JP2002244919A - Dramインターフェース回路 - Google Patents

Dramインターフェース回路

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JP2002244919A
JP2002244919A JP2001043742A JP2001043742A JP2002244919A JP 2002244919 A JP2002244919 A JP 2002244919A JP 2001043742 A JP2001043742 A JP 2001043742A JP 2001043742 A JP2001043742 A JP 2001043742A JP 2002244919 A JP2002244919 A JP 2002244919A
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dram
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JP2001043742A
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English (en)
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Shiro Shimizu
史郎 清水
Takeyuki Takayama
強之 高山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的単純な回路構成で、低優先のアクセス
が占有して高優先のアクセスが待たされる時間を短く
し、各アクセス系統におけるFIFOバッファの段数を
少なくする。 【解決手段】 調停の可能タイミング/不可能タイミン
グを示すサンプル/ホールド制御信号を発生するタイミ
ング発生部17を設け、タイミング発生部17におい
て、前回のアクセス時の動作モード、行アドレス一致検
出結果およびリードライト切り換わり検出結果に基づき
次回の動作モードを決定してアクセスタイミングを生成
するとともに、サンプル/ホールド制御信号を生成し、
アービタ部16において、タイミング発生部17より生
成したサンプル/ホールド制御信号に応じて1アクセス
サイクル毎にアクセス調停を行い、複数のアクセス系統
を構成する周辺回路のアドレスカウンタおよびデータバ
スの制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に使われ
る、高速ページモードやEDOモードが可能なDRAM
(ダイナミックランダムアクセスメモリ)を使用する際
に用いられるDRAMインターフェース回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図13に従来のDRAMインターフェー
ス回路のブロック図を示す。図13において、131は
一般的に使われる汎用のDRAMであり、アドレスバ
ス、データバスのほかに、RAS(ロウアドレス・スト
ローブ)、CAS(カラムアドレス・ストローブ)、W
E(ライトイネーブル)等を端子としてもつ。
【0003】132はDRAM131にアクセスする時
のタイミングを生成するDRAMインターフェース回路
であり、その複数のアクセス系統を構成する周辺回路も
合わせて示している。
【0004】DRAMインターフェース回路132で
は、複数のアクセス系統(アクセス1〜アクセス3)1
33〜135を持ち、複数のアクセス系統133〜13
5において、それぞれ、FIFO(先入れ先出し)バッ
ファおよびアドレスカウンタを持っている。
【0005】136は複数のアクセス系統133〜13
5からのアクセス要求に対する調停を行いバス選択信号
を発生するアービタである。
【0006】137はアクセス時において通常アクセス
後のページアクセスの繰り返し回数を計算するアクセス
回数計算回路である。
【0007】138はアクセス制御回路であり、アービ
タ136によって受付けられたアクセスと、アクセス回
数計算回路137によって算出されたタイミング情報と
より、アクセスの制御を行う(通常モードアクセス、ペ
ージモードアクセス)。
【0008】139はアクセス制御回路138からの信
号を入力するタイミング発生回路であり、このタイミン
グ発生回路139にてRAS、CAS等の信号を生成し
て、DRAM131へ与える。
【0009】以上のように構成されたDRAMインター
フェース回路について、以下、その動作を図14の信号
波形図を用いて説明する。図14には、アクセス1〜3
のアクセス時の動作(通常モード→ページモード→NO
P)を示している。アクセス1〜3は、それぞれ動作固
定タイミングで行われる。同図には、アクセス3におけ
るRASおよびCASを合わせて示している。また、同
図にはアクセス1について、要求、受付および処理中の
動作がタイムチャートとして示され、さらにバス選択信
号が示されている。
【0010】上記構成の回路においては、複数のアクセ
ス系統を持つ場合、それぞれにアクセス優先順位が設定
される。優先順位というのは、複数のアクセスが同時に
発生した場合に、処理を行う順番をつけるためのもので
ある。
【0011】図14には、優先度の低いアクセス3のア
クセス要求が、優先度の高いアクセス1のアクセス要求
よりも少し前に発生した場合のタイミングが示されてい
る。アービタ136は、アクセス3のアクセス要求に基
づいて、アクセス3の受付を行い、アドレスバス、デー
タバスはアクセス3のラインが選択され、アクセス3が
処理中となる。これにより、アクセス回数計算回路13
7で算出されたタイミング情報に基づいて、アクセス制
御回路138が起動し、タイミング発生回路139にお
けるRAS、CAS等の信号生成や、アドレスカウンタ
のインクリメントやデータラッチ等の制御を行う。アク
セス3の一連の処理が終了するまで、高優先のアクセス
1は待機状態となり、アクセス3の処理の終了後にアク
セス1の受付が行われ、アクセス1が処理中となる。ま
た、この間、優先度が中のアクセス2のアクセス要求が
