JP2000077837A - 半田ボール搭載装置及び搭載方法 - Google Patents

半田ボール搭載装置及び搭載方法

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JP2000077837A
JP2000077837A JP10241811A JP24181198A JP2000077837A JP 2000077837 A JP2000077837 A JP 2000077837A JP 10241811 A JP10241811 A JP 10241811A JP 24181198 A JP24181198 A JP 24181198A JP 2000077837 A JP2000077837 A JP 2000077837A
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solder ball
solder
solder balls
alignment
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JP10241811A
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English (en)
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Koji Ukai
耕士 鵜飼
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Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搭載ヘッドへの半田ボールの吸着が容易確実
で,プリント基板等のワークへの半田ボールの搭載が迅
速かつ正確な半田ボール搭載装置,半田ボール搭載方
法,及びそれに用いる整列治具を提供すること。 【解決手段】 搭載機70上に載置したプリント基板6
6に半田ボール65を搭載するものである。半田ボール
を整列させる整列治具2と,これに半田ボールを供給す
る半田ボール供給機31と,余分の半田ボールを回収す
る回収機4と,整列治具上の半田ボールを吸着させて搭
載機上のプリント基板へ移載する搭載ヘッド5と,整列
治具を1個又は複数個載置する整列テーブル3とからな
る。回収機は,回収した半田ボールを入れる貯留容器4
1と,その内の半田ボールをガス流体により半田ボール
供給機へ再送するガス搬送手段42とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,プリント基板等のワークに半田
ボールを搭載するにあたって,搭載ヘッドが半田ボール
を効率的に吸着し,ワークに正確に搭載できる半田ボー
ル搭載装置,半田ボール搭載方法,及びそれに用いる整
列治具に関する。
【0002】
【従来技術】従来,ボールグリッドアレイ用のプリント
基板等のワークに半田ボールを搭載する装置としては,
例えば,以下の半田ボール搭載装置が用いられている。
即ち,図11〜図13に示すごとく,上記半田ボール搭
載装置9は,半田ボールを収容すると共に,これを供給
する半田ボール供給機91,ワークとしてのプリント基
板66に半田ボール65を搭載する搭載ヘッド5,プリ
ント基板66を搬送するベルトコンベア8とからなる。
【0003】図12に示すごとく,上記半田ボール供給
機91の収容部910内には,大量の半田ボール65が
入れられており,収容部910の下方には,フィルター
911が設けられ,該フィルター911の下方には中空
部912が設けられている。なお,大量の半田ボール6
5の上面はブラシ等でならされた状態である。
【0004】次に,上記搭載ヘッド5は,半田ボール供
給機91とベルトコンベア8との間を移動する移動制御
装置51を有している。また,搭載ヘッド5は,図13
に示すごとく,プリント基板66上に設けた半田付けパ
ット661(図13)に対応する位置に,半田ボール6
5を吸着するための空気吸引口である吸着部50を有し
ている。
【0005】次に,上記半田ボール搭載装置9を用いた
半田ボールの搭載方法について説明する。まず,上記ベ
ルトコンベア8は,図11に示すごとく,搬送治具67
に装着されたプリント基板66を,半田ボール供給機9
1の正面まで搬送する。そして,半田ボール65が搭載
されるまで待機する。
【0006】この間,上記搭載ヘッド5は,半田ボール
供給機91上まで,矢印a(図11)の方向に水平移動
する。次いで,図12(A)に示すごとく,吸着部50
が上記大量の半田ボール65の上面に対面するまで下降
する。次いで,搭載ヘッド5は振動しながら空気を吸引
して,図12(B)に示すごとく,吸着部50に半田ボ
ール65を吸着させる。このとき,上記半田ボール供給
機91は,中空部912から収容部910へ窒素等のガ
スを送入して半田ボール65を吹き上げ,半田ボール6
5の吸着を補助している。
【0007】次いで,上記搭載ヘッド5は,図12
(C)に示すごとく,半田ボール65を吸着したまま上
昇し,上記ベルトコンベア8上まで矢印b(図11)の
方向に移送する。そして,図13(A)に示すごとく,
プリント基板66上に下降し,半田ボール65の吸着を
解除する。これにより,図13(B)に示すごとく,プ
リント基板66上の半田付けパット661に半田ボール
65を搭載する。そして,上記ベルトコンベア8は,図
