JPH0622614Y2 - パーキングブレーキレバーの引き代調整装置 - Google Patents

パーキングブレーキレバーの引き代調整装置

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JPH0622614Y2
JPH0622614Y2 JP16326487U JP16326487U JPH0622614Y2 JP H0622614 Y2 JPH0622614 Y2 JP H0622614Y2 JP 16326487 U JP16326487 U JP 16326487U JP 16326487 U JP16326487 U JP 16326487U JP H0622614 Y2 JPH0622614 Y2 JP H0622614Y2
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JP
Japan
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ratchet
brake lever
brake
knob
ratchet pawl
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JP16326487U
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JPH0168965U (ja
Inventor
功 堀越
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ユニフレックス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、自動車等に設備されるパーキングブレーキレ
バーの引き代調整装置に関するものである。
〔考案の背景〕
ブレーキケーブルを使用するパーキングブレーキにあっ
ては、その長期使用によって、そのブレーキケーブルに
伸びを生じ、この伸びが著しくなるとブレーキレバーの
引き代が大きくなってブレーキ等の機構を有効に働かせ
ることが困難となる。そこでこのブレーキケーブルに伸
びを生じたときには、この伸びを吸収して常に安定した
ブレーキ等の動作を期待するために、ブレーキケーブル
の伸長時におけるレバーの引き代調整機構が開発されて
いる。例えばこの種の従来の調整機構として第3図に示
す構造のものが、例えば、特開昭50-141036号で開示さ
れている。同図において、車体60にベース61を固定
し、このベース61に取付けた支軸62を介してブレー
キレバー63を枢着せしめる。またこのブレーキレバー
63にはブレーキケーブル64をガイドするケーブル案
内部65を一体に設けると共に、このケーブル案内部6
5に案内されるブレーキケーブル64の一端にはケーブ
ル緊張ねじ66が連結されている。そしてこのケーブル
緊張ねじ66には調整ねじ67が噛合されていて、この
調整ねじ67を回動することにより、ケーブル64のテ
ンションが調整でき、これによりブレーキレバー63の
引き代が調整できるようになっている。68は調整ねじ
67のゆるみ防止ねじ、69はベース61に形成されて
いるラチエット歯70に噛合される爪71を非噛合方向
に動作させるロッドを示す。
このように、従来構造のブレーキレバーの引き代調整機
構にあっては、その都度調整ねじ67を回動して、ブレ
ーキケーブル64の緊張度(テンション)を、作業者の
感にたよって行なっているために、そのブレーキケーブ
ル64のテンション値の設定にバラツキがあり適正なテ
ンションに設定され難く、さらには、そのテンションの
調整時にゆるみ防止ねじ68及び調整ねじ67を回動し
なければならないことから、そのブレーキレバーの引き
代調整作業に煩わしさがある等の問題点があった。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来の問題点に着目してなされたもの
で、ブレーキレバーの動作によるパーキングブレーキの
作動後該ブレーキレバーを所望の位置に作動させた状態
で、そのブレーキレバーに設けられているノブを引くこ
とにより、そのブレーキレバーが所望の位置でブレーキ
ケーブルに所望のテンションを作用させることができる
ようにしてブレーキレバーの引き代を所望量に容易かつ
迅速に調整することができるパーキングブレーキレバー
の引き代調節装置を提供することにある。
〔考案の実施例〕
以下に本考案を第1図及び第2図に示す実施例に基いて
詳細に説明する。
1は、パーキングブレーキを操作するハンドブレーキレ
バーであって、このハンドブレーキレバー1は、車体に
固定される基台2に支軸3を介して回動可能に軸支され
ている。4は上記支軸3により回転可能に支持されてい
るドラムであって、このドラム4の周縁にはラチェット
ギヤ5が一体に形成されていて、該ラチェットギヤ5に
は、ハンドブレーキレバー1に、ばね6により外方へ付
勢されている第1のラチェット爪7が噛合されている。
8は上記ドラム4に取付けられているブレーキケーブ
ル、9はハンドブレーキレバー1内に挿通されるロッド
であって、このロッド9の尾端には、ノブ10が取付け
られており、またこのロッド9の先端には、連結プレー
ト11を介して延長ロッド12とフレキシブルワイヤ1
3が連結されている。延長ロッド12の先端には、第1
のラチエット爪7に突設された突起7′を係合するカム
溝14を有するカム板15が連結されているが、このカ
ム板15は、弾圧ばね16の作用で先方へ弾圧的に押圧
されている。またフレキシブルワイヤ13の先端には、
基台2に支軸17を介して枢着されかつラチエットギヤ
5に噛合し得る第2のラチエット爪18が連結されてい
る。19はラチエットギヤ5にラチエット爪18を噛合
せしめるためのばねを示す。
以上が本実施例の構造であるが、次にその作用について
述べると、パーキングブレーキを作動させるときは、ハ
ンドブレーキレバー1を支軸3を支点としてA方向に引
くがこのときは、ばね6の作用で第1のラチエット爪7
とラチエットギヤ5とが噛合されているために、ハンド
ブレーキレバー1の動作でドラム4も回動し、その結果
ブレーキケーブル8は引張られパーキングブレーキが動
作する。このパーキングブレーキの動作時に、そのブレ
ーキケーブル8に伸びが生じていてブレーキ作動時のハ
ンドブレーキレバー1のA方向回動量(レバーの引き
