JP6566186B2 - 小便器 - Google Patents

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Description

本発明は、小便器に係り、特に、排尿を受けて排出する小便器に関する。
従来から、排尿を受けて排出する小便器として、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されているように、小便器が設置される壁面の壁受部に便器本体が取り付けられるものが知られている。
このような小便器においては、陶器製の便器本体の外観面となる表面全体に釉薬が塗布されることにより平滑な表面に処理されており、便器本体の表面に結露等が付着したままの状態になることを防ぐことができるようになっている。
また、このような従来の小便器においては、施工者が小便器を設置するために、設置される壁面付近まで便器本体を移動させる際に、便器本体が概ね人幅で縦長形状の比較的重量がある陶器製であることに加えて、便器本体の表面が釉薬による表面処理が施されていることにより非常に滑りやすいため、複数の作業者で便器本体の複数箇所を慎重に把持しながら、持ち上げた状態で設置される壁面付近まで移動させている。さらに、壁面付近に移動させた後の便器本体を壁面の壁受部に取り付ける際には、便器本体の位置を壁受部の位置に対して上下方向や左右方向に微調整する等して、互いの位置同士を合わせながら、取り付け作業が行われている。
特開2005−325589号公報 特開2014−70376号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている従来の小便器においては、施工者が小便器を設置する際に、便器本体が陶器製で比較的重量があり、表面が滑りやすく、外観も重視している構造であるため、便器本体には、施工者が把持する箇所も少なく、手を掛けたり把持したりして持ち運ぶための専用の手掛け部や把持用の手段も設けられておらず、施工のための持ち運びがし難いという問題がある。
また、上述した特許文献2に記載されている小便器においては、特許文献1に記載されている小便器よりもボウル面が緩やかな曲面構造となっているため、施工者が把持するのが非常に難しいという問題がある。
さらに、陶器製の便器本体に専用の手掛け部や把持用の手段について、便器本体の持ち運びがしやすい箇所に設けようとした場合には、小便器の美観性が損なわれる可能性があり、施工時の持ち運びのし易さと設置状態の美観性を両立させることが難しいという問題もある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、排尿を受けて排出する小便器であって、この小便器が設置される壁面の壁受部に取り付けられる便器本体を有し、この便器本体は、排尿を受けるボウル部と、このボウル部を正面側に形成する正面側壁部と、この正面側壁部の両側から背面側に向かって形成される側壁部と、この側壁部の後端部に形成される背面側壁部と、この背面側壁部に設けられて上記壁受部に取り付けられる背面側取付部と、上記正面側壁部の背面で且つ上記背面側取付部よりも上方で且つ上記背面側壁部より正面側に把持可能に設けられて上記小便器が設置された状態で隠蔽可能な把持部と、を備えていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、小便器が設置される壁面の壁受部に便器本体を取り付ける際に、把持部が便器本体の正面側壁部の背面で且つ背面側取付部よりも上方で且つ背面側壁部より正面側に設けられているため、把持部を簡単且つ確実に把持することができる。
また、便器本体全体を壁面に接近させるまで安定して移動させることができるため、容易に持ち運びをすることができ、より少ない労力で小便器を設置することができる。
そして、把持部を把持して便器本体の背面側壁部を壁面に接近させた状態では、把持部が背面側取付部よりも上方で且つ背面側壁部より正面側に設けられているため、便器本体の背面側取付部と壁受部との互いの位置を上方から容易に確認することができ、便器本体の位置を調整しながら、背面側取付部と壁受部との互いの位置合わせを簡単に行うことができる。
また、便器本体の背面側取付部と壁受部との互いの位置合わせの後、便器本体を下降させるだけで、便器本体の背面側取付部を壁受部に係合させて容易に取り付けることができるため、便器本体の背面側取付部を壁受部に簡単且つ確実に取り付けることができる。
さらに、小便器が壁面に設置された状態では、便器本体の把持部が便器本体の外部から隠蔽されている状態となるため、小便器の美観性が損なわれることを防ぐこともできる。
これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器を提供することができる。
また、把持部が便器本体の正面側壁部の背面に設けられているため、小便器が設置される壁面の壁受部に便器本体を取り付ける際に、便器本体の正面側壁部付近から把持部を容易に把持することができる。したがって、把持部を把持した状態で便器本体全体を壁面に安定して移動させて、便器本体の背面側取付部を壁受部に簡単且つ確実に取り付けることができ、小便器を壁面に簡単に設置することができる。
