JPH0858539A - 足踏み式パーキングブレーキ操作装置 - Google Patents

足踏み式パーキングブレーキ操作装置

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Publication number
JPH0858539A
JPH0858539A JP20037394A JP20037394A JPH0858539A JP H0858539 A JPH0858539 A JP H0858539A JP 20037394 A JP20037394 A JP 20037394A JP 20037394 A JP20037394 A JP 20037394A JP H0858539 A JPH0858539 A JP H0858539A
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JP
Japan
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pedal
ratchet
pawl
spring
pole
Prior art date
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Pending
Application number
JP20037394A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Suzuki
義則 鈴木
Isao Yagi
功 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Iron Works Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーキングブレーキを作動させたりその作動
状態を解除したりする際のペダル操作を容易とし、且つ
ペダル操作時に必要な踏力を軽減する。 【構成】 ポール48がラチェット44から外れる方向
へ回動するように捩りコイルスプリング52を配設する
とともに、ピン58まわりの回動可能に設けられたペダ
ルパッド24の上側踏部60が踏まれると、捩りコイル
スプリング66のばね力が延長レバー64,中間レバー
72を介してポール48に作用させられ、ポール48が
ラチェット44と噛み合わされるようにして、パーキン
グブレーキのケーブル張力に基づく噛合圧力でポール4
8とラチェット44との噛合状態が維持されるようにす
る一方、ペダルパッド24の下側踏部62が踏まれて操
作ペダル16に踏力が加えられると、上記噛合圧力が低
下して捩りコイルスプリング52の付勢力に従ってポー
ル48とラチェット44との噛合いが解除されるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は足踏み式パーキングブレ
ーキ操作装置に係り、特に、パーキングブレーキの作動
および解除を単一の操作ペダルの足踏み操作で行う機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(a)運転席前方において車体に固設されるブラケット
と、(b)車両幅方向と略平行な第1軸心まわりの回動
可能に前記ブラケットに配設されるとともにその第1軸
心から前記運転席側へ向かって斜め下方へ延び出す操作
ペダルと、(c)前記ブラケットに一体的に設けられる
とともに前記第1軸心を中心とする円弧状にラチェット
が形成されたセクタと、(d)前記操作ペダルに前記第
1軸心と略平行な第2軸心まわりの回動可能に配設され
て前記ラチェットと噛み合わされるポールとを備え、前
記操作ペダルが原位置から踏込み操作されることにより
ブレーキケーブルを引き締めてパーキングブレーキを作
動させるとともに、前記ラチェットと前記ポールとの噛
合いにより前記操作ペダルの原位置への戻り回動が阻止
されて上記パーキングブレーキの作動状態が維持される
一方、前記ラチェットおよびポールの噛合いが解除され
ることにより、前記操作ペダルの原位置への戻り回動が
許容されて前記パーキングブレーキの作動状態が解除さ
れる形式の足踏み式パーキングブレーキ操作装置が知ら
れている。
【0003】このような足踏み式パーキングブレーキ操
作装置の一種に、(x)前記ポールを常には前記ラチェ
ットとの噛合いが外れる方向へ回動するように付勢し、
そのポールとラチェットとの噛合いを解除する第1スプ
リングと、(y)前記操作ペダルの先端部にその操作ペ
ダルの延び出し方向と略直角な第3軸心まわりの回動可
能に配設されるとともにその延び出し方向と略平行な姿
勢に保持され、踏込み操作されることによりその操作ペ
ダルを前記第1軸心まわりに回動させる一方、操作ペダ
ルの基端側に位置する上側踏部が踏まれることによって
第3軸心まわりの解除位置へ回動させられるとともに、
操作ペダルの先端側に位置する下側踏部が踏まれること
によって第3軸心まわりの踏込み位置へ回動させられる
ペダルパッドと、(z)常には前記ペダルパッドを前記
踏込み位置側へ回動させるとともに、前記ポールを前記
第1スプリングの付勢力に抗して前記ラチェットと噛み
合う方向へ回動させるが、前記ペダルパッドが前記解除
位置へ回動させられると、前記ポールが前記第1スプリ
ングの付勢力に従って前記ラチェットとの噛合いが外れ
る方向へ回動することを許容する第2スプリングとを備
