JP3438423B2 - 圧電トランスの実装構造 - Google Patents
圧電トランスの実装構造Info
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- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Description
の上に実装する際の実装構造に関する。特には、リード
端子を圧電トランス素体に取付ける作業を省力化できる
とともに、圧電トランス素体の支持構造を改良した圧電
トランスの実装構造に関する。
なる圧電トランス素体の機械的振動を利用して昇圧を行
う。すなわち、圧電トランス素体の一部に同素体の機械
的固有振動数に等しい高周波電圧(入力電圧)を印加し
て圧電トランス素体を共振状態で振動させ、この振動に
よって発生する圧電電圧(出力電圧)を取り出す。その
ため、圧電トランスを実装する際には、圧電トランス素
体の振動の節となる部分を支持して、できるだけ圧電ト
ランス素体の振動を妨げないようにする必要がある。
と同一出願人)において提案された圧電トランスの実装
構造を示す分解斜視図である。この実施例の圧電トラン
スの実装構造は、基板131上に圧電トランス素体11
1を取り付け、圧電トランス素体111の上にケース1
01をかぶせる構造となっている。
状(長さL)の圧電セラミックス燒結体である。圧電ト
ランス素体111の右半分の表裏面上には、対向するよ
うに層状の入力電極117が設けられている。圧電トラ
ンス素体の左側端面には、同じく層状の出力電極113
が設けられている。出力電極113には、出力を取り出
す出力リード線115がハンダ付けされている。圧電ト
ランス素体111は、長手L方向を横にして、断面の長
手方向を縦にして、基板131上にセットされる。
L内側へ行った所を、クリップ端子121と、リード端
子125によって支持されている。クリップ端子121
は、二又に分かれた棒状の物である。二又の間に圧電ト
ランス素体111をはさんで、圧電トランス素体111
にはんだ付けされている。リード端子125は、2本の
棒であり、それぞれが圧電トランス素体111表面の入
力電極117にはんだ付けされている。
の足は、圧電トランス素体111を基板131上にセッ
トする際には、基板131に設けられた端子穴135及
び端子穴137に入るようになっている。そして、各端
子の足は、基板131の下面側において、はんだ付けさ
れている。
中空直方体である。ケース101の内側の上面部には、
圧電トランス素体の支持部103が設けられている。同
支持部103は、圧電トランス素体111の上部をつつ
み込んで支持するような形状となっている。支持部10
3は、ケース101の長手方向に1/2L離れて2ケ設
けられており、圧電トランス素体111の振動の節とな
る部位(クリップ端子121やリード端子125の直上
部)をサポートする。ケース101の下端部には、4ケ
の突片105が突設されている。これらの突片105
は、基板131のケースセット穴133にはまり込ん
で、ケース101と基板131とを固定する。
の実装構造にあっては、リード端子やクリップ端子を半
田付け又は接着剤で1本ずつ圧電トランス素体に取付け
なければならず、この作業に手間がかかっていた。ま
た、基板131に実装するときに、ケース101内側の
支持部103と圧電トランス素体111の上端との間に
スキマが開くことがあり、それを防止するために注意を
払う必要もあった。
に取付ける作業を省力化できるとともに、圧電トランス
素体の支持構造を改良した圧電トランスの実装構造を提
供することを目的とする。
め、本発明の圧電トランスの実装構造は、圧電トランス
を基板等の上に実装する際の実装構造であって;圧電ト
ランス素体の振動の節となる部分を保持する保持突起、
及び、圧電トランス素体電極に接続されるリード端子の
付設された、絶縁体からなるスペーサー上に圧電トラン
ス素体が設置されており、上記リード端子がプレスによ
りスペーサーに植設されていることを特徴とする。
た後、既に位置関係の確定しているリード端子と圧電ト
ランス素体の電極間を半田付け等により接続することが
できる。そのため、リード端子取付けの手間がかからな
いのと同時に、作業の特性からして自動化に適した作業
となる。
本発明の1実施例に係る圧電トランスの実装構造を示す
分解斜視図である。図4の従来例と比べて、スペーサー
21が存在する点が特徴である。すなわち、圧電トラン
ス素体11は、スペーサー21上にセットされた後に基
板41上に実装される。
する。本体板22上には、2ケ所の保持突起23、26
が設けられている。保持突起23、26は、圧電トラン
ス素体11の振動の節となる部分(長手方向の端から1
/4の部位)を保持する。出力側保持突起23は、本体
