JP2984594B2 - マルチクラスタ情報処理システム - Google Patents

マルチクラスタ情報処理システム

Info

Publication number
JP2984594B2
JP2984594B2 JP8036892A JP3689296A JP2984594B2 JP 2984594 B2 JP2984594 B2 JP 2984594B2 JP 8036892 A JP8036892 A JP 8036892A JP 3689296 A JP3689296 A JP 3689296A JP 2984594 B2 JP2984594 B2 JP 2984594B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
cluster
transfer
parameter
clusters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8036892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09231188A (ja
Inventor
聡 神宮寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Computertechno Ltd
Original Assignee
NEC Computertechno Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Computertechno Ltd filed Critical NEC Computertechno Ltd
Priority to JP8036892A priority Critical patent/JP2984594B2/ja
Publication of JPH09231188A publication Critical patent/JPH09231188A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2984594B2 publication Critical patent/JP2984594B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のクラスター
を含む情報処理システムに関し、特に、クラスター間の
データ転送を制御する手段を含む情報処理システムに関
する。
【従来の技術】複数のクラスターを含む情報処理システ
ムの従来技術の一例は、カイ・ワン著、1993年マグ
ロウ・ヒル社刊行「アドバンスド・コンピュータ・アー
キテクチャ」(Kai Hwang, "Advanced Computer Archit
ecture", 1993, McGraw-Hill Inc, New York)第336
頁第7.4図に開示されている(以下従来技術1)。こ
の従来技術では、1つのクラスターは、複数のプロセッ
サーPと、1つのメインメモリMMと、これらを接続す
るクラスターバスを含む。1つの情報処理システムは、
複数のクラスターを含む。各クラスターのクラスターバ
スは、グローバルバスで接続されている。
【0001】このような情報処理システムにおける、1
つのクラスタから他の複数のクラスタへのデータ転送
は、以下のステップにより実現される。この例では、情
報処理システムは、クラスタ#0〜クラスタ#(N−
1)を有する。クラスタ#0は、メインメモリMM#
0、および、プロセッサ#0−0〜プロセッサ0−nを
有する。プロセッサ#0−0の要求により、メインメモ
リMM#0内のデータDが、クラスタ#1〜クラスタ#
(N−1)へ転送される。
【0002】第1のステップにおいて、プロセッサ#0
−0は、メインメモリMM#0から、データDを読み出
す。第1のステップに要する時間は、Taである。
【0003】第2のステップにおいて、プロセッサ#0
−0は、クラスタバスおよびグローバルバスを介して、
データDをクラスタ#1に送信する。プロセッサ#0−
0は、クラスタ#1からの受信終了通知を待つ。第2の
ステップに要する時間は、Tbである。
【0004】図1を参照すると、第1および第2のステ
ップを繰り返すことにより、クラスタ#2〜クラスタ#
(N−1)へデータDが転送される。データの転送に要
する時間の合計Tは、T=(Ta+Tb)×(N−1)
である。
【0005】上述の従来技術の他にも、次のような技術
が知られている。
【0006】1993年8月2日発行の「アイトリプル
イー(IEEE)1696 92−アイトリプルイー・
スタンダード・フォー・スケーラブル・コーヒレント・
インターフェイス(IEEE Standard fo
r Scalable Coherent Inter
face)」第23、24、および、71頁には、リン
グレット(ringlet)タイプの伝送経路を有する
情報処理システムにおけるブロードキャスト技術が開示
されている(以下「従来技術2」)。この技術でも、N
−1個のクラスタにデータを転送するのに要する時間
は、(Ta+Tb)×(N−1)である。
【0007】特開平4−287153号公報には、クラ
スタ間ネットワークとは別に放送(ブロードキャスト)
型通信バスを設ける技術が記載されている(以下「従来
技術3」)。
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
以下のような問題があった。
【0008】従来技術1では、転送データがメインメモ
リから繰り返し読み出されるため、データ転送に長時間
を要する。
【0009】従来技術2では、転送先クラスタへのデー
タ転送路中に他のクラスタが介在するため、転送速度が
遅い。
【0010】従来技術3では、放送(ブロードキャス
ト)型通信バスを別に設けるため、ハードウェア量が増
大する。
【0011】さらに、プロセッサが直接データを受け取
るシステムでは、データ転送のたびにプロセッサの処理
が中断されるという問題があった。
【0012】このような問題に鑑み、本発明の目的の1
つは、短時間でデータを複数のクラスタにブロードキャ