11に示すごとく,半田ボール65が搭載されたプリン
ト基板66を搬送治具67に装着した状態で搬送する。
半田ボール65は,その後の工程において,半田付けパ
ット661に融着される。
【0008】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の半
田ボール搭載装置9においては,次の問題がある。即
ち,半田ボール供給機91内の半田ボール65は,図1
2に示すごとく,無秩序に大量に収容されている。その
ため,上記半田ボール65の上面をブラシ等でならすに
も限界があり,搭載ヘッド5の吸着部50に上記半田ボ
ール65を正確に吸着させることが非常に困難である。
【0009】例えば,図13に示すごとく,半田ボール
65の直径が0.6mm,吸着部50である空気吸引口
間のピッチが1.27mmと狭い場合には,余分な半田
ボール659が搭載ヘッド5に吸着されてしまう。そし
て,プリント基板66に設けた半田付けパット661以
外の位置にまで,半田ボール659を搭載してしまうこ
とがある。また,搭載ヘッド5への半田ボール65の吸
着が非効率的であるため,プリント基板66への半田ボ
ール65の搭載に時間がかかり,プリント基板66のタ
クトタイムを超過してしまう場合も考えられる。
【0010】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,搭載ヘッドへの半田ボールの吸着が容易
確実で,ワークへの半田ボールの搭載が迅速かつ正確な
半田ボール搭載装置,半田ボール搭載方法,及びそれに
用いる整列治具を提供しようとするものである。
【0011】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,搭載機上に載置
したワークに半田ボールを搭載するための半田ボール搭
載装置において,半田ボールを所定位置に整列させるた
めの整列治具と,該整列治具に上記半田ボールを供給す
る半田ボール供給機と,上記整列治具に充填しきれなか
った余分の半田ボールを回収するための回収機と,上記
整列治具上の半田ボールを吸着させて上記半田ボールを
上記搭載機上のワークへ移載するための搭載ヘッドと,
上記整列治具を1個又は複数個載置するための整列テー
ブルとからなり,かつ,上記回収機は,回収した上記半
田ボールを入れる貯留容器と,該貯留容器内の半田ボー
ルをガス流体により上記半田ボール供給機へ再送するガ
ス搬送手段とを有することを特徴とする半田ボール搭載
装置にある。
【0012】本発明において最も注目すべきことは,半
田ボール搭載装置は,半田ボールを整列させる整列治具
と,該整列治具を1個又は複数個載置する整列テーブル
とを有していることである。
【0013】上記半田ボール搭載装置は,大きく分け
て,半田ボールを予め整列しておく整列部分と,上記半
田ボールを搭載しようとするワークを載置した搭載部分
と,上記整列部分から上記搭載部分へ半田ボールを移送
する移送部分とからなる。
【0014】上記整列部分としては,上記整列治具,整
列テーブル,半田ボール供給機,回収機がこれに該当す
る。上記整列治具は,整列した半田ボールを上記搭載ヘ
ッドに受け渡すために,上方が開放された受皿状であ
り,上記搭載ヘッドに対向する面が半田ボールの整列部
となっている。
【0015】また,上記搭載部分としては,上記搭載機
がこれに該当する。上記搭載機は,ワークを載置する台
である。上記搭載機は,固定された台でもよいし,載置
部分を移動させることが可能な台でもよい。上記搭載機
としては,例えば,ベルトコンベア,回転式のテーブル
等がある。上記ワークとしては,例えば,プリント基
板,半導体搭載用部品等がある。また,上記移送部分と
しては,上記搭載ヘッドがこれに該当する。
【0016】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記半田ボール搭載装置においては,上記半田ボール供
給機が上記整列治具上に半田ボールを充填すると,上記
整列治具に半田ボールがセットされる。そして,上記整
列治具に充填しきれなかった余分の半田ボールは,上記
整列治具の外に排出されて上記回収機の貯留容器に回収
される。そのため,上記整列治具上においては,ワーク
に搭載される半田ボールが確実に所定位置に整列された
状態となっている。一方,上記回収機は,上記貯留容器
内に回収した半田ボールを,上記ガス搬送手段が送出し
たガス流体により,上記半田ボール供給機へ再送する。
そのため,上記半田ボールの損傷を極力押さえて,上記
再送を容易かつ迅速に行うことができる。上記ガス流体
としては,例えば空気,窒素ガス等がある。
【0017】次いで,上記搭載ヘッドは,上記整列治具
上の半田ボールを吸着する。このとき,上記半田ボール
は,上記のごとく,確実に所定位置に整列された状態と
なっている。そのため,上記搭載ヘッドは,吸着ミスが
なく,短時間で上記半田ボールを容易確実に吸着するこ
とができる。次いで,上記搭載ヘッドは,上記半田ボー
ルを吸着したまま上記搭載機上まで移送して,上記搭載
機上のワークへ半田ボールを搭載する。
【0018】一方,上記整列テーブルとしては,直線運
動式又は回転式の整列テーブルを採用することができ
る。そして,1個の整列治具を載置する場合には,直線
運動式の整列テーブルを採用し,上記半田ボール供給機
と上記搭載ヘッドとの間を直線運動等の単純で最短距離
の移動を行うことにより,より一層高速運動が可能とな
