JPH11338792A - ネットワークファイルシステムのデータ転送方法 - Google Patents

ネットワークファイルシステムのデータ転送方法

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JPH11338792A
JPH11338792A JP10162801A JP16280198A JPH11338792A JP H11338792 A JPH11338792 A JP H11338792A JP 10162801 A JP10162801 A JP 10162801A JP 16280198 A JP16280198 A JP 16280198A JP H11338792 A JPH11338792 A JP H11338792A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ネットワークファイルシステムの
性能を向上し、コストを低減し、且つ高速な周辺装置の
性能を生かすことができる、サーバーと、周辺装置と、
クライアントとを有するネットワークにおけるファイル
システムのデータ転送方式を提供する。 【解決手段】 第1の実施の形態に係るネットワークフ
ァイルシステムは、クライアント20と、サーバー21
と、交換機30と、周辺装置13と、通信回線12とを
備えている。クライアント20、サーバー21、周辺装
置13は、交換機30によって接続されており、またク
ライアント20とサーバー21は、通信回線12によっ
ても接続されている。クライアント20は、データ転送
要求1と、ファイルシステム管理手段2と、通信制御手
段3と、TPT入出力管理手段5と、入出力制御手段6
と、TPT入出力管理表16を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にサーバーと、
周辺装置と、クライアントとを有するネットワークにお
けるファイルシステムのデータ転送方法に属する。
【0002】
【従来の技術】従来のネットワークファイルシステムの
一例が、特開平8ー328935号公報に記載されてい
る。この従来のネットワークファイルシステムは、サー
バー計算機、クライアント計算機、記憶装置、外部記憶
装置とから構成されている。
【0003】このような構成を有する従来のネットワー
クファイルシステムはつぎのように動作する。
【0004】すなわち、サーバー計算機にクライアント
計算機から送信されるリモートプロシージャコールを保
持する記憶装置を具備し、受信したリモートプロシージ
ャコールが外部記憶装置上のファイルへの書き込み要求
であった場合、このリモートプロシージャコールを記憶
装置に保持するとともに即座に要求元のクライアント計
算機に応答を返送し、所定のタイミングで保持されたフ
ァイル入出力要求を該サーバー計算機のローカルなファ
イルシステムのアクセス要求としてマッピングすること
により、クライアント計算機を待機させることなく非同
期に、かつローカルなファイルシステムとして書き込み
要求を処理する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。第1の問題点は、
周辺装置に対してI/Oするべきデータは、クライアント
からサーバー、サーバーから周辺装置と2度転送する必
要があるため、サーバーから直接周辺装置へのI/Oに比
べて大幅に性能が低下するということである。その理由
は、クライアント/サーバー型ネットワークファイルシ
ステムにおいては、クライアントがデータにアクセスし
ようとする場合、そのデータは必ず一度サーバーを経由
しなければならないためである。
【0006】第2の問題点は、サーバーにI/O記憶装置
を備える必要があるため、サーバーからのI/O要求には
必要のない新たな装置が必要になり、その分コスト高と
なるということである。その理由は、クライアントから
のI/O要求を非同期に処理するためである。
【0007】第3の問題点は、ネットワークファイルシ
ステムの性能は、サーバーの能力に制限されてしまい、
高速なチャネルや周辺装置を用意してもこれらの性能を
生かしきれない場合が多くあるということである。その
理由は、クライアント/サーバー型ネットワークファイ
ルシステムにおいては、クライアントがデータにアクセ
スしようとする場合、そのデータは必ず一度サーバーを
経由しなければならないためである。
【0008】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、ネットワークファ
イルシステムの性能を向上し、コストを低減し、且つ高
速な周辺装置の性能を生かすことができる、サーバー
と、周辺装置と、クライアントとを有するネットワーク
におけるファイルシステムのデータ転送方法を提供する
点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明の
要旨は、サーバー(21)と、周辺装置(13)と、ク
ライアント(20)とを有するネットワークにおけるフ
ァイルシステムのデータ転送方法であって、いずれのク
ライアント(20)と、いずれの周辺装置(13)がTP
Tの機能をサポートしているかをサーバー(21)に記
憶させ、クライアント(20)から発行されたI/O要求
を周辺装置(13)に転送する際に、この周辺装置(1
3)から見た前記クライアント(20)のネットワーク
上のアドレスを付加して拡張入出力命令とし、該拡張入
出力命令を受け取った前記周辺装置(13)は、データ
転送を行う時にサーバー(21)と行うのではなく、ク
ライアント(20)と直接データ転送を行うことを特徴
とするネットワークファイルシステムのデータ転送方法
に存する。請求項2記載の発明の要旨は、ユーザプログ
ラムからデータ転送要求(1)がファイルシステム管理
手段(2)に渡されると、ファイルシステム管理手段
(2)は、データ転送要求先がクライアント(20)内
の周辺装置か、サーバー(21)の管理する装置周辺か
を確認し、サーバー(21)の管理する周辺装置であっ
た場合、ファイルシステム管理手段(2)は、TPT入出
力管理手段(5)に対して、入出力要求を一意に識別す
るための識別番号と、データを転送すべきメモリのアド
レスを渡し、TPT入出力管理手段(5)は、該アドレス
をTPT入出力管理表(16)に登録して、この入出力要
求を保持し、次いで、前記ファイルシステム管理手段
(2)は、 a) 周辺装置(13)のディスク上のファイルのファイ
ル名、 b) 入出力開始位置のファイル内オフセットと入出力サ
イズ、 c) 周辺装置からの読み込みか周辺装置への書き込みで
あるかの別、 d) クライアントの交換機経由のアドレス、 e) 識別番号 からなるサーバー/クライアント通信情報を通信制御手
段(3)へ渡し、これをサーバー(21)へ転送するよ
うに指示し、通信制御手段(3)からの完了通知を待ち
合わせ、その後、サーバー(21)はクライアント(2
0)からのサーバー/クライアント通信情報を受け取
り、通信制御手段(9)は、サーバー/クライアント通
信情報をファイルシステム管理手段(7)に渡し、ファ
イルシステム管理手段(7)は、サーバー/クライアン
ト通信情報の内容を確認し、サーバーが管理する周辺装
置であった場合、サーバー/クライアント通信情報から
TPT入出力情報を取りだし、入出力管理手段(11)に
渡して、入出力制御手段11から完了通知を受け取るま
で待ち合わせ、入出力制御手段(11)は、TPT入出力
情報を周辺装置が解読できる、周辺装置(13)からク
ライアント(20)へのアドレスという付加情報を含む
ため拡張入出力命令に変換し、該拡張入出力命令を周辺
装置(13)に対して発行することを特徴とした請求項
1記載の、ネットワークファイルシステムのデータ転送
方法に存する。請求項3記載の発明の要旨は、 周辺装
置からデータを読み込む場合、拡張入出力命令を受け取
った周辺装置(13)の入出力制御手段(14)は、識
別番号、データのサイズ、及び読み込んだデータをクラ
イアント(20)へ送信し、データの送信が完了したら
データ送信の完了通知をサーバー(21)の入出力制御
