JP3431960B2 - 車輛ルーフ - Google Patents

車輛ルーフ

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JP3431960B2
JP3431960B2 JP25075393A JP25075393A JP3431960B2 JP 3431960 B2 JP3431960 B2 JP 3431960B2 JP 25075393 A JP25075393 A JP 25075393A JP 25075393 A JP25075393 A JP 25075393A JP 3431960 B2 JP3431960 B2 JP 3431960B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/043Sunroofs e.g. sliding above the roof
    • B60J7/0435Sunroofs e.g. sliding above the roof pivoting upwardly to vent mode and moving at the outside of the roof to fully open mode

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定ルーフ面に構成さ
れたルーフ開口部と;カバーと;ルーフ開口部を閉鎖す
る閉鎖位置と、前部終点位置にあるカバーをカバー前縁
の近傍にある旋回軸線のまわりに旋回してカバー後縁を
固定ルーフ面上方へ上昇した換気位置と、カバーを固定
ルーフ面上方でカバーの長さ寸法の少なくとも1つの部
分にわたつて後方へ摺動させた開放位置との間でカバー
を変位する変位位置と;を有する車輛ルーフであつて、
前部案内要素が、カバー前端の近傍において両側でカバ
ーに結合され、ルーフ輪郭の下方に配置してルーフに固
定した前部カバーガイドに沿つて可動に案内され、変位
装置が、カバー後部と共働する昇降機構と、前部案内要
素に常に結合された駆動装置とを含む形式のものに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
の公知の車輛ルーフの場合(ヨーロッパ特許公開第03
71523号)、カバーを支持したカバーのすべての運
動に随伴するカバー支持部材には、前端がカバーの長さ
寸法の前から2/3の箇所にあり且つ後端がカバー後縁
の近傍に達する屈曲した案内が構成されている。カバ
ーに固定の案内には、ルーフに固定の案内と共働し
てカバーを昇降させるルーフに固定の連結ピンが係合す
る。公知のルーフガイドの場合、スポイラールーフ
いて慣用の態様で、最大でも、ルーフ開口部の長さの約
2/3が解放されるにすぎない。なぜならば、残りの1
/3の範囲において、開放位置に置かれたカバーを支持
しなければならないからである。開放状態におけるルー
フ安定性には問題がある。固定ルーフ面から突出するカ
バーは、高速の走行速度において、振動する傾向を有す
る。かくして、しばしば、好ましくない騒音が誘起され
る。
【0003】更に、カバーが、カバーガイドレールに沿
つて純粋な並進運動が可能なよう案内され、スライドカ
バーが、閉鎖位置においても、ルーフ開口部に接するル
ーフ面部分よりも高い位置にある車輛ルーフは公知であ
る(フランス特許第2230510号)。更に、車輛ル
ーフの上方に設けたガイドに沿つて可動な調節装置にカ
バーを懸架した車輛用スライドルーフは公知である(ド
イツ特許第3903286号)。開放する場合は、カバ
ーを、まず、固定ルーフ面に平行に上昇し、次いで、ル
ーフ面上方を後方へ摺動させる。閉鎖する場合は、逆
に、カバーを前部終点位置に置いた後に、カバーをルー
フ面に平行に下降する。上記双方のルーフ構造の場合、
スライドチルトルーフおよびスポイラールーフに慣用の
如く、カバー前縁が、本質的に、ルーフ開口部前縁と面
一に保持され、一方、カバー後端が、固定ルーフ面の上
方に上昇される換気位置にカバーを旋回することはでき
ない。しかしながら、この種の換気位置は、実際に特に
望ましい。なぜならば、この場合、雨中の走行時も、水
が車輛内に侵入することなく、車内の換気を行い得るか
らである。
【0004】本発明の課題は、ルーフ開口部を完全に解
放でき、開放状態においてもルーフを安定に支持でき
る、冒頭に述べた種類の車輛ルーフを創成することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭に述べ