る。
【0019】また,複数個の整列治具を載置する場合に
は,回転式の整列テーブルを採用し,上記半田ボールの
充填,整列,排出は,上記搭載ヘッドが半田ボールを移
載している間にも行わせる。そのため,その間に,上記
整列治具に半田ボールを整列させて,準備しておくこと
ができる。それ故,順次上記整列テーブルを回転させる
ことによって,上記ワークへの半田ボールの搭載を,迅
速かつ正確に行うことができる。なお,上記半田ボール
の回収,再送についても,上記搭載ヘッドが半田ボール
を移載している間にも行われている。
【0020】また,例えば,上記半田ボールの整列を,
より一層確実にするために検査等の工程を設ける場合に
も,上記整列テーブルに載置する整列治具の個数を増や
すことによって,容易に対応することができる。また,
上記搭載ヘッドの半田ボール移載速度に合わせて,上記
整列テーブルに載置する整列治具の個数を調節すること
もできる。
【0021】次に,請求項2の発明のように,上記整列
治具は,上記ワーク上に設けた半田付けパットに対応す
る位置に,上記半田ボールを整列させるための整列用凹
部を有していることが好ましい。この場合には,より確
実に上記ワークの半田付けパットに半田ボールを搭載す
ることができる。
【0022】次に,請求項3の発明のように,上記整列
用凹部は吸引孔になっており,該吸引孔には上記半田ボ
ールを吸引するための吸引機を接続していることが好ま
しい。この場合には,上記吸引機が上記吸引孔から上記
半田ボールを吸引することによって,より迅速に上記半
田ボールを上記整列用凹部に収容させて,整列させるこ
とができる。
【0023】次に,請求項4の発明のように,上記搭載
ヘッドは,上記半田付けパットに対応する位置に,上記
半田ボールを吸着する吸着部を有し,該吸着部は空気吸
引口又は静電吸着器であることができる。
【0024】次に,請求項5の発明のように,上記整列
治具は,上記ワーク上に設けた半田付けパットの範囲よ
りも広い範囲に,マトリックス状に上記整列用凹部を有
することができる。この場合には,上記ワークにおける
半田付けパットの配設範囲の形状に関係なく,半田ボー
ルをマトリックス状に整列することができる。そして,
マトリックス状に整列させた半田ボールの中,上記半田
付けパットの位置に対応する位置にある半田ボールのみ
を,ワークに搭載することができる。そのため,様々な
半田付けパットの配設範囲を有するワークに対応するこ
とができる。
【0025】次に,請求項6の発明のように,上記搭載
機は,ワークを載置する回転式の搭載テーブルと,該搭
載テーブルに半田ボール搭載前のワークを載置する搬入
機と,半田ボール搭載後のワークを搬出する搬出機とを
有することが好ましい。
【0026】この場合には,上記搭載機に上記ワークを
載置するにあたって,上記搬入機が,上記回転式の搭載
テーブルに上記ワークを搭載する。そのため,上記搭載
テーブルを回転させることによって,例えばワークの位
置チェック,フラックスの転写等,上記ワークの準備に
要する工程を順次行わせることができる。それ故,上記
ワークへの半田ボールの搭載を,迅速かつ正確に行うこ
とができる。なお,上記搬出機は,搬入機に兼用させる
こともできる。
【0027】また,上記整列テーブルと同様に,上記搭
載テーブルに載置するワークの個数を増やすことによっ
て,上記半田ボールの搭載ミスを確実に防止するために
検査等の工程を設けることができる。
【0028】次に,請求項7の発明のように,上記搭載
ヘッドは,上記整列テーブルと搭載テーブルとの間を移
動する移動制御装置を有することが好ましい。この場合
には,上記移動制御装置が,上記搭載ヘッドを上記整列
テーブルに載置した整列治具上に移動することができる
と共に,上記搭載ヘッドを上記搭載テーブルに載置した
ワーク上に移動することができる。そのため,上記整列
治具によって整列された半田ボールを確実に上記ワーク
上に移載することができる。
【0029】次に,請求項8の発明のように,上記ガス
搬送手段は,上記回収機と上記半田ボール供給機との間
に配設した再送チューブと,該再送チューブ内へ上記半
田ボールを送入するためのガス流体送出パイプとを有す
ることが好ましい。この場合には,上記ガス流体送出パ
イプが,ガス流体を送出することによって,上記再送チ
ューブ内へ上記半田ボールを送入することができる。そ
して,上記再送チューブを通じて上記回収機から上記半
田ボール供給機へ,上記半田ボールを確実に再送するこ
とができる。
【0030】次に,請求項9の発明のように,上記ガス
流体送出パイプは,その先端ノズルを上記再送チューブ
の内部に挿入してあり,上記先端ノズルより加圧したガ
ス流体を上記再送チューブ内に送入する際に上記再送チ
ューブの開口部に発生する吸引現象により,上記半田ボ
ールを上記再送チューブ内へ吸引して,上記ガス流体に
より上記半田ボールを上記半田ボール供給機へ再送する
よう構成してあることが好ましい。
【0031】この場合には,上記先端ノズルから上記再
送チューブ内に加圧したガス流体を送入することによ
り,上記半田ボールを上記再送チューブの開口部から内
部に吸引することができる。そのため,上記半田ボール
を上記再送チューブ内に容易かつスムーズに送入するこ
とができる。
【0032】次に,請求項10の発明は,搭載機上に載
置したワークに半田ボールを搭載するための半田ボール
搭載方法において,半田ボールを所定位置に整列させる