ストすることにある。
【0013】本発明の他の目的は、ブロードキャストに
伴うメインメモリからのデータの読み出しの回数を減ら
すことにある。
【0014】本発明の他の目的は、複数のクラスタに同
時にデータを転送することにある。
【0015】本発明の他の目的は、他のクラスタを介さ
ずに、転送先クラスタにデータを転送することにある。
【0016】本発明の他の目的は、ハードウエア量の増
大を伴うことなく、上述の目的を達成することにある。
【課題を解決するための手段】以上の問題に鑑み、本発
明のマルチクラスタ情報処理システムは、複数のクラス
タとこれら複数のクラスタを接続するクラスタ間接続手
段とを含むマルチクラスタ情報処理システムにおいて、
前記複数のクラスタの各々が、複数のプロセッサと、前
記複数のプロセッサからアクセスされる共有メモリと、
前記複数のプロセッサと前記共有メモリとを接続するク
ラスタ内接続手段と、他のクラスタへ転送されるべき転
送データを保持するデータ保持手段と、前記複数のプロ
セッサの少なくとも1つが複数の転送先クラスタへのデ
ータ転送を要求しているときに前記共有メモリから転送
データを読み出して前記データ保持手段に格納する転送
データ読出手段と、前記データ保持手段に格納されたデ
ータを前記クロスバネットワークを介して前記複数の転
送先クラスタの各々に順次転送するデータ転送手段とを
含む。
【0017】別の実施態様では、本発明のマルチクラス
タ情報処理システムは、複数のクラスタとこれら複数の
クラスタを接続するクラスタ間接続手段とを含むマルチ
クラスタ情報処理システムにおいて、前記クラスタ間接
続手段が、前記複数のクラスタの1つから受信した転送
データを格納するデータ保持格納手段と、前記転送デー
タを複数の転送先クラスタに同時に送出するデータ転送
手段とを含む。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施例につ
いて図面を参照して説明する。
【0019】図2を参照すると、本実施例による情報処
理システムは、クラスタ#1〜クラスタ#3と、これら
のクラスタを接続するクラスタ間クロスバネットワーク
60とを含む。クラスタ#1は、N個の演算処理装置2
1〜2Nと、これらの全ての演算処理装置21〜2Nに
より共有される共有メモリ3と、クラスタ間のデータ転
送を制御するデータ転送制御装置5とを含む。演算処理
装置21〜2N、共有メモリ3、および、データ転送制
御装置5は、ローカルネットワーク4で接続される。
【0020】図2を参照すると、データ転送制御装置5
は、命令解読手段51と、転送制御手段52と、共有メ
モリアクセス手段53と、データ転送制御手段54とを
含む。共有メモリアクセス手段53は、ローカルネット
ワーク4を介して、共有メモリ3への読み出しおよび書
き込みを実行する。命令解読手段51は、演算処理装置
21〜2Nが発行した命令を解読する。この命令がブロ
ードキャスト命令であったとき、命令解読手段51は、
転送制御手段52に対してブロードキャスト転送の実行
を指示する。データ転送制御手段54は、他のクラスタ
へのデータ転送を実行する。データ転送制御手段54
は、データ保持手段541を含む。データ保持手段54
1は、共有メモリ3から読み出されたデータを一時的に
保持する。データ保持手段541が一時的にデータを保
持するため、共有メモリ3からのデータの読み出しは、
一度で済む。
【0021】転送制御手段52は、命令解読手段51、
共有メモリアクセス手段53、および、データ転送制御
手段54を制御する。
【0022】図3を参照すると、データ転送制御手段5
4は、データ保持手段541と、パラメータ保持手段5
42と、制御手段543と、データ転送手段544と、
ブロードキャスト終了監視手段545と、共有メモリア
クセス終了監視手段546と、命令解読手段547と、
データ格納手段548とを含む。共有メモリアクセス終
了監視手段546は、共有メモリ3へのアクセスが終了
したか否かを検知する。パラメータ保持手段542は、
ブロードキャストを行うときに必要なパラメータを格納
する。データ転送手段544は、データ保持手段541
およびパラメータ保持手段542に格納された情報を、
クロスバネットワーク60を介して他のクラスタに転送
する。データ格納手段548は、クロスバネットワーク
60から取り込まれた情報を格納する。命令解読手段5
47は、データ格納手段548に格納された情報が、ブ
ロードキャスト命令を指示しているか否かを判定する。
ブロードキャスト終了監視手段545は、全てのクラス
タから終了報告を受けたか否かを判定する。
【0023】図4を参照すると、パラメータは、V、
F、R/W、LC#、RC#、ADD、LENGTHの
7つのフィールドを含む。Vフィールドは、有効ビット
である。R/Wフィールドは、転送先クラスタのリード
/ライト指定を示す情報を格納する。LC#フィールド
は、転送元クラスタ番号を格納する。RC#フィールド
は、転送先クラスタ番号を格納する。Fフィールドは、
対応するデータが最後のデータであることを示す情報を
格納する。ADDフィールドは、転送先クラスタの仮想
アドレスを格納する。ADDフィールドで示されるアド
レスから、転送データが格納される。LENGTHフィ
ールドは、転送されるデータの長さと、一度に転送でき
るデータの長さを格納する。
【0024】図5を参照すると、パラメータ保持手段5
42は、セレクタ5420、レジスタ5421、パラメ
ータバッファ5422、更新手段5423、および、ア
ドレスポインタ5424を含む。セレクタ5420は、
制御手段543から受信したパラメータと、更新手段5
423が出力したパラメータのうちの一方を選択する。
選択されたパラメータは、レジスタ5421に格納され
る。レジスタ5421に格納されたパラメータは、パラ
メータバッファ5422に格納される。パラメータバッ
ファ5422は、複数のパラメータを格納する。パラメ
ータバッファ5422中のパラメータのうち、アドレス
ポインタ5424で指定されたものがパラメータバッフ
ァ5422から出力される。パラメータバッファ542
