JPH0748427Y2 - パーキングブレーキの操作部ロック機構 - Google Patents
パーキングブレーキの操作部ロック機構Info
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- JPH0748427Y2 JPH0748427Y2 JP1989149946U JP14994689U JPH0748427Y2 JP H0748427 Y2 JPH0748427 Y2 JP H0748427Y2 JP 1989149946 U JP1989149946 U JP 1989149946U JP 14994689 U JP14994689 U JP 14994689U JP H0748427 Y2 JPH0748427 Y2 JP H0748427Y2
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- Japan
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- ratchet
- lever
- parking brake
- release
- cable
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願考案は、車両用パーキングブレーキの操作部ロック
機構に関するものである。
機構に関するものである。
(従来の技術) 一般に車両用のパーキングブレーキは、ドライバー(運
転者)によって回動操作される操作レバーの揺動端(作
動端)側にブレーキ引張作動用のプッシュ・プルケーブ
ルを接続して構成されていると共に同操作レバーの上記
揺動側端部をラチェット機構を介してレリース側の作動
レバーと連係し、該ラチェット機構の係止作用により上
記操作レバーが所定の回動角(操作角)にロックされる
ようになっている。そして、それによりパーキングブレ
ーキ自体も作動状態に保持され、また必要に応じたレリ
ース側作動レバーのレリース動作によって同ロック状態
が解除される。
転者)によって回動操作される操作レバーの揺動端(作
動端)側にブレーキ引張作動用のプッシュ・プルケーブ
ルを接続して構成されていると共に同操作レバーの上記
揺動側端部をラチェット機構を介してレリース側の作動
レバーと連係し、該ラチェット機構の係止作用により上
記操作レバーが所定の回動角(操作角)にロックされる
ようになっている。そして、それによりパーキングブレ
ーキ自体も作動状態に保持され、また必要に応じたレリ
ース側作動レバーのレリース動作によって同ロック状態
が解除される。
該従来のパーキングブレーキの基本的な構造を第5図に
示す。先ず第5図において、符号1は、例えば足踏み式
のパーキングブレーキ操作レバーであり、該操作レバー
1は、所定のユニット型筺体を介して車体側に固定され
た第1の支軸2によって矢印(イ)・(ハ)又は(ロ)
・(ニ)方向に回転可能に指示されている。
示す。先ず第5図において、符号1は、例えば足踏み式
のパーキングブレーキ操作レバーであり、該操作レバー
1は、所定のユニット型筺体を介して車体側に固定され
た第1の支軸2によって矢印(イ)・(ハ)又は(ロ)
・(ニ)方向に回転可能に指示されている。
そして、該操作レバー1の揺動側端部1aは、操作側端部
である足踏みペダル1b側より相当に幅広に形成され、該
幅広の端部を利用して所定歯山数(ノッチ数)の円弧状
のラッチギヤ3が取り付けられている。このラッチギヤ
3の各歯山4は、図示のように一方側(図示左側)がス
トッパ面に、また他方側(図示右側)が摺動面に形成さ
れている。
である足踏みペダル1b側より相当に幅広に形成され、該
幅広の端部を利用して所定歯山数(ノッチ数)の円弧状
のラッチギヤ3が取り付けられている。このラッチギヤ
3の各歯山4は、図示のように一方側(図示左側)がス
トッパ面に、また他方側(図示右側)が摺動面に形成さ
れている。
そして、さらに該ラッチギヤ3には上記図示しない筺体
を介して車体側に固定された第2の支軸5により矢印
(ホ)または(ヘ)方向に回転可能に軸支されたラチェ
ットレバー6のラチェット爪6aが係合されるようになっ
ている。同ラチェット爪6aは、上記ラチェットギヤ3の
歯山4の形状に対応して一方側係合面(図示右側面)が
ストッパ面7aに、また他方側係合面(図示左側面)が摺
動面7bに形成されている。
を介して車体側に固定された第2の支軸5により矢印
(ホ)または(ヘ)方向に回転可能に軸支されたラチェ
ットレバー6のラチェット爪6aが係合されるようになっ
ている。同ラチェット爪6aは、上記ラチェットギヤ3の
歯山4の形状に対応して一方側係合面(図示右側面)が
ストッパ面7aに、また他方側係合面(図示左側面)が摺
動面7bに形成されている。
さらに上記ラチェットレバー6は、その軸支部側端部6b
上方位置に車体側に固定された取り付け用筺体との間で
相互に連結された第1の引張スプリング(コイルバネ)