ための整列治具に半田ボール供給機より半田ボールを供
給し,該整列治具に充填しきれなかった余分の半田ボー
ルを回収機に回収し,上記整列治具上の半田ボールを吸
着させて上記半田ボールを上記搭載機上のワークへ移載
し,一方,上記回収した半田ボールはガス流体により再
び上記半田ボール供給機へガス搬送することを特徴とす
る半田ボール搭載方法にある。
【0033】本発明の搭載方法によれば,上記半田ボー
ル供給機が上記整列治具上に半田ボールを充填すると,
上記整列治具に半田ボールがセットされる。次いで,上
記整列治具に充填しきれなかった余分の半田ボールは,
上記整列治具の外に排出されて上記回収機に回収され
る。そのため,上記整列治具上においては,ワークに搭
載される半田ボールに余分な半田ボールが混入すること
なく,半田ボールを容易,確実に所定位置に整列するこ
とができる。一方,上記回収した半田ボールは,ガス流
体により再び上記半田ボール供給機へガス搬送する。そ
のため,上記半田ボールの損傷を極力押さえて,上記再
送を容易かつ迅速に行うことができる。
【0034】次に,請求項11の発明のように,上記余
分の半田ボールを回収した後,上記整列治具上に搭載さ
れた半田ボールが所定位置に整列されているか否かを検
査することが好ましい。この場合には,検査の結果,所
定位置に半田ボールが位置していない不良品が検出され
た場合には,これを回収するため,上記不良品が出荷さ
れることを防止することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる半田ボール搭載装置,半田
ボール搭載方法,及びそれに用いる整列治具について,
図1〜図9を用いて説明する。本例の半田ボール搭載装
置は,搭載機70の搭載テーブル7上に載置したワーク
としてのプリント基板66に,半田ボール65を搭載す
るための半田ボール搭載装置である。
【0036】図1〜図9に示すごとく,上記半田ボール
搭載装置1は,半田ボール65を所定位置に整列させる
ための整列治具2と,該整列治具2に上記半田ボール6
5を供給する半田ボール供給機31と,上記整列治具2
に充填しきれなかった余分の半田ボール65を回収する
ための回収機4と,上記整列治具2上の半田ボール65
を吸着させて上記半田ボール65を搭載機70の搭載テ
ーブル7上のプリント基板66へ移載するための搭載ヘ
ッド5と,上記整列治具2を複数個載置するための回転
式の整列テーブル3とからなる。
【0037】また,上記回収機4は,回収した上記半田
ボール65を入れる貯留容器41と,該貯留容器41内
の半田ボール65をガス流体により上記半田ボール供給
機31へ再送するガス搬送手段42とを有する
【0038】上記半田ボール搭載装置1は,大きく分け
て,半田ボール65を予め整列しておく整列部分と,上
記半田ボール65を搭載しようとするプリント基板66
を載置した搭載部分と,上記整列部分から上記搭載部分
へ半田ボール65を移送する移送部分とからなる。
【0039】以下,これらについて詳説する。まず,上
記整列部分は,上記整列治具2,整列テーブル3,半田
ボール供給機31,回収機4よりなる。上記整列治具2
は,図2〜図5に示すごとく,受皿状であり,整列した
半田ボール65を搭載ヘッド5に受け渡すために,上方
が開放されている。そして,上記搭載ヘッド5に対向す
る上面26が半田ボール65の整列部を形成している。
また,整列治具2は,充填しきれなかった余分の半田ボ
ール65を排出するために,一辺が開放されている。ま
た,整列治具2は,開放された一辺の下端に,整列治具
2自体を傾斜させるための回動軸23を有している。
【0040】また,上記整列治具2の整列部は,図5,
図8に示すごとく,上記プリント基板66上に設けた半
田付けパット661(図6)に対応する位置に,上記半
田ボール65を1個づつ入れて整列させるための整列用
凹部21を多数個設けている(図8)。該整列用凹部2
1は,図5に示すごとく,吸引孔210を有し,該吸引
孔210には半田ボール65を減圧吸引するための吸引
機34(図2)を接続してなる。図中の符号340は,
吸引用のフレキシブルチューブである。
【0041】次に,整列テーブル3は円形の回転式テー
ブルであり,図1に示すごとく,4個の上記整列治具2
を円状に配設している。該整列治具2の回動軸23は,
上記整列テーブル3の外周に面して,上記整列テーブル
3の係合部(図示略)に係合される。また,上記整列テ
ーブル3には,上記整列治具2の位置に対応して右回り
に,上記半田ボール供給機31と上記回収機4とが1台
ずつで1セットとなり,これらが2セット配設されてい
る。また,上記整列テーブル3には,半田ボール65の
整列チェック用の検査機33が配設されている。
【0042】なお,図中には示していないが,図中上方
に位置する回収機4の上にも,上記半田ボール供給機3
1が配設されている。なお,本例においては,半田ボー
ルの整列をより一層確実にするために,上記半田ボール
供給機31と上記回収機4とを2セット配設している
が,上記半田ボール供給機31と上記回収機4とが1セ
ットのみで配設されていてもよい。
【0043】上記半田ボール供給機31は,図3に示す
ごとく,上下動可能なホッパー32を有する。ホッパー
32の下方には開口部320を設けてあり,開口部32
0にはこれを開閉するシャッター321を設けてある。
上記回収機4は,図4,図9に示すごとく,上記整列治