手段(11)へ送り、次いで、識別番号、データサイ
ズ、及びデータを受信したクライアント(20)の入出
力制御手段(6)は、TPT入出力管理手段(5)に識別
番号を渡し、受信したデータを格納するクライアント
(20)のメモリのアドレスを問い合わせ、 TPT入出
力管理手段(5)は、識別番号をキーにしてTPT入出力
管理表(16)から該当するメモリのアドレスを取り出
して、入出力制御手段(6)に渡し、入出力制御手段
(6)は、そのメモリへ受信したデータを格納し、TPT
入出力管理手段(5)へメモリへの格納が終わったこと
を通知し、さらに、この通知を受け取ったTPT入出力管
理手段(5)は、ファイルシステム管理手段(2)へ周
辺装置(13)からのデータ受信が完了したことを通知
することにより読み込み動作を行うことを特徴とした1
又は2に記載のネットワークファイルシステムのデータ
転送方法に存する。請求項4記載の発明の要旨は、周辺
装置(13)へデータを書き込む場合、拡張入出力命令
を受け取った周辺装置(13)の入出力制御手段(1
4)は、識別番号、及びデータのサイズをクライアント
(20)へ送信し、クライアント(20)からデータを
受信するまで待ち合わせ、識別番号とデータサイズを受
け取ったクライアント(20)の入出力制御手段(6)
は、TPT入出力管理手段(5)に識別番号を渡し、送信
するデータが格納されているクライアント(20)のメ
モリのアドレスを問い合わせ、TPT入出力管理手段
(5)は、識別番号をキーにしてTPT入出力管理表(1
6)から該当する送信元のメモリのアドレスを取り出し
て入出力制御手段(6)に渡し、入出力制御手段(6)
は、そのメモリのデータを周辺装置(13)へ送信し、
送信が終了したことをTPT入出力管理手段(5)へ通知
し、さらに、この通知を受け取ったTPT入出力管理手段
(5)は、ファイルシステム管理手段(2)へ周辺装置
(13)へのデータ送信が完了したことを通知しそし
て、データを受信した周辺装置(13)の入出力制御手
段(14)は、サーバー(21)の入出力制御手段(1
1)へ通知することを特徴とした、請求項1乃至3のい
ずれかに記載のネットワークファイルシステムのデータ
転送方法に存する。請求項5記載の発明の要旨は、前記
読み込み動作及び書き込み動作の後、周辺装置(13)
から完了通知を受け取った入出力制御手段(11)は、
周辺装置(13)との該当する入出力要求の完了をファ
イルシステム管理手段(7)に通知し、完了通知を受け
取ったファイルシステム管理手段(7)は、通信制御手
段(9)を介して、入出力要求の完了をクライアント
(20)へ通知し、クライアント(20)の通信制御手
段(3)は、サーバー(21)からの完了通知を受け取
ると、それが待ち合わせている入出力要求であれば、フ
ァイルシステム管理手段(2)に完了を通知し、ファイ
ルシステム管理手段(2)は、TPT入出力管理手段
(5)からの完了通知を受け取っていれば、データ転送
要求(1)の完了をユーザプログラムへ通知することに
より書き込み動作を行うことを特徴とした、請求項1乃
至4のいずれかに記載のネットワークファイルシステム
のデータ転送方法に存する。請求項6記載の発明の要旨
は、前記読み込み動作及び前記書き込み動作の後、周辺
装置(13)から完了通知を受け取った入出力制御手段
(11)は、周辺装置(13)との該当する入出力要求
の完了をファイルシステム管理手段7に通知し、完了通
知を受け取ったファイルシステム管理手段(7)は、通
信制御手段(9)を介して、入出力要求の完了をクライ
アント(20)へ通知し、クライアント(20)の通信
制御手段(3)は、サーバー(21)からの完了通知を
受け取ると、それが待ち合わせている入出力要求であれ
ば、ファイルシステム管理手段(2)に完了を通知し、
ファイルシステム管理手段(2)は、TPT入出力管理手
段(5)からの完了通知を受け取っていれば、データ転
送要求(1)の完了をユーザプログラムへ通知すること
を特徴とした、請求項1乃至4のいずれかに記載のネッ
トワークファイルシステムのデータ転送方法に存する。
請求項7記載の発明の要旨は、 周辺装置(13)から
データを読み込む場合、ファイルシステム管理手段
(7)は、入出力対象のファイルのデータが周辺装置
(13)上で連続しているかどうかを調べ、連続してい
なかった場合、分割手段(18)によって、対象ファイ
ルの入出力開始位置から最初にデータが途切れる位置ま
でで、一旦入出力要求を周辺装置(13)へ発行し、サ
ーバー(21)の入出力制御手段(11)から拡張入出
力命令を受け取った周辺装置(13)の入出力制御手段
(14)は、識別番号、データのサイズとしてデータが
途切れる位置までの長さ、データ内のオフセット、及び
読み込んだデータをクライアント(20)へ送信し、デ
ータの送信が完了したらデータ送信の完了通知をサーバ
ー(21)の入出力制御手段(11)へ送り、サーバー
(21)の入出力制御手段(11)から完了通知を受け
たファイルシステム管理手段(7)は、分割手段(1
8)によって、今読み込みが完了したサイズ分データ内
のオフセットを進め、データのサイズとしてファイル内
の入出力が完了した位置から、次にデータが途切れる位
置までの長さを設定して、再び入出力制御手段(11)
から拡張入出力命令を周辺装置(13)へ送信し、この
処理を最初にクライアント(20)から渡された入出力
サイズに達するまで行い、このサイズに達した時点で、
入出力制御手段(11)は、ファイルシステム管理手段
(7)に周辺装置(13)からの読み込みが完了したこ
とを通知し、上記処理と並行して、識別番号、データサ
イズ、データ内のオフセット、及びデータを受信したク
ライアント(20)の入出力制御手段(6)は、TPT入
出力管理手段5に識別番号とデータ内のオフセットを渡
し、TPT入出力管理手段(5)は、TPT入出力管理表(1
6)から得たアドレスをアドレス計算手段(17)によ
ってデータ内のオフセットの値分進めた値を入出力制御
手段(6)に渡し、入出力制御手段(6)は、そのメモ
リへ受信したデータを格納し、TPT入出力管理手段
(5)へメモリへの格納が終わったことを通知し、 こ
の処理を周辺装置(13)からデータが送信される毎に
行い、TPT入出力管理手段(5)は、受信したデータの
サイズの合計値が最初にクライアント(20)から要求
した入出力のサイズに達した時点で、全データの受信が
完了したと解釈し、ファイルシステム管理手段(2)へ
周辺装置(13)からのデータ受信が完了したことを通
知することにより読み込み動作を行うことを特徴とし
た、請求項1乃至6のいずれかに記載のネットワークフ
ァイルシステムのデータ転送方法に存する。請求項8記
載の発明の要旨は、周辺装置へデータを書き込む場合、
ファイルシステム管理手段(7)は、入出力対象のファ
イルのデータを書き込む領域が周辺装置(13)上で物
理的に連続して確保されているかどうかを調べ、連続し
ていなかった場合、分割手段(18)によって、対象フ
ァイルの入出力開始位置から最初に領域が途切れる位置
までで、一旦入出力要求を周辺装置(13)へ発行し、
TPT入出力情報へデータ内のオフセット値(最初は、0)
を加え、TPT入出力情報の入出力サイズとして、領域が
途切れる位置までの長さを設定して、TPT入出力情報を
入出力制御手段(11)に渡し、サーバー(21)の入
出力制御手段(11)から拡張入出力命令を受け取った
周辺装置(13)の入出力制御手段(14)は、識別番
号、データのサイズとしてデータが途切れる位置までの
長さ、データ内のオフセットをクライアント(20)へ
送信し、クライアント(20)からデータを受信するま
で待ち合わせ、一方、識別番号、データのサイズ、デー
タ内のオフセットを受け取ったクライアント(20)の
入出力制御手段(6)は、TPT入出力管理手段(5)に
識別番号とデータ内のオフセットを渡し、TPT入出力管
理手段5は、TPT入出力管理表(16)から得たアドレ
スをアドレス計算手段(17)によってデータ内のオフ
セットの値分進めた値を入出力制御手段(6)に渡し、
入出力制御手段(6)は、そのメモリのデータを周辺装
置(13)へ送信し、送信が終了したことをTPT入出力
