JP3446328B2 - 助手席用エアバッグ装置 - Google Patents

助手席用エアバッグ装置

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JP3446328B2 JP20856594A JP20856594A JP3446328B2 JP 3446328 B2 JP3446328 B2 JP 3446328B2 JP 20856594 A JP20856594 A JP 20856594A JP 20856594 A JP20856594 A JP 20856594A JP 3446328 B2 JP3446328 B2 JP 3446328B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は車両の衝突時等に助手席
乗員を保護するためのエアバッグ装置に関する。詳しく
は、インストルメントパネルの上面に設置されるトップ
マウント型の助手席用エアバッグ装置に関する。さらに
詳しくは、2枚のパネルにて構成されたエアバッグを有
する助手席用エアバッグ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の助手席用エアバッグについて第
図を参照して説明する。 【0003】この助手席用エアバッグ81は、その後部
にインフレータ(図示略)からのガスを受け入れるため
の開口82を有する。このエアバッグ81は布製のもの
であり、開口82の周縁部には合成樹脂を含浸したり、
補強布を重ね縫いしたりすることによりフラップ部83
が設けられている。このフラップ部83には、複数個の
ボルト又はリベットの挿通孔84が設けられており、こ
のボルト又はリベットによってエアバッグ81がエアバ
ッグ装置のコンテナ(図示略)に連結可能とされてい
る。 【0004】このエアバッグ1は、第22図に示すよう
に、長いセンターパネル86の側縁にサイドパネル87
の周縁を縫い付けることにより製作される。 【0005】なお、このサイドパネル87に予めベント
ホール85を設けておく。展開したエアバッグ81に乗
員が突っ込んできた場合、このベントホール85からエ
アバッグ内部のガスが流出し、乗員に与えられる衝撃が
小さくなる。 【0006】エアバッグの畳み方としては、USP4,
842,300に記載のものが知られている。同号の畳
み方を第24図に示す。 【0007】第24図において、コンテナ88内にエア
バッグ81が折り畳まれて収納され、インフレータ89
によって展開可能とされている。エアバッグ81の先端
部81aはリッド90の内面に沿っており、この先端部
81aに引きつづく部分81bがインフレータ89の直
近までまっすぐに延びている。この直状の部分81bに
引きつづく部分は多数回折り返されて積層され、この積
層部分81cが直状部分81bとコンテナ88の内面と
の間に配置されている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】第23図の如く、上記
従来のエアバッグを有するエアバッグ装置91をインス
トルメントパネル92の上面に設置した場合、エアバッ
グ装置の作動時にはエアバッグ81は車両室内(キャビ
ン内)の上部に向って符号81Aの如く展開され、その
後、符号81Bの如く、下方及び車両の後方に向って展
開される。このようなタイプのエアバッグ装置91にあ
っては、エアバッグ81の容積が大きなものとなってお
り、インフレータとしてガス発生量の多い大容量のもの
を用いる必要があった。 【0009】本発明は、容積が小さく、小出力のインフ
レータによっても急速に展開されるエアバッグを有した
助手席用エアバッグ装置を提供することを第1の目的と
する。 【0010】従来の助手席用エアバッグは、規定サイズ
に裁断されたセンターパネル86に対しサイドパネル8
7を縫い付ける作業が立体縫いとなるためきわめて面倒
である。 【0011】即ち、センターパネル86に対しサイドパ
ネル87を縫い付けるには、それらの縁部を重ね合わせ
てミシンで縫うのであるが、双方の縁部を重ね合わせる
にはセンターパネル86をサイドパネル87の縁部に沿
って湾曲させる必要があるため、パネル86、87を重
ね合わせにくい。また、センターパネル86を湾曲させ
ながら両パネルの縁部を縫い合わせるため、縫製作業が
むずかしく、かつ、手間がかかる。 【0012】特に、一方のサイドパネルをセンターパネ
ルに縫着した後、他方のサイドパネルをセンターパネル
に縫い合わせる場合には、縫い付けられたサイドパネル
が嵩張り、縫製作業の邪魔になり、縫製作業を行ないに
