JP2001244288A - バンプ形成システムおよび真空吸着ヘッド - Google Patents

バンプ形成システムおよび真空吸着ヘッド

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JP2001244288A JP2000060369A JP2000060369A JP2001244288A JP 2001244288 A JP2001244288 A JP 2001244288A JP 2000060369 A JP2000060369 A JP 2000060369A JP 2000060369 A JP2000060369 A JP 2000060369A JP 2001244288 A JP2001244288 A JP 2001244288A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】充分な体積を有し、かつ高さバラツキの少な
く、しかも材料選定上の制約が少ない多数個のバンプを
半導体装置等の対象物に高速で、且つ高信頼度で、容易
に実現形成できるようにしたてバンプ形成システムを提
供する。 【解決手段】予め、複数本のワイヤ(掻き落し部材)2
30cを張ったボールスキージ230を用いてステンシ
ル221内にはんだボール140を整列充填し、はんだ
ボール140とステンシル221を吸着ヘッドに吸着
し、半導体装置のパッド面に対し位置決めした状態で、
はんだボール140のみをパッド面上に落下せしめ、予
め塗布した粘着剤によりはんだボール140をパッド上
に固定し、その後リフローすることでバンプを形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置等の対
象物に対して電気的、機械的、熱的接続点となるバンプ
を形成するためのバンプ形成システムおよび半導体装置
等の対象物を真空吸着する真空吸着ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置に対するバンプ形成方法につ
いては、既に数多く存在する。
【0003】例えばメッキ技術により半導体装置のパッ
ド上に金属を析出させバンプを形成するメッキ法(従来
技術1)、はんだペーストを半導体装置のパッド上に印
刷した後、これを加熱することではんだペースト中のは
んだの微粒子を溶融させ、後にこれがパッド上で固体化
することでバンプを形成する印刷法(従来技術2)、金
のワイヤの一端をパッド上に接続した後にこれを切断す
ることでバンプを形成するスタッドバンプ法(従来技術
3)がある。更には、従来のはんだボールによるバンプ
を形成する方法として、第1には、米国特許第5284
287号明細書および図面(従来技術4)で知られてい
るように、はんだボールを真空吸引により治具に吸引し
た後にこれを半導体装置のパッド面上に搭載し、その後
加熱してはんだボールを溶融させた後にこれを固体化さ
せるものである。第2には、日本国特許第289735
6号公報(従来技術5)に記載されているように、はん
だボールを網板を用いて真空吸着し、これを半導体装置
のパッド面上に搭載し、その後加熱してはんだボールを
溶融させた後にこれを固体化させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は、以下のような課題をそれぞれ有している。
【0005】一般にバンプの体積が大きいほど、半導体
装置を電子回路基板上に接続した際の接続寿命を確保す
ることが出来る。しかし、従来技術1、2のメッキ法や
印刷法では、充分な体積を有するバンプを形成すること
が原理上難しい。更にバンプに高さバラツキが生じるた
め、半導体装置を電子回路基板上に接続する際に、すべ
てのバンプについて正常な接続を実現することが難しい
というが存在する。一方、従来技術3のスタッドバンプ
法には、ワイヤを製造できる材料が限定されるため、金
など特定材質のバンプの形成にのみ適用することが出来
るという問題が存在する。また、一個ずつバンプを形成
するため、数万個のパッドを有する半導体装置に適用し
た場合、バンプ形成に多くの時間を費やしてしまうとい
う課題が存在する。
【0006】また、従来技術4、5のはんだボール法で
は、バンプ高さのバラツキが少なく、かつ充分な体積を
有するバンプを形成できるものの、構造が複雑でその製
作に非常に微細な孔あけ加工技術が必要であるはんだボ
ール真空吸着用の治具を使用する。この治具は、孔あけ
数に比例して価格が高価になるため、バンプ数の多い半
導体装置に対する場合は、バンプ形成コストが高くコス
ト面で課題がある。また網板を用いる場合ははんだボー
ルに比して大きな直径を有する穴を加工するのみでよ
く、はんだボールの吸入の防止には網板を用いるため治
具が簡便になる利点があるが、網板を用いるためにはん
だボールの搭載位置が網線の上に来た場合、はんだボー
ルの吸引位置がずれてしまうという課題があった。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決すべく、充分な体積を有し、かつ高さバラツキの少な
く、しかも材料選定上の制約が少ない多数個のバンプを
半導体装置等の対象物に高速で、且つ高信頼度で、容易
に実現形成できるようにしたてバンプ形成システムを提
供することにある。また、本発明の他の目的は、半導体
装置等の対象物に多数個のバンプを一括形成するシステ
ム構成を簡素化し、量産性に優れたバンプ形成を実現で
きるようにしたバンプ形成システムを提供することにあ
る。また、本発明の更に他の目的は、チップ等の対象物
を吸着する位置による吸引力の変動を低減できるように
した真空吸着ヘッドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、バンプ形成位置に対応させて多数の開口
部の群を配列形成した板状の整列治具を整列ステージ上
に載せ、多数の導電性粒子を収納する長方形形状の枠状
部分と該枠状部分の両端の各々の下部に取り付けられて
固定される駒の各々の下部に設けられた複数の溝の各々
に挿入して駒間に張られる柔軟性を有する複数本のワイ
ヤと前記枠状部分の両端の各々の下部に僅か突き出させ
た橇状部分とを有するスキージを前記板状の整列治具上
を前記枠状部分の両端とほぼ直交する方向に一方から他
方へと並進させることによって導電性粒子を前記板状の
整列治具の開口部の群に順次充填しながら余分な導電性
粒子を前記ワイヤで掻き落して導電性粒子の群を前記板
状の整列治具に対して整列する整列装置と、該整列装置
により整列された導電性粒子の群および該導電性粒子の
群を整列させている板状の整列治具を吸着保持して前記
整列ステージから離す吸着装置と、該吸着装置により吸
着保持された導電性粒子の群および板状の整列治具を、
バンプを形成するパッドの群が配列された対象物上に持
ち来たし、前記板状の整列治具と前記対象物とを相対的
に位置合わせをし、該位置合わせされた板状の整列治具
と対象物とを接近させた状態で前記導電性粒子の群につ
いての吸着装置による吸着保持を解放して前記導電性粒
子の群を前記対象物上のパッドの群に移し替える移載制
御装置とを備え、該移載制御装置により移し替えられた
導電性粒子の群を対象物上のパッドの群に接合させてバ
ンプを形成するように構成したことを特徴とするバンプ
形成システムである。また、本発明は、前記バンプ形成
システムの整列装置において、導電性粒子の群を板状の
整列治具に対して整列する際、板状の整列治具を載せた
整列ステージを傾斜させて構成したことを特徴とする。
【0009】また、本発明は、バンプ形成位置に対応さ
せて多数の開口部の群を配列形成した板状の整列治具を
傾斜させた整列ステージ上に載せ、多数の導電性粒子を
収納し、且つ掻き落し部材を有するスキージを前記傾斜
した板状の整列治具上を高い方から低い方に向かって傾
斜に沿って並進させることによって収納された導電性粒
子を前記板状の整列治具の開口部の群に順次充填して導
電性粒子の群を前記板状の整列治具に対して整列する整
列装置と、該整列装置により整列された導電性粒子の群