管理手段(5)へ通知し、データを受信した周辺装置
(13)の入出力制御手段(14)は、サーバー(2
1)の入出力制御手段(11)へ通知し、入出力制御手
段(11)から完了通知を受けたファイルシステム管理
手段(7)は、分割手段(18)によって、今書き込み
が完了したサイズ分データ内のオフセットを進め、デー
タのサイズとしてファイル内の入出力が完了した位置か
ら、次に領域が途切れる位置までの長さを設定して、再
び入出力制御手段(11)から拡張入出力命令を周辺装
置(13)へ送信し、この処理をサーバー(21)から
書き込み要求が送られる毎に行い、クライアント(2
0)のTPT入出力管理手段(5)は、送信したデータの
サイズの合計値が最初にクライアント(20)から要求
した入出力のサイズに達した時点で、全データの受信が
完了したと解釈し、ファイルシステム管理手段(2)へ
周辺装置(13)からのデータ受信が完了したことを通
知し、同様に、サーバー(21)の入出力制御手段(1
1)は、最初にクライアント(20)から渡された入出
力サイズに達するまで行い、このサイズに達した時点
で、ファイルシステム管理手段(7)に周辺装置(1
3)への書き込みが完了したことを通知することを特徴
とした、請求項1乃至7のいずれかに記載のネットワー
クファイルシステムのデータ転送方法に存する。請求項
9記載の発明の要旨は、サーバー(21)と、周辺装置
(13)と、クライアント(20)とが互いに接続され
たネットワークであって、クライアント(20)は、フ
ァイルシステム管理手段(2)と、通信制御手段(3)
と、TPT入出力管理手段(5)と、入出力制御手段
(6)と、TPT入出力管理表(16)を備え、ファイル
システム管理手段(2)は、データ転送要求がユーザプ
ログラムから渡されると、前記周辺装置(13)に存在
するファイルのファイル名、I/O開始位置のファイル内
オフセットとI/Oサイズ、周辺装置(13)からの読み
込みか周辺装置への書き込みであるかの別、クライアン
トの交換機経由のアドレス、及び識別番号を有するサー
バー/クライアント通信情報を受け取り、これらの情報
をサーバー(21)へ転送するために、通信制御手段
(3)へ通知し、通信制御手段3からの完了通知を待ち
合わせ、通信制御手段(3)とTPT入出力管理手段
(5)から完了通知を受け取ったら、データ転送要求
(1)の完了をユーザプログラムに通知し、前記入出力
制御手段(6)は、前記周辺装置(13)から識別番号
及びデータを受け取ったとき、TPT入出力管理手段
(5)に問い合わせ、該当する識別番号があれば、デー
タのメモリへの転送、またはメモリ上のデータを周辺装
置(13)へ転送し、TPT入出力管理手段(5)は、TPT
入出力管理表(16)への登録、与えられた識別番号に
対応するメモリアドレスの入出力制御手段(6)への通
知、及びファイルシステム管理手段(2)への完了通知
を行い、前記サーバー(21)は、ファイルシステム管
理手段(7)と、通信制御手段(9)と、入出力制御手
段(11)とを備え、前記ファイルシステム管理手段
(7)は、通信制御手段(9)から渡されたサーバー/
クライアント通信情報から識別番号、ファイル名、I/O
開始位置のファイル内オフセットとI/Oサイズ、周辺装
置(13)からの読み込みか周辺装置(13)への書き
込みであるかの別、及びクライアントの交換機経由のア
ドレスを有するTPT入出力情報を入出力制御手段(1
1)に渡し、入出力制御手段(11)からの完了通知を
待ち合わせ、通信制御手段(9)は、クライアントから
受け取ったサーバー/クライアント通信情報を、ファイ
ルシステム管理手段(7)へ渡し、このファイルシステ
ム管理手段(7)からの入出力要求の完了通知をクライ
アント(20)へ通知し、前記入出力制御手段(11)
は、ファイルシステム管理手段(7)から受け取ったTP
T入出力情報を元に周辺装置が解読できる命令に変換
し、周辺装置(13)へ発行し、この周辺装置(13)
からの入出力要求の完了通知をファイルシステム管理手
段(7)へ通知し、周辺装置(13)は、入出力制御手
段(11)から受け取った情報に基づいて、識別番号ま
たは識別番号とデータを入出力制御手段(6)に送り、
クライアント(20)への送信またはクライアント(2
0)からのデータの受信が終了するとサーバー(21)
へ完了通知を行う入出力制御手段(14)を備えている
ことを特徴とするネットワークに存する。請求項10記
載の発明の要旨は、クライアント(20)は、対象ファ
イルの入出力開始位置から最初にデータが途切れる位置
までで、一旦入出力要求を前記周辺装置(13)へ発行
する分割手段(18)と、データ内のオフセットの値分
進めた値を計算するアドレス計算手段とを有することを
特徴とした請求項9記載のネットワークに存する。
【0010】すなわち、本発明においてはクライアント
から周辺装置への I/O の要求において、I/O 対象のデ
ータをサーバーを経由せずにクライアントと周辺装置の
間で直接転送することによって、データ転送に関するオ
ーバーヘッドの削減、及びサーバーにおけるCPU、主記
憶等の資源の使用を削減して、ネットワークファイルシ
ステムの性能を向上できる構成を提供するものである。
このデータ転送方法をThird-partytransfer(以下、TPT
と略す)と呼ぶ。
【0011】本発明の実施の形態で参照する図1に示
す、サーバー21、クライアント20、周辺装置13を
スター型のネットワークとして構成する。サーバー21
は、どのクライアントとどの周辺装置がTPTの機能をサ
ポートしているかを知っており、クライアント20から
発行されたI/O要求を周辺装置に転送する際に、その周
辺装置から見たクライアント20のネットワーク上のア
ドレスを付加する。これを拡張入出力命令と呼ぶ。拡張
入出力命令を受け取った周辺装置は、データ転送を行う
時にサーバー21と行うのではなく、クライアント20
と直接データ転送を行う。
【0012】このようにして、ネットワークファイルシ
ステムにおけるサーバーを介さない効率的なデータ転送
を可能にする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。 (第1の実施の形態)図1に示すように、第1の実施の
形態に係るネットワークファイルシステムは、クライア
ント20と、サーバー21と、交換機30と、周辺装置
13と、通信回線12とを備えている。
【0014】クライアント20、サーバー21、周辺装
置13は、交換機30によって接続されており、またク
ライアント20とサーバー21は、通信回線12によっ
ても接続されている。
【0015】クライアント20は、データ転送要求1
と、ファイルシステム管理手段2と、通信制御手段3
と、TPT入出力管理手段5と、入出力制御手段6と、TPT
入出力管理表16を備えている。
【0016】ファイルシステム管理手段2は、データ転
送要求1がユーザプログラムから渡されると、周辺装置
13に存在するファイルのファイル名、I/O開始位置の
ファイル内オフセットとI/Oサイズ、周辺装置からの読
み込みか周辺装置への書き込みであるかの別、クライア
ントの交換機経由のアドレス、及び識別番号(以下、こ
れらをまとめてサーバー/クライアント通信情報と称す
る。また、サーバー/クライアントをS-Cと略す)を受け
取り、これらの情報をサーバー21へ転送するために、
通信制御手段3へ通知し、通信制御手段3からの完了通
知を待ち合わせる。そして、通信制御手段3とTPT入出
力管理手段5から完了通知を受け取ったら、データ転送
要求1の完了をユーザプログラムに通知する。
【0017】入出力制御手段6は、周辺装置13から識
別番号及びデータを受け取ったとき、TPT入出力管理手
段5に問い合わせ、該当する識別番号があれば、データ
のメモリへの転送、またはメモリ上のデータを周辺装置
13へ転送する。
【0018】TPT入出力管理手段5は、TPT入出力管理表
16への登録、与えられた識別番号に対応するメモリア
ドレスの入出力制御手段6への通知、及びファイルシス
テム管理手段2への完了通知を行う。
【0019】サーバー21は、ファイルシステム管理手
段7と、通信制御手段9と、入出力制御手段11とを備