8aの一端が係止されており、該第1の引張スプリング8a
によって常時矢印(ホ)方向、つまり上記ラチェット爪
6aが上記ラチェットギヤ3と噛み合う図示(ワ)方向に
回動付勢されている。今、この回動付勢力をP1と仮定す
る。
上方位置に車体側に固定された取り付け用筺体との間で
相互に連結された第1の引張スプリング(コイルバネ)
8aの一端が係止されており、該第1の引張スプリング8a
によって常時矢印(ホ)方向、つまり上記ラチェット爪
6aが上記ラチェットギヤ3と噛み合う図示(ワ)方向に
回動付勢されている。今、この回動付勢力をP1と仮定す
る。
ところで、上記操作レバー1は、その揺動側先端部1aに
は、また連結軸17を介してケーブルアジャスター14のア
ジャスト・ロッド15の基端部側が相対回動可能に軸着さ
れている。
は、また連結軸17を介してケーブルアジャスター14のア
ジャスト・ロッド15の基端部側が相対回動可能に軸着さ
れている。
上記ケーブルアジャスター14は、上記第5図に示すよう
に、上記アジャスト・ロッド15と、内側にガイド孔を有
し、該ガイド孔を介して当該アジャスト・ロッド15の途
中に螺合固定されたガイド部材18と、該ガイド部材18の
側部に形成されたフック部16と、該フック部16の中央に
形成されたケーブル端部22の係合孔16aと、上記アジャ
スト・ロッド15の先端側螺溝部15aに螺合され上記ガイ
ド部材18の端面部19に当接することによって上記ガイド
部材18のアジャスト・ロッド15上の軸方向位置(停止位
置)を任意に規制するアジャスト・ナット20とを備えて
構成されている。
に、上記アジャスト・ロッド15と、内側にガイド孔を有
し、該ガイド孔を介して当該アジャスト・ロッド15の途
中に螺合固定されたガイド部材18と、該ガイド部材18の
側部に形成されたフック部16と、該フック部16の中央に
形成されたケーブル端部22の係合孔16aと、上記アジャ
スト・ロッド15の先端側螺溝部15aに螺合され上記ガイ
ド部材18の端面部19に当接することによって上記ガイド
部材18のアジャスト・ロッド15上の軸方向位置(停止位
置)を任意に規制するアジャスト・ナット20とを備えて
構成されている。
そして、該ケーブルアジャスター14の上記フック部16の
ケーブル端部係合孔16aには図示のようにパーキングブ
レーキ引張作動用プッシュ・プルケーブル30のインナケ
ーブル21の係止側端部22が係合されている。上記パーキ
ングブレーキ用のプッシュ・プルケーブル30は、アウタ
ケーブル24と該アウタケーブル24内に収納された当該イ
ンナケーブル21とよりなり、アウタケーブル24の端部24
aをケーブル取付ブラケット23を介して車体に固定する
ことにより指示されている。
ケーブル端部係合孔16aには図示のようにパーキングブ
レーキ引張作動用プッシュ・プルケーブル30のインナケ
ーブル21の係止側端部22が係合されている。上記パーキ
ングブレーキ用のプッシュ・プルケーブル30は、アウタ
ケーブル24と該アウタケーブル24内に収納された当該イ
ンナケーブル21とよりなり、アウタケーブル24の端部24
aをケーブル取付ブラケット23を介して車体に固定する
ことにより指示されている。
以上の構成において、今例えば、第1図矢印(イ)に示
すように足踏み操作ペダル1bが踏まれると、それに応じ
て上記操作レバー1の揺動側端部1aが矢印(ハ)方向に
回動する。
すように足踏み操作ペダル1bが踏まれると、それに応じ
て上記操作レバー1の揺動側端部1aが矢印(ハ)方向に
回動する。
その結果、上記アジャスト・ロッド15が矢印(ル)方向
に引かれ、フック部16を介して上記インナケーブル21も
同じく矢印(ル)方向に引かれる。そして、それによ
り、パーキングブレーキが作動状態になり、この状態で
上記ラチェットレバー6のラチェット爪6aが上記引張ス
プリング8の回動付勢力P1と上記プッシュプル・ケーブ
ル30の引張反力により上記ラチェットギヤ3の所定の歯
山4と強固に係合してロックされる。
に引かれ、フック部16を介して上記インナケーブル21も
同じく矢印(ル)方向に引かれる。そして、それによ
り、パーキングブレーキが作動状態になり、この状態で
上記ラチェットレバー6のラチェット爪6aが上記引張ス
プリング8の回動付勢力P1と上記プッシュプル・ケーブ
ル30の引張反力により上記ラチェットギヤ3の所定の歯
山4と強固に係合してロックされる。
一方、図中符号9は、レリースレバーであり、該レリー
スレバー9は車体取付用の筺体に固定された第3の支軸
10により矢印(ト)又は(チ)方向に回転可能に軸支さ
れている。該レリースレバー9には、上記軸支部側一端
に、上記ラチェットレバー6の他端部6cと係合する係合
片(ストッパ片)9aが側方に突出して設けられている。
また、一方、他端部は、所定長さ斜め下方に延設され、
該延設端部9b側でレリースケーブル11のインナー・ワイ
ヤー12の一端と接続されている。また上記リースレバー
9は第2の引張スプリング8bによって矢印(ト)方向、