さらに、把持部が便器本体の正面側壁部の背面に設けられているため、小便器が壁面に設置された状態では、便器本体の外部から隠蔽されている状態となり、小便器の美観性が損なわれることを防ぐこともできる。これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器を提供することができる。
本発明において、好ましくは、更に、上記ボウル部内に洗浄水を吐水する吐水機能を備えた機能部を有し、上記便器本体は、更に、上記便器本体の上方領域の上記正面側壁部よりも背面側且つ上記側壁部の内側に設けられて上記機能部を収納する収納部と、この収納部の上方に着脱可能に取り付けられる蓋体と、を備え、上記把持部は、上記収納部に設けられている。
このように構成された発明においては、小便器がボウル部内に洗浄水を吐水する吐水機能を備えた機能部を有し、便器本体が、更に、便器本体の上方領域の正面側壁部よりも背面側且つ側壁部の内側に設けられて機能部を収納する収納部と、この収納部の上方に着脱可能に取り付けられる蓋体を備えており、把持部が収納部に設けられていることにより、小便器が設置される壁面の壁受部に便器本体を取り付ける際に、蓋体を取り外すだけで、把持部を簡単且つ確実に把持することができる。したがって、把持部を把持した状態で便器本体全体を壁面に安定して移動させて、便器本体の背面側取付部を壁受部に簡単且つ確実に取り付けることができ、小便器を壁面に簡単に設置することができる。さらに、小便器が壁面に設置された状態では、蓋体を収納部の上方に取り付けるだけで、把持部が便器本体の外部から隠蔽されている状態となるため、小便器の美観性が損なわれることを防ぐこともできる。これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器を提供することができる。
本発明において、好ましくは、上記機能部は、上記便器本体の正面側壁部の上方領域に前後方向に貫くように設けられて上記ボウル部内に洗浄水を吐水する吐水部を備え、上記把持部は、上記便器本体の正面側壁部の背面に沿って左右方向に延びるように形成され、上記吐水部の中心よりも上方に位置している。
このように構成された発明においては、機能部が、便器本体の正面側壁部の上方領域に前後方向に貫くように設けられてボウル部内に洗浄水を吐水する吐水部を備えており、把持部が、便器本体の正面側壁部の背面に沿って左右方向に延びるように形成され、吐水部の中心よりも上方に位置していることにより、小便器が設置される壁面の壁受部に便器本体を取り付ける際に、便器本体の正面側壁部の上方付近から把持部を容易に把持することができる。また、把持部が便器本体の正面側壁部の背面に沿って左右方向に延びるように形成され、吐水部の中心よりも上方に位置していることにより、把持部を把持する際に、機能部の吐水部と把持部とが互いに干渉して把持の妨げになることを防ぐことができるため、把持部を把持しやすくすることができる。したがって、把持部を把持した状態では、便器本体を左右方向に安定して把持しながら、壁面に移動させることができるため、便器本体の取り付け作業を安定して確実に行うことができる。これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器を提供することができる。
本発明において、好ましくは、上記把持部は、上記蓋体が取り外された状態で上記吐水部の上方が開放されるように上記正面側壁部の背面に沿って上記便器本体の左右方向に間隔を置いて複数設けられている。
このように構成された発明においては、把持部について、蓋体が取り外された状態で吐水部の上方が開放されるように便器本体の正面側壁部の背面に沿って便器本体の左右方向に間隔を置いて複数設けられていることにより、把持部を把持する際に、機能部の吐水部と把持部とが互いに干渉して把持の妨げになることをより確実に防ぐことができるため、把持部を把持しやすくすることができる。したがって、把持部を把持した状態では、便器本体を左右方向に安定して把持しながら、壁面に移動させることができるため、便器本体の取り付け作業を安定して確実に行うことができる。これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器を提供することができる。
本発明において、好ましくは、上記複数の把持部は、平面視において上記便器本体の正面側壁部の背面の左右方向の中心に対して対称に配置されている。
このように構成された発明においては、複数の把持部が平面視において便器本体の正面側壁部の背面の左右方向の中心に対して対称に配置されていることにより、小便器が設置される壁面の壁受部に便器本体を取り付ける際に、便器本体の左右の複数の把持部を把持する把持力を各把持部に分散させて安定して把持することができる。したがって、各把持部を把持した状態では、便器本体を安定して移動させることができるため、便器本体の取り付け作業を安定して確実に行うことができる。これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器を提供することができる。
