JP3434336B2 - パーキングブレーキ操作装置 - Google Patents

パーキングブレーキ操作装置

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JP3434336B2 JP527694A JP527694A JP3434336B2 JP 3434336 B2 JP3434336 B2 JP 3434336B2 JP 527694 A JP527694 A JP 527694A JP 527694 A JP527694 A JP 527694A JP 3434336 B2 JP3434336 B2 JP 3434336B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はパーキングブレーキ操作
装置に係り、特に、操作レバーの原位置を規定する手段
の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車等に配設されるパーキングブレー
キ操作装置の多くは、(a)位置固定に配設されるセク
タと、(b)そのセクタにより回動軸まわりの回動可能
に支持されるとともにパーキングブレーキを作動させる
ために原位置から回動操作される操作レバーと、(c)
前記セクタに前記回動軸を中心とする一円弧に沿って形
成されたラチェットと、(d)前記操作レバーに前記回
動軸と平行な一軸心まわりの回動可能に取り付けられ、
前記ラチェットと噛み合わされることによりその操作レ
バーの原位置側への戻り回動を阻止するポールと、
(e)前記操作レバーの先端にリターンスプリングの付
勢力に抗して押込み操作可能に設けられるとともに前記
ポールと機構的に連結され、押込み操作されることによ
りそのポールを回動させて前記ラチェットとの噛合いを
解除するレリーズノブとを備えて構成されている。 【0003】このようなパーキングブレーキ操作装置に
おいては、操作レバーが原位置から例えばその操作レバ
ーに連結されたブレーキケーブルが引き締められる状態
まで回動操作されるとともにラチェットにポールが噛み
合わされることにより、パーキングブレーキが作動状態
に維持される一方、レリーズノブを押込み操作してポー
ルとラチェットとの噛合いを解除した状態で操作レバー
を原位置まで戻り回動させることにより、パーキングブ
レーキの作動状態が解除される。その場合に、操作レバ
ーの原位置は、例えば実開平5−56709号公報等に
記載されているように、操作レバーに固設されたストッ
パピンがセクタに当接させられることによって規定され
るか、或いは、図3に示すようにポール70の歯先72
がセクタ74のラチェット76よりも手前部分(図の左
下側)に設けられたストッパ部78に当接させられるこ
とによって規定されるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操作レ
バーに固設されたストッパピンで原位置を規定する場合
には、部品点数や組付工数の増加によりコストアップと
なって好ましくない。一方、ポールの歯先をセクタのス
トッパ部に当接させて原位置を規定する場合には、部品
点数が少なくて安価となるが、ストッパ部との当接時に
ポールの歯先が欠損するおそれがあるとともに、ストッ
パ部との当接時におけるポールの姿勢によって操作レバ
ーの高さが異なったり、レリーズノブの戻りが不完全に
なったりする問題があった。 【0005】前記図3を参照して具体的に説明すると、
原位置を規定するストッパ部78は平坦な当接面80を
備えて構成されているため、ポール70の歯先72が当
接面80に当接した状態におけるポール70の姿勢、す
なわち操作レバーに取り付けられるピン82まわりの回
動位置が、レリーズノブの押込み操作量によって実線や
二点鎖線で示すように異なると、それによってピン82
の位置、更には操作レバーの高さ位置が変化し、運転者
に違和感を生じさせることがある。また、ポール70の
歯先72が実線で示すように90゜よりも大きな当接角
度αを成して当接面80に当接すると、操作レバーの自
重やブレーキケーブルの張力によってポール70が当接
面80に押し付けられることにより、その押圧力Pに基
づいてポール70を右まわりに回動させようとする力F
が作用するため、レリーズノブの押込み操作力を解除し
ても上記回動力Fやポール70と当接面80との間の摩
