JP2548294Y2 - 門扉の肘壺金具の取付け構造 - Google Patents

門扉の肘壺金具の取付け構造

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JP2548294Y2
JP2548294Y2 JP1992008047U JP804792U JP2548294Y2 JP 2548294 Y2 JP2548294 Y2 JP 2548294Y2 JP 1992008047 U JP1992008047 U JP 1992008047U JP 804792 U JP804792 U JP 804792U JP 2548294 Y2 JP2548294 Y2 JP 2548294Y2
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welding
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暁 伊藤
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、門扉を門柱や壁等に回
動自在に支持するための肘壺金具の取付け構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】門扉を門柱や壁等の取付基体に取り付け
るにあたって、取付基体をコンクリート(モルタル)で
施工する場合、門扉を支持する肘壺金具はその基部をコ
ンクリートの取付基体に埋入させて取り付けられてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って肘壺金具を取付
基体に一旦取り付けると、取付基体からの突出寸法や水
平面での左右の突出角度が固定されてしまうことにな
り、肘壺金具の取付けに誤差等があると門扉をスムーズ
に回動できるように支持することができなくなるという
問題があった。
【0004】本考案は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、肘壺金具の取付基体からの突出寸法や左右の突出
角度を容易に調整することができる門扉の肘壺金具の取
付け構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る門扉の肘壺
金具の取付け構造は、鉄筋に溶接して取り付けられた溶
接金具11に蓋片12を設け、受け筒1内に後端の開口
から溶接金具11を挿入し、受け筒1にその側面から押
さえボルト14をねじ込んで押さえボルト14の先端を
溶接金具11に圧接させることによって溶接金具11に
受け筒1を固定すると共に蓋片12で受け筒1の後端の
開口を塞ぎ、受け筒1をその先部を門柱や壁等のコンク
リートの取付基体2の側面から突出させるようにその基
部を取付基体2に埋設して取り付けると共に受け筒1内
に縦の支点軸3を固定して設け、肘壺金具4の基部に差
し込み片5を側方へ突出して設け、差し込み片5の先端
部に差し込み片5の突出方向と平行な支点溝6を上下に
開口させて凹設し、差し込み片5を受け筒1内に先端の
開口から深浅自在に差し込んで支点溝6に支点軸3を被
挿させると共に支点軸3を中心に差し込み片5を水平回
動自在に受け筒1に取り付け、受け筒1にねじ込むボル
ト7で押さえて差し込み片5を受け筒1内に固定して成
ることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】基部を取付基体2に埋設した受け筒1内に肘壺
金具4の差し込み片5を深浅自在に差し込み、支点溝6
に支点軸3を被挿させると共に支点軸3を中心に差し込
み片5を水平回動自在にし、受け筒1にねじ込むボルト
7で押さえて差し込み片5を受け筒1内に固定するよう
にしているために、ボルト7を緩めて、受け筒1内への
差し込み片5の差し込み寸法を深浅調整することによっ
て肘壺金具4の取付基体2からの突出寸法を調整できる
と共に、支点軸3を中心に差し込み片5を水平回動調整
することによって肘壺金具4の左右の突出角度を調整す
ることができる。
【0007】
【実施例】以下本考案を実施例によって詳述する。図1
乃至図3は本考案の一実施例を示すものであり、受け筒
1は金属の角パイプ等で前後に開口するように作成され
るものであって、受け筒1内にはほぼ中央部においてそ
の上面と下面とに上下端を固着して円柱形の支点軸3が
縦に取り付けてある。図中11は溶接金具であって、壁
や門柱等の取付基体2を補強するための鉄筋(図示省
略)に溶接して取り付けられているものであり、一端と
他端にそれぞれL字形に屈曲して蓋片12とアンカー片
13が設けてある。この溶接金具11の一端部に受け筒