本発明において、好ましくは、上記把持部の上端面と上記便器本体の側壁部の上端面は、上記蓋体が上方から着脱可能に取り付けられるような高さに位置し、上記把持部の上端面に取り付けられた状態の上記蓋体の上面は、上記正面側壁部の上端面とほぼ同じ高さとなる。
このように構成された発明においては、把持部の上端面と便器本体の側壁部の上端面について、蓋体が上方から着脱可能に取り付けられるような高さに位置しているため、小便器が設置される壁面の壁受部に便器本体を取り付ける際に、蓋体を取り外すだけで、把持部を簡単且つ確実に把持することができる。したがって、把持部を把持した状態で便器本体全体を壁面に安定して移動させて、便器本体の背面側取付部を壁受部に簡単且つ確実に取り付けることができ、小便器を壁面に簡単に設置することができる。また、小便器が壁面に設置された状態では、把持部と便器本体の側壁部のそれぞれの上端面に蓋体を安定して取り付けることができ、把持部を蓋体によって便器本体の外部から隠蔽することができる。さらに、蓋体を把持部と便器本体の側壁部のそれぞれの上端面に取り付けた状態では、蓋体の上面が便器本体の正面側壁部の上端面とほぼ同じ高さとなるため、小便器の美観性が損なわれることを防ぐこともできる。これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器を提供することができる。
本発明において、好ましくは、上記収納部は、上記便器本体の背面側取付部よりも正面側且つ上方に位置する。
このように構成された発明においては、収納部が便器本体の背面側取付部よりも正面側且つ上方に位置しているため、便器本体の背面側取付部が壁受部に取り付けられて小便器が壁面に設置された状態であっても、蓋体を取り外した状態では、便器本体の正面側且つ上方から収納部内の機能部に容易にアクセスすることができ、機能部のメンテナンス作業等を容易に行うこともできる。
本発明において、好ましくは、上記壁受部は、上記壁面から前方側且つ上方側にフック状に突出する突出部を備え、上記便器本体の背面側取付部は、上記背面側壁部の壁面から正面側且つ上方側に凹状に形成されて上記突出部が背面側且つ下方側から挿入されて嵌合可能な嵌合凹部を備えている。
このように構成された発明においては、小便器が設置される壁面の壁受部が、その壁面から前方側且つ上方側にフック状に突出する突出部を備えているため、小便器が設置される壁面の壁受部に便器本体を取り付ける際に、把持部を把持した状態で、壁受部の突出部の位置を上方から容易に確認することができる。また、把持部を把持しながら、便器本体の位置を調整することにより、先に確認した壁受部の突出部の位置に便器本体の背面側取付部の嵌合凹部の位置を調整して、容易に位置合わせをすることができる。さらに、壁受部の突出部の位置と便器本体の背面側取付部の嵌合凹部の位置を合わせた状態では、便器本体を下降させるだけで、便器本体の背面側取付部の嵌合凹部に、壁受部の突出部が背面側且つ下方側から挿入され、嵌合凹部と突出部とが互いに嵌合することができるため、便器本体の背面側取付部の嵌合凹部を壁受部の突出部に係合させて容易に引っ掛けることができ、便器本体の背面側取付部を壁受部に簡単且つ確実に取り付けることができる。また、便器本体の背面側取付部の嵌合凹部を壁受部の突出部に引っ掛けた後、把持部の把持を解除すると、便器本体の自重で便器本体の背面側取付部の嵌合凹部と壁受部の突出部との互いの嵌合が強化されるため、便器本体を壁面に確実に固定することができ、小便器を壁面に簡単に設置することができる。これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器を提供することができる。
本発明において、好ましくは、上記把持部は、上記便器本体の表面を平滑にする表面処理がなされていない表面を備えている。
このように構成された発明においては、把持部が便器本体の表面を平滑にする表面処理がなされていない表面を備えていることにより、把持部を把持した部分に適度な摩擦力が作用するため、把持部を把持しやすくすることができる。したがって、把持部を把持した状態では、便器本体を安定して移動させることができ、便器本体の取り付け作業を安定して確実に行うことができる。これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器を提供することができる。
本発明の小便器によれば、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる。
本発明の一実施形態による小便器を示す正面図である。 図1のII−II線に沿って見た本発明の一実施形態による小便器の便器本体の側面断面図である。 本発明の一実施形態による小便器を示す背面図である。 本発明の一実施形態による小便器を示す平面図である。 本発明の一実施形態による小便器の便器本体に内蔵されている自動洗浄ユニットについて上蓋を取り外した状態で斜め後方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態による小便器の便器本体における背面側取付部、及び、この背面側取付部が取り付けられる壁面の壁受部を示す部分拡大断面図である。
以下、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態による小便器について説明する。