くい。 【0013】本発明は、きわめて容易に縫製できるエア
バッグを備えた助手席用エアバッグ装置を提供すること
を第2の目的とする。 【0014】第24図に示したエアバッグの畳み方によ
れば、インフレータ89の作動直後から噴出ガスがエア
バッグ81の先端部81aにかかり、インフレータ89
の作動後すぐにリッド90が開放する。 【0015】ところが、種々の検討を加えたところ、こ
の第24図のエアバッグの畳み方によると、エアバッグ
先端部81aにインフレータ89の噴出ガス圧がまとも
に加えられるところから、この先端部81aの突出速度
が大きく、リッド90の開放速度が著しく大きいことが
認められた。このようにリッド90の開放速度が大きい
と、リッド90やリッド90のコンテナ88への取付部
に加えられる応力もきわめて大きい。そして、この応力
に十分に耐えるようにリッドやその取付部の強度も大き
くする必要があり、リッドが分厚くなったり、リッド支
持機構部が嵩張ったりするという解決すべき課題が生じ
る。 【0016】本発明は、リッドの開放速度を適正化する
ことができ、エアバッグが円滑に展開され、かつ、軽量
化を図ることができる助手席用エアバッグ装置を提供す
ることを第3の目的とする。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明の助手席用エアバ
ッグ装置は、前面が開放したコンテナと、折り畳まれて
該コンテナに収納されており、ガス導入口の縁部が該コ
ンテナに固定されているエアバッグと、該コンテナに取
り付けられた、前記エアバッグを展開させるためのガス
を噴出するインフレータと、該コンテナの前面の開放口
を覆うリッドと、を備えてなり、自動車のインストルメ
ントパネルの上面に設置されるトップマウント型の助手
席用エアバッグ装置において、該エアバッグ18は、ア
ッパーパネル36とロワーパネル34の2枚のパネルを
重ね合わせ、それらの周縁部を接合してなり、且つ該ロ
ワーパネル34の車両前方寄りの部分に前記インフレー
タからのガスの導入口38が設けられており、該エアバ
ッグ18は、空気を抜いた平らな状態とされ、該導入口
38よりも車両後方側がコンテナ16よりも車両後方側
へ引き出された状態にて、まず車両前後方向に細長い形
状となるように側面部18Sが折られ、次いで、該ガス
導入口38よりも車両後方側が車両幅方向の折り線に沿
って複数回山折り及び谷折りが繰り返されて一塊り状
蛇腹状部分18aとされ、この蛇腹状部分18aがコン
テナ16内に収納され、この際該アッパーパネル36及
びロワーパネル34のうちまだ折り畳まれていない部分
が該蛇腹状部分18aの下側に配置されると共にそれよ
りも車両前方側部分18cが該蛇腹状部分18aに隣接
するように該コンテナ16内に収納されたものである
とを特徴とするものである。 【0018】 【作用】かかる本発明の助手席用エアバッグ装置におい
て、インフレータが作動すると、エアバッグに対しリッ
ドを裏側から押圧する力が加えられる。エアバッグは、
まずその後端側のうち一塊り状の蛇腹状部分18aの後
面を覆っている部分にガス圧が加わり、一塊り状の蛇腹
状部分がコンテナ前方へ移動しようとする。この移動圧
力によってリッドが車両室内に開き出す。リッドが開く
と、蛇腹状部分がコンテナ前方に送り出され、次いで蛇
腹状の部分がガス圧によって大きく展開する。 【0019】このエアバッグの展開過程において、イン
フレータの噴出ガス圧はエアバッグの一塊り状の蛇腹状
部分の全体を押し、これによってリッドを開放させるた
め、リッドに加えられる開放圧力が第24図の従来のも
のに比べ低くなり、リッドの開放速度が第24図のもの
よりも小さい適正速度になる。 【0020】また、エアバッグの一塊りの蛇腹状部分
8aの下面にアッパーパネルが引き回されており、蛇腹
状部分18aがリッドと垂直な方向に押されるようにな
る。このため、リッドが円滑に開放する。 【0021】リッドが開くと、エアバッグのガス導入口
よりも車両前方側部分18c及び車両後方側の蛇腹状部
分18aの双方が展開しようとする。この車両後方側
蛇腹状部分18aは、エアバッグのガス導入口が車両前
方側に配置されているところから、パネルの長さが大き
いと共に、山折り及び谷折りが複数回繰り返された蛇腹
状となっている。これに対し、車両前方側の部分18c
は、車両後方側に比べパネルの長さが小さく、容積も小
さい。従って、この車両前方側の部分18cが車両後方
の蛇腹状部分18aに比べ、早期に展開する。これに
より、このエアバッグの車両後方側の蛇腹状部分18a
は、その車両前方側が上方に持ち上げられるようにな