た特徴を有する車輛ルーフにおいて、本発明にもとづ
き、ルーフ面上方に設置してルーフに固定した後部カバ
ーガイドに沿つて可動に案内した後部案内要素に、カバ
ーをその後端の近傍において両側で固定し、カバーに固
定の部材を昇降機構に着脱自在に結合し、カバーを換気
位置から開放位置の方向へ変位した場合に、昇降機構と
カバーとの結合が解離され、カバーが開放位置または開
放位置と換気位置との間の中間位置から出発して換気位
置に達した場合に、昇降機構とカバーとの結合が行われ
るよう、昇降機構に対する着脱自在な結合系を構成する
ことによつて、解決される。
【0006】本発明に係る車輛ルーフの場合、カバー
は、すべてのカバー位置において、前縁および後縁の近
傍で案内される。かくして、カバーは、特に強固に支持
される。しかも、ルーフ開口部を実際上完全に解放でき
る。本発明の有利な実施例は、従属請求項の対象であ
る。前部案内要素は、換気位置にカバーを上昇する際
に、カバー前縁が上昇運動に関係なくほぼ同一の高さに
保持されるようカバー前部を上昇する昇降装置を介して
駆動装置に結合するのが好ましい。昇降装置は、更に、
換気位置にカバーを上昇する際に、カバー前縁が所定の
短い距離だけ後方へ移動されるよう、構成するのが合目
的的である。かくして、カバー上昇時、カバー前縁の好
ましくない沈下が避けられる。通常、カバーの周囲また
はルーフ開口部の縁に設置される縁間隙パツキンに対す
る過大な負荷が避けられる。
【0007】駆動装置に常に結合され、前部カバーガイ
ドよりも低い位置でルーフに固定したスライドガイドに
沿つて可動に案内され、前部範囲が上方に湾曲した前昇
降ガイドを備えた前部スライダを昇降装置に設け、前部
カバーガイドの前部範囲を下方へ湾曲させ、前部案内要
素を前昇降ガイドおよび前部カバーガイドと係合状態に
保持することによつて、カバー上昇時のカバー前縁の上
昇および引戻し操作を構造的に特に簡単に達成できる。
昇降機構には、合目的的に、昇降レバーおよび縦方向へ
可動なスライダを装備することができる。この場合、昇
降レバーの一端を後部スライダに樞着し、他端をカバー
またはルーフに固定の部材(例えば、カバー支持部材ま
たはカバーフレーム)に着脱自在に係合する。後部スラ
イダは、駆動装置に常に結合させることができる。しか
しながら、後部スライダが、換気位置と開放位置との間
のカバー運動に依存して、自動的に、駆動装置に結合さ
れ、あるいは、駆動装置から解離されるよう構成するこ
ともできる。
【0008】前後のスライダを共通のスライダガイドに
沿つて案内するのが有利である。カバーと昇降レバーと
の間の着脱自在の結合系は、昇降レバーに結合された連
結ピンと、連結ピンを除去可能なよう受容し且つ可動に
案内する、カバーに固定の部材に設けたカバー連結ガイ
とを有することができる。この場合、カバー連結ガイ
が、カバーにほぼ平行に延びれば合目的的であり、カ
バーを前方または後方へ摺動した際に、それぞれ、連結
ピンがカバー連結ガイド内に導入されまたはカバー連結
ガイドから引出されるよう、カバー連結ガイドの後端を
下方へ開放する。
【0009】本発明の別の実施例の場合、昇降レバー
は、カバーにおける樞着点と後部スライダにおける樞着
点との間の部分において、ルーフに固定してあつて後部
スライダの摺動運動に依存して昇降レバーを旋回させる
強制ガイドと共働する。この場合、強制ガイドは、昇降
レバーに設置した連結ピンと、ルーフに固定で連結ピン
と共働する後昇降ガイドとを有することができる。後部
カバーガイドとして、後部案内要素を可動に案内する案
を設けるのが合目的的である。
【0010】案内の前部範囲に、後方へ斜めに下降す
る範囲を設けるのが好ましい。かくして、換気位置にお
いて、比較的大きいカバー上昇角が得られ、従って、カ
バー後端とルーフ開口部の後縁との間に対応して大きい
換気間隙が得られ、一方、カバーを引戻すと、カバー上
昇角が減少し、これは、特に流動工学的に有利である。
案内の前端には、固定ルーフ面に対して垂直であり、
閉鎖位置と換気位置との間でカバーを旋回する際に前部
案内要素を案内する部分を設けることができる。かくし
て、カバーは、閉鎖位置から換気位置への移行時または
換気位置から閉鎖位置への移行時に、ルーフ開口部に関
してカバー縦方向へ案内化される。
【0011】本発明の別の実施例にもとづき、ルーフガ
イドレールに後部カバーガイドを構成できる。このよう
な場合、合目的的に、案内の前部分をルーフガイドレ
ールに構成できる。
