JP3444186B2 - 半田ボール搭載装置 - Google Patents

半田ボール搭載装置

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JP3444186B2
JP3444186B2 JP10581398A JP10581398A JP3444186B2 JP 3444186 B2 JP3444186 B2 JP 3444186B2 JP 10581398 A JP10581398 A JP 10581398A JP 10581398 A JP10581398 A JP 10581398A JP 3444186 B2 JP3444186 B2 JP 3444186B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,プリント基板等のワークに半田
ボールを搭載するにあたって,搭載ヘッドが半田ボール
を効率的に吸着し,ワークに正確に搭載できる半田ボー
ル搭載装置,半田ボール搭載方法,及びそれに用いる整
列治具に関する。
【0002】
【従来技術】従来,ボールグリッドアレイ用のプリント
基板等のワークに半田ボールを搭載する装置としては,
例えば,以下の半田ボール搭載装置が用いられている。
即ち,図9〜図11に示すごとく,上記半田ボール搭載
装置9は,半田ボールを収容すると共に,これを供給す
る半田ボール供給機91,ワークとしてのプリント基板
66に半田ボール65を搭載する搭載ヘッド5,プリン
ト基板66を搬送するベルトコンベア8とからなる。
【0003】図10に示すごとく,上記半田ボール供給
機91の収容部910内には,大量の半田ボール65が
入れられており,収容部910の下方には,フィルター
911が設けられ,該フィルター911の下方には中空
部912が設けられている。なお,大量の半田ボール6
5の上面はブラシ等でならされた状態である。
【0004】次に,上記搭載ヘッド5は,半田ボール供
給機91とベルトコンベア8との間を移動する移動制御
装置51を有している。また,搭載ヘッド5は,図11
に示すごとく,プリント基板66上に設けた半田付けパ
ット661(図11)に対応する位置に,半田ボール6
5を吸着するための空気吸引口である吸着部50を有し
ている。
【0005】次に,上記半田ボール搭載装置9を用いた
半田ボールの搭載方法について説明する。まず,上記ベ
ルトコンベア8は,図9に示すごとく,搬送治具67に
装着されたプリント基板66を,半田ボール供給機91
の正面まで搬送する。そして,半田ボール65が搭載さ
れるまで待機する。
【0006】この間,上記搭載ヘッド5は,半田ボール
供給機91上まで,矢印a(図9)の方向に水平移動す
る。次いで,図10(A)に示すごとく,吸着部50が
上記大量の半田ボール65の上面に対面するまで下降す
る。次いで,搭載ヘッド5は振動しながら空気を吸引し
て,図10(B)に示すごとく,吸着部50に半田ボー
ル65を吸着させる。このとき,上記半田ボール供給機
91は,中空部912から収容部910へ窒素等のガス
を送入して半田ボール65を吹き上げ,半田ボール65
の吸着を補助している。
【0007】次いで,上記搭載ヘッド5は,図10
(C)に示すごとく,半田ボール65を吸着したまま上
昇し,上記ベルトコンベア8上まで矢印b(図9)の方
向に移送する。そして,図11(A)に示すごとく,プ
リント基板66上に下降し,半田ボール65の吸着を解
除する。これにより,図11(B)に示すごとく,プリ
ント基板66上の半田付けパット661に半田ボール6
5を搭載する。そして,上記ベルトコンベア8は,図9
に示すごとく,半田ボール65が搭載されたプリント基
板66を搬送治具67に装着した状態で搬送する。半田
ボール65は,その後の工程において,半田付けパット
661に融着される。
【0008】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の半
田ボール搭載装置9においては,次の問題がある。即
ち,半田ボール供給機91内の半田ボール65は,図1
0に示すごとく,無秩序に大量に収容されている。その
ため,上記半田ボール65の上面をブラシ等でならすに
も限界があり,搭載ヘッド5の吸着部50に上記半田ボ
ール65を正確に吸着させることが非常に困難である。
【0009】例えば,図11に示すごとく,半田ボール
65の直径が0.6mm,吸着部50である空気吸引口
間のピッチが1.27mmと狭い場合には,余分な半田