る。 【0022】また、この一塊りの蛇腹状部18aの下
側には、アッパーパネルの車両前方側部分のうち該蛇腹
状部分18aにひき続く部分が配置されており、展開す
る車両前方側に引張られるようにして蛇腹状部分18a
が上方に引き上げられる。 【0023】この結果、この蛇腹状部分18aは、コン
テナの上方へ押し出されるに際し、その車両前方側を上
位とするようにして引き上げられる。即ち、蛇腹状部分
18aの車両後方側が車両前方側よりも下側となる。 【0024】しかる後、この蛇腹状部分18aの内部に
ガスが送り込まれ、蛇腹状部分18aが展開する。この
展開に際しては、蛇腹を伸長させるようにしてエアバッ
グが展開する。蛇腹状部分18aの車両前方側が車両後
方側よりも上位となっているため、この蛇腹状部分18
の伸長方向は下向きとなる。 【0025】このようにして、蛇腹状部分18aは、コ
ンテナからインストルメントパネル上方に放出された
後、該車両後方側へ向って斜め下向きに展開される。即
ち、エアバッグが展開するときには、エアバッグは車両
後方側へ向って斜め下向きに展開するようになる。この
ため、エアバッグが乗員の腰部の前方にすばやく展開さ
れるようになり、しかもエアバッグの乗員の腰部の前方
領域だけにエアバッグを展開させることも可能となる。 【0026】本発明のエアバッグ装置のエアバッグは、
2枚の布などのパネルを重ね合わせた状態でそれらの周
縁を縫合等により接合することにより製作されるもので
あるため、製作がきわめて簡単である。 【0027】 【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1〜19図は本発明の実施例に係るエアバッグ装
置の説明図、第20図はエアバッグ装置を備えた自動車
の内部を示す側面図である。 【0028】第15,20図の通り、自動車10のイン
ストルメントパネル12の上面に助手席用エアバッグ装
置14が設置されている。この助手席用エアバッグ装置
14は、コンテナ16と、このコンテナ16内に折り畳
まれて収納されたエアバッグ18と、エアバッグ18を
展開させるためのガスを発生するインフレータ20と、
コンテナ16を覆うリッド22とを備えている。リッド
22は、その一方の側縁部がコンテナ16に対しリッド
22が車両室内24側へ回動することを許容するように
連結されている。リッド22の他方の側辺部は、インフ
レータ20が作動してエアバッグ18が展開するとき
に、このエアバッグ18に押されてコンテナ16から離
反し得るように該コンテナ16に連結されている。 【0029】本実施例で用いられているエアバッグ18
は、第1〜4図に示される通り、下側のロワーパネル3
4と上側のアッパーパネル36との2枚の布を縫い合わ
せて袋形状としたものである。このエアバッグ18は、
自動車10のシート26のシートクッション28とシー
トバック30との交叉隅部付近32に向かって展開する
よう構成されている。 【0030】ロワーパネル34には、インフレータ20
からのガスを受け入れるための開口(導入口)38と、
ベントホール40とが設けられている。この開口38の
周縁部に設けられたフラップ42,44,46,48が
コンテナ16に連結されている。 【0031】第4図に示される通り、パネル34,36
は、それぞれ自動車10の前後方向に長く延在する形状
のものであり、開口38はこのエアバッグ18の自動車
の前寄りの位置に設けられている。 【0032】これらフラップ42〜48には、リベット
やボルトを通すための開口(円形孔でもスリットでも良
い。)50が設けられている。 【0033】ベントホール40の周囲には環状のパッチ
クロス54が縫い付けられている。 【0034】このパネル34,36は、縫製機の作業台
の上において重ね合わされ、パネル34,36の周縁部
が糸58(第2図)でしっかりと縫い合わされる。 【0035】このように、平らな作業台上で2枚のパネ
ル34,36を重ね合わせて縫製するため、それらの縫
製作業がきわめて容易なものとなる。 【0036】次に、このエアバッグの畳み方について説
明する。なお、このエアバッグ18は、そのフラップ4
2〜48がコンテナ16に取り付けられた後、折り畳ま
れ、該コンテナ16内に挿入される。 【0037】まず、第3、4図に示す如く、エアバッグ
18内の空気を抜いていわゆるぺちゃんこな平らな状態
とする。次に、第5図又は第6図の如く、エアバッグ1
8の側面部18Sを内側に折り、全体として車両前後方
向に長い細長い長方形状となるようにする。 【0038】この第3〜6図に示すように平らになった