【0012】
【作用】上記の車輛ルーフの動作態様を以下に説明す
る。閉鎖位置において、双方のスライダ24、25は、
その前部終点位置を取る。前部案内頚軸18は、上部案
内路19の湾曲した前部範囲21の最も低い箇所にある
と同時に前昇降ガイド27の後端にある。昇降レバー3
7の中央範囲に設けた連結ピン42は、後昇降ガイド
3の水平部分44に位置する。カバー14に向く側の昇
降レバー37の端部の連結ピン39は、カバー連結ガイ
40の閉じた前端の近傍に位置する。カバー14の上
面は、ルーフ面11の上面と少なくともほぼ面一をな
す。
【0013】車内を換気する場合、共通の駆動装置(図
示してない)によつて双方のスライダ24、25を後方
へ移動する。この場合、連結ピン42は、後昇降ガイド
43の後方へ上昇する部分45に沿つて上方へ摺動し、
かくして、昇降レバー37は、樞動ピン38のまわりに
時計方向へ旋回される(図2、3)。連結ピン39は、
カバー連結ガイド40内を後方へ移動する。カバー14
は、カバー前縁の近傍にある軸線のまわりに旋回され、
カバーの後端31は、ルーフ面11の上方に上昇される
(図3)。この場合、後部案内頚軸32は、後部カバー
ガイド33の部分35内を上昇する。同時に、前方へ上
昇する前昇降ガイド27は、カバー14の前部案内頚軸
18に関して摺動される。この場合、案内頚軸18は、
案内路19の湾曲した前部範囲21に沿つて上方へ移動
される。かくして、カバー前縁46は、カバー14の上
昇運動に関係なく、ほぼ一定の高さに保持される。ルー
フ開口部内へのカバー前縁の沈下が阻止される。更に、
カバー前縁46は、案内路19の前部範囲21の湾曲状
態に対応して後方へ移動され、かくして、カバー前縁と
ルーフ開口部の前端との間の縁間隙パツキンの負荷が除
かれる。
【0014】スライダ24、25を後方へ更に移動する
と、連結ピン39は、カバー連結ガイド40の後端に達
し、一方、連結ピン42は、後昇降ガイド43の後方へ
下降する部分47と係合する。かくして、連結ピン39
は、カバー連結ガイド40の後下端の開口41から引出
される。かくして、昇降機構36が、カバー14から解
離される。カバー14の前部案内頚軸18は、案内路1
9の湾曲した前部範囲内を上昇し、案内路19の主部分
22内に入る。後部案内頚軸32は、後部カバーガイド
33の後方へ下降する範囲34に沿つて摺動される。か
くして、カバー14の上昇角が減少される。かくして、
カバー14は、ルーフ開口部の後縁にぶつかることな
く、ルーフ開口部13を実際上完全に解放される。後方
へのカバー14の摺動運動中、連結ピン42はスライダ
ガイド23内に入る。カバー14から解放された昇降レ
バー37は、本質的に水平な位置に置かれる(図4)。
【0015】カバー14の閉鎖時には、上述のプロセス
が、対応して逆方向へ進行する。カバーが、開放位置
(図4)から出発して換気位置(図3)に近づくと、昇
降レバー37が、連結ピン42と後昇降ガイド43の前
方へ上昇する部分47との共働によつて、上方へ(図
3、4で見て時計方向へ)旋回され、次いで、連結ピン
39が、再び、開口41を介してカバー連結ガイド40
内に入る。図6、7に示した車輛ルーフの別の実施例の
場合、例えば、駆動ケーブル49に設けた駆動部材50
を介して、前部スライダ24のみが駆動装置に常に結合
される。一方、後部スライダ25は、前部スライダ24
の位置に依存して、自動的に駆動装置に結合され、ある
いは、駆動装置から分離され、ルーフフレーム20に関
して固定される。このため、後部スライダ25は、ルー
フフレームに固定されたまたはルーフフレームから形成
された縦ガイド52に沿つてカバー摺動方向へ可動に案
内された結合ロツド51に結合されている。結合ロツド
51の貫通口53には、上記ロツドの前端の近傍に、ロ
ツク部材54が、結合ロツド51の摺動方向に直角に可
動に案内されている。ロツク部材54は、その変位方向
へ見て、貫通口53よりも大きい寸法を有する。従っ
て、ロツク部材は、何れかの側で(図6、7で見て上方
または下方で)結合ロツド51から突出する。
【0016】閉鎖位置と換気位置との間のカバー14の
変位範囲において、ロツク部材54は、図6に示した態
様で、駆動ケーブル49または駆動ケーブルの摺動運動
に随伴する駆動部材に構成され結合ロツド51に向く開
口55に突出する。従って、上記変位範囲において、後
部スライダ25も駆動装置に結合される。カバー14が
換気位置(図6)から開放位置(図7)に移動する間