具2より排出された上記半田ボール65を受ける貯留容
器41と,回収した半田ボール65を上記半田ボール供
給機31に戻すガス搬送手段42とを有している。
【0044】上記ガス搬送手段42は,図4に示すごと
く,上記回収機4の貯留容器41と上記半田ボール供給
機31のホッパー32との間に配設した再送チューブ4
3と,該再送チューブ43内へ上記半田ボール65を送
入するためのガス流体送出パイプ44とを有する。
【0045】上記ガス流体送出パイプ44は,図9に示
すごとく,その先端ノズル441を上記再送チューブ4
3の内部に挿入してある。また,上記先端ノズル441
より加圧したガス流体を上記再送チューブ43内に送入
する際に上記再送チューブ43の開口部430に発生す
る吸引現象により,上記半田ボール65を上記再送チュ
ーブ43内へ吸引して,上記ガス流体により上記半田ボ
ール65を上記半田ボール供給機31へ再送するよう構
成してある。
【0046】また,図1に示すごとく,上記整列テーブ
ル3上には,上記回収機4に対応する位置に傾斜プレー
ト45が配設されている。なお,該傾斜プレート45
は,上記整列テーブル3に固定されたエアシリンダ(図
示略)に固定され,上記整列テーブル3の外周から中央
に向かって進退できるように配設されている。また,上
記傾斜プレート45は,図4に示すごとく,上記整列テ
ーブル3の外周から中央に向かって高さが高くなる傾斜
面451を有する。
【0047】次に,上記搭載部分としては,上記搭載機
70がこれに該当する。上記搭載機70は,図1に示す
ごとく,プリント基板66を載置する回転式の搭載テー
ブル7と,該搭載テーブル7に半田ボール65搭載前の
プリント基板66を載置する搬入機75とを有する。な
お,該搬入機75は,半田ボール65搭載後のプリント
基板66を搬出する搬出機でもある。
【0048】次に,上記搭載テーブル7は円形の回転式
テーブルであり,図1に示すごとく,プリント基板66
を装着した6個の上記搬送治具67を,円状に配設して
いる。また,上記搭載テーブル7には,上記搬送治具6
7の位置に対応して右回りに,プリント基板66の装着
ずれチェック用の検出機71,フラックス転写機72,
半田ボール65の整列チェック用の搭載検査機73,不
良品排出機74が配設されている。なお,上記搬入機7
5は,上記検出機71と不良品排出機74との間に配設
されている。
【0049】次に,上記移送部分としては,上記搭載ヘ
ッド5がこれに該当する。搭載ヘッド5は,上記整列テ
ーブル3と搭載テーブル7との間を移動する移動制御装
置51を有している。また,搭載ヘッド5は,プリント
基板66上に設けた半田付けパット661(図6)に対
応する位置に,上記半田ボール65を吸着するための空
気吸引口である吸着部50を有している。
【0050】次に,上記半田ボール搭載装置1の搭載方
法について説明する。まず,その概要について説明する
と,上記整列部分において,半田ボール65を所定位置
に整列させるための整列治具2に半田ボール65を供給
し,該整列治具2に充填しきれなかった余分の半田ボー
ル65を回収した後,上記整列治具2上に搭載された半
田ボール65が所定位置に整列されているか否かを検査
する。次いで,上記移送部分,搭載部分において,上記
整列治具2上の半田ボール65を吸着させて上記半田ボ
ール65を上記搭載機70の搭載テーブル7上のプリン
ト基板66へ移載する。
【0051】次に,上記半田ボール搭載方法の詳細につ
き説明する。まず,半田ボール65の整列について説明
する。上記半田ボール搭載装置1においては,図3
(A)に示すごとく,上記半田ボール供給機31が,上
記ホッパー32のシャッター321を開ける。そして,
図3(B)に示すごとく,上記ホッパー32の開口部3
20から半田ボール65を落とし,上記整列治具2の整
列部上に上記半田ボール65を充填する。その後,図3
(C)に示すごとく,上記半田ボール供給機31は,上
記ホッパー32のシャッター321を閉じて上昇する。
【0052】次いで,図4(A)に示すごとく,上記傾
斜プレート45を上記整列テーブル3の外周に向かって
移動させることにより,上記回動軸23を支点にして上
記整列治具2を1回あるいは複数回連続して傾斜させ
る。これにより,上記整列治具2の開放された一辺か
ら,下方に位置する上記回収機4の貯留容器41へ,上
記整列用凹部21に充填しきれなかった余分の半田ボー
ル65を,上記整列治具2の外に排出する。なお,排出
された半田ボール65は,上記回収機4の貯留容器41
に回収される。また,併せて上記吸引機34(図2)
が,上記整列治具2の吸引孔210から空気を吸引す
る。このようにして,迅速かつ確実に,上記整列治具2
の整列用凹部21内に半田ボール65が1個づつセット
される。
【0053】一方,図4(B)に示すごとく,上記回収
機4は,上記貯留容器41内に回収した半田ボール65
を,上記ガス搬送手段42が送出したガス流体により,
上記半田ボール供給機31へ再送する。
【0054】具体的には,図9に示すごとく,上記ガス
搬送手段42は,上記ガス流体送出パイプ44の先端ノ
ズル441から上記再送チューブ43内に加圧したガス
流体を送入する。これにより,上記再送チューブ43の
開口部430に吸引現象が発生し,上記半田ボール65
を上記再送チューブ43の開口部430から内部に吸引
する。そのため,上記半田ボール65を上記再送チュー
