JPH1011351A - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

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Publication number
JPH1011351A
JPH1011351A JP15933696A JP15933696A JPH1011351A JP H1011351 A JPH1011351 A JP H1011351A JP 15933696 A JP15933696 A JP 15933696A JP 15933696 A JP15933696 A JP 15933696A JP H1011351 A JPH1011351 A JP H1011351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
data
memory
control unit
rom
Prior art date
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Pending
Application number
JP15933696A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Fukaya
和彦 深谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd filed Critical Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のメモリ装置にアクセスするコンピュー
タシステムにおいてメモリ及びバス線の稼働率を向上さ
せてシステムの高速化を図る。 【解決手段】 CPU10がROM20、又は、RAM
22に対してアクセスする間に、或いは、CPU10が
内部の演算処理を行なっている間に、メモリ制御部12
は、RAM22又はROM20から前のアドレスに後続
するアドレスのデータを読み出して、これを対応するデ
ータバッファ18又は命令バッファ16内に一時的に格
納する。RAM22又はROM20からのデータの格納
は、専用のバス線28又は26により、CPU10の他
の処理とは並列に行なわれるので、ROM20、RAM
22、及び、バス線24の稼働率が向上し、システムの
高速化を可能とする。特にバッファ16、18は、一般
に、メモリ20、22に比してデータ転送速度が高いの
で、高速化の程度が大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUに接続され
た複数のメモリ装置を有するコンピュータシステムに関
し、特に、頻繁にアクセスされるメモリ装置とCPUと
の間の転送データを一時的にバッファリングすること
で、システムの稼働率の向上及び効率化を図り、全体と
してシステムの高速化を可能としたコンピュータシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】CPUにバス線を介して接続された複数
のメモリ装置を有するコンピュータシステムが知られて
いる。このようなコンピュータシステムでは、CPUか
らメモリ装置へのデータ転送要求に対し、バス線が競合
しないように予め整理された順序でメモリ装置を指定し
てデータ転送要求が行われる。メモリ装置の動作速度
は、一般的にCPUの動作速度に比してきわめて低いた
め、CPUの高速性がメモリ装置の動作速度によって抑
えられる。
【0003】CPUは、複数のメモリ装置に接続されて
いるものの、或る瞬間、瞬間では、1つのメモリ装置に
対してのみデータ転送を行なっており、また、CPUが
内部演算等を行なっている際には、データ転送要求が発
生しないためにメモリ装置及びバス線はアイドル状態と
なる。CPUが演算処理を終了して次のデータ転送要求
を発生すると、その時点からバス線を介してアドレス信
号を送り、データの転送命令を発する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンピュータシ
ステムでは、CPUに接続された複数のメモリ装置に対
するデータ転送要求が、その時点で1つのメモリ装置の
みに与えられることから、複数のメモリ装置間でのデー
タ転送要求の待ち合わせにより、個々のメモリ装置にア
イドルの時間が発生し、メモリ装置の稼働率を低下させ
る。このため、全体としてコンピュータシステムの動作
速度が低下する。
【0005】また、CPUが内部の演算処理等のために
メモリ装置に対してデータ転送要求をしない場合には、
その間はバス線がアイドル状態となり、バス線の稼働率
が低下して、やはり全体としてコンピュータシステムの
動作速度を低下させる。
【0006】本発明は、CPUに接続される複数のメモ
リ装置にあって、データ転送要求のメモリ装置間の競合
によってメモリ装置に待ち合わせが発生し、或いは、C
PUからのデータ転送要求が発生せずにバスがアイドル
状態となることで、全体のコンピュータシステムの効率
が低下してその動作速度を低下させる前記の問題を解決
することを目的とし、全体としてシステムの稼働率を高
めることで動作速度を改善したコンピュータシステムを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のコンピュータシステムは、CPUと、該C
PUに制御されるメモリ制御部と、該メモリ制御部を介
して前記CPUに制御される複数のメモリ装置と、前記
CPU及びメモリ制御部に接続される第1のバス線と、
前記複数のメモリ装置の内の少なくとも一部のメモリ装
置に対応して配設されて、対応するメモリ装置と前記メ
モリ制御部との間を接続する複数の第2のバス線とを備
えたコンピュータシステムであって、前記メモリ制御部
が、前記CPUと前記少なくとも一部のメモリ装置との
間で転送されるデータを一時的に格納する少なくとも1
つのバッファを有することを特徴とする。
【0008】本発明のコンピュータシステムにおけるメ
モリ装置に特に限定はなく、ROM、RAM、等の種々
のメモリ装置が含まれる。メモリ制御部に配設されるバ
ッファの数は、1以上任意の数でよいが、例えばメモリ
装置及び第2のバス線の数に対応して配設することが好
ましい。
【0009】前記メモリ装置の少くとも1つは、CPU