発生しても、さらにアクセス1の処理が終了するまで待
たされてしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のDRAMインターフェース回路においては、複数のア
クセス系統が存在する場合、アービタ136を介し、受
付けられたアクセスに対し、規定の処理を行った後、再
調停し、順次処理を行っていった。
【0013】しかしながら、従来のDRAMインターフ
ェース回路の構成では、図14に示すように、低優先の
バースト的なアクセスによって、高優先のアクセスが待
たされるようなことがあり、オーバーフローを避けるた
めに、FIFOバッファの段数を増やす必要が出てく
る。すると、高優先のバースト転送期間が延び、その間
待たされる低優先アクセス系のFIFOバッファの段数
も増やす必要がある構成となってしまう。
【0014】また、従来の構成だと、アクセスの度に通
常モード後のページモードの回数を指定してタイミング
を発生させる必要があり、各アクセス系統で、図14に
示すような通常→ページ→NOP(No Operation)と固
定したアクセスパターンを持つことになる。すなわち、
アクセス系統が変わるたびに通常モードに戻ってしま
い、ページヒット率が下がってしまう。さらに、アクセ
ス系統が増えると、非常に複雑な動作となり回路も大き
くなってしまう。
【0015】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、比較的単純な回路構成で、低優先のアクセスが占
有して高優先のアクセスが待たされる時間を短くし、各
アクセス系統におけるFIFOバッファの段数を少なく
できるDRAMインターフェース回路を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載のDRAMインターフェース
回路は、ページモードアクセスを有するDRAMを駆動
するDRAMインターフェース回路であって、複数のア
クセス系統の調停を行うアービタと、アービタによる調
停の可能期間および不能期間を設定するサンプル/ホー
ルド制御部とによって構成されたアービタ部と、前回の
アクセス時と次回のアクセス時とで行アドレスの一致を
検出する行アドレス一致検出回路と、前回のアクセス時
と次回のアクセス時とでリードライトの切り替わりを検
出するリードライト切り換わり検出回路と、前回のアク
セス時の動作モードを記憶する前状態記憶回路と、行ア
ドレス一致検出回路、リードライト切り換わり検出回路
および前状態記憶回路の出力をデコードして次回のアク
セス時の動作モードを設定する所定の数値を生成するデ
コーダと、デコーダから出力される数値を初期値として
DRAMクロックをカウントするタイミング発生カウン
タとから構成され、タイミング発生カウンタのカウント
値に応じてDRAMへのアクセスタイミングを発生させ
るとともに、調停の可能タイミング/不可能タイミング
を示すサンプル/ホールド制御信号を発生するタイミン
グ発生部とを備え、タイミング発生部において、前回の
アクセス時の動作モード、行アドレス一致検出結果およ
びリードライト切り換わり検出結果に基づき次回の動作
モードを決定してアクセスタイミングを生成するととも
に、サンプル/ホールド制御信号を生成し、アービタ部
において、タイミング発生部より生成したサンプル/ホ
ールド制御信号に応じてアクセス調停を行い、複数のア
クセス系統を構成する周辺回路のアドレスカウンタおよ
びデータバスの制御を行うようにしたことを特徴とす
る。
【0017】この構成によれば、アービタ部において、
アービタとサンプル/ホールド制御部に設け、タイミン
グ発生部より生成したサンプル/ホールド制御信号によ
ってアクセス調停の可能/不能を制御することにより、
複数のアクセスが発生した時に、低優先のアクセスがバ
ースト的にアクセスを占有し、高優先のアクセスが待た
されるようなことがなく、結果的に各アクセス系のFI
FOバッファの段数を減らすことができる。しかも、そ
のための回路構成としては、サンプル/ホールド制御部
を設け、タイミング発生回路にてサンプル/ホールド制
御信号を作成するだけであるため、簡単である。
【0018】本発明の請求項2記載のDRAMインター
フェース回路は、請求項1記載のDRAMインターフェ
ース回路において、アドレスカウンタを含む周辺回路に
与える周辺回路クロックの周波数をDRAMクロックの
周波数の半分にし、サンプル/ホールド制御信号におけ
る調停を可能とするサンプル期間中においてDRAMク
ロックの1クロック毎にサンプル動作とホールド動作と
を交互に行い、アクセス調停のタイムスロットをDRA
Mクロックの偶数周期に設定したことを特徴とする。
【0019】この構成によれば、周辺回路クロックをD
RAMクロックの半分にすることが可能となり、消費電
流を低減させ、しかも、全体的なDRAMアクセス回数
(処理能力)をほとんど落とさないまま、マージンのあ
る設計を可能とした。
【0020】本発明の請求項3記載のDRAMインター
フェース回路は、請求項1記載のDRAMインターフェ
ース回路において、タイミング発生部において、前回の
アクセス時の動作モードがページモードであることを記
憶し、次回のアクセス時の動作モードが、通常モード、
リフレッシュモード、もしくはNOPとなることを検出
したときに、ページモード終了時からロウアドレス・ス
トローブを不活性にするまでの間に所定の遷移期間を設
けたことを特徴とする。
【0021】この構成によれば、EDO−DRAM使用
時にページモードから通常モードもしくはリフレッシュ
モードへと遷移していく時には、ページアクセスの最後
のデータをラッチタイミングまで確定させておく必要が
あるが、このようなEDO−DRAMのアクセスに容易
に対応することができる。
【0022】本発明の請求項4記載のDRAMインター
フェース回路は、請求項1記載のDRAMインターフェ
ース回路において、タイミング発生部において、前回の
アクセスがリードアクセスもしくはライトアクセスであ
ることを記憶し、次回のアクセスでリードライトが切り
換わらず、かつ行アドレスが一致しているときにはアク
