JP3429457B2 - 車両用ウインドウ装置 - Google Patents
車両用ウインドウ装置Info
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- JP3429457B2 JP3429457B2 JP11599699A JP11599699A JP3429457B2 JP 3429457 B2 JP3429457 B2 JP 3429457B2 JP 11599699 A JP11599699 A JP 11599699A JP 11599699 A JP11599699 A JP 11599699A JP 3429457 B2 JP3429457 B2 JP 3429457B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車体に開設され
た開口部に一辺部が固着され、かつ、他端部がウインド
ウ開閉装置を介して開閉自在に保持される車両用ウイン
ドウ装置に係り、特に、ウインドウ開閉装置によりウイ
ンドウガラスを開閉するときに発生する衝突打音を確実
に防止することができる車両用ウインドウ装置に関す
る。
た開口部に一辺部が固着され、かつ、他端部がウインド
ウ開閉装置を介して開閉自在に保持される車両用ウイン
ドウ装置に係り、特に、ウインドウ開閉装置によりウイ
ンドウガラスを開閉するときに発生する衝突打音を確実
に防止することができる車両用ウインドウ装置に関す
る。
【0002】
【従来技術とその課題】従来のこの種の装置としては、
例えば、特開平9−48239号公報に示されているス
イング式サイドウインドウが公知である。
例えば、特開平9−48239号公報に示されているス
イング式サイドウインドウが公知である。
【0003】この従来のスイング式サイドウインドウ
は、図12に示すように、車体の開口部Pの開口縁に固
定されたロックメール3の先端にリンク5の一端を回動
可能に連結し、ガラス1に固定されたベース6には、リ
ンク5の他端に本体部が回動可能に連結されたロックヒ
メール4の先端部を回動可能に連結し、上記ロックメー
ル3には弾性体7を装着して構成されている。
は、図12に示すように、車体の開口部Pの開口縁に固
定されたロックメール3の先端にリンク5の一端を回動
可能に連結し、ガラス1に固定されたベース6には、リ
ンク5の他端に本体部が回動可能に連結されたロックヒ
メール4の先端部を回動可能に連結し、上記ロックメー
ル3には弾性体7を装着して構成されている。
【0004】しかしながら、上記従来のスイング式サイ
ドウインドウにあっては、上記弾性体7によりウインド
ウ閉時の打音を防止することはできるが、該弾性体7を
取り付けるためには、ロックメール3に取付孔を開けな
ければならないため、かかる加工作業が非常に煩雑であ
り、また、ロックメール3、ロックヒメール4及びリン
ク5の連結精度や取付孔の位置精度にバラツキが発生し
易く、このバラツキの影響で打点が変動して弾性体7に
よる打音緩衝具合がバラツキ易く、打音を有効に緩衝す
ることができず、さらには、上記弾性体7が車室内から
見える位置に取り付けられているので、見栄えも悪い、
という課題を有していた。
ドウインドウにあっては、上記弾性体7によりウインド
ウ閉時の打音を防止することはできるが、該弾性体7を
取り付けるためには、ロックメール3に取付孔を開けな
ければならないため、かかる加工作業が非常に煩雑であ
り、また、ロックメール3、ロックヒメール4及びリン
ク5の連結精度や取付孔の位置精度にバラツキが発生し
易く、このバラツキの影響で打点が変動して弾性体7に
よる打音緩衝具合がバラツキ易く、打音を有効に緩衝す
ることができず、さらには、上記弾性体7が車室内から
見える位置に取り付けられているので、見栄えも悪い、
という課題を有していた。
【0005】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、打音が発生す
るハンドル側軸部に弾性体を直接装着することで、製品
精度にバラツキがあっても打音を確実に緩衝することが
でき、しかも、この弾性体の取付位置を車室内から見え