擦抵抗によってポール70が左まわりに回動せず、レリ
ーズノブが押込み位置に留まって操作レバーの先端から
突き出す初期位置へ戻らないことがある。その場合、走
行中の振動等によりリターンスプリングの付勢力に従っ
てポール70が回動し、歯先72が本来の位置であるラ
チェット76の端部84に当接すると、不意に異音が発
生してフィーリングの悪化を招く。なお、リターンスプ
リングの付勢力を大きくすれば、上記回動力Fや摩擦抵
抗に拘らずポール70が左まわりに回動させられるよう
にすることができるが、その場合にはレリーズノブを押
込み操作する際に必要な操作力が大きくなって好ましく
ない。 【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、ポールをセクタに当
接させて原位置を規定するパーキングブレーキ操作装置
において、ポールの歯先の損傷を防止するとともに、レ
リーズノブの押込み操作量に拘らず操作レバーの高さを
略一定に維持でき、且つリターンスプリングの付勢力に
従ってレリーズノブが確実に初期位置まで戻されるよう
にすることにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、(a)位置固定に配設されるセクタと、
(b)そのセクタにより回動軸まわりの回動可能に支持
されるとともにパーキングブレーキを作動させるために
原位置から回動操作される操作レバーと、(c)前記セ
クタに前記回動軸を中心とする一円弧に沿って形成され
たラチェットと、(d)前記操作レバーに前記回動軸と
平行な一軸心まわりの回動可能に取り付けられ、前記ラ
チェットと噛み合わされることによりその操作レバーの
原位置側への戻り回動を阻止するポールと、(e)前記
操作レバーの先端にリターンスプリングの付勢力に抗し
て押込み操作可能に設けられるとともに前記ポールと機
構的に連結され、押込み操作されることによりそのポー
ルを回動させて前記ラチェットとの噛合いを解除するレ
リーズノブとを備えたパーキングブレーキ操作装置にお
いて、(f)前記一軸心まわりにおいて前記ラチェット
に噛み込む前記ポールの歯先よりもそのラチェットと反
対側に、上記一軸心からその歯先よりも外側に突き出し
て上記ポールに一体的に設けられた突起と、(g)前記
操作レバーが前記戻り回動した際に前記突起と当接して
その操作レバーの原位置を規定するとともに、その当接
状態における前記ポールの前記一軸心を略中心とする円
弧形状の当接面を備えて、前記セクタに一体的に設けら
れたストッパとを有することを特徴とする。 【0008】 【作用および発明の効果】上記パーキングブレーキ操作
装置においては、操作レバーが原位置側へ回動操作され
ると、ポールに設けられた突起がセクタに設けられたス
トッパに当接して操作レバーの原位置が規定される。こ
の突起は、ポールの歯先よりもラチェットと反対側、す
なわちラチェットとの噛合いが外れる回動方向側におい
て、ポールの回動中心である一軸心からその歯先よりも
外側に突き出して設けられている一方、ストッパは、突
起を介して当接状態にあるポールの上記一軸心を略中心
とする円弧形状の当接面を備えているため、レリーズノ
ブの押込み量に対応して回動するポールの姿勢が異なっ
ていても、常に突起が当接面に当接してポールの歯先と
ストッパとの間に隙間が確保されるとともに、当接時の
上記一軸心の位置さらには操作レバーの位置が略一定に
位置決めされる。これにより、ポールの歯先の欠損が根
本的に防がれるとともに、レリーズノブの押込み程度に
拘らず操作レバーを原位置まで戻したときの高さ位置が
常に一定に維持され、運転者に違和感を生じさせること
がない。 【0009】また、当接面がポール当接時における一軸
心を略中心とする円弧形状であることから、突起が当接
した時のポールの当接方向は常に当接面に対して略垂直
であり、平坦な当接面を備えたストッパに対して歯先が
不定角度を成して当接する従来の場合のようにポールの
回動を妨げる不要な回動力が作用しない。このため、レ
リーズノブの押込み操作力が弱められると、若干の摩擦
抵抗が生じたとしてもリターンスプリングの付勢力に従
ってポールがストッパの当接面に沿って速やかにラチェ
ット側へ回動させられるとともに、レリーズノブが確実
に初期位置へ復帰させられ、従来のような戻り不良や暫
時経過後における異音の発生等が回避される。 【0010】一方、上記突起およびストッパはそれぞれ