ブ43内に容易かつスムーズに送入することができる。
【0055】そして,図4(B)に示すごとく,上記ガ
ス流体送出パイプ44が送出したガス流体により,上記
再送チューブ43を通じて上記回収機4の貯留容器41
から上記半田ボール供給機31のホッパー32へ,上記
半田ボール65を確実に再送する。そのため,上記半田
ボール65の損傷を極力押さえて,上記再送を容易かつ
迅速に行うことができる。
【0056】そして,図4(C)に示すごとく,上記傾
斜プレート45を上記整列テーブル3の中央に向かって
移動させることにより,上記整列治具2を水平に戻す。
そのため,上記整列治具2上においては,プリント基板
66に搭載される半田ボール65が,確実に所定位置
(整列用凹部21)に整列された状態となっている。
【0057】次いで,図1に示すごとく,上記検査機3
3が,移送,搭載前の上記半田ボール65の整列状態が
正確であるか否かチェックを行う。整列部分におけるこ
こまでの一連の操作は,上記整列テーブル3を回転させ
ることによって順次行われている。
【0058】なお,半田ボール65が不足している場合
には,再度,半田ボール供給機31から半田ボール65
を供給したり,正確に整列されていない等の場合には,
回収機4に半田ボール65を排出する等の措置が取られ
る。また,半田ボール65の整列が正確に行われている
場合には,上記半田ボール65を充填した整列治具2が
上記搭載テーブル7と近接した位置まで,上記整列テー
ブル3が右回りに回転する。
【0059】次いで,上記搭載ヘッド5は,上記整列テ
ーブル3における上記半田ボール供給機31と検査機3
3との間に位置する整列治具2上まで,矢印a(図1)
の方向に水平移動する。
【0060】次いで,図5(A)に示すごとく,吸着部
50が所定位置に整列された半田ボール65に対面する
まで下降する。次いで,上記吸引機34による空気の吸
引を中止した状態で,上記搭載ヘッド5が空気を吸引し
て,図5(B)に示すごとく,吸着部50に半田ボール
65を吸着させる。このとき,上記半田ボール65は,
上記のごとく,確実に所定位置に整列された状態となっ
ているため,搭載ヘッド5は,ほとんど吸着ミスがな
く,短時間で上記半田ボール65を容易確実に吸着す
る。
【0061】次いで,上記搭載ヘッド5は,図5(C)
に示すごとく,上記半田ボール65を吸着したまま上昇
し,上記搭載テーブル7におけるフラックス転写機72
と搭載検査機73との間に位置する搬送治具67上ま
で,矢印b(図1)の方向に移送する。そして,図6
(A)に示すごとく,上記搬送治具67に装着されたプ
リント基板66上に下降し,半田ボール65の吸着を解
除する。これにより,図6(B)に示すごとく,上記フ
ラックスが塗布された半田付けパット661に半田ボー
ル65を確実に搭載する。
【0062】なお,上記半田ボール65をプリント基板
66に搭載する前に,上記搭載ヘッド5に余分な半田ボ
ールが吸着されていないか,逆に吸着漏れがないかチェ
ックするためにカメラを設置することもできる。また,
上記半田ボール65をプリント基板66に搭載した後に
は,上記搭載ヘッド5に余分な半田ボールが残っていな
いか,このカメラによりチェックすることもできる。
【0063】上記半田ボール65を搭載したプリント基
板66を,図7に示す。また,上記半田付けパット66
1に対応する位置に,上記整列用凹部21を有する上記
整列治具2を,図8に示す。上記整列治具2は,上記半
田付けパット661に対応する位置に上記整列用凹部2
1を有している。これにより,より確実に上記プリント
基板66の半田付けパット661に半田ボール65を搭
載することができる。上記整列治具2は,図8に示すご
とく,同時に2つのプリント基板66に半田ボール65
を搭載できるように,2つの整列部としての上面26を
有している。
【0064】一方,上記整列テーブル3においては,図
1に示すごとく,4個の整列治具2が載置されており,
上記半田ボール65の充填,整列,排出は,上記搭載ヘ
ッド5が半田ボール65を移載している間にも行われて
いる。そのため,その間に,上記整列治具2に半田ボー
ル65を整列させて,準備しておくことができる。それ
故,順次上記整列テーブル3を回転させることによっ
て,上記プリント基板66への半田ボール65の搭載
を,迅速かつ正確に行うことができる。なお,上記半田
ボール65の回収,再送についても,上記搭載ヘッド5
が半田ボール65を移載している間にも行われている。
【0065】また,上記搭載ヘッド5の半田ボール移載
速度が比較的速い場合には,上記整列テーブル3に載置
する整列治具2の個数を増やして,上記整列治具2に半
田ボール65を整列させた搭載待ち状態の整列治具2
を,比較的多く準備しておくこともできる。
【0066】また,上記搭載ヘッド5により半田ボール
65を吸着されて空になった整列治具2は,上記整列テ
ーブル3の回転によって,再び半田ボール65の充填,
整列,排出のサイクルに戻される。以上が,半田ボール
65の搭載時までの流れについての説明である。
【0067】次に,半田ボール65の搭載先であるプリ
ント基板66の搭載前後の流れについて,図1を用いて
説明する。まず,搬送治具67に装着された半田ボール
未搭載のプリント基板66が,図1下方に示すリターン
コンベア81から,上方に示す治具搬送コンベア82を
経て,上記搭載機70の搬入機75まで搬送される。
【0068】次いで,上記搬入機75が,上記空のプリ