1の基部を被挿すると共に受け筒1にその側面から押さ
えボルト14をねじ込んで押さえボルト14の先端を溶
接金具11に圧接させることによって、図2のように溶
接金具11に受け筒1を固定して受け筒1を溶接金具1
1で支持するようにしてある。このように受け筒1を溶
接金具11で支持した状態でコンクリート(モルタル)
を流し込んだり塗ったりして、壁や門柱等の取付基体2
を施工するものであり、受け筒1は図1のようにその先
部が取付基体2の側面から突出するようにその基部を取
付基体2に埋設して固着するようにしてある。ここで、
受け筒1内は溶接金具11の蓋片12で塞がれるように
してあり、コンクリートが受け筒1内に侵入することを
防ぐようにしてある。また溶接金具11のアンカー片1
3は取付基体2を構成するコンクリートからの抜け止め
となる。
【0008】肘壺金具4は図3に示すように軸ピン16
を設けた肘金物として形成されているものであり、その
基部に差し込み片5が側方へ突出して設けてある。差し
込み片5の先端部には差し込み片5の突出方向と平行に
切り込むようにして先端面及び上下面に開口する支点溝
6が凹設してあり、また支点溝6よりも基部側には上下
に開口する調整孔17が設けてある。この差し込み片5
はその幅寸法を受け筒1の開口幅寸法よりも小さく形成
してある。また図2において18は固定板であり、タッ
プを切ったねじ孔19を穿孔すると共に係止凹部20が
切欠形成してある。
【0009】肘壺金具4を取り付けるにあたっては、調
整孔17の上側において差し込み片5の上面に固定板1
8を重ね、受け筒1内にその前端の開口から差し込み片
5を固定板18とともに差し込み、図1(b)のように
支点溝6内に支点軸3を被挿すると共に固定板18の係
止凹部20を支点軸3に係止させ、次に受け筒1の下面
に設けた通孔22からボルト7を差し入れて調整孔17
に通し、図1(a)のようにボルト7の先端を固定板1
8のねじ孔19に螺合させる。そしてねじ孔19にボル
ト7を強くねじ込むと、固定板18が下方へ引き下げら
れるために固定板18と受け筒1の底面との間で差し込
み片5が締め付けられ、差し込み片5を受け筒1内に固
定することができる。このように取付基体2に基部を埋
設した受け筒1に差し込み片5を固定することによっ
て、取付基体2に肘壺金具4を取り付けることができる
ものである。尚、受け筒1の底面と差し込み片5の下面
にそれぞれ凹凸を設けて凹凸を噛み合わせるようにする
ことによって、ガタツキやズレ動きなく差し込み片5を
受け筒1内に強固に固定することができるものである。
そして図4に示すように、門扉23に取り付けた壺金物
24の筒部25を肘壺金具4の軸ピン16に回動自在に
被挿することによって、門扉23を肘壺金具4で取付基
体2に水平回動自在に支持することができるものであ
る。
【0010】次に、肘壺金具4の調整をおこなうにあた
っては、まず固定板18のねじ孔19へのボルト7のね
じ込みを緩めて受け筒1内における差し込み片5の固定
を解除する。そして受け筒1内への差し込み片5の差し
込み寸法を深浅スライド調整することによって、図1
(a)に矢印で示すように肘壺金具4の取付基体2から
の突出寸法を調整することができる。調整孔17内を前
後方向にボルト7が相対的に移動できる範囲内でこの突
出寸法は調整できる。また支点軸3を中心に差し込み片
5を水平回動調整することによって、図1(b)に矢印
で示すように肘壺金具4の左右の突出角度を調整するこ
とができる。差し込み片5の幅寸法と受け筒1の開口幅
寸法の差の範囲内で且つ調整孔17内を左右方向にボル
ト7が相対的に移動できる範囲内でこの突出角度は調整
できる。このように差し込み片5をスライド調整すると
共に回動調整することによって肘壺金具4の取付基体2
からの突出寸法や左右の突出角度を容易に調整すること
ができるものである。調整した後は再びボルト7を締め
て差し込み片5を受け筒1内に固定する。
【0011】図5及び図6は本考案の他の実施例を示す
ものであり、このものでは図5のように受け筒1に肘壺
金具4の差し込み片5を差し込んだ後に、受け筒1に上
面からボルト7をねじ込んで、ボルト7の先端を差し込
み片5の上面に圧接させることによって、差し込み片5
を受け筒1内に固定して肘壺金具4を取り付けるように
したものである。このものでは前記のような固定板18
を用いることが不要になり、また図6に示すように肘壺
金具4の差し込み片5に調整孔17を形成することも不
要になる。しかもこのものではボルト7の操作は上から
ドライバー等の治具を操作して容易におこなうことがで
きる。
【0012】
【考案の効果】上記のように本考案は、受け筒をその先