つまりレリースケーブル11を復帰させる方向に回動付勢
されている。
スレバー9は車体取付用の筺体に固定された第3の支軸
10により矢印(ト)又は(チ)方向に回転可能に軸支さ
れている。該レリースレバー9には、上記軸支部側一端
に、上記ラチェットレバー6の他端部6cと係合する係合
片(ストッパ片)9aが側方に突出して設けられている。
また、一方、他端部は、所定長さ斜め下方に延設され、
該延設端部9b側でレリースケーブル11のインナー・ワイ
ヤー12の一端と接続されている。また上記リースレバー
9は第2の引張スプリング8bによって矢印(ト)方向、
つまりレリースケーブル11を復帰させる方向に回動付勢
されている。
一方、上記レリースケーブル11のインナ・ワイヤー12の
他端は、ラッチ形状をしたレリース操作レバー13に連係
されている。
他端は、ラッチ形状をしたレリース操作レバー13に連係
されている。
そして、同レリース操作レバー13が矢印(リ)方向に引
張操作されて上記レリースケーブル11の上記インナ・ワ
イヤー12の操作側端部が矢印(リ)方向に引かれると、
上記レリース用インナー・ワイヤー12のレリースレバー
側一端が矢印(ヌ)方向に引かれる。
張操作されて上記レリースケーブル11の上記インナ・ワ
イヤー12の操作側端部が矢印(リ)方向に引かれると、
上記レリース用インナー・ワイヤー12のレリースレバー
側一端が矢印(ヌ)方向に引かれる。
その結果、上記レリースレバー9は矢印(チ)方向に回
転して上記係合片9aが上記ラチェットレバー6の端部6c
を下方に押し、同ラチェットレバー6を矢印(ヘ)方向
に回転させる。
転して上記係合片9aが上記ラチェットレバー6の端部6c
を下方に押し、同ラチェットレバー6を矢印(ヘ)方向
に回転させる。
すると、それにより当該ラチェットレバー6の上記ラチ
ェット爪6aと上記ラチェットギヤ3とのロック状態での
係合が解除されて、上記操作レバー1はフリー状態とな
り、上記後輪ブレーキ部作動用のプッシュ・プルケーブ
ル30の引張反力で元の状態(非踏み込み状態)に自動的
に復帰する。
ェット爪6aと上記ラチェットギヤ3とのロック状態での
係合が解除されて、上記操作レバー1はフリー状態とな
り、上記後輪ブレーキ部作動用のプッシュ・プルケーブ
ル30の引張反力で元の状態(非踏み込み状態)に自動的
に復帰する。
(考案が解決しようとする課題) ところが、以上のような構成によると、パーキングブレ
ーキを掛ける操作レバー1の踏み込み状態において、上
記ラッチギヤ3とラチェットレバー6のラチェット爪6a
とが上記第1の引張スプリング8aの上記回動付勢力P1に
よって常に衝合されるようになる結果、操作レバー1の
踏み込み操作時に上記ラチェット爪6aとラチェットギヤ
3の歯山4,4・・とが相当な圧接状態で摺動して相当に
大きな金属音よりなるクリック音を発生させる問題があ
る。
ーキを掛ける操作レバー1の踏み込み状態において、上
記ラッチギヤ3とラチェットレバー6のラチェット爪6a
とが上記第1の引張スプリング8aの上記回動付勢力P1に
よって常に衝合されるようになる結果、操作レバー1の
踏み込み操作時に上記ラチェット爪6aとラチェットギヤ
3の歯山4,4・・とが相当な圧接状態で摺動して相当に
大きな金属音よりなるクリック音を発生させる問題があ
る。
しかも、該クリック音は、上記ブレーキ作動後のロック
状態をより確実にするために上記引張スプリングの回動
付勢力P1を大きくすればするほど高いものとなるので、
さらに問題は複雑となる。
状態をより確実にするために上記引張スプリングの回動
付勢力P1を大きくすればするほど高いものとなるので、
さらに問題は複雑となる。
(課題を解決するための手段) 本願考案は、上記の問題を解決することを目的としてな
されたものであって、所定の角度で回動操作される操作
レバーと、該操作レバーの非操作側端部に設けられたラ
チェットギヤと、一端側に該ラチェットギヤに噛み合う
ラチェット爪を備え当該ラチェットギヤ噛み合う方向に
回動付勢された状態で回動可能に軸支されたラチェット
レバーと、該ラチェットレバーを上記ラチェット爪がラ
チェットギヤと噛み合う方向に回動付勢する回動付勢手
段と、上記ラチェットレバーのレリース端側と当接し、
上記ラチェット爪の係合方向への回転角を規制するレリ
ースレバー支持軸とを備えてなる車両用パーキングブレ
ーキにおいて、上記レリースレバー支持軸の上記ラチェ
ットレバーとの当接部に所定の復帰弾性力を伴って押圧
方向に所定ストロークで弾性変形可能な例えば中空構造
の弾性部材を設けたことを特徴とするものである。
されたものであって、所定の角度で回動操作される操作
レバーと、該操作レバーの非操作側端部に設けられたラ
チェットギヤと、一端側に該ラチェットギヤに噛み合う
ラチェット爪を備え当該ラチェットギヤ噛み合う方向に
回動付勢された状態で回動可能に軸支されたラチェット
レバーと、該ラチェットレバーを上記ラチェット爪がラ
チェットギヤと噛み合う方向に回動付勢する回動付勢手