にくい位置とすることで車室内の外観品質を向上させる
ことができる車両用ウインドウ装置を提供しようとする
ものである。
ものであって、その目的とするところは、打音が発生す
るハンドル側軸部に弾性体を直接装着することで、製品
精度にバラツキがあっても打音を確実に緩衝することが
でき、しかも、この弾性体の取付位置を車室内から見え
にくい位置とすることで車室内の外観品質を向上させる
ことができる車両用ウインドウ装置を提供しようとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にあっては、車体に開設された窓開口部に
嵌装されるウインドウガラスの一辺部をヒンジで固着す
る一方、該ウインドウガラスの他端部をウインドウ開閉
装置を介して開閉自在に保持してなる車両用ウインドウ
装置を技術的前提とし、該ウインドウ開閉装置は、車体
側に固定される車体側アームと、この車体側アームの先
端部に一端部が回動自在に軸支される第1リンクアーム
と、該第1リンクアームの他端部に回動自在に軸支され
るハンドルと、該ハンドルと上記ウインドウガラスとを
回動自在に軸支する第2リンクアームと、から構成され
てなり、上記ウインドウガラス開閉時に上記車体側アー
ムと衝突する上記第1リンクアームとハンドルとを連結
するハンドル側軸部外周上には、上記ハンドル側軸部に
突設された凸状部を覆う突部が形成されてなる弾性体を
装着し、衝突打音を緩衝するように構成したことを特徴
とするものである。
め、この発明にあっては、車体に開設された窓開口部に
嵌装されるウインドウガラスの一辺部をヒンジで固着す
る一方、該ウインドウガラスの他端部をウインドウ開閉
装置を介して開閉自在に保持してなる車両用ウインドウ
装置を技術的前提とし、該ウインドウ開閉装置は、車体
側に固定される車体側アームと、この車体側アームの先
端部に一端部が回動自在に軸支される第1リンクアーム
と、該第1リンクアームの他端部に回動自在に軸支され
るハンドルと、該ハンドルと上記ウインドウガラスとを
回動自在に軸支する第2リンクアームと、から構成され
てなり、上記ウインドウガラス開閉時に上記車体側アー
ムと衝突する上記第1リンクアームとハンドルとを連結
するハンドル側軸部外周上には、上記ハンドル側軸部に
突設された凸状部を覆う突部が形成されてなる弾性体を
装着し、衝突打音を緩衝するように構成したことを特徴
とするものである。
【0007】そして、この発明に係る上記弾性体は、具
体的には、上記弾性体を、前記ハンドル側軸部を覆う円
筒状部と、該ハンドル側軸部から延設された連結部用の
開口部と、上記ハンドル側軸部に突設された凸条部を覆
う突部と、から構成したことを特徴とするものである。
体的には、上記弾性体を、前記ハンドル側軸部を覆う円
筒状部と、該ハンドル側軸部から延設された連結部用の
開口部と、上記ハンドル側軸部に突設された凸条部を覆
う突部と、から構成したことを特徴とするものである。
【0008】また、この発明に係る上記弾性体は、上記
構成に代えて、上記弾性体を、前記ハンドル側軸部及び
該ハンドル側軸部から延設された連結部並びに前記車体
側アームと第1リンクアームを連結するアーム側軸部を
覆うリング状の本体と、該本体の上記ハンドル側軸部を
覆う部分から上下方向に延設された当接片部と、上記ハ
ンドル側軸部に突設された凸条部を覆う突部と、から構
成したことを特徴とするものである。
構成に代えて、上記弾性体を、前記ハンドル側軸部及び
該ハンドル側軸部から延設された連結部並びに前記車体
側アームと第1リンクアームを連結するアーム側軸部を
覆うリング状の本体と、該本体の上記ハンドル側軸部を
覆う部分から上下方向に延設された当接片部と、上記ハ
ンドル側軸部に突設された凸条部を覆う突部と、から構
成したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態例】以下、添付図面に示す実施の形
態例に基づき、この発明を詳細に説明する。
態例に基づき、この発明を詳細に説明する。
【0010】図1乃至図7は、この発明の実施の第1形
態例に係る車両用ウインドウ装置を示しており、該ウイ
