JP4375228B2 - 助手席用エアバッグ - Google Patents

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本発明は、助手席前方のインストルメントパネルの上面側に配置されるトップマウントタイプの助手席用エアバッグ装置のエアバッグに関する。
従来、助手席用エアバッグでは、膨張完了時の前端付近となる位置に、膨張用ガスを流入させる1つのガス流入口を備えるとともに、膨張完了時における後部側となる位置に、助手席に着座した乗員と干渉可能とされる乗員保護部を備えた構成とされ、乗員保護部が、左右方向に沿って並設されるとともにガス流入口近傍で相互に連通される2つの膨張部から、構成されるものがあった(例えば、特許文献1参照)。そして、従来の助手席用エアバッグでは、左右2つの膨張部は、膨張完了時に後端側を左右方向に沿って配設される連結パネルにより連結され、乗員は、連結パネルにより受け止められる構成であった。
特開2003−335203公報(図17〜図28)
しかし、従来の助手席用エアバッグでは、乗員を受け止める連結パネルが、エアバッグの展開膨張完了時、略平面状となることから、エアバッグの膨張完了時において連結パネルが乗員と干渉した際に、乗員に与える反力を抑えて、的確に保護する点に改善の余地があった。特に、乗員の頭部は、質量が小さく、干渉時の反力を抑えて保護する点に、一層、改善の余地があった。
さらに、助手席に着座している乗員の体格、あるいは、助手席用エアバッグの膨張完了位置と乗員の着座位置との距離に応じて、調整して、乗員の頭部を保護する点にも、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、膨張を完了させたエアバッグに乗員の頭部が干渉した際に、反力を抑えて、乗員の頭部を的確に保護することが可能な助手席用エアバッグを提供することを目的とする。
本発明に係る助手席用エアバッグは、車両の助手席前方におけるインストルメントパネルの上面側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、上方へ突出するとともに後方側へ突出して、後面側により、乗員を保護可能とした助手席用エアバッグにおいて、
膨張完了時の後面側を乗員保護部として構成されて、
乗員保護部が、左右両側に、乗員の左右両肩部付近をそれぞれ保護可能な左右の肩拘束部を、配設させ、かつ、左・右肩拘束部の間の上下方向に沿う部位を、前方側に凹ませて、乗員の少なくとも頭部を含めた左右両肩部の間の部位を保護可能な中央拘束部として、構成されるとともに、
膨張完了時の形状を、頂部を前端側に配設させて、乗員保護部を構成する後面側を底面側とした略四角錐形状として、
膨張完了時の略四角錐形状の左右の壁面の領域を構成する外側パネル部と、膨張完了時の略四角錐形状の左右の壁面の間における上壁面から後壁面を経た下壁面の領域を構成する内側パネル部と、から構成され、
内側パネル部が、膨張完了時における内側パネル部を左右方向に沿って2分割するように構成されるとともに、略同一形状とされる左右一対の内側パネル部用基布から、構成され、
各内側パネル部用基布が、
外周側の縁部を、それぞれ、外側パネル部における左・右壁面の領域を構成する部位の外周縁に、沿わせるように、形成された略C字形状に湾曲した帯状とされて、
それぞれの外周側の縁部を、外側パネル部における左・右壁面の領域を構成する部位の外周縁に結合させ、かつ、内周側の縁部を、相互に結合させることにより、内側パネル部を形成する構成として、
内側パネル部の後面側における左右の外周縁の外側パネル部との結合部位付近が、左・右肩拘束部を形成し、
内側パネル部の後面側における各内側パネル部用基布相互の結合部位付近が、中央拘束部を形成する構成として、
車両搭載状態での膨張完了時の中央拘束部が、前後方向に沿う配置位置を、調整可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の助手席用エアバッグでは、車両搭載状態で展開膨張する際、乗員保護部が、左右の肩拘束部に挟まれた中央拘束部を前方側に凹ませて、膨張を完了させることとなる。そのため、膨張完了時のエアバッグに乗員が干渉する際には、後方に突出するように配設されている左右の肩拘束部が、まず、乗員の左右の肩部付近と干渉することとなって、乗員の前進移動する運動エネルギーが低減され、その後、乗員の頭部が、肩拘束部間の凹んだ中央拘束部に侵入しつつ、その中央拘束部によって、前方側への移動を抑えるように、拘束されることとなる。そのため、肩拘束部によって運動エネルギーが低減された後に、乗員の頭部が、エアバッグからの反力を抑えて、ソフトに受け止められることとなる。
そして、本発明の助手席用エアバッグでは、車両搭載状態での膨張完了時の中央拘束部が、前後方向に沿う配置位置を、調整可能に構成されていることから、例えば、助手席に着座した乗員が、大柄であれば、左右の肩拘束部より中央拘束部の前方側への凹み量を小さくするように、中央拘束部を、後側に位置させて、エアバッグの全体の容積を大きくして、エアバッグを膨張させる。すると、大柄な乗員は、着座位置もエアバッグから後方側へ離れており、大きな容積のエアバッグの膨張開始から膨張完了までの時間が、若干、かかっても、膨張を完了させたエアバッグの左右の肩拘束部より、的確に、左右の肩部が拘束され、その後、乗員の頭部が、中央拘束部によって、ソフトに受け止められることとなる。
なお、この場合、中央拘束部は、後位置に配置されて、前位置に配置させる場合に比べて、乗員の頭部に接近している状態であるが、左右の肩拘束部が左右方向の厚さを十分に確保するように膨張していることから、これらの十分に膨張している肩拘束部によって、大柄な乗員の前方移動する運動エネルギーが余裕を持って吸収され、乗員の頭部が、中央拘束部によって、ソフトに受け止められることとなる。
一方、助手席に着座した乗員が、小柄であれば、着座位置も前側であることから、左右の肩拘束部より中央拘束部の前方側への凹み量を大きくするように、中央拘束部を、前側に位置させて、エアバッグの全体の容積を小さくし、膨張完了までの時間を短くする。そのため、膨張を完了させた左右の肩拘束部が、まず、前進移動してくる小柄な乗員の肩部を、拘束し、その後、小柄な乗員の頭部を、中央拘束部の底面によって、ソフトに受け止めることができる。