に、結合ロツド51の後端56は、フレームに固定のス
トツパ57に当接する。結合ロツド51の上記位置で
は、貫通口53は、フレームに設けた凹み58と一致す
る。駆動ケーブル49から加えられる力にもとづき、ロ
ツク部材54は、凹みから引出され、凹み58に圧入さ
れる。かくして、駆動装置と後部スライダ25との間の
駆動結合が切離される。後部スライダ25は、フレーム
20に関して固定される。
【0017】カバー14を開放位置から換気位置の方向
へ移動すると、駆動ケーブル49、駆動部材50または
スライダ24に結合された駆動ノーズ59が結合ロツド
51のストツパ60に当接する。かくして結合ロツド5
1からロツク部材54に加えられる力によつて、ロツク
部材は、フレームの凹み58から引出され、その代わ
り、貫通口53と一致した凹み55に係合する。かくし
て、後部スライダ25が、再び、駆動装置に結合され
る。図6、7の実施例には、スライダガイド23を比較
的短く構成できる。
【0018】
【実施例】添付の図面を参照して以下に本発明の実施例
を詳細に説明する。図1の概ね10で示した車輛ルーフ
の場合、固定ルーフ面11上には、ルーフに固定のガイ
ド(例えば、ルーフガイドレール12の形のガイド)が
設置してある。固定ルーフ面11には、カバー14によ
つて選択的に閉鎖または解放できるルーフ開口部13が
設けてある。ルーフガイドレール12は、ルーフ開口部
13の後部範囲において、ガイドレール脚15を介して
ルーフ面11上に固定されている。ガイドレール脚15
は、ルーフガイドレールの前端を形成できる。ルーフガ
イドレールは、ガイドレール脚15から後方および前方
へ延長することもできる。
【0019】図示の実施例の場合、カバー14は、補強
フレーム16上に載り、カバー支持部材17は、前部の
両側において、上記補強フレームから下方へ突出する。
カバー支持部材17から、前部案内頚軸18が外側方へ
突出する。前部案内頚軸18は、ルーフ面11に結合さ
れたルーフフレーム20の上部案内路19に係合する。
上部案内路19は、前部範囲21において、下方へ湾曲
している。上部案内路19の主部分22の下方には、同
じくルーフフレーム20から形成されたスライダガイド
23が、案内路19の主部分22と同様、ルーフ面11
に少なくともほぼ平行に延びている。前部スライダ24
および後部スライダ 25は、スライダガイド23に沿
つて縦方向へ摺動自在に案内されている。双方のスライ
ダ24、25は、駆動装置(図示してない)に常に結合
されている。駆動装置は、通常の如く、伸縮しないよう
案内された駆動ケーブルを駆動する手動クランクまたは
駆動電動機を有することができる。図5に、この種のケ
ーブルを受容するためフレーム20に構成されたケーブ
ルチヤンネルを26で示した。
【0020】前部スライダ24には、前部範囲28が上
方へ湾曲した溝形状の前昇降ガイド27が構成されてい
る。前部スライダ24は、ルーフフレーム20とカバー
支持部材17との間に横方向へ設置してある。前部案内
頚軸18は、前昇降ガイド27を介して案内路19内に
延びている。前部スライダ24の前昇降ガイド27およ
び案内路19の前部範囲21は、ともに、概ね30で示
した昇降装置を形成する。カバー14上には、カバー後
端31の近傍に両側に、カバー14の側縁から突出する
後部案内頚軸32が設置されている(図5参照)。案内
頚軸32は、ルーフガイドレール12に構成された溝形
状の後部カバーガイド33に係合する。案内路19およ
びスライダガイド23は、ルーフ輪郭の下方に延びてい
るが、案内路33は、ルーフ輪郭の上方に延びている。
後部カバーガイド33の前部には、ガイドレール脚15
に構成され固定ルーフ面11にほぼ垂直をなす部分35
に前端において移行し且つ後方へ斜めに下降する範囲3
4が設けてある。
【0021】後部スライダ25は、昇降レバー37を含
む概ね36で示した昇降機構の部分である。昇降レバー
37の一端は、樞動ピン38を介してスライダ25に樞
着されている。昇降レバーの他端は、カバーフレーム1
6に着脱自在に樞動結合されている。このために、昇降
レバー37の他端には、カバーフレーム16の溝形状の
カバー連結ガイド40に沿つて可動に案内された連結ピ
ン39が設けてある。カバー連結ガイド40は、カバー
14の下方にカバーに平行に、カバーの長さ寸法の後半
部の前部に沿つて延びている。カバー連結ガイド40の
後端には、連結ピン39をカバー連結ガイド40に導入
するまたはカバー連結ガイド40から引出すための開口
