JPH11232213A - 入出力装置におけるデータ転送方式 - Google Patents

入出力装置におけるデータ転送方式

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JPH11232213A
JPH11232213A JP4864398A JP4864398A JPH11232213A JP H11232213 A JPH11232213 A JP H11232213A JP 4864398 A JP4864398 A JP 4864398A JP 4864398 A JP4864398 A JP 4864398A JP H11232213 A JPH11232213 A JP H11232213A
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data transfer
input
memory
address
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JP4864398A
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Masao Saito
雅夫 齋藤
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】下位の汎用I/Oバス上のデータ転送効率の向
上を図るとともに、汎用I/Oバスの使用効率の向上を
図る、入出力装置におけるデータ転送方式の提供。 【解決手段】処理装置が接続する上位バスであるホスト
バスと、その下位バスである入出力装置が接続する1又
は複数のI/Oバスと、前記ホストバス及び前記I/O
バス間を接続するバスブリッジとを備え、前記I/Oバ
スに接続するバスブリッジ内に拡張メモリを備え、前記
I/Oバスに接続する入出力装置間でのデータ転送を行
う際に、データ送信側の入出力装置から前記バスブリッ
ジ内の拡張メモリにデータ転送を行い、前記バスブリッ
ジ内の拡張メモリから受信側の入出力装置にデータ転送
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明のデータ転送方式に関
し、特に入出力装置におけるデータ転送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、入出力装置はコンピュータシステ
ムのホストバス配下にある汎用I/Oバスに接続されて
おり、入出力装置におけるデータ転送は、通常コンピュ
ータシステムのホストバス上に接続されるメモリに対し
て行われていた。
【0003】ここで、汎用I/Oバスには、ISA(In
dustry Standard Architecture)/EISA(Extend
ed Industry Standard Architecture)バスなどが挙
げられるが、これらのバスは一度規格化されてしまう
と、既存の入出力装置の動作を保証する必要があるた
め、動作タイミングを変えることができず、さらに性能
を向上させることはできない。
【0004】しかしながら、CPU性能は年々向上して
おり、ホストバス性能もそれに伴って向上している。
【0005】このため、ホストバス性能と汎用I/Oバ
ス性能との差は次第に大きくなってしまう。そこで、通
常、現行の汎用I/Oバスよりも高速の汎用I/Oバス
を新たに規格化することで、ホストバス性能と汎用I/
Oバス性能の差が大きくならないようにしている。
【0006】図6は、従来のコンピュータシステムのバ
ス構成を模式的に示した図である。従来のコンピュータ
システムでは、図6に示すように、高速の汎用I/Oバ
スであるPCI(Peripheral Component Interconnec
t)バスにPCI−ISAバスブリッジを介して、低速
の汎用I/OバスであるISA(Industry StandardArc
hitecture)バスが接続されている。
【0007】このようなコンピュータシステムでは、入
出力装置におけるデータ転送は必ずホストバス上のメモ
リに対して行われるため、一番下位にある汎用I/Oバ
ス上に接続されている入出力装置がデータ転送を行う場
合には、システム上にある全ての汎用I/Oバスの使用
権を獲得する必要が出てくる。
【0008】例えば図6の場合、ISAバス上に接続さ
れている入出力装置がデータ転送を行う時には、まず下
位の汎用I/OバスであるISAバスの使用権を獲得し
た後、上位の汎用I/OバスであるPCIバスの使用権
を獲得してからホストバスの使用権を獲得してメモリに
アクセスを行うことになる。
【0009】また、ホストバス上のメモリにデータを、