なお、この場合、中央拘束部が、前方側に位置していることから、後側に位置している場合に比べて、前方側に深く凹んでおり、エアバッグに近い位置に着座している乗員であっても、的確に、左右の肩拘束部で、乗員の左右の肩部を拘束した後に、乗員の頭部を、前側に位置している中央拘束部の底面で拘束でき、安定して、乗員の頭部をソフトに受け止めることができる。そして、この場合、仮に、エアバッグに近い位置に着座している乗員が、大柄であっても、前方側に深く凹んでいる中央拘束部の後面によって頭部を保護する前に、乗員の左右両肩部を拘束する左右の肩拘束部が、長い吸収ストロークにより、乗員の前進移動する運動エネルギーを十分に吸収できることから、大柄な乗員の頭部を、前方側に深く凹んでいる中央拘束部の後面によって、ソフトに受け止めることが可能となる。
したがって、本発明に係る助手席用エアバッグでは、膨張を完了させたエアバッグに乗員の頭部が干渉した際に、乗員の体格や着座位置に応じて、反力を抑えて、乗員の頭部を的確に保護することが可能となる。
さらに、本発明に係る助手席用エアバッグでは、膨張完了時における左右方向の略中央となる位置に、内側パネル部を構成する内側パネル部用基布の内周側の縁部相互を結合させた結合部位が、略前後方向に沿ったエアバッグの周方向の略全域に配設されることとなる。そして、この結合部位を構成する内側パネル部用基布の内周側の縁部が、内側パネル部用基布の外周側の縁部よりも長さ寸法を小さく設定されることから、この結合部位は、エアバッグの膨張完了時において、外側に突出せず、側方から見て、エアバッグを構成する外周縁より内周側に位置することとなる。そのため、このような構成の助手席用エアバッグでは、所定形状の外側パネル部と二枚の基布からなる内側パネル部とを使用して、後面側に、左右の肩拘束部と、左右の肩拘束部の間における前方側へ凹んだ中央拘束部と、を備えてなる乗員保護部を、容易に形成することができる。
さらにまた、このような構成のエアバッグでは、後述するテザーや線材を、内側パネル部用基布における内周側の縁部相互の結合時に、容易に、配設することもできる。
そして、本発明に係る助手席用エアバッグでの中央拘束部の配置位置の調整は、膨張完了時の中央拘束部の内周縁に、エアバッグ内の前方側に延びるテザーを、連結させ、テザーの長さ調整によって、行うことができる。なお、このような中央拘束部の内周縁を前方側に引張るように配設されるテザーでは、中央拘束部の上下方向に沿う内周縁に、上下方向に沿って並設させるように複数のテザーを配置させて、各テザーの長さを適宜変更すれば、中央拘束部の前後位置に加えて、中央拘束部の上下方向に沿う傾斜角度も、調整可能となる。
また、本発明に係る助手席用エアバッグでの中央拘束部の配置位置の調整は、膨張完了時の中央拘束部の上下方向に沿う内周縁の略全周に沿って、線材を、挿通させ、この線材の長さ調整によっても、行うことができる。なお、このような線材を配設させる場合には、中央拘束部の内周縁が、収縮したり膨らんだりするように、長さ調整されることから、膨張完了時の中央拘束部の形状を、略相似形として調整することができる。また、テザーと相違して、エアバッグの内周側に、線材を大きく露出するように配設させなくとも良いことから、エアバッグ内に流入してくる膨張用ガスを、エアバッグ内で前後両側等に流すような整流布を、線材と干渉させずに、エアバッグ内に配設することもできる。
そして、これらのテザーや線材の長さ調整は、例えば、中央拘束部から離れてエアバッグ外に突出させたテザーや線材の端部に所定の繰り出し調整手段を連結させて、車両のインストルメントパネル、ルーフ、あるいは、シート等に配置させた乗員の着座位置や重量を計測する種々のセンサの出力に応じて、所定の制御回路が繰り出し調整手段を制御して、エアバッグ内に繰り出すテザーや線材の長さ調整を行っても良い。さらに、乗員の着座位置や体格が略一定の範囲に設定されている種々の車両に搭載する場合には、その搭載する車両に応じて、予め、テザーや線材の長さを調整した一定長さの状態で、助手席用エアバッグを車両に搭載してもよく、この場合には、車両搭載後でなく、エアバッグの製造後における車両搭載前までのテザーや線材の長さ調整となるものの、一種類のエアバッグだけで、種々の車両に共用可能となる利点がある。
また、本発明に係る助手席用エアバッグでは、膨張完了時の形状を、頂部を前端側に配設させて、乗員保護部を構成する後面側を底面側とした略四角錐形状として、膨張完了時の略四角錐形状の左右の壁面の領域を構成する外側パネル部と、膨張完了時の略四角錐形状の左右の壁面の間における上壁面から後壁面を経た下壁面の領域を構成する内側パネル部と、から構成する。さらに、内側パネル部を、膨張完了時における内側パネル部を左右方向に沿って2分割するように構成されるとともに、略同一形状とされる左右一対の内側パネル部用基布から、構成する。これらの各内側パネル部用基布は、外周側の縁部を、それぞれ、外側パネル部における左・右壁面の領域を構成する部位の外周縁に、沿わせるように、形成された略C字形状に湾曲した帯状として、それぞれの外周側の縁部を、外側パネル部における左・右壁面の領域を構成する部位の外周縁に結合させ、かつ、内周側の縁部を、相互に結合させることにより、内側パネル部を形成する構成とする。そして、内側パネル部の後面側における左右の外周縁の外側パネル部との結合部位付近が、左・右肩拘束部を形成し、内側パネル部の後面側における各内側パネル部用基布相互の結合部位付近が、中央拘束部を形成するように、構成することが望ましい。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、第1実施形態の助手席用エアバッグ15は、図1に示すように、インストルメントパネル(以下、インパネとする)1の上面2側の内部に配置されるトップマウントタイプの助手席用エアバッグ装置Mに使用されるものである。
この助手席用エアバッグ装置Mは、図1〜3に示すように、折り畳まれたエアバッグ15と、エアバッグ15に膨張用ガスを供給するインフレーター8と、エアバッグ15及びインフレーター8を収納保持するケース6と、エアバッグ15をケース6に取り付けるためのリテーナ11と、折り畳まれたエアバッグ15を覆うエアバッグカバー10と、エアバッグ15内に配置されたテザー42・43の長さ調整を行う繰り出し調整手段としての繰り出し調整装置45と、を備えて構成されている。
なお、本明細書での上下、前後、及び、左右の方向は、車両の直進状態における車両の上下、前後、及び、左右の方向に一致するものである。
エアバッグカバー10は、合成樹脂製のインパネ1と一体的に形成されて、エアバッグ15の展開膨張時に、前後2枚の扉部10a・10bをエアバッグ15に押されて開くように構成されている。また、エアバッグカバー10の扉部10a・10bの周囲には、ケース6に連結される連結壁部10cが形成されている。
インフレーター8は、複数のガス吐出口8bを有した略円柱状の本体部8aと、インフレーター8をケース6に取り付けるためのフランジ部8cと、を備えて構成されている。