2から出力されたパラメータは、データ保持手段541
および更新手段5423に供給される。複数のクラスタ
にデータが送出されるときは、送出先のクラスタの各々
に対応した複数のパラメータが生成される。
【0025】更新手段5423は、パラメータの内容を
更新する。更新されたパラメータは、セレクタ542
0、および、レジスタ5421を介して、再びパラメー
タバッファ5422に格納される。更新手段5423
は、転送データが複数のデータブロックに分割されたと
きに、各々のデータブロックに対するパラメータを生成
する。長いデータが転送されるとき、所定のデータ長を
有する複数のデータブロックに分割される。この所定の
データ長は、パラメータのLENGTHフィールドに格
納されている。データブロックは、1つづつ、クロスバ
ネットワーク60に送出される。更新手段5423は、
パラメータのADDフィールドにこの所定のデータ長を
加算することにより、次のデータブロックに対応するパ
ラメータを生成する。最後のデータブロックに対応する
パラメータのFフィールドには、”1”が設定される。
【0026】図6を参照すると、データ保持手段541
は、レジスタ5411、データバッファ5412、セレ
クタ5413、レジスタ5414、および、アドレスポ
インタ5415を含む。データ保持手段541は、複数
のデータバッファ5412を含んでも良い。複数のデー
タバッファ5412を用意することにより、データ保持
手段541へのデータの格納と、データ保持手段541
からのデータの読み出しを同時に行うことができる。本
実施例では、データ保持手段541は、3つのデータバ
ッファ5412を含む。
【0027】制御手段543から受信したデータは、レ
ジスタ5411を介してデータバッファ5412に格納
される。データバッファ5412内のデータのうち、ア
ドレスポインタ5415で指定されるものがレジスタ5
414に格納される。レジスタ5414に格納されたデ
ータは、データ転送手段544に出力される。また、パ
ラメータ保持手段542から受信したパラメータも、デ
ータ転送手段544に出力される。
【0028】次に、本実施例の動作について図面を参照
して説明する。なお、以下の動作のうち、ステップ1〜
10および19〜24はクラスタ#1が、ステップ11
はクロスバネットワーク60が、ステップ12〜18は
クラスタ#2が、それぞれ実行する。
【0029】図7および図8を参照すると、ステップ1
において、クラスタ#1の演算処理装置21がブロード
キャスト命令を発行する。
【0030】ステップ2において、この命令がブロード
キャスト命令か否かを、命令解読手段51が判定する。
発行された命令がブロードキャスト命令の時、ステップ
3が実行される。
【0031】ステップ3において、転送制御手段52が
共有メモリアクセス手段53に対して、パラメータの取
得を指示する。共有メモリアクセス手段53は、共有メ
モリ3および演算処理装置21から、パラメータの生成
に必要な情報を取得する。共有メモリアクセス手段53
は、取得した情報を基にパラメータを生成する。
【0032】ステップ4において、共有メモリアクセス
手段53は、生成したパラメータを、パラメータ保持手
段542に格納する。
【0033】ステップ5において、転送制御手段52
は、全てのパラメータがパラメータ保持手段542に設
定されたか否かを判定する。パラメータ保持手段542
には、転送先のクラスタの各々に対応したパラメータが
設定されなくてはならない。本実施例では、クラスタ#
2およびクラスタ#3に対応する2つのパラメータが設
定される。全てのパラメータの設定が終了した時には、
ステップ6が実行される。それ以外の時には、ステップ
3〜4が再び実行される。
【0034】ステップ6において、転送制御手段52
は、共有メモリアクセス手段53に対し、転送されるべ
きデータの取得を指示する。この指示に応じて、共有メ
モリアクセス手段53は、共有メモリ3から転送される
べきデータを取得する。
【0035】ステップ7において、共有メモリアクセス
手段53は、取得したデータをデータ保持手段541に
格納する。
【0036】ステップ8において、転送制御手段52
は、全てのデータの格納が終了したか否かを判定する。
全てのデータの格納が終了したとき、ステップ9が実行
される。それ以外の時、ステップ6および7が再び実行
される。
【0037】ステップ6〜8は、1回のブロードキャス
トに対して1回しか実行されない。
【0038】ステップ9において、制御手段543が、
送信すべきパラメータおよびデータを、パラメータ保持
手段542およびパラメータ保持手段542から、それ
ぞれ読み出す。読み出されたデータは、データ転送手段
544に送出される。
【0039】図7および図9を参照すると、ステップ1
0において、データ転送手段544が、パラメータおよ
びデータをクロスバネットワーク60に送出する。さら
に、データが複数のデータブロックに分割されていると
きは、更新手段5423は、上述の手続きに従って、次
に送信されるべきデータブロックのパラメータを生成す
る。生成されたパラメータは、パラメータバッファ54
22に設定される。
【0040】ステップ11において、クロスバネットワ
ーク60が、パラメータ中のRC#フィールドで指定さ
れるクラスタに、パラメータとデータを送出する。ここ
では、パラメータおよびデータは、まずクラスタ#2に
送出されるとする。その後、パラメータおよびデータ
は、クラスタ#3に送出される。
【0041】ステップ12において、クラスタ#2のデ
ータ格納手段548が、パラメータおよびデータを受信
し、この中に格納する。
【0042】ステップ13において、命令解読手段54
7が、受信したパラメータのR/Wフィールドの内容を
判定する。R/Wフィールドが格納を指示していると
き、ステップ14が実行される。
【0043】ステップ14において、制御手段543
が、転送制御手段52に対して、データの格納を指示す
る。この指示に応じて、転送制御手段52は、データ格
納手段548内のデータを共有メモリ3に格納する。格
納位置は、パラメータのADDフィールドで示されるア