え、操作ペダルを足踏み操作するだけでパーキングブレ
ーキを作動させるとともに、その作動状態を解除できる
ようにしたものがある。特開昭58−105860号公
報に記載された装置はその一例であり、ペダルパッドの
下側踏部が踏まれて操作ペダルが踏込み操作されるとポ
ールとラチェットとが噛み合わされる一方、ペダルパッ
ドの上側踏部が踏まれるとその噛合いが解除される。こ
のように単一の操作ペダルでパーキングブレーキを作動
および作動解除できる装置においては、インパネに配置
されたレリーズノブまでレリーズケーブルを引き回した
り、操作ペダルとは別に解除用ペダルを配置したりする
場合に比較して、装置が簡単且つコンパクトに構成され
るとともに車両に対する組付作業が容易となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の足踏み式パーキングブレーキ操作装置では、第2
スプリングによりポールが常にはラチェットと噛み合う
ように付勢されているため、パーキングブレーキを解除
する際には、ペダルパッドの上側踏部を踏んで解除位置
へ回動させたまま操作ペダルを原位置まで復帰させなけ
ればならず、解除操作が必ずしも容易でなかった。すな
わち、上側踏部を踏んでいる踏力を急に緩めて足を離す
と、第2スプリングの付勢力に従ってポールがラチェッ
トと噛み合わされ、操作ペダルが原位置まで戻らないこ
とがあるため、上側踏部を踏んだまま操作ペダルをゆっ
くりと原位置まで戻す必要があるのである。また、操作
ペダルが原位置まで戻る過程で第2スプリングの付勢力
に従ってペダルパッドが踏込み位置側へ回動することを
防止するため、その第2スプリングよりも大きな力で操
作ペダルを足に押圧するリターンスプリングが必要で、
操作ペダルの踏込み操作時や戻し操作時に比較的大きな
踏力を必要とする。
【0005】一方、かかる従来の足踏み式パーキングブ
レーキ操作装置は、パーキングブレーキを作動させる際
に、ペダルパッドの下側踏部を踏んで操作ペダルを踏込
み操作する必要があるが、操作ペダルの回動に伴ってペ
ダルパッドの位置が下側で且つ車両前方側へ回動させら
れると、運転席からは下側踏部よりも寧ろ上側踏部を踏
み易くなり、この時の踏込み操作も必ずしも容易でなか
った。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、パーキングブレーキ
を作動させたりその作動状態を解除したりする際のペダ
ル操作を容易とし且つそのペダル操作時に必要な踏力を
軽減することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明は、前記(a)ブラケットと、(b)操作ペ
ダルと、(c)セクタと、(d)ポールとを備え、操作
ペダルが原位置から踏込み操作されることによりブレー
キケーブルを引き締めてパーキングブレーキを作動させ
るとともに、ラチェットとポールとの噛合いにより操作
ペダルの原位置への戻り回動が阻止されてパーキングブ
レーキの作動状態が維持される一方、ラチェットおよび
ポールの噛合いが解除されることにより、操作ペダルの
原位置への戻り回動が許容されてパーキングブレーキの
作動状態が解除される形式の足踏み式パーキングブレー
キ操作装置において、(e)前記ポールを常には前記ラ
チェットとの噛合いが外れる方向へ回動するように付勢
し、それらポールとラチェットとの間の噛合圧力が一定
値以下になるとそのポールを回動させて噛合いを解除す
る第1スプリングと、(f)前記操作ペダルの先端部に
その操作ペダルの延び出し方向と略直角な第3軸心まわ
りの回動可能に配設されるとともにその延び出し方向と
略平行な姿勢に保持され、踏込み操作されることにより
その操作ペダルを前記第1軸心まわりに回動させる一
方、その操作ペダルの基端側に位置する上側踏部が踏ま
れることによって上記第3軸心まわりの踏込み位置へ回
動させられるとともに、その操作ペダルの先端側に位置
する下側踏部が踏まれることによって上記第3軸心まわ
りの解除位置へ回動させられるペダルパッドと、(g)
そのペダルパッドと前記ポールとの中間位置において前
記第3軸心と略平行な第4軸心まわりの回動可能に前記
操作ペダルに配設され、その第4軸心を挟んで反対側に
位置する両端部がそれぞれ上記ペダルパッドおよびポー
ルと係合させられる中間レバーと、(h)前記ペダルパ
ッドが前記踏込み位置へ回動させられると、前記中間レ
バーを介してばね力が前記ポールに作用させられ、その
ポールを前記第1スプリングの付勢力に抗して前記ラチ
ェットと噛み合う方向へ回動させるが、前記ペダルパッ
ドが前記解除位置へ回動させられた状態では、前記ポー
ルが前記第1スプリングの付勢力に従って前記ラチェッ
トとの噛合いが外れる方向へ回動することを許容する第
2スプリングとを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】このような足踏み式パーキングブレーキ操作装
置においてパーキングブレーキを作動させる際には、ペ
ダルパッドを踏込み操作して操作ペダルを原位置から回
動させるとともに、ペダルパッドの上側踏部を踏んで踏
込み位置へ回動させた状態で操作ペダルから足を離すよ
うにすれば良い。ペダルパッドが踏込み位置へ回動させ
られると、第2スプリングのばね力が中間レバーを介し
てポールに作用させられ、そのポールは第1スプリング
の付勢力に抗してラチェットと噛み合う方向へ回動させ