ケース6は、上端側に長方形状の開口を有した板金製の略直方体形状に形成され、インフレーター8を下方から挿入させて取り付ける略長方形板状の底壁部6aと、底壁部6aの外周縁から上方に延びてエアバッグカバー10の連結壁部10cを係止する周壁部6bと、を備えて構成されている。ケース6には、底壁部6aの部位に、車両のボディ側に連結される図示しないブラケットが、配設されている。
なお、エアバッグ15とインフレーター8とは、エアバッグ15内に配設される円環状のリテーナ11の複数のボルト11aが、エアバッグ15、インフレーター8のフランジ部8c、及び、ケース底壁部6a、を貫通して、ナット12止めされることにより、ケース6に取り付けられている。
また、ケース底壁部6aには、インフレーター8の本体部8aやボルト11aを挿入させる開口(図符号省略)が形成されている他、エアバッグ15のテザー42・43を挿通させる貫通孔6cが形成されている。
エアバッグ15は、図4〜7に示すように、膨張完了時の形状を、前端側を頂部とし、底面の後面側を乗員保護部27とする略四角錐形状とされている。なお、このエアバッグ15は、車両への搭載時、助手席前方におけるインパネ1の上面2側に折り畳まれて収納されて、膨張用ガスの流入時に、インパネ上面2とウインドシールド4との間を塞ぐように、上方へ突出するとともに後方側へ突出して、後面側の乗員保護部27によって、乗員を保護することとなる。
そして、膨張完了時の乗員保護部27は、左右両側に、乗員の左右両肩部付近をそれぞれ保護可能な左右の肩拘束部28L・28Rを、配設させるとともに、左・右肩拘束部28L・28Rの間の上下方向に沿う部位を、前方側に凹ませて、乗員の少なくとも頭部を含めた左右両肩部の間の部位を保護可能な中央拘束部29として、構成されている。
また、このエアバッグ15は、略四角錐形状の袋状のエアバッグ本体16と、エアバッグ本体16内に配置される複数(第1実施形態では二つ)のテザー42・43と、を備えて構成されている。略四角錐形状のエアバッグ本体16は、後面側を乗員保護部27とし、その前部側をインパネ1の上面2やウインドシールド4と接触する車体側部17として、構成されている。車体側部17の前端の下面側における左右方向の中央には、膨張用ガスを流入させるように円形に開口されて、周縁19をケース6に取り付けるガス流入口20が、配設されている。ガス流入口20の周縁19には、リテーナ11のボルト11aを挿通させて、流入口周縁19をケース6の底壁部6aに取り付けるための複数の取付孔21が、形成されるとともに、テザー42・43をそれぞれ挿通させる挿通孔22・22が形成されている。
そして、第1実施形態の場合、エアバッグ本体16は、図4〜8に示すように、二種類の外側・内側パネル部32・33の外周縁相互を結合して、形成されている。外側パネル部32は、エアバッグ15の膨張完了時における略四角錐形状の左右の壁面15c・15dの領域を構成するものであり、内側パネル部33は、エアバッグ15の膨張完了時における略四角錐形状の左右の壁面15c・15dの間における上壁面15aから後壁面15eを経た下壁面15bの領域を構成するものである。
さらに、第1実施形態の場合、図8に示すように、エアバッグ本体16は、外側パネル部32を構成する1枚の第1基布35と、内側パネル部33を構成する同一形状の左右一対の内側パネル部用基布としての第2基布40L・40Rと、から構成されている。第1基布35は、開いた蝶の形状に近似した左右対称形として、車体側部17におけるガス流入口20の周縁19を構成する略長方形状の下側部位36と、下側部位36から左右両側に延びるように配設される略三角形板状の左側・右側部位37・38と、を備える構成とされている。下側部位36は、膨張を完了させたエアバッグ15の下壁面15bにおけるガス流入口20近傍となる前部側部位を、構成することとなる。左側・右側部位37・38は、膨張を完了させたエアバッグ15の左・右壁面15c・15dを、主に構成することとなる。また、各左側・右側部位37・38における外周縁37a・38a近傍となる部位が、それぞれ、各肩拘束部28L・28Rにおける突出頂部28aより左右方向の端部側に配設される外側壁部28bを構成することとなる。第1実施形態の場合、左側・右側部位37・38は、ガス流入口20の中心を通る線を中心線として線対称形に、形成されている。
各第2基布40L・40Rは、膨張完了時における内側パネル部33の領域を左右方向に沿って2分割するように構成されるもので、第1実施形態の場合、略C字形状に湾曲した帯状(平板状)とされている。第1実施形態の場合、各第2基布40L・40Rは、膨張完了時のエアバッグ15において、上壁面15a・後壁面15eと、下壁面15bの後部側の部位と、を構成することとなる。また、各第2基布40L・40Rは、各肩拘束部28L・28Rの突出頂部28aより左右方向の中央側に配設される内側壁部28cを構成することとなる。
さらに、各第2基布40L・40Rは、外側縁部40d側の形状を、それぞれ、第1基布35における左側・右側部位37・38の外周縁(周縁部)37a・38aにおける元部側縁部37b・38bを除いた部位の形状と略同一とするように、形成されている。そして、各第2基布40L・40Rの内周側に形成される内側縁部40aが、中央拘束部29のエアバッグ15内へ凹んだ先端(内周縁)29aを構成するとともに、エアバッグ15内において、左右の肩拘束部28L・28Rを連通する連通孔23の内周縁を構成することとなる。
なお、第1・第2基布35・40L・40Rは、第1実施形態の場合、ポリエステル糸やポリアミド糸等からなる可撓性を有した織布から形成されて、シリコン等のコーティング材を塗布しないノンコート布として、構成されている。
乗員保護部27における肩拘束部28L・28R及び中央拘束部29は、第1基布35の左側・右側部位37・38と、第2基布40L・40Rと、の周縁相互を、それぞれ、縫合させることによって、形成されている。第1実施形態の場合、第1基布35における左側部位37の周縁部37aと第2基布40Lの外側縁部40dとを縫着させて構成される縫合部位30Lと、右側部位38の周縁部38aと第2基布40Rの外側縁部40d付近とを縫着させて構成される縫合部位30Rと、が、各肩拘束部28L・28Rの突出頂部28aを構成することとなる。そして、各第2基布40L・40Rの内側縁部40a・40a相互を縫着させて構成される縫合部位31付近が、中央拘束部29の内周縁29aを、構成することとなる。
そして、第1実施形態のエアバッグ本体16では、肩拘束部28L・28Rが、中央拘束部29の内周縁29aに位置する連通孔23により、左右方向で連通されている。この連通孔23は、内周縁を、第2基布40L・40Rの内側縁部40a・40a相互を縫着させて構成される縫合部位31(中央拘束部29の内周縁29a)と、第1基布35における下側部位36と、から構成されるもので、第1実施形態の場合、膨張完了時のエアバッグ本体16における乗員保護部27の下部側から車体側部17の下部側にかけて配設されている。そして、この連通孔23は、エアバッグ本体16の膨張完了時において、開口面を、左右方向の略中央において前後方向に沿うように配設されている。