ドレスである。
【0044】ステップ15において、共有メモリアクセ
ス終了監視手段546が、パラメータのFフィールドお
よびLC#フィールドの内容を保持する。
【0045】ステップ16において、転送制御手段52
が、データの格納の終了を共有メモリアクセス終了監視
手段546に通知する。
【0046】ステップ17において、共有メモリアクセ
ス終了監視手段546が、データ転送の終了を判定す
る。ステップ13および14で格納されたデータブロッ
クに対応するパラメータのFフィールドが”1”に設定
されているとき、ステップ18が実行される。これ以外
とき、ステップ12〜16が、後続のデータブロックに
対して実行される。
【0047】ステップ18において、共有メモリアクセ
ス終了監視手段546が転送元クラスターに対して、デ
ータ転送の終了を報告する。転送元クラスターは、パラ
メータのLC#フィールドで示される。この場合、転送
元クラスタは、クラスタ#1である。
【0048】ステップ19において、クラスタ#2から
送出された終了通知情報は、クロスバネットワーク60
を介して、クラスタ#1のデータ格納手段548の中へ
格納される。
【0049】図7および図10を参照すると、ステップ
20において、命令解読手段547が、データ格納手段
548内の情報が終了通知情報か否かを判定する。これ
が終了通知情報のとき、ステップ21が実行される。
【0050】ステップ21において、命令解読手段54
7は、ブロードキャスト終了監視手段545に、クラス
タ#2へのデータ転送が終了したことを通知する。
【0051】ステップ22において、転送が終了したク
ラスタに対応するパラメータがパラメータ保持手段54
2から削除される。
【0052】ステップ23において、ブロードキャスト
終了監視手段545は、全てのクラスタへの転送が終了
したか否かを判定する。具体的には、全てのクラスタか
ら終了報告を受けたか否かを判定する。全てのクラスタ
への転送が終了したとき、ステップ24が実行される。
それ以外のとき、未だデータが転送されていないクラス
タに対して、ステップ9〜23が繰り返し実行される。
このとき、ステップ3〜8は、繰り返されない。これ
は、共有メモリ3からのデータの読み出しが、1回しか
行われないことを意味する。
【0053】ステップ24において、制御手段543
は、データ保持手段541を解放する。さらに、制御手
段543は、演算処理装置21に対しブロードキャスト
の終了を通知する。
【0054】このように、第1の実施例では、ブロード
キャストされるべきデータは、共有メモリ3から読み出
されて、データ保持手段541に格納される。このデー
タを複数のクラスタへ送出するときには、共有メモリ3
の代わりに、データ保持手段541からデータが読み出
される。共有メモリ3からのデータの読み出しは、1回
のみに限られる。
【0055】図11を参照すると、N−1個の転送先ク
ラスタに対しブロードキャスト命令を実行した際に要す
る全時間をT1とし、共有メモリ3からデータを読み出
すのに要する時間をTa1、読み出された転送データが
ある1つのクラスタ内の共有メモリに書き込まれるまで
に要する時間をTb1とすると、T1 =Ta1+Tb
1×(N−1)である。時間Ta1は、クラスタ#1へ
の転送のときに、一度要するだけである。他のクラスタ
への転送ではデータ保持手段541に格納されたデータ
が送出されるので、時間Ta1はかからない。このよう
に、第1の実施例によると、従来の情報処理システムよ
りも短い時間で、データをブロードキャストできる。
【0056】なお、上述の実施例において、パラメータ
に転送の種別を示すフィールドを設けても良い。転送の
種別として、少なくとも、2点間転送およびブロードキ
ャスト転送がある。
【0057】次に、本発明の第2の実施例について図面
を参照して説明する。
【0058】図12を参照すると、本発明の第2の実施
例では、第1の実施例のデータ転送制御装置5に代わ
り、データ転送制御装置7が各クラスタ内に設けられて
いる。さらに、ブロードキャスト手段8がクロスバネッ
トワーク60に設けられている。
【0059】図13を参照すると、データ転送制御装置
7は、命令解読手段71と、転送制御手段72と、共有
メモリアクセス手段73と、データ転送制御手段74と
を含む。共有メモリアクセス手段73は、ローカルネッ
トワーク4を介して、ローカルネットワーク4を介し
て、供給メモリ3への読み出しおよび書き込みを実行す
る。命令解読手段71は、演算処理装置21〜2Nが発
行した命令をローカルネットワーク4を介して受信し、
これを解読する。この命令がブロードキャスト命令であ
ったとき、命令解読手段71は、転送制御手段72に対
してブロードキャストの実行を指示する。データ転送制
御手段74は、他のクラスタへデータを転送する。転送
制御手段72は、命令解読手段71、共有メモリアクセ
ス手段73、および、データ転送制御手段74の動作を
制御する。
【0060】データ転送制御手段74は、制御手段74
3と、データ転送手段744と、共有メモリアクセス終
了監視手段746と、命令解読手段747と、データ格
納手段748とを含む。共有メモリアクセス終了監視手
段746は、共有メモリ3へのアクセスが完了したこと
を検知する。命令解読手段747は、データ格納手段7
48に格納された情報の種別を判定する。データ格納手
段748は、クロスバネットワーク60からデータを取
得し、格納する。データ転送手段744は、共有メモリ
3から読み出されたデータをクロスバネットワーク60
に送出する。
【0061】図14を参照すると、ブロードキャスト手
段8は、データ転送制御装置81〜83を含む。データ
転送制御装置81〜83は、クラスタ#1〜クラスタ#
3に、それぞれ対応する。ブロードキャスト手段8は、
さらに、調停手段84および転送手段85を含む。調停
手段84は、クラスタ#1〜クラスタ#3からの競合す
る複数の転送要求を調停する。転送手段85は、調停手
段84で選択された転送要求に応じて、データを転送先
のクラスタに送出する。
【0062】データ転送制御装置81は、データ格納手