セス系統の切り換えにかかわらず次回のアクセス時の動
作モードをページモードに設定し、前回のアクセスがリ
ードアクセスもしくはライトアクセスであることを記憶
し、次回のアクセスでリードライトが切り換わったとき
には、行アドレスが一致していても、次回のアクセス時
の動作モードを通常モードに戻すことを特徴とする。
【0023】この構成によれば、アクセス系統が変わっ
ても、行アドレスの一致検出がされ、さらにリードライ
トの切り換わりがなかった場合は、ページモードのまま
でアクセスを続けることができ、回路の高速化を実現で
きる。
【0024】本発明の請求項5記載のDRAMインター
フェース回路は、リードアクセスもしくはライトアクセ
スからNOPになるときにデータバスを出力状態とする
ことを特徴とする。
【0025】この構成によれば、データバスがフローテ
ィング状態となることを防ぐことことができる。
【0026】本発明の請求項6記載のDRAMインター
フェース回路は、請求項5記載のDRAMインターフェ
ース回路において、リードアクセスもしくはライトアク
セスからNOPになるときにデータバスを出力状態とす
る際に、NOPに変化してからデータバスを出力状態に
するまでに少しインターバルを置くことを特徴とする。
【0027】この構成によれば、データバス上のデータ
の衝突を防ぐことができる。
【0028】本発明の請求項7記載のDRAMインター
フェース回路は、DRAMインターフェース回路におい
て、リードアクセスもしくはライトアクセスからNOP
になるときに出力状態とし、かつNOPとなる直前にリ
ードもしくはライトしたデータをそのまま出力すること
を特徴とする。
【0029】この構成によれば、データバスのスイッチ
ング動作をなくし、消費電流を減らすことができること
ができる。
【0030】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]つぎに、本発明に
よるDRAMインターフェース回路の実施の形態につい
て説明する。
【0031】図1は本発明によるDRAMインターフェ
ース回路の一例を示すブロック図である。 図1におい
て、11は汎用のDRAMであり、アドレスバス、デー
タバスのほかに、RAS(ロウアドレス・ストロー
ブ)、CAS(カラムアドレス・ストローブ)、WE
(ライトイネーブル)等を端子としてもつ。
【0032】12はDRAM11にアクセスする時のタ
イミングを生成するDRAMインターフェース回路で、
複数のアクセス系統に対応した周辺回路も合わせて図示
している。
【0033】DRAMインターフェース回路12では、
複数のアクセス系統(アクセス1〜アクセス3)13〜
15を持ち、複数のアクセス系統13〜15において、
それぞれ、FIFOバッファおよびアドレスカウンタを
持っている。
【0034】16はアービタ部であり、複数のアクセス
要求が同時に発生した場合に調停を行う。具体的には、
複数のアクセス系統の調停を行うアービタ41と、アー
ビタによる調停の可能期間および不能期間を設定するサ
ンプル/ホールド制御部42とによって構成されてい
る。
【0035】17はタイミング発生部であり、タイミン
グ発生カウンタ175を持ち、状態の遷移に応じてRA
S、CAS等の信号を発生させる。
【0036】まず、タイミング発生部17について、以
下その具体的な構成および動作を説明する。
【0037】タイミング発生部17において、171は
行アドレス一致検出回路であり、前回のアクセス動作時
の行アドレスを保持するラッチ回路171Aと、ラッチ
回路に171Aに保持された前回のアクセス動作時の行
アドレスと次回のアクセス動作時の行アドレスとを比較
する比較回路171Bとで構成される。そして、前回の
アクセス時と次回のアクセス時とで行アドレスの一致を
検出する。
【0038】172はリードライト切り換わり検出回路
であり、前回のアクセス動作時におけるリードライト信
号を保持するラッチ回路172Aと、ラッチ回路172
Aに保持された前回のアクセス動作時におけるリードラ
イト信号と次回のリードライト信号とを比較する比較回
路(排他的論理和回路)で構成される。そして、前回の
アクセス時と次回のアクセス時とでリードライトの切り
替わりを検出する。
【0039】173は前回のアクセス時における動作モ
ード(通常モード、ページモード、リフレッシュモー
ド、NOPモード)を記憶する前状態記憶回路である。
【0040】174は行アドレス一致検出回路171、
リードライト切り換わり検出回路172および前状態記
憶回路173の出力をデコードして、次回のアクセス時
における動作モードを設定するための数値を生成するデ
コーダである。
【0041】175はタイミング発生カウンタであり、
デコーダ174の出力値を初期値としてDRAMクロッ
クをカウントし、カウント値に応じてDRAM11への
アクセスタイミング(RAS、CASなど)を発生させ
るとともに、調停の可能タイミング/不可能タイミング
を示すサンプル/ホールド制御信号SHCを発生する。
【0042】176はタイミング発生回路の出力信号に
従ってRAS/CASアドレスを切り換えてDRAM1
1へ与えるRAS/CASアドレス切換回路である。
【0043】タイミング発生カウンタ175は、DRA
M11のCAS幅等の規定を満たすDRAMインターフ
ェース回路のクロック(DRAMクロック)にて動作す
る。そして、タイミング発生カウンタ175の値より、
RAS、CASの“H”,“L”が決定される。このタ
イミング発生カウンタ175はDRAMクロック毎にイ
ンクリメントされ、規定の値に達すると、通常アクセス
やページアクセスの完了を推定し、アクティブになって
いるアクセス系に対し、データのラッチ等を行う。
【0044】さらに、タイミング発生カウンタ175の
値より、アービタ部16のサンプル/ホールド制御信号
SHCを生成し、アクセス調停を行うタイミングを制御
する。そして、1アクセスサイクルごとに再調停された
アクセス系において、次の状態に対応したデコード値が
ロード値としてタイミング発生カウンタ175に取り込