ポールおよびセクタに一体に設けることが可能であるた
め、部品点数および組付工数の増加によるコストアップ
を回避できる。 【0011】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1において、パーキングブレーキ操作
装置10は、図示しない車体のフロアに固定されるセク
タ12や、そのセクタ12に回動軸としてのピン14ま
わりの回動可能に支持された操作レバー16などを備え
て構成される。操作レバー16は、その基端側に設けら
れたケーブルガイド18を介してブレーキケーブル20
の一端が図示しないケーブル係止部に連結されるととも
に、先端側に樹脂製のグリップ22が嵌着されており、
そのグリップ22が把持されて図1においてピン14の
右まわりに回動操作されることにより、ブレーキケーブ
ル20が引き締められてそのブレーキケーブル20の他
端が連結された図示しないパーキングブレーキが作動さ
せられるようになっている。 【0012】セクタ12にはピン14を中心とする円弧
形状に沿ってラチェット24が形成されている一方、操
作レバー16には、そのラチェット24に噛み合わされ
るポール26が、前記ピン14と平行なピン28まわり
の回動可能に配設されている。ピン28の軸心O(図2
参照)は一軸心に相当する。ラチェット24とポール2
6との相対位置関係は、図1の状態から操作レバー16
が図における右まわりに所定角度以上回動操作されるこ
とにより、ポール26がラチェット24と噛み合うよう
に定められているとともに、ラチェット24が形成され
る範囲は、ブレーキケーブル20の使用に伴う緩みを考
慮して、それを引き締めるのに必要な操作レバー16の
回動ストロークよりも所定量大きめの角度範囲において
ポール26が噛合い可能なように設定されている。これ
らラチェット24およびポール26は、共にブレーキケ
ーブル20の張力に基づく負荷荷重に耐え得る強度を備
えている。 【0013】グリップ22の先端には、その内部に配設
されたリターンスプリング30の付勢力に抗して押込み
可能にレリーズノブ32が設けられているとともに、そ
のレリーズノブ32にはレリーズロッド34の一端部が
一体的に連結されている。リターンスプリング30は、
その一端がレリーズノブ32に当接するとともに他端が
操作レバー16の先端側円筒部において内側に曲げ起こ
された図示しない係止部に当接する圧縮コイルスプリン
グにより構成されており、レリーズノブ32およびレリ
ーズロッド34をレリーズノブ32がグリップ22から
突き出す方向、すなわち図における略左方向へ付勢して
いる。レリーズロッド34の他端部は、前記ピン28と
平行な軸心まわりの相対回動可能にポール26に連結さ
れており、ポール26には、リターンスプリング30の
付勢力に基づいて図1における左まわり方向の回動力が
作用している。ラチェット24に噛み込むポール26の
歯先36が上記回動力によってセクタ12に当接するこ
とにより、レリーズノブ32のグリップ22から突き出
す初期位置が規定される。 【0014】上記ポール26およびセクタ12の一部を
拡大して詳細に示す図2からも判るように、ポール26
には、前記ピン28まわりにおいて上記歯先36よりも
ラチェット24と反対側、すなわちラチェット24との
噛合いが外れる回動方向側(図2における左側)に、ピ
ン28の軸心Oからその歯先36よりも外側に突き出し
て突起38が一体に設けられている。突起38は、上記
軸心Oまわりの回動軌跡よりも大きい曲率で丸められた
円弧形状とされている。一方、セクタ12には、操作レ
バー16がピン14の左まわりに回動させられた際に上
記突起38と当接して操作レバー16の原位置を規定す
るストッパ部40が、ラチェット24の手前側すなわち
図2における左下側に一体に設けられている。ストッパ
部40は、図から明らかなように、ポール26の突起3
8が当接している状態においてピン28の軸心Oを中心
とする円弧形状の当接面42を備えている。言い換えれ
ば、当接面42は、軸心Oから突起38の先端までの寸
法に等しい曲率半径Rの円弧形状を成しているのであ
る。上記ストッパ部40はストッパに相当する。 【0015】次に、上記のように構成されたパーキング
ブレーキ操作装置10の作動を説明する。操作レバー1
6が図1の状態である原位置からピン14の右まわりに