られるため、操作ペダルから足が離されるのに伴い操作
ペダルがブレーキケーブルの張力に従って戻り回動する
際に、ポールとラチェットとがそのブレーキケーブルの
張力に基づく大きな噛合圧力で噛み合わされる。この噛
合圧力は、第1スプリングによって噛合いを解除できる
一定値よりも十分に大きく、ペダルパッドから足が完全
に離れて第2スプリングからポールに作用するばね力が
弱くなり、第1スプリングによる付勢力に従ってポール
が噛合解除方向へ回動することが許容されるようになっ
ても、上記噛合圧力によってポールとラチェットとの噛
合状態が維持され、パーキングブレーキの作動状態が維
持される。
【0009】ここで、原位置においては運転席側へ向か
って斜め下方へ延び出している操作ペダルが、踏込み操
作に伴って下側で且つ車両前方側へ回動させられた状態
において、ペダルパッドの上側踏部を踏むことは下側踏
部を踏むより容易であるため、略自然な状態でペダルパ
ッドを踏込み操作して足を離せば良く、パーキングブレ
ーキを作動させる際の操作を簡便に行うことができる。
操作ペダルから足を離した後に、ブレーキ力を高めるた
め操作ペダルを増し踏みする場合も、同様の操作で良
い。
【0010】一方、パーキングブレーキの作動状態を解
除する際には、ペダルパッドの下側踏部を踏んで解除位
置に位置させ、ブレーキケーブルの張力に対抗して操作
ペダルに踏力荷重を加えると、ブレーキケーブルの張力
に基づいて噛み合っているポールとラチェットとの噛合
圧力が低下し、第1スプリングの付勢力に従ってポール
はラチェットとの噛合いが解除される方向へ回動させら
れ、その状態でペダルパッドから足を離せば、ブレーキ
ケーブルの張力に従って操作ペダルは原位置まで戻され
る。ポールは第1スプリングの付勢力に従ってラチェッ
トとの噛合いが解除される方向へ回動させられるため、
ポールとラチェットとの噛合いが一旦解除されると、ペ
ダルパッドの上側踏部を踏んで踏込み位置へ回動させな
い限りポールとラチェットとが噛み合うことはなく、踏
力を急に緩めてペダルパッドから足を離しても操作ペダ
ルは確実に原位置まで戻り回動させられる。
【0011】このように操作ペダルから足を離しても差
し支えないことから、従来のようにペダルパッドを踏ん
だまま操作ペダルをゆっくりと原位置まで戻す場合に比
較して、パーキングブレーキの解除操作が容易となる。
また、ペダルパッドが踏込み位置へ回動しないようにリ
ターンスプリングによって操作ペダルを足に押圧する必
要がないため、リターンスプリングが不要若しくはその
付勢力を大幅に低減でき、操作ペダルを踏込み操作する
際に必要な踏力が軽減される。
【0012】
【発明の効果】このように、本発明のパーキングブレー
キ操作装置によれば、パーキングブレーキを作動させる
際には略自然な状態でペダルパッドを踏込み操作して足
を離せば良い一方、パーキングブレーキを解除する際に
は、ペダルパッドの下側踏部を踏んでポールとラチェッ
トとの噛合いを解除した後ペダルパッドから足を離せば
良いため、それ等のペダル操作を簡便に行うことができ
るとともに、そのペダル操作に必要な踏力も軽減されて
操作が一層容易となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1および図2は、本発明の一実施例で
ある足踏み式パーキングブレーキ操作装置10の車両側
方(右ハンドル車の運転席ドア側)から見た正面図、お
よび運転席から見た図1におけるZ矢視を部分的に切り
欠いて示す図である。これらの図において、車両内部の
運転席前方に位置固定に配設されるブラケット12に
は、中空シャフトやそれに挿し通されたボルト、軸受ス
リーブ等から成る回動軸14が略水平に設けられている
とともに、その回動軸14まわりの回動可能に操作ペダ
ル16が運転席側へ向かって斜め下方へ延び出して設け
られている。回動軸14の軸心は第1軸心に相当し、回
動軸14が車両の幅方向と略平行となるようにブラケッ
ト12が複数の取付孔13を通してボルト締めされるな
どして車両に固設されるようになっている。
【0014】この操作ペダル16は、その本体部分がそ
れぞれ板金プレス加工された一対のプレス部材18およ
び20から成り、ブラケット12に一体的に固設されて
回動軸14が貫通させられたセクタ22をその一対のプ
レス部材18,20が挟んだ状態に構成されており、一
方のプレス部材18の下端部には足を掛けて踏力を加え
るためのペダルパッド24が設けられている。図2にお
いて右側に位置する長手状のプレス部材18は、先端側
の半分以上の長さの部分において曲げ加工によるコの字
形断面を有するとともに、基端側において張出し加工に
より外周部と内部とで段差をつけた張出部を有してい
る。また、セクタ22を挟んで反対側に位置するととも
に図1の正面方向から見て略逆V字形状を成す他方のプ
レス部材20は、張出し加工によりプレス部材18とセ
クタ22に対して略対称的な段差をつけた張出部をV字
の一端側に有している。図2から明らかなように、プレ
ス部材18はその中間部で略15゜程度図の右側へ折れ
曲がって形成されており、操作ペダル16の延び出し方
向がその基端部側の回動平面と交差させられている。す
なわち、好ましい踏込み操作性を得ることなどを目的と
して、運転席側から見てセクタ22などに対して右寄り
にオフセットしてペダルパッド24が位置するように予
