JP5321155B2 - 側突用エアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、車両に外側方から衝撃が加わった場合に、車両用シートに着座している乗員の外側方でエアバッグを膨張させて、乗員を衝撃から保護するようにした側突用エアバッグ装置に関する。
車両のサイドドア等のボディサイド部に対して側突による衝撃が加わった場合に、その衝撃から乗員を保護する装置として側突用エアバッグ装置が知られている。この側突用エアバッグ装置は、シートバック(背もたれ部)の外側部に収納されるインフレータ、リテーナ及びエアバッグを備えて構成されている。
そして、側突用エアバッグ装置では、側突によりボディサイド部に外側方から衝撃が加わると、インフレータからガスが噴出されてエアバッグがシートバックの外側部から前方へ向って膨らみ、車両用シートに着座している乗員とボディサイド部との間の隙間を通り、乗員の側部を保護し得る大きさ・形状に膨張する。そして、このエアバッグにより乗員が拘束され、ボディサイド部を通じて乗員へ伝わる外側方からの衝撃が緩和される。
ここで、側突用エアバッグ装置は種々提案されており、その一例としては、縫製によりエアバッグの内部空間を第1チャンバとその上側の第2チャンバとに区画し、インフレータから噴出されたガスを第2チャンバよりも第1チャンバへ多く分配するようにした側突用エアバッグ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の側突用エアバッグ装置は、側突時には、第1チャンバにより人体側部の腰部を保護し、第2チャンバにより人体側部の胸部を保護するようになっている。
特開2005−178470号公報
ところで、側突用エアバッグ装置は、上述したように、車両用シートに着座した乗員とボディサイド部との間の空間でエアバッグを膨張させて衝撃を吸収するものである。ところが、乗員とボディサイド部との間の空間は、乗員とステアリングホイールとの間の空間に比べて狭い。また、乗員とボディサイド部との間の空間は車両の大きさによっても異なり、一般に小型の車両になるほど上記空間が狭くなる。そこで、このような事情を考慮して、例えば、図11(a)に示すように、第1チャンバ100とその上側の第2チャンバ101とに区画された第1エアバッグ102とは別に、乗員を車幅方向内側へ押すための第2エアバッグ103が追加された側突用エアバッグ装置104が考えられる。しかし、この構成では、第1エアバッグ102が膨張する前に第2エアバッグ103が膨張することで乗員とボディサイド部との間の空間を広げることを期待しているにも拘わらず、図11(b)に示すように、インフレータ105から噴出されたガスは、第1チャンバ100及び第2チャンバ101に優先的に供給されるため第2エアバッグ103が膨張するのは遅い。すなわち、第1エアバッグ102とは別に第2エアバッグ103を設けても側突用エアバッグ装置104では、第2エアバッグ103は第1エアバッグ102が膨張した後に膨張して第2エアバッグ103としての機能を十分に果たすことができないおそれがあった。しかも、ボディサイド部の下側は、側突時に相手側の車両のバンパー部分が当たる箇所であるため、ボディサイド部の上側に比べて先に変形するにも拘らず、側突用エアバッグ装置104では第1チャンバ100と第2チャンバ101とが略同時に膨張する。そのため、第1エアバッグ102の第1チャンバ100及び第2チャンバ101の膨張順序は、側突時におけるボディサイド部の変形態様に即していなかった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、第1エアバッグよりも先に第2エアバッグを膨張させることで第1エアバッグの膨張領域を広げ、側突時に第1チャンバ、第2チャンバの順に膨張させることができる側突用エアバッグ装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ガス発生源から発生するガスにより車両用シートに着