ンドウ装置は、車体に開設された窓開口部に嵌装される
ウインドウガラス10と、該ウインドウガラス10の一
辺部を車体に固着するヒンジ(図示せず)と、上記ウイン
ドウガラス10の他端部11を開閉自在に保持するウイ
ンドウ開閉装置20と、から構成されている。尚、図6
及び図7中、符号12は、窓開口部周縁部に装着された
ウエザーストリップを、13は車体側アーム21の座部
23を車体Bに固定するボルトナットである。
態例に係る車両用ウインドウ装置を示しており、該ウイ
ンドウ装置は、車体に開設された窓開口部に嵌装される
ウインドウガラス10と、該ウインドウガラス10の一
辺部を車体に固着するヒンジ(図示せず)と、上記ウイン
ドウガラス10の他端部11を開閉自在に保持するウイ
ンドウ開閉装置20と、から構成されている。尚、図6
及び図7中、符号12は、窓開口部周縁部に装着された
ウエザーストリップを、13は車体側アーム21の座部
23を車体Bに固定するボルトナットである。
【0011】そして、該ウインドウ開閉装置20は、車
体側Bに固定される車体側アーム21と、この車体側ア
ーム21の先端部に一端部が回動自在に軸支される第1
リンクアーム26と、該第1リンクアーム26の他端部
に回動自在に軸支される断面略コ字状のハンドル22
と、該ハンドル22と上記ウインドウガラス10とを回
動自在に軸支する第2リンクアーム25と、から構成さ
れている。
体側Bに固定される車体側アーム21と、この車体側ア
ーム21の先端部に一端部が回動自在に軸支される第1
リンクアーム26と、該第1リンクアーム26の他端部
に回動自在に軸支される断面略コ字状のハンドル22
と、該ハンドル22と上記ウインドウガラス10とを回
動自在に軸支する第2リンクアーム25と、から構成さ
れている。
【0012】即ち、上記車体側アーム21は、一端部に
座部23を有し他端部に略凹状のアーム側軸部24を有
して構成されており、この車体側アーム21の上記アー
ム側軸部24に、軸aを介して第1リンクアーム26が
回動自在に連結されている。
座部23を有し他端部に略凹状のアーム側軸部24を有
して構成されており、この車体側アーム21の上記アー
ム側軸部24に、軸aを介して第1リンクアーム26が
回動自在に連結されている。
【0013】この第1リンクアーム26は、上記軸aを
介して連結される円筒状のアーム側軸部29と、このア
ーム側軸部29から水平方向に延設された連結部28
と、この連結部28の先端部に形成されたハンドル側軸
部27と、から構成されており、上記ハンドル側軸部2
7は軸bを介して上記ハンドル22の一端部に回動自在
に軸支され、また、上記アーム側軸部29が上記軸aを
介して上記車体側アーム21のアーム側軸部24に回動
自在に軸支されている。尚、図中符号30は、上記アー
ム側軸部29の外周上下面に突設された凸条部である。
介して連結される円筒状のアーム側軸部29と、このア
ーム側軸部29から水平方向に延設された連結部28
と、この連結部28の先端部に形成されたハンドル側軸
部27と、から構成されており、上記ハンドル側軸部2
7は軸bを介して上記ハンドル22の一端部に回動自在
に軸支され、また、上記アーム側軸部29が上記軸aを
介して上記車体側アーム21のアーム側軸部24に回動
自在に軸支されている。尚、図中符号30は、上記アー
ム側軸部29の外周上下面に突設された凸条部である。
【0014】さらに、上記ハンドル22の他端部には、
軸cを介してウインドガラス10に固着された第2リン
クアーム31の自由端部32が回動自在に軸支されてい
る。
軸cを介してウインドガラス10に固着された第2リン
クアーム31の自由端部32が回動自在に軸支されてい
る。
【0015】このように組構されたウインドウ開閉装置
20の上記ハンドル側軸部27には、窓閉時に上記ハン
ドル側軸部27と車体側アーム21の屈曲部Aとの衝突
により発生する打音を緩衝する弾性体40が配設されて
いる。
20の上記ハンドル側軸部27には、窓閉時に上記ハン
ドル側軸部27と車体側アーム21の屈曲部Aとの衝突
により発生する打音を緩衝する弾性体40が配設されて
いる。