め設定されているのであるが、この操作ペダル16の形
状や配設形態は適宜変更できる。
【0015】図2における回動軸14の左寄りの部分に
は、部分的に上記プレス部材20と共通の平面形状を有
する平板部材26が回動軸14まわりの回動可能に設け
られており、その平板部材26と前記プレス部材18,
20とに跨がって、回動軸14と平行な連結ピン28が
配設されている。連結ピン28はそれら3部材の各々の
位置決め孔に挿し通されるとともに、セクタ22に回動
軸14を中心とする円弧状に形成された長穴30内を貫
通させられており、その連結ピン28がプレス部材1
8,20および平板部材26の3者を回動軸14まわり
の相対回動不能に連結している。セクタ22はボルト締
結によりブラケット12に一体的に固設されており、操
作ペダル16が回動させられると上記長穴30内を連結
ピン28が移動させられる。なお、図1に示されている
操作ペダル16は、図示しないリターンスプリング等に
より原位置に保持された状態にある。
【0016】一方、プレス部材20および平板部材26
の上記連結ピン28が挿し通されていない側のそれぞれ
の端部の間には、図1におけるY矢視図である図3から
も判るように回動軸14と略平行な係止ピン32が双方
の端部を連結するように設けられており、ブレーキケー
ブル34の端末に固設された係止部材36がその係止ピ
ン32まわりの回動可能に係止されている。したがっ
て、操作ペダル16が図1に示す原位置から踏込み操作
されて図1の左まわりに回動させられると、ブレーキケ
ーブル34がブラケット12の一端に固定されたアウタ
チューブ38から上方へ引き出されるように引き締めら
れ、そのブレーキケーブル34の他端側が接続された図
示しないパーキングブレーキ(作動部)が作動させられ
る。操作ペダル16の原位置は、平板部材26に設けら
れた当接部42がブラケット12に固設されたストッパ
40に当接することによって規定される。なお、セクタ
22の前記長穴30は、操作ペダル16がストッパ40
により位置決めされている状態において連結ピン28と
の間に回動方向の隙間を有するように設定される。
【0017】セクタ22には、歯並びが回動軸14を中
心とする円弧に沿ったラチェット44が前記長穴30の
外周側に形成されている一方、操作ペダル16には、前
記プレス部材18,20間に回動軸14と略平行なピン
46が固設されているとともにそのピン46まわりの回
動可能にポール48が配設されており、そのポール48
が図1におけるピン46の右まわりに回動させられるこ
とにより、その歯先がラチェット44の噛合歯に噛み合
わされるようになっている。ピン46の軸心は第2軸心
に相当する。図4は操作ペダル16の内部を詳細に示す
断面図であり、図5はその図4におけるV−V断面図で
ある。ポール48とプレス部材20との間には、ピン4
6の外周に配設されたスペーサ50まわりに巻回されて
その一端および他端がポール48の一端とプレス部材2
0の掛止孔51とに掛け止められた捩りコイルスプリン
グ52が配設されている。ポール48は、この捩りコイ
ルスプリング52により図4においてピン46の左まわ
りに回動するように付勢されており、操作ペダル16が
原位置に保持されて踏込み操作されていない通常の状態
ではラチェット44との噛合いが解除されるようになっ
ている。ただし図1および図4は、捩りコイルスプリン
グ52の付勢力に抗してポール48がラチェット44と
の噛合方向へ回動させられた状態を示している。
【0018】操作ペダル16が踏込み操作された際に
は、前記ブレーキケーブル34に張力が生じ、ポール4
8とラチェット44とが噛み合っている状態ではその張
力に基づく噛合圧力がポール48の歯先とラチェット4
4の噛合歯との間に作用するが、上記捩りコイルスプリ
ング52の付勢力は、その噛合圧力が予め定められた一
定値以下となったときにポール48を噛合解除方向すな
わちピン46の左まわりに回動させ得るように予め一定
の強さに設定されている。したがって、ポール48とラ
チェット44との噛合状態においては、その噛合いがブ
レーキケーブル34の張力に基づく噛合圧力によって維
持されている限り、操作ペダル16が踏込み位置から原
位置へ戻る方向の回動が阻止されることとなる。本実施
例では捩りコイルスプリング52が第1スプリングに相
当する。なお、図においては操作ペダル16が原位置に
保持されている状態で既にポール48がラチェット44
と噛合い可能となっているが、ラチェット44の噛合歯
のうち最初の数歯が削除されてもよい。
【0019】前記ペダルパッド24は、インサート金具
54とそのまわりにゴム等から成形されたパッド本体5
6とから構成されており、略15゜傾いて延び出す操作
ペダル16の延び出し方向と略直角なピン58まわりの
回動可能に配設されているとともに、その延び出し方向
とパッド本体56の長手方向とが略平行となる姿勢に保
持されている。ピン58の軸心は第3軸心に相当する。
但し、図4においては、前記ピン46も上記ピン58も
共に紙面に垂直となるように、言い換えれば操作ペダル
16の回動平面および延び出し方向が共通の平面内にあ
るように同一の紙面上に図示してある。図4の状態で
は、白抜き矢印で示すように操作ペダル16の基端側に
位置するパッド本体56の上側踏部60が踏まれて、ペ
ダルパッド24がピン58の右まわり方向の回動端であ
る踏込み位置に位置させられているが、操作ペダル16