回動操作されることにより、ブレーキケーブル20が引
き締められてパーキングブレーキが作動させられる。こ
のとき、その回動操作に伴いリターンスプリング30の
付勢力に抗して、ポール26がピン28まわりの回動を
繰り返すことにより、歯先36がラチェット24の歯を
順次乗り越えつつ移動させられるとともに、回動操作が
停止させられた時点で噛み合っているラチェット24の
歯とポール26の歯先36とが噛合いを維持することに
より、操作レバー16の戻り回動が阻止されてパーキン
グブレーキの作動状態が維持される。 【0016】一方、操作レバー16がさらに引き上げ加
減に保持されつつ、レリーズノブ32がリターンスプリ
ング30の付勢力に抗して押込み操作されると、ポール
26がピン28の右まわりに回動してポール26とラチ
ェット24との噛合いが解除される。その状態で操作レ
バー16が左まわりに回動操作されると、ブレーキケー
ブル20が緩められてパーキングブレーキの作動が解除
され、ポール26の突起38がストッパ部40に当接す
る原位置まで操作レバー16が戻されることにより、グ
リップ22が初期位置へ復帰させられる。 【0017】ここで、上記当接時におけるポール26の
姿勢すなわち軸心Oまわりの回動位置は、レリーズノブ
32の押込み操作量に応じて図2に一点鎖線や二点鎖線
で示すように異なるが、突起38は歯先36よりも外側
に突き出しているとともに当接面42は軸心Oを中心と
する円弧形状を成しているため、ポール26の姿勢に拘
らず常に突起38が当接面42に当接させられ、ポール
26の歯先36とストッパ部40との間に所定の隙間が
確保される。すなわち、ポール26の歯先36は操作レ
バー16の原位置を規定するための当接に関与しないの
であり、これにより歯先36に欠損等を生じてラチェッ
ト24との噛合い機能が損なわれる心配がない。また、
いかなる当接状態においても軸心Oの位置が変化するこ
とはないため、操作レバー16は常に一定の回動端位置
すなわち原位置に位置決めされ、操作レバー16を戻し
操作した際のグリップ22の位置が一定に維持されて運
転者に違和感を生じさせることがない。 【0018】また、当接面42はポール26の当接時に
おける軸心Oを中心とする円弧形状であるため、当接時
における突起38と当接面42との接点は、軸心Oと突
起38の円弧形状の曲率中心とを結ぶ線上にあり、ポー
ル26の当接方向は常に当接面42に対して垂直になる
ことから、平坦な当接面を備えたストッパ部に対して歯
先が不定角度を成して当接する図3の場合のようにラチ
ェットから離間する方向への分力が発生せず、ポール2
6の戻り回動を妨げる不要な回動力が作用しない。この
ため、レリーズノブ32の押込み操作力が弱められる
と、若干の摩擦抵抗が生じることがあってもリターンス
プリング30の付勢力に従ってポール26がストッパ部
40の当接面42に沿って摺接しつつ速やかにラチェッ
ト24側へ回動させられる。このとき、操作レバー16
の自重に加えてブレーキケーブル20の張力が存在する
場合においても、上記摩擦抵抗に抗してポール26を回
動させ得るように、上記リターンスプリング30の付勢
力は定められるが、上記のようにポール26の戻り回動
を妨げる回動力は発生しないため、レリーズノブ32の
押込み操作を阻害するような大きな付勢力は必要ない。
このようなポール26の戻り回動によって歯先36が図
2に実線で示す本来の位置、すなわちラチェット24の
端部44まで到達してレリーズノブ32が確実に前記初
期位置へ復帰させられため、図3の従来例のように戻り
不良を生じたり暫時経過後に異音を発生したりすること
が回避される。 【0019】また、本実施例では突起38およびストッ
パ部40がそれぞれポール26およびセクタ12と一体
に構成されているため、部品点数および組付工数の増加
によるコストアップが回避される。 【0020】また、本実施例では突起38が円弧形状を
成しているため、当接面42との当接や摺接による変
形,摩耗が少なく、突起38を含むポール26をコンパ
クトに構成しつつ長期間に亘って操作レバー16の高さ
位置を略一定に維持できるとともに、歯先36と当接面
42との当接を防止できるなど、優れた耐久性が得られ
る。 【0021】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。 【0022】例えば、前記実施例では突起38およびス
