JP3433841B2 - 小便器の取付方法 - Google Patents

小便器の取付方法

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JP3433841B2
JP3433841B2 JP11261994A JP11261994A JP3433841B2 JP 3433841 B2 JP3433841 B2 JP 3433841B2 JP 11261994 A JP11261994 A JP 11261994A JP 11261994 A JP11261994 A JP 11261994A JP 3433841 B2 JP3433841 B2 JP 3433841B2
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Inventor
充宏 鎌倉
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は小便器の取付方法、特
にバックハンガによって小便器を取付けると同時に給水
配管との接続を行なう小便器の取付方法の改良に関す
る。 【0002】 【従来の技術】壁掛け式小便器は、バックハンガと称す
る吊金物を用いて小便器を取付けながら小便器後部に配
設した給水配管との接続を行なう場合、小便器上部の給
水接続口に装着したスパッド(連結部材)を挿入し易く
するためバックハンガを上下動させる方法が試みられて
いる。 【0003】図9は上記従来の小便器取付方法を示す断
面図であり、図9(a)は小便器取付前を、図9(b)
は小便器取付後をそれぞれ示している。これは前面板1
01の背面に取付けた横材102とこの横材102に取
付けたバックハンガ103とを貫通するねじ104を用
いてバックハンガ103の上下動機構105を構成し、
このねじ104によってバックハンガ103の上下方向
位置を調節できるようにしたものである。 【0004】上記上下動機構105を用いた調節方法は
先ず、前面板101上方からドライバ等(図示せず)を
用いてねじ104を左へ回して、先端部103aが開口
106から突出しているバックハンガ103を図9
(a)に示すように下降させておく。この状態におい
て、小便器107を水平方向へ移動させて前面板101
に植込んだスタッドボルト108を小便器107の取付
穴109に挿通する。 【0005】上記スタッドボルト108を座金110を
介してナット111で仮止めした後、ドライバ等を用い
てねじ104を右へ回してバックハンガ103を上昇さ
せ、このバックハンガ103を小便器107の背面に形
成されたバックハンガ受け部112に引っ掛け、バック
ハンガ103を矢印aのように上昇させて小便器107
を引き上げて位置決めを行ない(図9(b)参照)、そ
の後ナット111を本締めする。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の小便器の取付方法では、バックハンガを上下動させ
るための機構が不可欠であり、上下動機構が複雑である
ために施工コストが嵩んでしまう。 【0007】この発明はこのような不具合を解決するた
めなされたもので、その目的は小便器を取付ける前面板
に設ける部材を減らし同時に加工数を減らして安価かつ
容易な小便器取付けを行なうことにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1では、後部に給水配管を配設した前
面板に、バックハンガによって小便器を取付ける小便器
の取付方法において、前記バックハンガは断面く字状
で、二面の平面部及び該平面部の両側の三角形状の側面
板を備え、二面の平面部の一方にバックハンガ固定用ね
じを備え、前記前面板にバックハンガの固定用ねじより
大径の下穴を水平に開け、この下穴に前面板前面から貫
通させたバックハンガの前記固定用ねじに前面板の裏面
側からちょうナットを螺合し、バックハンガを仮止めす
ることで該バックハンガを正規の位置よりも前傾して取
付け、次に前記小便器に取付けた連結部材を前面板に形
成した給水接続口に挿入すると同時に前記仮止めしたバ
ックハンガに小便器背部のバックハンガ受け部を引っ掛
け、次に予め前面板に植え込んだスタッドボルトを小便
器の下部に形成した取付穴に挿入し、次に前記バックハ
ンガの固定用ねじを、前記前面板の裏面側から前記ちょ
うナットを介して締付け、バックハンガを前面板に締付
け固定して小便器の取付位置を決定し、次に前記スタッ
ドボルトを締付け固定し、最後に前記連結部材に給水配
管を接続することを特徴とする。 【0009】 【作用】小便器を取付ける前面板はバックハンガのねじ
を挿通するばか穴とした下穴およびスパッドを挿入する
給水接続口をあけ、さらに小便器の取付穴に対応するス
タッドボルトを予め植込んでおき、前記前面板の下穴を
介して取付けた断面く字状で、二面の平面部及び該平面