ボール659が搭載ヘッド5に吸着されてしまう。そし
て,プリント基板66に設けた半田付けパット661以
外の位置にまで,半田ボール659を搭載してしまうこ
とがある。また,搭載ヘッド5への半田ボール65の吸
着が非効率的であるため,プリント基板66への半田ボ
ール65の搭載に時間がかかり,プリント基板66のタ
クトタイムを超過してしまう場合も考えられる。
【0010】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,搭載ヘッドへの半田ボールの吸着が容易
確実で,ワークへの半田ボールの搭載が迅速かつ正確な
半田ボール搭載装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,半田ボールを整
列治具に整列させる整列部分と,整列された半田ボール
をワークに搭載させる搭載部分と,上記整列部分から搭
載部分へ半田ボールを移送する移送部分とからなる半田
ボール搭載装置であって上記搭載部分は,半田ボール
を搭載しようとするプリント基板,半導体搭載用部品等
ワークを載置する回転式搭載テーブルと,該搭載テー
ブルに半田ボール搭載前のワークを載置する搬入機と,
半田ボール搭載後のワークを搬出する搬出機とを有し,
一方,上記整列部分は,半田ボールを所定位置に整列さ
せるための整列治具と,該整列治具に充填しきれなかっ
た余分の半田ボールを回収するための回収機と,上記整
列治具を複数個載置するための回転式の整列テーブルと
を有し,上記移送部分は,上記整列治具上の半田ボール
を吸着させて上記半田ボールを上記搭載機における回転
式搭載テーブル上のワークへ移動載置するための搭載ヘ
ッドを有しかつ上記移送部分における搭載ヘッドは,
上記整列部分における整列テーブルと上記搭載部分にお
ける搭載テーブルとの間を移動して,上記整列テーブル
上の半田ボールを上記搭載テーブル上のワークへ移送載
置する移動制御装置を有することを特徴とする半田ボー
ル搭載装置にある。
【0012】
【0013】上記半田ボール搭載装置は,大きく分け
て,半田ボールを予め整列しておく整列部分と,上記半
田ボールを搭載しようとするワークを載置した搭載部分
と,上記整列部分から上記搭載部分へ半田ボールを移送
する移送部分とからなる。
【0014】上記整列部分としては,上記整列治具,整
列テーブル,回収機がこれに該当する。上記整列治具
は,整列した半田ボールを上記搭載ヘッドに受け渡すた
めに,上方が開放された受皿状であり,上記搭載ヘッド
に対向する面が半田ボールの整列部となっている。
【0015】また,上記搭載部分としては,上記搭載機
がこれに該当する。上記搭載機は,ワークを載置する台
である。上記搭載機は,固定された台でもよいし,載置
部分を移動させることが可能な台でもよい。上記搭載機
としては,例えば,ベルトコンベア,回転式のテーブル
等がある。上記ワークとしては,例えば,プリント基
板,半導体搭載用部品等がある。また,上記移送部分と
しては,上記搭載ヘッドがこれに該当し,該搭載ヘッド
は上記移動制御装置を有する。
【0016】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記半田ボール搭載装置においては,上記整列治具上に
半田ボールを充填すると,上記整列治具に半田ボールが
セットされる。そして,上記整列治具に充填しきれなか
った余分の半田ボールは,上記整列治具の外に排出され
て上記回収機に回収される。そのため,上記整列治具上
においては,ワークに搭載される半田ボールが確実に所
定位置に整列された状態となっている。
【0017】次いで,上記搭載ヘッドは,上記整列治具
上の半田ボールを吸着する。このとき,上記半田ボール
は,上記のごとく,確実に所定位置に整列された状態と
なっている。そのため,上記搭載ヘッドは,吸着ミスが
なく,短時間で上記半田ボールを容易確実に吸着するこ
とができる。次いで,上記搭載ヘッドは,上記半田ボー
ルを吸着したまま上記搭載機上まで移送して,上記搭載
機上のワークへ半田ボールを搭載する。
【0018】一方,上記整列テーブルにおいては,複数
個の整列治具が載置されており,上記半田ボールの充
填,整列,排出は,上記搭載ヘッドが半田ボールを移載
している間にも,上記整列テーブルを回転させることに
よって順次行われている。そのため,その間に,上記整
列治具に半田ボールを整列させて,準備しておくことが
できる。それ故,上記ワークへの半田ボールの搭載を,
迅速かつ正確に行うことができる。