えている。
【0020】ファイルシステム管理手段7は、通信制御
手段9から渡されたS-C通信情報から識別番号、ファイ
ル名、I/O開始位置のファイル内オフセットとI/Oサイ
ズ、周辺装置からの読み込みか周辺装置への書き込みで
あるかの別、及びクライアントの交換機経由のアドレス
(以下、これらをTPT入出力情報と称する)を入出力制御
手段11に渡し、入出力制御手段11からの完了通知を
待ち合わせる。
【0021】通信制御手段9は、クライアントから受け
取ったS-C通信情報を、ファイルシステム管理手段7へ
渡す。また、ファイルシステム管理手段7からの入出力
要求の完了通知をクライアント20へ通知する。
【0022】入出力制御手段11は、ファイルシステム
管理手段7から受け取ったTPT入出力情報を元に周辺装
置が解読できる命令に変換し、周辺装置13へ発行す
る。また、周辺装置13からの入出力要求の完了通知を
ファイルシステム管理手段7へ通知する。
【0023】周辺装置13は、入出力制御手段14を備
えている。
【0024】入出力制御手段14は、入出力制御手段1
1から受け取った情報に基づいて、識別番号または識別
番号とデータを入出力制御手段6に送り、クライアント
20への送信またはクライアント20からのデータの受
信が終了するとサーバー21へ完了通知を行う。
【0025】交換機30は、指定されたネットワーク上
のアドレスによって、データまたはデータ転送に必要な
情報の転送を行う。
【0026】(ネットワークファイルシステム全体の動
作)図1を参照して第1の実施の形態に係るネットワー
クファイルシステム全体の動作について詳細に説明す
る。
【0027】ユーザプログラムからデータ転送要求1が
ファイルシステム管理手段2に渡されると、ファイルシ
ステム管理手段2は、データ転送要求先がクライアント
20内の周辺装置か、サーバー21の管理する装置周辺
かを確認する。サーバー21の管理する周辺装置であっ
た場合、以下の処理を行う。ファイルシステム管理手段
2は、TPT入出力管理手段5に対して、入出力要求を一
意に識別するための識別番号と、データを転送すべきメ
モリのアドレスを渡す。TPT入出力管理手段5は、これ
をTPT入出力管理表16に登録して、この入出力要求を
保持しておく。
【0028】次いで、ファイルシステム管理手段2は、 a) 周辺装置13のディスク上のファイルのファイル
名、 b) 入出力開始位置のファイル内オフセットと入出力サ
イズ(データサイズ)、 c) 周辺装置からの読み込みか周辺装置への書き込みで
あるかの別、 d) クライアントの交換機経由のアドレス、 e) 識別番号 からなるS-C通信情報を通信制御手段3へ渡し、これを
サーバー21へ転送するように指示し、通信制御手段3
からの完了通知を待ち合わせる。
【0029】上記の後、サーバー21はクライアント2
0からのS-C通信情報を受け取り、通信制御手段9は、S
-C通信情報をファイルシステム管理手段7に渡す。
【0030】ファイルシステム管理手段7は、S-C通信
情報の内容を確認し、サーバーが管理する周辺装置であ
った場合、S-C通信情報からTPT入出力情報を取りだし、
入出力管理手段11に渡して、入出力制御手段11から
完了通知を受け取るまで待ち合わせる。
【0031】次いで、入出力制御手段11は、TPT入出
力情報を周辺装置が解読できる命令に変換し、周辺装置
13に対して発行する。この命令は、通常の周辺装置へ
の命令と比較して、周辺装置13からクライアント20
へのアドレスという付加情報を含むため、拡張入出力命
令と呼ぶ。
【0032】(読み込み・書き込み動作)次に、1)周
辺装置13内の指定されたファイルのデータをクライア
ント20内のメモリ上へ読み込む場合、2)クライアン
ト20内のメモリ上のデータを周辺装置13へ書き込む
場合について説明する。
【0033】(読み込み動作) 1)周辺装置からデータを読み込む場合、拡張入出力命
令を受け取った周辺装置13の入出力制御手段14は、
識別番号、データのサイズ、及び読み込んだデータをク
ライアント20へ送信する。データの送信が完了したら
データ送信の完了通知をサーバー21の入出力制御手段
11へ送る。
【0034】次いで、識別番号、データサイズ、及びデ
ータを受信したクライアント20の入出力制御手段6
は、TPT入出力管理手段5に識別番号を渡し、受信した
データを格納するクライアント20のメモリのアドレス
を問い合わせる。
【0035】TPT入出力管理手段5は、識別番号をキー
にしてTPT入出力管理表16から該当するメモリのアド
レスを取り出して、入出力制御手段6に渡し、入出力制
御手段6は、そのメモリへ受信したデータを格納し、TP
T入出力管理手段5へメモリへの格納が終わったことを
通知する。
【0036】さらに、この通知を受け取ったTPT入出力
管理手段5は、ファイルシステム管理手段2へ周辺装置
13からのデータ受信が完了したことを通知する。
【0037】(書き込み動作) 2)周辺装置13へデータを書き込む場合、拡張入出力
命令を受け取った周辺装置13の入出力制御手段14
は、識別番号、及びデータのサイズをクライアント20
へ送信し、クライアント20からデータを受信するまで
待ち合わせる。
【0038】識別番号とデータサイズを受け取ったクラ
イアント20の入出力制御手段6は、TPT入出力管理手
段5に識別番号を渡し、送信するデータが格納されてい
るクライアント20のメモリのアドレスを問い合わせ
る。
【0039】TPT入出力管理手段5は、識別番号をキー
にしてTPT入出力管理表16から該当する送信元のメモ
リのアドレスを取り出して入出力制御手段6に渡し、入
出力制御手段6は、そのメモリのデータを周辺装置13
へ送信し、送信が終了したことをTPT入出力管理手段5
へ通知する。
【0040】さらに、この通知を受け取ったTPT入出力
管理手段5は、ファイルシステム管理手段2へ周辺装置
13へのデータ送信が完了したことを通知する。
【0041】そして、データを受信した周辺装置13の
入出力制御手段14は、サーバー21の入出力制御手段
11へ通知する。
【0042】1)または2)の後、周辺装置13から完了
通知を受け取った入出力制御手段11は、周辺装置13
との該当する入出力要求の完了をファイルシステム管理
手段7に通知する。
【0043】そして、完了通知を受け取ったファイルシ
ステム管理手段7は、通信制御手段9を介して、入出力
要求の完了をクライアント20へ通知する。
【0044】そして、クライアント20の通信制御手段
3は、サーバー21からの完了通知を受け取ると、それ
が待ち合わせている入出力要求であれば、ファイルシス
テム管理手段2に完了を通知する。
【0045】ファイルシステム管理手段2は、TPT入出
力管理手段5からの完了通知を受け取っていれば、デー
タ転送要求1の完了をユーザプログラムへ通知する。
【0046】(読み込み・書き込み動作のフロー)次
に、フローチャートを用いて説明する。図2及び図3
は、周辺装置13からクライアント20のメモリへ読み
込む場合、及び周辺装置13へクライアント20のメモ
リ上のデータを書き込む場合について、時系列に沿った
データ及び通知の流れを示している。なお、図2及び図
3中の符号は、構成要素を示す符号ではなく、下記ステ
ップを示す番号である。
【0047】(読み込み動作)図2の読み込みの場合に
おいて、ファイルシステム管理手段2は、クライアント
20にあるユーザプログラムがデータ転送要求1によ
り、周辺装置13からの読み込みを要求を発行すると
(ステップ1)、TPT入出力管理表16への登録後、S-C通
信情報を通信制御手段3により、サーバー21へ転送し
完了通知を待ち合わせる(ステップ2)。
【0048】次いで、サーバー21において、通信制御
手段9からS-C通信情報を受け取ったファイルシステム
管理手段7は、入出力制御手段11により、拡張入出力
命令を周辺装置13に対して発行して完了を待ち合わせ
る(ステップ3)。
【0049】拡張入出力命令を受け取った周辺装置13
の入出力制御手段14は、識別番号及び読み込んだデー
タをクライアント20へ送信し(ステップ4)し、送信が
