JP3444187B2 - 半田ボール搭載方法 - Google Patents

半田ボール搭載方法

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JP3444187B2
JP3444187B2 JP10581498A JP10581498A JP3444187B2 JP 3444187 B2 JP3444187 B2 JP 3444187B2 JP 10581498 A JP10581498 A JP 10581498A JP 10581498 A JP10581498 A JP 10581498A JP 3444187 B2 JP3444187 B2 JP 3444187B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,プリント基板等のワークに半田
ボールを搭載するにあたって,複数の搭載ヘッドを用い
ることにより,効率的に半田ボールをワークに搭載でき
る半田ボール搭載方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来,ボールグリッドアレイ用のプリント
基板等のワークに半田ボールを搭載する装置としては,
例えば,以下の半田ボール搭載装置が用いられている。
即ち,図6に示すごとく,上記半田ボール搭載装置9
は,半田ボールを収容すると共にこれを供給する半田ボ
ール供給機931,ワークとしてのプリント基板66に
半田ボール65を搭載する搭載ヘッド95,該搭載ヘッ
ド95への半田ボール65の吸着を検査する検査機93
3,プリント基板66を搬送するベルトコンベア8とか
らなる。
【0003】上記半田ボール供給機931の収容部内に
は,大量の半田ボール65が入れられている。また,上
記搭載ヘッド95は,半田ボール供給機91とベルトコ
ンベア8との間を移動する移動制御装置959と,搭載
ヘッド95を支持する支持具957とを有している。
【0004】次に,上記半田ボール搭載装置9を用いた
半田ボール搭載方法について説明する。まず,上記ベル
トコンベア8は,図6に示すごとく,搬送治具67に装
着されたプリント基板66を,半田ボール供給機931
の正面まで搬送する。そして,半田ボール65が搭載さ
れるまで待機する。
【0005】この間,上記搭載ヘッド95は,図6に示
すごとく,上記半田ボール供給機931内に収容されて
いる大量の半田ボール65の上面に対面するまで下降す
る。次いで,上記搭載ヘッド95は振動しながら空気を
吸引して半田ボール65を吸着させる。次いで,半田ボ
ール65を吸着したまま上昇し,上記検査機933上ま
で矢印Xの方向に水平移動する。次いで,上記検査機9
33によって,上記半田ボール65が上記搭載ヘッド9
5に対して正確に吸着されているか否か検査される。
【0006】次いで,上記搭載ヘッド95は,図6に示
すごとく,上記ベルトコンベア8上まで矢印Yの方向に
水平移動する。そして,プリント基板66上へ下降し半
田ボール65の吸着を解除する。これにより,プリント
基板66上に半田ボール65を搭載する。そして,上記
ベルトコンベア8は,半田ボール65が搭載されたプリ
ント基板66を搬送治具67に装着した状態で搬送す
る。一方,上記搭載ヘッド95は,図6に示すごとく,
上記半田ボール供給機931上まで矢印Zの方向に直線
状に戻り,再び上記のごとく,半田ボール65の搭載を
繰り返す。
【0007】そして,上記半田ボール搭載装置9の搭載
ヘッド95を用いた半田ボール搭載方法においては,図
7に示すごとく,上記半田ボール65の吸着,半田ボー
ル吸着状態の検査,プリント基板66への半田ボール6
5の搭載からなる3つの工程を繰り返す。
【0008】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の半
田ボール搭載装置9を用いた半田ボール搭載方法におい
ては,次の問題がある。即ち,上記搭載ヘッド95は1
個であると共に,これを直線状に移動させている。その
ため,上記吸着,検査工程を行っている間は,上記ベル
トコンベア8を待機させなくてはならない。それ故,搭
載ヘッド5への半田ボール65の搭載が非効率的であ
る。
【0009】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,ワークへの半田ボールの搭載が効率的に
できる半田ボール搭載方法を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,半田ボールを搭