【0019】また,例えば,上記半田ボールの整列を,
より一層確実にするために検査等の工程を設ける場合に
も,上記整列テーブルに載置する整列治具の個数を増や
すことによって,容易に対応することができる。また,
上記搭載ヘッドの半田ボール移載速度に合わせて,上記
整列テーブルに載置する整列治具の個数を調節すること
もできる。
【0020】次に,請求項2の発明のように,上記整列
治具は,上記ワーク上に設けた半田付けパットに対応す
る位置に,上記半田ボールを整列させるための整列用凹
部を有していることが好ましい。この場合には,より確
実に上記ワークの半田付けパットに半田ボールを搭載す
ることができる。
【0021】次に,請求項3の発明のように,上記整列
用凹部は上記整列治具を貫通する吸引孔を有し,該吸引
孔には上記半田ボールを吸引するための吸引機を接続し
ていることが好ましい。この場合には,上記吸引機が上
記吸引孔から上記半田ボールを吸引することによって,
より迅速に上記半田ボールを上記整列用凹部に収容させ
て,整列させることができる。
【0022】次に,請求項4の発明のように,上記搭載
ヘッドは,上記半田付けパットに対応する位置に,上記
半田ボールを吸着する吸着部を有し,該吸着部は空気吸
引口又は静電吸着器であることができる。
【0023】次に,請求項5の発明のように,上記整列
治具は,上記ワーク上に設けた半田付けパットの範囲よ
りも広い範囲に,マトリックス状に上記整列用凹部を有
することができる。この場合には,上記ワークにおける
半田付けパットの配設範囲の形状に関係なく,半田ボー
ルをマトリックス状に整列することができる。そして,
マトリックス状に整列させた半田ボールの中,上記半田
付けパットの位置に対応する位置にある半田ボールのみ
を,ワークに搭載することができる。そのため,様々な
半田付けパットの配設範囲を有するワークに対応するこ
とができる。
【0024】次に,上記搭載機は,ワークを載置する回
転式の搭載テーブルと,該搭載テーブルに半田ボール搭
載前のワークを載置する搬入機と,半田ボール搭載後の
ワークを搬出する搬出機とを有する。
【0025】この場合には,上記搭載機に上記ワークを
載置するにあたって,上記搬入機が,上記搭載テーブル
に上記ワークを搭載する。そのため,上記搭載テーブル
を回転させることによって,例えばワークの位置チェッ
ク,フラックスの転写等,上記ワークの準備に要する工
程を順次行わせることができる。それ故,上記ワークへ
の半田ボールの搭載を,迅速かつ正確に行うことができ
る。なお,上記搬出機は,搬入機に兼用させることもで
きる。
【0026】また,上記整列テーブルと同様に,上記搭
載テーブルに載置するワークの個数を増やすことによっ
て,上記半田ボールの搭載ミスを確実に防止するために
検査等の工程を設けることができる。
【0027】次に,上記搭載ヘッドは,上記整列テーブ
ルと搭載テーブルとの間を移動する移動制御装置を有す
る。この場合には,上記移動制御装置が,上記搭載ヘッ
ドを上記整列テーブルに載置した整列治具上に移動する
ことができると共に,上記搭載ヘッドを上記搭載テーブ
ルに載置したワーク上に精度良く移動することができ
る。そのため,上記整列治具によって整列された半田ボ
ールを確実に上記ワーク上に移動載置することができ
る。
【0028】次に,半田ボールを所定位置に整列させる
ための整列治具であって,該整列治具は上記半田ボール
を1個づつ入れる多数の整列用凹部を有することを特徴
とする半田ボール整列治具ある。この場合には,上記
多数の整列用凹部は,上記半田ボールを1個づつ入れる
ため,より一層確実に上記ワークの半田付けパットに半
田ボールを搭載することができる。
【0029】次に,上記整列用凹部は,上記整列治具を
貫通する吸引孔を有することが好ましい。この場合に
は,上記吸引孔から上記半田ボールを吸引することによ
って,より迅速,確実に上記半田ボールを上記整列用凹
部に収容させて,整列させることができる。
【0030】次に,搭載機上に載置したワークに半田ボ
ールを搭載するための半田ボール搭載方法において,半
田ボールを所定位置に整列させるための整列治具に半田
ボールを供給し,該整列治具に充填しきれなかった余分
の半田ボールを回収し,上記整列治具上の半田ボールを
吸着させて上記半田ボールを上記搭載機上のワークへ移
載することを特徴とする半田ボール搭載方法ある。
【0031】の搭載方法によれば,上記整列治具上に
半田ボールを充填すると,上記整列治具に半田ボールが