41が設けてある。昇降レバー37の中央範囲には、側
方へ突出し、ルーフに固定の部材に設けた溝形状の後昇
降ガイド43に係合する別の連結ピン42が設置してあ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明の車輛ルーフの場合、カバーはす
べてのカバー位置において、前縁および後縁の近傍で案
内されるので特に強固に支持され、しかも、ルーフ開口
部を実質上完全に解放できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車輛ルーフを備えた自動車の略斜
視図である。
【図2】図1の線II−IIに沿う閉鎖状態の車輛ルーフの
縦断面図である。
【図3】換気位置の車輛ルーフを示す図2に対応する縦
断面図である。
【図4】開放位置の車輛ルーフを示す図2に対応する縦
断面図である。
【図5】図2の線V−Vに沿う横断面図である。
【図6】本発明の別の実施例の車輛ルーフの図3および
4と類似の縦断面図である。
【図7】本発明の別の実施例の車輛ルーフの図3および
4と類似の縦断面図である。
【符号の説明】
10 車輛ルーフ 11 固定ルーフ面 12 ルーフガイドレール 13 開口部 14 カバー 15 ガイドレール脚 18 前部案内頚軸 19 上部案内路 24 前部スライダ 25 後部スライダ27 前昇降ガイド 30 昇降装置 31 カバー後端 32 案内頚軸 33 後部カバーガイド 36 昇降機構 37 昇降レバー 40 カバー連結ガイド 42 連結ピン 43 後昇降ガイド 46 カバー前縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/05

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ルーフ面に構成されたルーフ開口部
    このルーフ開口部を開閉するカバーとを有しており、
    前記カバーを、ルーフ開口部を閉鎖する閉鎖位置と、前
    部終点位置にあるカバーをカバー前縁の近傍にある旋回
    軸線のまわりに旋回してカバー後縁を固定ルーフ面上方
    へ上昇した換気位置と、カバーを固定ルーフ面上方でカ
    バーの長さ寸法の少なくとも1つの部分にわたつて後方
    へ摺動させた開放位置との間でカバーを変位する変位位
    置とに変位可能にしており、前部案内要素が、カバー前
    端の近傍において両側でカバーに結合され、ルーフ輪郭
    の下方に配置してルーフに固定した前部カバーガイドに
    沿つて可動に案内され、変位装置が、カバー後部と共働
    する昇降機構と、前部案内要素に常に結合された駆動装
    置とを含む形式の車輛ルーフにおいて、 カバー(14)が、ルーフ面上方に設置してルーフに固
    定したガイドレール(12)に設けた後部カバーガイド
    (33)に沿つて可動に案内された後部案内要素(案内
    頚軸32)に、カバー後端(31)の近傍において両側
    で固定されており、カバーに固定の部材に設けたカバー
    連結ガイド(40)に昇降機構(36)着脱自在に結
    合されており、カバーを換気位置から開放位置の方向へ
    変位した場合に、昇降機構とカバーとの結合が解離さ
    れ、カバーが開放位置または開放位置と換気位置との間
    の中間位置から出発して換気位置に達した場合に、昇降
    機構とカバーとの結合が行われるよう、昇降機構に対す
    る着脱自在な結合系が構成されていることを特徴とする
    車輛ルーフ。
  2. 【請求項2】 前部案内要素(案内頚軸18)が、換気
    位置にカバー(14)を上昇する際に、カバー前縁(4
    6)が上昇運動に関係なくほぼ同一の高さに保持される
    ようカバー前部を上昇する昇降装置(30)を介して駆
    動装置に結合されていることを特徴とする請求項1に記
    の車輛ルーフ。
  3. 【請求項3】 昇降装置(30)が、換気位置にカバー
    (14)を上昇する際に、カバー前縁(46)が所定の
    短い距離だけ後方へ移動されるよう、構成されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の車輛ルーフ。
  4. 【請求項4】 昇降装置(30)が、駆動装置に常に結
    合され、前部カバーガイド(案内路19)よりも低い位
    置でルーフに固定したスライダガイド(23)に沿つて