なお、エアバッグ本体16における左右の壁面15c・15dの部位には、余剰の膨張用ガスを排気するベントホール24が、それぞれ配設されている。
そして、テザー42・43は、各第2基布40L・40Rの内側縁部40a・40a相互を縫着させて構成される縫合部位31の形成時に、上端42a・43a側を共縫いされて、膨張完了時のエアバッグ本体16における中央拘束部29の上下方向に沿う外周縁に、上下方向に沿って並設されて、下端42b・43b側を、エアバッグ本体16内の斜め下方向の前方側に延ばしている。第1実施形態の場合には、可撓性を有した金属製や布製の線材からループ状に形成されており、下端42b・43b側が、ガス流入口20を間にした前後のガス流入口20の周縁19の位置に配置された二つの各挿通孔22を経て、エアバッグ本体16の下方側に突出し、車両搭載時には、さらに、ケース6の貫通孔6cを経て、繰り出し調整装置45に連結されることとなる。なお、各テザー42・43の上端42a・43aは、後面15e側の中央拘束部29の上端付近と上下の略中間付近とに、連結されている。
繰り出し調整装置45は、図1〜3に示すように、ケース6に固着されるケース46と、三本のストッパピン47・48・49と、を備えて構成されている。ピン47・48・49は、ケース6の貫通孔6cから離れるように相互に対向して延びるケース46の壁部46a・46bに係止されている。そして、ケース底壁部6aに近い第1ストッパピン47は、壁部46a・46bに両端を固定されて配設され、また、ケース底壁部6aから順に離れる第2・第3ストッパピン48・49は、壁部46aに固着された電磁ソレノイド51・52の可動鉄心から、構成されている。そして、各テザー42・43のループ状の下端42b・43bが、各ストッパピン47・48・49の全てを挿通させつつ、第3ストッパピン49に、巻き掛けられている。
各電磁ソレノイド51・52は、エアバッグ装置Mの制御装置54に作動を制御されるものであり、制御装置54は、インフレーター8の他に、車両の前面衝突を検知する図示しないセンサや、助手席に着座した乗員の体格を検知するための助手席に配置された重量センサ55からの電気信号を入力させるように、構成されている。
そして、制御装置54は、センサ55の電気信号により、助手席に着座した乗員が大柄であることを検知している状態で、車両の前面衝突を検知した際には、インフレーター8に作動信号を出力するとともに、電磁ソレノイド51・52にオン信号を出力して、ピン48・49を、壁部46bから引き抜きつつ壁部46a側に引き込ませるように、作動させる。この時、各テザー42・43は、下端42b・43bが、第1ストッパピン47だけに係止されることから、膨張完了時のエアバッグ本体16内へのテザー42・43の上端42a・43a側の繰り出し長さが、最も長くなる。すなわち、膨張完了時のエアバッグ15の中央拘束部29は、図6・9〜11の実線に示すように、最後端位置P1に、配置されることとなる。
また、制御装置54が、センサ55の電気信号により、助手席に着座した乗員が小柄であることを検知している状態で、車両の衝突を検知した際には、インフレーター8に作動信号を出力するとともに、電磁ソレノイド51・52に対して、ともにオン信号を出力せずに、ピン48・49を、壁部46a・46bに跨がせて係止させておく。この時、各テザー42・43は、下端42b・43bが、第3ストッパピン49に係止されることから、膨張完了時のエアバッグ本体16内へのテザー42・43の上端42a・43a側の繰り出し長さが、最も短くなる。すなわち、膨張完了時のエアバッグ15の中央拘束部29は、図6の二点鎖線や図12・13の二点鎖線に示すように、最前端位置P3に、配置されることとなる。
さらに、制御装置54が、センサ55の電気信号により、助手席に着座した乗員が平均的な体格であることを検知している状態で、車両の衝突を検知した際には、インフレーター8に作動信号を出力するとともに、電磁ソレノイド52だけにオン信号を出力して、ピン49だけを、壁部46bから引き抜きつつ壁部46a側に引き込ませるように、作動させる。この時、各テザー42・43は、下端42b・43bが、第2ストッパピン48に係止されることから、膨張完了時のエアバッグ本体16内へのテザー42・43の上端42a・43a側の繰り出し長さは、中間の長さとなる。すなわち、膨張完了時のエアバッグ15の中央拘束部29は、図6の一点鎖線や図12・13の実線に示すように、最後端位置P1と最前端位置P3との間の中間位置P2に、配置されることとなる。
なお、繰り出し調整装置45は、予め、壁部46aが、電磁ソレノイド51・52を固定させた状態で、ケース6の底壁部6aの下面に固着され、かつ、壁部46bに第1ストッパピン47が固定されている。そして、調整装置45の組み付けは、各テザー42・43の下端42b・43b側を、第2ストッパピン48とともに、第3ストッパピン49に巻き掛けた状態で、第1ストッパピン47を壁部46a側に挿入させ、かつ、第2・3ストッパピン48・49を壁部46b側に挿入させつつ、壁部46bを壁部46aに組み付け、ストッパピン47に抜け止めのCリング53を取り付ければ、繰り出し装置45をケース6に組み付けるとともに、各テザー42・43の下端42b・43b側を繰り出し装置45に連結させることができる。
第1実施形態のエアバッグ15の製造について説明すると、まず、各テザー42・43の各上端42a・43a側を間にして、第2基布40L・40Rを相互に重ね、上端42a・43aとともに内側縁部40a・40a相互を縫合糸を利用して縫着する。ついで、第2基布40L・40Rを、第1基布35における下側部位36の前側縁部36aと各第2基布40L・40Rの前側縁部40bと、を縫着し、第1基布35における下側部位36の後側縁部36bと各第2基布40L・40Rの後側縁部40cと、を縫着する。そして、下側部位36における前後の左側縁部36cを、左側部位37の周縁部37aにおける元部側縁部37bに縫着し、右側縁部36dを、右側部位38の周縁部38aにおける元部側縁部38bに縫着する。その後、左側部位37の周縁部37aと第2基布40Lの外側縁部40dとを縫着し、右側部位38の周縁部38aと第2基布40Rの外側縁部40dとを縫着して、その後、縁部の縫い代を外部に露出させないように、ガス流入口20を利用して反転させ、各テザー42・43の下端42b・43b側を挿通孔22から引き出しておけば、エアバッグ15を製造することができる。