セットされる。次いで,上記整列治具に充填しきれなか
った余分の半田ボールは,上記整列治具の外に排出され
て回収される。そのため,上記整列治具上においては,
ワークに搭載される半田ボールに余分な半田ボールが混
入することなく,半田ボールを容易,確実に所定位置に
整列することができる。
【0032】次に,上記余分の半田ボールを回収した
後,上記整列治具上に搭載された半田ボールが所定位置
に整列されているか否かを検査することが好ましい。こ
の場合には,検査の結果,所定位置に半田ボールが位置
していない不良品が検出された場合には,これを回収す
るため,上記不良品が出荷されることを防止することが
できる。
【0033】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる半田ボール搭載装置,半田
ボール搭載方法,及びそれに用いる整列治具について,
図1〜図7を用いて説明する。本例の半田ボール搭載装
置は,搭載機70の搭載テーブル7上に載置したワーク
としてのプリント基板66に,半田ボール65を搭載す
るための半田ボール搭載装置である。
【0034】図1〜図7に示すごとく,上記半田ボール
搭載装置1は,半田ボール65を所定位置に整列させる
ための整列治具2と,該整列治具2に充填しきれなかっ
た余分の半田ボール65を回収するための回収機4と,
上記整列治具2上の半田ボール65を吸着させて上記半
田ボール65を搭載機70の搭載テーブル7上のプリン
ト基板66へ移載するための搭載ヘッド5と,上記整列
治具2を複数個載置するための回転式の整列テーブル3
とからなる。
【0035】上記半田ボール搭載装置1は,大きく分け
て,半田ボール65を予め整列しておく整列部分と,上
記半田ボール65を搭載するプリント基板66を載置し
た搭載部分と,上記整列部分から上記搭載部分へ半田ボ
ール65を移送する移送部分とからなる。
【0036】以下,これらについて詳説する。まず,上
記整列部分は,上記整列治具2,整列テーブル3,回収
機4よりなる。上記整列治具2は,図2〜図4に示すご
とく,受皿状であり,整列した半田ボール65を搭載ヘ
ッド5に受け渡すために,上方が開放されている。そし
て,上記搭載ヘッド5に対向する上面26が半田ボール
65の整列部を形成している。また,整列治具2は,図
2に示すごとく,整列治具2自体を傾斜,及び振動させ
るための揺動部23を有している。
【0037】また,上記整列治具2の整列部は,図3に
示すごとく,上記プリント基板66上に設けた半田付け
パット661(図5)に対応する位置に,上記半田ボー
ル65を1個づつ入れて整列させるための整列用凹部2
1を多数個設けている(図7)。該整列用凹部21は,
図2〜図4に示すごとく,上記整列治具2を貫通する吸
引孔210を有し,該吸引孔210には半田ボール65
を減圧吸引するための吸引機34を接続してなる。図中
の符号340は,吸引用のフレキシブルチューブであ
る。
【0038】次に,整列テーブル3は円形の回転式テー
ブルであり,図1に示すごとく,4個の上記整列治具2
を円状に配設している。また,上記整列テーブル3に
は,上記整列治具2の位置に対応して右回りに,ホッパ
ー32を有する半田ボール供給機31,回収機4,半田
ボール65の整列チェック用の検査機33が配設されて
いる。上記回収機4は,回収した半田ボール65を上記
半田ボール供給機31に戻す再送部(図示略)を有して
いる。
【0039】次に,上記搭載部分としては,上記搭載機
70がこれに該当する。上記搭載機70は,図1に示す
ごとく,プリント基板66を載置する回転式の搭載テー
ブル7と,該搭載テーブル7に半田ボール65搭載前の
プリント基板66を載置する搬入機75とを有する。な
お,該搬入機75は,半田ボール65搭載後のプリント
基板66を搬出する搬出機でもある。
【0040】次に,上記搭載テーブル7は円形の回転式
テーブルであり,図1に示すごとく,プリント基板66
を装着した6個の上記搬送治具67を,円状に配設して
いる。また,上記搭載テーブル7には,上記搬送治具6
7の位置に対応して右回りに,プリント基板66の装着
ずれチェック用の検出機71,フラックス転写機72,
半田ボール65の整列チェック用の再検査機73,不良
品排出機74が配設されている。なお,上記搬入機75
は,上記検出機71と不良品排出機74との間に配設さ
れている。
【0041】次に,上記移送部分としては,上記搭載ヘ
ッド5がこれに該当する。搭載ヘッド5は,上記整列テ