まれ、状態の変化によって、タイミング発生カウンタ1
75へのデコード値が決定される。その時の状態遷移図
を図2に示す。
【0045】図2には、通常モード、ページモード、リ
フレッシュモード、NOPモードの3つのモードがあ
る。図に示したように、前回のアクセス時の動作モード
が通常モードである場合において、行アドレスが不一致
またはリードライトが切り換わったときには、次回のア
クセス時の動作モードが通常動作モードになる。前回の
アクセス時の動作モードが通常モードである場合におい
て、行アドレスが一致した場合には、次回のアクセス時
の動作モードがページモードになる。前回のアクセス時
の動作モードが通常モードである場合において、リフレ
ッシュ要求があった場合には、次回のアクセス時の動作
モードがリフレッシュモードになる。前回のアクセス時
の動作モードが通常モードである場合において、アクセ
ス要求がない場合には、次回のアクセス時の動作モード
はNOPモードとなる。
【0046】前回のアクセス時の動作モードがページモ
ードである場合において、行アドレスが一致した場合に
は、次回のアクセス時の動作モードがページモードにな
る。前回のアクセス時の動作モードがページモードであ
る場合において、行アドレスが不一致またはリードライ
トが切り換わったときには、所定のWAIT期間の後、
次回のアクセス時の動作モードが通常動作モードにな
る。前回のアクセス時の動作モードがページモードであ
る場合において、リフレッシュ要求があった場合には、
所定のWAIT期間の後、次回のアクセス時の動作モー
ドがリフレッシュモードになる。前回のアクセス時の動
作モードがページモードである場合において、アクセス
要求がない場合には、所定のWAIT期間の後、次回の
アクセス時の動作モードはNOPモードとなる。
【0047】前回のアクセス時の動作モードがリフレッ
シュモードである場合において、アクセス要求がある場
合には、次回のアクセス時の動作モードが通常モードと
なる。前回のアクセス時の動作モードがリフレッシュモ
ードである場合において、アクセス要求がない場合に
は、次回のアクセス時の動作モードがNOPモードとな
る。前回のアクセス時の動作モードがリフレッシュモー
ドである場合において、リフレッシュ要求があった場合
には、次回のアクセス時の動作モードがリフレッシュモ
ードになる。
【0048】前回のアクセス時の動作モードがNOPモ
ードである場合において、アクセス要求がある場合に
は、次回のアクセス時の動作モードが通常モードとな
る。前回のアクセス時の動作モードがNOPモードであ
る場合において、アクセス要求がある場合には、リフレ
ッシュ要求があった場合には、次回のアクセス時の動作
モードがリフレッシュモードになる。
【0049】この状態遷移に関して説明すると、まず前
状態記憶回路173において、デコーダ174によりデ
コードされた前状態(前回のアクセス時の動作モード)
が通常モードかページモード、リフレッシュモード、ま
たはNOP(アクセスなし)のいずれであるかを各動作
モードに対応したデコード値として記憶する。これに、
次回のアクセスに関する情報として、リードライト切り
換わり検出回路172による切り換わり検出信号や、ア
クセス要求、リフレッシュ要求、さらに、リフレッシュ
でないリードライトアクセス時には、行一致検出回路1
71によって前回のRASアドレス(行アドレス)をラ
ッチした値と次回のRASアドレス(行アドレス)とを
比較し、作られた一致検出信号を用いて次のアクセスタ
イミング、すなわちタイミング発生カウンタ175への
デコード値が決定される。
【0050】例として、通常→ページ→ページ→通常→
NOPと遷移した時のタイミング発生カウンタ175の
動作を図3に示す。図3には、タイミング発生カウンタ
175のカウント値およびデコード値のロードタイミン
グと、RAS信号、CAS信号、アドレスバスの状態、
WE信号、行アドレス一致検出信号、サンプル/ホール
ド(S/H)制御信号と、動作モードの変化とが示され
ている。
【0051】図3では、タイミング発生カウンタ175
は、32進カウンタになっており、通常モードに設定す
る場合には、デコード値が“3”がロードされ、ページ
モードに設定する場合には、“12”がロードされ、N
OPモードに設定する場合には、“29”に設定され
る。また、例えばWAIT期間(DRAMクロックの2
クロック分)を経て通常モードに設定する場合には、
“1”に設定される。
【0052】以上を簡単に説明すると、通常モードか
ら、行アドレス一致検出信号によってページモードへと
遷移し、行の不一致を検出した後、再び通常モードに戻
る。アクセスが終了すると、NOP状態へ遷移する。ま
た、リフレッシュ要求がある場合には、リフレッシュ動
作へ移行する。
【0053】つぎに、サンプル/ホールド制御について
説明する。上で説明した1アクセスサイクルというの
は、DRAM11上の1つのアドレスを指定して、リー
ドもしくはライトする1回の動作のことであるが、DR
AMアクセスにも通常モード、ページモードやリフレッ
シュモードとあり、またそれぞれの状態の遷移も異な
り、これらは毎アクセスごとに決定される。
【0054】これに対し、比較的アクセスに時間のかか
る通常モードのアクセス中に次のアクセスの許可を受け
取っても、アドレスカウンタのアドレス値をタイミング
発生部17で受け取ることができない。これを考慮し
て、図3に示すように、許可されたアクセスに対し、タ
イミング発生部17で受付けることが可能な期間をサン
プル/ホールド制御信号SHCとしてタイミング発生カ
ウンタ175のデコード値から出力し、後に説明するア
ービタ部16のサンプル/ホールド制御回路42におい
て、サンプル/ホールド制御信号SHCに従って、図3
のタイミングでアドレスインクリメント、バス選択信号
等を作ることにより、1アクセスサイクルごとのアービ
タへのフィードバックを可能とした。
【0055】以上の構成にした結果、複数のアクセスが
混在するDRAMインターフェース回路において、低優
先のアクセスが占有し、高優先のアクセスが待たされる
ようなことが減少しもしくはなくなり、結果的に各アク