段811と、命令解読手段812と、制御手段813
と、データ転送手段814とを含む。データ格納手段8
11は、ブロードキャストされるべきデータを一時保持
する。このデータは、対応するクラスタから受信する。
命令解読手段812は、対応するクラスタから受信した
情報の種別を判定する。情報の種別として、少なくと
も、パラメータとデータとがある。データ転送手段81
4は、対応するクラスタから受信したデータを送信先の
クラスタに転送する。制御手段813は、データ格納手
段811、命令解読手段812、および、データ転送手
段814の動作を制御する。
【0063】データ転送手段814は、ブロードキャス
ト制御手段8141、ブロードキャスト終了監視手段8
142、データ保持手段8143、および、パラメータ
保持手段8144を含む。データ保持手段8143は、
対応するクラスタから受信したデータを保持する。パラ
メータ保持手段8144は、対応するクラスタから受信
したパラメータを保持する。ブロードキャスト終了監視
手段8142は、ブロードキャストの終了を監視し、ブ
ロードキャストが終了したときに、終了通知を対応する
クラスタに送出する。
【0064】図15を参照すると、パラメータ保持手段
8144は、パラメータ保持手段8145および814
6を含む。パラメータ保持手段8145および8146
は、クラスタ#2およびクラスタ#3に対応するパラメ
ータを格納する。パラメータ保持手段8145およびパ
ラメータ保持手段8146の構造は、図5に示されるパ
ラメータ保持手段542のものと実質的に同じである。
データ保持手段8143の構造は、図6に示されるデー
タ保持手段541のものと実質的に同じである。
【0065】図16を参照すると、調停手段84は、第
1の調停手段841、第2の調停手段842、第3の調
停手段843、および、許可信号生成手段844を含
む。第1の調停手段841は、2点間通信(ポイント・
ツー・ポイント通信)間を調停する。
【0066】第1の調停手段841は、クラスタ#1〜
クラスタ#3から2点間通信の要求および転送先を受信
する。第1の調停手段841は、あらかじめ定められた
優先度に従い、これらの要求のうち1つを選択する。選
択された要求は、許可信号生成手段844に通知され
る。
【0067】第2の調停手段842は、2点間通信とブ
ロードキャスト通信要求間を調停する。第2の調停手段
842は、クラスタ#1〜#3から、2点間通信要求お
よびブロードキャスト要求を受信する。第2の調停手段
842は、あらかじめ定められた優先度に従って、これ
らの要求のうち1つを選択する。2点間通信とブロード
キャスト通信のいずれを優先させるかは、設計者の自由
である。調停の結果は、許可信号生成手段844に通知
される。
【0068】第3の調停手段843は、ブロードキャス
ト通信要求間を調停する。第3の調停手段843は、ク
ラスタ#1〜クラスタ#3からのブロードキャスト通信
要求を受信する。第3の調停手段843は、あらかじめ
定められた優先度に従い、これらの要求のうち1つを選
択する。調停の結果は、許可信号生成手段844に通知
される。
【0069】許可信号生成手段844は、第1〜第3の
調停手段841〜843から通知された情報に基づい
て、データ転送が許可されたクラスタに許可信号を送出
する。
【0070】次に、第2の実施例の動作について図面を
参照して説明する。この動作例では、クラスタ#1の演
算処理装置21が、クラスタ#2およびクラスタ#3へ
のブロードキャストを要求する。
【0071】図17および図21を参照すると、ステッ
プ1において、クラスタ#1の演算処理装置21が、ブ
ロードキャスト命令を発行する。
【0072】ステップ2において、命令解読手段71
が、演算処理装置21が発行した命令を解読する。この
命令が、ブロードキャスト命令のとき、ステップ3が実
行される。
【0073】ステップ3において、転送制御手段72
が、共有メモリアクセス手段73に、ブロードキャスト
すべきデータのパラメータの取得を指示する。この指示
に応じて、共有メモリアクセス手段73は、共有メモリ
3および演算処理装置21から情報を取得する。この情
報に基づいて、共有メモリアクセス手段73は、パラメ
ータを生成する。生成されたパラメータは、データ転送
手段744により、クロスバネットワーク60に送出さ
れる。パラメータは、転送先のクラスタごとに生成され
る。本動作例では、クラスタ#2およびクラスタ#3に
対応した2つのパラメータが生成される。
【0074】図18を参照すると、ステップ3において
送出されるパラメータは、V、CMD、LC#、RC
#、ADD、LENGTHの6つのフィールドを含む。
Vフィールドは、有効ビットである。CMDフィールド
は、転送の種別を示す情報を格納する。転送の種別とし
て、少なくとも、2点間転送およびブロードキャスト転
送がある。LC#フィールドは、転送元クラスタ番号を
示す情報を格納する。RC#フィールドは、転送先クラ
スタ番号を示す情報を格納する。ADDフィールドは、
転送先クラスタの仮想アドレスを格納する。ADDフィ
ールドで示されるアドレスから、転送データが格納され
る。LENGHフィールドは、転送データの長さと、一
回に転送できるデータの長さを格納する。
【0075】再び図17および図21を参照すると、ス
テップ4において、全てのパラメータの送出が完了する
まで、ステップ3が繰り返される。
【0076】ステップ5において、クラスタ#1からの
パラメータを、データ転送制御装置81が受信する。受
信されたデータは、データ格納手段811に格納され
る。
【0077】ステップ6において、命令解読手段812
が、データ格納手段811に格納された情報がパラメー
タであるか否かを判定する。この情報がパラメータであ
るとき、ステップ7が実行されるステップ7において、
データ格納手段811内のパラメータがパラメータ保持
手段に格納される。このとき、クラスタ#2に対応する
パラメータは、パラメータ保持手段8145に、クラス
タ#3に対応するパラメータはパラメータ保持手段81
46に、それぞれ、格納される。