ーブル3と搭載テーブル7との間を移動する移動制御装
置51を有している。また,搭載ヘッド5は,プリント
基板66上に設けた半田付けパット661(図5)に対
応する位置に,上記半田ボール65を吸着するための空
気吸引口である吸着部50を有している。
【0042】次に,上記半田ボール搭載装置1の搭載方
法について説明する。まず,その概要について説明する
と,上記整列部分において,半田ボール65を所定位置
に整列させるための整列治具2に半田ボール65を供給
し,該整列治具2に充填しきれなかった余分の半田ボー
ル65を回収した後,上記整列治具2上に搭載された半
田ボール65が所定位置に整列されているか否かを検査
する。次いで,上記移送部分,搭載部分において,上記
整列治具2上の半田ボール65を吸着させて上記半田ボ
ール65を上記搭載機70の搭載テーブル7上のプリン
ト基板66へ移載する。
【0043】次に,上記半田ボール搭載方法の詳細につ
き説明する。まず,半田ボール65の整列について説明
する。上記半田ボール搭載装置1においては,図3
(A)に示すごとく,上記半田ボール供給機31のホッ
パー32から,上記整列治具2の整列部上に半田ボール
65を充填する。次いで,図2,図3(B)に示すごと
く,上記整列治具2の揺動部23によって,整列治具2
を傾斜,及び振動させる。また,併せて上記吸引機34
が,上記整列治具2の吸引孔210から空気を吸引す
る。このようにして,迅速かつ確実に,上記整列治具2
の整列用凹部21内に半田ボール65が1個づつセット
される。
【0044】そして,上記整列用凹部21に充填しきれ
なかった余分の半田ボール65は,上記整列治具2の外
に排出されて回収機4に回収され,該回収機4の再送部
により半田ボール供給機31に再送される。そのため,
上記整列治具2上においては,プリント基板66に搭載
される半田ボール65が,図4(A)の下方に示すごと
く,確実に所定位置(整列用凹部21)に整列された状
態となっている。
【0045】また,上記検査機33が,移送,搭載前の
上記半田ボール65の整列状態が正確であるか否かチェ
ックを行う。整列部分におけるここまでの一連の操作
は,上記整列テーブル3を回転させることによって順次
行われている。
【0046】なお,半田ボール65が不足している場合
には,再度,半田ボール供給機31から半田ボール65
を供給したり,正確に整列されていない等の場合には,
回収機4に半田ボール65を排出する等の措置が取られ
る。また,半田ボール65の整列が正確に行われている
場合には,上記半田ボール65を充填した整列治具2が
上記搭載テーブル7と近接した位置まで,上記整列テー
ブル3が右回りに回転する。
【0047】次いで,上記搭載ヘッド5は,上記整列テ
ーブル3における上記半田ボール供給機31と検査機3
3との間に位置する整列治具2上まで,矢印a(図1)
の方向に水平移動する。
【0048】次いで,図4(A)に示すごとく,吸着部
50が所定位置に整列された半田ボール65に対面する
まで下降する。次いで,上記吸引機34による空気の吸
引を中止した状態で,上記搭載ヘッド5が空気を吸引し
て,図4(B)に示すごとく,吸着部50に半田ボール
65を吸着させる。このとき,上記半田ボール65は,
上記のごとく,確実に所定位置に整列された状態となっ
ているため,搭載ヘッド5は,ほとんど吸着ミスがな
く,短時間で上記半田ボール65を容易確実に吸着す
る。
【0049】次いで,上記搭載ヘッド5は,図4(C)
に示すごとく,上記半田ボール65を吸着したまま上昇
し,上記搭載テーブル7におけるフラックス転写機72
と再検査機73との間に位置する搬送治具67上まで,
矢印b(図1)の方向に移送する。そして,図5(A)
に示すごとく,上記搬送治具67に装着されたプリント
基板66上に下降し,半田ボール65の吸着を解除す
る。これにより,図5(B)に示すごとく,上記フラッ
クスが塗布された半田付けパット661に半田ボール6
5を搭載する。
【0050】上記半田ボール65を搭載したプリント基
板66を,図6に示す。また,上記半田付けパット66
1に対応する位置に,上記整列用凹部21を有する上記
整列治具2を,図7に示す。上記整列治具2は,同時に
2つのプリント基板66に半田ボール65を搭載できる
ように,2つの整列部としての上面26を有している。
【0051】一方,上記整列テーブル3においては,図
1に示すごとく,4個の整列治具2が載置されており,
上記半田ボール65の充填,整列,排出(回収)は,上