そして、第1実施形態のエアバッグ15では、第2基布40L・40Rが略同一形状の左右一対とされるとともに、第2基布40L・40Rが、外側縁部40dを、それぞれ、外側パネル部32を構成する第1基布35の左側・右側部位37・38の周縁部37a・38aに沿わせるように、周縁部37a・38aにおける元部側縁部37b・38bを除いた部位の形状と略同一として、形成されている。そのため、エアバッグ本体16の縫合作業時に、基布35・40L・40R相互を重ねるように配置させれば、縫着させる縁部相互の位置を一致させることができて、縫合作業が容易となる。
エアバッグ15の製造後、各取付孔21からボルト11aを突出させるようにして、内部にリテーナ11を配設させた状態で、エアバッグ15を折り畳み、さらに、折り崩れしないように、折り畳んだエアバッグ15の周囲を、破断可能なラッピングシート14(図1・2参照)によりくるむ。なお、この時、各テザー42・43の下端42b・43b側は、ラッピングシート14から突出させておく。そして、各ボルト11aをケース底壁部6aに挿通させつつ、折り畳んだエアバッグ15を、ケース6の底壁部6aに載置させ、かつ、各テザー42・43の下端42b・43b側を、貫通孔6cからケース6の下方へ突出させておく。ついで、インフレーター8の本体部8aを、底壁部6aの下方から、ケース6内に挿入させるとともに、底壁部6aから下方に突出している各ボルト11aを、インフレーター8のフランジ部8cに挿通させる。その後、インフレーター8のフランジ部8cから突出した各ボルト11aにナット12を締結させれば、ケース6の底壁部6aに対して、折り畳んだエアバッグ15とインフレーター8とを取り付けることができる。
また、既述したように、繰り出し調整装置45を組み立てつつ、各テザー42・43の下端42b・43bを、繰り出し調整装置45に連結させておく。
そして、車両に搭載されたインパネ1におけるエアバッグカバー10の連結壁部10cに、ケース6の周壁部6bを係止させ、ケース6の図示しない所定のブラケットを、ボディ側の部位に固定させ、制御装置54からの図示しないリード線をインフレーター8や電磁ソレノイド51・52に結線すれば、助手席用エアバッグ装置Mを車両に搭載することができる。
エアバッグ装置Mの車両への搭載後、車両の前面衝突時、インフレーター8の各ガス吐出口8bから膨張用ガスが吐出されれば、エアバッグ15が、膨張してラッピングシート14を破断するとともに、エアバッグカバー10の扉部10a・10bを図1の二点鎖線に示すように押して開かせることとなる。そして、エアバッグ15は、エアバッグカバー10の扉部10a・10bが開いて形成された開口から、上方へ突出するとともに、インパネ上面2とインパネ1の上方のウインドシールド4との間を塞ぐように、車両の後方側へ展開膨張して、図1の二点鎖線、及び、図9〜11に示すごとく、膨張を完了させることとなる。
そして、第1実施形態の助手席用エアバッグ15では、車両搭載状態で展開膨張する際、乗員保護部27が、左右の肩拘束部28L・28Rに挟まれた中央拘束部29を前方側に凹ませて、膨張を完了させることとなる。そのため、膨張完了時のエアバッグ15に乗員MPが干渉する際には、後方に突出するように配設されている左右の肩拘束部28L・28Rが、まず、乗員MPの左右の肩部MS付近と干渉することとなって、乗員MPの前進移動する運動エネルギーが低減され、その後、乗員MPの頭部MHが、肩拘束部28L・28R間の凹んだ中央拘束部29に侵入しつつ、その中央拘束部29によって、前方側への移動を抑えるように、拘束されることとなる。そのため、肩拘束部28L・28Rによって運動エネルギーが低減された後に、乗員MPの頭部MHが、エアバッグ15からの反力を抑えて、ソフトに受け止められることとなる。
そして、第1実施形態の助手席用エアバッグ15では、車両搭載状態での膨張完了時の中央拘束部29が、前後方向に沿う配置位置を、図6に示すように、P1・P2・P3の位置に、調整可能に構成されている。そのため、例えば、助手席に着座した乗員MPが、大柄であれば、図6・10・11の実線に示すように、左右の肩拘束部28L・28Rより中央拘束部29の前方側への凹み量を小さくするように、中央拘束部29を、後側のP1に位置させて、エアバッグ15の全体の容積を大きくして、エアバッグ15を膨張させる。すると、大柄な乗員MPは、着座位置もエアバッグ15から後方側へ離れており、大きな容積のエアバッグ15の膨張開始から膨張完了までの時間が、若干、かかっても、膨張を完了させたエアバッグ15の左右の肩拘束部28より、的確に、左右の肩部MSが拘束され、その後、乗員MPの頭部MHが、中央拘束部29によって、ソフトに受け止められることとなる。
なお、この場合、中央拘束部29は、後位置P1に配置されて、前位置P2・P3に配置させる場合に比べて、乗員MPの頭部MHに接近している状態であるが、左右の肩拘束部28L・28Rが左右方向の厚さを十分に確保するように膨張していることから、これらの十分に膨張している肩拘束部28L・28Rによって、大柄な乗員MPの前方移動する運動エネルギーが余裕を持って吸収され、乗員MPの頭部MHが、中央拘束部29によって、ソフトに受け止められることとなる。
一方、助手席に着座した乗員MPが、小柄であれば、着座位置も前側であることから、図6・12・13の二点鎖線に示すように、左右の肩拘束部28L・28Rより中央拘束部29の前方側への凹み量を大きくするように、中央拘束部29を、前側P3に位置させて、エアバッグ15の全体の容積を小さくし、膨張完了までの時間を短くする。そのため、膨張を完了させた左右の肩拘束部28L・28Rが、まず、前進移動してくる小柄な乗員MPの肩部MSを、拘束し、その後、小柄な乗員MPの頭部MHを、中央拘束部29の底面29bによって、ソフトに受け止めることができる。
なお、この場合、中央拘束部29が、前方側に位置していることから、後側P1に位置している場合に比べて、前方側に深く凹んでおり、エアバッグ15に近い位置に着座している乗員MPであっても、的確に、左右の肩拘束部28L・28Rで、乗員MPの左右の肩部MSを拘束した後に、乗員MPの頭部MHを、前側P3に位置している中央拘束部29の底面29bで拘束でき、安定して、乗員MPの頭部MHをソフトに受け止めることができる。
そして、この場合、仮に、エアバッグ15に近い位置に着座している乗員MPが、大柄であっても、前方側に深く凹んでいる中央拘束部29の後面29bによって頭部MHを保護する前に、乗員MPの左右両肩部MSを拘束する左右の肩拘束部28L・28Rが、長い吸収ストロークにより、乗員MPの前進移動する運動エネルギーを十分に吸収できることから、大柄な乗員MPの頭部MHを、前方側に深く凹んでいる中央拘束部29の後面29bによって、ソフトに受け止めることが可能となる。