部の両側に側面板を備えるバックハンガの二面の平面部
の一方に設けたバックハンガ固定用ねじを前傾状態に
ょうナットを介して仮止めし、このバックハンガに小便
器背部のバックハンガ受け部を引っ掛け、次に前記スタ
ッドボルトを小便器下部の取付穴に挿入し、次にバック
ハンガを 記ちょうナットを介して締付け固定して小便
器の取付位置を決定し、次に前記スタッドボルトを締付
固定し、最後にスパッドと給水配管を接続する。 【0010】 【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は本発明によって取付けられた小便器
の取付図である。 【0011】バックハンガ1は前面板4に開けられた下
穴5にねじ2を貫通し、ちょうナット12で締め付けら
れ前面板4に固定されている。そして、このバックハン
ガ1に小便器3背面のバックハンガ受け部(以下、単に
受け部と称する)8を引っ掛けることで小便器3を前面
板4に掛止されている。 【0012】また、小便器3の上部にはスパッド9が取
付けられ、このスパッド(連結部材)9を前面板4に開
けた給水接続口6を介して給水配管13へ接続してい
る。さらに、小便器3の下部は前面板4に設けられたス
タッドボルト7をパッキン14および座金15を介して
ナット16で締め付けて固定している。 【0013】図2はバックハンガの斜視図であり、この
バックハンガ1は、断面く字状で連続した二面の平面部
1a,1bと三角形状の側面板1c,1cとから構成
し、剛性を高めている。また、平面部1aには前述した
ねじ2が垂設されている。 【0014】図3はバックハンガの前面板への取付状態
を示す拡大図である。前面板4は基板4aおよび仕上材
4bから構成されており、これら基板4aおよび仕上材
4bを貫通して下穴5が開けられている。この下穴5は
ねじ2より2mm程度径の大きいばか穴とし、バックハ
ンガ1にねじ2の挿入時における遊びを持たせるように
している。 【0015】なお、この実施例では前記ねじ2は呼びM
6(ねじ径6mmのメートリねじ)、前面板4は厚さ1
7mmのものを用い、前面板4にあける下穴5を直径を
8mmとし、座金(呼び7の角型の平座金)11を介し
てちょうナット12で仮止めしたとき、前面板4にバッ
クハンガ1を本固定したときに比し5°程度前傾させる
ようにしている。 【0016】次に小便器の取付方法を説明する。図4〜
図8は本発明に係る小便器の取付方法を示す断面図であ
る。先ず、図4に示すように、小便器3を前面板4に取
付けたときの標準的な取付高さ(通常床面から小便器3
のたれ受け3aまでの寸法が530mm)を考慮して前
面板4の適当な位置に上述した径の下穴5をあける。 【0017】図4に示すように、次にこの下穴5にバッ
クハンガ1のねじ2を前面板4の前面(図1において左
側)側から前面板4を貫通して差込み、後面側に突出し
たねじ2に座金11を通し、さらにちょうナット12を
螺合する。 【0018】このとき、ちょうナット12は完全には締
め込まず仮止め状態としておく。したがって、バックハ
ンガ1はその重さによって下端部1bを支点として上端
部1aが前面板4から反時計方向へ前傾状態に取付けら
れることになる。 【0019】図5に示すように、次に小便器3を斜めに
保持しながら給水配管13との連結部材であるスパッド
9を前面板4にあけた給水接続口6へ挿入する。 【0020】図5に示すように次に上記状態からスパッ
ド9と前面板4との接点を支点として前面板4方向へ小
便器3を回動させ小便器3の背面の受け部8を前記仮止
め状態のバックハンガ1の上端部1aに引っ掛かるよう
に取付ける。 【0021】図6に示すように、次に小便器3をさらに
回動させて小便器3の下部に形成した取付穴10にスタ
ッドボルト7を差込む。 【0022】図7に示すように次に前面板4の後面(図
7において右側)から前記ねじ2に螺合しているちょう
ナット12をさらに締め込んで仮止め状態のバックハン
ガ1の上端部1aが時計方向へ移動させるよう締付け、
小便器4を引き上げて取付位置(高さ)を決定する。 【0023】図8に示すように、次に前記スタッドボル
ト7にパッキン14および座金15を通し、さらにナッ
ト16を螺合して締め付けスタッドボルト8を固定する
(図5参照)。 【0024】最後に図1に示すように前面板4の後部に
配設されている給水配管13とスパッド9を接続し、本
発明に係る小便器の取付方法の一実施例を終了する。な
お、前記ちょうナット12の締め付けは前面板4の上方
または側方から行なうが、前面板4が取外し可能な場合
には取外して行なうようにしてもよい。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1
よれば、後部に給水配管を配設した前面板に、バックハ
ンガによって小便器を取付ける小便器の取付方法におい
て、バックハンガは断面く字状で、二面の平面部及び該