部を門柱や壁等の取付基体の側面から突出させるように
その基部を取付基体に埋設して取り付けると共に受け筒
内に縦の支点軸を固定して設け、肘壺金具の基部に差し
込み片を側方へ突出して設け、差し込み片の先端部に差
し込み片の突出方向と平行な支点溝を上下に開口させて
凹設し、差し込み片を受け筒内に先端の開口から深浅自
在に差し込んで支点溝に支点軸を被挿させると共に支点
軸を中心に差し込み片を水平回動自在に受け筒に取り付
け、受け筒にねじ込むボルトで押さえて差し込み片を受
け筒内に固定したので、肘壺金具を取り付けた後にあっ
てもボルトを緩めて、受け筒内への差し込み片の差し込
み寸法を深浅調整することによって肘壺金具の取付基体
からの突出寸法を調整することができると共に、支点軸
を中心に差し込み片を水平回動調整することによって肘
壺金具の左右の突出角度を調整することができるもので
あり、しかもこの調整はボルトを緩めることによって容
易におこなうことができるものである。また、鉄筋に溶
接して取り付けられた溶接金具に蓋片を設け、受け筒内
に後端の開口から溶接金具を挿入して固定すると共に蓋
片で受け筒の後端の開口を塞ぎ、受け筒をその先部をコ
ンクリートの取付基体の側面から突出させるようにその
基部を取付基体に埋設するようにしたので、コンクリー
トの取付基体を補強する鉄筋を利用して受け筒を保持し
た状態でコンクリートの取付基体の施工を行なうことが
でき、しかも鉄筋に受け筒を固定する溶接金具を利用し
て受け筒にコンクリートが侵入することを防ぐことがで
きるものである。さらに、受け筒にその側面から押さえ
ボルトをねじ込んで押さえボルトの先端を溶接金具に圧
接させることによって溶接金具に受け筒を固定するよう
にしたので、受け筒内への溶接金具の挿入深さを調整し
て押さえボルトをねじこむことによって、受け筒を位置
調整して固定することができるものであり、取付基体か
らの受け筒の突出寸法の調整等を容易に行なうことがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すものであり、(a)は
縦断面図、(b)は横断面図である。
【図2】同上の実施例の分解斜視図である。
【図3】同上の実施例の肘壺金具の斜視図である。
【図4】同上の門扉を支持した状態を示す断面図であ
る。
【図5】本考案の他の実施例の斜視図である。
【図6】同上の実施例の肘壺金具の斜視図である。
【符号の説明】
1 受け筒 2 取付基体 3 支点軸 4 肘壺金具 5 差し込み片 6 支点溝 7 ボルト 11 溶接金具 12 蓋片14 押さえボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋に溶接して取り付けられた溶接金具
    に蓋片を設け、受け筒内に後端の開口から溶接金具を挿
    入し、受け筒にその側面から押さえボルトをねじ込んで
    押さえボルトの先端を溶接金具に圧接させることによっ
    て溶接金具に受け筒を固定すると共に蓋片で受け筒の後
    端の開口を塞ぎ、受け筒をその先部を門柱や壁等のコン
    クリートの取付基体の側面から突出させるようにその基
    部を取付基体に埋設して取り付けると共に受け筒内に縦
    の支点軸を固定して設け、肘壺金具の基部に差し込み片
    を側方へ突出して設け、差し込み片の先端部に差し込み
    片の突出方向と平行な支点溝を上下に開口させて凹設
    し、差し込み片を受け筒内に先端の開口から深浅自在に
    差し込んで支点溝に支点軸を被挿させると共に支点軸を
    中心に差し込み片を水平回動自在に受け筒に取り付け、
    受け筒にねじ込むボルトで押さえて差し込み片を受け筒
    内に固定して成る門扉の肘壺金具の取付け構造。
JP1992008047U 1992-02-25 1992-02-25 門扉の肘壺金具の取付け構造 Expired - Lifetime JP2548294Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5646480Y2 (ja) * 1977-11-16 1981-10-30
JPS5912373Y2 (ja) * 1981-11-16 1984-04-14 沼田金属工業株式会社 門扉のヒンジ受け
JPH0734160Y2 (ja) * 1988-07-20 1995-08-02 ワイケイケイ株式会社 門柱の固定側蝶番の取付装置
JP3087768U (ja) * 2002-02-05 2002-08-16 アサヒドアー株式会社 建具部材

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