特に格納する必要が無いようなデータ転送、例えば同一
汎用I/Oバスに接続されている入出力装置Aから入出
力装置Bに対してデータ転送を行う場合でも、入出力装
置Aは全ての汎用I/Oバスの使用権とホストバスの使
用権を獲得してデータをメモリに書き込み、その後、入
出力装置Bが全ての汎用I/Oバスの使用権とホストバ
スの使用権を獲得してデータをメモリから読み込んでい
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のコンピ
ュータシステムは、次のような問題点を有している。
【0011】第一の問題点は、下位の汎用I/Oバス上
にある入出力装置へ行くに従って、データ転送の実行時
間が大きくなる、ということである。その理由は次の通
りである。
【0012】すなわち、データ転送を行うためには、汎
用I/Oバスを獲得する必要がある。汎用I/Oバスの
使用権を獲得する動作は、アービトレーション(調停)
と呼ばれ、通常、バスを使用したい各々の入出力装置が
バス使用要求をバスブリッジに通知し、バスブリッジは
使用要求の上がっている入出力装置の中から次にバスを
使用する入出力装置を決定する。入出力装置は、アービ
トレーションに成功した場合はバスを使用することがで
きるが、アービトレーションに失敗した場合には、次の
アービトレーションまでバス使用要求を上げた状態で待
たなければならない。
【0013】このため、入出力装置がデータ転送を実行
する場合、下位の汎用I/Oバス上にある入出力装置へ
行くに従ってアービトレーションの回数が増えるため、
データ転送におけるアービトレーション処理の割合が大
きくなり、データ転送の実行時間が増大する。
【0014】第二の問題点は、下位の汎用I/Oバス上
にある入出力装置へ行くに従って、汎用I/Oバスの使
用効率が悪くなる、ということである。その理由は次の
通りである。
【0015】すなわち、下位の汎用I/Oバスに接続さ
れている入出力装置がデータ転送を行う場合、下位側の
汎用I/Oバスからバス使用権を獲得していくが、デー
タ転送が終了するまで汎用I/Oバスは占有され続ける
ことになる。このため、下位側の汎用I/Oバスに行く
に従って、データ転送をせずに汎用I/Oバスをつかん
でいる時間が大きくなるため、他の入出力装置がバスを
使えず、結果的に、バスの使用効率が悪くなる。
【0016】したがって本発明は、上記問題点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、下位の汎用I/O
バス上のデータ転送効率の向上を図るとともに、汎用I
/Oバスの使用効率の向上を図る、入出力装置における
データ転送方式を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、処理装置が接続する上位バスであるホス
トバスと、その下位バスである入出力装置が接続する1
又は複数のI/Oバスと、前記ホストバス及び前記I/
Oバス間を接続する1又は複数のバスブリッジとを備
え、前記I/Oバスに接続するバスブリッジ内に拡張メ
モリを備え、前記I/Oバスに接続する入出力装置間で
のデータ転送を行う際に、データ送信側の入出力装置か
ら前記バスブリッジ内の拡張メモリにデータ転送を行
い、前記バスブリッジ内の拡張メモリから受信側の入出
力装置にデータ転送を行う。以下、本発明の実施の形態
及び実施例に即して詳説する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の入出力制御装置における
データ転送方式は、その好ましい実施の形態において、
汎用I/Oバス上にあるバスブリッジ内に拡張メモリを
備え、入出力装置の制御を行っているソフトウェアが入
出力装置のデータ転送命令を発行する際、データをホス
トバス上のメモリに格納する必要が無いと判断した場合
には、データ転送先アドレスをバスブリッジ内の拡張メ
モリアドレスに指定することにより、入出力装置のデー
タ転送実行時間を短縮し、汎用I/Oバスにおけるデー
タ転送の転送効率、及びバス使用効率を向上させる、よ
うにしたものである。
【0019】より詳細には、図1を参照すると、本発明
の実施の形態において、汎用I/Oバス(30)に接続
する入出力装置(301)から入出力装置(302)へ
データの送出を行う場合、入出力装置の制御を行ってい
るソフトウェアが入出力装置(301)に対してデータ
転送を指示する際に、データ転送先アドレスとしてバス
ブリッジ(200)内の拡張メモリアドレスを指定す
る。
【0020】バスブリッジ(200)は、入出力装置
(301)がデータ転送を実行する時の転送先アドレス
を監視しており、データ転送先アドレスが拡張メモリ内