【0016】この弾性体40は、ゴムまたは軟質合成樹
脂材で形成されており、図2乃至図5に示すように、上
記ハンドル側軸部27を覆う円筒状部41と、該ハンド
ル側軸部27から水平方向に延設された連結部28が挿
通される開口部42と、上記ハンドル側軸部27の上下
に突設された各凸条部30を覆う突部43,43と、か
ら構成されている。
脂材で形成されており、図2乃至図5に示すように、上
記ハンドル側軸部27を覆う円筒状部41と、該ハンド
ル側軸部27から水平方向に延設された連結部28が挿
通される開口部42と、上記ハンドル側軸部27の上下
に突設された各凸条部30を覆う突部43,43と、か
ら構成されている。
【0017】次に、以上のように構成された車両用ウイ
ンドウ装置の作用を説明すると、図6は窓を閉めた状態
のウインドウ開閉装置20を示している。
ンドウ装置の作用を説明すると、図6は窓を閉めた状態
のウインドウ開閉装置20を示している。
【0018】この状態では、車体側アーム21の上記ア
ーム側軸部24と第1リンクアーム26とを回動可能に
軸支する軸aの軸心が、上記ハンドル側軸部27と上記
ハンドル22とを回動自在に軸支する軸bと、上記第2
リンクアーム31の自由端部32とハンドル22とを回
動自在に軸支する軸cと、を結ぶ線分を越えてターンオ
ーバーした状態にセットされているため、ウインドガラ
ス10は閉じ位置にロックされた状態を保持する。
ーム側軸部24と第1リンクアーム26とを回動可能に
軸支する軸aの軸心が、上記ハンドル側軸部27と上記
ハンドル22とを回動自在に軸支する軸bと、上記第2
リンクアーム31の自由端部32とハンドル22とを回
動自在に軸支する軸cと、を結ぶ線分を越えてターンオ
ーバーした状態にセットされているため、ウインドガラ
ス10は閉じ位置にロックされた状態を保持する。
【0019】そして、図6の状態からウインドガラス1
0を図7に示す窓を開いた状態にセットするときには、
軸cを中心としてハンドル22を図7時計方向に回動さ
せると、車体側アーム21に連結された第1リンクアー
ム26は、軸bを中心として回動するので、ハンドル2
2に軸支された軸cと上記軸a及び軸bが略直線上に並
び軸aと軸cとの距離が図6に示す状態よりも長くなる
ため、その分ウインドガラス10は車体外方へと押し出
されるため、ウインドガラス10は窓開け位置にセット
される。
0を図7に示す窓を開いた状態にセットするときには、
軸cを中心としてハンドル22を図7時計方向に回動さ
せると、車体側アーム21に連結された第1リンクアー
ム26は、軸bを中心として回動するので、ハンドル2
2に軸支された軸cと上記軸a及び軸bが略直線上に並
び軸aと軸cとの距離が図6に示す状態よりも長くなる
ため、その分ウインドガラス10は車体外方へと押し出
されるため、ウインドガラス10は窓開け位置にセット
される。
【0020】また、この窓開け状態から図6に示す窓閉
め位置へと再びウインドウ開閉装置20を操作する場合
には、上記窓開け操作とは逆の操作をすることでウイン
ドガラス10を閉じ位置にセットすることができる。こ
のとき、前記ハンドル側軸部27が車体側アーム21の
屈曲部Aと衝突するが、上記ハンドル側軸部27の外周
上には弾性体40が装着されているので、これらの衝突
による打音を確実に緩衝することができる。また、この
弾性体40の突部43,43は、上記ハンドル側軸部2
7の上下に突設された各凸条部30に嵌合係止されてい
るので、経時使用により弾性体40が回転等してハンド
ル側軸部27から外れるのを有効に防止することができ
る。
め位置へと再びウインドウ開閉装置20を操作する場合
には、上記窓開け操作とは逆の操作をすることでウイン
ドガラス10を閉じ位置にセットすることができる。こ
のとき、前記ハンドル側軸部27が車体側アーム21の
屈曲部Aと衝突するが、上記ハンドル側軸部27の外周
上には弾性体40が装着されているので、これらの衝突
による打音を確実に緩衝することができる。また、この
弾性体40の突部43,43は、上記ハンドル側軸部2
7の上下に突設された各凸条部30に嵌合係止されてい