まず、図1〜図4により、本発明の一実施形態による小便器の基本構造について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による小便器を示す正面図であり、図2は、図1のII−II線に沿って見た本発明の一実施形態による小便器の便器本体の側面断面図である。
また、図3は、本発明の一実施形態による小便器を示す背面図であり、図4は、本発明の一実施形態による小便器を示す平面図である。
図1〜図4に示すように、符号1は、本発明の一実施形態による小便器を示し、この小便器1は、背後の壁面Wの壁受部Pに取付けられる壁掛け式の小便器であり、陶器製の便器本体2を備えており、この便器本体2は、その背後の壁面Wの壁受部Pに取付けられた状態で便器本体2の最下部が床面Fよりも上方に位置している。
また、小便器1は、便器本体2を洗浄するための洗浄水を吐水する吐水機能を備えた機能部である自動洗浄ユニット4を備えている。
なお、本実施形態の小便器1については、便器本体2の最下部が床面Fよりも上方に位置するように背後の壁面Wの壁受部Pに取付けられる壁掛け式の小便器の例について説明するが、便器本体2の最下部が床面上に直接配置される床置き式の小便器であってもよい。
つぎに、図2に示すように、便器本体2は、正面側に形成されるボウル部6と、このボウル部6の底部に形成された排水口部8を備えている。この排水口部8の下方には、排水口8aが形成されている。
また、図2〜図4に示すように、ボウル部6は、その上端から下部に亘って下方ほど内側且つ奥行側(後方側)に位置するボウル面6aを形成している。そして、このボウル面6aの上下方向の中央付近から下方に形成されるボウル面下部6bは、後方側に向かって緩やかに湾曲状に張り出すような湾曲面を形成し、その下方且つ前方側の排水口部8まで延びた後、この排水口部8から排水口8aに向かって緩やかな下り傾斜するように形成している。このようなボウル面下部6bにより、ボウル部6内の奥行空間が後方側に奥まっており、前後方向に広くなっている。そして、ボウル部6は、正面側壁部7の上端面7bからボウル面下部6bの上方のボウル面6aを経てボウル面下部6bに亘って連続した曲面形状となっている。
さらに、便器本体2のボウル部6のボウル面6aを正面側に形成する正面側壁部7の背面側且つ上方には、自動洗浄ユニット4が収納される収納室Cが形成されている。この収納室Cの上方には、上蓋10が便器本体2に対して上方から着脱可能に取り付けられている。
つぎに、便器本体2は、排水口8aの下方に設けられた排水トラップ部12と、排水口8aに上方から取り付けられてボウル部6内と排水トラップ部12内とを連通させる目皿13を備えており、この排水トラップ部12は、排水口8aよりも下方(下流側)に溜水w0を貯留して封水を形成するようになっている。
また、図2に示すように、排水トラップ部12は、上端に位置する排水口8aから下方に延びる下降管路12aと、この下降管路12aの下端から後方側に湾曲するように形成された後、その後上方に向かって湾曲するように形成される横引き管路12bと、この横引き管路12bの上端から後方側の斜め上方に延びるように形成された上昇管路12cを備えている。
さらに、図2及び図3に示すように、便器本体2は、排水トラップ部12の上昇管路12cの後方側(下流側)に設けられ且つその後端(下流側端部)が排水ソケット14を介して便器本体2の外部の排水配管16に接続される接続部18を備えている。
なお、本実施形態では、排水ソケット14については省略し、接続部18の後端と排水配管16とを直接的に接続するようにしてもよい。
つぎに、図5は、本発明の一実施形態による小便器の便器本体に内蔵されている自動洗浄ユニットについて上蓋を取り外した状態で斜め後方から見た斜視図である。
図2〜図5に示すように、自動洗浄ユニット4は、水道等の給水源から洗浄水を供給する給水管20と、この給水管20を止水する止水栓22と、給水管20を開閉する給水バルブ24を備えている。
また、自動洗浄ユニット4は、給水バルブ24の下流側の給水管20の先端部20aに取り付けられたスプレッダ26と、このスプレッダ26の近傍に設けられて使用者の有無を検知する人体検知センサ28と、この人体検知センサ28からの検知信号や所定の制御プログラム等に基づいて給水バルブ24の動作等を制御するコントローラ30を備えている。
このような自動洗浄ユニット4により、人体検知センサ28が使用者を検知すると、この検知した信号がコントローラ30に送信され、この検知信号を受信したコントローラ30が制御プログラムに基づいて給水バルブ24の開閉動作を制御し、スプレッダ26からボウル部6内への吐止水が制御されるようになっている。
つぎに、図2〜図5に示すように、便器本体2は、正面側壁部7の左右両側から背面側に向かって形成される側壁部32,34と、これらの側壁部32,34の後端に形成される背面側壁部36と、この背面側壁部36に設けられて壁面Wの壁受部Pに引っ掛けられて取り付けられる左右一対の背面側取付部38,40と、正面側壁部7よりも背面側で且つ背面側取付部38よりも上方に把持可能に設けられると共に小便器1が設置された状態で上蓋10により隠蔽可能な一対の把持部42,44を備えている。