座した乗員と車両のボディサイド部との間で膨張される第1エアバッグが、前記車両用シートのシートバックにおいて、車幅方向の外側部内に配置された側突用エアバッグ装置であって、前記第1エアバッグは、前記ガス発生源から発生するガスにより膨張する第1チャンバと、前記第1チャンバよりも上側において前記ガス発生源から発生するガスにより膨張する第2チャンバとに区画され、前記シートバック内には、前記第1エアバッグとは別に、前記ガス発生源からのガスにより膨張して前記車両用シートに着座した乗員を車幅方向内側に押す第2エアバッグが設けられ、前記第2エアバッグ、前記第1チャンバ、前記第2チャンバの順に膨張するように制御する順序制御機構を備え、前記順序制御機構は、前記ガス発生源から発生したガスを、前記第2エアバッグ、前記第1チャンバ、前記第2チャンバの順に優先的に供給するように、前記ガスの流れを整流する整流機構から構成されており、前記第2エアバッグ内と前記第1チャンバ内とは、前記第1エアバッグ及び前記第2エアバッグのそれぞれに形成された連通孔部を介して連通しており、前記整流機構は、前記第1エアバッグの基端との間に前記第1チャンバと前記第2チャンバとを連通させる連通路を確保しつつ前記第1チャンバと前記第2チャンバとを区画する区画部と、前記第1チャンバ内において、前記ガス発生源から供給されたガスが前記連通孔部に向って流れるように導く整流部材と、から少なくとも構成されていることを要旨とする。
この発明では、側突時にガス発生源からガスが供給されると、順序制御機構により、第2エアバッグ、第1チャンバ、第2チャンバの順に膨張するように制御される。すなわち、側突時には、第2エアバッグが乗員を車幅方向内側に押して、車両のボディサイド部と車両用シートに着座している乗員との間の領域を車幅方向に広げたうえで、第1エアバッグがボディサイド部と乗員との間の領域に膨出する。したがって、第2エアバッグにより、ボディサイド部と乗員との間の領域の拡張が確実に行われ、その結果、第1エアバッグは、側突前よりも広い膨張領域に向って膨出することができる。
また、側突時に相手側の車両のバンパー部分が当たって、ボディサイド部の下側が先に変形しても、下側の第1チャンバが第2チャンバよりも先に膨張することで対応できる。したがって、車両の側方からの衝撃に対する乗員の保護性能が向上する。
さらに、ガス発生源から発生したガスの流れを整流することで、第2エアバッグ、第1チャンバ、第2チャンバの順に膨張させることができる。したがって、順序制御機構は、第2エアバッグ、第1チャンバ、第2チャンバの膨張順序を電気的な制御により決定しなくともよい。
加えて、ガス発生源から第1チャンバ内にガスが供給されると、そのガスは整流部材によって連通孔部に向うように導かれ、連通孔部を介して第2エアバッグ内に優先的にガスが供給される。また、第1チャンバと第2チャンバとは連通しているため、ガス発生源から供給されたガスは第1チャンバから第2チャンバに流れ込む。そのため、エアバッグ毎やチャンバ毎にガス発生源を設けなくとも、第2エアバッグ、第1チャンバ、第2チャンバの優先順位でそれぞれにガスを供給して、第2エアバッグ、第1チャンバ、第2チャンバの順に膨張させることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記ガス発生源は、インフレータであり、前記整流部材は、前記インフレータのガス噴出部から噴出されたガスを内側に導入可能なチューブ状部材であり、前記チューブ状部材は、前記第1チャンバに開口する第1出口と、前記第1出口よりも前記ガス噴出部の近くに形成されるとともに前記第1エアバッグの前記連通孔部に連通する第2出口と、前記連通路に開口する第3出口とを有することを要旨とする。