完了したら完了通知をサーバー21へ送る(ステップ
6)。
【0050】識別番号とデータを受信したクライアント
20の入出力制御手段6は、TPT入出力管理手段5によ
り格納先のアドレスを問い合わせ、そのメモリへ受信し
たデータを格納する(ステップ5)。
【0051】周辺装置13から完了通知を受け取った入
出力制御手段11は、周辺装置13との該当する入出力
要求の完了をファイルシステム管理手段7に通知し、完
了通知を受け取ったファイルシステム管理手段7は、通
信制御手段9を介して、入出力要求の完了をクライアン
ト20へ通知する(ステップ7)。
【0052】完了通知を受け取ったクライアント20の
通信制御手段4は、ファイルシステム管理手段2へ通知
し、ファイルシステム管理手段2は、データ転送要求1
の完了をユーザプログラムへ通知する(ステップ8)。
【0053】なお、図2のステップ1、2、8において
は図5に示すステップ501〜506を順次行う。図2
のステップ5においては図6に示すステップ601〜6
07を順次行う。図2のステップ3、7においては図7
に示すステップ701〜706を順次行う。図2のステ
ップ4、6においては図8に示すステップ801〜80
7を順次行う。
【0054】(書き込み動作)図3の書き込みの場合に
おいて、ファイルシステム管理手段2は、クライアント
20にあるユーザプログラムがデータ転送要求1によ
り、周辺装置13への書き込みを要求を発行すると(ス
テップ1)、TPT入出力管理表16への登録後、S-C通信
情報を通信制御手段3により、サーバー21へ転送し完
了通知を待ち合わせる(ステップ2)。
【0055】次いで、サーバー21において、通信制御
手段9からS-C通信情報を受け取ったファイルシステム
管理手段7は、入出力制御手段11により、拡張入出力
命令を周辺装置13に対して発行して完了を待ち合わせ
る(ステップ3)。
【0056】拡張入出力命令を受け取った周辺装置13
の入出力制御手段14は、識別番号をクライアント20
へ送信し、クライアント20からデータを受信するまで
待ち合わせる(ステップ4)。
【0057】識別番号を受信したクライアント20の入
出力制御手段6は、TPT入出力管理手段5によりデータ
格納されているアドレスを問い合わせ、そのメモリのデ
ータを周辺装置13へ送信する(ステップ5)。
【0058】データを受信した周辺装置13の入出力制
御手段14は、サーバー21へ通知する(ステップ6)。
【0059】周辺装置13から完了通知を受け取った入
出力制御手段11は、周辺装置13との該当する入出力
要求の完了をファイルシステム管理手段7に通知し、完
了通知を受け取ったファイルシステム管理手段7は、通
信制御手段9を介して、入出力要求の完了をクライアン
ト20へ通知する(ステップ7)。完了通知を受け取った
クライアント20の通信制御手段3は、ファイルシステ
ム管理手段2へ通知し、ファイルシステム管理手段2
は、データ転送要求1の完了をユーザプログラムへ通知
する(ステップ8)。
【0060】なお、図3のステップ1、2、8において
は図5に示すステップ501〜506を順次行う。図3
のステップ5においては図6に示すステップ601〜6
07を順次行う。図3のステップ3、7においては図7
に示すステップ701〜706を順次行う。図3のステ
ップ4、6においては図8に示すステップ801〜80
7を順次行う。
【0061】なお、第1の実施の形態では、クライアン
ト、サーバー、周辺装置は、それぞれ1つの場合につい
て説明したが、これらの数に制限はない。
【0062】実施の形態に係るネットワークファイルシ
ステムのデータ転送方法は上記の如く構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。
【0063】第1の効果は、ネットワークファイルシス
テムの性能を向上できることにある。その理由は、サー
バーを介さず、周辺装置とクライアントの間で直接デー
タの転送を行うので、サーバーのCPU負荷や確保するメ
モリの大きさの影響を受けないためである。
【0064】第2の効果は、サーバーのメモリ、CPU資
源を節約できることにある。その理由は、サーバーを介
さず、周辺装置とクライアントの間で直接データの転送
を行うので、転送対象のデータをサーバーのメモリに一
時的に置く必要がなく、またこのようなメモリの確保や
解放等の処理、及び確保したメモリにデータを転送する
処理のためにCPUを使用する必要がないためである。
【0065】第3の効果は、高速な周辺装置の性能を生
かすことができる。その理由は、第1の効果によりサー
バーの負荷が低減するので、サーバーの能力に影響する
周辺装置の性能を生かすことができるからである。
【0066】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態について図面を参照して詳細に説明する。図4に
おいての周辺装置13上にある入出力対象のファイルの
データが物理的に連続した領域に書かれていない場合
で、周辺装置13がこのようなデータについて、一度に
入出力を行う能力を有しない場合について説明する。本
実施の形態は、図1と比較して、クライアント20にア
ドレス計算手段17、サーバー21に分割手段18を有
し、サーバー21において、入出力要求を複数に分割し
て行う点で異なる。なお、サーバー21のファイルシス
テム管理手段7が、S-C通信情報を受け取るまでは、図
1の場合と同じなので、これ以降について説明する。ま
た、1)周辺装置13内の指定されたファイルのデータ
をクライアント20内のメモリ上へ読み込む場合、2)
クライアント20内のメモリ上のデータを周辺装置13
へ書き込む場合について分けて説明する。
【0067】(読み込み動作) 1)周辺装置からデータを読み込む場合、ファイルシス
テム管理手段7は、入出力対象のファイルのデータが周
辺装置13上で連続しているかどうかを調べる。
【0068】連続していなかった場合、分割手段18に
よって、対象ファイルの入出力開始位置から最初にデー
タが途切れる位置までで、一旦入出力要求を周辺装置1
3へ発行する。即ち、TPT入出力情報へデータ内のオフ
セット値(最初は、0)を加え、TPT入出力情報の入出力
サイズとして、データが途切れる位置までの長さを設定
して、TPT入出力情報を入出力制御手段11に渡す。
【0069】そして、図1と同様に、サーバー21の入
出力制御手段11から拡張入出力命令を受け取った周辺
装置13の入出力制御手段14は、識別番号、データの
サイズとしてデータが途切れる位置までの長さ、データ
内のオフセット、及び読み込んだデータをクライアント
20へ送信する。データの送信が完了したらデータ送信
の完了通知をサーバー21の入出力制御手段11へ送
る。
【0070】そして、サーバー21の入出力制御手段1
1から完了通知を受けたファイルシステム管理手段7
は、分割手段18によって、今読み込みが完了したサイ
ズ分データ内のオフセットを進め、データのサイズとし
てファイル内の入出力が完了した位置から、次にデータ
が途切れる位置までの長さを設定して、再び入出力制御
手段11から拡張入出力命令を周辺装置13へ送信す
る。
【0071】この処理を最初にクライアント20から渡
された入出力サイズに達するまで行い、このサイズに達
した時点で、入出力制御手段11は、ファイルシステム
管理手段7に周辺装置13からの読み込みが完了したこ
とを通知する。
【0072】また、上記と並行して、識別番号、データ
サイズ、データ内のオフセット、及びデータを受信した
クライアント20の入出力制御手段6は、TPT入出力管
理手段5に識別番号とデータ内のオフセットを渡す。
【0073】そして、TPT入出力管理手段5は、TPT入出
力管理表16から得たアドレスをアドレス計算手段17
によってデータ内のオフセットの値分進めた値を入出力
制御手段6に渡し、入出力制御手段6は、そのメモリへ
受信したデータを格納し、TPT入出力管理手段5へメモ
リへの格納が終わったことを通知する。
【0074】この処理を周辺装置13からデータが送信
される毎に行い、TPT入出力管理手段5は、受信したデ
ータのサイズの合計値が最初にクライアント20から要