セス系のFIFOバッファの段数を減らすことができ、
回路の大幅な削減が試みられる。また、アクセス系の追
加の際も、DRAMインターフェース回路の基本回路構
成を変えることなく、比較的容易に追加することが可能
である。
【0056】続いて、本発明の実施の形態1に関わるア
ービタ部16について、説明をする。
【0057】図4は、図1中のアービタ部16の詳細な
ブロック図を示している。図4において、41はアービ
タであり、各アクセス要求を受付けるR−S回路(アク
セス系アクセス要求受付回路)411〜413と、割り
込み優先処理をする割込優先処理回路414とで構成さ
れる。
【0058】42はサンプル/ホールド制御回路であ
り、各アクセス系統のサンプル/ホールド制御回路42
1〜423にて構成される。
【0059】43はサンプル/ホールド制御信号SHC
からサンプル/ホールド信号SHDを出力するサンプル
/ホールド信号生成回路であるが、後の実施の形態2に
て詳しく説明する。実施の形態1では、タイミング発生
部17のサンプル/ホールド制御信号SHCがそのまま
サンプル/ホールド制御回路42へ入力されるものとす
る。
【0060】つぎに、アービタ41の動作について、図
5を参照しつつ説明する。アクセス要求を受付ける各ア
クセス系のR−S回路411〜413においては、アク
セス要求が入るとセットされ、アクセスの処理が受付け
られ、終了するとリセットされる。このアクセス系がR
−S回路411〜413がアクティブになったことを受
け、割り込み優先処理回路414にてアクセスの調停が
行われる。
【0061】例として、アクセス1、アクセス2、アク
セス3という順に優先順位をつけられている系統に対し
て、図5のタイミング波形図を用いて説明する。
【0062】まず、アクセス3の要求の指令に対し、R
−S回路413がアクティブになり、割り込み優先処理
回路414はマスク信号3によって上位アクセスが無い
ことを確認し、アクセス3許可信号を出力する。これに
よって、アクセス3の処理が始まる。そして、タイミン
グ発生部17の動作に基づき1回もしくは複数回のアク
セスをした後、要求されたアクセスの処理を全て完了し
たことをもってR−S回路413がリセットされる。
【0063】ところが、アクセス3が許可になっている
時、高優先であるアクセス1の要求がきた場合、R−S
回路411がアクティブになり、マスク信号3がアクテ
ィブとなり、アクセス3の許可が取り消されてアクセス
3の処理は中断され、代わりにアクセス1が許可され、
アクセス1の処理が始まる。
【0064】やがて、アクセス1の処理が終了すると、
R−S回路411がリセットされ、アクセス1の許可が
取り消される。このとき、マスク信号3が非アクティブ
となり、アクセス3が許可され、待機中のアクセス3の
処理が再開される。
【0065】やがてこの後、さらにアクセス2の要求が
入ると、アクセス1の要求が入った場合と同様にして優
先度の高いアクセス2の割り込みが優先され、アクセス
3の処理は再び中断される。そして、アクセス2の処理
が完了した後、アクセス3の処理が再開される。
【0066】以上のような優先度に対する調停のタイミ
ングは、先ほど説明したタイミング発生部17より生成
されたサンプル/ホールド制御信号SHCによって1ア
クセスサイクルごとに行われ、複数のアクセスが発生し
た場合、優先度の高いものから順次処理をしていくしく
みとなっている。
【0067】このような構成により、アクセス頻度やF
IFOバッファの段数を考慮した、柔軟なDRAMイン
ターフェース回路を実現できる。
【0068】さらに、請求項3にあげる本発明の特徴と
して、使用するDRAMの仕様に応じて、タイミング発
生カウンタ175のデコード値やRAS、CAS出力の
状態を変えることによって、タイミングを容易に対応で
きるところにある。
【0069】EDO−DRAMを用いた場合を例にあげ
ると、図6に示すように、DRAM11からのデータを
リードする際、CASを“L”にしてから、2クロック
以上後に内部でデータをラッチするタイミングとなる。
特にページモードから、通常モードやリフレッシュモー
ドへ遷移する際、ラッチタイミングまでの間、RASを
“H”にすると、データを取り込めなくなってしまう。
【0070】そこで、ページモードから、通常モードや
リフレッシュモードへ遷移する時のみ、タイミング発生
カウンタ175のデコード値を2クロック以上前にし
て、その間RAS“L”による遷移期間を設けてやるこ
とにより、ページモードアクセスの最後のデータも、確
実に取り込むことができる。例えば、図3の例では、通
常モードに設定する場合は、デコード値を“3”に設定
するが、デコード値を“1”に設定することで、DRA
Mクロックの2クロック期間の遷移期間を設けている。
【0071】また、請求項4にあげる本発明の特徴とし
て、1アクセスサイクルごとにアクセス調停を行うこと
を活用し、前回のアクセスがリードもしくはライトアク
セスであることを記憶するリードライト切り換わり検出
回路172において、次回のアクセスでリードライトが
切り換わったら、行アドレスが一致していても、通常モ
ードに戻すことを行っている。つまり、これによって図
7(b)の本発明例に示すように、行アドレス一致検出
回路171により一致検出し、リードライト切り換わり
検出回路172で切り換わりがない場合、アクセス系統
が変わっても、引き続きページモードによるアクセスを
可能にするということである。効果として、従来回路の
構成だと、図7(a)に示すように、アクセス系統が変
わると、行アドレスが一致していても、必ず通常モード
に戻してアクセスを行う必要があったが、本発明では、
引き続きページモードによるアクセスを行うことによ
り、通常モードの期間とページモードから通常モードへ
遷移する期間に要する時間を短縮することを可能とし
た。
【0072】[実施の形態2]つぎに、本発明の請求項2
に記す実施の形態2におけるDRAMインターフェース
回路について説明する。実施の形態2におけるDRAM
インターフェース回路の全体のブロック図を図8に示す