記搭載ヘッド5が半田ボール65を移載している間に
も,上記整列テーブル3を回転させることによって順次
行われている。そのため,その間に,上記整列治具2に
半田ボール65を整列させて,準備しておくことができ
る。それ故,上記プリント基板66への半田ボール65
の搭載を,迅速かつ正確に行うことができる。
【0052】また,上記搭載ヘッド5の半田ボール移載
速度が比較的速い場合には,上記整列テーブル3に載置
する整列治具2の個数を増やして,上記整列治具2に半
田ボール65を整列させた搭載待ち状態の整列治具2
を,比較的多く準備しておくこともできる。
【0053】また,上記搭載ヘッド5により半田ボール
65を吸着されて空になった整列治具2は,上記整列テ
ーブル3の回転によって,再び半田ボール65の充填,
整列,排出のサイクルに戻される。以上が,半田ボール
65の搭載時までの流れについての説明である。
【0054】次に,半田ボール65の搭載先であるプリ
ント基板66の搭載前後の流れについて,図1を用いて
説明する。まず,搬送治具67に装着された半田ボール
未搭載のプリント基板66が,図1下方に示すリターン
コンベア81から,上方に示す治具搬送コンベア82を
経て,上記搭載機70の搬入機75まで搬送される。
【0055】次いで,上記搬入機75が,上記空のプリ
ント基板66を装着した搬送治具67を,上記治具搬送
コンベア82から,上記搭載テーブル7に載置(搬入)
する。なお,その前又は後に,すでに半田ボール65を
搭載したプリント基板66を装着した搬送治具67を,
上記搭載テーブル7から,上記治具搬送コンベア82に
搬出する。
【0056】次いで,上記搭載テーブル7の検出機71
が,上記搭載テーブル7の所定の位置にプリント基板6
6が正確に載置されているか否かチェックを行う。な
お,プリント基板66に装着ずれが生じている等の場合
には,自動運転を停止する等の措置が取られ,プリント
基板66の装着が正確に行われている場合には,上記搭
載テーブル7が右回りに回転する。
【0057】次いで,フラックス転写機72が,上記プ
リント基板66の所定位置にフラックスを転写する。次
いで,上記フラックスを転写されたプリント基板66を
装着した搬送治具67は上記整列テーブル3と近接した
位置に回送され,上記のごとく,半田ボール65を搭載
される。次いで,移送,搭載後の上記半田ボール65の
整列状態を最終確認するために,再検査機73が,半田
ボール65の移載が正確に行われているか否か再チェッ
クを行う。
【0058】そして,半田ボール65の移載が正確に行
われているプリント基板66は,上記搬入機75によっ
て,上記治具搬送コンベア82に搬出される。一方,不
良品は,不良品排出機74によって,不良品排出コンベ
ア84に搬出される。
【0059】本例の半田ボール搭載装置1によれば,搭
載ヘッド5へ半田ボール65を容易確実に吸着させるこ
とができる。また,プリント基板66へ半田ボール65
を迅速かつ正確に搭載させることができる。
【0060】実施形態例2 本例は,図8に示すごとく,整列治具2が,プリント基
板66上に設けた半田付けパット661の範囲よりも広
い範囲,即ち上記整列治具2の整列部の全面に,マトリ
ックス状に整列用凹部22を有するようにしたものであ
る(図8と図3を比較されたい)。その他は,実施形態
例1と同様である。
【0061】本例の半田ボール搭載装置においては,上
記プリント基板66における半田付けパット661の配
設範囲の形状に関係なく,半田ボール65をマトリック
ス状に整列することができる。そして,マトリックス状
に整列させた半田ボール65の中,上記半田付けパット
661の位置に対応する位置にある半田ボール65のみ
を,プリント基板66に搭載することができる。そのた
め,様々な半田付けパット661の配設範囲を有するプ
リント基板に対応することができる。その他は実施形態
例1と同様の作用効果を有する。なお,上記整列用凹部
22同士のピッチは,上記半田ボール65の直径以上で
ある。また,上記ピッチは狭いほど,上記搭載ヘッド5
への半田ボール65の吸着が確実になる。
【0062】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,搭載ヘ
ッドへの半田ボールの吸着が容易確実で,ワークへの半
田ボールの搭載が迅速かつ正確な半田ボール搭載装置,
半田ボール搭載方法,及びそれに用いる整列治具を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1にかかる,半田ボール搭載装置の