また、図2及び図4に示すように、これらの把持部42,44は、便器本体2の重心に対して鉛直方向に延びる軸線Aの後方側近傍に位置しており、これらの把持部42,44を把持した状態であっても、便器本体2が安定した姿勢になるようになっている。
なお、本実施形態においては、施工者が小便器1を壁面Wに設置する際に、各把持部42,44に手を掛けて把持する施工用の手掛け部として使用する場合について説明するが、このような場合に限られず、人以外の装置が各把持部42,44を機械的に把持して使用するような場合についても適用可能である。
また、図2〜図5に示すように、自動洗浄ユニット4を収納している収納室Cは、便器本体2の上方領域の正面側壁部7よりも背面側且つ側壁部32,43の内側に設けられ、便器本体2の背面側取付部38,40よりも正面側且つ上方に位置している。そして、各把持部42,44は、この収納室C内における便器本体2の正面側壁部7の背面7aに設けられている。
さらに、図1〜図5に示すように、自動洗浄ユニット4のスプレッダ26は、便器本体2の正面側壁部7の上方領域に前後方向に貫くように設けられ、ボウル部6内に洗浄水を吐水する吐水部として機能し、各把持部42,44は、便器本体2の正面側壁部7の背面7aに沿って左右方向に延びるように形成され、スプレッダ26の中心Oよりも上方に位置している。
また、各把持部42,44は、上蓋10が取り外された状態でスプレッダ26の上方が開放されるように便器本体2の正面側壁部7の背面7aに沿って便器本体2の左右方向に互いに間隔Sを置いて設けられていると共に、平面視において、便器本体2の正面側壁部7の背面7aの左右方向の中心に対して対称に配置されている。
なお、本実施形態では、便器本体2の正面側壁部7の背面7aに左右一対の把持部42,44を設けた形態について説明するが、このような形態に限られず、把持部がスプレッダ26等の自動洗浄ユニット4の部分と干渉しないような配置であれば、便器本体2の正面側壁部7の背面7aに沿って左右方向に延びるように形成された単一の把持部を設けてもよいし、3つ以上の複数の把持部を左右方向に間隔を置いて設けてもよい。
また、便器本体2の表面全体については、釉薬が塗布されることにより平滑な表面になるような表面処理がされており、便器本体2の表面に結露等が付着したままの状態になることを防ぐことができるようになっているが、各把持部42,44の表面については、このような表面処理がなされておらず、各把持部42,44を把持した際に、これらの把持部分に適度な摩擦力が作用するようになっている。
さらに、図1〜図5に示すように、各把持部42,44の上端面42a,44aと便器本体2の各側壁部32,34の各上端面32a,34aは、上蓋10が上方から着脱可能に取り付けられるような高さに位置し、互いに面一となっており、これらの上端面32a,34a,42a,44aに上蓋10を取り付けられた状態では、上蓋10の上面10aが便器本体2の正面側壁部7の上端面7bとほぼ同じ高さとなるようになっている。
つぎに、図6は、本発明の一実施形態による小便器の便器本体における背面側取付部、及び、この背面側取付部が取り付けられる壁面の壁受部を示す部分拡大断面図である。
図2、図3及び図6に示すように、壁受部Pは、壁面Wから前方側且つ上方側にフック状に突出する突出部である左右一対のバックハンガー46を備えており、便器本体2の一対の背面側取付部38,40は、背面側壁部36の背面36aから正面側且つ上方側に凹状に形成された嵌合凹部38a,40aを備えており、各嵌合凹部38a,40aは、前後方向に対向するバックハンガー46が背面側且つ下方側から挿入されて嵌合可能となっている。
なお、本実施形態では、壁受部Pの一対のバックハンガー46を凸側とし、便器本体2の一対の背面側取付部38,40の凹側とした形態について説明するが、このような形態に限られず、互いの凸側と凹側とを入れ換えてもよく、例えば、便器本体2の背面側壁部36の背面36aから後方側且つ下方側にフック状に突出するバックハンガーを設けると共に、壁受部Pの壁面Wに便器本体のバックハンガーが挿入されて嵌合可能な嵌合凹部を設けてもよい。
また、壁受部Pの一対のバックハンガー46の代わりに一対の凸状の突起を設けて雄側取付部とすると共に、便器本体2の一対の背面側取付部38,40に、これらの凸状の突起を差し込み可能な取付穴を設けて雌側取付部としてもよい。さらに、これらの壁受部Pと便器本体の背面側取付部において、雄側取付部と雌側取付部を互いに入れ換えてもよい。
つぎに、図1〜図6により、本発明の一実施形態による小便器の作用及び効果について説明する。
まず、上述した本発明の一実施形態による小便器1によれば、この小便器1が設置される壁面Wの壁受部Pに便器本体2を取り付ける際に、各把持部42,44が便器本体2の正面側壁部7よりも背面側で且つ背面側取付部38,40よりも上方に設けられているため、各把持部42,44を簡単且つ確実に把持することができる。