が、図1における実施の形態1のDRAMインターフェ
ース回路の構成とほぼ同じであり、その一連の動作もほ
ぼ同じものである。違いは、アービタ部16にサンプル
/ホールド信号生成回路43を内蔵したことで、アービ
タ部16の構成は図4に示したものである。そして、サ
ンプル/ホールド信号生成回路43の構成が、図9に示
すような構成となっているところが異なる。
【0073】図9における、周辺回路のクロックは、D
RAM(インターフェース)クロックを2分周した信号
であり、これをDフリップフロップ44においてDRA
Mインターフェースクロックで打ち抜くことにより同期
させており、例えばサンプル/ホールド制御回路421
(サンプル/ホールド制御回路422,423について
も同様)において、DRAMインターフェースクロック
の2回に1回は必ずホールドとさせるものである。
【0074】さて、上述したように、実施の形態1によ
る特徴として、タイミング発生部17より生成される、
サンプル/ホールド制御信号SHCによって、1アクセ
スサイクル毎のアービタへのフィードバックを可能とし
た。
【0075】これに加え本発明の実施の形態2によるD
RAMインターフェース回路においては、タイミング発
生部17における、通常モードやページモードなどの各
タイミング発生期間(タイムスロット)をDRAMイン
ターフェースクロックの偶数周期分とし、サンプル/ホ
ールド制御信号SHCが“サンプルモード”で、DRA
Mインターフェース回路のクロックの2回に1回のタイ
ミングのときのみ、アクセスを受付けることにより、D
RAMインターフェース回路内のタイムスロットが全て
偶数タイミングになることを特徴としている。すなわ
ち、サンプル/ホールド制御信号における調停を可能と
するサンプル期間中においてDRAMクロックの1クロ
ック毎にサンプル動作とホールド動作とを交互に行い、
アクセス調停のタイムスロットをDRAMクロックの偶
数周期に設定している。
【0076】これにより、DRAM11の仕様を満たす
高速なクロックをDRAMインターフェース回路のみの
クロックとし、アドレスカウンタを含む周辺回路のクロ
ックの周波数をDRAMインターフェース回路の周波数
のクロックの半分にしても、ページモードの1サイクル
基準を考慮したDRAMとの送受信が可能な設計ができ
る。
【0077】その様子を図10に示す。図10には、R
ASと、CASと、DRAMインターフェース回路のリ
ードデータラッチタイミングと、DRAMクロックと、
タイミング発生カウンタより生成されたサンプル/ホー
ルド(S/H)制御信号SHCと、周辺回路のクロック
と、サンプル/ホールド(S/H)信号SHDと、アド
レスカウンタの状態とが示されている。DRAMインタ
ーフェース回路のリードデータラッチタイミングは、C
ASの立ち下がりよりもDRAMクロックの2クロック
後となっている。また、アクセス調停タイミングは、S
/H信号SHDがハイレベルになっている期間であり、
DRAMクロック周期で変化する。
【0078】この結果、周辺回路のクロックの周波数を
低くできるので、消費電流を低減させ、しかも、全体的
なDRAMアクセス回数(処理能力)をほとんど落とさ
ないまま、マージンのある設計を可能としている。
【0079】[実施の形態3]つぎに、請求項5、6記載
の実施の形態3におけるDRAMインターフェース回路
について図11を参照しながら説明する。実施の形態3
においては、DRAMインターフェース回路の全体の構
成は実施の形態1におけるものと同等のものとする。図
11には、RASと、CASと、リード/ライト(R/
W)信号(リード:H)とデータバスの状態が示されて
いる。
【0080】ここで、タイミング発生部17における、
NOP(アクセスなし)時の出力に関して、WE(ライ
トイネーブル)信号が直接データバスの入出力の方向を
切り換えているということを考慮し、NOP時には自動
的にライトアクセスとして、出力状態にすることで、デ
ータバスのフローティングを防ぐことを特徴としてい
る。
【0081】また、リードアクセスからNOPへ遷移す
る際、WE信号を直ちに出力状態に切り換えてしまう
と、DRAM側からのデータ出力がHi−Z(ハイイン
ピーダンス)になる前に、内部からの出力データと衝突
する恐れがある。これを考慮し、本発明の実施の形態で
は、リードもしくはライトアクセスからNOPになると
き、バスを出力状態とする際に、少しインターバル(例
えば、DRAMの2クロック分)を置くことで、データ
バス上のデータの衝突を防ぐことを特徴としている。
【0082】なお、請求項5、6における本発明におい
ては、実施の形態1、2におけるDRAMインターフェ
ース回路を限りとはせず、DRAMにアクセスするタイ
ミングを発生するすべての回路において、実現が可能で
ある。
【0083】[実施の形態4]つぎに、請求項7記載の実
施の形態4におけるDRAMインターフェース回路につ
いて、図12を参照しながら説明する。図12には、R
ASと、CASと、リード/ライト(R/W)信号(リ
ード:H)とデータバスの状態が示されている。
【0084】実施の形態4においては、DRAMインタ
ーフェース回路の全体の構成は実施の形態3におけるも
のと同等のものとする。ここで、タイミング発生部17
における、NOP時の出力に関して、実施の形態3にお
いてはデータバスを出力状態にすることで、データバス
のフローティングを防ぐようにした。この時の出力デー
タは無視できるものであるので、この実施の形態では、
図12に示すように、直前にリードもしくはライトした
データをDRAMインターフェース回路内で保持してお
き、NOP時の出力データとしてその値を出力すること
により、NOP遷移時に、データバスの端子のラインに
余計なバスのスイッチングによる電流が流れないという
効果が現れる。結果として、回路全体の低消費電力化に
もつながる。
【0085】なお、請求項7における本発明において
は、実施の形態1、2、3におけるDRAMインターフ
ェース回路を限りとはせず、DRAMにアクセスするタ
イミングを発生するすべての回路において、実現が可能