載しようとするプリント基板等のワークを載置する回転
式搭載機を設けた搭載部分と,上記ワークへ半田ボール
を供給する回転式供給装置を設けた供給部分とからな
り,上記供給部で準備した半田ボールを上記搭載部分に
供給して上記ワークに半田ボールを搭載する半田ボール
搭載方法であって,上記回転式供給装置は,回転台と,
該回転台から外方に伸びる少なくとも3本のアームと,
該アームにそれぞれ設けた搭載ヘッドとを有し,該搭載
ヘッドはそれぞれ上記ワークへ搭載する半田ボールを吸
着するための吸着部を有しており,一方上記回転式搭載
機は,上記ワークを載置する回転式の搭載テーブルと,
該搭載テーブ上に半田ボール搭載前のワークを載置する
搬入機と,ワークにフラックスを転写するフラックス転
写機と,半田ボールを搭載したワークを搬出する搬出機
とを有し,半田ボールの搭載にあたっては,上記回転式
供給装置において上記搭載ヘッドの中,第1搭載ヘッド
に半田ボールの吸着を行わせている間,第2搭載ヘッド
については上記半田ボールが正確に吸着されているか否
かの検査を行い,第3搭載ヘッドについては上記ワーク
上へ上記半田ボールの搭載を行う並列処理を順次行なわ
一方,上記回転式搭載機においては上記ワークの搬
入,ワークへのフラックスの転写,ワークへの上記半田
ボールの搭載,半田ボール搭載済みワークの搬出の並列
処理を順次行わせることを特徴とする半田ボール搭載方
法にある。
【0011】本発明において最も注目すべきことは,
田ボールを搭載しようとするプリント基板等のワークを
載置する回転式搭載機を設けた搭載部分と,上記ワーク
へ半田ボールを供給する回転式供給装置を設けた供給部
分とからなり,上記供給部で準備した半田ボールを上記
搭載部分に供給して上記ワークに半田ボールを搭載する
半田ボール搭載方法であって,上記供給部と搭載部にお
いては,上記の各並列処理をそれぞれ順次行なうことで
ある。
【0012】上記回転式供給装置において,上記アーム
は,上記回転台から放射状に配設されている。また,上
記搭載ヘッドは,それぞれ上記アームの先端側に半田ボ
ールの吸着部を下方に向けた状態で固定されている。ま
た,上記回転台が上記アームの位置を例えば右方向に回
転移動する場合には,上記第1搭載ヘッド,第2搭載ヘ
ッド,第3搭載ヘッドは,右回りに順番に配設されてい
る。なお,上記第1,第2,第3搭載ヘッドは,それぞ
れ必要に応じて複数個設けることができる。
【0013】また,上記回転式供給装置は,上記搭載ヘ
ッドに半田ボールを供給する半田ボール供給機と,上記
半田ボールが正確に吸着されているか否かの検査を行う
検査機とを有している。上記半田ボール供給装置として
は,半田ボール収納トレー等があり,上記検査機として
は,画像処理装置等がある。
【0014】次に,本発明の作用につき説明する。上記
回転式供給装置においては,上記回転台は,上記アーム
を昇降する昇降機能と共に,上記アームの位置を例えば
右方向に回転移動する回送機能を有している。
【0015】まず,上記回転台は,上記第1搭載ヘッド
と第3搭載ヘッドとを支持する上記アームを下降させ
る。そして,上記第1搭載ヘッドは,上記吸着部に半田
ボールを吸着する。また,上記第3搭載ヘッドは,上記
ワーク上へ半田ボールを搭載する。一方,第2搭載ヘッ
ドについては,上記検査機により半田ボールが正確に吸
着されているか否かの検査が行われる。
【0016】そして,上記回転台が,上記第1搭載ヘッ
ドと第3搭載ヘッドとを支持する上記アームを上昇さ
せ,各アームの位置を例えば右回りに隣のアームの位置
まで回転移動させる。即ち,第1搭載ヘッドは第2搭載
ヘッドの位置に,第2搭載ヘッドは第3搭載ヘッドの位
置に,第3搭載ヘッドは第1搭載ヘッドの位置に回送さ
れる。
【0017】次いで,上記回転台が,上記回送された上
記第3搭載ヘッドと第2搭載ヘッドとを支持する上記ア
ームを下降させて,上記第3搭載ヘッドに吸着を,上記
第2搭載ヘッドに搭載を行わせる。一方,第1搭載ヘッ
ドについては検査が行われる。このように,上記回転台
は,上記アームの昇降と回転移動を繰り返す。
【0018】上記回転式供給装置を用いた半田ボール搭
載方法においては,各搭載ヘッドは,半田ボールの吸
着,半田ボール吸着状態の検査,ワークへの半田ボール
の搭載からなる少なくとも3つの工程を経て,半田ボー
ルを搭載機上のワークに搭載する。
【0019】まず,第1搭載ヘッドは,上記回転台のア
ームと共に半田ボール供給機上へ下降して,空気吸引等