エアバッグの開口38よりも車両後方側を、コンテナ1
6の車両後方側へ引き出しておく。そして、第7〜10
図に示す如く、この部分を山折りと谷折りを複数回くり
返すように複数回折り返し、蛇腹状部分18aを形成す
る。この折りの折り線方向は車両幅方向である。 【0039】次いで、第11図の如くこの蛇腹状部分1
8aをコンテナの上方へ移動させ、その下側にアッパー
パネル36及びロワーパネル34のうちまだ折り畳まれ
ていない部分を配置する。 【0040】しかる後、第12図に示す如く、この蛇腹
状部分18aをコンテナ16内に挿入する。次いで、第
13図のように、エアバッグ18の車両前方側部分18
cを蛇腹状部分18aとコンテナとの間に押し込む。 【0041】これにより、第14図に示す如く、折り畳
まれたエアバッグ18がコンテナ16内に収納された状
態となるので、その後このコンテナ16にリッド22を
取り付ける。 【0042】第15図は、かかるエアバッグ装置14を
インストルメントパネル12の上面に取り付けた状態を
示す断面図である。 【0043】このエアバッグ装置14を搭載した自動車
10が衝突すると、インフレータ20がガスを噴出し、
エアバッグ18が展開される。展開するエアバッグ18
に押圧されることにより、リッド22が車両室内24側
に開く。そしてまず、第16図の如く、エアバッグ18
のうち車両前方側の部分18cが大きく展開する。 【0044】この車両前方側の部分18cは、蛇腹状部
分18aの下側のアッパーパネル36を上方に引張り上
げる。また、この蛇腹状部分18aの下側のアッパーパ
ネル36は、インフレータ20からのガスにより押圧さ
れている。これらの力が重畳することにより、蛇腹状部
分18aの車両前方側の端部が上方に押し上げられる
(第16図)。 【0045】次いで、この蛇腹状部分18aの内部にガ
スが導入される。このガスは、蛇腹状部分18aを車両
後方側へ向かって移動させ(第17図)、さらに、蛇腹
状部分18aを伸長させ(第18図)、車両後方側へ向
かって大きく展開させる(第19図)。この際、第17
図の通り、蛇腹状部分18aの車両後方側の部分が低位
となっているため、エアバッグ18は車両後方側が低く
なるように展開される。本実施例では、第20図に示さ
れる通り、エアバッグ18はシートクッション28とシ
ートバック30との交叉隅部32付近に向かって展開さ
れる。そして、遂には、第20図に示す通り、エアバッ
グ18は乗員の腰部60に当たり、この乗員の腰部60
を拘束する。 【0046】このように腰部60がエアバッグ18で拘
束されると、乗員の胸から頭などの上半身の前方に大き
くエアバッグを展開させた場合と同じように乗員を十分
に保護できることが種々の実験の結果認められた。な
お、シートベルトをしていない乗員の下半身が衝突時に
前方へ移動することを抑制する効果も期待できる。 【0047】このエアバッグ装置14のエアバッグ18
は、乗員の上半身の前方に大きく展開される従来のエア
バッグに比べ、容積が小さい。従って、エアバッグ18
が展開完了に至るまでの時間が短いものとなる。また、
インフレータ20の出力を小さくすることが可能であ
る。 【0048】なお、この助手席用エアバッグ装置14の
エアバッグ18が、インフレータ20によって展開され
るに際しては、蛇腹状部分18aの下面を覆っているア
ッパーパネル36にガス圧が加えられ、第16図に示す
如く、蛇腹状部分18aが一塊り状となって上方に前進
し、リッド22を押す。このようにインフレータ20の
発生ガス圧が一塊り状の蛇腹状部分18aを全体として
押すため、リッド22の開放速度が第24図の従来のも
のに比べ小さくなる。これによりリッドの取付部に過大
な応力が加えられることが防止される 【0049】記実施例では、2枚のパネル34,36
を縫い合わせたエアバッグ18が用いられているが、本
発明のエアバッグは、第25図に示すエアバッグ18A
のように、1枚のパネル62を折り返し、上パネル62
aと下パネル62bの周縁部を縫着して構成されたもの
であっても良い。 【0050】 【発明の効果】以上の通り、本発明のエアバッグ装置に
あっては、エアバッグがインストルメントパネルの上面
部から車両後方側へ向って下向きに展開される。このた
め、車両衝突時に助手席乗員の腰部の前部にエアバッグ
がすばやく展開される。また、エアバッグの容積を小さ
くしても助手席乗員の前方にエアバッグを展開させるこ
とができ、乗員が十分に保護される。なお、エアバッグ
の容積を小さくした場合には、出力の小さいインフレー
タを採用してもエアバッグを十分に早く展開させること