ント基板66を装着した搬送治具67を,上記治具搬送
コンベア82から,上記回転式の搭載テーブル7に載置
(搬入)する。なお,その前又は後に,すでに半田ボー
ル65を搭載したプリント基板66を装着した搬送治具
67を,上記搭載テーブル7から,上記治具搬送コンベ
ア82に搬出する。
【0069】次いで,上記搭載テーブル7の検出機71
が,上記搭載テーブル7の所定の位置にプリント基板6
6が正確に載置されているか否かチェックを行う。な
お,プリント基板66に装着ずれが生じている等の場合
には,自動運転を停止する等の措置が取られ,プリント
基板66の装着が正確に行われている場合には,上記搭
載テーブル7が右回りに回転する。
【0070】次いで,フラックス転写機72が,上記プ
リント基板66の所定位置にフラックスを転写する。次
いで,上記フラックスを転写されたプリント基板66を
装着した搬送治具67は上記整列テーブル3と近接した
位置に回送され,上記のごとく,半田ボール65を搭載
される。このように,上記搭載テーブル7を回転させる
ことによって,上記プリント基板66の準備に要する工
程を順次行わせることができる。そのため,上記プリン
ト基板66への半田ボール65の搭載を,迅速かつ正確
に行うことができる。
【0071】なお,上記フラックス転写機72を例えば
上記リターンコンベア81等に配設することにより,上
記フラックスの転写は,上記搭載テーブル7上に載置
(搬入)される前の段階におけるプリント基板66に対
して,行うことも可能である。
【0072】次いで,移送,搭載後の上記半田ボール6
5の整列状態を最終確認するために,搭載検査機73
が,半田ボール65の移載が正確に行われているか否か
再チェックを行う。
【0073】そして,半田ボール65の移載が正確に行
われているプリント基板66は,上記搬入機75によっ
て,上記治具搬送コンベア82に搬出される。一方,不
良品は,不良品排出機74によって,不良品排出コンベ
ア84に搬出される。このように,検査の結果,所定位
置に半田ボール65が位置していない不良品が検出され
た場合には,これを回収するため,不良品が出荷される
ことを防止することができる。
【0074】本例の半田ボール搭載装置1によれば,搭
載ヘッド5へ半田ボール65を容易確実に吸着させるこ
とができる。また,プリント基板66へ半田ボール65
を迅速かつ正確に搭載させることができる。
【0075】実施形態例2 本例は,図10に示すごとく,整列治具2が,プリント
基板66上に設けた半田付けパット661の範囲よりも
広い範囲,即ち上記整列治具2の整列部の全面に,マト
リックス状に整列用凹部22を有するようにしたもので
ある(図10と図5を比較されたい)。その他は,実施
形態例1と同様である。
【0076】本例の半田ボール搭載装置においては,上
記プリント基板66における半田付けパット661の配
設範囲の形状に関係なく,半田ボール65をマトリック
ス状に整列することができる。そして,マトリックス状
に整列させた半田ボール65の中,上記半田付けパット
661の位置に対応する位置にある半田ボール65のみ
を吸着して,プリント基板66に搭載することができ
る。そのため,様々な半田付けパット661の配設範囲
を有するプリント基板に対応することができる。その他
は実施形態例1と同様の作用効果を有する。なお,上記
整列用凹部22同士のピッチは,上記半田ボール65の
直径以上である。また,上記ピッチは狭いほど,上記搭
載ヘッド5への半田ボール65の吸着が確実になる。
【0077】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,搭載ヘ
ッドへの半田ボールの吸着が容易確実で,ワークへの半
田ボールの搭載が迅速かつ正確な半田ボール搭載装置,
半田ボール搭載方法,及びそれに用いる整列治具を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1にかかる,半田ボール搭載装置の
平面図。
【図2】実施形態例1にかかる,整列治具の正面図。
【図3】実施形態例1にかかる,整列治具による半田ボ
ール整列方法の説明図。
【図4】図3につづく,整列治具による半田ボール整列
方法の説明図。
【図5】実施形態例1にかかる,半田ボール吸着,移送
方法の側面説明図。
【図6】実施形態例1にかかる,半田ボール搭載時の側
面説明図。
【図7】実施形態例1にかかる,半田ボールを搭載した
プリント基板の平面図。
【図8】実施形態例1にかかる,整列治具の平面図。
【図9】実施形態例1にかかる,ガス搬送手段の断面説
明図。
【図10】実施形態例2にかかる,整列治具の断面図。
【図11】従来例にかかる,半田ボール搭載装置の平面
図。
【図12】従来例にかかる,半田ボール吸着,移送方法
の側面説明図。
【図13】従来例にかかる,半田ボール搭載時の側面説
明図。
【符号の説明】
1...半田ボール搭載装置, 2...整列治具, 21...整列用凹部, 3...整列テーブル, 31...半田ボール供給機, 32...ホッパー, 33...検査機, 4...回収機, 41...貯留容器, 42...ガス搬送手段, 43...再送チューブ, 430...開口部, 44...ガス流体送出パイプ, 441...先端ノズル, 45...傾斜プレート, 5...搭載ヘッド, 51...移動制御装置, 65...半田ボール, 66...プリント基板, 661...半田付けパット, 67...搬送治具, 7...搭載テーブル, 71...検出機, 72...フラックス転写機, 73...搭載検査機, 74...不良品排出機, 75...搬入機, 81...リターンコンベア, 82...治具搬送コンベア,