の先端側に位置するパッド本体56の下側踏部62が踏
まれると、ペダルパッド24がピン58の左まわり方向
の回動端である解除位置に位置させられる(図8参
照)。なお、ペダルパッド24の踏込み位置は、図示し
ないストッパにパッド本体56の裏面上部が当接するこ
とにより規定されるようになっている。
【0020】操作ペダル16の下端側内部には、上記ピ
ン58が基端部に挿し通された延長レバー64が、その
ピン58まわりの回動可能に配設されており、長尺状の
レバー部68がポール48へ向かって延び出している。
また、図2におけるVI−VI断面図である図6からも判る
ように、ピン58の外周まわりには捩りコイルスプリン
グ66が配設されており、その一端および他端がペダル
パッド24と延長レバー64とにそれぞれ掛け止められ
ることにより、常にはペダルパッド24の上側踏部60
と延長レバー64のレバー部68とが離間する方向へ相
対回動するように付勢している。
【0021】一方、ペダルパッド24とポール48との
中間位置、本実施例の場合、延長レバー64とポール4
8との間には、ピン58と略平行なピン70まわりの回
動可能に中間レバー72が操作ペダル16に配設されて
おり、ピン70を挟んで反対側に位置するその両端部
が、ポール48の歯先と反対側の一端部、および延長レ
バー64のレバー部68の先端側にそれぞれ係合させら
れている。図7は図2における VII−VII 断面図であ
り、プレス部材18と中間レバー72との間にはスペー
サ74が介挿されている。そして、ポール48が前記捩
りコイルスプリング52に付勢されてピン46の左まわ
りに回動させられると、中間レバー72がピン70の右
まわりに回動させられ、更に延長レバー64がピン58
の左まわりに回動させられる。これにより、ペダルパッ
ド24は前記捩りコイルスプリング66の作用と相まっ
て解除位置に位置させられる。ポール48がラチェット
44と噛み合っている状態でも、ペダルパッド24は捩
りコイルスプリング66の付勢力に従って略解除位置に
位置させられる。また、延長レバー64には捩りコイル
スプリング66の付勢力によりピン58の右まわり方向
の回動力が作用させられるが、ペダルパッド24が解除
位置へ回動した状態では捩りコイルスプリング66の付
勢力は弱く、上記捩りコイルスプリング52の付勢力に
従って前記ラチェット44との噛合いが外れる方向へポ
ール48が回動することが許容される。上記ピン70の
軸心は第4軸心に相当する。
【0022】しかし、図4に示すように上側踏部60が
踏まれてペダルパッド24が前記踏込み位置に位置させ
られると、捩りコイルスプリング66の付勢力が大きく
なってそのばね力が延長レバー64および中間レバー7
2を介してポール48に作用させられ、捩りコイルスプ
リング52の付勢力に抗してポール48をラチェット4
4と噛み合う方向へ回動させる。図4の状態で操作ペダ
ル16を踏込み方向へ回動させると、ポール48の歯先
がラチェット44の噛合歯を乗り越えつつ回動軸14の
左まわりに移動させられ、踏込みを停止した位置付近で
ブレーキケーブル34の張力に基づく大きな噛合圧力に
てその噛合いが維持されるようになっている。この操作
ペダル16の回動時には、ポール48がラチェット44
の噛合歯を乗り越えるのに伴って捩りコイルスプリング
66の付勢力に抗して中間レバー72がピン70の右ま
わりに揺動させられ、延長レバー64がピン58の左ま
わりに揺動させられる。操作ペダル16の回動操作後に
上側踏部60から足が離されると、捩りコイルスプリン
グ66の付勢力により延長レバー64に対してペダルパ
ッド24が解除位置側へ相対回動し、付勢力が略零とな
る状態で解除位置に位置させられる。
【0023】一方、ポール48がラチェット44と噛み
合っている状態から再びペダルパッド24に踏力が加え
られ、操作ペダル16が回動を阻止されていた位置から
僅かに踏込み方向へ回動するまで下側踏部62が踏まれ
た場合には、ポール48とラチェット44との噛合圧力
が零に近い一定値以下となった時点で図8に示すように
ポール48がラチェット44との噛合いが外れる方向へ
回動させられる。これは、下側踏部62が踏まれる当初
から既にペダルパッド24が解除位置に位置させられて
捩りコイルスプリング66の付勢力が弱くなっているた
め、ポール48とラチェット44との噛合圧力が低下す
るのに伴って、捩りコイルスプリング52の付勢力に従
ってポール48がピン46の左まわりに回動するからで
ある。また、同時に、中間レバー72がピン70の右ま
わりに回動して延長レバー64がピン58の左まわりに
回動させられ、捩りコイルスプリング66が僅かに捩じ
り変形させられる。なお、ペダルパッド24の解除位置
は、パッド本体56の裏側下部がプレス部材18の端部
に当接することより規定される。
【0024】上記捩りコイルスプリング66は第2スプ
リングに相当し、そのばね定数などは、ペダルパッド2
4が踏込み位置へ回動させられることにより捩りコイル
スプリング52の付勢力に抗してポール48がラチェッ
ト44と噛み合う方向へ回動させられる一方、ペダルパ
ッド24が踏込み操作されていない状態では、ペダルパ
ッド24を解除位置へ回動させるとともにポール48が
捩りコイルスプリング52の付勢力に従ってラチェット
44との噛合いが外れる方向へ回動することを許容する
ように、延長レバー64の長さ寸法や中間レバー72の