この発明では、インフレータから噴出されたガスがチューブ状部材の内部に導入されれば、そのガスはチューブ状部材によって第2出口を通じて連通孔部に向うように導かれる。また、チューブ状部材の内部に導入されたガスの一部は、第1出口及び第3出口から流出して、第1チャンバ、第2チャンバに供給される。したがって、単一のインフレータで、第2エアバッグ内部に優先的にガスを供給しながら、第1チャンバ及び第2チャンバにもガスを供給できる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記チューブ状部材内に前記ガス噴出部が位置するように前記第3出口に前記インフレータが挿入され、前記インフレータが挿入された状態における前記第3出口の開口面積は、前記第1出口の開口面積よりも小さいことを要旨とする。
この発明では、チューブ状部材内にガスが噴出され、そのガスはチューブ状部材内部から第2エアバッグ内部、第2チャンバ、及び第1チャンバに供給される。また、第3出口にインフレータが挿入されることにより第3出口の開口面積は小さくなり、第1出口から流出するガス量を第3出口から流出するガス量よりも少なくすることができる。したがって、単位時間当たりに第2チャンバに供給されるガス量は、第1チャンバに供給されるガス量よりも少なくなるため、確実に第1チャンバ、第2チャンバの順に膨張するように制御できる。
本発明によれば、第1エアバッグよりも先に第2エアバッグを膨張させることで第1エアバッグの膨張領域を広げ、側突時に第1チャンバ、第2チャンバの順に膨張させることができる。
本実施形態において、側突用エアバッグ装置が装備された車両用シートの概略側面図。 車両用シート及びボディサイド部の位置関係を示す概略平断面図。 エアバッグモジュールを示す概略平断面図。 主エアバッグ及び補助エアバッグが展開された状態のエアバッグモジュールを示す概略側面図。 図4から補助エアバッグが分離された状態のエアバッグモジュールを示す概略側面図。 図4のA−A線概略部分断面図。 インナーバック及びインフレータの一部を示す概略斜視図。 膨張した状態の補助エアバッグ及び膨張途中の主エアバッグを示す部分平断面図。 腰部保護用チャンバの膨張途中であって、腰部保護用チャンバの膨張が完了した状態を示す概略側面図。 主エアバッグの膨張が完了した状態を示す概略側面図。 (a)は第1エアバッグ及び第2エアバッグを備えた側突用エアバッグ装置の概略側面図、(b)は側突用エアバッグ装置の概略断面図。
以下、本発明を具体化した側突用エアバッグ装置の一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。なお、以下の記載において、方向を説明する際には、車両の前進方向を前方と記載し、それを基準に上、下、前、後、左、右を規定し、エアバッグの場合には、図4で示す展開状態のエアバッグを基準に、車両の前記各方向に沿うものとする。
図1には、車両の車室内に配置された車両用シート11と、車両用シート11に着座する乗員Pとが示されている。車両用シート11は、シートクッション(座部)12と、そのシートクッション12の後側から起立し、かつ傾き調整機構(図示略)を有するシートバック(背もたれ部)13とを備えている。そして、図2に示すように、シートバック13のボディサイド部14側(車外側)の側部、すなわち外側部15には側突用エアバッグ装置の主要部をなすエアバッグモジュール16が収納されている。
図3に示すように、エアバッグモジュール16は、略上下方向に延びるとともにシートバック13の外側部15の骨格を構成する外サイドフレーム部17周りに組み付けられている。エアバッグモジュール16を構成する主エアバッグ18は、基端部18a側が外サイドフレーム部17に締結されるとともに締結された部分よりも先端側の部分が外サイドフレーム部17の前側で折り畳まれている。また、エアバッグモジュール16を構成する補助エアバッグ19は、基端部19aが外サイドフレーム部17に締結されるとともに締結された部分よりも先端側の部分が外サイドフレーム部17よりも内側で折り畳まれている。そして、主エアバッグ18の基端部18a内にはインフレータ20が収容されている。ここで、側突用エアバッグ装置は、エアバッグモジュール16に加えて、衝撃センサ21と、制御装置Oとを備えることによって構成されている。衝撃センサ21は加速度センサ等からなるとともに、車両のボディサイド部14(図2参照)に設けられている。そして、衝撃センサ21は、車両のボディサイド部14に側方から加えられる衝撃を検出するように構成されている。制御装置Oは、衝撃センサ21からの検出信号に基づきインフレータ20の作動を制御する。