段と、上記ラチェットレバーのレリース端側と当接し、
上記ラチェット爪の係合方向への回転角を規制するレリ
ースレバー支持軸とを備えてなる車両用パーキングブレ
ーキにおいて、上記レリースレバー支持軸の上記ラチェ
ットレバーとの当接部に所定の復帰弾性力を伴って押圧
方向に所定ストロークで弾性変形可能な例えば中空構造
の弾性部材を設けたことを特徴とするものである。
(作用) 上記本願考案のパーキングブレーキの操作部ロック機構
の構成では、先ずレリースレバー支持軸部分が、操作レ
バー側のラチェットギヤと噛み合うラチェット爪を備え
たラチェットレバーのラチェットギヤとの係合方向への
実質的な回動角を規制するストッパ位置となるようにな
っており、該ストッパ位置であるレリースレバー支持軸
部分に当該ラチェットレバーのレリース側端部と当接し
て所定の復帰弾性力を伴って押圧方向に所定ストローク
弾性変形する例えば中空構造の弾性部材が設けられてい
る。
の構成では、先ずレリースレバー支持軸部分が、操作レ
バー側のラチェットギヤと噛み合うラチェット爪を備え
たラチェットレバーのラチェットギヤとの係合方向への
実質的な回動角を規制するストッパ位置となるようにな
っており、該ストッパ位置であるレリースレバー支持軸
部分に当該ラチェットレバーのレリース側端部と当接し
て所定の復帰弾性力を伴って押圧方向に所定ストローク
弾性変形する例えば中空構造の弾性部材が設けられてい
る。
そして、該弾性部材が上記回動付勢手段の付勢力とブレ
ーキケーブルの反力とによって押圧力作用方向に弾性変
形して上記操作レバーのロック時には上記ラチェット爪
とラチェットギヤとが深く噛み合うようになる一方、ブ
レーキケーブルの反力が作用しなくなる上記操作レバー
の回動操作時には上記弾性変形部材が、その所定の反発
弾性力により所定ストローク弾性復帰して上記回動付勢
力を減殺し、ラチェット爪のラチェットギヤに対する押
圧力を小さくするとともに同ラチェット爪をラチェット
ギヤから浮かせるように作用する。
ーキケーブルの反力とによって押圧力作用方向に弾性変
形して上記操作レバーのロック時には上記ラチェット爪
とラチェットギヤとが深く噛み合うようになる一方、ブ
レーキケーブルの反力が作用しなくなる上記操作レバー
の回動操作時には上記弾性変形部材が、その所定の反発
弾性力により所定ストローク弾性復帰して上記回動付勢
力を減殺し、ラチェット爪のラチェットギヤに対する押
圧力を小さくするとともに同ラチェット爪をラチェット
ギヤから浮かせるように作用する。
その結果、該操作レバーの回動操作時には上記ラチェッ
トギヤとラチェット爪との衝合力は十分に小さく、かつ
噛み合い状態も浅いものとなる。
トギヤとラチェット爪との衝合力は十分に小さく、かつ
噛み合い状態も浅いものとなる。
(考案の効果) したがって、上記本願考案の車両用パーキングブレーキ
の操作部ロック機構によると、パーキングブレーキ作動
状態のロック機能を低下させる事なく操作レバー回動操
作時のラチェット部の係合状態が滑らかになり、生じる
クリック音も軽快で十分に静かなものとなる。
の操作部ロック機構によると、パーキングブレーキ作動
状態のロック機能を低下させる事なく操作レバー回動操
作時のラチェット部の係合状態が滑らかになり、生じる
クリック音も軽快で十分に静かなものとなる。
(実施例) 第1図〜第4図は、本願考案の実施例にかかる車両用パ
ーキングブレーキの操作機構部の基本構造を示してい
る。
ーキングブレーキの操作機構部の基本構造を示してい
る。
先ず第1図は、同操作機構の全体的な構造を示してお
り、該第1図中、先ず符号1は例えば足踏み式の操作レ
バーであり、該操作レバー1は図示しない所定のユニッ
ト型筺体を介して車体側に固定された第1の支軸2によ
って先に述べた従来のものと同様矢印(イ)・(ハ)又
は(ロ)・(ニ)方向に回転可能に指示されている。
り、該第1図中、先ず符号1は例えば足踏み式の操作レ
バーであり、該操作レバー1は図示しない所定のユニッ
ト型筺体を介して車体側に固定された第1の支軸2によ
って先に述べた従来のものと同様矢印(イ)・(ハ)又
は(ロ)・(ニ)方向に回転可能に指示されている。
そして、該操作レバー1の揺動側端部1aは、操作側端部
である足踏みペダル1b側端部より相当に幅広に形成さ
れ、該幅広の端部を利用して所定歯山数(ノッチ数)の
円弧状のラッチギヤ3が取り付けられている。このラッ
チギヤ3の各歯山4は、図示のように一方側(図示左
側)がストッパ面4aに、また他方側(図示右側)が摺動
面4bに各々形成されている。
である足踏みペダル1b側端部より相当に幅広に形成さ
れ、該幅広の端部を利用して所定歯山数(ノッチ数)の
円弧状のラッチギヤ3が取り付けられている。このラッ
チギヤ3の各歯山4は、図示のように一方側(図示左
側)がストッパ面4aに、また他方側(図示右側)が摺動
面4bに各々形成されている。
そして、さらに該ラッチギヤ3には筺体を介して車体側