ができる。 【0051】本発明のエアバッグは、製造が簡単であ
り、助手席用エアバッグ装置の製造コストを著しく低減
することができる。 【0052】本発明の助手席用エアバッグ装置は、イン
フレータが作動してリッドが開放作動されるときの該リ
ッドの開放速度が適正なものとなり、リッドやその取付
部に要求される強度の緩和を図ることができ、エアバッ
グ装置の軽量化が可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例に係るエアバッグの斜視図である。 【図2】実施例に係るエアバッグの断面図である。 【図3】図4のIII-III 線に沿う断面図である。 【図4】実施例に係るエアバッグの平面図である。 【図5】実施例に係るエアバッグの折り畳み方法を示す
平面図である。 【図6】実施例に係るエアバッグの折り畳み方法を示す
平面図である。 【図7】実施例に係るエアバッグの折り畳み方法を示す
断面図である。 【図8】実施例に係るエアバッグの折り畳み方法を示す
断面図である。 【図9】実施例に係るエアバッグの折り畳み方法を示す
断面図である。 【図10】実施例に係るエアバッグの折り畳み方法を示
す断面図である。 【図11】実施例に係るエアバッグの折り畳み方法を示
す断面図である。 【図12】実施例に係るエアバッグの折り畳み方法を示
す断面図である。 【図13】実施例に係るエアバッグの折り畳み方法を示
す断面図である。 【図14】実施例に係るエアバッグの折り畳み方法を示
す断面図である。 【図15】実施例に係るエアバッグ装置を搭載した自動
車の内部の断面図である。 【図16】実施例に係るエアバッグ装置のエアバッグ展
開状態を示す断面図である。 【図17】実施例に係るエアバッグ装置のエアバッグ展
開状態を示す断面図である。 【図18】実施例に係るエアバッグ装置のエアバッグ展
開状態を示す断面図である。 【図19】実施例に係るエアバッグ装置のエアバッグ展
開状態を示す断面図である。 【図20】実施例に係るエアバッグ装置を備えた自動車
の内部の側面図である。 【図21】従来の助手席用エアバッグの斜視図である。 【図22】従来の助手席用エアバッグの構造を示す分解
図である。 【図23】従来例に係るエアバッグを備えた自動車の内
部の側面図である。 【図24】従来のエアバッグ装置の断面図である。 【図25】別の実施例に係るエアバッグの斜視図であ
る。 【符号の説明】 10 自動車 12 インストルメントパネル 14 助手席用エアバッグ装置 16 ケース 18,18A エアバッグ 20 インフレータ 22 リッド 28 シートクッション 30 シートバック 32 交叉隅部 34 ロワーパネル 36 アッパーパネル 38 インフレータ用開口 40 ベントホール

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 前面が開放したコンテナと、 折り畳まれて該コンテナに収納されており、ガス導入口
    の縁部が該コンテナに固定されているエアバッグと、 該コンテナに取り付けられた、前記エアバッグを展開さ
    せるためのガスを噴出するインフレータと、 該コンテナの前面の開放口を覆うリッドと、を備えてな
    り、自動車のインストルメントパネルの上面に設置され
    るトップマウント型の助手席用エアバッグ装置におい
    て、 該エアバッグ18は、アッパーパネル36とロワーパネ
    34の2枚のパネルを重ね合わせ、それらの周縁部を
    接合してなり、且つ該ロワーパネル34の車両前方寄り
    の部分に前記インフレータからのガスの導入口38が設
    けられており、 該エアバッグ18は、空気を抜いた平らな状態とされ、
    該導入口38よりも車両後方側がコンテナ16よりも車
    両後方側へ引き出された状態にて、まず車両前後方向に
    細長い形状となるように側面部18Sが折られ、次い
    で、該ガス導入口38よりも車両後方側が車両幅方向の
    折り線に沿って複数回山折り及び谷折りが繰り返され
    塊り状の蛇腹状部分18aとされ、 この蛇腹状部分18aがコンテナ16内に収納され、
    の際該アッパーパネル36及びロワーパネル34のうち
    まだ折り畳まれていない部分が該蛇腹状部分18aの下
    側に配置されると共にそれよりも車両前方側部分18c
    が該蛇腹状部分18aに隣接するように該コンテナ16
    内に収納されたものであることを特徴とする助手席用エ
    アバッグ装置。
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