レバー比などを考慮して設定されている。言い換えれ
ば、延長レバー64の長さ寸法や中間レバー72のレバ
ー比は、捩りコイルスプリング52,66のばね定数や
配設状態におけるばね力などを考慮して、上記作用が得
られるように定められているのである。
【0025】次に、以上のように構成された足踏み式パ
ーキングブレーキ操作装置10の作動を説明する。
【0026】まず、パーキングブレーキを作動させる場
合には、図1の状態から操作ペダル16を踏込み操作
し、ブレーキケーブル34を引き締めることによる踏力
増加に抗して原位置から回動させ、ペダルパッド24の
上側踏部60を踏んで踏込み位置へ回動させた状態でペ
ダルパッド24から足を離す。ペダルパッド24が踏込
み位置にある状態では、捩りコイルスプリング66のば
ね力が延長レバー64および中間レバー72を介してポ
ール48に作用させられ、ポール48は捩りコイルスプ
リング52の付勢力に抗してラチェット44と噛み合う
方向へ回動させられるため、操作ペダル16から足が離
されるのに伴い操作ペダル16がブレーキケーブル34
の張力に従って戻り回動する際に、ポール48とラチェ
ット44とがそのブレーキケーブル34の張力に基づく
大きな噛合圧力で噛み合わされる。この噛合圧力は、捩
りコイルスプリング52によって噛合いを解除できる一
定値よりも充分に大きく、ペダルパッド24から足が完
全に離れて捩りコイルスプリング66によりペダルパッ
ド24が解除位置へ回動させられるとともに捩りコイル
スプリング52による付勢力に従ってポール48が噛合
解除方向へ回動することが許容されても、上記噛合圧力
によってポール48とラチェット44との噛合状態が維
持され、操作ペダル16の戻り回動が阻止されてパーキ
ングブレーキの作動状態が維持される。
【0027】ここで、原位置においては運転席側へ向か
って斜め下方へ延び出している操作ペダル16が、踏込
み操作に伴って下側で且つ車両前方側へ回動させられた
状態において、ペダルパッド24の上側踏部60を踏む
ことは下側踏部62を踏むより容易であるため、略自然
な状態でペダルパッド24を踏込み操作して足を離せば
良く、パーキングブレーキを作動させる際の操作を、特
別な操作要領を意識することなく簡便に行うことができ
る。操作ペダル16から足を離した後に、ブレーキ力を
高めるため操作ペダル16を増し踏みする場合も、同様
の操作で良い。
【0028】次に、パーキングブレーキの作動状態を解
除する際には、捩りコイルスプリング66の付勢力に従
って解除位置に位置させられているペダルパッド24を
そのままの状態で踏み込み、ブレーキケーブル34の張
力に対抗して操作ペダル16に踏力荷重を加えると、ブ
レーキケーブル34の張力に基づいて噛み合っているポ
ール48とラチェット44の噛合圧力が低下し、捩りコ
イルスプリング52の付勢力に従ってポール48はラチ
ェット44との噛合いが解除される方向へ回動させら
れ、その状態でペダルパッド24から足を離せば、ブレ
ーキケーブル34の張力に従って操作ペダル16は原位
置まで戻される。ペダルパッド24は捩りコイルスプリ
ング66の付勢力に従って解除位置に位置させられ、ポ
ール48は捩りコイルスプリング52の付勢力に従って
ラチェット44との噛合いが解除される方向へ回動させ
られるため、ポール48とラチェット44との噛合いが
一旦解除されると、ペダルパッド24の上側踏部60を
踏んで踏込み位置へ回動させない限りポール48とラチ
ェット44とが噛み合うことはなく、踏力を急に緩めて
ペダルパッド24から足を離しても操作ペダル16は確
実に原位置まで戻り回動させられる。
【0029】上記のように操作ペダル16から足を離し
ても差し支えないことから、従来のようにペダルパッド
24を踏んだまま操作ペダル16をゆっくりと原位置ま
で戻す場合に比較して、パーキングブレーキの解除操作
が容易となる。また、捩りコイルスプリング66により
常にはペダルパッド24が解除位置側へ付勢されている
本実施例の場合、ペダルパッド24が踏込み位置へ回動
しないように強力なリターンスプリングによって操作ペ
ダル16を足に押圧する必要がないため、リターンスプ
リングの付勢力を大幅に低減でき、操作ペダル16を踏
込み操作する際に必要な踏力が軽減される。
【0030】このように、本実施例のパーキングブレー
キ操作装置10によれば、パーキングブレーキを作動さ
せる際には略自然な状態でペダルパッド24を踏込み操
作して足を離せば良い一方、パーキングブレーキを解除
する際には解除位置に位置させられているペダルパッド
24をそのまま踏み込んでポール48とラチェット44
との噛合いを解除した後ペダルパッド24から足を離せ
ば良いため、それ等のペダル操作を簡便に行うことがで
きるとともに、そのペダル操作に必要な踏力も軽減され
て操作が一層容易となる。
【0031】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、前述の実施例と共通する部分については同じ符号を
付して説明を省略する。
【0032】図9において、前記操作ペダル16の先端
側には、前記ピン58まわりの回動可能に前述の実施例
と類似したペダルパッド76および延長レバー80が設
けられている。インサート金具78および延長レバー8
0には、互いに対向して当接可能な一対の突起82,8
4がそれぞれ設けられているとともに、前記実施例と同
様にペダルパッド76と延長レバー80との間には前記
