と記した時間である。
【0039】非インタリーブ動作では、コマンドAに対
応するデータAが転送され終えてから、次のアクセスの
コマンドBを発行する。同様に高速DRAM内のセンス
アンプに目的のデータが用意されるまで待ってからデー
タBの転送が行われるため、何も転送されない時間がか
なりの割合で存在する。
【0040】同図(B)はインタリーブ時の転送の様子
を示したものである。コマンドAを発行した後、データ
Aの転送を行う前に、次のアクセスのコマンドBを発行
する。コマンドBを発行した後すぐにデータAの転送を
行う。データAの転送が完了するとコマンドBの次のア
クセスのコマンドCを転送し、これに続いてデータBを
転送する。
【0041】つまり、コマンドBの転送とデータBの転
送の間に、前のアクセスAのデータ転送と、次のアクセ
スのコマンドCが転送される。この間に、高速DRAM
のセンスアンプ内にコマンドBのデータが用意されるの
で、何も転送されない時間が大幅に削減され、高速DR
AMとメモリアクセス制御回路を接続するバスは有効に
使われる。
【0042】コマンドAとコマンドBの間は、本来他の
アクセスのデータが転送される時間であるが、コマンド
Aが最初のアクセスの場合何も転送されないのだが、デ
ータが転送されるだけの時間を取る必要がある。そのた
め、データ読出し時間T2と示したコマンドAとデータ
Aの間が非インタリーブ転送時T1に比べて長くなる。
従って、アクセス要求が1つだけの場合はインタリーブ
モードを使うとアクセス時間が長くなる。一方、アクセ
ス要求が2つある場合は、データBの転送完了の時間を
比べて分かるように短縮される。インタリーブによるア
クセスが2つで完了する場合は同図(B)のコマンドC
のところは何も転送されない。3つ以上のアクセス要求
が続く場合はさらに時間が短縮される。
【0043】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図4は第2の実施の形態の構成図である。尚、図1
と同様の構成部分については同一番号を付し、その説明
を省略する。
【0044】図4はアクセス要求の数を増やして、イン
タリーブによるデータ転送の確率を高くすることによっ
て、バスの使用効率を高くする場合の例である。マスタ
装置はマイクロプロセッサコア1である。マスタ装置1
と高速DRAM8の間に、メモリアクセス制御回路2が
ある構成は図1と変わらない。本実施の形態ではメモリ
アクセス制御回路を2´で表示する。また、メモリアク
セス制御回路2´の中のコマンドレジスタ3,パケット
生成回路6,インタフェース7の構成や動作は図1と変
わらない。マイクロプロセッサコア1とコマンドレジス
タ3の間に、コマンド分解回路30が新たに付け加わっ
ている。
【0045】マイクロプロセッサコア1等のマスタ装置
が発行するアクセス要求は、データの大きさが様々で、
短いものは1バイトから、長いものでは数100バイト
までのものがある。このようにエントリの長さが可変長
の場合、最大のデータ長のアクセスに対応する容量のデ
ータ格納領域をコマンドレジスタエントリ10内に用意
しなくてはならない。
【0046】しかし、インタリーブによる転送を行う場
合にはコマンドレジスタエントリ10は最低2つ用意し
なくてはならないので、データ格納レジスタのレジスタ
数が膨大になりハードウェア量が多くなる。さらに、こ
の大量のデータがマイクロプロセッサコア1からメモリ
アクセス制御回路2´に送られている間、次のアクセス
が登録されないため、コマンドレジスタエントリ10内
に登録されたエントリの数が2つ以上になる確率が低下
する。そのため、高速DRAMとメモリアクセス制御回
路2´をつなぐバスの転送効率が低下する。
【0047】そこで、コマンド分解回路30は、マイク
ロプロセッサコア1から送られてきたエントリ要求を1
つのコマンドレジスタエントリ10のデータ格納領域に
入りきる大きさのアクセス要求複数個に分割して発行す
る。これによって、大きなデータ転送要求があった場
合、コマンドレジスタ11には複数のエントリが登録さ
れることになり、インタリーブによる転送が行われる。
【0048】データ格納レジスタ12の大きさは、小さ
すぎると図3(A)に示した非インタリーブ時の読出し
時間より、インタリーブ時に1つのエントリのコマンド
転送とデータ転送の時間の間に転送されるコマンドとデ