に固定された第2の支軸5により矢印(ホ)または
(ヘ)方向に回転可能に軸支されたラチェットレバー6
のラチェット爪6aが係脱可能に係合されるようになって
いる。同ラチェット爪6aは、上記ラチェットギヤ3の歯
山4の形状に対応して一方側係合面(図示右側係合面)
がストッパ面7aに、また他方側係合面(図示左側係合
面)が摺動面7bに各々形成されている。
に固定された第2の支軸5により矢印(ホ)または
(ヘ)方向に回転可能に軸支されたラチェットレバー6
のラチェット爪6aが係脱可能に係合されるようになって
いる。同ラチェット爪6aは、上記ラチェットギヤ3の歯
山4の形状に対応して一方側係合面(図示右側係合面)
がストッパ面7aに、また他方側係合面(図示左側係合
面)が摺動面7bに各々形成されている。
さらに上記ラチェットレバー6は、その軸支部側端部6b
に上方車体側に固定された上記取り付け用筺体との間で
相互に連結された第1の引張スプリング(コイルバネ)
8aの一端が係止されており、該第1の引張スプリング8a
によって常時矢印(ホ)方向、つまり上記ラチェット爪
6aが上記ラチェットギヤ3と噛み合う図示(ワ)方向に
回動付勢されている。そして、従来の場合と同様に、今
この回動付勢力をP1と仮定する。
に上方車体側に固定された上記取り付け用筺体との間で
相互に連結された第1の引張スプリング(コイルバネ)
8aの一端が係止されており、該第1の引張スプリング8a
によって常時矢印(ホ)方向、つまり上記ラチェット爪
6aが上記ラチェットギヤ3と噛み合う図示(ワ)方向に
回動付勢されている。そして、従来の場合と同様に、今
この回動付勢力をP1と仮定する。
ところで、上記操作レバー1は、その揺動側先端部1aに
は、また連結軸17を介してケーブルアジャスター14のア
ジャスト・ロッド15の基端部側が相対回動可能に軸着さ
れている。
は、また連結軸17を介してケーブルアジャスター14のア
ジャスト・ロッド15の基端部側が相対回動可能に軸着さ
れている。
上記ケーブルアジャスター14は、上記第1図に示すよう
に、上記アジャスト・ロッド15と、内側にガイド孔を有
し、該ガイド孔を介して当該アジャスト・ロッド15の途
中に螺合固定されたガイド部材18と、該ガイド部材18の
側部に形成されたフック部16と、該フック部16の中央に
形成されたケーブル端部22の係合孔16aと、上記アジャ
スト・ロッド15の先端側螺溝部15aに螺合され上記ガイ
ド部材18の端面部19に当接することによって上記ガイド
部材18のアジャスト・ロッド上の軸方向位置(停止位
置)を任意に規制するアジャスト・ナット20とを備えて
構成されている。
に、上記アジャスト・ロッド15と、内側にガイド孔を有
し、該ガイド孔を介して当該アジャスト・ロッド15の途
中に螺合固定されたガイド部材18と、該ガイド部材18の
側部に形成されたフック部16と、該フック部16の中央に
形成されたケーブル端部22の係合孔16aと、上記アジャ
スト・ロッド15の先端側螺溝部15aに螺合され上記ガイ
ド部材18の端面部19に当接することによって上記ガイド
部材18のアジャスト・ロッド上の軸方向位置(停止位
置)を任意に規制するアジャスト・ナット20とを備えて
構成されている。
そして、該ケーブルアジャスター14の上記フック部16の
ケーブル端部係合孔16aには図示のようにパーキングブ
レーキ作動用のプッシュ・プルケーブル30のインナケー
ブル21の係止側端部22が係合されている。上記パーキン
グブレーキ作動用のプッシュ・プルケーブル30は、アウ
タケーブル24と該アウタケーブル24内に収納された上記
インナケーブル21とよりなり、アウタケーブル24の端部
24aをケーブル取付ブラケット23を介して車体に固定す
ることにより指示されている。
ケーブル端部係合孔16aには図示のようにパーキングブ
レーキ作動用のプッシュ・プルケーブル30のインナケー
ブル21の係止側端部22が係合されている。上記パーキン
グブレーキ作動用のプッシュ・プルケーブル30は、アウ
タケーブル24と該アウタケーブル24内に収納された上記
インナケーブル21とよりなり、アウタケーブル24の端部
24aをケーブル取付ブラケット23を介して車体に固定す
ることにより指示されている。
以上の構成において、今例えば、第1図矢印(イ)に示
すように足踏み操作ペダル1bが踏まれると、それに応じ
て操作レバー1の揺動側端部1aが矢印(ハ)方向に回動
する。
すように足踏み操作ペダル1bが踏まれると、それに応じ
て操作レバー1の揺動側端部1aが矢印(ハ)方向に回動
する。
その結果アジャスト・ロッド15が矢印(ル)方向に引か
れ、フック部16を介して上記インナケーブル21も同じく
矢印(ル)方向に引かれる。そして、それにより、パー
キングブレーキが作動状態になり、この状態で上記ラチ
ェットレバー6のラチェット爪6aが上記第1の引張スプ
リング8aの回動付勢力P1により上記ラチェットギヤ3の
所定の歯山4と係合してロックされる。そして、該ロッ