図4では、主エアバッグ18及び補助エアバッグ19が展開された状態のエアバッグモジュール16を示している。図4に示すように、主エアバッグ18及び補助エアバッグ19は、それぞれ1枚の基布が中央部で二つ折りされ、その状態で結合されることにより形成されている。そして、主エアバッグ18及び補助エアバッグ19はそれらの基端部18a,19a同士が合致する状態で重ね合わされている。主エアバッグ18及び補助エアバッグ19の基布としては、強度が高く、かつ可撓性を有していて容易に折り畳むことのできる素材、例えばポリエステル糸やポリアミド糸等を用いて形成した織布等が適している。主エアバッグ18及び補助エアバッグ19それぞれの基布の結合は、結合部22,23においてなされている。主エアバッグ18の結合部22はその大部分が2つ折りされた状態における基布の辺に沿って周縁部に設けられるとともに、その一部は周縁部よりも主エアバッグ18の内方となる箇所に設けられている。また、補助エアバッグ19の結合部23は、その大部分が重ね合わされた基布の辺に沿って周縁部に設けられている。結合部22,23は、2つ折りされた基布を縫糸で縫合することによって形成されている。なお、主エアバッグ18のうち結合部22によって囲まれた空間(主エアバッグ18の内部空間)、及び補助エアバッグ19のうち結合部23によって囲まれた空間は、それぞれ膨張用ガスによって膨張する箇所である。補助エアバッグ19は、インフレータ20によりガスが供給されて膨張した場合に、乗員Pの背中を車両の斜め前方内側へ押すことができる大きさに形成されている。
また、結合部22の一部は主エアバッグ18の内部空間を上下に区画して、第1チャンバとしての腰部保護用チャンバ24及び第2チャンバとしての胸部保護用チャンバ25を形成する区画部26を構成している。区画部26は主エアバッグ18の前端側から後方へ向けて延びるとともに、主エアバッグ18の基端部18a(基布の2つ折り部)から前方へ若干離れた箇所に位置している。主エアバッグ18の基端部18a側には、上方寄りの位置にインフレータ20が収容されている。区画部26は、基端部18aとの間に、腰部保護用チャンバ24と胸部保護用チャンバ25とを連通させる連通路Sを確保している。
インフレータ20は、略上下方向に細長い略円柱状をなすとともに、その内部にガス発生剤(図示略)が収容されている。また、インフレータ20の一方の端部には、ガス発生剤が発生したガスを下方へ噴出するガス噴出部20aが設けられている。インフレータ20の他方の端部には、インフレータ20への制御信号の印加配線となるハーネス(図示略)が接続されている。
一方、区画部26によって区画された腰部保護用チャンバ24は、比較的高い内圧で膨張して乗員Pの腰部Pp(図1参照)等を拘束及び保護するように構成されている。また、区画部26よりも上側の胸部保護用チャンバ25は、腰部保護用チャンバ24よりも低い内圧で膨張して胸部Pt(図1参照)等を拘束及び保護するように構成されている。区画部26によって囲まれた部分は、膨張用ガスによる膨張が起こらない非膨張部27となっている。
また、図5に示すように、腰部保護用チャンバ24内には、整流部材としてのインナーバッグ28が設けられている。インナーバッグ28は1枚の基布が中央部で二つ折りされるとともに、2つ折りされた状態で下辺の近傍を結合する結合部29及び区画部26により結合されることによりチューブ状部材として構成されている。インナーバッグ28の後端は閉塞されるとともに、前端は腰部保護用チャンバ24に開口する第1出口30として構成されている。また、インナーバッグ28には、補助エアバッグ19側に開口するとともに略上下方向に縦長の第2出口31が形成されている。