【0078】図20を参照すると、ステップ7におい
て、パラメータにはFフィールドが付加される。
【0079】ステップ8において、転送制御手段72
が、共有メモリアクセス手段73に、ブロードキャスト
すべきデータの取得を指示する。この指示に応じて、共
有メモリアクセス手段73は、共有メモリ3からデータ
を読み出す。読み出されたデータは、クロスバネットワ
ーク60に送出される。
【0080】ステップ9において、全てのデータの送出
が完了するまで、ステップ8が繰り返される。
【0081】図17および図22を参照すると、ステッ
プ10において、ステップ9で送出されたデータが、デ
ータ転送制御装置81により受信される。受信されたデ
ータは、データ格納手段811に格納される。
【0082】ステップ11において、命令解読手段81
2が、データ格納手段811に格納された情報がデータ
か否かを判定する。情報がデータのとき、ステップ12
が実行される。
【0083】ステップ12において、データ格納手段8
11内のデータがデータ保持手段8143に移送され
る。
【0084】ステップ13において、ブロードキャスト
制御手段8141が、調停手段84に対してブロードキ
ャスト転送要求を送出する。
【0085】ステップ14において、データ転送制御装
置81は、調停手段84からの許可信号を待つ。許可信
号を受信したとき、データ転送制御装置81はステップ
15を実行する。
【0086】ステップ15において、ブロードキャスト
制御手段8141は、パラメータ保持手段およびデータ
保持手段8143から、パラメータおよびデータを取得
する。取得されたパラメータおよびデータは、転送手段
85に送出される。データが複数のブロックに分割され
るときは、データブロックの転送の後に、次に転送され
るデータブロックのパラメータが生成される。この処理
は、第1の実施例のものと実質的に同じである。データ
ブロックは、パラメータのFフィールドが”1”になる
まで、順次、転送手段85に送出される。
【0087】ステップ16において、転送手段85は、
パラメータの#RCフィールドで示される転送先クラス
タにデータおよびパラメータを送出する。転送手段85
は、クロスバネットワークを含むので、データは複数の
クラスタへ同時に転送される。この場合、クラスタ#2
およびクラスタ#3にデータが同時に転送される。
【0088】図20を参照すると、ステップ16で送出
されるパラメータの形式は、パラメータ保持手段に格納
されるものと同じである。
【0089】再び図17および図22を参照すると、ス
テップ17において、転送先クラスタがパラメータおよ
びデータを受信する。以後、これらパラメータおよびデ
ータを受信した後の、クラスタ#2の動作について説明
する。クラスタ#3の動作は、実質的にクラスタ#2の
ものと同じである。クラスタ#2のデータ格納手段74
8は、転送手段85から受信したデータを格納する。
【0090】ステップ18において、命令解読手段74
7は、データ格納手段748に格納されたパラメータの
内容を解読する。パラメータがクラスタ#2へのデータ
格納を指示しているとき、ステップ19が実行される。
【0091】ステップ19において、制御手段743
が、共有メモリアクセス手段73に対して、データ格納
手段748内のデータの格納を指示する。この指示に応
じて、共有メモリアクセス手段73は、データ格納手段
748内のデータを共有メモリ3に格納する。データ
は、パラメータのADDフィールドにより示されるアド
レスに格納される。
【0092】図23を参照すると、ステップ20におい
て、パラメータの内のCMD、F、LC#フィールドの
内容が保持される。
【0093】ステップ21において、共有メモリアクセ
ス手段73が、共有メモリアクセス終了監視手段746
に対して、データの格納の完了を通知する。
【0094】ステップ22において、共有メモリアクセ
ス終了監視手段746が、データ転送の終了を判定す
る。この判定は、転送されたデータのFフィールドの内
容に基づいて行われる。全てのデータブロックの転送が
終了したとき、ステップ23が実行される。それ以外の
時、ステップ17〜21が繰り返される。
【0095】図17および図23を参照すると、ステッ
プ23において、共有メモリアクセス終了監視手段74
6が、データ転送手段744およびクロスバネットワー
ク60を介して、クラスタ#1にデータ転送の終了を通
知する。
【0096】ステップ24において、クラスタ#2が送
出した終了通知情報が、クラスタ#2に対応するデータ
転送制御装置82に受信される。受信された終了通知情
報は、データ転送制御装置82のデータ格納手段811
に格納される。
【0097】ステップ25において、データ転送制御装
置82の命令解読手段812が、データ格納手段811
に格納された情報の内容を判別する。情報が終了通知情
報であったとき、ステップ26が実行される。
【0098】ステップ26において、終了通知情報がブ
ロードキャスト転送の終了を通知しているときは、制御
手段813は、調停手段84を介して、データ転送制御
装置81のブロードキャスト終了監視手段8142に、
終了通知情報を送出する。終了通知情報が2点間転送の
終了を通知しているときは、制御手段813は、転送手
段85を介して、転送元クラスタへ、終了通知情報を送
出する。
【0099】ステップ27において、データ転送制御装
置81のブロードキャスト終了監視手段8142が、終
了通知情報を受信する。パラメータ保持手段8144中
の、終了通知情報に対応するパラメータが削除される。
【0100】ステップ28において、全ての転送先クラ
スターから終了通知情報を受信したか否かを、ブロード
キャスト終了監視手段8142が判定する。全ての転送
先クラスタから終了通知情報を受信したとき、ステップ
29が実行される。
【0101】ステップ29において、ブロードキャスト
終了監視手段8142が、クラスタ#1にブロードキャ
ストの終了を通知する。
【0102】このように、第2の実施例では、複数のク
ラスタに対してデータ同時に転送することができる。
【0103】図24を参照すると、第2の実施例におい