ータの転送時間の方が短くなるため、何も転送されない
隙間の時間が発生し転送効率が下がる。この隙間の時間
T3を図3(C)に表示する。
【0049】また、データ格納レジスタ12の大きさが
大きいとハードウェア量が増大する。大半のアクセス要
求は、1次キャッシュ1ラインのリプレースやリフィル
のためのものなので、1次キャッシュ1ラインのサイズ
以上の大きさのデータ格納レジスタを用意する必要はな
い。そこで、1エントリ当たり32バイトや64バイト
程度の大きさにするのが適当である。
【0050】コマンド分解回路30内部は、アクセス要
求内のアドレスを初期値として、1つのコマンドレジス
タエントリ10のデータ格納レジスタ12のアドレスを
増加させるカウンタを用意して、次のエントリに入る先
頭のアドレスを生成する機構を用意すれば良い。
【0051】コマンドの種類は元のエントリ要求と同じ
種類になるので、特に内部で加工する必要はない。ま
た、データに関しては、複数のエントリに次々に格納す
るように、格納先を切替える機構を用意する。
【0052】マイクロプロセッサの動作において、デー
タをメモリに書込む場合、メモリに書込むパスの途中の
レジスタ値が保持された状態であっても、次の処理に進
むことができる。一方、データをメモリから読込む場
合、処理に必要なデータがメモリから取込まれるまでは
次の処理が始められない。よって、メモリアクセスは書
込みよりも読出しを優先させた方が処理の効率が向上す
る。
【0053】本発明のメモリアクセス制御装置2,2´
は、複数のアクセス要求が内部に保持されるが、保持さ
れた複数のアクセス要求のうち、メモリ読出しに関する
ものがあれば、これを書込みより優先させて発行するこ
とによって、システム全体の処理能力の向上につなが
る。
【0054】また、先の書込みアクセス要求のアドレス
と同じアドレスの読出し要求があった場合は、高速DR
AM8に対するアクセスを待たずに、コマンドレジスタ
エントリ10内のデータを読出して、マスタ装置1に返
すことも可能である。但し、この場合はメモリのアクセ
スに限る。高速DRAM8内のレジスタのアクセスにつ
いては、内部の状態が変化する可能性があるため、同じ
アドレスであっても、高速DRAM8のアクセスを必ず
行わなくてはならない。
【0055】コマンド分解回路30は1つのアクセス要
求で大量のデータをアクセスしようとした場合に、コマ
ンドレジスタエントリに入りきる大きさのアクセス要求
複数個に分解する場合のものであるが、マイクロプロセ
ッサコア1からのアクセス要求がプログラムの読込みに
関する要求である場合、これに続くプログラムをマイク
ロプロセッサコア1からアクセス要求が発行される前に
発行して、メモリアクセス制御回路2´内にデータを保
持しておくことが可能である。
【0056】プログラムは連続したアドレスに格納さ
れ、順次実行されることが多い上に、マイクロプロセッ
サコア1内に実行する命令がないと処理が完全に停止し
てしまうため、このように次のアドレスを先読みして、
命令キャッシュがミスした時のペナルティーを削減する
ことがシステムの性能の向上につながる。この機能を実
現するためには、コマンドレジスタエントリ10のデー
タ格納レジスタ12の容量を、キャッシュの1ライン分
と等しい容量にしておき、コマンド分解に使用したカウ
ンタを使って、次のコマンドレジスタエントリ10に格
納されるべきデータのアドレスを生成し、アクセス要求
を次のコマンドレジスタエントリ10に格納すれば良
い。メモリ読出しなので、データの複数エントリへの振
り分けをする必要はない。
【0057】次に、第3の実施の形態について説明す
る。図5は第3の実施の形態の構成図である。尚、図4
と同様の構成部分については同一番号を付し、その説明
を省略する。
【0058】図5はコマンドレジスタエントリ10か
ら、データ格納レジスタ12を分離したものである。パ
ケット生成回路6から高速DRAM8までのパスは図1
と同じ構成になる。そのため、図5ではインタフェース
7と高速DRAM8を省略している。
【0059】アクセス要求のうち、コマンドは先に発行
し、その後は不要になるが、データはマスタ装置1に送
り返すまでの間保持する必要がある。コマンドとデータ
で保持する時間が異なるため、別々に管理する方が回路
を構成しやすい。
【0060】コマンド分解回路30´は図4とはほぼ同