により上記吸着部に半田ボールを吸着する。そして,上
記半田ボールを吸着したまま上記アームと共に上昇す
る。そして,上記のごとく,上記第1搭載ヘッドの位置
が回転移動される。
【0020】次いで,第1搭載ヘッドについて,上記半
田ボールが正確に吸着されているか否かの検査が行われ
る。そして,再び回転移動される。次いで,第1搭載ヘ
ッドは,上記アームと共にワークの上へ下降して,上記
空気吸引等を解除して上記ワーク上へ上記半田ボールを
搭載する。半田ボール搭載を終了した第1搭載ヘッド
は,上記回転台のアームと共に上昇する。そして,再び
回転移動される。
【0021】また,第2搭載ヘッド,第3搭載ヘッド
も,上記第1搭載ヘッドとは異なったタイミングで,上
記第1搭載ヘッドと同様に,上記吸着,検査,搭載の3
つの工程を繰り返し行う。つまり,全ての各搭載ヘッド
は一連の操作を順次繰り返していき,また,全ての搭載
ヘッドは同時的に異なる操作を行う。そのため,本発明
によれば,上記吸着,検査,搭載の3つの工程を併行し
て行うことができる。それ故,タイムロスなく,効率的
に上記ワーク上へ半田ボールを搭載することができる。
【0022】次に,請求項2の発明のように,上記吸着
部は,空気吸引口又は静電吸着器であることができる。
【0023】次に,半田ボールの吸着,半田ボール吸着
状態の検査,ワークへの半田ボールの搭載からなる3つ
の工程を順次繰り返し行う回転式供給装置であって,該
回転式供給装置は,回転台と,該回転台から外方に伸び
る少なくとも3本のアームと,該アームにそれぞれ設け
た搭載ヘッドとを有し,該搭載ヘッドはそれぞれ上記ワ
ークへ搭載する半田ボールを吸着するための吸着部を有
することを特徴とする半田ボール搭載用の回転式供給装
ある。本発明の回転式供給装置は,上記半田ボール
搭載方法に用いる装置である。
【0024】上記回転式供給装置によれば,上記のごと
く,半田ボールの搭載を行うための上記吸着,検査,搭
載の3つの工程を並列処理することができる。そのた
め,タイムロスなく,効率的に上記ワーク上へ半田ボー
ルを搭載することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】実施形態例 本発明の実施形態例にかかる半田ボール搭載方法,及び
それに用いる回転式供給装置について,図1〜図5を用
いて説明する。本例の回転式供給装置は,搭載機70の
搭載テーブル7上に載置したワークとしてのプリント基
板66に,半田ボール65を搭載するための回転式供給
装置である。
【0026】図1〜図5に示すごとく,上記回転式供給
装置1は,回転台59と,該回転台59から外方に伸び
る4本のアーム57と,該アーム57にそれぞれ設けた
第1搭載ヘッド51,52,第2搭載ヘッド53,第3
搭載ヘッド54とからなる。また,各搭載ヘッドは,上
記プリント基板66へ搭載する半田ボール65を吸着す
るために,それぞれ空気吸引口である吸着部50を有す
る。
【0027】図1中の符号10は,上記半田ボール65
を搭載するプリント基板66を載置した搭載部分と,該
搭載部分へ半田ボール65を供給する供給部分とからな
る半田ボール搭載装置の全体を示す。
【0028】以下,上記半田ボール搭載装置10の供給
部分と搭載部分について説明する。まず,上記供給部分
である上記回転式供給装置1は,図1に示すごとく,上
記4本のアーム57の位置を右方向に回転移動すると共
に,上記アーム57を昇降する回転台59を有してい
る。また,上記アーム57は上記回転台59から放射状
に配設されている。また,上記第1搭載ヘッド51,5
2,第2搭載ヘッド53,第3搭載ヘッド54は,右回
りに順番に配設されている。
【0029】上記第1搭載ヘッド51は,図3,図4に
示すごとく,それぞれ上記アーム57の先端側に,半田
ボール65の吸着部50を多数個設けた吸着器56を下
方に向けた状態で,固定されている。また,上記第1搭
載ヘッド51は,同時に2つのプリント基板66に半田
ボール65を搭載できるように,2つの吸着器56を有
している。他の搭載ヘッドも同様の状態で,それぞれを
支持するアーム57に固定されている。
【0030】また,上記吸着部50は,図4,図5に示
すごとく,プリント基板66上に設けた半田付けパット
661(図5)に対応する位置に配設されている。ま
た,上記吸着部50は,上記吸着器56を貫通する吸引
孔560を有し,該吸引孔560には,フレキシブルチ
ューブ340を介して半田ボール65を減圧吸引するた