のアドレスであった場合には、データを拡張メモリに格
納する。
【0021】これにより、入出力装置(301)がデー
タ転送を行う際、上位の汎用I/Oバス10、20のバ
ス使用権を獲得してデータ転送を行うことが不要とな
り、データ転送実行時間を短縮できる。
【0022】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して以下に説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施例のコンピュータ
システムの全体のシステム構成の例を示す図である。図
1を参照すると、本発明の一実施例は、基本処理装置1
と、メモリ2と、バスブリッジ3、100、200と、
入出力装置101、102、10L、201、202、
20M、301、302、30Nと、ホストバス4と、
汎用I/Oバス10、20、30とを備えて構成されて
いる。
【0024】バスブリッジ3、100、200は、複数
の汎用I/Oバス間を接続しバスの制御を行うものであ
り、これにより規格の異なる汎用I/Oバス間でもデー
タ転送を行うことが可能となる。
【0025】例えば、汎用I/Oバス20と汎用I/O
バス30とをバスブリッジ200で接続することによ
り、汎用I/Oバス30に接続する入出力装置301
は、汎用I/Oバス20上にデータ転送を行うことが可
能となる。
【0026】図2は、本発明の一実施例におけるバスブ
リッジ3、100、200の構成の一例を示すブロック
図である。なお、図1のバスブリッジ3、100、20
0は同一構成であるため、以下では、汎用I/Oバス2
0と汎用I/Oバス30間に接続されるバスブリッジ2
00について説明する。
【0027】図2を参照すると、バスブリッジ200
は、拡張メモリ情報部2001と、拡張メモリ2002
と、アドレス格納部2003と、アドレス情報監視部2
004と、バスブリッジ制御部2005と、を備えて構
成されている。
【0028】拡張メモリ情報部2001は、自バスブリ
ッジ200内にどれだけの拡張メモリを有しているか示
すものであり、拡張メモリ2002のメモリ容量の情報
が格納されている。
【0029】拡張メモリ2002は、ある程度の容量を
有したメモリである。このメモリ容量は、システム構
成、規模、性能、価格等の点から適宜設定される。
【0030】アドレス格納部2003は、拡張メモリ2
002のアドレスを格納しているレジスタであり、この
アドレスは、システム電源立ち上げ時などの初期化処理
時に、入出力装置の制御を行っているソフトウェアから
基本処理装置1により通知されるアドレス情報が書き込
まれる。
【0031】アドレス情報監視部2004は、汎用I/
Oバス30を監視しており、汎用I/Oバス30に接続
する、入出力装置301、302、30Nなどの装置が
データ転送を行う際、信号線2010によりデータ転送
アドレスをバスブリッジ制御部2005へ通知する機能
を備えている。
【0032】バスブリッジ制御部2005は、従来のバ
スブリッジ機能である汎用I/Oバス20と汎用I/O
バス30とのバス制御を行う機能を備えるとともに、拡
張メモリ情報部2001とアドレス格納部2003の内
容から、拡張メモリ2002のアドレス領域を算出し、
入出力装置301、302、30Nがデータ転送を行う
際に、アドレス情報監視部2004から通知される転送
アドレスと自バスブリッジ内の拡張メモリ領域とを比較
し、データ転送アドレスが拡張メモリのアドレス領域で
あった場合には、信号線2012により、データを拡張
メモリ2002の該当するアドレスに格納する。
【0033】ここで、入出力装置を制御しているソフト
ウェアは、システム電源立ち上げなどの初期化時に初期
設定処理として、システム上の汎用I/Oバスの接続構
成、及び各汎用I/Oバスに接続されている入出力装置
の種類を検出する処理と、ホストバス4上のメモリ2の
アドレス領域を確認した後、各バスブリッジ内の拡張メ
モリ情報部2001の情報を参照し、メモリ2のアドレ
スとは異なる値を各バスブリッジに対して順次割り当
て、各バスブリッジのアドレス格納部2003に書き込
む処理とを実行する。
【0034】また、入出力装置の制御を行っているソフ
トウェアは、入出力装置に対してデータ転送の命令を発
行する際、データ転送におけるデータがホストバス4上
のメモリ2に格納する必要があるか否かを判定し、メモ
リ2に格納する必要が無いと判断した場合には、データ
転送における転送アドレスをバスブリッジ内の拡張メモ
リアドレスに設定してデータ転送命令を発行する。
【0035】また、メモリ2に格納する必要があると判
断した場合には、データ転送における転送アドレスをメ