トッパ部40がそれぞれポール26およびセクタ12と
一体に構成されていたが、それらを別体に構成するとと
もに組付工程に先立って予め一体的に固設しておくよう
にしてもよい。その場合には突起やストッパをポール2
6やセクタ12とそれぞれ異なる素材から構成すること
もできる。 【0023】また、前記実施例では突起38の先端が比
較的大きな曲率で丸められた円弧形状とされていたが、
ストッパ部40との当接時においてポール26の回動姿
勢に拘らずピン28の軸心Oが略一定の位置に位置決め
されるようであれば、突起38の先端形状は任意に変更
され得る。 【0024】また、前記実施例ではリターンスプリング
30がレリーズノブ32と操作レバー16の係止部との
間に配設された圧縮コイルスプリングにより構成されて
いたが、例えばポール26と操作レバー16とに跨がっ
て配設される引張コイルスプリング或いは捩りコイルス
プリングにより構成されても差し支えない。 【0025】また、前記実施例では突起38がポール2
6と一体に設けられてストッパ部40との当接状態での
回動時には当接面42に摺接させられる場合であった
が、ピン28と平行な軸まわりの相対回転可能にポール
26に取り付けられたローラやボール等の転動体により
突起を構成し、当接面42に対して転動させられるよう
にしてもよい。 【0026】また、前記実施例では当接面42の円弧形
状がポール26の当接時における軸心Oを中心として定
められているが、操作レバー16を原位置へ戻し操作し
た時の操作レバー16の高さが略一定で運転者に違和感
を生じさせない限りにおいて、当接面42の曲率中心を
軸心Oから僅かにずらしてもよい。例えば図2において
曲率中心を軸心Oの右側へずらした円弧形状とすること
により、レリーズノブ32の押込み解除時におけるリタ
ーンスプリング30の付勢力によるポール26の回動を
一層速やかにすることもできる。 【0027】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例であるパーキングブレーキ操
作装置を、その一部を切り欠いて示す正面図である。 【図2】図1の装置におけるポールおよびセクタの一部
を拡大して詳細に示す図である。 【図3】従来のパーキングブレーキ操作装置におけるポ
ールとセクタとの当接関係を説明する図である。 【符号の説明】 10:パーキングブレーキ操作装置 12:セクタ 14:ピン(回動軸) 16:操作レバー 24:ラチェット 26:ポール 30:リターンスプリング 32:レリーズノブ 36:歯先 38:突起 40:ストッパ部(ストッパ) 42:当接面 O:軸心(一軸心)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 位置固定に配設されるセクタと、該セク
    タにより回動軸まわりの回動可能に支持されるとともに
    パーキングブレーキを作動させるために原位置から回動
    操作される操作レバーと、前記セクタに前記回動軸を中
    心とする一円弧に沿って形成されたラチェットと、前記
    操作レバーに前記回動軸と平行な一軸心まわりの回動可
    能に取り付けられ、前記ラチェットと噛み合わされるこ
    とにより該操作レバーの原位置側への戻り回動を阻止す
    るポールと、前記操作レバーの先端にリターンスプリン
    グの付勢力に抗して押込み操作可能に設けられるととも
    に前記ポールと機構的に連結され、押込み操作されるこ
    とにより該ポールを回動させて前記ラチェットとの噛合
    いを解除するレリーズノブとを備えたパーキングブレー
    キ操作装置において、 前記一軸心まわりにおいて前記ラチェットに噛み込む前
    記ポールの歯先よりも該ラチェットと反対側に、該一軸
    心から該歯先よりも外側に突き出して該ポールに一体的
    に設けられた突起と、 前記操作レバーが前記戻り回動した際に前記突起と当接
    して該操作レバーの原位置を規定するとともに、その当
    接状態における前記ポールの前記一軸心を略中心とする
    円弧形状の当接面を備えて、前記セクタに一体的に設け
    られたストッパとを有することを特徴とするパーキング
    ブレーキ操作装置。
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