である。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、従来構成によるD
RAMインターフェース回路においては、通常→ページ
→NOPという限定された遷移のもとにタイミング発生
を行っていたが、請求項1記載の発明のタイミング発生
部においては、通常モード、ページモード、リフレッシ
ュモード、NOPのそれぞれの状態から別の状態へ移る
時のタイミングも全て考慮した構成にし、また、サンプ
ル/ホールド制御信号によって、1アクセスサイクルご
とにアクセス調停を行うことにより、アクセス毎に、通
常やページモードを判断し、フレキシブルなアクセスを
可能とし、結果として、各アクセス系のFIFOバッフ
ァの段数を減らす効果をもたらした。
【0087】また、請求項2記載の発明においては、請
求項1によるDRAMインターフェース回路のタイミン
グ発生部における、通常モードやページモードなどの各
タイミング発生期間を偶数クロック分とし、サンプル/
ホールド制御回路においてアービタの調停のサンプル/
ホールドをDRAMインターフェース回路のクロックの
2回に1回のタイミングで行うことにより、周辺回路の
クロックをDRAMインターフェース回路のクロックの
半分にしても、ページモードの1サイクル基準を考慮し
たDRAMとの送受信が可能な設計ができることを特徴
とし、この結果、請求項2記載のDRAMインターフェ
ース回路に対し、消費電流を低減させ、しかも、全体的
なDRAMアクセス回数(処理能力)をほとんど落とさ
ないまま、マージンのある設計を可能とした。
【0088】さらに、請求項3記載の発明によると、使
用するDRAMの仕様に応じて、カウンタのデコード値
やRAS、CAS出力の状態を変えることを特徴とし、
特にEDO−DRAM使用時にページモードから通常モ
ードもしくはリフレッシュモードへと遷移していく時に
は、ページアクセスの最後のデータをラッチタイミング
まで確定させておく必要があるが、これを考慮しRAS
アクティブ(“L”)期間を保持しておくタイミングを
タイミング発生カウンタに持たせ、ロードする値を変え
ることにより、このような状態の遷移にも対応しうるア
クセスタイミングを実現している。
【0089】また、請求項4記載の発明によると、従来
構成によるDRAMインターフェース回路においては、
前回のアクセスがページモードであったとき、アクセス
系統が代わる度に、通常モードからアクセスし直す必要
があったが、本発明のタイミング発生部においては、た
とえアクセス系統が変わっても、行アドレスの一致検出
がされ、さらにリードライトの切り換わりがなかった場
合は、ページモードのままでアクセスを続けることがで
き、回路の高速化を実現している。
【0090】さらに、請求項5または6記載の発明にお
いては、DRAMと内部回路間の双方向のデータライン
において、NOP時にはライトアクセスと同様の出力状
態とすることにより、データバスのフローティングを防
いでいる。その際、リードアクセスからNOPへ遷移す
るときには、すぐに出力状態にせず、少し間をもたせて
DRAMからの出力が完全にハイインピーダンスになっ
てから切り換えることによって、バスの衝突を防いでい
ることを特徴としている。
【0091】また、請求項7記載の発明においては、リ
ードアクセスもしくはライトアクセスからNOPへ遷移
した際、直前のリードまたはライトアクセス時のデータ
バス値を保持しておき、NOP時の出力状態に切り換え
てからの内部データ出力時に、保持しておいたデータを
そのまま出力することによって、データバスの余計なス
イッチングをなくし、消費電流を減らすことができるこ
とを特徴としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるDRAMインタ
ーフェース回路の一例を示すブロック図である。
【図2】図1のタイミング発生部における状態の遷移図
である。
【図3】図1のタイミング発生部におけるタイミング発
生カウンタの動作を示すタイミングチャートである。
【図4】図1のアービタ部における詳細なブロック図で
ある。
【図5】図4のアービタの動作波形を示すタイミングチ
ャートである。
【図6】EDO−DRAMを使用した際のページモード
から通常モードへの遷移時のアクセスタイミング例を示
すタイミングチャートである。
【図7】行アドレス一致、リードライト一致後の別系統
のアクセス時の従来例と実施の形態1の動作の違いを示
す模式図である。
【図8】本発明の実施の形態2にかかるDRAMインタ
ーフェース回路の一例を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態2にかかるDRAMインタ
ーフェース回路のアービタ部におけるサンプル/ホール
ド信号生成部の構成を示したものである。
【図10】本発明の実施の形態2にかかるサンプル/ホ
ールド信号を用いたDRAMインターフェース回路およ
び周辺回路の動作例を示すタイミングチャートである。
【図11】本発明の実施の形態3にかかるDRAMイン
ターフェース回路のタイミング発生部におけるリードア
クセスからNOPへの遷移タイミング例を示すタイミン
グチャートである。
【図12】本発明の実施の形態4にかかるDRAMイン
ターフェース回路のタイミング発生部におけるリードア
クセスからNOPへの遷移タイミング例を示すタイミン
グチャートである。
【図13】従来のDRAMインターフェース回路のブロ
ック図である。
【図14】図13のDRAMインターフェース回路動作
の例を示すアクセスタイミングチャートである。
【符号の説明】 11,131 汎用のDRAM 12 DRAMインターフェース回路 13,14,15 アクセス系統(アドレスカウンタ
を含む) 16 アービタ部 17 タイミング生成部 171 行アドレス一致検出回路 172 リードライト切り換わり検出回路 173 前状態記憶回路 174 デコーダ 175 タイミング発生カウンタ 176 RAS/CASアドレス切換回路 41 アービタ 411,412,413 R−S回路(アクセス系ア