じ構成であるが、データはマイクロプロセッサコア1か
ら直接データレジスタ12´に格納される。格納される
データレジスタエントリ12´はレジスタ制御回路5´
で決定される。あいているエントリ12´が格納される
エントリ12´として選択される。
【0061】コマンドレジスタ3´内のコマンドレジス
タエントリ10a´,10b´,10c´,10d´は
アドレス格納レジスタ13とコマンド格納レジスタ11
の他に、どのデータレジスタエントリにデータがメモリ
書込みの場合格納されているか、また、メモリ読出しの
場合格納するかを示したタグ43が追加されている。デ
ータ格納レジスタ12´はコマンドレジスタエントリ1
0a´〜10d´から削除されている。インタリーブに
よる転送を検出する機構は図2と変わらず、レジスタ制
御回路5´内に組込まれる。
【0062】データレジスタエントリ42a,42b,
42c,42dはデータ格納レジスタ12´とアドレス
格納レジスタ13´で構成される。このアドレス格納レ
ジスタ13´の内容とマスタ装置1側からの読出しアク
セス要求のアドレスが一致した場合データレジスタ12
´の内容をマスタ装置1に送り返す。そのアドレスの比
較はアドレス比較回路4´で行い、選択器9で選んで送
り返す。
【0063】データレジスタエントリ42a〜42dの
数は少なくともコマンドレジスタエントリ10a´〜1
0d´の数と同数必要である。データレジスタエントリ
42a〜42dに登録されている時間の方が、コマンド
レジスタエントリ10a´〜10d´に登録されている
時間よりも長いので、データエントリの数の方がコマン
ドエントリより多くても良い。また、図5にはメモリア
クセス制御回路の内部に割込み発生回路40が追加され
ている。これは、コマンドレジスタとデータレジスタの
分離には関係ない。
【0064】割込み発生回路40はDRAMのリフレッ
シュを行うために定期的な割込みを発生して、リフレッ
シュをするアクセス要求を生成するものである。高速D
RAM8の場合、メモリとインタフェース間のバスの信
号電圧を調整する。カレントコントロール要求も定期的
に行う必要があるので、同様な割込み回路をもう1つ追
加する必要がある。これらの割込み要求信号は、コマン
ド分解回路30,30´に加えられ、割込みが発生する
度に新たなアクセスを生成しコマンドレジスタエントリ
10に登録される。複数の要求が同時に発生した場合
は、どれか1つを優先して順次発行させる。優先順位は
システムにふさわしい方法でつけて構わない。
【0065】データレジスタ12をコマンドレジスタ1
1と分離して用意する場合でも、1つのアクセス要求で
アクセスするデータ量が大きい場合は、コマンドを分割
できる。もちろん、アクセスを分割せず、最大データの
アクセス要求でも1つのエントリに格納できる容量を各
エントリに用意しても良い。
【0066】また、最大データアクセス要求の頻度が少
ない場合は、全てのデータレジスタエントリ10が同じ
容量ではなく、1エントリだけ最大データアクセス要求
のデータが格納できる容量にする方法をとっても良い。
【0067】データレジスタ12をコマンドレジスタ1
1と分離する場合でも、メモリ読込みアクセスをメモリ
書込みアクセスに優先させることが可能である。この場
合、コマンドレジスタエントリ10内だけで、コマンド
発行する順序を変えれば良く、コマンドレジスタ11内
にデータレジスタエントリ42を指し示すタグが保持さ
れているので、データレジスタエントリ42はそのまま
データ保持していれば良い。
【0068】データ格納レジスタ12の容量が大きく、
他のアドレス格納レジスタ13やコマンド格納レジスタ
11、タグ43の容量はデータ格納レジスタ12と比較
して容量が小さいので、コマンドの入替えは図1や図4
の構成に比べて簡単にでき、ハードウェア量の増加も少
ない。
【0069】同様にデータレジスタ12をコマンドレジ
スタ11と分離する場合でも、プログラムを高速DRA
M8から読込む場合、続くプログラムのアクセス要求を
マスタ装置1からのアクセス要求を待たずに発行するこ
とも可能である。続くプログラムに対するアクセス要求
がすぐにこない場合でも、データレジスタ12が分離さ
れている場合は、他のデータレジスタエントリ42を使
ってアクセス要求を登録することができる。また、先読
みが外れて他のアドレスに対するプログラムの読込みが