板22の巾方向に延びるカマボコ型突起25と、その両
側にネコの耳のように直立する狭持部24よりなる。カ
マボコ型突起25の上に圧電トランス素体11の下端面
を載せ、狭持部24で圧電トランス素体11の両側面を
挟む。
向中央部に突設されており、やはりカマボコ形をしてい
る。入力側保持突起26の両側には、2本の入力側リー
ド端子27が、本体板22に植えられたような形で取付
けられている。この入力側保持突起26及び入力側リー
ド端子27で、出力側保持突起23同様に、圧電トラン
ス素体11を保持する。2本の入力側リード端子27同
士の間隔は、圧電トランス素体11の厚さとほぼ同じで
ある。入力側リード端子27の上端部と、圧電トランス
素体11の入力側電極17とは、組立後に半田付けされ
る。入力側リード端子27の下部は、基板41に開けら
れているリード端子穴45を通り、基板41裏側のプリ
ント配線に半田付け接続される。
22に取付ける手段の例としては、プレスにより植設
(差し込む)する方法と、スペーサー21の成形時に
(プラスチック成形)、金型中にリード端子27を配置
しておいて埋め込む方法のいずれかを採用できる。
段状の嵌合部29が形成されている。この嵌合部29に
は、ケース1の下端部がはまり込んで、ケース1がスペ
ーサー21に係止される。このとき、ケース1内上部の
支持部3が、圧電トランス素体11の振動の節となる部
分に当接して支持する。したがって、ケース1とスペー
サー21とをしっかりと組んでおけば、ケース1の支持
部3と圧電トランス素体11との間にスキマができるよ
うなことはない。また、最終実装工程である樹脂ポッテ
ィング時に、ケース1とスペーサー21との間からケー
ス1内に樹脂が入り込むようなこともない。
突起31が突設されている。この位置決め突起31は、
基板41に開けられている位置決め穴43に嵌合して、
スペーサー21の位置決め及び固定の役割を果たす。
れている。この切欠き5には、圧電トランス素体11の
出力側電極13に接続されている出力リード線15が通
る。
程を整理すると次のとおりである。 圧電トランス素体11をスペーサー21にはめ込
む。 入力側電極27を半田付けにする。 ケース1をスペーサー21にはめ込み、圧電トラン
ス素体11を覆う。 この時、出力リード線15はケースの切欠き5から
取出す。 スペーサー21、圧電トランス素体11、ケース1
の組立て体を、基板41にセットする。 このように、圧電トランス素体11はケース1で囲ま
れ、外部との電気的接続に必要なリード端子27のみが
ケース1外に出ることになり、電子部品を実装するかの
ごとく、電子回路基板41に実装することができる。
トランスの実装構造のリード端子周辺の断面図である。
この図は、組立途中の状態を示す(最終的な姿ではな
い)。
ド端子27’の根本がフレーム55でつながっているこ
とである。このフレーム55は、最終的にはVノッチ5
3の部分で折り取られる。フレーム55の存在により、
2本のリード端子27’を一体で取扱うことができる。
例えば、リード端子27’をスペーサー21成形用の金
型にセットする時に一回の動作でリード端子27’をセ
ットできる。そのため、スペーサーの加工費用が安くな
る。なお、リード端子27’を、フレーム55のある状
態で圧電トランス素体11に取付け(半田付け)た後
に、フレーム55を折って除去し、スペーサー22のリ
ード端子穴50にリード端子27’を通して組立てるこ
ともできる。
子27’の内側に段57が形成されていることである。
この段57に、圧電トランス素体11の下端を置くよう
にして圧電トランス素体11を保持することができる。
つまり、この実施例では、リード端子27’が入力側保
持突起を兼ねているのである。
トランスの実装構造の出力側電極部の構造を示す分解斜
視図である。図3の実施例の特徴は、圧電トランス素体
11の出力側電極13付近にもリード端子61が設けら
れていることである。出力リード線15をリード端子6
1に半田付け又はラッピング(巻き付ける)すれば、出
力側もリード端子としてケース外(スペーサー下)に取
出すことができる。半田付けの場合は、リード端子61
の端部にパッド(半田を受ける平たい部分)を設けても
よい。
とおりである。 ケース1、スペーサー21:アクリル樹脂やABS樹
脂、ポリカーボネート樹脂等の射出成形品である。 端子27:リン青銅等の金属材である。 基板41:セラミックスやガラスエポキシ等の基板であ
る。 ポッティング:ウレタン、シリコーン、エポキシ等の樹
脂を用いる。
の圧電トランスの実装構造は以下の効果を発揮する。 リード端子を圧電トランス素体に取付ける作業が楽
になる。またその作業を機械化することも容易となる。 ケース、圧電トランス素体、スペーサーの組立て体
を、あたかも1ケの電子部品のように、基板上に実装す
ることもできる。 ケースとスペーサー間を嵌合係止するようにすれ