さらに、乗員MPが平均的な体格としている場合には、図6の一点鎖線や図12・13の実線に示すように、中央拘束部29が中間位置P2に配置されて、エアバッグ15が膨張を完了させ、そして、乗員MPは、肩拘束部28L・28Rに左右の肩部MSが拘束されて、運動エネルギーを低減された状態で、中央拘束部29の後面29bによって、乗員頭部MHがソフトに保護されることとなる。
したがって、第1実施形態の助手席用エアバッグ15では、膨張を完了させたエアバッグ15に乗員MPの頭部MHが干渉した際に、乗員MPの体格や着座位置に応じて、反力を抑えて、乗員MPの頭部MHを的確に保護することが可能となる。
なお、実施形態のエアバッグ15では、エアバッグ15に近い位置に着座している乗員MPが、大柄であっても、大柄な乗員MPの頭部MHを、ソフトに受け止めることができることから、センサ55を重量センサでなく、着座した乗員の前後位置を計測できる距離センサ、例えば、インパネ1と乗員との距離を測定できる距離センサ、あるいは、シート自体の前後位置を測定できる距離センサ等に変えて、乗員が前位置にいる際には、中央拘束部29の底面29bをP3の位置に配置させ、乗員が後位置にいる際には、中央拘束部29の底面29bをP1の位置に配置させ、乗員が前後方向の中間位置に着座している場合には、中央拘束部29の底面29bをP2の位置に配置させるように、制御装置54が、距離センサの信号に基いて、調整装置45を制御してもよい。
そして、第1実施形態の助手席用エアバッグ15での中央拘束部29の配置位置の調整は、膨張完了時の中央拘束部29の上下方向に沿う内周縁29aに、上下方向に沿って並設させて、エアバッグ15内の前方側に延びる複数のテザー42・43を、連結させている。そのため、各テザー42・43の長さを適宜変更すれば、中央拘束部29の前後位置に加えて、中央拘束部29の上下方向に沿う傾斜角度も、調整可能となる。すなわち、前方側のテザー42の装置45からの繰り出し長さを長くし、後方側のテザー43の装置45からの繰り出し長さを短くすれば、図11の一点鎖線に示すように、中央拘束部29の後面29bは、前端側が上方に配置され、後端側が下方に配置される状態となって、後面29bが、水平方向からの後下がりの傾斜を大きくすることができ、逆に、テザー42の装置45からの繰り出し長さを短く、テザー43の装置45からの繰り出し長さを長くすれば、図11の二点鎖線に示すように、中央拘束部29の後面29bは、水平方向からの後下がりの傾斜を浅くすることができる。
さらに、第1実施形態の助手席用エアバッグ15では、エアバッグ本体16の膨張完了時の形状が、頂部を前端側に配設させて、乗員保護部27を構成する後面側を底面側とした略四角錐形状として、膨張完了時の略四角錐形状の左右の壁面15c・15dの領域を構成する外側パネル部32と、膨張完了時の略四角錐形状の左右の壁面15c・15dの間における上壁面15aから後壁面15eを経た下壁面15bの領域を構成する内側パネル部33と、から構成されている。さらに、内側パネル部33が、膨張完了時における内側パネル部33を左右方向に沿って2分割するように構成されるとともに、略同一形状とされる左右一対の内側パネル部用基布40L・40Rから、構成されている。これらの各内側パネル部用基布40L・40Rは、外周側の縁部40dを、それぞれ、外側パネル部32における左・右壁面15c・15dの領域を構成する部位の外周縁37a・38aに、沿わせるように、形成された略C字形状に湾曲した帯状として、それぞれの外周側の縁部40dを、外側パネル部32における左・右壁面15c・15dの領域を構成する部位の外周縁37a・38aに結合させ、かつ、内周側の縁部40aを、相互に結合させることにより、内側パネル部33が形成されている。そして、内側パネル部33の後面側における左右の外周縁40d・40dの外側パネル部37a・38aとの結合部位30L・30R付近が、左・右肩拘束部28L・28Rを形成し、内側パネル部33の後面側における各内側パネル部用基布40・40相互の結合部位31付近が、中央拘束部29を形成することとなる。
このような構成の助手席用エアバッグ15では、膨張完了時における左右方向の略中央となる位置に、内側パネル部33を構成する内側パネル部用基布40・40の内周側の縁部40a・40a相互を結合させた結合部位31が、略前後方向に沿ったエアバッグ15の周方向の略全域に配設されることとなる。そして、この結合部位31を構成する内側パネル部用基布40・40の内周側の縁部40aが、内側パネル部用基布40・40の外周側の縁部40dよりも長さ寸法を小さく設定されることから、この結合部位31は、エアバッグ15の膨張完了時において、外側に突出せず、側方から見て、エアバッグ15を構成する外周縁より内周側に位置することとなる。そのため、このような構成の助手席用エアバッグでは、所定形状の外側パネル部32を構成する基布35と二枚の基布40・40からなる内側パネル部33とを使用して、後面側に、左右の肩拘束部28L・28Rと、左右の肩拘束部28L・28Rの間における前方側へ凹んだ中央拘束部29と、を備えてなる乗員保護部27を、容易に形成することができる。
そして、このような構成のエアバッグ15では、上記のテザー42・43を、内側パネル部用基布40・40における内周側の縁部40a・40a相互の結合時に、容易に、配設することもできる。
また、助手席用エアバッグでの中央拘束部の配置位置の調整は、テザー42・43の他、図17・18に示す第2実施形態のエアバッグ15Aに示すように、膨張完了時の中央拘束部29の上下方向に沿う内周縁29aの略全周に沿って、線材57を、挿通させ、この線材57の長さ調整によっても、行うことができる。
線材57は、可撓性を有した金属材や布材からなり、内側パネル部33を構成する二枚の内側パネル部用基布40の内周縁40a・40a相互を結合させる際、内周縁40aに沿って線材57を挿通可能として、線材57を配設させている。そして、この線材57の後端57bは、内周縁40aにおける後側縁部40c側に、固着させ、前端57aは、内周縁40aにおける前側縁部40b側からエアバッグ本体16の内周面側に突出させ、そして、挿通孔22からエアバッグ本体16外に突出させ、そして、第1実施形態と同様の繰り出し調整装置45の第3ストッパピン49まで巻き掛けた後、前端57aの端末をケース46の壁部46aに固定させて、前端57aを調整装置45に連結させている(図14〜16参照)。