めの吸引機(図示略)を接続している。
【0031】また,上記回転式供給装置1は,図1に示
すごとく,上記第1,第2,第3搭載ヘッド51〜54
に半田ボール65を供給する半田ボール供給機31と,
上記半田ボール65が正確に吸着されているか否かの検
査を行う検査機33とを有している。
【0032】図4に示すごとく,上記半田ボール供給機
31の収容部310内には,大量の半田ボール65が入
れられており,収容部310の下方には,フィルター3
11が設けられ,該フィルター311の下方には中空部
312が設けられている。なお,大量の半田ボール65
の上面はブラシ等でならされた状態である。
【0033】次に,上記搭載部分としては,図1に示す
ごとく,上記回転式供給装置1の横に併設した上記搭載
機70がこれに該当する。上記搭載機70は,プリント
基板66を載置する回転式の搭載テーブル7と,該搭載
テーブル7に半田ボール65搭載前のプリント基板66
を載置する搬入機75とを有する。なお,該搬入機75
は,半田ボール65搭載後のプリント基板66を搬出す
る搬出機でもある。
【0034】次に,上記搭載テーブル7は円形の回転式
テーブルであり,図1に示すごとく,プリント基板66
を装着した6個の上記搬送治具67を,円状に配設して
いる。また,上記プリント基板66上には,半田付けパ
ット661(図5)が配設されている。
【0035】また,上記搭載テーブル7には,上記搬送
治具67の位置に対応して右回りに,プリント基板66
の装着ずれチェック用の検出機71,フラックス転写機
72,半田ボール65の整列チェック用の再検査機7
3,不良品排出機74が配設されている。なお,上記搬
入機75は,上記検出機71と不良品排出機74との間
に配設されている。
【0036】次に,上記半田ボール搭載方法について,
図2を用いて概要を説明する。上記半田ボール搭載方法
は,1回目の半田ボール65の吸着(吸着1),2回目
の半田ボール65の吸着(吸着2),半田ボール65の
吸着状態の検査,プリント基板66への半田ボール65
の搭載からなる4つの工程を順次繰り返し行う搭載方法
である。
【0037】そして,半田ボール65の搭載にあたって
は,図2に示すごとく,上記搭載ヘッドの中,第1搭載
ヘッド51,52に半田ボール65の吸着を行わせてい
る間,第2搭載ヘッド53については上記半田ボール6
5が正確に吸着されているか否かの検査を行い,第3搭
載ヘッド54については上記プリント基板66上へ上記
半田ボール65の搭載を行う並列処理をなす。また,該
並列処理は,上記回転式供給装置1の回転台59を回転
することによって,上記各搭載ヘッドに,上記吸着1,
吸着2,検査,搭載の4つの工程を順次行わせる。
【0038】次に,上記回転式供給装置1を用いた半田
ボール搭載方法ついて,図2を用いて詳細に説明す
る。上記回転式供給装置1を用いた半田ボール搭載方法
においては,各搭載ヘッドは,上記4つの工程を経て,
半田ボール65を搭載機70の搭載テーブル7上のプリ
ント基板66に搭載する。
【0039】まず,図2に示すごとく,第1搭載ヘッド
51は,上記吸着1の工程において,空気吸引により半
田ボール65を吸着する。次いで,第1搭載ヘッド51
は,上記吸着2の工程において,再び上記のごとく,半
田ボール65が吸着されなかった吸着部50に,半田ボ
ール65を吸着し,全ての吸着部50に半田ボール65
を吸着する。
【0040】次いで,第1搭載ヘッド51について,上
記検査工程において,上記半田ボール65が正確に吸着
されているか否かの検査が行われる。次いで,第1搭載
ヘッド51は,上記搭載工程において,上記空気吸引等
を解除して上記プリント基板66上へ上記半田ボール6
5を搭載する。
【0041】また,図2に示すごとく,第1搭載ヘッド
52,第2搭載ヘッド53,第3搭載ヘッド54は,そ
れぞれひとつずつ先の工程を行っている。図2には,こ
れら第1,第2,第3搭載ヘッド51〜54が同時的に
各工程を行っている様子を時系列的に示した。なお,図
中の符号a〜dは,図1における矢印a〜dに対応して
いる。
【0042】次に,図2の丸1における上記回転式供給
装置1の各搭載ヘッドの動作について,図4,図5を用
いて詳説する。上記回転式供給装置1の回転台59は,
図4に示すごとく,上記第1搭載ヘッド51,52とを
支持する上記アーム57を,各搭載ヘッドの吸着部50
が上記半田ボール供給機31内の半田ボール65の上面
に対面するまで下降させる。そして,上記吸引機(図示