てブロードキャストに要する時間をT2、共有メモリ3
からデータを読み出すまでの時間をTa2、読み出され
た転送データがある1つのクラスタ内の共有メモリ3に
書き込まれるまでに要する時間をTb2と、それぞれす
ると、T2 = Ta2+Tb2である。
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報処理シ
ステムでは、1回のブロードキャストの実行にあたり、
メインメモリからのデータの読み出しは1回しか行われ
ない。このため、短時間でデータをブロードキャストで
きる。
【0104】また、本発明の情報処理システムでは、転
送先クラスタへの転送経路中に他のクラスタが介在しな
いので、高速にデータを転送できる。
【0105】さらに、本発明の情報処理システムでは、
ブロードキャスト専用のバスが不要なので、ハードウエ
ア量が増大しない。
【0106】さらに、本発明の情報処理システムでは、
演算処理装置に代わってデータ転送制御装置5がデータ
を転送する。このため、データ転送が行われても、演算
処理装置の処理が中断することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のブロードキャスト転送に要する時間を説
明する図。
【図2】本発明の第1の実施例の構造を示すブロック
図。
【図3】データ転送手段54の詳細な構造を示すブロッ
ク図。
【図4】本発明の第1の実施例のパラメータのフォーマ
ットを示す図。
【図5】パラメータ保持手段542の詳細な構造を示す
ブロック図。
【図6】データ保持手段541の詳細な構造を示すブロ
ック図。
【図7】本発明の第1の実施例の動作を説明する図。
【図8】本発明の第1の実施例の動作を説明するフロー
チャート。
【図9】本発明の第1の実施例の動作を説明するフロー
チャート。
【図10】本発明の第1の実施例の動作を説明するフロ
ーチャート。
【図11】本発明の第1の実施例において、ブロードキ
ャスト転送に要する時間を説明する図。
【図12】本発明の第2の実施例の構造を示すブロック
図。
【図13】データ転送制御手段74の詳細な構造を示す
ブロック図。
【図14】ブロードキャスト手段8の詳細な構造を示す
ブロック図。
【図15】パラメータ保持手段の詳細な構造を示すブロ
ック図。
【図16】調停手段84の詳細な構造を示すブロック
図。
【図17】本発明の第2の実施例の動作を説明する図。
【図18】本発明の第2の実施例における、パラメータ
のフォーマットを示す図。
【図19】本発明の第2の実施例における、パラメータ
のフォーマットを示す図。
【図20】本発明の第2の実施例における、パラメータ
のフォーマットを示す図。
【図21】本発明の第2の実施例の動作を説明するフロ
ーチャート。
【図22】本発明の第2の実施例の動作を説明するフロ
ーチャート。
【図23】本発明の第2の実施例の動作を説明するフロ
ーチャート。
【図24】本発明の第2の実施例において、ブロードキ
ャスト転送に要する時間を説明す
【符号の説明】
21〜2N 演算処理装置 3 共有メモリ 4 ローカルネットワーク 5 データ転送制御装置 51 命令解読手段 52 転送制御手段 53 共有メモリアクセス手段 54 データ転送手段 541 データ保持手段 542 パラメータ保持手段 543 制御手段 544 データ転送手段 545 ブロードキャスト終了監視手段 546 共有メモリアクセス終了監視手段 547 命令解読手段 548 データ格納手段 5420 セレクタ 5421 レジスタ 5422 パラメータバッファ 5423 更新手段 5424 アドレスポインタ 5411 レジスタ 5412 データバッファ 5413 セレクタ 5414 レジスタ 5415 アドレスポインタ 60 クロスバネットワーク 7 データ転送制御装置 71 命令解読手段 72 転送制御手段 73 共有メモリアクセス手段 74 データ転送手段 743 制御手段 744 データ転送手段 746 共有メモリアクセス終了監視手段 747 命令解読手段 748 データ格納手段 8 ブロードキャスト手段 81〜83 データ転送制御装置 811 データ格納手段 812 命令解読手段 813 制御手段 814 データ転送手段 8141 ブロードキャスト制御手段 8142 ブロードキャスト終了監視手段 8143 データ保持手段 8144 パラメータ保持手段 8145 パラメータ保持手段 8146 パラメータ保持手段 84 調停手段 841 第1の調停手段 842 第2の調停手段 843 第3の調停手段 844 許可信号生成手段 85 転送手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のクラスタとこれら複数のクラスタ
    を接続するクラスタ間接続手段とを含むマルチクラスタ
    情報処理システムにおいて、 前記クラスタ間接続手段が、 前記複数のクラスタの1つから受信した転送データを格
    納するデータ保持格納手段と、 転送元クラスタから受信した転送先クラスタを示す情報
    と転送データが格納されるべきアドレスとを含むパラメ
    ータを転送先クラスタ毎にそれぞれ格納するパラメータ
    保持手段と、前記転送先クラスタ毎に格納された各 パラメータと前記
    データ保持手段に格納されたデータとの組を、前記各パ
    ラメータの示す転送先クラスタに対して同時に送出する
    データ転送手段とを含むことを特徴とするマルチクラス
    タ情報処理システム。
  2. 【請求項2】 前記データ転送手段が、転送データを複
    数のデータブロックに分割して転送し、前記クラスタ間
    接続手段が、前記パラメータ内の前記アドレスに前記デ
    ータブロックのデータ長を順次加算することにより、前
    記複数のデータブロックに対応するパラメータを順次生
    成するパラメータ更新手段を含むことを特徴とする請求
    項1記載のマルチクラスタ情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記クラスタ間接続手段が、全ての転送