ば、樹脂ポッティング時にケース内に樹脂が流れ込むこ
ともなくなる。
造を示す分解斜視図である。
装構造のリード端子周辺の断面図である。
装構造の出力側電極部の構造を示す分解斜視図である。
圧電トランスの実装構造を示す分解斜視図である。
素体 13 出力電極 15 出力リード線 17 入力電極 21 スペーサー 22 本体板 23 出力側保持用
突起 24 狭持部 25 カマボコ型突
起 26 入力側保持用突起 27 入力リード端
子 29 嵌合部 31 位置決め突起 41 基板 43 位置決め穴 45 リード端子穴 50 リード端子穴 53 Vノッチ 55 フレーム 57 段 59 半田 61 出力側リード端子
Claims (5)
- 【請求項1】 圧電トランスを基板等の上に実装する際
の実装構造であって; 圧電トランス素体の振動の節となる部分を保持する保持
突起、及び、圧電トランス素体電極に接続されるリード
端子の付設された、絶縁体からなるスペーサー上に圧電
トランス素体が設置されており、 上記リード端子がプレスによりスペーサーに植設されて
いる ことを特徴とする圧電トランスの実装構造。 - 【請求項2】 上記リード端子が、上記圧電トランス素
体の表裏面をはさむように起立する2本の棒状部分から
なり、該リード端子がプレスによりスペーサーに植設さ
れた後に両部材が分離されたものである請求項1記載の
圧電トランスの実装構造。 - 【請求項3】 上記スペーサーに、さらに、上記圧電ト
ランス素体の出力電極と接続されるリード端子が付設さ
れている請求項1又は2記載の圧電トランスの実装構
造。 - 【請求項4】さらに、上記圧電トランス素体を覆うケー
スが設けられており、このケースで該素体の振動の節と
なる部分が支持されているとともに、該ケースと上記ス
ペーサーとの接続部が樹脂ポッティングにより封止され
ている請求項1〜3いずれか1項記載の圧電トランスの
実装構造。 - 【請求項5】 上記スペーサーの周縁と上記ケースの下
縁との間に、嵌合係止手段が設けられている請求項4記
載の圧電トランスの実装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20508595A JP3438423B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 圧電トランスの実装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20508595A JP3438423B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 圧電トランスの実装構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0936451A JPH0936451A (ja) | 1997-02-07 |
JP3438423B2 true JP3438423B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=16501180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20508595A Expired - Lifetime JP3438423B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | 圧電トランスの実装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3438423B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4102504B2 (ja) * | 1999-02-05 | 2008-06-18 | Necトーキン株式会社 | 圧電トランスおよびその使用方法 |
JP4583130B2 (ja) * | 2004-10-04 | 2010-11-17 | 株式会社タムラ製作所 | 圧電トランス |
DE102016102585A1 (de) | 2016-02-15 | 2017-08-17 | Epcos Ag | Vorrichtung zur Erzeugung eines Atmosphärendruck-Plasmas |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP20508595A patent/JP3438423B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0936451A (ja) | 1997-02-07 |
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