    可動に案内され、前部範囲(28)が上方に湾曲した
    昇降ガイド(27)を備えた前部スライダ(24)を有
    し、前部カバーガイドの前部範囲(21)が、下方へ湾
    曲され、前部案内要素(案内頚軸18)が、前昇降ガイ
    および前部カバーガイドと係合状態に保持されること
    を特徴とする請求項2または3に記載の車輛ルーフ。
  5. 【請求項5】 昇降機構(36)が、昇降レバー(3
    7)および縦方向へ可動なスライダ(25)を有し、昇
    降レバーが、一端で、後部スライダに樞着され、他端
    で、カバー(14)またはルーフに固定の部材に設けた
    カバー連結ガイド(40)に着脱自在に係合されること
    を特徴とする請求項1〜4の1つに記載の車輛ルーフ。
  6. 【請求項6】 後部スライダ(25)が、駆動装置に常
    に結合されることを特徴とする請求項5に記載の車輛ル
    ーフ。
  7. 【請求項7】 後部スライダ(25)が、換気位置と開
    放位置との間のカバー運動に依存して、自動的に、駆動
    装置に結合され、あるいは、駆動装置から解離されるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の車輛ルーフ。
  8. 【請求項8】 前後のスライダ(24、25)が、共通
    のスライダガイド(23)に沿つて案内されることを特
    徴とする請求項4または5に記載の車輛ルーフ。
  9. 【請求項9】 カバー(14)と昇降レバー(37)と
    の間の着脱自在の結合系が、昇降レバーに結合された連
    結ピン(39)と、連結ピンを引出し可能なよう受容し
    且つ可動に案内する、カバーに固定の部材に設けたカバ
    ー連結ガイド(40)とを有することを特徴とする請求
    項5〜8の1つに記載の車輛ルーフ。
  10. 【請求項10】 カバー連結ガイド(40)が、カバー
    (14)に少なくともほぼ平行に延び、下端において下
    方へ開放していることを特徴とする請求項9に記載の車
    輛ルーフ。
  11. 【請求項11】 カバー連結ガイド(40)が、カバー
    の長さ寸法の後半部の前部に沿つて延びることを特徴と
    する請求項9または10に記載の車輛ルーフ。
  12. 【請求項12】 昇降レバー(37)が、カバー(1
    4)における樞着点と後部スライダ(25)における樞
    着点との間の部分において、後部スライダの摺動運動に
    依存して昇降レバーを旋回させる強制ガイド(後昇降ガ
    イド43、連結ピン42)と共働すことを特徴とする請
    求項5〜11の1つに記載の車輛ルーフ。
  13. 【請求項13】 強制ガイドが、昇降レバー(37)に
    設置した連結ピン(42)と、ルーフに固定してあつて
    連結ピンと共働する後昇降ガイド(43)とを有するこ
    とを特徴とする請求項12に記載の車輛ルーフ。
  14. 【請求項14】 後部カバーガイド(33)として、後
    部案内要素(案内頚軸32)を可動に案内する案内溝
    設けてあることを特徴とする請求項1〜13の1つに記
    載の車輛ルーフ。
  15. 【請求項15】 後部カバーガイド(33)が、その前
    部範囲に、後方へ斜めに下降する範囲(34)有するこ
    とを特徴とする請求項13に記載の車輛ルーフ。
  16. 【請求項16】 後部カバーガイド(33)の前端に
    は、固定ルーフ面(11)に対してほぼ垂直であり、閉
    鎖位置と換気位置との間でカバーを旋回する際に前部案
    内要素を案内する部分(35)が設けてあることを特徴
    とする請求項14または15に記載の車輛ルーフ。
  17. 【請求項17】 後部カバーガイド(33)が、カバー
    ガイドレール(12)に構成されていることを特徴とす
    る請求項1〜16の1つに記載の車輛ルーフ。
  18. 【請求項18】 後部カバーガイド(33)の前部(3
    5)が、ルーフガイドレール(12)に構成されている
    ことを特徴とする請求項16または17に記載の車輛ル
    ーフ。
  19. 【請求項19】 両側の後部案内要素(案内頚軸32)
    が、カバー上面に設置されていることを特徴とする請求
    項1〜18の1つに記載の車輛ルーフ。
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