モリ2内のアドレスに設定してデータ転送命令を発行す
る。
【0036】次に本発明一実施例の動作について図を参
照して説明する。
【0037】ここで、システムは、汎用I/Oバスの構
成、及び汎用I/Oバス上に接続されている入出力装置
の構成などの情報は、あらかじめシステム構成情報とし
て保持しているものとし、また、入出力装置301から
入出力装置302に対して、データを送出する処理をし
た場合の動作について説明する。
【0038】はじめに、入出力装置の制御を行っている
ソフトウェアの初期設定処理の動作について説明する。
初期設定処理は、システム電源立ち上げ時などの初期化
処理時に動作する。
【0039】まず、システムの構成情報を確認し、自シ
ステム内の汎用I/Oバス、及び入出力装置の構成を確
認する。
【0040】確認したシステムの構成情報を基に、基本
処理装置1は、ホストバス4に近いバスブリッジ3、1
00、200の順に、拡張メモリ情報部2001に保持
されるメモリ容量値を読み込み、この情報は、図3に示
すようなバスブリッジ情報テーブルのn番目のバスブリ
ッジ情報のメモリ容量部Vに記録していく。なお、バス
ブリッジ情報テーブルはメモリ2に格納される。
【0041】次に、各バスブリッジ内の拡張メモリアド
レスの設定を行う。拡張メモリアドレスは、メモリ2で
使用していないアドレス値に設定される。また各バスブ
リッジの拡張メモリアドレスは、アドレスが互いに重複
しないように、バスブリッジ情報テーブル内のメモリ容
量Vを参照して決定され、決定されたアドレス情報はバ
スブリッジ情報テーブルのアドレス部Wに格納される。
【0042】最後に、バスブリッジ情報テーブルからア
ドレス部Wを順に読み出し、各バスブリッジのアドレス
格納部2003に書き込む。
【0043】図4は、上記した初期設定処理の処理フロ
ーを示す流れ図である。図5を参照すると、基本処理装
置1において、システム構成情報の確認を行い(ステッ
プS1)、各バスブリッジ内の拡張メモリ情報部200
1の内容を読み出し各バスブリッジの拡張メモリの容量
の確認を行い(ステップS2)、つづいてホストバス上
のメモリの容量の確認を行い(ステップS3)、各バス
ブリッジに対するアドレス算出処理を行い(ステップS
4)、各バスブリッジのアドレス格納部2003に対す
るアドレス通知処理を行う(ステップS5)。
【0044】次に、本発明の一実施例において、実際の
データ転送として入出力装置301から入出力装置30
2へデータを送出する処理を実行した場合の動作につい
て説明する。
【0045】処理手順としては、汎用I/Oバス30に
接続する入出力装置301からメモリ2に対してデータ
転送を行う命令を発行した後、メモリ2から、汎用I/
Oバス30に接続する入出力装置302に対してデータ
転送を行う命令を発行する必要がある。
【0046】その際、本発明の一実施例においては、こ
の転送処理におけるデータが、ホストバス4上のメモリ
2に格納することが必要であるか否かを判断する。この
場合、入出力装置301から入出力装置302へデータ
を送出するだけの処理であるため、ホストバス4に接続
するメモリ2にデータを格納する必要は無いものと判断
する。
【0047】データ転送先アドレスは、データ転送効率
が一番良いバスブリッジ内の拡張メモリ領域が選択され
る。この場合、入出力装置301と入出力装置302間
の転送処理であるため、バスブリッジ200内の拡張メ
モリ2002が選択され、拡張メモリのアドレス情報
は、図3のバスブリッジ情報テーブルから得た後、適当
なアドレスが設定される。
【0048】その後、最初のデータ転送である入出力装
置301から拡張メモリ2002に対するデータ転送命
令が発行される。
【0049】そして、入出力装置301から拡張メモリ
2002に対するデータ転送が終了した後、拡張メモリ
2002から入出力装置302に対するデータ転送命令
が発行される。
【0050】データ転送命令が発行された入出力装置3
01はバスブリッジ200に対してアービトレーション
処理、データ転送処理の順に処理を実行する。アービト
レーション処理は、汎用I/Oバス30の使用権を獲得
する処理である。
【0051】また、データ転送処理はソフトウェアから
発行されたデータ転送命令の内容に従い、転送先アドレ
スの送出後、データが転送される。
【0052】ここで入出力装置301がアービトレーシ
ョン成功後、バスブリッジ200に対して転送アドレス
を送出した時、バスブリッジ200内のアドレス情報監
視部2004は、データ転送アドレスの情報を信号線2
010によりバスブリッジ制御部2005へ通知する。
【0053】バスブリッジ制御部2005は、拡張メモ
リ情報部2001とアドレス格納部2003から拡張メ