クセス要求受付回路) 414 割り込み優先処理回路 42 サンプル/ホールド制御回路 421,422,423 各アクセス系のサンプル/
ホールド制御回路 43 サンプル/ホールド信号生成回路 132 DRAMインターフェース回路 133,134,135 アクセス系統(アドレスカ
ウンタを含む) 136 アービタ 137 アクセス回数計算回路 138 アクセス制御回路 139 タイミング発生回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページモードアクセスを有するDRAM
    を駆動するDRAMインターフェース回路であって、 複数のアクセス系統の調停を行うアービタと、前記アー
    ビタによる調停の可能期間および不能期間を設定するサ
    ンプル/ホールド制御部とによって構成されたアービタ
    部と、 前回のアクセス時と次回のアクセス時とで行アドレスの
    一致を検出する行アドレス一致検出回路と、前回のアク
    セス時と次回のアクセス時とでリードライトの切り替わ
    りを検出するリードライト切り換わり検出回路と、前回
    のアクセス時の動作モードを記憶する前状態記憶回路
    と、前記行アドレス一致検出回路、前記リードライト切
    り換わり検出回路および前記前状態記憶回路の出力をデ
    コードして次回のアクセス時の動作モードを設定する所
    定の数値を生成するデコーダと、前記デコーダから出力
    される数値を初期値としてDRAMクロックをカウント
    するタイミング発生カウンタとから構成され、前記タイ
    ミング発生カウンタのカウント値に応じて前記DRAM
    へのアクセスタイミングを発生させるとともに、調停の
    可能タイミング/不可能タイミングを示すサンプル/ホ
    ールド制御信号を発生するタイミング発生部とを備え、 前記タイミング発生部において、前回のアクセス時の動
    作モード、行アドレス一致検出結果およびリードライト
    切り換わり検出結果に基づき次回の動作モードを決定し
    てアクセスタイミングを生成するとともに、サンプル/
    ホールド制御信号を生成し、前記アービタ部において、
    前記タイミング発生部より生成したサンプル/ホールド
    制御信号に応じてアクセス調停を行い、前記複数のアク
    セス系統を構成する周辺回路のアドレスカウンタおよび
    データバスの制御を行うようにしたことを特徴とするD
    RAMインターフェース回路。
  2. 【請求項2】 前記アドレスカウンタを含む前記周辺回
    路に与える周辺回路クロックの周波数を前記DRAMク
    ロックの周波数の半分にし、前記サンプル/ホールド制
    御信号における調停を可能とするサンプル期間中におい
    て前記DRAMクロックの1クロック毎にサンプル動作
    とホールド動作とを交互に行い、アクセス調停のタイム
    スロットを前記DRAMクロックの偶数周期に設定した
    ことを特徴とする請求項1記載のDRAMインターフェ
    ース回路。
  3. 【請求項3】 前記タイミング発生部において、前回の
    アクセス時の動作モードがページモードであることを記
    憶し、次回のアクセス時の動作モードが、通常モード、
    リフレッシュモード、もしくはNOPとなることを検出
    したときに、ページモード終了時からロウアドレス・ス
    トローブを不活性にするまでの間に所定の遷移期間を設
    けたことを特徴とする請求項1記載のDRAMインター
    フェース回路。
  4. 【請求項4】 前記タイミング発生部において、前回の
    アクセスがリードアクセスもしくはライトアクセスであ
    ることを記憶し、次回のアクセスでリードライトが切り
    換わらず、かつ行アドレスが一致しているときにはアク
    セス系統の切り換えにかかわらず次回のアクセス時の動
    作モードをページモードに設定し、前回のアクセスがリ
    ードアクセスもしくはライトアクセスであることを記憶
    し、次回のアクセスでリードライトが切り換わったとき
    には、行アドレスが一致していても、次回のアクセス時
    の動作モードを通常モードに戻すことを特徴とする請求
    項1記載のDRAMインターフェース回路。
  5. 【請求項5】 リードアクセスもしくはライトアクセス
    からNOPになるときにデータバスを出力状態とするこ
    とにより、データバスがフローティング状態となること
    を防ぐことを特徴とするDRAMインターフェース回
    路。
  6. 【請求項6】 リードアクセスもしくはライトアクセス
    からNOPになるときにデータバスを出力状態とする際
    に、NOPに変化してから前記データバスを出力状態に
    するまでに少しインターバルを置くことで、前記データ
    バス上のデータの衝突を防ぐことを特徴とする請求項5
    記載のDRAMインターフェース回路。
  7. 【請求項7】 リードアクセスもしくはライトアクセス
    からNOPになるときに出力状態とし、かつNOPとな
    る直前にリードもしくはライトしたデータをそのまま出
    力することにより、データバスのスイッチング動作をな
    くし、消費電流を減らすことができることを特徴とする
    DRAMインターフェース回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005258587A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Nec Access Technica Ltd メモリ制御回路およびメモリ制御方法
JP2009508215A (ja) * 2005-09-09 2009-02-26 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド メモリアクセス要求の遅延アービトレーション

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