捩りコイルスプリング66の場合よりも大きな付勢力が
作用するように捩りコイルスプリング86が配設されて
いる。この突起82,84は、捩りコイルスプリング8
6の付勢力に従って相対回動する延長レバー80とペダ
ルパッド76との相対回動端を規定するもので、図9の
ようにペダルパッド76が踏まれていない状態において
は、ペダルパッド76は突起82,84が当接する相対
回動端に位置されられ、捩りコイルスプリング52の付
勢力に従ってポール48がラチェット44との噛合いが
外れる方向へ回動させられることにより、そのポール4
8の回動に伴ってペダルパッド76が解除位置に位置さ
せられる。ポール48がラチェット44と噛み合った状
態では、その時のポール48の回動角度に対応してペダ
ルパッド76が延長レバー80と一体的にピン58まわ
りに回動することが許容され、がたつきを生じるが、パ
ーキングブレーキ作動時にそのがたつきが問題となるこ
とはない。また、ペダルパッド76の上側踏部88が踏
まれて踏込み位置へ回動させられると、捩りコイルスプ
リング86の付勢力が延長レバー80,中間レバー72
を介してポール48に伝達され、ポール48は捩りコイ
ルスプリング52の付勢力に抗してラチェット44と噛
み合う方向へ回動させられる。
【0033】したがって、この実施例においてもペダル
パッド76の上側踏部88を踏んで操作ペダル16を踏
込み操作することにより、ポール48とラチェット44
とを噛み合わせてパーキングブレーキを作動状態とする
ことができる一方、ペダルパッド76の下側踏部90を
踏んでブレーキケーブル34のケーブル張力に基づく噛
合圧力を低減すれば、捩りコイルスプリング52の付勢
力に従ってポール48とラチェット44との噛合いが解
除され、パーキングブレーキを解除できる。その場合
に、本実施例では突起82,84の当接によってペダル
パッド76と延長レバー80との相対回動端が規定さ
れ、ペダルパッド76が踏込み操作されていない状態に
おいては、捩りコイルスプリング52の付勢力のみに従
ってポール48はラチェット44との噛合いが外れる方
向へ回動させられるため、捩りコイルスプリング52お
よび86の配設時におけるばね力やばね定数の設定が容
易で、延長レバー80の長さ寸法や中間レバー72のレ
バー比などの設計の自由度が高められる。
【0034】また、図10の実施例は前記第1実施例の
操作ペダル16において、ペダルパッド24にレバー部
68を一体に設ける一方、中間レバー72を相対回動可
能な第1レバー72aおよび第2レバー72bに分割す
るとともに、第2スプリングとしての捩りコイルスプリ
ング92をそれ等のレバー72a,72bに跨がって係
止したもので、この場合にも第1実施例と同様な効果が
得られる。なお、図9の実施例と同様に突起などで第1
レバー72aと第2レバー72bとの相対回動端を規定
するようにしても良い。
【0035】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
【0036】例えば、前記実施例ではペダルパッド2
4,76と延長レバー64,80との間に捩りコイルス
プリング66,86を配設したり、中間レバー72を二
分割してそれ等の間に捩りコイルスプリング92を配設
したりしていたが、例えば図10の実施例において中間
レバー72を一体に構成し、ペダルパッド24に一体に
設けられたレバー部68とその中間レバー72との間
に、捩りコイルスプリング,引張コイルスプリング,圧
縮コイルスプリングなどの第2スプリングを配設するよ
うにしても良い。一体に構成した中間レバー72とポー
ル48との間に第2スプリングを配設することも可能
で、その場合もペダルパッド24が踏込み位置へ回動さ
せられるのに伴って中間レバー72が回動させられるこ
とにより、第2スプリングが弾性変形させられてポール
48にばね力が作用させられるのであり、中間レバー7
2を介してばね力が作用させられることになる。
【0037】また、前記実施例では第1スプリングとし
ての捩りコイルスプリング52がポール48と操作ペダ
ル16(プレス部材20)との間に設けられていたが、
例えばポール48と中間レバー72、中間レバー72と
延長レバー64,80とをピンおよび長穴などを用いて
連結することにより、中間レバー72や延長レバー6
4,80を付勢するように第1スプリングを配設するこ
とも可能である。この第1スプリングについても、引張
コイルスプリングや圧縮コイルスプリングなどの他のス
プリングを採用できる。
【0038】また、前記実施例のペダルパッド24,7
6および延長レバー64,80に対して、ポール48と
ラチェット44との噛合いによりパーキングブレーキの
作動状態が維持された状態での各部材のがたつきを防止
するため、それらを積極的に解除位置に保持するスプリ
ング部材やウェーブワッシャ等を追加して設けてもよ
い。
【0039】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である足踏み式パーキングブ
レーキ操作装置の構成を説明する正面図である。
【図2】図1におけるZ矢視を部分的に切り欠いて示す
図である。
【図3】図1におけるY矢視を部分的に切り欠いて示す
図である。
【図4】図1の装置の操作ペダル内部を詳細に示す断面
図である。
【図5】図4におけるV−V断面図である。
【図6】図2におけるVI−VI断面図である。