また、各把持部42,44が、便器本体2の重心に対して鉛直方向に延びる軸線Aの後方側近傍に位置しており、これらの把持部42,44を把持した状態であっても、便器本体2が安定した姿勢となり、便器本体2の全体を壁面Wに接近させるまで安定して移動させることができるため、容易に持ち運びをすることができ、より少ない労力で小便器1を設置することができる。そして、各把持部42,44を把持して便器本体2の背面側壁部36を壁面Wに接近させた状態では、各把持部42,44が背面側取付部38,40よりも上方に設けられているため、便器本体42の背面側取付部38,40と壁受部Pのバックハンガー46との互いの位置を上方から容易に確認することができ、便器本体2の位置を調整しながら、背面側取付部38,40と壁受部Pのバックハンガー46との互いの位置合わせを簡単に行うことができる。
さらに、便器本体2の背面側取付部38,40と壁受部Pのバックハンガー46との互いの位置合わせの後、便器本体2を下降させるだけで、背面側取付部38,40と壁受部Pのバックハンガー46に係合させて容易に引っ掛けることができるため、便器本体2の背面側取付部38,40を壁受部Pのバックハンガー46に簡単且つ確実に取り付けることができる。
また、便器本体2の背面側取付部38,40を壁受部Pのバックハンガー46に取り付けた後、各把持部42,44の把持を解除すると、陶器製の便器本体2の自重で便器本体2の各背面側取付部38,40と壁受部Pの各バックハンガー46との互いの係合が強化されるため、便器本体2を壁面Wに確実に固定することができ、小便器1を壁面Wに簡単に設置することができる。
さらに、小便器1が壁面Wに設置された状態では、便器本体2の各把持部42,44が便器本体2の外部から隠蔽されている状態となるため、小便器1の美観性が損なわれることを防ぐこともできる。
これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器1を提供することができる。
また、本実施形態による小便器1によれば、この小便器1が、便器本体2のボウル部6内に洗浄水を吐水する吐水機能を備えた機能部である自動洗浄ユニット4を有し、便器本体2が、更に、便器本体2の上方領域の正面側壁部7よりも背面側且つ側壁部32,34の内側に設けられて自動洗浄ユニット4を収納する収納室Cと、この収納室Cの上方に着脱可能に取り付けられる上蓋10を備えており、各把持部42,44が収納室Cに設けられていることにより、小便器1が設置される壁面Wの壁受部Pに便器本体2を取り付ける際に、上蓋10を取り外すだけで、各把持部42,44を簡単且つ確実に把持することができる。
したがって、各把持部42,44を把持した状態で便器本体2の全体を壁面Wに安定して移動させて、便器本体2の各背面側取付部38,40を前後方向に対向する壁受部Pのバックハンガー46に簡単且つ確実に取り付けることができ、小便器1を壁面Wに簡単に設置することができる。
さらに、小便器1が壁面Wに設置された状態では、上蓋10を収納室Cの上方に取り付けるだけで、各把持部42,44が便器本体2の外部から隠蔽されている状態となるため、小便器1の美観性が損なわれることを防ぐこともできる。
これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器1を提供することができる。
さらに、本実施形態による小便器1によれば、各把持部42,44が便器本体2の正面側壁部7の背面7aに設けられているため、小便器1が設置される壁面Wの壁受部Pに便器本体2を取り付ける際に、便器本体2の正面側壁部7付近から各把持部42,44を容易に把持することができる。
したがって、各把持部42,44を把持した状態で便器本体2の全体を壁面Wに安定して移動させて、便器本体2の各背面側取付部38,40を壁受部Pの各バックハンガー46に簡単且つ確実に取り付けることができ、小便器1を壁面Wに簡単に設置することができる。
さらに、各把持部42,44が便器本体2の正面側壁部7の背面7aに設けられているため、小便器1が壁面Wに設置された状態では、便器本体2の外部から隠蔽されている状態となり、小便器1の美観性が損なわれることを防ぐこともできる。
これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器1を提供することができる。
また、本実施形態による小便器1によれば、各把持部42,44が、便器本体2の表面を平滑にする表面処理がなされていない表面を備えていることにより、各把持部42,44を把持した部分に適度な摩擦力が作用するため、各把持部42,44を把持しやすくすることができる。
したがって、各把持部42,44を把持した状態では、便器本体2を安定して移動させることができ、便器本体2の取り付け作業を安定して確実に行うことができる。
これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器を提供することができる。
さらに、本実施形態による小便器1によれば、自動洗浄ユニット4が、便器本体2の正面側壁部7の上方領域に前後方向に貫くように設けられてボウル部6内に洗浄水を吐水するスプレッダ26を備えており、各把持部42,44が、便器本体2の正面側壁部7の背面7aに沿って左右方向に延びるように形成されスプレッダ26の中心Oよりも上方に位置していることにより、小便器1が設置される壁面Wの壁受部Pに便器本体2を取り付ける際に、便器本体2の正面側壁部7の上方付近から各把持部42,44を容易に把持することができる。
