JP3436126B2 - シートの認識マーク - Google Patents

シートの認識マーク

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JP3436126B2
JP3436126B2 JP10447798A JP10447798A JP3436126B2 JP 3436126 B2 JP3436126 B2 JP 3436126B2 JP 10447798 A JP10447798 A JP 10447798A JP 10447798 A JP10447798 A JP 10447798A JP 3436126 B2 JP3436126 B2 JP 3436126B2
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sheet
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center
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透 井上
徹 竹田
講平 原薗
昭夫 越智
幸弘 平石
裕祥 皆藤
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  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートの認識マー
クに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のシートの認識マークについ
て、図面を参照しながら説明する。
【0003】図7は従来の認識マークを備えたシートの
斜視図、図8は同認識マークの平面図である。
【0004】従来の認識マークは、箔や薄板状等からな
るシート1の製品領域2以外の余白部分3の一箇所につ
き1つの認識マーク4を設け、この認識マーク4を画像
認識した後、演算処理した結果に基づいて、複数枚のシ
ート1を積層して所望の積層体を形成していた。
【0005】この認識マーク4の形状としては、図8
(a)に示すように円型の認識マーク5、図8(b)に
示すように二重丸型の認識マーク6、図8(c)に示す
ように四角型の認識マーク7、図8(d)に示すように
十字型の認識マーク8であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、認識マーク4
が変形したり滲んでいたりすると認識精度が低下すると
いう課題を有していた。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、認識精度の向上したシートの認識マークを提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、シートの2箇所以上に設けられた複数の構
成体による群からなる認識マークとからなるものであ
る。
【0009】本発明の請求項1記載の発明は、シート
と、このシートの2箇所以上に設けられた複数の構成体
による群からなる認識マークからなり、中心に第1の認
識マークと、この第1の認識マークを中心としてX度
(Xは任意の自然数)ずらした第2の認識マークを備え
たもので、認識マークが第1の認識マークおよび第2の
認識マークのように各群から構成されることにより、認
識マーク全体としての中心を決めるに際して、何らかの
事情でいずれかの認識マーク群の中の構成体の一部が欠
けていたり、にじんでいたり、あるいは形状が乱れてい
た場合はその群の認識マークを使わずに他の群のマーク
だけで中心を決めることで、シート材料の歩留まり向
上、またはシートの位置決め精度向上が図れるという効
果があります。 また、個々の認識マーク群を構成するも
のが複数であることにより、構成体の一部だけが欠けて
いたり、にじんでいたり、あるいは形状が乱れていた場
合は、群の中からその構成体だけを除いたもので群とし
ての位置決めをおこなうことも可能となり、シート材料
の歩留まり向上、またはシートの位置決め精度向上が図
れるという効果があります。
【0010】
【0011】また、請求項記載の発明は、請求項1記
載の第2の認識マークより外側に第1の認識マークを中
心としてY度(Yは任意の自然数)ずらした第3の認識
マークを備えたもので、中心にある第1の認識マークよ
り位置決め精度の高い第2の認識マーク、第3の認識マ
ークがあることで、第2の認識マークまたは第3の認識
マークのいずれかが欠けていたり、にじんでいたり、あ
るいは形状が乱れていた場合でも、もう一方の認識マー
クだけで中心を決めることで、シート材料の歩留まり向
上、またはシートの位置決め精度向上が図れるという効
果があります。
【0012】
【0013】以下、本発明の一実施の形態におけるシー
トの認識マークについて、図面を参照しながら説明す
る。
【0014】図1は本発明の一実施の形態における認識
マークを備えたシートの斜視図、図2は同認識マークの
平面図である。
【0015】図1において、11は箔や薄板状等からな
るシートである。このシート11は、抵抗器やコンデン
サ等の製品領域12以外の余白部分13を備えている。
この余白部分13には、少なくとも2箇所に群からなる
認識マーク14を設けている。
【0016】この認識マーク14は、図2に示すよう
に、中心に第1の認識マーク21と、この第1の認識マ
ーク21を中心とした円周上に90度ずらした位置に第
2の認識マーク22とを備えている。
【0017】以上のように構成された認識マークについ
て、以下にその認識マークの作成方法を図面を参照しな
がら説明する。
【0018】図3は本発明の一実施の形態における認識
マークの作成方法を説明する図である。
【0019】枠31により外周を保持されたシート11
の上面を、スキージ32により印刷したい所望のペース
ト33で印刷する際に、製品領域12と認識マーク14
とを同時に形成する。
【0020】以上のように構成されたシートの認識マー
クについて、以下にその一例として、認識マークを備え
たシートの積層方法を図面を参照しながら説明する。
【0021】図4は本発明の一実施の形態における認識