【図7】図2における VII−VII 断面図である。
【図8】図1の装置においてパーキングブレーキ作動状
態でペダルパッドの下側踏部が踏込み操作され、ポール
とラチェットとの噛合いが解除された状態を示す断面図
である。
【図9】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の更に別の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10:足踏み式パーキングブレーキ操作装置 12:ブラケット 16:操作ペダル 22:セクタ 24,76:ペダルパッド 34:ブレーキケーブル 44:ラチェット 48:ポール 52:捩りコイルスプリング(第1スプリング) 60,88:上側踏部 62,90:下側踏部 66,86,92:捩りコイルスプリング(第2スプリ
ング) 72:中間レバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席前方において車体に固設されるブ
    ラケットと、車両幅方向と略平行な第1軸心まわりの回
    動可能に前記ブラケットに配設されるとともに該第1軸
    心から前記運転席側へ向かって斜め下方へ延び出す操作
    ペダルと、前記ブラケットに一体的に設けられるととも
    に前記第1軸心を中心とする円弧状にラチェットが形成
    されたセクタと、前記操作ペダルに前記第1軸心と略平
    行な第2軸心まわりの回動可能に配設されて前記ラチェ
    ットと噛み合わされるポールとを備え、前記操作ペダル
    が原位置から踏込み操作されることによりブレーキケー
    ブルを引き締めてパーキングブレーキを作動させるとと
    もに、前記ラチェットと前記ポールとの噛合いにより前
    記操作ペダルの原位置への戻り回動が阻止されて該パー
    キングブレーキの作動状態が維持される一方、前記ラチ
    ェットおよびポールの噛合いが解除されることにより、
    前記操作ペダルの原位置への戻り回動が許容されて前記
    パーキングブレーキの作動状態が解除される形式の足踏
    み式パーキングブレーキ操作装置において、 前記ポールを常には前記ラチェットとの噛合いが外れる
    方向へ回動するように付勢し、該ポールと該ラチェット
    との間の噛合圧力が一定値以下になると該ポールを回動
    させて噛合いを解除する第1スプリングと、 前記操作ペダルの先端部に該操作ペダルの延び出し方向
    と略直角な第3軸心まわりの回動可能に配設されるとと
    もに該延び出し方向と略平行な姿勢に保持され、踏込み
    操作されることにより該操作ペダルを前記第1軸心まわ
    りに回動させる一方、該操作ペダルの基端側に位置する
    上側踏部が踏まれることによって該第3軸心まわりの踏
    込み位置へ回動させられるとともに、該操作ペダルの先
    端側に位置する下側踏部が踏まれることによって該第3
    軸心まわりの解除位置へ回動させられるペダルパッド
    と、 該ペダルパッドと前記ポールとの中間位置において前記
    第3軸心と略平行な第4軸心まわりの回動可能に前記操
    作ペダルに配設され、該第4軸心を挟んで反対側に位置
    する両端部がそれぞれ該ペダルパッドおよびポールと係
    合させられる中間レバーと、 前記ペダルパッドが前記踏込み位置へ回動させられる
    と、前記中間レバーを介してばね力が前記ポールに作用
    させられ、該ポールを前記第1スプリングの付勢力に抗
    して前記ラチェットと噛み合う方向へ回動させるが、前
    記ペダルパッドが前記解除位置へ回動させられた状態で
    は、前記ポールが前記第1スプリングの付勢力に従って
    前記ラチェットとの噛合いが外れる方向へ回動すること
    を許容する第2スプリングとを有することを特徴とする
    足踏み式パーキングブレーキ操作装置。
JP20037394A 1994-08-25 1994-08-25 足踏み式パーキングブレーキ操作装置 Pending JPH0858539A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5660585B1 (ja) * 2013-12-17 2015-01-28 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 足踏み式パーキングブレーキ
JP5660584B1 (ja) * 2013-12-17 2015-01-28 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 足踏み式パーキングブレーキ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5660585B1 (ja) * 2013-12-17 2015-01-28 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 足踏み式パーキングブレーキ
JP5660584B1 (ja) * 2013-12-17 2015-01-28 ニチユ三菱フォークリフト株式会社 足踏み式パーキングブレーキ

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