モリ2002のアドレス領域を認識しており、アドレス
情報監視部2004から送出された転送アドレスが拡張
メモリ領域であるか否かを比較する。この場合、転送ア
ドレスは拡張メモリ2002の領域内に該当するため、
バスブリッジ制御部2005は信号線2012により、
入出力装置301からのデータを拡張メモリ2002内
へ格納する。
【0054】入出力装置301におけるデータ転送が終
了した後、次のデータ転送である拡張メモリ2002か
ら入出力装置302に対するデータ転送命令が発行され
る。
【0055】この場合、送出データの転送元のアドレス
が拡張メモリ2002のアドレスに指示されている。バ
スブリッジ200は先の手順と同様にアービトレーショ
ン処理、データ転送処理を実行し、データ転送命令の内
容に従い、入出力装置302に対して拡張メモリ200
2内のデータを送出する。
【0056】これにより、そのデータ転送動作を図5に
タイミング図として示したように、従来方法の入出力装
置におけるデータ転送において、メモリ2へアクセスす
るために必要であった汎用I/Oバス20、10、及び
ホストバス4のアービトレーション処理を行うことが無
くなるため、入出力装置におけるデータ転送実行時間を
短縮することが可能となり、汎用I/Oバスの使用効率
の向上にもつながる。
【0057】図7は、比較例として、図1に示したシス
テム構成において、汎用I/Oバス30に接続する入出
力装置301から入出力装置302へのデータ転送を、
入出力装置301からホストバス4に接続するメモリ2
に一旦データを転送した後、メモリ2から入出力装置3
02にデータ転送を行うという従来のデータ転送方式の
動作タイミングを示す図である。図7に示すように、汎
用I/Oバス30、20、10及びホストバス4と、最
下位から最上位の各バスにおいて、バス使用権獲得のた
めのアービトレーション動作、転送アドレス送出動作、
データ送出動作が行われており、入出力装置302へデ
ータ転送が完了するまでの時間は、図5に示した本発明
の一実施例と比較して大幅に長時間を要している。
【0058】これに対して、本発明の一実施例において
は、汎用I/Oバス30に接続する入出力装置301か
らバスブリッジ200の拡張メモリ2002へのデータ
転送のための汎用I/Oバス30の使用権獲得のための
アービトレーション動作()、転送アドレス送出動作
()、データ送出動作()と、バスブリッジ200
の拡張メモリ2002から入出力装置302へのデータ
転送のための汎用I/Oバス30の使用権獲得のための
アービトレーション動作()、転送アドレス送出動作
()、データ送出動作()からなり、このデータ転
送のために汎用I/Oバス20、10、ホストバス4の
使用が要求されることはない。すなわち、本発明の一実
施例によれば、バス使用権獲得のためのアービトレーシ
ョン回数が減り、データ転送におけるアービトレーショ
ン処理の割合が小さくなり、データ転送に要する時間を
短縮する。なお、バスブリッジの拡張メモリを介したデ
ータ転送は、異なる汎用I/Oバス間での入出力装置の
データ転送、例えば入出力装置301と入出力装置20
2との間のデータ転送に対しても適用される。
【0059】次に本発明の第二の実施例について以下に
説明する。本実施例の基本的構成は、前記実施例と同様
であるが、図1、および図2において、バスブリッジ
3、100、200の拡張メモリ2002は、ホストバ
ス4上のメモリ2とは異なるアドレス領域があらかじめ
固定値として設定されおり、拡張メモリ情報部2001
とアドレス格納部2003は、各バスブリッジ毎に異な
る値が格納されている。
【0060】このため、本実施例では、入出力装置を制
御しているソフトウェアの初期設定処理において、バス
ブリッジ情報テーブルを簡易に構築でき、また各バスブ
リッジ内のアドレス格納部2003にアドレス情報を格
納するという処理を削除できるため、初期設定処理にか
かる時間を短縮することが可能となる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0062】本発明の第一の効果は、下位の汎用I/O
バス上に接続されている入出力装置間でのデータ転送実
行時間を縮減し、システムを構成するバスの転送効率を
向上する、ということである。
【0063】その理由は、本発明においては、データ転
送を行う際、データをホストバス上のメモリに格納する
必要が無いと判断した場合には、データ格納場所である
メモリを、入出力装置に近い位置に置くことにより、ア
ービトレーション回数が減り、データ転送におけるアー
ビトレーション処理の割合を縮減したためである。
【0064】本発明の第二の効果は、下位の汎用I/O