および該導電性粒子の群を整列させている板状の整列治
具を吸着保持して前記整列ステージから離す吸着装置
と、多孔質板を複数並設し、該多孔質板の各々の裏面に
真空排気系に細孔を通して連通される真空溜めを形成
し、前記多孔質板の各々によってバンプを形成するパッ
ドの群が配列された一つまたは複数の対象物を真空吸着
する吸着ステージと、前記吸着装置により吸着保持され
た導電性粒子の群および板状の整列治具を、前記吸着ス
テージに吸着された対象物上に持ち来たし、前記板状の
整列治具と前記対象物とを相対的に位置合わせをし、該
位置合わせされた板状の整列治具と前記対象物とを接近
させた状態で前記導電性粒子の群についての吸着治具に
よる吸着保持を解放して前記導電性粒子の群を前記対象
物上のパッドの群に移し替える移載制御装置とを備え、
該移載制御装置により移し替えられた導電性粒子の群を
一つまたは複数の対象物上のパッドの群に接合させてバ
ンプを形成するように構成したことを特徴とするバンプ
形成システムである。
【0010】また、本発明は、基板(ウェハ)を複数枚
収納したカセットが投入されるローダと、前記基板の外
形位置および回転方向の基準形状を光学的に測定する複
数のセンサと前記基板を載せる支持部材を設けたターン
テーブルとを有する位置決め機構と、前記基板を保持す
るロードアームを移動制御するロボット機構と、前記基
板を載置するステージを備え、ロードステーションと移
載ステーションとの間を搬送する搬送装置と、前記ロボ
ット機構のロードアームの移動制御に基いて、前記ロー
ダに投入されたカセットに収納された基板(ウェハ)を
取り出して前記位置決め機構の上方へと移動させ、この
移動させたとき前記基板をロードアームに保持した状態
で、前記ターンテーブルの回転中心に対する前記基板中
心の位置ずれ量を前記位置決め機構の複数のセンサで測
定し、この測定された位置ずれ量に基いて前記ロードア
ームを微動制御して前記基板中心をターンテーブルの回
転中心に位置決めし、この位置決めされた基板を前記支
持部材で支持した状態で前記ターンテーブルを回転駆動
制御して前記センサで前記基準形状を測定することによ
って前記基板の回転方向について位置決めし、この位置
決めされた基板を前記ロボット機構のロードアームに保
持して移動させてロードステーションにある前記搬送装
置のステージ上に載置する制御手段と、前記整列装置
と、前記吸着装置と、前記搬送装置によって移載ステー
ションまで搬送されたステージ上に載置された前記基板
(ウェハ)上に持ち来たし、前記板状の整列治具と前記
基板とを相対的に位置合わせをし、該位置合わせされた
板状の整列治具と基板とを接近させた状態で前記導電性
粒子の群についての吸着装置による吸着保持を解放して
前記導電性粒子の群を前記基板上のパッドの群に移し替
える移載制御装置とを備え、該移載制御装置により移し
替えられた導電性粒子の群を基板上のパッドの群に接合
させてバンプを形成するように構成することを特徴とす
るバンプ形成システムである。
【0011】また、本発明は、前記バンプ形成システム
において、更に、前記移載制御装置により対象物上のパ
ッドの群に移し替えられた導電性粒子の群の状態を検査
する外観検査装置と、該外観検査装置で検査された結
果、抜けが許容数を越えて存在した場合には抜けている
パッド上に導電性粒子を選択的に搭載し、または過剰が
許容数を越えて存在した場合には過剰な導電性粒子を選
択的に除去する補修装置とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記バンプ形成システムにおいて、前
記吸着装置は、導電性粒子の群を吸着する部分に多孔質
の基板を配置した真空吸着装置によって構成することを
特徴とする。また、本発明は、多孔質板を複数並設し、
該多孔質板の各々の裏面に真空排気系に細孔を通して連
通される真空溜めを形成し、前記多孔質板の各々によっ
て一つまたは複数の対象物を真空吸着することを特徴と
する真空吸着ヘッドである。
【0012】以上説明したように、前記構成によれば、
十分な体積を有し、かつ高さバラツキの少なく、材料選
定上の制約が少ないはんだボールなどの導電性粒子を用
いたバンプ形成を一括して行うようにして、高速化を実
現し、しかも高信頼度で、容易にバンプ形成を可能にす
ることができる。また、前記構成によれば、半導体装置
等の対象物に多数個のバンプを一括形成する装置構成を
簡素化し、量産性に優れたバンプ形成を実現することが
できる。また、前記構成によれば、はんだボール等の導
電性粒子の過不足を検査し、必要に応じリトライ動作お
よび修正動作を行うことにより、より一層の信頼性を向
上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係るバンプ形成方法およ
びそのシステムの実施の形態について図面を用いて説明
する。図1には、本発明に係るバンプ形成の基本的なフ
ローを示す。図2には、本発明に係るバンプ形成システ
ムの基本的構成を示す。即ち、本発明に係るバンプ形成
の基本的なフローは、図1に示すように、投入工程1、
粘着剤供給工程2、位置合わせ工程3、移載工程7、検
査工程8、加熱工程9、洗浄工程13、検査工程14、
および必要に応じて切断工程15からなる主たるフロー
と、特に本発明の特徴とする整列工程4、検査工程5、
および吸着工程6からなる第1の副なるフローと、補修
工程10、検査工程11、および再生工程12からなる
第2の副なるフローとで構成される。
【0014】投入工程1は、バンプ形成システムに投入
する工程である。即ち、投入工程1は、図2に示すよう
に、半導体装置等のバンプを形成する対象物100を収
納したカセットをローダ501に挿入し、更に対象物1
00をロードアーム等のロボット機構504によりロー
ダ501に挿入されたカセットから取り出して位置合わ
せ機構503に搭載し、位置合わせ機構503により対
象物100上に形成されたノッチ等の基準マークを基準
にして対象物100を位置合わせをし、この位置合わせ
がなされた対象物100を例えばロボット機構504に
よって搬送装置528上の微動ステージ280に搭載
し、該搬送装置528を搬送軌道505に沿って搬送し
て粘着剤供給ステーションまで到達せしめる工程であ
る。なお、投入工程1において投入される半導体装置等
の対象物100は、例えば図3に示すようにウェハのよ
うにウェハ状態で供給される場合も、チップ状態に切り
離し、基板等に固定されて供給される場合もある。
【0015】ところで、ローダ501とアンローダ50
4とは、同様な構成のユニットで、カセットの昇降を行
うエレベータ機構と対象物100の有無を判定するワー
クセンサとを有して構成される。エレベータ機構は、カ
セット内の対象物100のピッチで昇降するピッチ送り
と、ロボット機構504のアームに対象物100を載せ
るための微動とを行う構造になっている。そして、ウェ
ハ(基板)等の対象物100が収納されたカセットがロ
ーダ501に投入されると、ロボット機構504は、ロ
ーダ501内のカセットから対象物100を1枚取り出
し、位置合わせ機構503に移載する。即ち、ロボット
機構504は、ロードアームによりウェハ(基板)等の
対象物100をローダ501内のカセットから受け取る
と、搬送軌道505上を位置合わせ機構503の近傍ま
で移動し、対象物100を位置合わせ機構503の上に
近づける。
【0016】ここで、図17に具体的に示す位置合わせ
機構503には、ターンテーブル503cの外周の基台
503d上に設けられたラインセンサ503aと照明光
学系(図示せず)とが対向するように4個所に設けてあ
る。ただし、照明光学系は、ロードアームの旋回に支障
のないように設置されている。ターンテーブル503c
は、基台503dに対して回転自在に支持されている。
サーボモータ503eは、基台503dに取り付けら
れ、ターンテーブル503cを回転駆動させるものであ
る。角度センサ503fは、ターンテーブル503cの
回転角度を検出するものである。従って、4つのライン
センサ503aは、X軸およびY軸上に設けれている場