ここで、図5及び図6に示すように、主エアバッグ18を構成する基布には、補助エアバッグ19側の部分であって、腰部保護用チャンバ24に対応する箇所に、第2出口31と重なるように連通孔部32が形成されている。連通孔部32は第2出口31と略同じ形状になっている。また、図6に示すように、補助エアバッグ19を構成する基布のうち、主エアバッグ18側であって連通孔部32と重なる箇所には、連通孔部32と略同一形状の連通孔部33が形成されている。
そして、主エアバッグ18、補助エアバッグ19、及びインナーバッグ28は、両連通孔部32,33及び第2出口31を合致させた状態で、両連通孔部32,33及び第2出口31を取り囲む内結合部34によって連結されている。内結合部34は、主エアバッグ18の基布、補助エアバッグ19の基布に加えて、インナーバッグ28を構成する基布を縫着している。そして、インナーバッグ28の内部と補助エアバッグ19の内部とは、第2出口31及び両連通孔部32,33を介して連通している。
また、図7に示すように、インナーバッグ28の上方(胸部保護用チャンバ25側)には、上方に開口する第3出口35が形成されている。図5に示すように、第3出口35は区画部26と主エアバッグ18の基端部18aとの間に位置するとともにインナーバッグ28の内部と胸部保護用チャンバ25とを連通している。そして、第3出口35には、インフレータ20の一部が挿入されて、ガス噴出部20aがインナーバッグ28の内側に配置されている。さらに、図7に示すように、ガス噴出部20aは、第2出口31の近傍に位置している。インナーバッグ28の結合部29は、ガス噴出部20aの噴射方向の延長線上に位置している。ガス噴出部20aから第2出口31の開口中心36までの距離T1は、ガス噴出部20aから第1出口30の開口中心37までの距離T2よりも小さい。なお、第2出口31と第1出口30とは、オーバーラップしない形状になっており、第2出口31の開口縁からガス噴出部20aまでの最短距離は第1出口30の開口縁からガス噴出部20aまでの最短距離よりも小さくなる。第2出口31の開口方向は、第1出口30の開口方向及び第3出口35の開口方向の両方に対して直交している。第1出口30の開口面積は、第3出口35の開口面積よりも大きい。そして、第2出口31の開口面積は、第3出口35の開口面積よりも大きい。インフレータ20のガス噴出部20aからインナーバッグ28内に噴出されたガスは、第2出口31に優先的に向うように流れるとともに第1出口30、第3出口35から流出して、腰部保護用チャンバ24(図5参照)内、胸部保護用チャンバ25(図5参照)内、補助エアバッグ19(図5参照)内それぞれに供給される。ここで、順序制御機構を構成する整流機構は、インナーバッグ28と区画部26とによって構成されている。
次に、車両の側方からの衝撃により側突用エアバッグ装置が作動したときの態様について説明する。
車両のボディサイド部14に対する側突により、ボディサイド部14に所定値以上の衝撃が加わると、制御装置Oは、衝撃センサ21からの検出信号を受けて、インフレータ20に対して作動信号を出力する。すると、この作動信号に基づいてインフレータ20内のガス発生剤が加熱され、ガス発生剤からガスが発生することで、このガスがインフレータ20のガス噴出部20aからインナーバッグ28の内側(腰部保護用チャンバ24内)で噴射される。そして、インナーバッグ28で噴射されたガスが、インナーバッグ28の結合部29に当たると、その多くは、第2出口31に向うように流れが整流される。したがって、ガス噴出部20aから噴射されたガスが整流されることで、第2出口31を通じて補助エアバッグ19内に優先的にガスが供給される。その結果、図8に示すように、主エアバッグ18よりも先に補助エアバッグ19が膨張して、図8の矢印で示すように、乗員Pを車幅方向の内側(ボディサイド部14から離間する方向)に押す。