発生した段階で、先読みに使ったデータレジスタエント
リ42を解放する。
【0070】次に、第4の実施の形態について説明す
る。図6は第4の実施の形態の構成図である。尚、図5
と同様の構成部分については同一番号を付し、その説明
を省略する。
【0071】高速DRAM8や、インタフェース7が動
作するクロック周波数は規格で決められているのに対し
て、マスタ装置側の動作クロック周波数は、目的とする
処理の量や、ハードウエア構成、他のインタフェース回
路の動作速度等で決められるため、異なることが多い。
【0072】さらに、製造時のトランジスタ性能にばら
つきがあるため、製造後に動作周波数を決めることもあ
る。
【0073】そこで、コマンド分解回路30´とコマン
ドレジスタ3´の間に周波数変換バッファ50を置き、
異なる周波数で動作できるようにする。周波数変換バッ
ファ50はマスタ装置1のクロック周波数に同期して書
込みを行い、プロトコル生成回路6側の動作周波数に同
期して読出す回路である。
【0074】書込みを示すフラグを内部に用意し、デー
タを書込んだらこのフラグを立てる。読出し側はこのフ
ラグを監視して、データが書込まれたことを検出したら
読出す。読出した後にフラグを降ろす。書込み側はこの
フラグが降りたのを見て次の書込みを行う。データレジ
スタはどちらのクロック周波数でも書込みや読出しが行
えるよう第1及び第2のクロックが入力されている。書
込みの終了や読出しの終了は、周波数変換バッファ50
と同様にフラグで行う。データレジスタエントリ42毎
にフラグを用意すれば良い。
【0075】一方で、リフレッシュ要求を発行する割込
み発生回路内のタイマはカウンタ等で構成されるが、マ
スタ装置1のクロック周波数には関係なく、一定時間に
1回割込みを発生させる必要がある。発生した割込みは
コマンド分解回路30´に入力されるので、割込み発生
回路40´はマスタ側のクロックで動作する。
【0076】但し、一定間隔を生成するタイマ51はイ
ンタフェース7側に置き、周波数変換バッファ50´で
割込み発生回路にトリガを与える。インタフェース7側
のクロック周波数は規格で決められた値になるので、同
じカウンタを使っても一定間隔を計測することが可能で
ある。
【0077】尚、カウンタ回路を駆動するクロック周波
数としてインタフェース側のクロック周波数を分周した
ものを使用してもよい。
【0078】次に、割込み発生回路40´の動作につい
て図6及び図7を参照して詳細に説明する。図7は割込
み発生回路の動作の詳細を示すタイミングチャートであ
る。
【0079】高速DRAMインタフェース8側は第2ク
ロックに同期して動作する。又、マイクロプロセッサコ
ア1側は第1クロックに同期して動作する。図7では第
2クロックの方が第1クロックよりも周波数が高いが、
第1クロックの方が周波数が高くても周波数変換バッフ
ァ50と50´の動作が逆になるだけである。
【0080】タイマ51は第2クロックで動作し、一定
周期に1クロック幅のパルスS1を出力する。このパル
スS1を周波数変換バッファ50´が受ける。周波数変
換バッファ50´内部ではビジー信号S2が立上がる。
【0081】入力パルスS1が1か、ビジー信号S2が
1であるときに、第1クロックが立上がると周波数変換
バッファ50´は第1クロックの1クロック幅のパルス
(割込み要求)S3を出力する。
【0082】そして、周波数変換バッファ50´の出力
パルスS3が割込み発生回路40´に入ると、割込み発
生回路40´は次の第1クロックの立上がりで割込みコ
マンドS4と、コマンド要求信号S5とを出力する。
【0083】このコマンド要求信号S5を周波数変換バ
ッファ50が受けると、コマンド要求信号S5の立上が
りの次の第2クロックの立上がりでコマンドレジスタ書
込み信号S6を立上げる。この信号S6は第2クロック
の1クロック幅のパルスである。
【0084】そして、第1クロックの次の立上がりまで
にコマンドレジスタ書込み信号S6が立下がっていなけ
れば、ビジー信号S7が設定される。
【0085】もし、コマンドレジスタ書込み信号S6が
立下がっていれば、ビジー信号S7は設定されない。
【0086】次に、コマンドレジスタ書込み信号S6に
合わせて割込みコマンドS4をコマンドレジスタ3´に
書込む。割込みコマンドS4はコマンド要求信号S5に