合、ターンテーブル503cの回転中心(X0,Y0)
に対するロードアームに載せられて位置合わせ機構50
3上に位置付けされたウェハ等の対象物100の外周位
置のずれ量(+ΔSx,−ΔSx,+ΔSy,−ΔS
y)を検出する。なお、このとき、ターンテーブル50
3cの回転中心(X0,Y0)に対するウェハ等の対象
物100の中心位置のずれ量(Δx,Δy)と4つのラ
インセンサ503aで検出されたずれ量(+ΔSx,−
ΔSx,+ΔSy,−ΔSy)との間において、次に示
す数式(1)〜(4)の関係を有することになる。
【0017】
【数1】 +ΔSx=(√(R2−Δy2))+Δx−R (1) −ΔSx=(√(R2−Δy2))−Δx−R (2) +ΔSy=(√(R2−Δx2))+Δy−R (3) −ΔSy=(√(R2−Δx2))−Δy−R (4) 但し、Rは、ウェハ等の対象物の半径を示す。
【0018】これらの関係から、位置合わせ機構503
において、ロードアームに載せられたウェハ等の対象物
100の位置ずれ量(Δx,Δy)が算出され、この算
出された位置ずれ量がロボット機構504の制御装置に
送信される。するとロボット機構504において、ロー
ドアームが駆動制御されてウェハ等の対象物100の中
心を位置合わせ機構503のターンテーブル503cの
回転中心(X0,Y0)に位置合わせして位置決めを行
う。次に、位置合わせ機構503において、昇降ピン
(支持部材)503bを上昇させることによって対象物
100をロードアームから持ち上げて退避する。すると
対象物100は昇降ピン503bによって支持される。
再び、昇降ピン503bを本来の高さに復帰させ、角度
センサ503fを有するサーボモータ503eを駆動制
御して昇降ピン503bを有するターンテーブル503
cを例えば時計回り方向に旋回させる。ところで、通常
対象物100の外周に形成されたノッチ(回転方向の基
準形状)は、概ねカセット内部で揃えられて収納されて
いる関係で、ロードアームによって昇降ピン503bに
供給されるときも、揃えられることになる。他方、ライ
ンセンサ503aも例えば時計回り方向に30度オフセ
ットされて設置されている。従って、ターンテーブル5
03cが30度前後旋回する間に、対象物100のノッ
チ部分(回転方向の基準形状)が、4つのラインセンサ
503aの何れかにかかることになる。このときのライ
ンセンサ503aのノッチの読みから、対象物100の
回転方向のずれを計測し、この計測されるノッチ位置を
正しく揃えるようにターンテーブル503cの旋回を制
御する。通常の配置であれば、ターンテーブル503c
を約30度時計回りに旋回させることによって、対象物
100はノッチを基準にして回転方向に位置決めされる
ことになる。
【0019】なお、対象物100がオリフラ付ウェハの
場合には、ターンテーブル503cの旋回によりライン
センサ503aの読みが増減するので、その値から中心
線を割り出すことによって、オリフラ付ウェハをオリフ
ラ(回転方向の基準形状)を基準にして回転方向に位置
決めすることができる。この場合でも、ラインセンサ5
03aが30度オフセットして設置されているので、ウ
ェハ100の移載時にオリフラがラインセンサに掛かっ
て位置決めを狂わせる問題は生じにくい。また、対象物
100がウェハ形状ではなく、基板形状の場合には、位
置合わせ機構503を省略することができる。
【0020】次に、この位置合わせ機構503によっ
て、X、Y方向および回転方向について位置決めされた
ウェハ等の対象物100は、再びロードアームによって
昇降ピン503bから持ち上げられてロボット機構50
4の近傍に位置する搬送装置528上に設けられた微動
ステージ280上に載せられて例えば真空吸着によって
固定される。これにより、ウェハ等の対象物100は、
微動ステージ280上に位置決めされて固定されること
になる。次に、対象物100を固定した微動ステージ2
80を有する搬送装置528は、粘着剤供給ステーショ
ンまで搬送されることになる。
【0021】次に、粘着剤供給工程2に移行することに
なる。粘着剤供給工程2は、図2に示すように、粘着剤
供給ステーションに設けられた粘着剤供給装置520に
より、搬送装置528により粘着剤供給ステーションま
で搬送される対象物100上のバンプ形成個所(パッド
101)にフラックスやはんだペーストや導電性接着剤
等の粘着剤120を供給する工程である。即ち、粘着剤
供給工程2においては、図3に示すように、ウェハ等の
対象物100は、搬送装置528上に設けられた微動ス
テージ280に真空吸着により固定されている。そし
て、粘着剤供給工程2において、開口部201aとパッ
ド101とが対応する位置に位置付けされるように、開
口部201aのあるステンシル201を枠202に張っ
たマスク200と対象物100とを相対的に位置合わせ
をし、その後フラックス等の粘着剤120を開口部20
1aを通して印刷等によって供給する。フラックス等の
粘着剤120を印刷によって供給する場合には、フラッ
クス等の粘着剤120はゴム製のスキージ210によっ
てステンシル201に刷り込まれ、対象物100上のパ
ッド101に開口部201aを通して印刷供給される。
なお、使用する粘着剤の種類によっては、印刷ではなく
スタンプ転写方式や、全面塗布方式やディスペンス方式
を使用する場合もある。例えば粘着剤として流動性が中
程度のフラックスを使用する場合はスタンプ転写を、流
動性の極めて高いフラックスを使用する場合はスピンコ
ートなどの全面塗布を、はんだ粒子をフラックス成分と
混和したはんだペーストの場合はスクリーン印刷を、導
電性接着剤を使用する場合はディスペンス方式を用いる
ことが好ましい。
【0022】次に、本発明の特徴とする第1の副なるフ
ローの実施例について説明する。第1の副なるフローで
ある整列工程4、検査工程5、および吸着工程6は、図
2に示す複数の整列・吸着ステーションに設けられた整
列装置522、外観検査装置320および吸着装置52
2において粘着剤供給工程2と並行して実行される。
【0023】整列装置522は、図4に示すように、1
5〜30度程度傾斜した傾斜整列ステージ310と、該
傾斜整列ステージ310上に配置され、コの字型の枠2
22に、対象物100のパッド101に相当する部分に
開口部221aを形成したステンシル(型板)221を
張った構造のボールマスク(ボール整列用治具)220
と、長方形形状の枠状部分230aの長手方向の両端間
に、掻き落し部材である複数本の柔軟性を有するワイヤ
230cを張り渡した構造のボールスキージ(図4
(a)には半割状態のボールスキージ230を示してい
る。)230とによって構成される。即ち、図18に
は、半割状態のボールスキージ230を拡大して示す。
溝駒(駒)230dは、枠状部分230aの両端の下部
に形成された溝230e内に取り付けられる。そして、
ワイヤ230cは、上記溝駒230dの下面に設けられ
た溝230fに挿入して貼り付けられた直径0.01m
m程度のタングステン線とナイロン線を撚り合わせた糸
で、直径0.04mm程度に撚り上げてある。溝駒23
0dに形成されたワイヤ230cを挿入する溝230f
の深さは、0.05mm程度に形成されいる。そのた
め、ワイヤ230cは、溝駒230dの下面から突出せ
ず、ボールスキージ230を傾斜整列ステージ310上
に配置されたステンシル221に沿って移動させると
き、橇状部分230bの摺動を妨げることがない。ま
た、溝駒230dは、枠状部分230aと別部品である
ため、微細加工を容易にすることができる。
【0024】ステンシル(型板)221は、対象物10
0上に配列されたパッド101の位置に対応させてはん
だボール140が整列される開口部221aを配列形成
した薄板状体である。特に、図4(b)(c)および図
5に示すように、傾斜したボールスキージ230が、ボ
ールマスク220上を高い側から低い側に向かって傾斜
に沿って移動するため、ボールスキージ230内に供給
された導電性粒子である粒子状のはんだボール140
は、自重によって傾斜に沿って落下し(転がり)、下側
の枠状部分の近傍に位置するものから順次ステンシル