また、インナーバッグ28内に噴射されたガスの一部は、第1出口30を通じて腰部保護用チャンバ24に流れ込むとともに、第3出口35を通じて胸部保護用チャンバ25に流れ込む。このとき、第3出口35の開口面積は第2出口31の開口面積よりも小さいため、胸部保護用チャンバ25内に流れ込む単位時間当たりのガス量は、腰部保護用チャンバ24内に流れ込む単位時間当たりのガス量よりも少ない。そのため、図9に示すように、腰部保護用チャンバ24は胸部保護用チャンバ25の膨張よりも先に膨張する。したがって、側突時に相手側の車両のバンパー部分が当たって、ボディサイド部14の下側が先に変形しても、下側の腰部保護用チャンバ24が胸部保護用チャンバ25よりも先に膨張することで対応できる。
さらに、その後、図10に示すように、胸部保護用チャンバ25の膨張が完了すると、主エアバッグ18は、乗員P、とくに胸部Ptから腰部Ppに掛けての広い部位と、車室内に進入してくるボディサイド部14との間に介在し、ボディサイド部14を通じて乗員Pへ伝わる側方からの衝撃を緩和する。また、エアバッグモジュール16を備える側突用エアバッグ装置では、側突時に、補助エアバッグ19、腰部保護用チャンバ24、胸部保護用チャンバ25の順に膨張するようになる。したがって、主エアバッグ18は乗員Pの側方に膨出するが、上述したように予め補助エアバッグ19により乗員Pが押されて車内側へ移動させられているため(図8の点線矢印参照)、主エアバッグ18は確実にボディサイド部14と乗員Pとの間の膨張領域に膨張できる。
この実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)側突用エアバッグ装置は、腰部保護用チャンバ24と胸部保護用チャンバ25とに区画された主エアバッグ18と、補助エアバッグ19とを備えている。そして、車両の側突時には、主エアバッグ18の腰部保護用チャンバ24、胸部保護用チャンバ25、補助エアバッグ19のうち、補助エアバッグ19が初めに膨張して乗員Pを車幅方向の内側に押し、その後、腰部保護用チャンバ24、胸部保護用チャンバ25の順に膨張する。したがって、側突時には、補助エアバッグ19が乗員Pを車幅方向内側に押して、車両のボディサイド部14と車両用シート11に着座している乗員Pとの間の領域を車幅方向に広げたうえで、主エアバッグ18がボディサイド部14と乗員Pとの間の領域に膨出することができる。
また、車両の側突時に、腰部保護用チャンバ24は、胸部保護用チャンバ25よりも先に膨張する。したがって、側突時に相手側の車両のバンパー部分が当たって、ボディサイド部14の下側が先に変形しても、下側の第1チャンバが第2チャンバよりも先に膨張することで対応できる。その結果、車両の側方からの衝撃に対する乗員Pの保護性能が向上する。
(2)インフレータ20から発生したガスは、インナーバッグ28及び区画部26によって整流されることで、補助エアバッグ19、腰部保護用チャンバ24、胸部保護用チャンバ25の順に優先的に供給される。したがって、補助エアバッグ19、腰部保護用チャンバ24、胸部保護用チャンバ25の膨張順序の決定を電気的な制御により行わなくとも、側突時には、補助エアバッグ19、腰部保護用チャンバ24、胸部保護用チャンバ25の順に膨張するようになる。
(3)主エアバッグ18の結合部22は、その一部が、主エアバッグ18の内部空間を上下に区画して、腰部保護用チャンバ24及び胸部保護用チャンバ25を形成する区画部26を構成している。また、区画部26は主エアバッグ18の基端部18aとの間に連通路Sを確保している。また、腰部保護用チャンバ24内には、インナーバッグ28が設けられている。そして、ガス噴出部20aからガスが噴出されると、そのガスは連通孔部32に向うように導かれて補助エアバッグ19内に供給されるとともに、胸部保護用チャンバ25及び腰部保護用チャンバ24にも供給される。したがって、主エアバッグ18及び補助エアバッグ19の両方にインフレータを設けなくとも、腰部保護用チャンバ24内、胸部保護用チャンバ25内、補助エアバッグ19の順で優先的にガスを供給して、補助エアバッグ19、腰部保護用チャンバ24、胸部保護用チャンバ25の順に膨張させることができる。