るので、経時使用により弾性体40が回転等してハンド
ル側軸部27から外れるのを有効に防止することができ
る。
【0021】図8乃至図11は、この発明の実施の第2
形態例に係る車両用ウインドウ装置を示しており、この
形態例では、弾性体140の構成を、上記第1リンクア
ーム26のハンドル側軸部27及び該ハンドル側軸部2
7から水平方向に延設された連結部28並びに該連結部
28のアーム側軸部29を覆うリング状の本体141
と、上記ハンドル側軸部27を覆う部分の本体141か
ら上下方向に延設された当接片部142,143と、上
記ハンドル側軸部27の上下方向に突設された一条の凸
条部130を覆う突部144と、から構成すると共に、
上記アーム側軸部29の外周上下縁片部35,36を外
方へ膨出させて弾性体140の脱落を防止するように構
成した他は、他の構成・作用は、前記第1形態例と同様
であるので、図面には第1形態例で用いた符号と同一の
符号を付して、その詳細な説明をここでは省略する。
形態例に係る車両用ウインドウ装置を示しており、この
形態例では、弾性体140の構成を、上記第1リンクア
ーム26のハンドル側軸部27及び該ハンドル側軸部2
7から水平方向に延設された連結部28並びに該連結部
28のアーム側軸部29を覆うリング状の本体141
と、上記ハンドル側軸部27を覆う部分の本体141か
ら上下方向に延設された当接片部142,143と、上
記ハンドル側軸部27の上下方向に突設された一条の凸
条部130を覆う突部144と、から構成すると共に、
上記アーム側軸部29の外周上下縁片部35,36を外
方へ膨出させて弾性体140の脱落を防止するように構
成した他は、他の構成・作用は、前記第1形態例と同様
であるので、図面には第1形態例で用いた符号と同一の
符号を付して、その詳細な説明をここでは省略する。
【0022】この形態例に係る弾性体140は、以上の
ように第1リンクアーム26全体の外周面部に巻装した
状態で配設されるため、第1形態例製品の効果に加え、
さらに、製品にバラツキがあっても、打音が発生する範
囲を広く覆うことができ、その結果、打音をより確実に
緩衝することができる。
ように第1リンクアーム26全体の外周面部に巻装した
状態で配設されるため、第1形態例製品の効果に加え、
さらに、製品にバラツキがあっても、打音が発生する範
囲を広く覆うことができ、その結果、打音をより確実に
緩衝することができる。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、ウ
インドウ開閉装置を、車体側に固定される車体側アーム
と、この車体側アームの先端部に一端部が回動自在に軸
支される第1リンクアームと、該第1リンクアームの他
端部に回動自在に軸支されるハンドルと、該ハンドルと
上記ウインドウガラスとを回動自在に軸支する第2リン
クアームと、から構成されてなり、上記ウインドウガラ
ス開閉時に上記車体側アームと衝突する上記第1リンク
アームとハンドルとを連結するハンドル側軸部外周上に
は、上記ハンドル側軸部に突設された凸状部を覆う突部
が形成されてなる弾性体を装着し、衝突打音を緩衝する
ように構成したので、ウインドウ開閉装置側に弾性体を
取り付けるための孔加工等を施す必要がなく、車両用ウ
インドウ装置の取り付け作業を大幅に簡略化させること
ができ、また、弾性体による打音緩衝状態にバラツキが
発生する心配がないと共に、該弾性体は、ハンドルに隠
れた軸部に装着されるので車室内側から見えにくく、車
室内居住環境を劣化させることもない、という効果が得
られると共に、上記弾性体の突部は、上記ハンドル側軸
部に突設された凸状部に嵌合係止されるので、経時使用
により弾性体が回転等してハンドル軸部から外れるのを
有効に防止することができる、という優れた効果も得る
ことができる。
インドウ開閉装置を、車体側に固定される車体側アーム
と、この車体側アームの先端部に一端部が回動自在に軸
支される第1リンクアームと、該第1リンクアームの他
端部に回動自在に軸支されるハンドルと、該ハンドルと
上記ウインドウガラスとを回動自在に軸支する第2リン
クアームと、から構成されてなり、上記ウインドウガラ