合わせて出力されているため、コマンドレジスタ書込み
信号S6より先に来ているので、十分なセットアップ時
間が得られる。従って、特に周波数変換する必要はな
い。
【0087】このように、マスタ1側のクロック信号
は、コマンド分解回路30´、周波数変換バッファ5
0、データレジスタ41”、割込み発生回路40´に加
えられ、インタフェース7側のクロック信号は周波数変
換バッファ50,51´、コマンドレジスタ3´、デー
タレジスタ41”、タイマ51、プロトコル生成回路6
及び図6に記載されていないが、インタフェース7に加
えられる。
【0088】コマンド分解回路30´がマスタ装置1側
に置かれるのは、マスタ装置1側のクロック周波数の方
が高いため、マスタ装置1や割込み発生回路40´か
ら、アクセス要求が複数の同時に起こった場合の調停を
短時間で行うためである。もしマスタ回路1側の動作周
波数が遅い場合は、周波数変換バッファ50をコマンド
分解回路30´の前に置き、インタフェース7側で調停
を行っても良い。この場合、割込み発生回路40´もイ
ンタフェース7側のクロック信号で動作することになる
ので、周波数変換バッファ50´は不要になる。
【0089】コマンドレジスタとデータレジスタを分離
しない場合は、図4のコマンド分離回路30とコマンド
レジスタ3の間に周波数変換バッファ50を置く。コマ
ンドやアドレスに関してはマスタ1側からコマンドレジ
スタ3方向に信号を伝えられるようにすれば良く、デー
タに関しては双方向に転送する必要があるので2組用意
する必要がある。
【0090】次に、第5の実施の形態について説明す
る。図8は第5の実施の形態の構成図である。尚、図6
と同様の構成部分については同一番号を付し、その説明
を省略する。
【0091】今まで説明してきた構成は、マスタ装置と
してマイクロプロセッサコア1つを想定してきた。メモ
リをアクセスするマスタ装置は1つあるだけではなく、
複数であることが多い。例えば、複数のマイクロプロセ
ッサが1チップのLSIに搭載されている場合や、DM
A(Direct Memory Access)回路
が搭載されている場合、他の外部バスから直接メモリア
クセスを行う場合等がある。
【0092】特に、高速DRAMの場合、高速DRAM
以外にバスに接続されるのは1つのインタフェースに限
られるため、複数のLSIで構成されたシステムで、イ
ンタフェースを持たないLSIから高速DRAMへアク
セスするためには、外部バスから直接高速DRAMをア
クセスすることが少なくない。
【0093】そこで、複数のマスタ装置をバス60で接
続する。図8ではマイクロプロセッサコア1と周辺装置
制御回路62がマスタ装置に相当する。マスタ装置夫々
はバス制御回路61を通じてバスに接続される。同様に
メモリアクセス制御回路2”もバス制御回路61を通し
てバスに接続される。高速DRAMに対するアクセス要
求はバスを通して複数のマスタ装置から送られてくる。
なお、メモリアクセス制御回路の構成自体は、マスタ装
置が1つの場合と同様である。
【0094】本発明の方法でインタリーブ動作をさせた
場合の効果を、256バイトの読出し要求を高速DRA
Mに対して発行し、メモリアクセス制御装置内で64バ
イトの4つの読出し要求に分割して発行することを想定
して求めてみる。
【0095】コマンドレジスタエントリが空の状態から
始めると、最初のアクセス要求は登録されてすぐに発行
され、この時点では1つしかエントリが埋まらないので
インタリーブ発行できないが、残りの3つのエントリ
は、最初のコマンドが発行されている間にコマンドレジ
スタエントリに登録されるのでインタリーブが動作す
る。
【0096】非インタリーブ動作の場合、64バイトの
読込みの場合、次のコマンド発行はコマンド発行から1
5クロック目で、最後のデータが読出されるのはコマン
ド発行から18クロック目である。
【0097】よって、全てのアクセスが非インタリーブ
の場合は63クロックかかる。インタリーブの場合は、
次のコマンドが発行できるのが9クロック目で、データ
が帰ってくるのは21クロック目である。よって、54
クロックで読出せる。このように9クロック短縮でき
る。
【0098】また、アクセス要求あたりのデータ量を制
限しているため、各データレジスタエントリ毎のレジス
タの容量は小さくでき、ハードウェア量の削減がはかれ
る。
【0099】また、インタフェースとマスタ回路が異な