(型板)221に形成された開口部221aに挿入(充
填)されていくことになる。そのため、下側の枠状部分
の近傍からは、ワイヤ230cを無くして構成される。
更に、最も上側のワイヤと上側の枠状部分との間の間隙
は、はんだボールが入り込まないように形成されてい
る。更に、ステンシル221の厚さは、余分のはんだボ
ールをワイヤ230cによって掻き落し易いように、は
んだボールの直径よりわずか小さくしている。そして、
ボールスキージ230における枠状部分230aの長手
方向の両端における下面には、はんだボール140の直
径の半分程度突出させた橇状部分230bを形成してい
る。従って、橇状部分230bがステンシル221の表
面に接触し、その間の枠状部分230aの下面は、ステ
ンシル221の表面との間にはんだボール140の直径
の半分程度の隙間が形成され、ステンシル221の開口
部221aに挿入されたはんだボールと接触することは
ない。
【0025】以上説明したように、整列工程4では、多
数の導電性粒子である粒子状のはんだボール140が供
給されたボールスキージ230が、傾斜整列ステージ3
10と共に15〜45度程度傾斜したボールマスク22
0のステンシル221上を傾斜に沿って高い方から低い
方へ向かって移動する。このとき、はんだボール140
が傾斜に沿って転がり落しながらステンシル221の開
口部221aに順次充填されて行き、図4(c)および
図5に示す如く、余分に付着したはんだボール140a
については、ワイヤ230cにより掻き落とされること
になる。ワイヤ230cは、上記の如く、例えばタング
ステンの撚り線からなる柔軟性(力が加わると引き伸ば
され、力が除かれると元に戻る伸縮性を有する。)を有
し、しかも余分のはんだボール140aの真中より下の
底の部分を押すように力が作用するため、余分なはんだ
ボール140aに過大な力がかかるのを無くして持ち上
げるような力を作用させて、打痕・変形等のダメージを
与えることがない。このように、余分のはんだボール1
40aを、ボールスキージ230の移動方向と交叉する
方向に張った掻き落し部材である複数本のワイヤ230
cで掻き落すようにしたので、ステンシル221の表面
からのワイヤ230cの高さ(はんだボールの半径以
下)の設定が容易となり、しかもボールスキージ230
の移動方向に変形しやすく余分なはんだボール140a
に過大な力がかかるのを無くすることが可能となる。こ
こで、傾斜角度は、使用するはんだボール140の直径
により、はんだボール140の転がり易さが変化するた
め、はんだボール140の直径に応じて設定角度を変化
させれば良い。例えば、ボール径が0.5mm前後では
20度程度、0.4mm前後では25度程度、0.3m
m前後では30度程度、0.2mm前後では40度程度
が好ましい。
【0026】図19には、ワイヤ230cによる、余分
なはんだボール140aの除去の状態を示す。傾斜整列
ステージ310上に設置されたボールマスク220のス
テンシル221に設けられた開口部221aには、必要
なはんだボール140bが転がり込んでいる。また、余
分なはんだボール140aが、必要なはんだボール14
0bとステンシル221に乗っている。ここで、ワイヤ
230cがステンシル221に沿って移動すると、余分
なはんだボール140aにワイヤ230cが接触する。
このとき、ワイヤ230cの高さが低いため、はんだボ
ール140aをステンシル221のなす面から引き離す
方向に押すことになる。このため、余分なはんだボール
140aは、必要なはんだボール140bを強く押しつ
けてはじき出すなどの弊害を生じることなく除去され
る。このことから分かるように、溝駒230dに設けた
ワイヤ230cを埋め込む溝230fの深さは、はんだ
ボール140の半径以下であることが望ましい。最終的
にボールスキージ230は、ボールマスク220の枠2
22の開口部から抜けだし、それに伴って使用されなか
ったはんだボール140は傾斜整列ステージ310の外
に押し出され、排出される。そして、その後、傾斜整列
ステージ310およびボールマスク220は、図4
(d)に示すように水平状態に復帰する。
【0027】なお、開口部221aの直径は、整列工程
4で使用するはんだボール140の直径の1倍以上かつ
2倍未満(はんだボールが1個入り込み、2個は入り込
めない条件)である。しかし、開口部221aの直径を
2倍近くに大きくすると、その分はんだボール140の
位置決め精度が低下することになると共に、余分のはん
だボール140aが開口部221aに入り込む量が大き
くなってワイヤ230cで掻き落しずらくなる。例え
ば、対象物100上のパッド101の大きさが0.2m
m程度で、はんだボール140の直径が0.3mm程度
の場合、はんだボールの位置ずれ量として、0.1mm
程度は許容することができる。従って、開口部221a
の直径は、はんだボールの直径の1.1倍〜1.5倍程
度が好ましいことになる。
【0028】また、ステンシル221における開口部2
21aは、ドリルなどによる機械的除去加工により加工
可能であるほか、エッチングやアディティブ加工といっ
た化学的な加工によっても加工することが可能であり、
開口部221aの数などにより適切な加工方法を選択す
ることで比較的安価にステンシル221を取得すること
が可能となり、その結果安価なボールマスク220を実
現することが可能となる。基本的には、多数の粒子状の
はんだボール140が供給されたボールスキージ230
を、ステンシル221上を傾斜に沿って高い方から低い
方へ向かって移動させることによって、はんだボール1
40を傾斜に沿って転がり落しながらステンシル221
の開口部221aに順次充填して行き、掻き落し部材で
あるワイヤ230cやブラシやヘラ状のスキージ(図示
せず)により打痕・変形等のダメージを与えることなく
余分のはんだボール140aを掻き落すことにある。
【0029】なお、以上説明した整列工程4では、多数
の導電性粒子である粒子状のはんだボール140が供給
されて収納されたボールスキージ230が、傾斜整列ス
テージ310と共に15〜45度程度傾斜したボールマ
スク220のステンシル221上を傾斜に沿って高い方
から低い方へ向かって移動するようにして、多数のはん
だボール140を傾斜に沿って転がしてボールマスク2
20に穿設された開口部221aに充填しやすくした
が、ボールスキージ230に収納されるはんだボールの
数が少なくなったりした場合、掻き落し部材を工夫する
ことによって、整列ステージ310やその上に載るボー
ルマスク230を必ずしも傾ける必要はない。また、整
列ステージ310やボールマスク220等を傾斜させた
場合、ボールスキージ230に収納されるはんだボール
の数が少ないために、余分なはんだボール140aが開
口部221aに充填されたはんだボールに引っ掛からな
ければ、必ずしもワイヤ230cなどの掻き落し部材を
設ける必要はない。
【0030】次に、検査工程5において、外観検査装置
320を、図6(a)に示すように、ボールスキージ2
30を退去させた状態で整列装置522上に置き、この
外観検査装置320により整列工程4で充填されたはん
だボールの有無を検査する。即ち、外観検査装置320
は、例えば暗視野照明する照明系(図示せず)と、はん
だボールを含めたステンシル221からの散乱反射光に
よる像を結像させるレンズ322、および該レンズ32
2で結像したはんだボールの像を撮像するCCDカメラ
321からなる検出光学系と、これら照明光学系および
検出光学系を移動させる移動機構323と、上記検出光
学系のCCDカメラ321から得られるはんだボールを
顕在化した画像を処理して全ての開口部221aに充填
されたはんだボールの有無を判定し、該判定に基いて図
6(b)に示すように、異常、合格、不合格の判断をす
る画像処理部(図示せず)とで構成される。このように
検査工程5では、移動機構323によって照明光学系お
よび検出光学系を2次元的に走行することによって、C
CDカメラ321からは開口部221aに充填されたは
んだボール140について明るいリング状の画像として
顕在化して検出され、はんだボールの有無が順次画像処
理によって検査され、異常、不合格、合格の判断が行わ
れる。この結果、はんだボール140の充填が合格なら
ば吸着工程6へ進み、不合格であれば整列工程4に戻
り、再度はんだボールの充填を行う。はんだボールの欠
損数が多い場合には、ボールスキージ230内にはんだ
ボールを供給した状態で再度ボールスキージ230を走
行させて行う。また、はんだボールの過剰数が多い場合
には、空の状態で再度ボールスキージ230を走行させ
てワイヤ230cやブラシやヘラ状のスキージによる掻
き落しで行う。
【0031】はんだボール140の充填状況が極端に悪
い場合や、整列工程4を繰り返しても合格にならない場
合にはボールマスク220の汚れや、はんだボール14
0のサイズの異常などに起因するため、異常と見なしア
ラーム処理を行う。通常はオペレータコールによる整列
装置522のメンテナンス作業が実施される。なお、外
観検査装置320の画像処理部における各々の判断の境
界値(許容ボール欠損数、許容ボール過剰数、許容リト
ライ回数等)は、要求歩留りや必要な生産タクト及び一
括搭載はんだボール数などに応じ適宜変更する。即ち、
許容の限界は、バンプ形成の品種に応じて設定される。
【0032】次に、吸着工程6において、外観検査装置
320を退避させ、図7(b)(c)(d)に示すよう
に、吸着装置522を持ち込んで、降下させることによ
って、ボールマスク220と充填されたはんだボール1
40とが吸着ヘッド240によって吸着される。吸着ヘ
ッド240の構造は、図7(a)に断面で示すように、
筐体241に多孔質板242を埋め込み、さらに多孔質
板242の周辺にはマスク吸着穴243が複数設けて構
成される。更に、多孔質板242は多孔質板排気穴24
4を連通し、マスク吸着穴243はマスク排気穴245
を連通し、これら多孔質板242とマスク排気穴243
とは独立に吸着するしないを選択できるように構成され
ている。多孔質板242は、様々な種類のボールマスク
でも充填されたはんだボール140を一括吸着できるよ
うに、例えば目の細かい多孔質セラミックで形成され
る。そして、この多孔質セラミックの目の粗さは、はん
だボール140を吸着したときにはんだボール140の
表面に傷を付けないように、しかも吸着位置にムラがな
いように、はんだボール140の直径の1/5程度以下
にすることが望ましい。特に、ボールマスク220に充
填された多数のはんだボール140の群を多孔質板24
2によって吸着するため、ボールマスク220無しで
は、吸着されたはんだボールの位置がずれる可能性があ
る。そのため、吸着ヘッド240に、ボールマスク22
0も一緒に吸着することによってはんだボールの位置ず
れを防止することができる。
【0033】吸着ヘッド240は、図7に示すように、
ヘッド移動機構250によって傾斜整列ステージ310
の上方に移動し、ボールマスク220に填り込むように
降下する。この結果、多孔質板240は全ての整列済み
のはんだボール140の群に対向することになる。ここ
で、吸着ヘッド240を降下した際の吸着ヘッド240
の先端面とステンシル221の上面との間の間隙量は、
多孔質板242が、はんだボール140及びステンシル
221を押しつけないように、かつはんだボール140
が開口部221aから飛び出さないよう、はんだボール
140の直径の半分以下程度に制限することが望まし
い。その後、多孔質排気穴244およびマスク排気穴2
45から真空排気が行われ、各々はんだボール140の
群、およびボールマスク220が吸着ヘッド240に吸
着される。ここで、多孔質板242背面の真空圧は、は
んだボール140にダメージを与えないように、適度な
負圧(はんだボール径φ0.3mmの比較的やわらかい
錫鉛共晶はんだの場合、−1kPaから−10kPa程
度)に留めることが望ましい。当然、Sn−Ag−Bi
等のPbフリーはんだの場合、錫鉛共晶はんだよりも硬
くなるので、もう少し負圧を高めることができる。以上
により、第1の副なるフローである整列工程4、検査工
程5、および吸着工程6が実行されて、対象物100上
に形成された多数のパッド101の群に対応させて整列
された多数のはんだボール140の群を、ボールマスク
220と共に吸着ヘッド240に吸着した状態のものが
得られる。
【0034】次に、位置合わせ工程3において、図8
(a)に示すように、搬送軌道505上において粘着剤
供給ステーションから移載ステーションまで搬送装置5
28により搬送されて来た対象物100上のパッド10
1の群と、整列・吸着ステーションから上記移載ステー
ションまで移動されてきた吸着装置522の吸着ヘッド
240に吸着されたはんだボール140の群とを、相対
的に位置合わせすることが行われる。即ち、ボールマス
ク220、およびはんだボール140は、吸着ヘッド2
40に吸着され、ヘッド移動装置250によって移載ス
テーションにおける対象物100の上に移動する。そこ
で、対象物100とボールマスク220との相対的位置
ずれを、位置決め装置300によって測定する。この位
置決め装置300としては、例えば図8(a)に示す如
く、上下を同時に撮影できるプリズム303をレンズ3
01に搭載したCCDカメラ302と、該CCDカメラ
302から得られる画像信号を処理して相対的位置ずれ
量を測定する画像処理部とによって構成することができ
る。
【0035】次に、図8(b)(c)に示すように、測
定された相対的位置ずれ量に基いて、例えば対象物10
0を搭載している微動ステージ280を面内方向に微動
制御して対象物100とボールマスク220との相対的
位置ずれを補正し、ヘッド移動装置250を垂直に降下
させることよって、最終的にはんだボール140の群が
パッド101の群の直上に配置され、移載工程7に入る
ことになる。移載工程7では、図9に示すように、はん
だボール140の群のみを対象物100のパッド101
の群上に載せる。即ち、マスク排気穴245の真空排気
は保持したまま、多孔質排気穴244を大気解放する。
すると、図9(a)に示す状態から図9(b)に示す状
態へとはんだボール140のみがボールマスク220の
開口部221aより抜け出して、パッド101の上に落
下する。既にパッド101の上には粘着剤120が供給
されているため、はんだボール140は粘着剤120の
粘着力によりパッド101の上に安定する。この後、図
9(c)に示すように、マスク排気穴245の真空排気
を保持したまま吸着ヘッド240を上昇させ、傾斜整列
ステージ310が置かれた整列・吸着ステーションまで
戻し、マスク排気穴245を大気解放すれば、ボールマ
スク220は当初の位置に復帰することになる。なお、
整列・吸着ステーションは、図2に示すように複数設け
られているので、位置合わせ工程3および移載工程7は
交互に行われることになる。
【0036】次に、検査工程8において、図10(a)
に示すように、はんだボール140の搭載状況を検査す
る。図10(a)に示すように、外観検査装置320’
を搬送装置528における対象物100の上方に移動さ
せ、外観検査装置320’は、移載工程7で搭載された
はんだボール140の有無およびずれを検査し、画像処
理部において図10(b)に示すように異常、合格、不
合格を判断する。検査方法は、検査工程5と同様にして
もよい。但し、外観検査装置320’における照明系
は、はんだボール140をパッドに対して顕在化するた
めに、明視野照明によって構成してもよい。この判断結
果、はんだボール140の搭載が合格ならば、この合格
の対象物100を搬送装置528によりアンローダの近
傍まで搬送し、ロボット機構504によってアンローダ
502内のカセットに収納する。そして、アンローダ5
02からカセットを取り出して加熱工程9に送られる。
なお、合格の対象物100をアンローダ502を介さず
に直接加熱炉まで搬送してもよい。
【0037】判断結果が、不合格の場合、不合格の対象
物は搬送装置528により補修ステーションまで搬送さ
れて補修機構340を用いて補修工程10が実行され
る。
【0038】なお、判断の結果、はんだボール140の
搭載状況が極端に悪い場合は、異常と見なし対象物10
0を搬送装置528によりアンローダの近傍まで搬送
し、ロボット機構504によってアンローダ502内の
異常カセットに収納すると共にアラーム処理を行う。そ
して、アンローダ502から異常カセットを取り出して
再生工程12に送る。通常は、オペレータコールによる
吸着装置522および位置決め装置300等のメンテナ
ンス作業が実施される。なお、外観検査装置320’の
画像処理部における各各々の判断の境界値(許容ボール
欠損数、許容ボール過剰数、許容リトライ回数等)は、
要求歩留りや必要な生産タクト及び一括搭載はんだボー
ル数などに応じ適宜変更される。
【0039】次に、加熱工程9において、持ち込まれた
合格の対象物100を窒素リフロー炉に送り込み、加熱
することにより導電性粒子であるはんだボール140を
融解して粘着剤120のフラックスの働きでパッド10
1に接合し、図12に示すはんだバンプ160が形成さ
れる。その後、フラックス残さの除去のため洗浄工程1
3をへて、バンプ外観検査を行う検査工程14を実施し
た後、対象物100が例えばウェハの場合には図12に
示す切断工程15により、個々のバンプ付きチップ18
0に分離される。上記補修工程10では、図2に示す如
く、補修ステーションに設置された補修機構340を用
いてはんだボール140の搭載の補修をおこなう。補修
機構340は、図11に示すアーム341、これに付属
する真空ピンセット342、図2に示す真空ピンセット
先端の清掃を行う拭き取りパッド343、新規ボールト
レイ345および不良ボール回収トレイ346から構成
される。補修工程10では、検査工程8の検査結果を用
い、余分な、または位置ずれしたのはんだボール140
を、順次真空ピンセット342によって除去する。この
除去したはんだボール140は不良ボール回収トレイ3
46に投入されて回収される。この間、真空ピンセット
342の先端は、常に拭き取りパッド343を用いて付
着した粘着剤120を拭き取り、清浄に保つ。この後、
新規ボールトレイ345から、新規のはんだボール14
0を真空ピンセット342により順次補充する。このと
きの補充位置は、先の検査工程8で搭載漏れが検出され
たパッド101の上、およびずれが検出されてはんだボ
ール140が除去されたパッド101の上である。
【0040】補修工程10の後、検査工程11を実施す
る。ここでも、外観検査装置320’を用いた画像処理
検査が行われる。ここで、異常がなければ対象物100
は加熱工程9に進むが、補修工程10を経たにも関わら
ず、はんだボール140の搭載異常が検出された場合に
は、この対象物100は再生工程12に回されると共
に、オペレータコールを含む異常処理が実施される。再
生工程12は、基本的に異常処理であるので、オペレー
タの介入の元に実施される。再生工程12では、フラッ
クス等の粘着剤120を除去できる有機溶剤もしくは界
面活性剤入りの洗浄水を用いた洗浄が行われ、はんだボ
ール140は全て除去される。また、対象物100の異
常がないか、粘着剤供給工程2や整列工程4などに異常
が見られないか確認作業が実施される。
【0041】次に、本発明に係るバンプ形成システムの
基本シーケンスを図13を用いて説明する。図2に示す
ように整列装置522は2組あるため、この整列工程
4、検査工程5、吸着工程6の3工程を1組ずつ交互に
実施される。一方、図2に示すバンプ形成システムの場
合、搬送装置528が1組のため、ローダ1aから、ア
ンローダ1bまでは一連の動作として実行される。この
ため、整列工程4に時間を掛けることができ、全体のタ
クトタイムの向上に役立てることが可能となる。次に、
吸着装置522における吸着ヘッド240の具体的実施
例について図14を用いて説明する。図14には、対象
物100がウェハの場合における吸着ヘッド240のウ
ェハ対向面を示す。筐体241のほぼ中央に円形の多孔
質板242が設けられており、その周辺に多数のマスク
吸着穴243が配置されている。このため、吸着ヘッド
240は、ウェハ100のパッド101の配置、即ちボ
ールマスク220におけるステンシル221の開口部2
21aが変更されても、共用することができる。即ち、
吸着装置522の吸着ヘッド240に多孔質板242を
用い、ボールマスク200と共に使用することにより、
バンプ位置の設計変更があっても柔軟に対応できる利点
がある。また、この吸着ヘッド240は、微動ステージ
280上にウェハ等の対象物100を載置して固定する
ためのチャックとしても用いることができる。
【0042】通常、チップ収量を高めるため、チップシ
ュリンクが頻繁に行われ、ウェハ等の半導体装置100
内でのパッド101の配置も頻繁に変更されることが想
定されるが、本発明の実施の形態によれば、フラックス
マスク200、およびボールマスク220を変更するの
みで、パッド配置の変更に柔軟に対応することができ
る。特にステンシル201やステンシル221などのス
テンシルは、薄板にエッチングなどによる加工によって
大量の穴加工を一括して実施できるため、ドリル加工な
どに比して安価であり、従来のボール搭載装置で真空吸
着ヘッドが高価であった欠点を解消している。また、本
発明の実施の形態では、ウェハ等の半導体装置である対
象物100上のパッド数が数万個程度と数多くのても、
バンプ160を一括して上記対象物100上に形成する
ことが可能となり、バンプ形成の量産性を飛躍的に向上
させることが可能となる利点がある。
【0043】なお、本発明によりバンプが形成可能な半
導体装置には、ウェハ状態のもの以外に、ウェハを樹脂
等で保護したもの、ウェハ状態から一部を切り出したも
の、ウェハ状態から切り出した一部をパッケージングし
たものなどさまざまでり、バンプ形成の対象をウェハ状
態のものに限定するものではないことは当然である。例
えば、図15に示す如く、複数の多孔質板242aを配
列した真空吸着ヘッド280aを微動ステージ280上
に設置して用いれば、中間基板100aに個片チップ1
80aを複数個搭載した半導体装置に、前述したように
整列されて吸着ヘッド240に吸着されたはんだボール
140を一括して移載することによってバンプ形成する
ことが可能となる。当然、個片チップ180aに形成さ
れたパッド(電極)の配置に合わせた開口部221aを
形成したステンシル221を有するボールマスク220
を用意する必要が有る。
【0044】ところで、図15には4チップ一括搭載の
例を示したが、搭載チップ数は自由に変更することがで
きる。この場合は、ウェハ一括搭載に較べてチップ数
や、チップ外形寸法の変更には制限が生じるが、従来の
チップ対応のはんだボールマウンタ装置を用いる用途の
代替えとして使用することができるメリットがある。図
20には、微動ステージ280上に設置される図15に
示す真空吸着ヘッド280aの内部構造を示す。図20
(a)は真空吸着ヘッド280aの平面図、図20
(b)は図20(a)のA−A矢視断面図、図20
(c)は図20(a)の矢視断面図である。各個片チッ
プ180aを吸着する各多孔質板242aの裏側には真
空溜り246が形成され、各真空溜り246はオリフィ
ス状の細孔247を通して真空室248に接続されるた
め、各多孔質板242aの吸着位置による吸引力の変動
を低減している。特に、各多孔質板242aの間は、空
気等の気体が通らないように遮蔽されている。さらに、
真空室248に連通する多孔質排気穴244と、中間基
板110a等を吸着するための吸着穴243aに連通さ
れる排気孔245とは、別系統の真空排気系統に接続さ
れており、相互のリークが生じないように構成されてい
る。
【0045】なお、図20に示す真空吸着ヘッド280
aは、複数のチップを一括してピックアップする真空吸
着ヘッドとしても使用することができる。また、そのと
き、吸着穴243aは、複数のチップが横方向にずれな
いようにするためのマスクを吸着するために用いること
ができる。また、各多孔質板242aの配置によって吸
着位置は決められるが、整列されたはんだボールを真空
吸着する吸着ヘッド240としても、使用することが可
能となる。また、図16に示すように、微動ステージ2
80上に設置される単一の長方形の多孔質板242bを
設けた吸着ヘッド280bを用いることによって、複数
チップに対して、前述したように整列されて吸着ヘッド
240に吸着されたはんだボール140を一括して移載
することによって一括搭載を行うことも当然可能であ
る。このような場合は、小さなチップ180bを領域で
一部を切り出し、モールドした後にはんだボールを搭載
する用途にも使用できる。
【0046】以上説明した実施の形態では、吸着ヘッド
240を真空吸着するように構成したが、マグネット吸
着によって構成することもできる。しかし、電磁吸着の
場合、ボールマスク(ボール整列用治具)220および
/または吸着ヘッド240に対して工夫する必要が有
る。即ち、吸着工程6においては、ボールマスク220
およびはんだボール(導電性粒子)140の群を吸着ヘ
ッド240に吸着保持して傾斜整列ステージ310から
持ち上げる必要が有り、更に移載工程7においては、ボ
ールマスク220を吸着ヘッド240に保持した状態で
はんだボール(導電性粒子)140のみ半導体装置10
0のパッド101上に載せることができればよい。従っ
て、ボールマスク220のステンシル221を電磁吸着
されない材料、例えば硬質の樹脂材もしくはセラミック
材等で形成し、ステンシル221を張る枠202を電磁
吸着する金属材料で形成し、吸着ヘッド240は該枠2
02を電磁吸着できるように構成すればよい。これによ
り、移載工程7においては、はんだボール140の群に
対してのみ電磁吸着をOFFすることにより、ボールマ
スク220を吸着ヘッド240に保持した状態で、はん
だボール(導電性粒子)140のみ半導体装置100の
パッド101上に載せることができることになる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、充分な体積を有し、か
つ高さバラツキの少なく、しかも材料選定上の制約が少
ない数多くのバンプを、一括して半導体装置等の対象物
のパッド上に高速で、且つ高信頼度で、容易に形成する
ことができる効果を奏する。また、本発明によれば、使
用する治具類として安価なものが使用でき、しかもシス
テムとしても単純な構成にすることができるので、量産
性に優れたバンプ形成を実現することができる効果を奏
する。
【0048】また、本発明によれば、はんだボールなど
の導電性粒子をバンプ材料として使用できるため、様々
な組成のバンプを形成するすることができる。また、本
発明によれば、チップ等の対象物を吸着する位置による
吸引力の変動を低減できるようにした真空吸着ヘッドを
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバンプ形成の基本的なフローを示
す図である。
【図2】本発明に係るバンプ形成システムの基本的構成
を示す平面図である。
【図3】本発明に係るバンプ形成フローのうち粘着剤供
給工程を説明するための図である。
【図4】本発明に係るバンプ形成フローのうち整列工程
を説明するための図である。
【図5】図4に示す整列工程において、掻き落し部材と
して複数本のワイヤを備えたボールスキージを用いてボ
ールマスクの開口部にはんだボールを充填していく状態
を示す断面図である。
【図6】本発明に係るバンプ形成フローのうち整列工程
後の検査工程を説明するための図である。
【図7】本発明に係るバンプ形成フローのうち吸着工程
を説明するための図である。
【図8】本発明に係るバンプ形成フローのうち位置合わ
せ工程を説明するための図である。
【図9】本発明に係るバンプ形成フローのうち移載工程
を説明するための図である。
【図10】本発明に係るバンプ形成フローのうち移載工
程後の検査工程を説明するための図である。
【図11】本発明に係るバンプ形成フローのうち補修工
程を説明するための図である。
【図12】本発明に係るバンプ形成フローのうち切断工
程を説明するための図である。
【図13】本発明に係るバンプ形成システムのタイムチ
ャートを示す図である。
【図14】本発明に係る吸着ヘッドの一実施例を示す平
面図である。
【図15】本発明に係る吸着ヘッドの変形例を示す平面
図および対象半導体装置を示す図である。
【図16】本発明に係る吸着ヘッドの別の変形例を示す
平面図および対象半導体装置を示す図である。
【図17】本発明に係る位置決め機構の一実施例の外観
を示す斜視図である。
【図18】本発明に係る半割状態のボールスキージの一
実施例を拡大して示した斜視図である。
【図19】本発明に係るボールスキージを走行させてボ
ールマスクの開口部の群にはんだボールを充填整列させ
る状態を拡大して示した図である。
【図20】本発明に係る真空吸着ヘッドの一実施例の具
体的構造を示す図である。
【符号の説明】
1…投入工程、2…粘着剤供給工程、3…位置合わせ工
程、4…整列工程、5…検査工程、6…吸着工程、7…
移載工程、8…検査工程、9…加熱工程、10…補修工
程、11…検査工程、12…再生工程、13…洗浄工
程、14…検査工程、15…切断工程、100…対象物
(ウェハ)、101…パッド、120…粘着剤、140
…はんだボール、160…バンプ、180…バンプ付き
チップ、200…マスク、201…ステンシル、201
a…開口部、202…枠、210…スキージ、220…
ボールマスク、221…ステンシル、221a…開口
部、222…枠、230…ボールスキージ、230a…
枠状部分、230b…橇状部分、230c…ワイヤ(掻
き落し部材)、230d…溝駒(駒)、230e…溝、
230f…溝、240…吸着ヘッド、241…筐体、2
42、242a、242b…多孔質板、243…マスク
吸着穴、243a…吸着穴、244…排気穴、246…
真空溜り、247…細孔、248…真空室、250…ヘ
ッド移動装置、280…微動ステージ、280a…吸着
ヘッド、300…位置決め装置、301…CCDカメ
ラ、302…レンズ、303…プリズム、310…傾斜
整列ステージ、320、320’…外観検査装置、32
1…CCDカメラ、322…レンズ、323…移動機
構、340…補修機構、341…アーム、342…真空
ピンセット、343…拭き取りパッド、345…新規ボ
ールトレイ、346…不良ボール回収トレイ、500…
装置筐体、501…ローダ、502…アンローダ、50
3…位置合わせ機構、503a…ラインセンサ、503
b…昇降ピン(支持部材)、503c…ターンテーブ
ル、503d…基台、503e…サーボモータ、503
f…角度センサ、504…ロボット機構、505…搬送
軌道、520…粘着剤供給装置、522…整列装置、5
24…吸着装置、528…搬送装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/34 505 H01L 21/92 604H (72)発明者 井上 康介 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 鈴木 高道 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 西村 朝雄 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 土屋 旭 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立ビ アメカニクス株式会社内 Fターム(参考) 3C007 DS05 DS07 FS01 FS06 FT11 FU01 FU02 GU03 NS08 NS17 3F061 AA03 AA06 CA01 CA06 CB05 CC01 CC03 DB03 DB06 DC03 5E319 AB05 AC04 BB04 BB07 BB08 CC36 CC61 CD01 CD04 CD22 CD25 CD27 CD29 CD36 CD42 CD51 GG05 GG09 GG15 5F044 KK19 QQ04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バンプ形成位置に対応させて多数の開口部