バスでもバスの使用効率が向上する、ということであ
る。
【0065】その理由は、上記第1の効果の理由と同様
に、データ転送におけるアービトレーションの回数が減
り、データ転送実行時間が短縮するため、短縮した時間
分他の入出力装置がデータ転送を実行することが可能に
なるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の一実施例におけるバスブリッジの構成
を示す図である。
【図3】本発明の一実施例におけるバスブリッジ情報テ
ーブルの構成を示す図である。
【図4】本発明の一実施例における初期設定処理の処理
フローを示すフローチャートである。
【図5】本発明の一実施例における入出力装置間のデー
タ転送動作を示すタイミング図である。
【図6】従来のコンピュータシステムの構成の一例を示
す図である。
【図7】比較例として従来のデータ転送方式で入出力装
置間のデータ転送を行った場合の動作を示すタイミング
図である
【符号の説明】
1 基本処理装置 2 メモリ 3 バスブリッジ 4 ホストバス 10、20、30 汎用I/Oバス 100、200 バスブリッジ 101〜10L、201〜20M、301〜30N 入
出力装置 2001 拡張メモリ情報部 2002 拡張メモリ 2003 アドレス格納部 2004 アドレス情報監視部 2005 バスブリッジ制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理装置が接続する上位バスであるホスト
    バスと、その下位バスである入出力装置が接続する1又
    は複数のI/Oバスと、前記ホストバス及び前記I/O
    バス間を接続する1又は複数のバスブリッジとを備え前
    記I/Oバスに接続するバスブリッジ内に拡張メモリを
    備え、 前記I/Oバスに接続する入出力装置間でのデータ転送
    を行う際に、データ送信側の入出力装置から前記バスブ
    リッジ内の拡張メモリにデータ転送を行い、且つ前記バ
    スブリッジ内の拡張メモリから受信側の入出力装置にデ
    ータ転送を行う、ことを特徴とする、入出力装置のデー
    タ転送方式。
  2. 【請求項2】処理装置及びメモリが接続するホストバス
    と、入出力装置が接続する1又は複数のI/Oバスと、
    前記ホストバス及び前記I/Oバス間を接続する1又は
    複数のバスブリッジとを備え、 前記I/Oバスに接続するバスブリッジ内に拡張メモリ
    を備え、 前記I/Oバスに接続する入出力装置において、データ
    転送命令を発行する際、データを前記ホストバス上の前
    記メモリに格納する必要が無いと判断した場合には、デ
    ータ転送先アドレスとして前記バスブリッジ内の拡張メ
    モリアドレスを指定し、前記入出力装置と前記バスブリ
    ッジ内の拡張メモリ間でデータ転送を行う、ことを特徴
    とする、入出力装置のデータ転送方式。
  3. 【請求項3】前記バスブリッジの拡張メモリには、前記
    ホストバスに接続する前記メモリのアドレスとは別のア
    ドレスが割り当てられる、ことを特徴とする請求項2記
    載の、入出力装置のデータ転送方式。
  4. 【請求項4】前記バスブリッジが拡張メモリ、該拡張メ
    モリのメモリ容量を保持する拡張メモリ情報保持手段、
    前記拡張メモリのアドレスを保持するアドレス格納手
    段、接続する前記I/Oバスからデータ転送アドレスを
    検出するアドレス情報監視手段と、前記データ転送アド
    レスが自バスブリッジ内の拡張メモリのアドレス領域に
    ある場合には、データを前記拡張メモリの該当するアド
    レスに格納するように制御する手段と、を備えたことを
    特徴とする請求項2記載の、入出力装置のデータ転送方
    式。
  5. 【請求項5】電源投入時等の初期化処理時に、前記拡張
    メモリ情報保持手段の情報が読み出され、前記各バスブ
    リッジ内の前記拡張メモリのアドレスが互いに重複しな
    いようにアドレスが決定され、該決定されたアドレスが
    前記バスブリッジの前記アドレス格納手段に設定され
    る、ことを特徴とする請求項2記載の、入出力装置のデ
    ータ転送方式。
  6. 【請求項6】前記各バスブリッジ内の前記拡張メモリに
    は、前記メモリと異なるアドレスが互いに重複しないよ
    うに予め固定値として前記アドレス格納手段に設定され
    ている、ことを特徴とする請求項2記載の、入出力装置
    のデータ転送方式。
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