代)が大であるときは、そのパーキングブレーキを作動
させた状態でノブ10を引き、カム板15をB方向へ引
くことにより、第2図に示す如く、カム板15は左方に
移動し、その結果突起7′はカム溝14に案内されて押
し上げられるため、第1のラチエット爪7はばね6に抗
して押し上げられ、これにより、第1のラチエット爪7
とラチエットギヤ5との噛合が解けて、ハンドブレーキ
レバー1を所望の任意の位置へ回動することができる。
この時ラチエットギヤ5と第2のラチエット爪18との
噛合は確保されパーキングブレーキが解除されることは
ない。かくしてハンドブレーキレバー1を所望の位置
(ブレーキが作動したときのレバー1の適正位置)へ移
動した時点でノブ10の引張り力を解除すれば、第1の
ラチエット爪7とラチエットギヤ5とが噛合され、ハン
ドブレーキレバー1の回動に伴ないブレーキケーブル8
を引きよせることができる。パーキングブレーキを解除
するときは、ノブ10を押圧すれば、周知の作用で第2
のラチエット爪18とラチエットギヤ5との噛合が解け
るので、ドラム4を復元し、ブレーキケーブル8のテン
ションを解除することができる。
このように本実施例によれば、ノブ10を引くワンタッ
チ操作で、ハンドブレーキレバー1と、ラチエットギヤ
5との噛合位置を任意に変える(調整)ことができるの
で、パーキングブレーキが完全に働いたときのハンドブ
レーキレバー1の位置(レバーの引き代)をワンタッチ
で調整することができるので、ブレーキケーブルに伸び
が生じてパーキングブレーキの回動範囲が異常に大きく
なっても、上記ノブ10操作でそのハンドブレーキの回
動範囲、即ちブレーキレバーの引き代をきわめて容易か
つ正確に調整することができる効果がある。
〔考案の概要〕
以上のように本考案は、基台2に取付けられている支軸
3に軸支されかつコントロールケーブル8端を係止して
いるドラム4と、このドラム4と一体に設けられている
ラチエットギヤ5と、上記支軸3に枢着されかつ前記ド
ラム4と一体のハンドブレーキレバー1を有するパーキ
ングブレーキ機構において、前記ハンドブレーキレバー
1によって支持されると共に、ばね6の弾圧力により、
常時前記ラチエットギヤ5に噛合される第1のラチエッ
ト爪7と、前記基台2に軸支されかつばね19の弾圧力
により常時ラチエットギヤ5に噛合される第2のラチェ
ット爪18と、前記ハンドブレーキ1に支持されかつ押
動、引き出し可能に支持されているノブ10と、該ノブ
10を引出すことにより、前記ばね6の弾圧力でラチエ
ットギヤ5に噛合されている第1のラチエット爪7の噛
合を解除する第1のラチエット爪作動手段と、上記ノブ
10を押動することにより、前記ばね19の弾圧力でラ
チエットギヤ5に噛合されている第2のラチエット爪1
8の噛合を解除する第2のラチエット爪作動手段を設け
ていることを特徴とするパーキングブレーキレバーの引
き代調整装置である。
〔考案の効果〕
従ってこのパーキングブレーキレバーの引き代調整装置
によれば、ノブ10を引くワンタッチ操作で、ハンドブ
レーキレバー1と、ラチエットギヤ5との噛合位置を任
意に変える(調整)ことができるので、パーキングブレ
ーキが完全に働いたときのハンドブレーキレバー1の位
置(レバーの引き代)をワンタッチで調整することがで
きるので、ブレーキケーブルに伸びが生じてパーキング
ブレーキの回動範囲が異常に大きくなっても、上記ノブ
10操作でそのハンドブレーキの回動範囲、即ちブレー
キレバーの引き代をきわめて容易かつ正確に調整するこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案よりなるパーキングブレーキレバー引き
代調整装置の実施例を示した説明図、第2図はその動作
説明図、第3図は従来例の説明図である。 1……ハンドブレーキレバー 2……基台、3……支軸 4……ドラム、5……ラチエットギヤ 6……ばね 7……第1のラチエット爪、8……ブレーキケーブル 9……ロッド、10……ノブ 11……連結プレート、12……延長ロッド 13……フレキシブルワイヤ 14……カム溝、15……カム板 16……弾圧ばね、17……支軸 18……第2のラチエット爪 19……ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台(2)に取付けられている支軸(3)に軸支
    されかつコントロールケーブル(8)端を係止しているド
    ラム(4)と、このドラム(4)と一体に設けられているラチ
    エットギヤ(5)と、上記支軸(3)に枢着されかつ前記ドラ
    ム(4)と一体のハンドブレーキレバー(1)を有するパーキ
    ングブレーキ機構において、前記ハンドブレーキレバー
    (1)によって支持されると共に、ばね(6)の弾圧力によ
    り、常時前記ラチエットギヤ(5)に噛合される第1のラ
    チエット爪(7)と、前記基台(2)に軸支されかつばね(19)
    の弾圧力により常時ラチエットギヤ(5)に噛合される第
    2のラチエット爪(18)と、前記ハンドブレーキ(1)に支
    持されかつ押動、引き出し可能に支持されているノブ(1
    0)と、該ノブ(10)を引き出すことにより、前記ばね(6)
    の弾圧力でラチエットギヤ(5)に噛合されている第1の
    ラチエット爪(7)の噛合を解除する第1のラチエット爪
    作動手段と、上記ノブ(10)を押動することにより、前記
    ばね(19)の弾圧力でラチエットギヤ(5)に噛合されてい
    る第2のラチエット爪(18)の噛合を解除する第2のラチ
    エット爪作動手段を設けていることを特徴とするパーキ
    ングブレーキレバーの引き代調整装置。
JP16326487U 1987-10-26 1987-10-26 パーキングブレーキレバーの引き代調整装置 Expired - Lifetime JPH0622614Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0168965U JPH0168965U (ja) 1989-05-08
JPH0622614Y2 true JPH0622614Y2 (ja) 1994-06-15

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