ス開閉時に上記車体側アームと衝突する上記第1リンク
アームとハンドルとを連結するハンドル側軸部外周上に
は、上記ハンドル側軸部に突設された凸状部を覆う突部
が形成されてなる弾性体を装着し、衝突打音を緩衝する
ように構成したので、ウインドウ開閉装置側に弾性体を
取り付けるための孔加工等を施す必要がなく、車両用ウ
インドウ装置の取り付け作業を大幅に簡略化させること
ができ、また、弾性体による打音緩衝状態にバラツキが
発生する心配がないと共に、該弾性体は、ハンドルに隠
れた軸部に装着されるので車室内側から見えにくく、車
室内居住環境を劣化させることもない、という効果が得
られると共に、上記弾性体の突部は、上記ハンドル側軸
部に突設された凸状部に嵌合係止されるので、経時使用
により弾性体が回転等してハンドル軸部から外れるのを
有効に防止することができる、という優れた効果も得る
ことができる。
【0024】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、上記弾性体を、前記ハンドル側軸部を覆う円筒状部
と、該ハンドル側軸部から延設された連結部用の開口部
と、上記ハンドル側軸部に突設された凸条部を覆う突部
と、から構成したので、弾性体の取り付けを容易に行う
ことができると共に、打音緩衝のバラツキも非常に少な
い、という効果が得られる。
ば、上記弾性体を、前記ハンドル側軸部を覆う円筒状部
と、該ハンドル側軸部から延設された連結部用の開口部
と、上記ハンドル側軸部に突設された凸条部を覆う突部
と、から構成したので、弾性体の取り付けを容易に行う
ことができると共に、打音緩衝のバラツキも非常に少な
い、という効果が得られる。
【0025】さらに、請求項3に記載された発明によれ
ば、上記弾性体を、前記ハンドル側軸部及び該ハンドル
側軸部から延設された連結部並びに前記車体側アームと
第1リンクアームを連結するアーム側軸部を覆うリング
状の本体と、該本体の上記ハンドル側軸部を覆う部分か
ら上下方向に延設された当接片部と、上記ハンドル側軸
部に突設された凸条部を覆う突部と、から構成したの
で、製品にバラツキがあっても、打音が発生する範囲を
広く覆うことができ、その結果、打音をより確実に緩衝
することができる等、幾多の優れた効果が得られる。
ば、上記弾性体を、前記ハンドル側軸部及び該ハンドル
側軸部から延設された連結部並びに前記車体側アームと
第1リンクアームを連結するアーム側軸部を覆うリング
状の本体と、該本体の上記ハンドル側軸部を覆う部分か
ら上下方向に延設された当接片部と、上記ハンドル側軸
部に突設された凸条部を覆う突部と、から構成したの
で、製品にバラツキがあっても、打音が発生する範囲を
広く覆うことができ、その結果、打音をより確実に緩衝
することができる等、幾多の優れた効果が得られる。
【図1】この発明の実施の第1形態例に係る車両用ウイ
ンドウ装置のウインドウ開閉装置の構成を示す一部切断
斜視図である。
ンドウ装置のウインドウ開閉装置の構成を示す一部切断
斜視図である。
【図2】同ウインドウ開閉装置の要部の構成を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】同ウインドウ開閉装置の弾性体の平面図であ
る。
る。
【図4】同弾性体の正面図である。
【図5】同弾性体の右側面図である。
【図6】同ウインドウ開閉装置の窓閉状態を示す断面図
である。
である。
【図7】同ウインドウ開閉装置の窓開状態を示す断面図
である。
である。
【図8】この発明の実施の第2形態例に係る車両用ウイ
ンドウ装置の弾性体の構成を示す斜視図である。
ンドウ装置の弾性体の構成を示す斜視図である。
【図9】同弾性体の取り付け状態を示す説明図である。
【図10】同弾性体の取り付け状態を示す平面説明図で
ある。
ある。
【図11】同弾性体の取り付け状態を別の角度からみた
説明図である。
説明図である。
【図12】従来の車両用ウインドウ装置の構成を示す断
面図である。
面図である。
A 主リンクアームの屈曲部
B 車体
a,b,c 軸
10 ウインドウガラス
20 ウインドウ開閉装置
21 車体側アーム
22 ハンドル