なお、第2実施形態のエアバッグ15Aでは、テザー42・43の代わりに、後端57b側をエアバッグ本体16に固着させた線材57を、中央拘束部29の内周縁29a側となる内側パネル部用基布40の内周縁40a・40a相互の結合部位に、挿通可能に配設させ、前端57aを各ピン47・48・49に巻き掛けるようにして、前端57aの端末をケース46に固定させて、挿通孔22を前方側の一つとしている点が、第1実施形態と相違するだけで、他の構成は、第1実施形態と同様であり、同一部の部材・部位には同一の符号を付して説明を省略する。さらに、このエアバッグ15Aは、第1実施形態と同様に折り畳まれて、ケース6・インフレーター8・エアバッグカバー10とともに、車両に搭載されることとなる。
また、線材57の前端57aが連結される繰り出し調整装置45も、図14〜16に示すように、第1実施形態の調整装置45と同様の構成である。なお、ケース6の底壁部6aの貫通孔6cは、前方側に配置されている一つとしている。
そして、このエアバッグ15Aの使用状態では、まず、制御装置54が、センサ55の電気信号により、助手席に着座した乗員が大柄であることを検知している状態で、車両の前面衝突を検知した際には、インフレーター8に作動信号を出力するとともに、電磁ソレノイド51・52にオン信号を出力して、ピン48・49を、壁部46bから引き抜きつつ壁部46a側に引き込ませるように、作動させる。この時、線材57は、前端57aが、第1ストッパピン47だけに係止されることから、膨張完了時のエアバッグ本体16内への線材57の繰り出し長さが、最も長くなる。そのため、膨張完了時のエアバッグ15Aは、基布40・40の内側縁部40a・40a相互の結合部位31、換言すれば、連結孔23の内周縁が膨らんで、実質的な長さが長くなる状態となって、中央拘束部29の内周縁29aが、図17〜20の実線に示すように、最後端位置P1に、配置されることとなる。
その結果、膨張を完了させたエアバッグ15Aでは、左右の肩拘束部28L・28Rより中央拘束部29の前方側への凹み量を小さくするように、中央拘束部29を、後側のP1に位置させて、エアバッグ15Aの全体の容積を大きくして、エアバッグ15Aを膨張させることから、大柄な乗員MPは、着座位置もエアバッグ15から後方側へ離れており、大きな容積のエアバッグ15Aの膨張開始から膨張完了までの時間が、若干、かかっても、膨張を完了させたエアバッグ15Aの左右の肩拘束部28より、的確に、左右の肩部MSが拘束されて、その後、乗員MPの頭部MHが、中央拘束部29によって、ソフトに受け止められることとなる。
また、制御装置54が、センサ55の電気信号により、助手席に着座した乗員が小柄であることを検知している状態で、車両の衝突を検知した際には、インフレーター8に作動信号を出力するとともに、電磁ソレノイド51・52に対して、ともにオン信号を出力せずに、ピン48・49を、壁部46a・46bに跨がせて係止させておく。この時、線材57の前端57aが、第3ストッパピン49に係止されることから、膨張完了時のエアバッグ本体16内への線材57の繰り出し長さが、最も短くなる。すなわち、基布40・40の内側縁部40a・40a相互の結合部位31、換言すれば、連結孔23の内周縁の実質的な長さが短くなって、中央拘束部29の内周縁29aが、図17〜20の二点鎖線に示すように、最前端位置P3に、配置されることとなる。
その結果、膨張を完了させたエアバッグ15Aでは、左右の肩拘束部28L・28Rより中央拘束部29の前方側への凹み量を大きくするように、中央拘束部29を、前側P3に位置させて、エアバッグ15Aの全体の容積を小さくし、膨張完了までの時間を短くする。そのため、膨張を完了させた左右の肩拘束部28L・28Rが、まず、前進移動してくる小柄な乗員MPの肩部MSを、拘束し、その後、小柄な乗員MPの頭部MHを、中央拘束部29の底面29bによって、ソフトに受け止めることができる。
さらに、制御装置54が、センサ55の電気信号により、助手席に着座した乗員が平均的な体格であることを検知している状態で、車両の衝突を検知した際には、インフレーター8に作動信号を出力するとともに、電磁ソレノイド52だけにオン信号を出力して、ピン49だけを、壁部46bから引き抜きつつ壁部46a側に引き込ませるように、作動させることから、線材57の前端57aが第2ストッパピン48に係止され、線材57のエアバッグ本体16内への繰り出し長さが、中間的な長さとなり、そして、連結孔23の内周縁の実質的な長さも中間的な長さとなって、中央拘束部29の内周縁29aが、図18〜20の一点鎖線に示すように、中間位置P2に、配置される。
その結果、膨張を完了させたエアバッグ15Aでは、左右の肩拘束部28L・28Rより中央拘束部29の前方側への凹み量を大きくするように、中央拘束部29を、中間位置P2に位置させる。そして、膨張を完了させた左右の肩拘束部28L・28Rが、まず、前進移動してくる平均的な体格の乗員MPの肩部MSを、拘束し、その後、その乗員MPの頭部MHを、中央拘束部29の底面29bによって、ソフトに受け止めることとなり、第1実施形態のエアバッグ15と同様な作用・効果を得ることができる。
なお、第2実施形態のエアバッグ15Aでは、線材57の繰り出し長さの調整によって、中央拘束部29の内周縁29aが、収縮したり膨らんだりするように、長さ調整されることから、膨張完了時の中央拘束部29の形状を、略相似形として調整することができる。
さらに、第2実施形態のエアバッグ15Aでは、テザー42・43と相違して、エアバッグ15Aの内周側に、線材57を大きく露出するように配設させなくとも良いことから、エアバッグ15内に流入してくる膨張用ガスを、エアバッグ15内で前後両側等に流すような整流布を、線材57と干渉させずに、エアバッグ15A内に配設することもできる。
なお、第2実施形態では、繰り出し調整装置45を線材57の前端57側だけに連結させたが、後端57b側も、前端57a側と同様に、エアバッグ15Aから突出させて、ケース底壁部6aの後縁側下面に固定させた調整装置45に、連結させてもよい。また、調整装置45と連結する際、端部57a・57bを、第1実施形態のようにループ状とし、ピン46・47・49に巻き掛けるようにしてもよい。
また、これらのテザー42・43や線材57の長さ調整は、実施形態のような繰り出し長さ調整装置45の他、強制的に牽引したり繰り出したりできるモータやプリテンショナーから繰り出し長さ調整手段を構成しても良い。そして、車両のインストルメントパネル、ルーフ、あるいは、シート等に配置させた乗員の着座位置や重量を計測する種々のセンサの出力に応じて、所定の制御回路が繰り出し調整手段を制御して、エアバッグ内に繰り出すテザーや線材の長さ調整を行っても良い。
さらに、乗員の着座位置や体格が略一定の範囲に設定されている種々の車両に搭載する場合には、その搭載する車両に応じて、予め、テザーや線材の長さを調整した一定長さの状態で、助手席用エアバッグを車両に搭載してもよく、この場合には、車両搭載後でなく、エアバッグの製造後における車両搭載前までのテザーや線材の長さ調整となるものの、一種類のエアバッグだけで、種々の車両に共用可能となる利点がある。