の動作を制御するプログラムが格納されたROMである
ことが好ましい。ROMは、一般的にデータがアドレス
順に取り出されるので、本発明の利点が特に大きい。
【0010】また、メモリ制御部が、第1のバス線と複
数の第2のバス線の夫々との接続を切り換えるバス切換
え部を有することが好ましく、この場合、バス線の切換
え制御が簡単に行なわれ且つ高速になる。
【0011】本発明のメモリシステムでは、CPUから
のデータ読込み要求に対して、メモリ制御部は、バス線
を切り換えて、CPUとメモリ装置間の直接のデータ転
送を可能とする一方、CPU内部の演算処理等でメモリ
アクセスに時間が空いた場合や、或いは、他のメモリ装
置に対してデータ転送要求が発生した場合に、先のメモ
リ装置の所定のアドレスからのデータ読み出しを行い、
一時的にバッファに格納する。これにより、CPUから
先のメモリ装置に対する次のアクセス要求によりデータ
読出しを行なう場合には、前記一時的にバッファに格納
されたデータをCPUに転送する。CPUへのデータ転
送処理速度は、一般的に、メモリ装置からに比してバッ
ファからの方が速いので、CPUに対し高速なデータ転
送を行うことが出来る。
【0012】また、CPUからのデータ書込み要求に対
しても、メモリ装置に格納すべきデータを一時的にバッ
ファに格納することで、CPUからの第1のバス線を経
由するデータ転送処理速度を高める。つまり、CPUは
まず、メモリ装置のアドレスを指定すると共に、第1の
バス線を介してバッファにデータを高速転送する。次い
で、CPUが別のメモリ装置との間でデータ転送を行な
う間に、或いは、CPUが内部の演算処理を行なう間
に、メモリ制御部は、データが格納されたバッファか
ら、指定されたメモリ装置のアドレスに対して、対応す
る第2のバス線を介してデータ転送を行なう。これによ
り、コンピュータシステムの稼働率を上げ、システムの
全体的な動作速度を高める。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し本発明の実施
形態例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。図1
は、本発明の一実施形態例のコンピュータシステムを示
すブロック図である。同図において、コンピュータシス
テムは、CPU10と、メモリ制御部12と、複数のメ
モリ装置を構成するROM20及びRAM22と、CP
U10とメモリ制御部12との間を接続する第1のバス
線24と、メモリ制御部12と各メモリ装置20、22
との間を夫々接続する複数の第2のバス線26、28と
から構成される。メモリ制御部12は、バス切換え部1
4と、命令用バッファ16と、データ用バッファ18
と、全体を制御する図示しないコントローラとを有す
る。
【0014】動作にあたり、CPU10は、電源が投入
されると、自身の有する制御プログラムに従って、まず
命令データが格納されているROM20に対して、デー
タ転送命令を発する。メモリ制御部12は、この命令デ
ータの読み出し要求が発生すると、CPU10からのR
OM20に対するデータ転送要求のアドレスを保持しな
がら、バス切換え部14を作動させて、第1のバス線2
4と一方の第2のバス線26とを接続する。これによ
り、CPU10とROM20との間で直接にデータ転送
が行なわれ、CPU10は読み出された命令データに従
って動作する。
【0015】メモリ制御部12は、ROM20からCP
U10にデータが転送された後に、引き続きROM20
に対するデータ転送命令がCPUから出されないことを
確認すると、例えば、RAM22にデータの転送要求が
あると、バス制御部14を制御して第1のバス線24の
接続を切り換えて他方の第2のバス線28と接続する。
これにより、CPUとRAM22との直接のデータ転送
を可能とする一方、先に保持されたROM20のアドレ
スに後続するROM20のアドレスから次の命令データ
を読み出す。ROM20から読み出されたこの命令デー
タは、そのアドレスと共に、ROM20よりもデータ転
送処理が高速な命令バッファ16に一時的に格納され
る。
【0016】CPU10から更に次の命令の転送要求が
あり、その転送要求された命令データが、先にCPUに
転送されたROM20の命令データのアドレスに後続す
るROM20のアドレスの命令データである場合には、
メモリ制御部12は、命令バッファ16に既に格納され
ている命令をCPU10に転送する。これにより、デー
タ転送速度がROM20の転送速度よりも高い命令バッ
ファ16から命令データが転送される。CPU10が内
部の演算処理等によりデータ転送要求を発生しない期間
中にも、命令バッファ16の容量に応じてROM20か
らの命令バッファ16へのデータ読み出しが可能であ
る。
【0017】CPU10が、先の例のように、何れかの
命令の実行中にRAM22のデータを必要とする場合に
は、RAM22に対してデータ転送命令をメモリ制御部
12を介して与える。メモリ制御部12は、CPU10
からのデータ転送要求のアドレスを保持しながら、バス
切換え部14を制御してCPU10とRAM22との間
での直接のデータ転送を可能とする。更にメモリ制御部
12は、CPU10とRAM22との間のデータ転送が
終了し、引き続き、RAM22へのデータ転送要求が家
ないことを確認すると、先に保持されたアドレスに後続
するRAM22のアドレスから第2のバス線28を介し
てデータを読み出す。RAM22から読み出されたこの
データは、そのアドレスと共に、RAM22よりもデー
タ転送処理速度が高速なデータバッファ18に一時的に
格納される。
【0018】CPU10から次のデータ転送要求があ
り、その転送要求されたデータが、先にCPU10に転
送されたRAM22のデータのアドレスに後続するRA
M22のアドレスのデータである場合には、メモリ制御
部12は、データバッファ18に格納されているデータ
をCPU10に転送する。これにより、データ転送処理
速度がRAM22よりも高速なデータバッファ18から
データが転送される。CPU10が内部の演算処理等に
よりデータ転送要求を発生しない期間中にも、RAM2
2からデータバッファ18へのデータ読み出しが行なわ
れることから、コンピュータシステムの稼働率が向上す
る。
【0019】メモリ制御部12によるROM20又はR
