JPH071291U - 門扉用調整金具 - Google Patents

門扉用調整金具

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Publication number
JPH071291U
JPH071291U JP3653893U JP3653893U JPH071291U JP H071291 U JPH071291 U JP H071291U JP 3653893 U JP3653893 U JP 3653893U JP 3653893 U JP3653893 U JP 3653893U JP H071291 U JPH071291 U JP H071291U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support arm
casing
bolt
gate
fixing
Prior art date
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Pending
Application number
JP3653893U
Other languages
English (en)
Inventor
徹 木山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
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Publication date
Application filed by Kitz Corp filed Critical Kitz Corp
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Publication of JPH071291U publication Critical patent/JPH071291U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持アームの摺動、揺動調整をスムーズに行
い、正確、且つ迅速に門扉の取付作業を行う。 【構成】 支持アーム2の適宜位置に固定ボルト5の貫
通穴22と、揺動調整タップ23を設ける。固定部材4
には固定タップ44と摺動調整タップ41を設ける。固
定ボルト5はケーシング3の上側部片3aを介して貫通
穴22を貫き、固定タップ44と螺合する。調整ボルト
9は横側部片3bを介して揺動調整タップ22と螺合
し、調整ボルト6は後端面3cを介して摺動調整タップ
41に螺合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、門扉の取付け位置調整をボルトによって容易に行うことができる門 扉用調整金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
門扉を門柱に取付る場合、門柱に設けた取付金具によって門扉を開閉可能とな るように設置するのが通常である。このような取付作業においては、この取付具 の設置誤差をはじめ、門柱の間隔の誤差や僅かな傾斜等の様々な要素が原因で、 門扉を正確に取付けることは極めて難しく、また、大変手間の掛かるものである 。
【0003】 このような課題を解決するために、取付具の支持アームを調整ねじにより左右 方向に摺動可能とすると共に、支持アームに形成された、ロックねじの貫通する ガイド孔の幅で前後方向に揺動可能にして支持アームの位置決めを行ない、この 支持アームを所望の門扉取付位置に調整の後、ロック部材に螺合したロックねじ を締めて支持アームを固定するような門扉取付用ヒンジが、実開平2−8789 8号公報に開示されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来公報によると、左右方向の調整は支持アームの調 整ねじによりスムーズに調整できるが、前後方向の調整については手で行わなけ ればならず、スムーズな調整(微調整)を行うことができなかった。従って、従 来の門扉取付用ヒンジでの前後方向の微調整は相変わらず難しく、また、大変手 間が掛かるという課題を有していた。
【0005】 本考案はこのような従来例の課題に鑑みて開発されたものであり、従来例に比 して複雑な構成を採ることなく支持アームのスムーズな動きを得ることで、簡単 、且つ迅速に門扉の取付が行える門扉用調整金具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案では、上記の目的を達成するために、ケーシングに設けた支持アームを 摺動と揺動を行いながら支持アームを調整する門扉用調整金具において、略箱型 状のケーシングの後端部片に摺動調整ボルト穴を、上側部片と下側部片に長穴の 固定ボルト穴を、更に横側部片に長穴の揺動調整ボルト穴をそれぞれ設け、この ケーシングの内部に前端部に門扉取付部を設けた支持アームを収納し、この支持 アームの適宜位置に固定ボルトの貫通する貫通穴を設けると共に、支持アームの 下方位値に略コ字形状の固定部材を配設し、貫通穴と直交する方向に揺動調整ボ ルトに螺合する揺動調整タップを設け、更にこの固定部材には、摺動調整ボルト に螺合する摺動調整タップと、摺動調整タップと直交する方向に固定ボルトに螺 合する固定タップを設け、これら支持アームと固定部材をケーシングに組み込ん だ金具本体を門柱等へケーシングを取付た際に、門扉を支持する支持アームが門 柱等に対して前後方向に揺動自在で、且つ左右方向に摺動自在となるように構成 した。 この場合、支持アームの固定部材との当接部、または、固定部材の支持アーム との当接部の何れか、若しくは双方に滑り止め部を設けるのが好ましい。
【0007】
【作用】