(4)インナーバッグ28はチューブ状に形成されている。そして、インナーバッグ28は、腰部保護用チャンバ24に開口する第1出口30と、第1出口30よりもガス噴出部20aの近くに形成されるとともに主エアバッグ18の連通孔部32に連通する第2出口31と、胸部保護用チャンバ25に開口する第3出口35とを備えている。したがって、単一のインフレータ20で補助エアバッグ19内部に優先的にガスを供給しながら、腰部保護用チャンバ24、胸部保護用チャンバ25にもガスを供給できる。
(5)第3出口35には、インフレータ20が挿入されている。インフレータ20が挿入された状態における第3出口35の開口面積は、第1出口30の開口面積よりも小さい。インナーバッグ28内にガスが噴出され、そのガスはインナーバッグ28内部から補助エアバッグ19内部、腰部保護用チャンバ24、胸部保護用チャンバ25に供給される。このときに、第1出口30から流出するガス量は、第3出口35から流出するガス量よりも少ないため、腰部保護用チャンバ24、胸部保護用チャンバ25の順に膨張するように制御できる。
なお、本発明は、次に示す別の実施形態に具体化することができる。
・腰部保護用チャンバ24内に供給されるガス量が胸部保護用チャンバ25に供給されるガス量よりも多く、かつ、補助エアバッグ19内に優先的にガスを供給できるのであれば、第1出口30の開口面積は適宜変更してもよい。
・第2出口31の開口面積も変更してもよい。第2出口31の開口面積をさらに拡大してもよいし、主エアバッグ18よりも優先的にガスを供給できる構成であるならば、第2出口31の開口面積を縮小してもよい。
・連通路Sに、胸部保護用チャンバ25から腰部保護用チャンバ24へのガスの逆流を防ぐ逆止弁を設けてもよい。なお、この場合の逆止弁は、基布によって構成される。
・結合部22,23,29、内結合部34は、それぞれ縫糸を用いた基布の縫着とは異なる手段、例えば、接着剤を用いた基布の接着によって形成されてもよい。
・シートバック13の外側部15内に収納されている状態における主エアバッグ18の折り畳み方についてはとくに限定しない。例えば、蛇腹折りでもよいし、ロール折りでもよい。
・シートバック13内に収納されている状態における補助エアバッグ19の折り畳み方についてはとくに限定しない。例えば、蛇腹折りでもよいし、ロール折りでもよい。また、折り畳まずに平らな状態(のれん状)に配置してもよい。
・整流部材は、チューブ状のインナーバッグ28でなくともよい。例えば、腰部保護用チャンバ24に、インフレータ20のガス噴出部20aから噴出されたガスが当たるように構成された壁部を設け、ガス噴出部20aから噴出されたガスが壁部によって連通孔部32へ案内するように構成してもよい。なお、この場合の壁部は、主エアバッグ18と同様の基布によって構成するとよい。
・インフレータ20としては、上記ガス発生剤を用いたパイロタイプに代えて、高圧ガスの充填された高圧ガスボンベの隔壁を火薬等によって破断してガスを噴出させるタイプ(ハイブリッドタイプ)を用いてもよい。
・ガス噴出部20aによるガスの噴射方向を変更してもよい。ガス噴出部20aから下方に向けてガスを噴射する代わりに、例えば、ガス噴出部20aから放射状にガスを噴射するようにガス噴出部20aを構成してもよい。
・ガス噴出部20aの配置を変更してもよい。例えば、ガス噴出部20aを下方へ移動させ、ガス噴出部20aが第2出口31に臨む(対向する)位置に配置してもよい。また、ガス噴出部20aから噴射されたガスを優先的にインナーバッグ28内に導入可能であるならば、ガス噴出部20aを上方へ移動させ、インナーバッグ28の外側にガス噴出部20aが位置するようにインフレータ20を収容してもよい。