AM22と命令バッファ16又はデータバッファ18と
の間のデータ転送は、対応する専用の第2のバス線2
6、28を介して行なわれるので、第1のバス線24を
介して行なわれるCPU10と各バッファ16、18と
の間のデータ転送命令とは独立に行なうことが出来る。
また、CPU10とROM20との間の直接のデータ転
送は、第1のバス線24及びROM20専用の第2のバ
ス線26を介して行なわれるため、RAM22とデータ
バッファ18との間の第2のバス線28を介してのデー
タ転送とは並列に行なうことが出来る。
【0020】一般的にメモリ装置からのデータ転送は、
メモリ装置が大容量になるほど遅くなる。一方、CPU
の動作速度の向上は近年目覚ましいものがある。このた
め、CPUとメモリ装置との間の速度ギャップは益々広
がる傾向にある。本発明ではこれに着目して、CPUと
メモリ装置との間で転送されるデータを一時的に格納す
るバッファを設け、各メモリ専用のバス線を介して一時
的にデータをバッファに格納することとしたものであ
る。本発明によるデータ転送速度の高速化は、バッファ
とメモリ装置との間の転送速度の差が大きいほど著し
い。また、本発明では、CPUによるメモリ装置のアク
セスがアドレス順に行なわれることで、前記高速化が得
られるものであるから、特にROMに対応して命令バッ
ファを有することにより大きな効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】本発明のコンピュータシステムによる
と、CPUとメモリ装置間で転送されるデータを一時的
にバッファに格納することで、CPUから1つのメモリ
装置又はバッファとの間での第1のバス線を介してのデ
ータ転送と、メモリ制御部と他のメモリ装置との間のデ
ータ転送とを並列に行なうことができ、コンピュータシ
ステムの稼働率を向上させその動作速度を向上させる。
特にバッファを利用するデータ転送は、メモリ装置から
のデータ転送に比してきわめて高速に行なうことが出来
るので、得られる高速化の効果が特に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 CPU 12 メモリ制御部 14 バス切換え部 16 命令バッファ 18 データバッファ 20 ROM 22 RAM 24 第1のバス線 26、28 第2のバス線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、該CPUに制御されるメモリ
    制御部と、該メモリ制御部を介して前記CPUに制御さ
    れる複数のメモリ装置と、前記CPU及びメモリ制御部
    に接続される第1のバス線と、前記複数のメモリ装置の
    内の少なくとも一部のメモリ装置に対応して配設され
    て、対応するメモリ装置と前記メモリ制御部との間を接
    続する複数の第2のバス線とを備えたコンピュータシス
    テムであって、前記メモリ制御部が、前記CPUと前記
    少なくとも一部のメモリ装置との間で転送されるデータ
    を一時的に格納する少なくとも1つのバッファを有する
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 前記メモリ装置の少くとも1つはCPU
    の動作を制御するプログラムが格納されたROMであ
    る、請求項1に記載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 前記メモリ制御部は、前記第1のバス線
    と前記複数の第2のバス線の夫々との接続を切り換える
    バス切換え部を更に有する、請求項1又は2に記載のコ
    ンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 前記メモリ制御部は、前記少なくとも一
    部のメモリ装置の数に対応する数のバッファを備える、
    請求項1乃至3の何れか一に記載のコンピュータシステ
    ム。
JP15933696A 1996-06-20 1996-06-20 コンピュータシステム Pending JPH1011351A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15933696A JPH1011351A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 コンピュータシステム

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JP15933696A JPH1011351A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 コンピュータシステム

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JPH1011351A true JPH1011351A (ja) 1998-01-16

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ID=15691612

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JP15933696A Pending JPH1011351A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 コンピュータシステム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008547151A (ja) * 2005-06-23 2008-12-25 クゥアルコム・インコーポレイテッド 非dramインジケータ及びdramアレイに格納されていないデータにアクセスする方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008547151A (ja) * 2005-06-23 2008-12-25 クゥアルコム・インコーポレイテッド 非dramインジケータ及びdramアレイに格納されていないデータにアクセスする方法
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