略)が,上記吸着器56の吸引孔560から空気を吸引
することにより,上記第1搭載ヘッド51,52は,図
4に示すごとく,上記吸着部50に半田ボール65を吸
着する。
【0043】なお,上記半田ボール供給機31は,中空
部312から収容部310へ窒素等のガスを送入して半
田ボール65を吹き上げ,半田ボール65の吸着を補助
している。
【0044】次に,第2搭載ヘッド53については,上
記検査機33により搭載前の半田ボール65が正確に吸
着されているか否かの検査が行われる。半田ボール65
の吸着が正確に行われている場合には,上記半田ボール
65を吸着した搭載ヘッドは,上記搭載テーブル7上ま
で回転移動される。なお,半田ボール65が不足してい
たり,正確に吸着されていない等の場合には,上記搭載
テーブル7上での半田ボール65の搭載をパスし,再
度,半田ボール供給機31から半田ボール65の吸着を
行う等の措置が取られる。
【0045】次に,上記回転式供給装置1の回転台59
は,図5に示すごとく,上記第3搭載ヘッド54を支持
する上記アーム57を,搬送治具67に装着されたプリ
ント基板66上へ下降させる。そして,上記第3搭載ヘ
ッド54は,図5に示すごとく,上記空気吸引を解除し
てプリント基板66の半田付けパット661上へ半田ボ
ール65を搭載する。半田ボール搭載を終了した上記第
3搭載ヘッド54は,上記アーム57と共に上昇する。
なお,上記半田付けパット661には,後述するフラッ
クスが塗布されている。
【0046】上記4つの工程が行われる位置は,図1に
示すごとく,円周状に並んでいる。そして,上記回転式
供給装置1の回転台59により,各搭載ヘッドを設けた
各アーム57の位置を,図1に示すごとく,矢印a〜d
の方向に90度回転移動させることによって,上記4つ
の工程は順次行われていく。
【0047】即ち,上記吸着1の工程を行った第1搭載
ヘッド51は,矢印dに示すごとく,第1搭載ヘッド5
2の位置に回送される。また,上記吸着2の工程を行っ
た第1搭載ヘッド52は,矢印aに示すごとく,第2搭
載ヘッド53の位置に回送される。また,上記検査工程
を行った第2搭載ヘッド53は,矢印bに示すごとく,
第3搭載ヘッド54の位置に回送される。また,上記搭
載工程を行った第3搭載ヘッド54は,矢印cに示すご
とく,第1搭載ヘッド51の位置に回送される。
【0048】また,図1に示すごとく,矢印bの方向に
回送される搭載ヘッドは,上記搭載テーブル7における
フラックス転写機72と再検査機73との間に位置する
搬送治具67上まで回転移動される。このとき,上記搭
載ヘッドには,半田ボール65が吸着されたままの状態
で保持されている。以上が,半田ボール65の搭載時ま
での流れについての説明である。
【0049】ところで,半田ボール65の搭載先である
プリント基板66の搭載前後の流れについて,図1を用
いて説明する。まず,搬送治具67に装着された半田ボ
ール未搭載のプリント基板66が,図1下方に示すリタ
ーンコンベア81から,上方に示す治具搬送コンベア8
2を経て,上記搭載機70の搬入機75まで搬送され
る。
【0050】次いで,上記搬入機75が,上記半田ボー
ル未搭載のプリント基板66を装着した搬送治具67
を,上記治具搬送コンベア82から,上記搭載テーブル
7に載置(搬入)する。なお,その前又は後に,すでに
半田ボール65を搭載したプリント基板66を装着した
搬送治具67を,上記搭載テーブル7から,上記治具搬
送コンベア82に搬出する。
【0051】次いで,上記搭載テーブル7の検出機71
が,上記搭載テーブル7の所定の位置にプリント基板6
6が正確に載置されているか否かチェックを行う。な
お,プリント基板66に装着ずれが生じている等の場合
には,自動運転を停止する等の措置が取られ,プリント
基板66の装着が正確に行われている場合には,上記搭
載テーブル7が右回りに回転する。
【0052】次いで,フラックス転写機72が,上記プ
リント基板66の所定位置にフラックスを転写する。次
いで,上記フラックスを転写されたプリント基板66を
装着した搬送治具67は上記回転式供給装置1と近接し
た位置に回送され,上記のごとく,半田ボール65を搭
載される。次いで,搭載後の上記半田ボール65の搭載
状態を最終確認するために,検査機73が,半田ボール
65の搭載が正確に行われているか否かチェックを行
う。
【0053】そして,半田ボール65の搭載が正確に行
われているプリント基板66は,上記搬入機75によっ
て,上記治具搬送コンベア82に搬出される。一方,不