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載機上に載置したワークに半田ボール
    を搭載するための半田ボール搭載装置において,半田ボ
    ールを所定位置に整列させるための整列治具と,該整列
    治具に上記半田ボールを供給する半田ボール供給機と,
    上記整列治具に充填しきれなかった余分の半田ボールを
    回収するための回収機と,上記整列治具上の半田ボール
    を吸着させて上記半田ボールを上記搭載機上のワークへ
    移載するための搭載ヘッドと,上記整列治具を1個又は
    複数個載置するための整列テーブルとからなり,かつ,
    上記回収機は,回収した上記半田ボールを入れる貯留容
    器と,該貯留容器内の半田ボールをガス流体により上記
    半田ボール供給機へ再送するガス搬送手段とを有するこ
    とを特徴とする半田ボール搭載装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において,上記整列治具
    は,上記ワーク上に設けた半田付けパットに対応する位
    置に,上記半田ボールを整列させるための整列用凹部を
    有していることを特徴とする半田ボール搭載装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記整列用凹
    部は吸引孔になっており,該吸引孔には上記半田ボール
    を吸引するための吸引機を接続してなることを特徴とす
    る半田ボール搭載装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記搭載ヘッドは,上記半田付けパットに対応する位置
    に,上記半田ボールを吸着する吸着部を有し,該吸着部
    は空気吸引口又は静電吸着器であることを特徴とする半
    田ボール搭載装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記整列治具は,上記ワーク上に設けた半田付けパット
    の範囲よりも広い範囲に,マトリックス状に上記整列用
    凹部を有していることを特徴とする半田ボール搭載装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記搭載機は,ワークを載置する回転式の搭載テーブル
    と,該搭載テーブルに半田ボール搭載前のワークを載置
    する搬入機と,半田ボール搭載後のワークを搬出する搬
    出機とを有することを特徴とする半田ボール搭載装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項において,
    上記搭載ヘッドは,上記整列テーブルと搭載テーブルと
    の間を移動する移動制御装置を有することを特徴とする
    半田ボール搭載装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項において,
    上記ガス搬送手段は,上記回収機と上記半田ボール供給
    機との間に配設した再送チューブと,該再送チューブ内
    へ上記半田ボールを送入するためのガス流体送出パイプ
    とを有することを特徴とする半田ボール搭載装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において,上記ガス流体送出パ
    イプは,その先端ノズルを上記再送チューブの内部に挿
    入してあり,上記先端ノズルより加圧したガス流体を上
    記再送チューブ内に送入する際に上記再送チューブの開
    口部に発生する吸引現象により,上記半田ボールを上記
    再送チューブ内へ吸引して,上記ガス流体により上記半
    田ボールを上記半田ボール供給機へ再送するよう構成し
    てあることを特徴とする半田ボール搭載装置。
  10. 【請求項10】 搭載機上に載置したワークに半田ボー
    ルを搭載するための半田ボール搭載方法において,半田
    ボールを所定位置に整列させるための整列治具に半田ボ
    ール供給機より半田ボールを供給し,該整列治具に充填
    しきれなかった余分の半田ボールを回収機に回収し,上
    記整列治具上の半田ボールを吸着させて上記半田ボール
    を上記搭載機上のワークへ移載し,一方,上記回収した
    半田ボールはガス流体により再び上記半田ボール供給機
    へガス搬送することを特徴とする半田ボール搭載方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において,上記余分の半田
    ボールを回収した後,上記整列治具上に搭載された半田
    ボールが所定位置に整列されているか否かを検査するこ
    とを特徴とする半田ボール搭載方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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