求した入出力のサイズに達した時点で、全データの受信
が完了したと解釈し、ファイルシステム管理手段2へ周
辺装置13からのデータ受信が完了したことを通知す
る。
【0075】(書き込み動作) 2)周辺装置へデータを書き込む場合、ファイルシステ
ム管理手段7は、入出力対象のファイルのデータを書き
込む領域が周辺装置13上で物理的に連続して確保され
ているかどうかを調べる。
【0076】連続していなかった場合、分割手段18に
よって、対象ファイルの入出力開始位置から最初に領域
が途切れる位置までで、一旦入出力要求を周辺装置13
へ発行する。即ち、TPT入出力情報へデータ内のオフセ
ット値(最初は、0)を加え、TPT入出力情報の入出力サ
イズとして、領域が途切れる位置までの長さを設定し
て、TPT入出力情報を入出力制御手段11に渡す。
【0077】そして、図1と同様に、サーバー21の入
出力制御手段11から拡張入出力命令を受け取った周辺
装置13の入出力制御手段14は、識別番号、データの
サイズとしてデータが途切れる位置までの長さ、データ
内のオフセットをクライアント20へ送信し、クライア
ント20からデータを受信するまで待ち合わせる。
【0078】一方、識別番号、データのサイズ、データ
内のオフセットを受け取ったクライアント20の入出力
制御手段6は、TPT入出力管理手段5に識別番号とデー
タ内のオフセットを渡す。
【0079】そして、TPT入出力管理手段5は、TPT入出
力管理表16から得たアドレスをアドレス計算手段17
によってデータ内のオフセットの値分進めた値を入出力
制御手段6に渡し、入出力制御手段6は、そのメモリの
データを周辺装置13へ送信し、送信が終了したことを
TPT入出力管理手段5へ通知する。
【0080】そして、データを受信した周辺装置13の
入出力制御手段14は、サーバー21の入出力制御手段
11へ通知する。
【0081】そして、入出力制御手段11から完了通知
を受けたファイルシステム管理手段7は、分割手段18
によって、今書き込みが完了したサイズ分データ内のオ
フセットを進め、データのサイズとしてファイル内の入
出力が完了した位置から、次に領域が途切れる位置まで
の長さを設定して、再び入出力制御手段11から拡張入
出力命令を周辺装置13へ送信する。
【0082】この処理をサーバー21から書き込み要求
が送られる毎に行い、クライアント20のTPT入出力管
理手段5は、送信したデータのサイズの合計値が最初に
クライアント20から要求した入出力のサイズに達した
時点で、全データの受信が完了したと解釈し、ファイル
システム管理手段2へ周辺装置13からのデータ受信が
完了したことを通知する。
【0083】同様に、サーバー21の入出力制御手段1
1は、最初にクライアント20から渡された入出力サイ
ズに達するまで行い、このサイズに達した時点で、ファ
イルシステム管理手段7に周辺装置13への書き込みが
完了したことを通知する。
【0084】第2の実施の形態に係るファイルシステム
の転送方法によれば、第1の実施の形態にかかるファイ
ル転送システムの効果の他に、さらに、周辺装置13が
このようなデータについて、一度に入出力を行う能力を
有しない場合にも適用できるという効果を奏する。
【0085】なお、上記構成部材の数等は上記実施の形
態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数にする
ことができる。また、各図において、同一構成要素には
同一符号を付している。
【0086】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。第1の効果は、ネット
ワークファイルシステムの性能を向上できることにあ
る。その理由は、サーバーを介さず、周辺装置とクライ
アントの間で直接データの転送を行うので、サーバーの
CPU負荷や確保するメモリの大きさの影響を受けないた
めである。
【0087】第2の効果は、サーバーのメモリ、CPU資
源を節約できることにある。その理由は、サーバーを介
さず、周辺装置とクライアントの間で直接データの転送
を行うので、転送対象のデータをサーバーのメモリに一
時的に置く必要がなく、またこのようなメモリの確保や
解放等の処理、及び確保したメモリにデータを転送する
処理のためにCPUを使用する必要がないためである。
【0088】第3の効果は、高速な周辺装置の性能を生
かすことができる。その理由は、第1の効果によりサー
バーの負荷が低減するので、サーバーの能力に影響する
周辺装置の性能を生かすことができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る、ネットワー
クファイルシステムのデータ転送方法の構成図である。
【図2】図1に示すネットワークファイルシステムのデ
ータ転送方法の読み込み動作を示す図である。
【図3】図1に示すネットワークファイルシステムのデ
ータ転送方法の書き込み動作を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るネットワーク
ファイルシステムのデータ転送方法の構成図である。
【図5】図2のステップ1、2、8、図3のステップ
1、2、8を示すフローチャートである。
【図6】図2のステップ5、図3のステップ5を示すフ
ローチャートである。
【図7】図2のステップ3、7、図3のステップ3、7
を示すフローチャートである。
【図8】図2のステップ4、6、図3のステップ4、6
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 データ転送要求 2 ファイルシステム管理手段 3 通信制御手段 4 通信制御手段 5 TPT入出力管理手段 6 入出力制御手段 7 ファイルシステム管理手段 9 通信制御手段 11 入出力制御手段 12 通信回線 13 周辺装置 14 入出力制御手段 16 TPT入出力管理表 17 アドレス計算手段 18 分割手段 20 クライアント 21 サーバー 30 交換機

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバー(21)と、周辺装置(13)
    と、クライアント(20)とを有するネットワークにお
    けるファイルシステムのデータ転送方法であって、 いずれのクライアント(20)と、いずれの周辺装置
    (13)がTPTの機能をサポートしているかをサーバー
    (21)に記憶させ、 クライアント(20)から発行されたI/O要求を周辺装
    置(13)に転送する際に、この周辺装置(13)から
    見た前記クライアント(20)のネットワーク上のアド
    レスを付加して拡張入出力命令とし、 該拡張入出力命令を受け取った前記周辺装置(13)
    は、データ転送を行う時にサーバー(21)と行うので
    はなく、クライアント(20)と直接データ転送を行う
    ことを特徴とするネットワークファイルシステムのデー
    タ転送方法。
  2. 【請求項2】 ユーザプログラムからデータ転送要求
    (1)がファイルシステム管理手段(2)に渡される
    と、ファイルシステム管理手段(2)は、データ転送要
    求先がクライアント(20)内の周辺装置か、サーバー
    (21)の管理する装置周辺かを確認し、サーバー(2
    1)の管理する周辺装置であった場合、ファイルシステ
    ム管理手段(2)は、TPT入出力管理手段(5)に対し
    て、入出力要求を一意に識別するための識別番号と、デ
    ータを転送すべきメモリのアドレスを渡し、TPT入出力
    管理手段(5)は、該アドレスをTPT入出力管理表(1
    6)に登録して、この入出力要求を保持し、 次いで、前記ファイルシステム管理手段(2)は、 a) 周辺装置(13)のディスク上のファイルのファイ
    ル名、 b) 入出力開始位置のファイル内オフセットと入出力サ
    イズ、 c) 周辺装置からの読み込みか周辺装置への書き込みで
    あるかの別、 d) クライアントの交換機経由のアドレス、 e) 識別番号 からなるサーバー/クライアント通信情報を通信制御手