・インフレータ20の収容位置を変更してもよい。例えば、エアバッグモジュール16の取り付け位置や、シートバック13の形状等を適宜設計変更して、補助エアバッグ19内であって補助エアバッグ19の基端部19a側の上方寄りの位置にインフレータ20を収容し、ガス噴出部20aを補助エアバッグ19内に配置してもよい。この場合、インフレータ20のガス噴出部20aから補助エアバッグ19の内部に直接ガスが噴出されるため、インナーバッグ28を省略しても、補助エアバッグ19の内部に優先的にガスを供給できる。また、この構成であれば、補助エアバッグ19の内部に噴出されたガスは、連通孔部32,33を通じて腰部保護用チャンバ24内に流入し、その後、連通路Sを通じて胸部保護用チャンバ25内に流入する。したがって、補助エアバッグ19内にガス噴出部20aが位置している場合であっても、ガス噴出部20aによって噴出されたガスは、補助エアバッグ19内、腰部保護用チャンバ24内、胸部保護用チャンバ25内の優先順位で供給されるため、側突時に、補助エアバッグ19、腰部保護用チャンバ24、胸部保護用チャンバ25の順に膨張するようになる。
・車両のボディサイド部14は、サイドドアやピラー等の車両の側部に配置された構成部材であればよい
P…乗員、S…連通路、11…車両用シート、13…シートバック、14…ボディサイド部、15…外側部、18…第1エアバッグとしての主エアバッグ、18a…基端部、19…第2エアバッグとしての補助エアバッグ、20…ガス発生源としてのインフレータ、20a…ガス噴出部、24…第1チャンバとしての腰部保護用チャンバ、25…第2チャンバとしての腰部保護用チャンバ、26…順序制御機構及び整流機構としての区画部、28…順序制御機構及び整流機構としてのインナーバッグ、30…第1出口、31…第2出口、32,33…連通孔部、35…第3出口。

Claims (3)

  1. ガス発生源から発生するガスにより車両用シートに着座した乗員と車両のボディサイド部との間で膨張される第1エアバッグが、前記車両用シートのシートバックにおいて、車幅方向の外側部内に配置された側突用エアバッグ装置であって、
    前記第1エアバッグは、前記ガス発生源から発生するガスにより膨張する第1チャンバと、前記第1チャンバよりも上側において前記ガス発生源から発生するガスにより膨張する第2チャンバとに区画され、
    前記シートバック内には、前記第1エアバッグとは別に、前記ガス発生源からのガスにより膨張して前記車両用シートに着座した乗員を車幅方向内側に押す第2エアバッグが設けられ、
    前記第2エアバッグ、前記第1チャンバ、前記第2チャンバの順に膨張するように制御する順序制御機構を備え
    前記順序制御機構は、前記ガス発生源から発生したガスを、前記第2エアバッグ、前記第1チャンバ、前記第2チャンバの順に優先的に供給するように、前記ガスの流れを整流する整流機構から構成されており、
    前記第2エアバッグ内と前記第1チャンバ内とは、前記第1エアバッグ及び前記第2エアバッグのそれぞれに形成された連通孔部を介して連通しており、
    前記整流機構は、前記第1エアバッグの基端との間に前記第1チャンバと前記第2チャンバとを連通させる連通路を確保しつつ前記第1チャンバと前記第2チャンバとを区画する区画部と、前記第1チャンバ内において、前記ガス発生源から供給されたガスが前記連通孔部に向って流れるように導く整流部材と、から少なくとも構成されていることを特徴とする側突用エアバッグ装置。
  2. 前記ガス発生源は、インフレータであり、
    前記整流部材は、前記インフレータのガス噴出部から噴出されたガスを内側に導入可能なチューブ状部材であり、
    前記チューブ状部材は、前記第1チャンバに開口する第1出口と、前記第1出口よりも前記ガス噴出部の近くに形成されるとともに前記第1エアバッグの前記連通孔部に連通する第2出口と、前記連通路に開口する第3出口とを有する請求項に記載の側突用エアバッグ装置。
  3. 前記チューブ状部材内に前記ガス噴出部が位置するように前記第3出口に前記インフレータが挿入され、前記インフレータが挿入された状態における前記第3出口の開口面積は、前記第1出口の開口面積よりも小さい請求項に記載の側突用エアバッグ装置。
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