このように構成された本考案は、次のような作用を有する。 門柱等に取り付けられた門扉用調整金具は、ケーシングより挿通された摺動調 整ボルトと固定部材の摺動調整タップは螺合しているので、摺動調整ボルトを締 め方向、或は緩め方向に回動することにより固定部材が左右方向に摺動する。こ れに伴って、固定部材に螺合された固定ボルトも左右方向に移動するが、固定ボ ルトは支持アームの貫通穴を貫通しており、また、ケーシングに設けられた固定 ボルト穴も長穴としているので、結果として支持アームが左右方向に摺動するこ とになる。 そして、ケーシングより挿通された揺動調整ボルトと支持アームの揺動調整タ ップは螺合しているので、揺動調整ボルトを締め方向、或は緩め方向に回動する ことによりにより支持アームが前後方向に揺動する。このとき、ケーシングに設 けられた揺動調整ボルト穴は、上記と同様に長穴としたので支持アームがどの位 置にあっても揺動調整が行える。
【0008】 このようにして支持アームの前後、左右方向の位置決めを行った後、ケーシン グより挿通された固定ボルトを締め方向に回動するとると、固定タップによって 固定ボルトに螺合された固定部材は固定ボルトの同軸方向に移動し、やがて支持 アームと当接する。そして、さらに固定ボルトを締めると、固定部材と支持アー ムが強固に当接して使用に供される状態となる。この場合、支持アームの固定部 材との当接面、または、固定部材の支持アームとの当接面の何れか、若しくは双 方に設けた滑り止め部により、一度調整した支持アームの位置は長期に渡ってズ レを生じることが無い。 また、門柱等へケーシングを取付た際に、このケーシングにカバー部材を設け ると、ケーシングの角やボルトに身体を当てて怪我をしたり、衣服をひっかける 等の事故を防止できると共に、美観の向上を図ることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案における門扉用調整金具の一実施例を図面に従って説明する。 図1aは本実施例の門扉用調整金具を門柱12に取付けた状態を示す斜視図で あり、図1bは門扉用調整金具のケーシング3内の分解斜視図である。 図中、1は金具本体であり、支持アーム2には、その前端部に門扉取付部であ る支軸21を立設させ、この支持アーム2の適宜位置に固定ボルト5が貫通する 貫通穴22と、この貫通穴22と直交する方向に、調整ボルト9の螺合する揺動 調整タップ23を設け、固定部材4には、上記した固定ボルト5と螺合する固定 タップ44と、調整ボルト6の螺合する摺動調整タップ41を設け、さらに、ケ ーシング3を門柱12へ取付るための取付ボルト穴35を有する、取付片31を 設けている。
【0010】 これら支持アーム2と固定部材4をケーシング3に組み込むと、固定ボルト5 は、ケーシング3の上側部片3aに設けられた長穴の固定ボルト穴32を介して 支持アーム2の貫通穴22を貫き、固定部材4の固定タップ44と螺合する。そ して、調整ボルト9は、ケーシング3の横側部片3bに設けられた長穴の調整ボ ルト穴34を介して、支持アーム2の揺動調整タップ23と螺合する。さらに、 調整ボルト6は、ケーシング3の後端部片3cの調整ボルト穴33を介して、固 定部材4の摺動調整タップ41に螺合される。このとき、調整ボルト6の根元部 分には、ケーシング3からの脱落防止のために、ワッシャ7とE形リング8を設 け、さらに、門柱12へケーシング3を取付た際に、このケーシング3を被覆す るカバー部材11を設けている。
【0011】 本実施例において、支持アーム2はアルミ合金の鋳造で一体に形成され、ケー シング3はステンレス材等で折曲加工により形成され、カバー部材11には適度 な柔軟性を有するプラスチック材を使用している。また、ケーシング3は左右何 れの側の門柱12にも取付ることができるように、固定ボルト穴32を上側部片 3aと下側部片の2箇所に設け、横側部片3bにも調整ボルト穴34を2箇所に 設けることで、左右対称な形を現している。しかし、これらに使用する素材や加 工は一例であり、実施の状況に合わせて他の素材を用いたり、異なる加工を施し て実施することができるのは云うまでもない。
【0012】 次に、本実施例における作用の説明を行う。 本実施例の金具本体1は、ケーシング3内に支持アーム2と固定部材4が組立 て収納され、取付片31に設けられた取付ボルト穴35を介して、取付ボルト1 0にて門柱12へ固着されている。 ケーシング3の後端部片3cより挿通された調整ボルト6は固定部材4の摺動 調整タップ41に螺合しているので、調整ボルト6を締め方向、或は緩め方向に 回動することにより固定部材4が左右方向に摺動する。これに伴って、固定部材 4に螺合された固定ボルト5も左右方向に移動するが、固定ボルト5は支持アー ム2の貫通穴22を貫いており、また、ケーシング3の上側部片3aに設けられ た固定ボルト穴32も長穴としているので、結果として支持アーム2が左右方向 に摺動することになる。このとき、調整ボルト6は、ワッシャ7とE形リング8 によってケーシング3の後端部片3cに装着しているので、支持アーム2の摺動 が可能となり、また、調整ボルト6が、ケーシング3から脱落することが無い。 なお、支持アーム2の摺動許容量は、ケーシング3の上側部片3aに設けた固定 ボルト穴32の長さと同じになる。
【0013】 そして、ケーシング3の横側部片3bより挿通された調整ボルト9と支持アー ム2の揺動調整タップ23は螺合しているので、調整ボルト9を締め方向、或は 緩め方向に回動することによりにより支持アーム2が前後方向にスムーズに揺動 する。このとき、ケーシング3の調整ボルト穴34は、上記と同様に長穴とした ので、支持アーム2がどの位置にあっても揺動調整がスムーズに行える。また、 上記した支持アーム2の摺動許容量を確保するために、調整ボルト穴34の長さ は、少なくとも固定ボルト穴32と同じ長さでなければならない。