良品は,不良品排出機74によって,不良品排出コンベ
ア84に搬出される。
【0054】一方,上記回転式供給装置1においては,
図2に示すごとく,4個の搭載ヘッドに同時的に異なる
操作を行わせ,各搭載ヘッドに一連の操作を順次繰り返
させている。そのため,上記4個の搭載ヘッドの中の1
個には,予め半田ボール搭載準備をしておくことができ
る。それ故,タイムロスなく,効率的かつ迅速に上記プ
リント基板66上へ半田ボール65を搭載することがで
きる。
【0055】なお,半田ボール65の吸着工程を2回設
けることにより,半田ボール65の吸着工程における,
半田ボール65の不足という不具合を少なくするという
効果がある。
【0056】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,ワーク
への半田ボールの搭載が効率的にできる半田ボール搭載
方法,及びそれに用いる回転式供給装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例にかかる,回転式供給装置の平面
図。
【図2】実施形態例にかかる,回転式供給装置を用いた
半田ボール搭載方法の説明図。
【図3】実施形態例にかかる,回転式供給装置の底面
図。
【図4】実施形態例にかかる,半田ボール吸着時の側面
説明図。
【図5】実施形態例にかかる,半田ボール搭載時の側面
説明図。
【図6】従来例にかかる,半田ボール搭載装置の平面
図。
【図7】従来例にかかる,半田ボール搭載装置を用いた
半田ボール搭載方法の説明図。
【符号の説明】
1...回転式供給装置, 10...半田ボール搭載装置, 31...半田ボール供給機, 33...検査機, 51,52...第1搭載ヘッド, 53...第2搭載ヘッド, 54...第3搭載ヘッド, 57...アーム, 59...回転台, 65...半田ボール, 66...プリント基板, 661...半田付けパット, 67...搬送治具, 7...搭載テーブル, 71...検出機, 72...フラックス転写機, 73...検査機, 74...不良品排出機, 75...搬入機, 81...リターンコンベア, 82...治具搬送コンベア,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 3/06 H05K 3/34 H01L 21/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半田ボールを搭載しようとするプリント
    基板等のワークを載置する回転式搭載機を設けた搭載部
    分と,上記ワークへ半田ボールを供給する回転式供給装
    置を設けた供給部分とからなり,上記供給部で準備した
    半田ボールを上記搭載部分に供給して上記ワークに半田
    ボールを搭載する半田ボール搭載方法であって, 上記回転式供給装置は,回転台と,該回転台から外方に
    伸びる少なくとも3本のアームと,該アームにそれぞれ
    設けた搭載ヘッドとを有し,該搭載ヘッドはそれぞれ上
    記ワークへ搭載する半田ボールを吸着するための吸着部
    を有しており,一方上記回転式搭載機は,上記ワークを載置する回転式
    の搭載テーブルと,該搭載テーブ上に半田ボール搭載前
    のワークを載置する搬入機と,ワークにフラックスを転
    写するフラックス転写機と,半田ボールを搭載したワー
    クを搬出する搬出機とを有し, 半田ボールの搭載にあたっては,上記回転式供給装置に
    おいて上記搭載ヘッドの中,第1搭載ヘッドに半田ボー
    ルの吸着を行わせている間,第2搭載ヘッドについては
    上記半田ボールが正確に吸着されているか否かの検査を
    行い,第3搭載ヘッドについては上記ワーク上へ上記半
    田ボールの搭載を行う並列処理を順次行なわせ一方,上記回転式搭載機においては上記ワークの搬入,
    ワークへのフラックスの転写,ワークへの上記半田ボー
    ルの搭載,半田ボール搭載済みワークの搬出の並列処理
    順次行わせることを特徴とする半田ボール搭載方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において,上記吸着部
    は,空気吸引口又は静電吸着器であることを特徴とする
    半田ボール搭載方法。
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