    段(3)へ渡し、これをサーバー(21)へ転送するよ
    うに指示し、通信制御手段(3)からの完了通知を待ち
    合わせ、 その後、サーバー(21)はクライアント(20)から
    のサーバー/クライアント通信情報を受け取り、通信制
    御手段(9)は、サーバー/クライアント通信情報をフ
    ァイルシステム管理手段(7)に渡し、 ファイルシステム管理手段(7)は、サーバー/クライ
    アント通信情報の内容を確認し、サーバーが管理する周
    辺装置であった場合、サーバー/クライアント通信情報
    からTPT入出力情報を取りだし、入出力管理手段(1
    1)に渡して、入出力制御手段11から完了通知を受け
    取るまで待ち合わせ、 入出力制御手段(11)は、TPT入出力情報を周辺装置
    が解読できる、周辺装置(13)からクライアント(2
    0)へのアドレスという付加情報を含むため拡張入出力
    命令に変換し、該拡張入出力命令を周辺装置(13)に
    対して発行することを特徴とした請求項1記載の、ネッ
    トワークファイルシステムのデータ転送方法。
  3. 【請求項3】 周辺装置からデータを読み込む場合、
    拡張入出力命令を受け取った周辺装置(13)の入出力
    制御手段(14)は、識別番号、データのサイズ、及び
    読み込んだデータをクライアント(20)へ送信し、デ
    ータの送信が完了したらデータ送信の完了通知をサーバ
    ー(21)の入出力制御手段(11)へ送り、 次いで、識別番号、データサイズ、及びデータを受信し
    たクライアント(20)の入出力制御手段(6)は、TP
    T入出力管理手段(5)に識別番号を渡し、受信したデ
    ータを格納するクライアント(20)のメモリのアドレ
    スを問い合わせ、 TPT入出力管理手段(5)は、識別
    番号をキーにしてTPT入出力管理表(16)から該当す
    るメモリのアドレスを取り出して、入出力制御手段
    (6)に渡し、入出力制御手段(6)は、そのメモリへ
    受信したデータを格納し、TPT入出力管理手段(5)へ
    メモリへの格納が終わったことを通知し、 さらに、この通知を受け取ったTPT入出力管理手段
    (5)は、ファイルシステム管理手段(2)へ周辺装置
    (13)からのデータ受信が完了したことを通知するこ
    とにより読み込み動作を行うことを特徴とした1又は2
    に記載のネットワークファイルシステムのデータ転送方
    法。
  4. 【請求項4】 周辺装置(13)へデータを書き込む場
    合、拡張入出力命令を受け取った周辺装置(13)の入
    出力制御手段(14)は、識別番号、及びデータのサイ
    ズをクライアント(20)へ送信し、クライアント(2
    0)からデータを受信するまで待ち合わせ、 識別番号とデータサイズを受け取ったクライアント(2
    0)の入出力制御手段(6)は、TPT入出力管理手段
    (5)に識別番号を渡し、送信するデータが格納されて
    いるクライアント(20)のメモリのアドレスを問い合
    わせ、 TPT入出力管理手段(5)は、識別番号をキーにしてTPT
    入出力管理表(16)から該当する送信元のメモリのア
    ドレスを取り出して入出力制御手段(6)に渡し、入出
    力制御手段(6)は、そのメモリのデータを周辺装置
    (13)へ送信し、送信が終了したことをTPT入出力管
    理手段(5)へ通知し、 さらに、この通知を受け取ったTPT入出力管理手段
    (5)は、ファイルシステム管理手段(2)へ周辺装置
    (13)へのデータ送信が完了したことを通知し そして、データを受信した周辺装置(13)の入出力制
    御手段(14)は、サーバー(21)の入出力制御手段
    (11)へ通知することを特徴とした、請求項1乃至3
    のいずれかに記載のネットワークファイルシステムのデ
    ータ転送方法。
  5. 【請求項5】 前記読み込み動作及び書き込み動作の
    後、周辺装置(13)から完了通知を受け取った入出力
    制御手段(11)は、周辺装置(13)との該当する入
    出力要求の完了をファイルシステム管理手段(7)に通
    知し、 完了通知を受け取ったファイルシステム管理手段(7)
    は、通信制御手段(9)を介して、入出力要求の完了を
    クライアント(20)へ通知し、 クライアント(20)の通信制御手段(3)は、サーバ
    ー(21)からの完了通知を受け取ると、それが待ち合
    わせている入出力要求であれば、ファイルシステム管理
    手段(2)に完了を通知し、 ファイルシステム管理手段(2)は、TPT入出力管理手
    段(5)からの完了通知を受け取っていれば、データ転
    送要求(1)の完了をユーザプログラムへ通知すること
    により書き込み動作を行うことを特徴とした、請求項1
    乃至4のいずれかに記載のネットワークファイルシステ
    ムのデータ転送方法。
  6. 【請求項6】 前記読み込み動作及び前記書き込み動作
    の後、周辺装置(13)から完了通知を受け取った入出
    力制御手段(11)は、周辺装置(13)との該当する
    入出力要求の完了をファイルシステム管理手段7に通知
    し、 完了通知を受け取ったファイルシステム管理手段(7)
    は、通信制御手段(9)を介して、入出力要求の完了を
    クライアント(20)へ通知し、 クライアント(20)の通信制御手段(3)は、サーバ
    ー(21)からの完了通知を受け取ると、それが待ち合
    わせている入出力要求であれば、ファイルシステム管理
    手段(2)に完了を通知し、 ファイルシステム管理手段(2)は、TPT入出力管理手
    段(5)からの完了通知を受け取っていれば、データ転
    送要求(1)の完了をユーザプログラムへ通知すること
    を特徴とした、請求項1乃至4のいずれかに記載のネッ
    トワークファイルシステムのデータ転送方法。
  7. 【請求項7】 周辺装置(13)からデータを読み込
    む場合、ファイルシステム管理手段(7)は、入出力対
    象のファイルのデータが周辺装置(13)上で連続して
    いるかどうかを調べ、 連続していなかった場合、分割手段(18)によって、
    対象ファイルの入出力開始位置から最初にデータが途切
    れる位置までで、一旦入出力要求を周辺装置(13)へ
    発行し、 サーバー(21)の入出力制御手段(11)から拡張入
    出力命令を受け取った周辺装置(13)の入出力制御手
    段(14)は、識別番号、データのサイズとしてデータ
    が途切れる位置までの長さ、データ内のオフセット、及
    び読み込んだデータをクライアント(20)へ送信し、 データの送信が完了したらデータ送信の完了通知をサー
    バー(21)の入出力制御手段(11)へ送り、 サーバー(21)の入出力制御手段(11)から完了通
    知を受けたファイルシステム管理手段(7)は、分割手
    段(18)によって、今読み込みが完了したサイズ分デ
    ータ内のオフセットを進め、データのサイズとしてファ
    イル内の入出力が完了した位置から、次にデータが途切
    れる位置までの長さを設定して、再び入出力制御手段
    (11)から拡張入出力命令を周辺装置(13)へ送信
    し、この処理を最初にクライアント(20)から渡され
    た入出力サイズに達するまで行い、このサイズに達した
    時点で、入出力制御手段(11)は、ファイルシステム
    管理手段(7)に周辺装置(13)からの読み込みが完
    了したことを通知し、上記処理と並行して、識別番号、
    データサイズ、データ内のオフセット、及びデータを受
    信したクライアント(20)の入出力制御手段(6)
    は、TPT入出力管理手段5に識別番号とデータ内のオフ
    セットを渡し、 TPT入出力管理手段(5)は、TPT入出力管理表(16)