るクロック周波数で動作していても、複数のクロックで
メモリアクセス制御回路を動作させることができる。さ
らに、マスタ装置のクロック周波数を変えても同じ回路
構成で、リフレッシュ等の割込み間隔を一定にすること
ができる。
【0100】
【発明の効果】第1の発明によれば、アクセス要求がイ
ンタリーブ可能な要求であるか否かを判定する判定手段
と、この判定手段での判定結果に基づきインタリーブ制
御を行うか否かの選択を行う選択手段とを含むため、ア
クセス要求がインタリーブ可能な要求であればインタリ
ーブによりデータ転送を行われせ、インタリーブ可能な
要求でなければアクセス要求の次にそのアクセス要求に
対するデータ転送を行うという従来の転送を行わせるこ
とができる。従って、インターリーブ制御をアクセス要
求の回数に応じて効率的に運用することができる。
【0101】第2の発明によれば、アクセス要求を複数
のアクセス要求に分解し、元のアクセス要求に対するデ
ータを前記複数のアクセス要求各々に対応させて分割し
付与するアクセス要求分解手段を有するため、分解され
た個々のアクセス要求に対し、分割されたデータが転送
されることになる。従って、転送データの大きさが大き
い場合でもハードウエアの規模が大きくなるのを防止す
ることができる。
【0102】第3の発明によれば、マスタ装置の第1ク
ロックの周波数に同期してメモリに書込みを行い、前記
メモリのデータ転送を同期させる第2クロックの周波数
に同期して前記メモリより読出しを行わせる周波数差吸
収手段を含むため、書込みと読出しのクロック周波数が
異なる場合でも書込みと読出しを行うことができる。
【0103】第4の発明によれば、メモリをリフレッシ
ュするために割込みを発生させる割込み発生手段と、こ
の割込み発生手段に対し一定時間間隔の割込みタイミン
グを付与するタイマ手段とを含み、このタイマ手段を前
記メモリのデータ転送を同期させるクロック又はこれを
分周したクロックにより駆動されるよう構成したため、
マスタ装置が同期して動作する第1クロックの周波数に
拘らず割込みタイミングを一定とすることができる。従
って、マスタ装置の動作クロック周波数を回路作成後に
変更することになっても、一定間隔で割込み信号を発生
させることができる。
【0104】第5の発明によれば、マスタ装置は複数個
で形成され、各々のマスタ装置とメモリアクセス制御回
路とはバス制御手段を介して共通バスと接続されるよう
構成したため、複数個のマスタ装置によりメモリをアク
セスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る本発明に係る最良の実施の形態の
構成図である。
【図2】コマンドエントリレジスタの構成図である。
【図3】コマンドとデータの発行されるタイミングを示
すタイミングチャートである。
【図4】第2の実施の形態の構成図である。
【図5】第3の実施の形態の構成図である。
【図6】第4の実施の形態の構成図である。
【図7】割込み発生回路の動作の詳細を示すタイミング
チャートである。
【図8】第5の実施の形態の構成図である。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサコア 2 メモリアクセス制御回路 3 コマンドレジスタ 4 アドレス比較回路 5 レジスタ制御回路 6 パケット生成回路 7 インタフェース 8 高速DRAM 9 選択器 10 コマンドレジスタエントリ 23 AND回路 30 コマンド分解回路 40 割込み発生回路 50 周波数変換バッファ 51 タイマ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリと、そのメモリに対しアクセス要
    求を行うマスタ装置との間に設けられ、前記アクセス要
    求とそのアクセス要求に対するデータ転送との間の時間
    に別のアクセス要求及びデータ転送を受付けるインタリ
    ーブ制御を行うメモリアクセス制御回路であって、 前記アクセス要求がインタリーブ可能な要求であるか否
    かを判定する判定手段と、この判定手段での判定結果に
    基づきインタリーブ制御を行うか否かの選択を行う選択
    手段とを含むことを特徴とするメモリアクセス制御回
    路。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、少なくとも2つのアク