26 第1リンクアーム
27 ハンドル側軸部
28 連結部
29 アーム側軸部
30,130 凸条部
40,140 弾性体
41 円筒状部
42 開口部
43,43,144 突部
141 リング状の本体
142,143 当接片部
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E06B 5/20
B60J 1/14
Claims (3)
- 【請求項1】 車体に開設された窓開口部に嵌装される
ウインドウガラスの一辺部をヒンジで固着する一方、該
ウインドウガラスの他端部をウインドウ開閉装置を介し
て開閉自在に保持してなる車両用ウインドウ装置におい
て、上記ウインドウ開閉装置は、車体側に固定される車
体側アームと、この車体側アームの先端部に一端部が回
動自在に軸支される第1リンクアームと、該第1リンク
アームの他端部に回動自在に軸支されるハンドルと、該
ハンドルと上記ウインドウガラスとを回動自在に軸支す
る第2リンクアームと、から構成されてなり、上記ウイ
ンドウガラス開閉時に上記車体側アームと衝突する上記
第1リンクアームとハンドルとを連結するハンドル側軸
部外周上には、上記ハンドル側軸部に突設された凸状部
を覆う突部が形成されてなる弾性体を装着し、衝突打音
を緩衝するように構成したことを特徴とする車両用ウイ
ンドウ装置。 - 【請求項2】 前記弾性体は、前記ハンドル側軸部を覆
う円筒状部と、該ハンドル側軸部から延設された連結部
用の開口部と、上記ハンドル側軸部に突設された凸条部
を覆う突部と、から構成されていることを特徴とする請
求項1に記載の車両用ウインドウ装置。 - 【請求項3】 前記弾性体は、前記ハンドル側軸部及び
該ハンドル側軸部から延設された連結部並びに前記車体
側アームと第1リンクアームを連結するアーム側軸部を
覆うリング状の本体と、該本体の上記ハンドル側軸部を
覆う部分から上下方向に延設された当接片部と、上記ハ
ンドル側軸部に突設された凸条部を覆う突部と、から構
成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用
ウインドウ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11599699A JP3429457B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 車両用ウインドウ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11599699A JP3429457B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 車両用ウインドウ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000303748A JP2000303748A (ja) | 2000-10-31 |
JP3429457B2 true JP3429457B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=14676281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11599699A Expired - Fee Related JP3429457B2 (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 車両用ウインドウ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3429457B2 (ja) |
-
1999
- 1999-04-23 JP JP11599699A patent/JP3429457B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2000303748A (ja) | 2000-10-31 |
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