また、各把持部42,44が便器本体2の正面側壁部7の背面7aに沿って左右方向に延びるように形成され、スプレッダ26の中心Oよりも上方に位置していることにより、各把持部42,44を把持する際に、自動洗浄ユニット4のスプレッダ26と各把持部42,44とが互いに干渉して把持の妨げになることを防ぐことができるため、各把持部42,44を把持しやすくすることができる。
したがって、各把持部42,44を把持した状態では、便器本体2を左右方向に安定して把持しながら、壁面Wに移動させることができるため、便器本体2の取り付け作業を安定して確実に行うことができる。
これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器1を提供することができる。
また、本実施形態による小便器1によれば、各把持部42,44について、上蓋10が取り外された状態でスプレッダ26の上方が開放されるように便器本体2の正面側壁部7の背面7aに沿って便器本体2の左右方向に間隔Sを置いて複数設けられていることにより、各把持部42,44を把持する際に、自動洗浄ユニット4のスプレッダ26と各把持部42,44とが互いに干渉して把持の妨げになることをより確実に防ぐことができるため、各把持部42,44を把持しやすくすることができる。
したがって、各把持部42,44を把持した状態では、便器本体2を左右方向に安定して把持しながら、壁面Wに移動させることができるため、便器本体2の取り付け作業を安定して確実に行うことができる。
これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器1を提供することができる。
さらに、本実施形態による小便器1によれば、複数の把持部42,44が平面視において便器本体2の正面側壁部7の背面7aの左右方向の中心に対して対称に配置されていることにより、小便器1が設置される壁面Wの壁受部Pに便器本体2を取り付ける際に、便器本体2の左右の複数の把持部42,44を把持する把持力を各把持部42,44に分散させて安定して把持することができる。
したがって、各把持部42,44を把持した状態では、便器本体2を安定して移動させることができるため、便器本体2の取り付け作業を安定して確実に行うことができる。
これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器1を提供することができる。
また、本実施形態による小便器1によれば、各把持部42,44の各上端面42a,44aと便器本体2の各側壁部32,34の各上端面32a,34aが、上蓋10が上方から着脱可能に取り付けられるような高さに位置しているため、小便器1が設置される壁面Wの壁受部Pに便器本体2を取り付ける際に、上蓋10を取り外すだけで、各把持部42,44を簡単且つ確実に把持することができる。
したがって、各把持部42,44を把持した状態で便器本体2の全体を壁面Wに安定して移動させて、便器本体2の各背面側取付部38,40を壁受部Pの各バックハンガー46に簡単且つ確実に取り付けることができ、小便器1を壁面Wに簡単に設置することができる。
また、小便器1が壁面Wに設置された状態では、各把持部42,44と便器本体2の各側壁部32,34のそれぞれの面一の上端面32a,34a,42a,44aに上蓋10を安定して取り付けることができ、各把持部42,44を上蓋10によって便器本体2の外部から隠蔽することができる。
さらに、上蓋10を各把持部42,44と便器本体2の各側壁部32,34のそれぞれの面一の32a,34a,42a,44aに取り付けた状態では、上蓋10の上面10aが便器本体2の正面側壁部7の上端面7bとほぼ同じ高さとなるため、小便器1の美観性が損なわれることを防ぐこともできる。
これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器1を提供することができる。
さらに、本実施形態による小便器1によれば、収納室Cが便器本体2の背面側取付部38,40よりも正面側且つ上方に位置しているため、便器本体2の各背面側取付部38,40が壁受部Pの各バックハンガー46に取り付けられて小便器1が壁面Wに設置された状態であっても、上蓋10を取り外した状態では、便器本体2の正面側且つ上方から収納室C内の自動洗浄ユニット4に容易にアクセスすることができ、自動洗浄ユニット4のメンテナンス作業等を容易に行うこともできる。
また、本実施形態による小便器1によれば、小便器1が設置される壁面Wの壁受部Pが、その壁面Wから前方側且つ上方側にフック状に突出するバックハンガー46を備えているため、小便器1が設置される壁面Wの壁受部Pに便器本体2を取り付ける際に、各把持部42,44を把持した状態で、壁受部Pの各バックハンガー46の位置を上方から容易に確認することができる。
また、各把持部42,44を把持しながら、便器本体2の位置を調整することにより、先に確認した壁受部Pの各バックハンガー46の位置に便器本体2の各背面側取付部38,40の各嵌合凹部38a,40aの位置を調整して、容易に位置合わせをすることができる。