    先クラスタから受信終了通知を受け取ったことを判定
    し、これを転送元クラスタに通知する終了監視手段を含
    むことを特徴とする請求項1記載のマルチクラスタ情報
    処理システム。
  4. 【請求項4】 前記クラスタ間接続手段が、クラスタ間
    のデータ転送を調停する調停手段を有することを特徴と
    する請求項1記載のマルチクラスタ情報処理システム。
JP8036892A 1996-02-23 1996-02-23 マルチクラスタ情報処理システム Expired - Fee Related JP2984594B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8036892A JP2984594B2 (ja) 1996-02-23 1996-02-23 マルチクラスタ情報処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8036892A JP2984594B2 (ja) 1996-02-23 1996-02-23 マルチクラスタ情報処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09231188A JPH09231188A (ja) 1997-09-05
JP2984594B2 true JP2984594B2 (ja) 1999-11-29

Family

ID=12482436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8036892A Expired - Fee Related JP2984594B2 (ja) 1996-02-23 1996-02-23 マルチクラスタ情報処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2984594B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6813267B1 (en) * 2000-09-11 2004-11-02 Sun Microsystems, Inc. Tunable broadcast/point-to-point packet arbitration

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09231188A (ja) 1997-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5890007A (en) Multi-cluster parallel processing computer system
JP2809961B2 (ja) マルチプロセッサ
KR100962769B1 (ko) 수퍼차지 메시지 교환기
US5659718A (en) Synchronous bus and bus interface device
US4719622A (en) System bus means for inter-processor communication
JP3807250B2 (ja) クラスタシステム、コンピュータ及びプログラム
US5901328A (en) System for transferring data between main computer multiport memory and external device in parallel system utilizing memory protection scheme and changing memory protection area
KR100708096B1 (ko) 버스 시스템 및 그 실행 순서 조정방법
KR100630071B1 (ko) 다중 프로세서 환경에서의 dma를 이용한 고속 데이터전송 방법 및 그 장치
US5526495A (en) Bus control system in a multi-processor system
KR20020009823A (ko) 버스 시스템 및 그 버스 중재방법
WO1992018931A1 (en) Fault tolerant network file system
JPH11212939A (ja) 共通バスによって相互接続されたプロセッサを有するデータプロセッサユニット間でデータを交換するためのシステム
JP2591502B2 (ja) 情報処理システムおよびそのバス調停方式
JP2984594B2 (ja) マルチクラスタ情報処理システム
JPH06274463A (ja) データ通信システム
JP2000022728A (ja) ネットワーク装置
JP3115801B2 (ja) 並列計算機システム
JP2000244585A (ja) バスインタフェース回路
US5875299A (en) disk access apparatus for performing a stride processing of data
JP3399776B2 (ja) コンピュータおよびコンピュータにおける周辺デバイス制御データの転送方法
JPH10271551A (ja) データ交換システム
JPH056333A (ja) マルチプロセサシステム
US20020133657A1 (en) Method and apparatus for efficiently broadcasting transactions between a first address repeater and a second address repeater
JPH03252848A (ja) スプリットバスにおける可変バス幅指定方式及び可変バス幅情報受信方式

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080924

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090924

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees