JP3439415B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に係わり、特にゲート絶縁膜にフィールド酸化膜を用
いた絶縁ゲート電界効果トランジスタ(以下、MOSF
ET、と称する)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2種類以上の厚さの異なるゲート酸化膜
を有する半導体装置、すなわち相対的に厚さが厚いいわ
ゆる厚ゲート酸化膜および相対的に厚さが薄い通常のゲ
ート酸化膜のPチャンネル型MOSFETもしくはNチ
ャンネル型MOSFETを一つの半導体チップ内に集積
する半導体装置において、各半導体素子を分離するため
のフィールド酸化膜を厚ゲート酸化膜にする技術は例え
ば、特開昭63−104463号公報に開示されてい
る。
【0003】図5を参照して、シリコン窒化膜パターン
をマスクにした酸化性雰囲気中の選択的熱酸化法(以
下、ロコス酸化、と称する)により、厚ゲート酸化膜と
して用いるフィールド酸化膜を形成する従来技術の製造
方法を説明する。
【0004】先ず、図5(A)において、N- 型ウエル
33を設けたP- 型シリコン基板31の主面にシリコン
窒化膜32を形成する。
【0005】次に、図5(B)において、シリコン窒化
膜32をパターニングし、このシリコン窒化膜パターン
をマスクにしてロコス酸化を行い、厚いシリコン酸化膜
38を形成する。このシリコン酸化膜38のうち素子分
離領域の箇所がフィールド酸化膜38Aとなり、MOS
FETの箇所が厚ゲート酸化膜38Bになる。
【0006】次に、図5(C)において、薄い通常のゲ
ート酸化膜37を形成し、厚ゲート酸化膜38B上に高
耐圧Pチャンネル型MOSFETのゲート電極36を形
成し、薄ゲート酸化膜37上にNチャンネル型MOSF
ETのゲート電極39を形成し、Pチャンネル型MOS
FETのソース、ドレインとなるP型領域34,35を
形成し、Nチャンネル型MOSFETのソース、ドレイ
ンとなるN型領域(図示省略)を形成する。
【0007】通常、たがいに厚さの異なるゲート酸化膜
を有する複数種のMOSFETを一つの半導体チップ内
に集積する場合には、それぞれのゲート酸化膜形成の工
程が必要なので工程数が増加してしまうが、上記した方
法ではフィールド酸化膜を厚ゲート酸化膜を同時に形成
するので、工程数の増加が抑制される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来技術では、厚ゲート酸化膜もフィールド酸化膜と同
様な製造方法、すなわちシリコン窒化膜を選択的にエッ
チングしてパターンを形成した後、そのままロコス酸化
を行うという方法であるから、エッチングによる厚ゲー
ト酸化膜形成領域のシリコン基板表面へのダメージを含
んだまま、厚ゲート酸化膜を形成することになる。
【0009】したがって、このエッチングによるダメー
ジのため、シリコン基板界面近傍の厚ゲート酸化膜の膜
質が悪くなり、デバイス特性の劣化を招くという問題が
あった。
【0010】具体的には、高耐圧のPチャンネル型MO
SFETにおいて、ゲート電極に高電圧を印加して厚ゲ
ート酸化膜に高電界が発生させると、ゲート酸化膜中の
トラップに電子が捕獲され、電界をなくしてもこの電子
は捕獲されたままなので、ドレイン−ソース間に逆電圧
を加えたときの空乏層に影響を与え、オフ耐圧が低下し
てしまう。
【0011】したがって本発明の目的は、特別な製造装
置や工程をできるだけ用いずに、シリコン基板界面近傍
の厚ゲート酸化膜の膜質を良好に維持し、デバイス特性
の低下を防いだ有効な半導体装置の製造方法を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、シリコ
ン基板の主面上にシリコン窒化膜のパターンを形成する
工程と、前記シリコン窒化膜のパターンをマスクにして
酸化性雰囲気で第1の加熱処理をすることにより素子分
離領域およびMOSFET領域に膜厚が30nm〜80
nmの薄い第1のシリコン酸化膜を形成する工程と、
記素子分離領域の前記第1のシリコン酸化膜を残存させ
て前記MOSFET領域の前記第1のシリコン酸化膜を
第1のシリコン酸化膜を除去する工程と、次に、前記シ
リコン窒化膜のパターンをマスクにして酸化性雰囲気で
第2の加熱処理をすることにより、前記第1のシリコン
酸化膜が残存する前記素子分離領域に前記第1のシリコ
ン酸化膜と共にフィールド酸化膜をなり、かつ、前記第
1のシリコン酸化膜を除去したことにより露出したMO
SFET領域の前記シリコン基板の主面に絶縁ゲート電
界効果トランジスタのゲート絶縁膜となる、上面が前記
シリコン窒化膜の上面よりも高くなるように厚い第2の
シリコン酸化膜を形成する工程とを有した半導体装置の
製造方法にある。ここで、薄いシリコン酸化膜を前記シ
リコン基板の主面上に被着形成した後、該薄いシリコン
酸化膜上に前記シリコン窒化膜を形成することが好まし
い。また、前記シリコン基板に前記第2のシリコン酸化
膜をゲート絶縁膜とした第1のMOSFETと前記第2
のシリコン酸化膜よりも薄いシリコン酸化膜をゲート絶
縁膜とした第2のMOSFETとが形成されることが好
ましい。この場合、前記第1のMOSFETはPチャン
ネル型MOSFETであり、前記第2のMOSFETは
Nチャンネル型MOSFETであることができる。
【0013】
【0014】このような本発明によれば、シリコン窒化
膜をパターニングする際のエッチング時に生じた厚ゲー
ト酸化膜形成領域のシリコン基板表面へのダメージは、
犠牲酸化膜である第1のシリコン酸化膜を形成してこの
第1のシリコン酸化膜を完全に除去することにより、そ
のダメージ自体も除去される。
【0015】あるいは、シリコン窒化膜をパターニング
する際のエッチング時に生じた厚ゲート酸化膜形成領域
のシリコン基板表面へのダメージは、その箇所のシリコ
ン基板表面をエッチング除去して凹部を形成すること
で、そのダメージ自体も除去される。
【0016】そしてその後、フィールド酸化膜を厚ゲー
ト酸化膜を形成するロコス酸化を行うことにより、シリ
コン基板界面近傍の厚ゲート酸化膜の良好な膜質を維持
でき、デバイス特性の低下を防ぐことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を説
明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施の形態の半導体
装置の製造方法を工程順に示した断面図であり、図2は
図1の続きの工程を順に示した断面図である。
【0019】先ず、図1(A)において、N- 型ウエル
11を設けその内にP- 型領域12を形成したP- 型シ
リコン基板1の主面にシリコン窒化膜2を形成する。
【0020】次に、図1(B)において、第1のフォト
レジスト3をマスクにしてシリコン窒化膜2を選択的に
エッチングすることによりシリコン窒化膜2のパターン
を形成する。
【0021】次に、図1(C)において、第1のフォト
レジスト3を除去した後、シリコン窒化膜2のパターン
をマスクにして、例えば、1100℃、2分40秒の条
件で第1のロコス酸化を行う。
【0022】これにより、素子分離領域A及びMOSF
ET領域Bに膜厚が50nmの第1のシリコン酸化膜4
を形成する。また、イオン注入技術によりN- 型領域1
6を形成する。
【0023】次に、図1(D)において、第2のフォト
レジスト5をマスクにしてMOSFET領域Bにおける
第1のシリコン酸化膜4、すなわち犠牲酸化膜を完全に
エッチング除去することにより凹部6が形成される。
【0024】これによりMOSFET領域Bにおいてシ
リコン窒化膜2をパターニングする際のエッチング時に
生じたシリコン基板表面のダメージ自体も除去されるか
ら、その後に形成される第2のシリコン酸化膜による厚
ゲート酸化膜の膜質は良好なものになる。
【0025】このために、第1のシリコン酸化膜4の膜
厚は30nm〜80nmであることが好ましい。一方、
素子分離領域Aではフィールド酸化膜は厚い方が有利で
あるから、この実施の形態では第1のシリコン酸化膜を
残存させて後に形成される第2のシリコン酸化膜による
フィールド酸化膜の一部を構成させる。
【0026】次に、図2(A)において、第2のフォト
レジスト5を除去した後、シリコン窒化膜2のパターン
をマスクにして、例えば、1100℃、110分30秒
の条件で第2のロコス酸化を行って、素子分離領域A及
びMOSFET領域Bに膜厚が850nmの厚い第2の
シリコン酸化膜8を形成する。また、イオン注入技術に
よりN- 型領域16を形成する。
【0027】この第2のシリコン酸化膜8は、素子分離
領域Aではフィールド酸化膜8Aになり、MOSFET
領域Bでは厚ゲート酸化膜8Bになる。
【0028】次に、図2(B)において、シリコン窒化
膜2を除去した後、膜厚100nm〜200nmのシリ
コン酸化膜による薄ゲート酸化膜23を形成し、厚ゲー
ト酸化膜8B上に高耐圧Pチャンネル型MOSFETの
ゲート電極21を形成し、また、薄ゲート酸化膜23上
にNチャンネル型MOSFETのゲート電極22を形成
する。
【0029】そして、N+ 型領域15、P+ 型領域1
4、P+ 型領域13、N+ 型領域17、N+ 型領域1
8、P+ 型領域19を形成する。
【0030】N+ 型領域15はN- 型ウエル11のコン
タクト領域である。P+ 型領域14はPチャンネル型M
OSFETのソース、ドレインの一方の領域であり、P
+ 型領域13及びP- 型領域12はPチャンネル型MO
SFETのソース、ドレインの他方の領域である。
【0031】また、P+ 型領域19はP- 型シリコン基
板1のコンタクト領域である。さらに、N+ 型領域18
はNチャンネル型MOSFETのソース、ドレインの一
方の領域であり、N+ 型領域17及びN- 型領域16は
Nチャンネル型MOSFETのソース、ドレインの他方
の領域である。
【0032】この第1の実施の形態の応用例として、図
1(A)において、膜厚20nm〜40nmの薄いシリ
コン酸化膜を応力緩衝材としてシリコン基板1の主面上
に被着形成した後、この薄いシリコン酸化膜上にシリコ
ン窒化膜2を形成することにより、シリコン窒化膜2が
シリコン基板1に及ぼす応力を緩和するようにすること
ができる。
【0033】この応力緩衝材としての薄いシリコン酸化
膜は、図1(B)の工程でエッチングされずに残り、図
1(C)の工程で第1のシリコン酸化膜4の一部にな
る。
【0034】図3は本発明の第2の実施の形態の半導体
装置の製造方法を工程順に示した断面図であり、図4は
図3の続きの工程を順に示した断面図である。
【0035】先ず、図3(A)において、N- 型ウエル
11を設けその内にP- 型領域12を形成したP- 型シ
リコン基板1の主面にシリコン窒化膜2を形成する。
【0036】次に、図3(B)において、第1のフォト
レジスト3をマスクにしてシリコン窒化膜2を選択的に
エッチングすることによりシリコン窒化膜2のパターン
を形成する。これにより、素子分離領域A及びMOSF
ET領域BにおけるP- 型シリコン基板1の主面がシリ
コン窒化膜2のパターン間に露出する。
【0037】次に、図3(C)において、第1のフォト
レジスト3を除去した後、第2のフォトレジスト5を形
成して、MOSFET領域Bにおいて露出するP- 型シ
リコン基板1の表面部分をエッチングして、例えば深さ
が60nmの凹部20を形成する。
【0038】これによりMOSFET領域Bにおいてシ
リコン窒化膜2をパターニングする際のエッチング時に
生じたシリコン基板表面のダメージ自体も除去されるか
ら、その後に形成されるロコス酸化による厚いシリコン
酸化膜による厚ゲート酸化膜の膜質は良好なものにな
る。一方この実施の形態において、素子分離領域Aでは
凹部が形成されないから、この領域Aにおける後から形
成されるロコス酸化による厚いシリコン酸化膜のフィー
ルド酸化膜は基板表面からより突出され、これにより隣
合う素子間のフィールド酸化膜表面上の絶縁距離が長く
なり、また、フィールド酸化膜が基板内部に入りすぎな
い方が好ましい半導体装置にとって適している。
【0039】次に、図4(A)において、第2のフォト
レジスト5を除去した後、シリコン窒化膜2のパターン
をマスクにして、例えば、1100℃、110分30秒
の条件で第2のロコス酸化を行って、素子分離領域A及
びMOSFET領域Bに膜厚が850nmの厚い第2の
シリコン酸化膜8を形成する。また、イオン注入技術に
よりN- 型領域16を形成する。
【0040】この第2のシリコン酸化膜8は、素子分離
領域Aではフィールド酸化膜8Aになり、MOSFET
領域Bでは厚ゲート酸化膜8Bになる。
【0041】次に、図4(B)において、図2(B)と
同様な処理を行う。
【0042】この第2の実施の形態の応用例も、第1の
実施の形態の応用例と同様に、図3(A)において、膜
厚20nm〜40nmの薄いシリコン酸化膜を応力緩衝
材としてシリコン基板1の主面上に被着形成した後、こ
の薄いシリコン酸化膜上にシリコン窒化膜2を形成する
ことにより、シリコン窒化膜2がシリコン基板1に及ぼ
す応力を緩和するようにすることができる。
【0043】この応力緩衝材としての薄いシリコン酸化
膜は図3(B)の工程でエッチングされずに残り、図3
(C)の工程でMOSFET領域Bにおいて、この薄い
シリコン酸化膜をエッチング除去してからシリコン基板
に凹部20が形成される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、厚
ゲート酸化膜形成のためのロコス酸化工程前に犠牲酸化
膜形成のためのロコス酸化を行い、次にこの犠牲酸化膜
を完全に除去してから厚ゲート酸化膜形成のためのロコ
ス酸化工程を行う。
【0045】あるいは、厚ゲート酸化膜形成のためのロ
コス酸化工程前に基板表面部分をエッチング除去して凹
部を形成してから厚ゲート酸化膜形成のためのロコス酸
化工程を行う。
【0046】したがって、工程数の増加を最小限にとど
めたまま、シリコン基板−厚ゲート酸化膜界面近傍の結
晶性を確保し、これによりデバイス特性の低下を防ぐこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
方法を工程順に示した断面図である。
【図2】図1の続きの工程を順に示した断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製造
方法を工程順に示した断面図である。
【図4】図1の続きの工程を順に示した断面図である。
【図5】従来技術の半導体装置の製造方法を工程順に示
した断面図である。
【符号の説明】
1 P- 型シリコン基板1 2 シリコン窒化膜 3 第1のフォトレジスト 4 第1のシリコン酸化膜 5 第2のフォトレジスト 6 凹部 8 ロコス酸化による厚いシリコン酸化膜(第2のシ
リコン酸化膜) 8A フィールド酸化膜 8B 厚ゲート酸化膜 11 N- 型ウエル 12 P- 型領域 13 P+ 型領域 14 P+ 型領域 15 N+ 型領域 16 N- 型領域 17 N+ 型領域 18 N+ 型領域 19 P+ 型領域 20 凹部 21 厚ゲート酸化膜上のゲート電極 22 薄ゲート酸化膜上のゲート電極 23 薄ゲート酸化膜 31 P- 型シリコン基板 32 シリコン窒化膜 33 N- 型ウエル 34 ソース、ドレインとなるP型領域 ,35 ソース、ドレインとなるP型領域 36 厚ゲート酸化膜上のゲート電極 37 薄ゲート酸化膜 38 ロコス酸化による厚いシリコン酸化膜 38A フィールド酸化膜 38B 厚ゲート酸化膜 39 薄ゲート酸化膜上のゲート電極 A 素子分離領域 B MOSFET領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−8471(JP,A) 特開 昭57−13766(JP,A) 特開 平11−177091(JP,A) 特開 平5−21595(JP,A) 特開 昭62−232141(JP,A) 特開 平10−200101(JP,A) 特開 平9−17799(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 21/316 H01L 21/8234 H01L 27/088

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板の主面上にシリコン窒化膜
    のパターンを形成する工程と、前記シリコン窒化膜のパ
    ターンをマスクにして酸化性雰囲気で第1の加熱処理を
    することにより素子分離領域およびMOSFET領域に
    膜厚が30nm〜80nmの薄い第1のシリコン酸化膜
    を形成する工程と、前記素子分離領域の前記第1のシリ
    コン酸化膜を残存させて前記MOSFET領域の前記第
    1のシリコン酸化膜を除去する工程と、次に、前記シリ
    コン窒化膜のパターンをマスクにして酸化性雰囲気で第
    2の加熱処理をすることにより、前記第1のシリコン酸
    化膜が残存する前記素子分離領域に前記第1のシリコン
    酸化膜と共にフィールド酸化膜となり、かつ、前記第1
    のシリコン酸化膜を除去したことにより露出したMOS
    FET領域の前記シリコン基板の主面に絶縁ゲート電界
    効果トランジスタのゲート絶縁膜となる、上面が前記シ
    リコン窒化膜の上面よりも高くなるように厚い第2のシ
    リコン酸化膜を形成する工程とを有したことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 薄いシリコン酸化膜を前記シリコン基板
    の主面上に被着形成した後、該薄いシリコン酸化膜上に
    前記シリコン窒化膜を形成することを特徴とする請求項
    1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記シリコン基板に前記第2のシリコン
    酸化膜をゲート絶縁膜とした第1のMOSFETと前記
    第2のシリコン酸化膜よりも薄いシリコン酸化膜をゲー
    ト絶縁膜とした第2のMOSFETとが形成されること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のMOSFETはPチャンネル
    型MOSFETであり、前記第2のMOSFETはNチ
    ャンネル型MOSFETであることを特徴とする請求項
    3記載の半導体装置の製造方法。
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