    から得たアドレスをアドレス計算手段(17)によって
    データ内のオフセットの値分進めた値を入出力制御手段
    (6)に渡し、入出力制御手段(6)は、そのメモリへ
    受信したデータを格納し、TPT入出力管理手段(5)へ
    メモリへの格納が終わったことを通知し、 この処理を
    周辺装置(13)からデータが送信される毎に行い、TP
    T入出力管理手段(5)は、受信したデータのサイズの
    合計値が最初にクライアント(20)から要求した入出
    力のサイズに達した時点で、全データの受信が完了した
    と解釈し、ファイルシステム管理手段(2)へ周辺装置
    (13)からのデータ受信が完了したことを通知するこ
    とにより読み込み動作を行うことを特徴とした、請求項
    1乃至6のいずれかに記載のネットワークファイルシス
    テムのデータ転送方法。
  8. 【請求項8】 周辺装置へデータを書き込む場合、ファ
    イルシステム管理手段(7)は、入出力対象のファイル
    のデータを書き込む領域が周辺装置(13)上で物理的
    に連続して確保されているかどうかを調べ、 連続していなかった場合、分割手段(18)によって、
    対象ファイルの入出力開始位置から最初に領域が途切れ
    る位置までで、一旦入出力要求を周辺装置(13)へ発
    行し、 TPT入出力情報へデータ内のオフセット値(最初は、0)
    を加え、TPT入出力情報の入出力サイズとして、領域が
    途切れる位置までの長さを設定して、TPT入出力情報を
    入出力制御手段(11)に渡し、 サーバー(21)の入出力制御手段(11)から拡張入
    出力命令を受け取った周辺装置(13)の入出力制御手
    段(14)は、識別番号、データのサイズとしてデータ
    が途切れる位置までの長さ、データ内のオフセットをク
    ライアント(20)へ送信し、クライアント(20)か
    らデータを受信するまで待ち合わせ、一方、識別番号、
    データのサイズ、データ内のオフセットを受け取ったク
    ライアント(20)の入出力制御手段(6)は、TPT入
    出力管理手段(5)に識別番号とデータ内のオフセット
    を渡し、 TPT入出力管理手段5は、TPT入出力管理表(16)から
    得たアドレスをアドレス計算手段(17)によってデー
    タ内のオフセットの値分進めた値を入出力制御手段
    (6)に渡し、入出力制御手段(6)は、そのメモリの
    データを周辺装置(13)へ送信し、送信が終了したこ
    とをTPT入出力管理手段(5)へ通知し、 データを受信した周辺装置(13)の入出力制御手段
    (14)は、サーバー(21)の入出力制御手段(1
    1)へ通知し、 入出力制御手段(11)から完了通知を受けたファイル
    システム管理手段(7)は、分割手段(18)によっ
    て、今書き込みが完了したサイズ分データ内のオフセッ
    トを進め、データのサイズとしてファイル内の入出力が
    完了した位置から、次に領域が途切れる位置までの長さ
    を設定して、再び入出力制御手段(11)から拡張入出
    力命令を周辺装置(13)へ送信し、 この処理をサーバー(21)から書き込み要求が送られ
    る毎に行い、クライアント(20)のTPT入出力管理手
    段(5)は、送信したデータのサイズの合計値が最初に
    クライアント(20)から要求した入出力のサイズに達
    した時点で、全データの受信が完了したと解釈し、ファ
    イルシステム管理手段(2)へ周辺装置(13)からの
    データ受信が完了したことを通知し、 同様に、サーバー(21)の入出力制御手段(11)
    は、最初にクライアント(20)から渡された入出力サ
    イズに達するまで行い、このサイズに達した時点で、フ
    ァイルシステム管理手段(7)に周辺装置(13)への
    書き込みが完了したことを通知することを特徴とした、
    請求項1乃至7のいずれかに記載のネットワークファイ
    ルシステムのデータ転送方法。
  9. 【請求項9】 サーバー(21)と、周辺装置(13)
    と、クライアント(20)とが互いに接続されたネット
    ワークであって、 クライアント(20)は、ファイルシステム管理手段
    (2)と、通信制御手段(3)と、TPT入出力管理手段
    (5)と、入出力制御手段(6)と、TPT入出力管理表
    (16)を備え、 ファイルシステム管理手段(2)は、データ転送要求が
    ユーザプログラムから渡されると、前記周辺装置(1
    3)に存在するファイルのファイル名、I/O開始位置の
    ファイル内オフセットとI/Oサイズ、周辺装置(13)
    からの読み込みか周辺装置への書き込みであるかの別、
    クライアントの交換機経由のアドレス、及び識別番号を
    有するサーバー/クライアント通信情報を受け取り、こ
    れらの情報をサーバー(21)へ転送するために、通信
    制御手段(3)へ通知し、通信制御手段3からの完了通
    知を待ち合わせ、通信制御手段(3)とTPT入出力管理
    手段(5)から完了通知を受け取ったら、データ転送要
    求(1)の完了をユーザプログラムに通知し、 前記入出力制御手段(6)は、前記周辺装置(13)か
    ら識別番号及びデータを受け取ったとき、TPT入出力管
    理手段(5)に問い合わせ、該当する識別番号があれ
    ば、データのメモリへの転送、またはメモリ上のデータ
    を周辺装置(13)へ転送し、 TPT入出力管理手段(5)は、TPT入出力管理表(16)
    への登録、与えられた識別番号に対応するメモリアドレ
    スの入出力制御手段(6)への通知、及びファイルシス
    テム管理手段(2)への完了通知を行い、 前記サーバー(21)は、ファイルシステム管理手段
    (7)と、通信制御手段(9)と、入出力制御手段(1
    1)とを備え、 前記ファイルシステム管理手段(7)は、通信制御手段
    (9)から渡されたサーバー/クライアント通信情報か
    ら識別番号、ファイル名、I/O開始位置のファイル内オ
    フセットとI/Oサイズ、周辺装置(13)からの読み込
    みか周辺装置(13)への書き込みであるかの別、及び
    クライアントの交換機経由のアドレスを有するTPT入出
    力情報を入出力制御手段(11)に渡し、入出力制御手
    段(11)からの完了通知を待ち合わせ、 通信制御手段(9)は、クライアントから受け取ったサ
    ーバー/クライアント通信情報を、ファイルシステム管
    理手段(7)へ渡し、このファイルシステム管理手段
    (7)からの入出力要求の完了通知をクライアント(2
    0)へ通知し、 前記入出力制御手段(11)は、ファイルシステム管理
    手段(7)から受け取ったTPT入出力情報を元に周辺装
    置が解読できる命令に変換し、周辺装置(13)へ発行
    し、この周辺装置(13)からの入出力要求の完了通知
    をファイルシステム管理手段(7)へ通知し、 周辺装置(13)は、入出力制御手段(11)から受け
    取った情報に基づいて、識別番号または識別番号とデー
    タを入出力制御手段(6)に送り、クライアント(2
    0)への送信またはクライアント(20)からのデータ
    の受信が終了するとサーバー(21)へ完了通知を行う
    入出力制御手段(14)を備えていることを特徴とする
    ネットワーク。
  10. 【請求項10】 クライアント(20)は、対象ファイ
    ルの入出力開始位置から最初にデータが途切れる位置ま
    でで、一旦入出力要求を前記周辺装置(13)へ発行す
    る分割手段(18)と、データ内のオフセットの値分進
    めた値を計算するアドレス計算手段とを有することを特
    徴とした請求項9記載のネットワーク。
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