ク状態では、上記第1の引張スプリング8aの回動付勢力
P1に加え、上記パーキングブレーキ側プッシュプル・ケ
ーブル30の引張反力P3が同回動付勢力P1に対して正方向
に加えられることになり、結局上記ラチェット爪6aはP1
+P3の押圧力で上記ラチェットギヤ3の歯山4,4・・と
確実かつ強固に噛み合うことになる。
れ、フック部16を介して上記インナケーブル21も同じく
矢印(ル)方向に引かれる。そして、それにより、パー
キングブレーキが作動状態になり、この状態で上記ラチ
ェットレバー6のラチェット爪6aが上記第1の引張スプ
リング8aの回動付勢力P1により上記ラチェットギヤ3の
所定の歯山4と係合してロックされる。そして、該ロッ
ク状態では、上記第1の引張スプリング8aの回動付勢力
P1に加え、上記パーキングブレーキ側プッシュプル・ケ
ーブル30の引張反力P3が同回動付勢力P1に対して正方向
に加えられることになり、結局上記ラチェット爪6aはP1
+P3の押圧力で上記ラチェットギヤ3の歯山4,4・・と
確実かつ強固に噛み合うことになる。
一方、図中符号9は、第2の引張スプリング8bにより付
勢力P4で常時非レリース方向に回動付勢されたレリース
レバーであり、該レリースレバー9は上記車体取付用の
筺体に固定された第3の支軸10により矢印(ト)又は
(チ)方向に回転可能に軸支されている。該レリースレ
バー9には、上記軸支部側一端に、上記ラチェットレバ
ー6の他端部6cと係合する係合片(ストッパ片)9aが側
方に突出して設けられている。また、一方、他端部は、
所定長さ斜め下方に延設され、該延設端部9b側でレリー
スケーブル11のインナー・ワイヤー12の一端と接続され
ている。
勢力P4で常時非レリース方向に回動付勢されたレリース
レバーであり、該レリースレバー9は上記車体取付用の
筺体に固定された第3の支軸10により矢印(ト)又は
(チ)方向に回転可能に軸支されている。該レリースレ
バー9には、上記軸支部側一端に、上記ラチェットレバ
ー6の他端部6cと係合する係合片(ストッパ片)9aが側
方に突出して設けられている。また、一方、他端部は、
所定長さ斜め下方に延設され、該延設端部9b側でレリー
スケーブル11のインナー・ワイヤー12の一端と接続され
ている。
レリースケーブル11は、その操作側端部にラッチ形状の
レリース操作レバー13を有し、上記インナ・ワイヤー12
を介して同レリース操作レバー13に連係されている。
レリース操作レバー13を有し、上記インナ・ワイヤー12
を介して同レリース操作レバー13に連係されている。
そして、上記レリース操作レバー13が操作されて上記レ
リースケーブル11のインナ・ワイヤー12の操作端が矢印
(リ)方向に引かれると、同レリース用インナー・ワイ
ヤー12のレリースレバー側他端が上記第2の引張スプリ
ング8bの付勢力P4に抗して矢印(ヌ)方向に引かれる。
リースケーブル11のインナ・ワイヤー12の操作端が矢印
(リ)方向に引かれると、同レリース用インナー・ワイ
ヤー12のレリースレバー側他端が上記第2の引張スプリ
ング8bの付勢力P4に抗して矢印(ヌ)方向に引かれる。
その結果、上記レリースレバー9は矢印(チ)方向に回
転して上記係合片9aが上記ラチェットレバー6の端部6c
を下方(破線矢印)に押し、同ラチェットレバー6を矢
印(ヘ)方向に回転させる。
転して上記係合片9aが上記ラチェットレバー6の端部6c
を下方(破線矢印)に押し、同ラチェットレバー6を矢
印(ヘ)方向に回転させる。
すると、それにより当該ラチェットレバー6の上記ラチ
ェット爪6aが矢印(オ)方向に回転して同ラチェット爪
6aと上記ラチェットギヤ3とのロック状態での係合が解
除されて、上記操作レバー1はフリー状態となり、上記
パーキングブレーキ作動用のプッシュ・プルケーブル30
の引張反力で元の状態(非踏み込み状態)に自動的に復
帰する。
ェット爪6aが矢印(オ)方向に回転して同ラチェット爪
6aと上記ラチェットギヤ3とのロック状態での係合が解
除されて、上記操作レバー1はフリー状態となり、上記
パーキングブレーキ作動用のプッシュ・プルケーブル30
の引張反力で元の状態(非踏み込み状態)に自動的に復
帰する。
一方、上記レリースレバー9の第3の支軸10の外周に
は、例えば第2図(a)、第2図(b)に示すように、
内部が密閉中空のゴム部材よりなるスリーブ状の弾性体
(弾性部材)31が嵌装(軸装)されている。符号31b
は、内部の中空部を示している。
は、例えば第2図(a)、第2図(b)に示すように、
内部が密閉中空のゴム部材よりなるスリーブ状の弾性体
(弾性部材)31が嵌装(軸装)されている。符号31b
は、内部の中空部を示している。
そして、上記ラチェットレバー6の後端部6cは、先ず該
弾性体31の筒体外周面部31aに当接し、当該外周面部31a
が例えば第2図(b)及び第3図(b)のように弾性変
形して凹んだ時に初めて上記レリースレバー9の係合片
9aに当接して確実に係止されるようになっている。そし