    セス要求がなされ、その各々がともにメモリに対する書
    込み又は読出し要求である場合に前記インタリーブ制御
    が可能との判断を行うことを特徴とする請求項1記載の
    メモリアクセス制御回路。
  3. 【請求項3】 前記アクセス要求を複数のアクセス要求
    に分解し、元のアクセス要求に対するデータを前記複数
    のアクセス要求各々に対応させて分割し付与するアクセ
    ス要求分解手段を有することを特徴とする請求項1又は
    2記載のメモリアクセス制御回路。
  4. 【請求項4】 前記メモリからの読出し要求を前記メモ
    リへの書込み要求より先に発行する要求優先手段を有す
    ることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のメモ
    リアクセス制御回路。
  5. 【請求項5】 前記アクセス要求が前記メモリに記憶さ
    れたプログラムを読込むアクセス要求である場合に、そ
    のアクセスに続くプログラムを読込むアクセス要求を、
    前記マスタ装置からのアクセス要求に先立って発行する
    先読み手段を含むことを特徴とする請求項1〜4いずれ
    かに記載のメモリアクセス制御回路。
  6. 【請求項6】 前記マスタ装置が同期して動作する第1
    クロックの周波数と、前記メモリのデータ転送を同期さ
    せる第2クロックの周波数とが異なる場合であって、 前記マスタ装置の第1クロックの周波数に同期して前記
    メモリに書込みを行い、前記メモリのデータ転送を同期
    させる第2クロックの周波数に同期して前記メモリより
    読出しを行わせる周波数差吸収手段を含むことを特徴と
    する請求項3〜6いずれかに記載のメモリアクセス制御
    回路。
  7. 【請求項7】 前記アクセス要求を複数のアクセス要求
    に分解するアクセス要求分解手段と、そのアクセス要求
    分解手段で分解された各々の新たなアクセス要求に対応
    するデータを前記マスタ装置又は前記メモリより直接抽
    出し、相手方に転送する転送手段を含むことを特徴とす
    る請求項1又は2記載のメモリアクセス制御回路。
  8. 【請求項8】 前記メモリからの読出し要求を前記メモ
    リへの書込み要求より先に発行する要求優先手段を有す
    ることを特徴とする請求項7記載のメモリアクセス制御
    回路。
  9. 【請求項9】 前記アクセス要求が前記メモリに記憶さ
    れたプログラムを読込むアクセス要求である場合に、そ
    のアクセスに続くプログラムを読込むアクセス要求を、
    前記マスタ装置からのアクセス要求に先立って発行する
    先読み手段を含むことを特徴とする請求項7又は8記載
    のメモリアクセス制御回路。
  10. 【請求項10】 前記マスタ装置が同期して動作する第
    1クロックの周波数と、前記メモリのデータ転送を同期
    させる第2クロックの周波数とが異なる場合であって、 前記マスタ装置の第1クロックの周波数に同期して前記
    メモリに書込みを行い、前記メモリのデータ転送を同期
    させる第2クロックの周波数に同期して前記メモリより
    読出しを行わせる周波数差吸収手段を含むことを特徴と
    する請求項7〜9いずれかに記載のメモリアクセス制御
    回路。
  11. 【請求項11】 前記メモリをリフレッシュするために
    割込みを発生させる割込み発生手段と、この割込み発生
    手段に対し一定時間間隔の割込みタイミングを付与する
    タイマ手段とを含み、このタイマ手段は前記メモリのデ
    ータ転送を同期させるクロック又はこれを分周したクロ
    ックにより駆動されることを特徴とする請求項6又は1
    0記載のメモリアクセス制御回路。
  12. 【請求項12】 前記マスタ装置は複数個で形成され、
    各々のマスタ装置と前記メモリアクセス制御回路とはバ
    ス制御手段を介して共通バスと接続されることを特徴と
    する請求項1〜11いずれかに記載のメモリアクセス制
    御回路。
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