【0014】 このようにして支持アーム2の前後、左右方向の調整を行った後、枢軸ボルト 5を締めると、固定部材4の当接部42と鋸歯状に形成された滑り止め部43が 支持アーム2の裏面24、25と強固に当接して使用に供される状態となる。こ れによって、固定部材4の支持アーム2との当接する面に設けた滑り止め部43 が、支持アーム2の裏面24に食い込むので、一度調整した支持アーム2の位置 は長期に渡ってズレを生じることが無い。また、門柱12へケーシング3を取付 た際に、このケーシング3にカバー部材11を設けると、ケーシング3の角やボ ルト5、6、9、及び10に身体を当てて怪我をしたり、衣服をひっかける等の 事故を防止できると共に、美観の向上を図ることができる。
【0015】 なお、本実施例では、固定部材4の当接部42には鋸歯状の滑り止め部43を 設けていないが、ここにも滑り止めを設けても良いし、支持アーム2の裏面24 、及び25にも滑り止めを設けても良い。滑り止め部43の形状は、本実施例の ような鋸歯状の他に、仕上げ面に格子状の筋を入れたり、仕上げ面を粗面にする など、様々な態様を採ることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明で明らかな通り、本考案の門扉用調整金具によれば、支持アームは 摺動調整ボルトの調整によって左右方向のスムーズな調整が行えると共に、揺動 調整ボルトの調整によって前後方向のスムーズな調整が行える。これにより、従 来の課題である両方向による微調整をスムーズにできるので門扉の取付作業が非 常に楽に行えるようになった。また、本考案は簡単な構成で、一般的な素材を用 いて実施できるので、低コストにて商品価値の高い門扉用調整金具を提供するこ とができる等の優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の取付状態を示す斜視図と内
部構造の分解斜視図である。
【図2】上記実施例の横断面図である。
【図3】上記実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 金具本体 2 アーム部材 3 ケーシング 4 固定部材 5 固定ボルト 6 調整ボルト 9 調整ボルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングに設けた支持アームを摺動と
    揺動を行いながら支持アームを調整する門扉用調整金具
    において、略箱型状のケーシングの後端部片に摺動調整
    ボルト穴を、上側部片と下側部片に長穴の固定ボルト穴
    を、更に横側部片に長穴の揺動調整ボルト穴をそれぞれ
    設け、このケーシングの内部に前端部に門扉取付部を設
    けた支持アームを収納し、この支持アームの適宜位置に
    固定ボルトの貫通する貫通穴を設けると共に、支持アー
    ムの下方位値に略コ字形状の固定部材を配設し、貫通穴
    と直交する方向に揺動調整ボルトに螺合する揺動調整タ
    ップを設け、更にこの固定部材には、摺動調整ボルトに
    螺合する摺動調整タップと、摺動調整タップと直交する
    方向に固定ボルトに螺合する固定タップを設け、これら
    支持アームと固定部材をケーシングに組み込んだ金具本
    体を門柱等へケーシングを取付た際に、門扉を支持する
    支持アームが門柱等に対して前後方向に揺動自在で、且
    つ左右方向に摺動自在となるように構成したことを特徴
    とする門扉用調整金具。
  2. 【請求項2】 支持アームの固定部材との当接部、また
    は、固定部材の支持アームとの当接部の何れか、若しく
    は双方に滑り止め部を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の門扉用調整金具。
JP3653893U 1993-06-11 1993-06-11 門扉用調整金具 Pending JPH071291U (ja)

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JP3653893U JPH071291U (ja) 1993-06-11 1993-06-11 門扉用調整金具

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JP3653893U JPH071291U (ja) 1993-06-11 1993-06-11 門扉用調整金具

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JPH071291U true JPH071291U (ja) 1995-01-10

Family

ID=12472567

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JP3653893U Pending JPH071291U (ja) 1993-06-11 1993-06-11 門扉用調整金具

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JP (1) JPH071291U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012122278A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Murakoshi Mfg Corp 軸受具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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