て、該第2図(b)の状態になる条件としては、上記ラ
チェットレバー6に対し、上記第1の引張スプリング8a
の回動付勢力P1と上記プッシュプル・ケーブル30の引張
反力P3とが同時に作用した時、つまり、ロック状態に設
定されている。
弾性体31の筒体外周面部31aに当接し、当該外周面部31a
が例えば第2図(b)及び第3図(b)のように弾性変
形して凹んだ時に初めて上記レリースレバー9の係合片
9aに当接して確実に係止されるようになっている。そし
て、該第2図(b)の状態になる条件としては、上記ラ
チェットレバー6に対し、上記第1の引張スプリング8a
の回動付勢力P1と上記プッシュプル・ケーブル30の引張
反力P3とが同時に作用した時、つまり、ロック状態に設
定されている。
したがって、今該構成では、パーキングブレーキ非操作
状態から上記操作レバー1が足踏み操作されて第1図の
矢印(イ)方向に回転されると、その踏み込み量に応じ
て上記パーキングブレーキ作動用のプッシュ・プルケー
ブル30のインナケーブル21が引かれてパーキングブレー
キが作動するようになるとともに上記ラチェットギヤ3
が矢印(ハ)方向に回転する。そして、この状態では、
上記ラチェット爪6aに対するプッシュプル・ケーブル30
の引張反力P3は消失する。その結果上記ラチェットレバ
ー6のラチェット爪6aは上記ラチェットギヤ3の歯山4
の反ストッパ面4b側により図示矢印(オ)方向に向け上
述した引張スプリング8の付勢力P1に抗して押し上げら
れるようになるので、上記ラチェットレバー6のラチェ
ット爪6aが所量のクリック音を立てながら当該ラチェッ
トギヤ3の歯山(ノッチ部)4,4・・を順次乗り越えて
行く。
状態から上記操作レバー1が足踏み操作されて第1図の
矢印(イ)方向に回転されると、その踏み込み量に応じ
て上記パーキングブレーキ作動用のプッシュ・プルケー
ブル30のインナケーブル21が引かれてパーキングブレー
キが作動するようになるとともに上記ラチェットギヤ3
が矢印(ハ)方向に回転する。そして、この状態では、
上記ラチェット爪6aに対するプッシュプル・ケーブル30
の引張反力P3は消失する。その結果上記ラチェットレバ
ー6のラチェット爪6aは上記ラチェットギヤ3の歯山4
の反ストッパ面4b側により図示矢印(オ)方向に向け上
述した引張スプリング8の付勢力P1に抗して押し上げら
れるようになるので、上記ラチェットレバー6のラチェ
ット爪6aが所量のクリック音を立てながら当該ラチェッ
トギヤ3の歯山(ノッチ部)4,4・・を順次乗り越えて
行く。
しかも、この場合、上記実施例の構成では、上記プッシ
ュプル・ケーブル30の引張反力P3の消失により上記弾性
体31の弾性変形部(筒壁部)が第2図(b)の状態から
第2図(a)の状態に弾性復帰するようになり、上記ラ
チェットギヤ3の歯山4による上記第1図矢印(オ)方
向への回動応力に対し、さらに当該弾性体31の弾性変形
部(第3図b参照)の反発弾性によるラチェットレバー
6(ヘ)方向への回動付勢力P2がパワーアシスト作用を
果すようになる。
ュプル・ケーブル30の引張反力P3の消失により上記弾性
体31の弾性変形部(筒壁部)が第2図(b)の状態から
第2図(a)の状態に弾性復帰するようになり、上記ラ
チェットギヤ3の歯山4による上記第1図矢印(オ)方
向への回動応力に対し、さらに当該弾性体31の弾性変形
部(第3図b参照)の反発弾性によるラチェットレバー
6(ヘ)方向への回動付勢力P2がパワーアシスト作用を
果すようになる。
その結果、上記操作レバー1踏み込み状態に於いて上記
ラチェット爪6aを噛み合わせる方向に作用する上記引張
スプリング8の実際に作用する回動付勢力P0は、第4図
に示す如くP0=P1−P2となり、第5図に示した従来の構
造の場合に比較して結局上記P2だけ小さくなる。
ラチェット爪6aを噛み合わせる方向に作用する上記引張
スプリング8の実際に作用する回動付勢力P0は、第4図
に示す如くP0=P1−P2となり、第5図に示した従来の構
造の場合に比較して結局上記P2だけ小さくなる。
そのため、上記クリック動作中に於ける上記ラチェット
レバー6のラチェット爪6aは上記弾性体31の弾性変形部
の弾性復帰ストロークS1(第3図b参照)に対応した矢
印(オ)方向への回転移動量による離反量S2(第4図参
照)だけ上記ラチェットギヤ3の歯山4との噛みあい深
さも浅くなり、スムーズなクリック移動が可能となる。
その結果、クリック音も違和感のない軽快で静かなもの
となる。
レバー6のラチェット爪6aは上記弾性体31の弾性変形部
の弾性復帰ストロークS1(第3図b参照)に対応した矢
印(オ)方向への回転移動量による離反量S2(第4図参
照)だけ上記ラチェットギヤ3の歯山4との噛みあい深
さも浅くなり、スムーズなクリック移動が可能となる。
その結果、クリック音も違和感のない軽快で静かなもの
となる。
第1図は、本願考案の実施例に係る車両用パーキングブ
レーキの操作機構の全体構造を示す側面図、第2図