    の群を配列形成した板状の整列治具を整列ステージ上に
    載せ、多数の導電性粒子を収納する長方形形状の枠状部
    分と該枠状部分の両端の各々の下部に取り付けられて固
    定される駒の各々の下部に設けられた複数の溝の各々に
    挿入して駒間に張られる柔軟性を有する複数本のワイヤ
    と前記枠状部分の両端の各々の下部に僅か突き出させた
    橇状部分とを有するスキージを前記板状の整列治具上を
    前記枠状部分の両端とほぼ直交する方向に一方から他方
    へと並進させることによって導電性粒子を前記板状の整
    列治具の開口部の群に順次充填しながら余分な導電性粒
    子を前記ワイヤで掻き落して導電性粒子の群を前記板状
    の整列治具に対して整列する整列装置と、 該整列装置により整列された導電性粒子の群および該導
    電性粒子の群を整列させている板状の整列治具を吸着保
    持して前記整列ステージから離す吸着装置と、 該吸着装置により吸着保持された導電性粒子の群および
    板状の整列治具を、バンプを形成するパッドの群が配列
    された対象物上に持ち来たし、前記板状の整列治具と前
    記対象物とを相対的に位置合わせをし、該位置合わせさ
    れた板状の整列治具と対象物とを接近させた状態で前記
    導電性粒子の群についての吸着装置による吸着保持を解
    放して前記導電性粒子の群を前記対象物上のパッドの群
    に移し替える移載制御装置とを備え、 該移載制御装置により移し替えられた導電性粒子の群を
    対象物上のパッドの群に接合させてバンプを形成するよ
    うに構成したことを特徴とするバンプ形成システム。
  2. 【請求項2】前記整列装置において、導電性粒子の群を
    板状の整列治具に対して整列する際、板状の整列治具を
    載せた整列ステージを傾斜させて構成したことを特徴と
    する請求項1記載のバンプ形成システム。
  3. 【請求項3】バンプ形成位置に対応させて多数の開口部
    の群を配列形成した板状の整列治具を傾斜させた整列ス
    テージ上に載せ、多数の導電性粒子を収納し、且つ掻き
    落し部材を有するスキージを前記傾斜した板状の整列治
    具上を高い方から低い方に向かって傾斜に沿って並進さ
    せることによって収納された導電性粒子を前記板状の整
    列治具の開口部の群に順次充填して導電性粒子の群を前
    記板状の整列治具に対して整列する整列装置と、 該整列装置により整列された導電性粒子の群および該導
    電性粒子の群を整列させている板状の整列治具を吸着保
    持して前記整列ステージから離す吸着装置と、 多孔質板を複数並設し、該多孔質板の各々の裏面に真空
    排気系に細孔を通して連通される真空溜めを形成し、前
    記多孔質板の各々によってバンプを形成するパッドの群
    が配列された一つまたは複数の対象物を真空吸着する吸
    着ステージと、 前記吸着装置により吸着保持された導電性粒子の群およ
    び板状の整列治具を、前記吸着ステージに吸着された対
    象物上に持ち来たし、前記板状の整列治具と前記吸着ス
    テージに吸着された対象物とを相対的に位置合わせを
    し、該位置合わせされた板状の整列治具と前記対象物と
    を接近させた状態で前記導電性粒子の群についての吸着
    治具による吸着保持を解放して前記導電性粒子の群を前
    記対象物上のパッドの群に移し替える移載制御装置とを
    備え、 該移載制御装置により移し替えられた導電性粒子の群を
    一つまたは複数の対象物上のパッドの群に接合させてバ
    ンプを形成するように構成したことを特徴とするバンプ
    形成システム。
  4. 【請求項4】バンプを形成するパッドの群が配列された
    基板を複数枚収納したカセットが投入されるローダと、 前記基板の外形位置および回転方向の基準形状を光学的
    に測定する複数のセンサと前記基板を載せる支持部材を
    設けたターンテーブルとを有する位置決め機構と、 前記基板を保持するロードアームを移動制御するロボッ
    ト機構と、 前記基板を載置するステージを備え、ロードステーショ
    ンと移載ステーションとの間を搬送する搬送装置と、 前記ロボット機構のロードアームの移動制御に基いて、
    前記ローダに投入されたカセットに収納された基板を取
    り出して前記位置決め機構の上方へと移動させ、この移
    動させたとき前記基板をロードアームに保持した状態
    で、前記ターンテーブルの回転中心に対する前記基板中
    心の位置ずれ量を前記位置決め機構の複数のセンサで測
    定し、この測定された位置ずれ量に基いて前記ロードア
    ームを微動制御して前記基板中心をターンテーブルの回
    転中心に位置決めし、この位置決めされた基板を前記支
    持部材で支持した状態で前記ターンテーブルを回転駆動
    制御して前記センサで前記基準形状を測定することによ
    って前記基板の回転方向について位置決めし、この位置
    決めされた基板を前記ロボット機構のロードアームに保
    持して移動させてロードステーションにある前記搬送装
    置のステージ上に載置する制御手段と、 バンプ形成位置に対応させて多数の開口部の群を配列形
    成した板状の整列治具を整列ステージ上に載せ、供給さ
    れた多数の導電性粒子を前記板状の整列治具の開口部の
    群に順次充填して導電性粒子の群を前記板状の整列治具
    に対して整列する整列装置と、 該整列装置により整列された導電性粒子の群および該導
    電性粒子の群を整列させている板状の整列治具を吸着保
    持して前記整列ステージから離す吸着装置と、 該吸着装置により吸着保持された導電性粒子の群および
    板状の整列治具を、前記搬送装置によって移載ステーシ
    ョンまで搬送されたステージ上に載置された前記基板上
    に持ち来たし、前記板状の整列治具と前記基板とを相対
    的に位置合わせをし、該位置合わせされた板状の整列治
    具と基板とを接近させた状態で前記導電性粒子の群につ
    いての吸着装置による吸着保持を解放して前記導電性粒
    子の群を前記基板上のパッドの群に移し替える移載制御
    装置とを備え、 該移載制御装置により移し替えられた導電性粒子の群を
    基板上のパッドの群に接合させてバンプを形成するよう
    に構成することを特徴とするバンプ形成システム。
  5. 【請求項5】更に、前記整列装置により板状の整列治具
    の開口部の群に整列された導電性粒子の群の状態を検査
    する外観検査装置を備えたことを特徴とする請求項1〜
    4の何れかに記載のバンプ形成システム。
  6. 【請求項6】更に、前記移載制御装置により対象物上の
    パッドの群に移し替えられた導電性粒子の群の状態を検
    査する外観検査装置を備えたことを特徴とする請求項1
    〜4の何れかに記載のバンプ形成システム。
  7. 【請求項7】更に、前記移載制御装置により対象物上の
    パッドの群に移し替えられた導電性粒子の群の状態を検
    査する外観検査装置と、該外観検査装置で検査された結
    果、抜けが許容数を越えて存在した場合には抜けている
    パッド上に導電性粒子を選択的に搭載し、または過剰が
    許容数を越えて存在した場合には過剰な導電性粒子を選
    択的に除去する補修装置とを備えたことを特徴とする請
    求項1〜4の何れかに記載のバンプ形成システム。
  8. 【請求項8】多孔質板を複数並設し、該多孔質板の各々
    の裏面に真空排気系に細孔を通して連通される真空溜め
    を形成し、前記多孔質板の各々によって一つまたは複数
    の対象物を真空吸着することを特徴とする真空吸着ヘッ
    ド。
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