さらに、壁受部Pの各バックハンガー46の位置と便器本体2の各背面側取付部38,40の各嵌合凹部38a,40aの位置を合わせた状態では、便器本体2を下降させるだけで、便器本体2の各背面側取付部38,40の各嵌合凹部38a,40aに、壁受部Pの各バックハンガー46が背面側且つ下方側から挿入され、各嵌合凹部38a,40aと各バックハンガー46とが互いに嵌合することができるため、便器本体2の各背面側取付部38,40の各嵌合凹部38a,40aを壁受部Pの各バックハンガー46に係合させて容易に引っ掛けることができ、便器本体2の各背面側取付部38,40の各嵌合凹部38a,40aを壁受部Pの各バックハンガー46に簡単且つ確実に取り付けることができる。
また、便器本体2の各背面側取付部38,40の各嵌合凹部38a,40aを壁受部Pの各バックハンガー46に引っ掛けた後、各把持部42,44の把持を解除すると、陶器製の便器本体2の自重で便器本体2の各背面側取付部38,40の各嵌合凹部38a,40aと壁受部Pの各バックハンガー46との互いの嵌合が強化されるため、便器本体2を壁面Wに確実に固定することができ、小便器1を壁面Wに簡単に設置することができる。
これらの結果、施工時に容易に持ち運ぶことができると共に、設置状態の美観性を確保することができる小便器1を提供することができる。
1 小便器
2 便器本体
4 自動洗浄ユニット(機能部)
6 ボウル部
6a ボウル面
6b ボウル面下部
7 正面側壁部
7a 正面側壁部の背面
7b 正面側壁部の上端面
8 排水口部
8a 排水口
10 上蓋(蓋体)
10a 上蓋の上面
12 排水トラップ部
12a 下降管路
12b 横引き管路
12c 上昇管路
13 目皿
14 排水ソケット
16 排水配管
18 接続部
20 給水管
20a 給水管の先端部
22 止水栓
24 給水バルブ
26 スプレッダ
28 人体検知センサ
30 コントローラ
32 側壁部
32a 側壁部の上端面
34 側壁部
34a 側壁部の上端面
36 背面側壁部
36a 背面側壁部の背面
38 背面側取付部
38a 背面側取付部の嵌合凹部
40 背面側取付部
40a 背面側取付部の嵌合凹部
42 把持部
42a 把持部の上端面
44 把持部
44a 把持部の上端面
46 バックハンガー(突出部)
A 便器本体の重心に対して鉛直方向に延びる軸線
C 収納室(収納部)
F 床面
O スプレッダの中心
P 壁受部
S 間隔
W 壁面
w0 溜水

Claims (9)

  1. 排尿を受けて排出する小便器であって、
    この小便器が設置される壁面の壁受部に取り付けられる便器本体を有し、
    この便器本体は、排尿を受けるボウル部と、このボウル部を正面側に形成する正面側壁部と、この正面側壁部の両側から背面側に向かって形成される側壁部と、この側壁部の後端部に形成される背面側壁部と、この背面側壁部に設けられて上記壁受部に取り付けられる背面側取付部と、上記正面側壁部の背面で且つ上記背面側取付部よりも上方で且つ上記背面側壁部より正面側に把持可能に設けられて上記小便器が設置された状態で隠蔽可能な把持部と、を備えていることを特徴とする小便器。
  2. 更に、上記ボウル部内に洗浄水を吐水する吐水機能を備えた機能部を有し、上記便器本体は、更に、上記便器本体の上方領域の上記正面側壁部よりも背面側且つ上記側壁部の内側に設けられて上記機能部を収納する収納部と、この収納部の上方に着脱可能に取り付けられる蓋体と、を備え、上記把持部は、上記収納部に設けられている請求項1記載の小便器。
  3. 上記機能部は、上記便器本体の正面側壁部の上方領域に前後方向に貫くように設けられて上記ボウル部内に洗浄水を吐水する吐水部を備え、上記把持部は、上記便器本体の正面側壁部の背面に沿って左右方向に延びるように形成され、上記吐水部の中心よりも上方に位置している請求項記載の小便器。
  4. 上記把持部は、上記蓋体が取り外された状態で上記吐水部の上方が開放されるように上記正面側壁部の背面に沿って上記便器本体の左右方向に間隔を置いて複数設けられている請求項記載の小便器。
  5. 上記複数の把持部は、平面視において上記便器本体の正面側壁部の背面の左右方向の中心に対して対称に配置されている請求項記載の小便器。
  6. 上記把持部の上端面と上記便器本体の側壁部の上端面は、上記蓋体が上方から着脱可能に取り付けられるような高さに位置し、上記把持部の上端面に取り付けられた状態の上記蓋体の上面は、上記正面側壁部の上端面とほぼ同じ高さとなる請求項2記載の小便器。
  7. 上記収納部は、上記便器本体の背面側取付部よりも正面側且つ上方に位置する請求項2乃至の何れか1項に記載の小便器。
  8. 上記壁受部は、上記壁面から前方側且つ上方側にフック状に突出する突出部を備え、上記便器本体の背面側取付部は、上記背面側壁部の壁面から正面側且つ上方側に凹状に形成されて上記突出部が背面側且つ下方側から挿入されて嵌合可能な嵌合凹部を備えている請求項1乃至の何れか1項に記載の小便器。
  9. 上記把持部は、上記便器本体の表面を平滑にする表面処理がなされていない表面を備えている請求項1乃至の何れか1項に記載の小便器。
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