マークを備えたシートの積層方法を説明する図である。
【0022】まず、ストッカ(図示せず)内に同じ種類
の積層したいシート41n(nは任意の集合)を複数枚
保管した組合せ毎にn組分準備する。このシート41n
は、製品領域42nを有するとともにこの製品領域42
n以外の余白部分43nの対角線上には、群からなる認
識マーク44nを有している。
【0023】次に、各ストッカに保管されたシート41
a〜41nをそれぞれ1枚ずつ取り出してその両端をチ
ャック51により把持して所定箇所に移送する。この
際、積層ステージ52の上面にそれぞれシート41nの
製品領域42nの相対位置が規定通りとなるように認識
マーク44nを認識カメラ53により認識した後、所望
のシートnを積層ステージ52またはすでに積層されて
いるシート41n上に載置して積層体とするものであ
る。
【0024】なお、本実施の形態では、第2の認識マー
ク22を第1の認識マーク21を中心とした円周上に9
0度ずらした位置に設けたが、第1の認識マーク21を
中心とした円周上にx度(xは任意の自然数)ずらした
位置に設けても同様の効果を奏するものである。
【0025】また、認識マーク44nを図5に示すよう
に、n組に応じて例えばシート41nの幅方向の中心か
らずらして形成することにより、シート41nの順番、
方向または表裏を正確に認識できるものである。
【0026】なお、本実施の形態では認識マーク14を
第1の認識マーク21を中心とした円周上に90度ずら
した位置に第2の認識マーク22を設けたが、図6
(a)に示すように、第1の認識マーク21を中心とし
た円周上に45度ずらして第2の認識マーク61を設け
ても同様の効果を奏するものである。
【0027】また、図6(b)に示すように、第1の認
識マーク21を中心とした円周上に90度ずらした位置
に第2の認識マーク71を設け、さらに第1の認識マー
ク21を中心とした円周上にy度(yは任意の自然数、
本図では90度)ずらした第3の認識マーク72を備え
ることで、認識マーク21又は、第2の認識マーク7
1、又は第3の認識マーク72のいずれかが、変形した
り滲んでいたりしていても、変形していない残りの認識
マークだけを使うことで、精度をおとさずにシートの位
置決めを行うことが可能となる効果がある。また、第2
の認識マーク71及び第3の認識マーク72は図6
(a)のように、第1の認識マーク21を中心とした円
周上に、複数の構成体による群からなる認識マークであ
り、それぞれの認識マークにおいて、構成体の内の1つ
ないしは、少数個の構成体に変形、滲み等の不良があっ
ても、残りの正常な構成体から、認識マークとしての中
心位置を決めることも可能となる効果がある。
【0028】また、認識マーク14を印刷により形成し
たが、レーザ加工により所定のパターンを形成するか部
分切削または孔を形成しても同様の効果を奏するもので
ある。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、群の認識マーク
を設けることにより、認識マークの一部が変形、汚れま
たは滲み等の不具合が生じても、不具合の生じた箇所以
外の部分を認識すれば良いため、認識精度の向上したシ
ートの認識マークを提供できるという効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における認識マークを備
えたシートの斜視図
【図2】同認識マークの平面図
【図3】同製造方法を説明する図
【図4】同積層方法を説明する図
【図5】本発明の他の実施の形態における認識マークを
備えたシートの平面図
【図6】(a)(b)はそれぞれ本発明の他の実施の形
態における認識マークの平面図
【図7】従来の認識マークを備えたシートの斜視図
【図8】同認識マークの平面図
【符号の説明】
11 シート 14 認識マーク 21,61 第1の認識マーク 22,71 第2の認識マーク 72 第3の認識マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越智 昭夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 平石 幸弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 皆藤 裕祥 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−97612(JP,A) 特開 平5−267803(JP,A) 特開 昭62−291126(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 H05K 1/00 - 1/02 H05K 3/46 H05K 13/00 - 13/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートと、このシートの2箇所以上に設
    けられた複数の構成体による群からなる認識マークにお
    いて、認識マークが、中心に第1の認識マークと、この
    第1の認識マークを中心としてX度(Xは任意の自然
    数)ずらした第2の認識マークより構成され、上記第1
    の認識マークの中心と上記第2の認識マークの中心に基
    づき認識マーク全体としての中心を決めることを特徴と
    するシートの認識マーク。
  2. 【請求項2】 シートと、このシートの2箇所以上に設
    けられた複数の構成体による群からなる認識マークにお
    いて、認識マークが、請求項1記載の第1、第2の認識
    マークと、第2の認識マークより外側に第1の認識マー
    クを中心としてY度(Yは任意の自然数)ずらした第3
    の認識マークを備え、上記第1の認識マークの中心と上
    記第2の認識マークの中心と上記第3の認識マークの中
    心に基づき、認識マーク全体としての中心を決めること
    を特徴とするシートの認識マーク。
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