なお、実施形態のエアバッグ15・15Aでは、外側パネル部32を、左側壁部15cを構成する左側部位37と、右側壁部15dを構成する右側部位38と、を左右方向で連結させた1枚の第1基布35から構成しているが、外側パネル部の形状はこれに限られるものではなく、例えば、外側パネル部を、左側部位と右側部位とをそれぞれ分離させた2枚の基布から、構成してもよい。また、実施形態のエアバッグ15・15Aでは、縫合糸を用いて縫着させることにより、基布35・40L・40Rの周縁相互を結合させて構成されているが、基布の周縁相互の結合手段はこれに限られるものではなく、例えば、基布の周縁相互を、接着剤等を使用して接合させる構成としてもよい。
本発明の第1実施形態である助手席用エアバッグを使用した助手席用エアバッグ装置の車両前後方向の概略縦断面図である。 第1実施形態の助手席用エアバッグ装置の車両前後方向の概略拡大断面図である。 第1実施形態で使用する繰り出し調整装置の概略縦断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。 第1実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の前方側から見た斜視図である。 第1実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の後方側から見た斜視図である。 第1実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の前後方向に沿った断面図である。 第1実施形態のエアバッグ本体を単体で膨張させた状態の概略断面図であり、図6のVII−VII部位に対応する。 第1実施形態のエアバッグを構成する部材を示す平面図である。 第1実施形態のエアバッグの使用状態を説明する図であり、膨張が完了した状態を示す車両後方側から見た図である。 第1実施形態のエアバッグの使用状態を説明する図であり、膨張が完了した状態を示す車両の上方から見た概略図である。 第1実施形態のエアバッグの使用状態を説明する図であり、膨張が完了した状態を示す車両の側方から見た概略図である。 第1実施形態のエアバッグにおける中央拘束部の前後位置を調整した状態での車両の上方から見た概略図である。 第1実施形態のエアバッグにおける中央拘束部の前後位置を調整した状態での車両の側方から見た概略図である。 第2実施形態である助手席用エアバッグを使用した助手席用エアバッグ装置の車両前後方向の概略縦断面図である。 第2実施形態の助手席用エアバッグ装置の車両前後方向の概略拡大断面図である。 第2実施形態で使用する繰り出し調整装置の概略縦断面図であり、図15の XVI− XVI部位に対応する。 第2実施形態のエアバッグを単体で膨張させた状態の前後方向に沿った断面図である。 第2実施形態のエアバッグ本体を単体で膨張させた状態の概略断面図であり、図17のXVIII−XVIII部位に対応する。 第2実施形態のエアバッグにおける中央拘束部の前後位置を調整した状態での車両の上方から見た概略図である。 第2実施形態のエアバッグにおける中央拘束部の前後位置を調整した状態での車両の側方から見た概略図である。
符号の説明
1…インストルメントパネル(インパネ)、
2…(インパネの)上面、
15・15A…エアバッグ、
16…エアバッグ本体、
27…乗員保護部、
28(28L・28R)…肩拘束部、
29…中央拘束部、
32…外側パネル部、
33…内側パネル部、
40…内側パネル部用基布、
42・43…テザー、
45…(繰り出し調整手段)繰り出し調整装置、
57…線材、
MP…乗員、
MH…頭部、
MS…肩部、
M…助手席用エアバッグ装置。

Claims (3)

  1. 車両の助手席前方におけるインストルメントパネルの上面側に折り畳まれて収納され、膨張用ガスの流入時に、上方へ突出するとともに後方側へ突出して、後面側により、乗員を保護可能とした助手席用エアバッグにおいて、
    膨張完了時の後面側を乗員保護部として構成されて、
    該乗員保護部が、左右両側に、乗員の左右両肩部付近をそれぞれ保護可能な左右の肩拘束部を、配設させ、かつ、該左・右肩拘束部の間の上下方向に沿う部位を、前方側に凹ませて、乗員の少なくとも頭部を含めた左右両肩部の間の部位を保護可能な中央拘束部として、構成されるとともに、
    膨張完了時の形状を、頂部を前端側に配設させて、前記乗員保護部を構成する後面側を底面側とした略四角錐形状として、
    膨張完了時の略四角錐形状の左右の壁面の領域を構成する外側パネル部と、膨張完了時の略四角錐形状の左右の壁面の間における上壁面から後壁面を経た下壁面の領域を構成する内側パネル部と、から構成され、
    前記内側パネル部が、膨張完了時における前記内側パネル部を左右方向に沿って2分割するように構成されるとともに、略同一形状とされる左右一対の内側パネル部用基布から、構成され、
    該各内側パネル部用基布が、
    外周側の縁部を、それぞれ、前記外側パネル部における左・右壁面の領域を構成する部位の外周縁に、沿わせるように、形成された略C字形状に湾曲した帯状とされて、
    それぞれの外周側の縁部を、前記外側パネル部における左・右壁面の領域を構成する部位の外周縁に結合させ、かつ、内周側の縁部を、相互に結合させることにより、前記内側パネル部を形成する構成として、
    前記内側パネル部の後面側における左右の外周縁の前記外側パネル部との結合部位付近が、前記左・右肩拘束部を形成し、
    前記内側パネル部の後面側における前記各内側パネル部用基布相互の結合部位付近が、前記中央拘束部を形成する構成として、
    車両搭載状態での膨張完了時の前記中央拘束部が、前後方向に沿う配置位置を、調整可能に構成されていることを特徴とする助手席用エアバッグ。
  2. 膨張完了時の前記中央拘束部の内周縁に、エアバッグ内の前方側に延びるテザーが、連結され、
    前記テザーの長さ調整によって、前記中央拘束部の前後方向に沿う配置位置が、調整されていることを特徴とする請求項1に記載の助手席用エアバッグ。
  3. 膨張完了時の前記中央拘束部の上下方向に沿う内周縁の略全周に沿って、線材が、挿通され、
    該線材の長さ調整によって、膨張完了時の前記中央拘束部の上下方向に沿う内周縁の実質的な長さ寸法が調整されて、前記中央拘束部の前後方向に沿う配置位置が、調整されていることを特徴とする請求項1に記載の助手席用エアバッグ。
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