(a)、第2図(b)は、同パーキングブレーキの操作
機構のラチェット部の異なった作動状態を示す一部切欠
側面図、第3図(a)、第3図(b)は、各々上記第2
図(a)、第2図(b)の各作動状態に対応する要部の
拡大断面図、第4図は、上記第2図(a)、第3図
(a)の作動状態に対応したラチェット部の拡大断面
図、第5図は、従来の車両用パーキングブレーキの操作
機構の構造を示す第1図と同様の側面図である。 1……操作レバー 2……第1の支軸 3……ラチェットギヤ 4……歯山 5……第2の支軸 6……ラチェットレバー 6a……ラチェット爪 8……第1の引張スプリング 9……レリースレバー 10……第3の支軸 11……レリースケーブル 14……ケーブルアジャスター 15……アジャスト・ロッド 16……フック部 30……プッシュ・プルケーブル 31……弾性体
レーキの操作機構の全体構造を示す側面図、第2図
(a)、第2図(b)は、同パーキングブレーキの操作
機構のラチェット部の異なった作動状態を示す一部切欠
側面図、第3図(a)、第3図(b)は、各々上記第2
図(a)、第2図(b)の各作動状態に対応する要部の
拡大断面図、第4図は、上記第2図(a)、第3図
(a)の作動状態に対応したラチェット部の拡大断面
図、第5図は、従来の車両用パーキングブレーキの操作
機構の構造を示す第1図と同様の側面図である。 1……操作レバー 2……第1の支軸 3……ラチェットギヤ 4……歯山 5……第2の支軸 6……ラチェットレバー 6a……ラチェット爪 8……第1の引張スプリング 9……レリースレバー 10……第3の支軸 11……レリースケーブル 14……ケーブルアジャスター 15……アジャスト・ロッド 16……フック部 30……プッシュ・プルケーブル 31……弾性体
Claims (1)
- 【請求項1】所定の角度で回動操作される操作レバー
と、該操作レバーの非操作側端部に設けられたラチェッ
トギヤと、一端側に該ラチェットギヤに噛み合うラチェ
ット爪を備え当該ラチェットギヤと噛み合う方向に回動
付勢された状態で回転可能に軸支されたラチェットレバ
ーと、該ラチェットレバーを上記ラチェット爪がラチェ
ットギヤと噛み合う方向に回動付勢する回動付勢手段
と、上記ラチェットレバーのレリース端側と当接し、上
記ラチェット爪の係合方向への回転角を規制するレリー
スレバー支持軸とを備えてなる車両用パーキングブレー
キにおいて、上記レリースレバー支持軸の上記ラチェッ
トレバーとの当接部に所定の復帰弾性力を伴って押圧方
向に所定ストロークで弾性変形可能な弾性部材を設けた
ことを特徴とする車両用パーキングブレーキの操作部ロ
ック機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989149946U JPH0748427Y2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | パーキングブレーキの操作部ロック機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989149946U JPH0748427Y2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | パーキングブレーキの操作部ロック機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0386877U JPH0386877U (ja) | 1991-09-03 |
JPH0748427Y2 true JPH0748427Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31696319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989149946U Expired - Lifetime JPH0748427Y2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | パーキングブレーキの操作部ロック機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748427Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0180565U (ja) * | 1987-11-18 | 1989-05-30 | ||
JPH01123572U (ja) * | 1988-02-18 | 1989-08-22 |
-
1989
- 1989-12-25 JP JP1989149946U patent/JPH0748427Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0386877U (ja) | 1991-09-03 |
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