平面図。
【図2】実施形態例1にかかる,整列治具の側面図。
【図3】実施形態例1にかかる,整列治具による半田ボ
ール整列方法の説明図。
【図4】実施形態例1にかかる,半田ボール吸着,移送
方法の側面説明図。
【図5】実施形態例1にかかる,半田ボール搭載時の側
面説明図。
【図6】実施形態例1にかかる,半田ボールを搭載した
プリント基板の平面図。
【図7】実施形態例1にかかる,整列治具の平面図。
【図8】実施形態例2にかかる,整列治具の断面図。
【図9】従来例にかかる,半田ボール搭載装置の平面
図。
【図10】従来例にかかる,半田ボール吸着,移送方法
の側面説明図。
【図11】従来例にかかる,半田ボール搭載時の側面説
明図。
【符号の説明】
1...半田ボール搭載装置, 2...整列治具, 21...整列用凹部, 3...整列テーブル, 31...半田ボール供給機, 33...検査機, 4...回収機, 5...搭載ヘッド, 51...移動制御装置, 65...半田ボール, 66...プリント基板, 661...半田付けパット, 67...搬送治具, 7...搭載テーブル, 71...検出機, 72...フラックス転写機, 73...再検査機, 74...不良品排出機, 75...搬入機, 81...リターンコンベア, 82...治具搬送コンベア,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/34 B23K 3/06 H01L 21/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半田ボールを整列治具に整列させる整列
    部分と,整列された半田ボールをワークに搭載させる搭
    載部分と,上記整列部分から搭載部分へ半田ボールを移
    送する移送部分とからなる半田ボール搭載装置であっ
    上記搭載部分は,半田ボールを搭載しようとするプリン
    ト基板,半導体搭載用部品等の ワークを載置する回転
    載テーブルと,該搭載テーブルに半田ボール搭載前の
    ワークを載置する搬入機と,半田ボール搭載後のワーク
    を搬出する搬出機とを有し, 一方,上記整列部分は, 半田ボールを所定位置に整列さ
    せるための整列治具と,該整列治具に充填しきれなかっ
    た余分の半田ボールを回収するための回収機と,上記整
    列治具を複数個載置するための回転式の整列テーブルと
    を有し, 上記移送部分は, 上記整列治具上の半田ボールを吸着さ
    せて上記半田ボールを上記搭載機における回転式搭載テ
    ーブル上のワークへ移動載置するための搭載ヘッドを有
    かつ上記移送部分における搭載ヘッドは,上記整列部分
    における整列テーブルと上記搭載部分における搭載テー
    ブルとの間を移動して,上記整列テーブル上の半田ボー
    ルを上記搭載テーブル上のワークへ移送載置する移動制
    御装置を有する ことを特徴とする半田ボール搭載装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の発明において,上記整列治具
    は,上記ワーク上に設けた半田付けパットに対応する位
    置に,上記半田ボールを整列させるための整列用凹部を
    有していることを特徴とする半田ボール搭載装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記整列用凹
    部は上記整列治具を貫通する吸引孔を有し,該吸引孔に
    は上記半田ボールを吸引するための吸引機を接続してな
    ることを特徴とする半田ボール搭載装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記搭載ヘッドは,上記半田付けパットに対応する位置
    に,上記半田ボールを吸着する吸着部を有し,該吸着部
    は空気吸引口又は静電吸着器であることを特徴とする半
    田ボール搭載装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記整列治具は,上記ワーク上に設けた半田付けパット
    の範囲よりも広い範囲に,マトリックス状に上記整列用
    凹部を有していることを特徴とする半田ボール搭載装
    置。
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