平面部の両側の三角形状の側面板を備え、二面の平面部
の一方にバックハンガ固定用ねじを備え、前面板にバッ
クハンガの固定用ねじより大径の下穴を水平に開け、こ
の下穴に前面板前面から貫通させたバックハンガの前記
固定用ねじに前面板の裏面側からちょうナットを螺合
し、バックハンガを仮止めすることで該バックハンガを
正規の位置よりも前傾して取付け、次に前記小便器に取
付けた連結部材を前面板に形成した給水接続口に挿入す
ると同時に前記仮止めしたバックハンガに小便器背部の
バックハンガ受け部を引っけ、次に予め前面板に植え
込んだスタッドボルトを小便器の下部に形成した取付穴
に挿入し、バックハンガの固定用ねじを、前面板の裏面
側から前記ちょうナットを介して締付け、バックハンガ
を前面板に締付け固定して小便器の取付位置を決定し、
次にスタッドボルトを締付け固定し、最後に前記連結部
材に給水配管を接続するようにしたので、断面く字状
で、二面の平面部及び該平面部の両側の三角形状の側面
板を備え、二面の平面部の一方にバックハンガ固定 用ね
じを備えるバックハンガを前面板の下穴に通し、前傾し
状態でバックハンガを引っ掛け、爾後正規の位置へ
ょうナットを介して締付けて本締め付けするだけで小便
器の取付けが完了するので、上下動機構は不必要とな
り、取付けに要する備品は極く簡単でよく、取付けに要
する施工時間も短くてすむ。また、従来に比し前面板に
配設する部材を減らすことができ同時に加工数を減らす
ことができる。よって、小便器の取付けを多くの費用を
かけることなくかつ容易に行なうことができるようにな
る。 また、バックハンガは前傾の度合いの調整を下穴の
径の大きさを調整することにより容易に行なうことがで
きるといった特徴を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明によって取付けられた小便器の取付図 【図2】バックハンガの斜視図 【図3】バックハンガの前面板への取付状態を示す拡大
図 【図4】本発明に係る小便器の取付方法を示す断面図 【図5】本発明に係る小便器の取付方法を示す断面図 【図6】本発明に係る小便器の取付方法を示す断面図 【図7】本発明に係る小便器の取付方法を示す断面図 【図8】本発明に係る小便器の取付方法を示す断面図 【図9】従来の小便器取付方法を示す断面図 【符号の説明】 1…バックハンガ、2…ねじ、3…小便器、4…前面
板、5…下穴、6…給水接続口、7…スタッドボルト、
8…バックハンガ受け部(受け部)、9…スパッド(連
結部材)、10…取付穴、11…座金、12…ちょうナ
ット、13…給水配管、14…パッキン、15…座金、
16…ナット。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 13/00 E03D 11/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 後部に給水配管を配設した前面板に、バ
    ックハンガによって小便器を取付ける小便器の取付方法
    において、 前記バックハンガは断面く字状で、二面の平面部及び該
    平面部の両側の三角形状の側面板を備え、二面の平面部
    の一方にバックハンガ固定用ねじを備え、 前記前面板にバックハンガの固定用ねじより大径の下穴
    を水平に開け、この下穴に前面板前面から貫通させたバ
    ックハンガの前記固定用ねじに前面板の裏面側からちょ
    うナットを螺合し、バックハンガを仮止めすることで該
    バックハンガを正規の位置よりも前傾して取付け、 次に前記小便器に取付けた連結部材を前面板に形成した
    給水接続口に挿入すると同時に前記仮止めしたバックハ
    ンガに小便器背部のバックハンガ受け部を引っけ、 次に予め前面板に植え込んだスタッドボルトを小便器の
    下部に形成した取付穴に挿入し、 次に前記バックハンガの固定用ねじを、前記前面板の裏
    面側から前記ちょうナットを介して締付け、バックハン
    ガを前面板に締付け固定して小便器の取付位置を決定
    し、 次に前記スタッドボルトを締付け固定し、最後に前記連
    結部材に給水配管を接続する、 とを特徴とする小便器の取付方法。
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JP6566186B2 (ja) * 2014-09-05 2019-08-28 Toto株式会社 小便器
DK3746607T3 (da) * 2018-01-29 2023-03-06 Geberit Int Ag Anordning, omfattende en tilslutningsindretning og en sanitærartikel

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