JP3427161B2 - 交差路システム - Google Patents

交差路システム

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JP3427161B2 JP2000521493A JP2000521493A JP3427161B2 JP 3427161 B2 JP3427161 B2 JP 3427161B2 JP 2000521493 A JP2000521493 A JP 2000521493A JP 2000521493 A JP2000521493 A JP 2000521493A JP 3427161 B2 JP3427161 B2 JP 3427161B2
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    • E01CCONSTRUCTION OF, OR SURFACES FOR, ROADS, SPORTS GROUNDS, OR THE LIKE; MACHINES OR AUXILIARY TOOLS FOR CONSTRUCTION OR REPAIR
    • E01C1/00Design or layout of roads, e.g. for noise abatement, for gas absorption
    • E01C1/04Road crossings on different levels; Interconnections between roads on different levels
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
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  • Optical Communication System (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 本発明は信号を受けなくて済むようにするか、信号を受
ける回数を減らして車両の流れを円滑にすると同時に交
差路の面積を減らせる交差路システムに関するものであ
る。
【0002】背景技術 一般的な交差路システムで各方向から来る車両を適切に
制御して進行させる方法には、信号灯を設置する方法と
高速道路のように信号がなくても進行可能な立体交差路
システムを設置する方法等がある。
【0003】しかし、信号灯を設置する場合大きな停滞
の原因になるという問題がある。従って、可能ならば信
号の数を減らすか無くする方が望ましい。
【0004】また立体交差路システムの場合、信号待ち
をせずに車両が進行することができるが、建設に必要な
空間を一般的に多く必要とされるので土地代の高い市内
等に適用するには問題がある。また、左折のための進出
部と右折のための進出部が一定でないためにドライバー
の判断の障害になる場合がある。
【0005】発明の詳細な説明 本発明の第1の目的は上記のような問題点を解決し、占
有する空間の面積を減らすことができ、左右折が容易な
交差路システムを提供することである。
【0006】本発明の第2の目的は信号待機時間を減ら
せるような交差路システムを提供することである。
【0007】上記の目的を達成するために本発明による
交差路システムは下記のような第1、第2及び第3の交
差路システムを提供する。
【0008】(1) 本発明による第1の交差路システ
ムは、互いに交差する第1及び第2の2つの主道路を含
む。また、上記の主道路を構成する各片道において交差
路へ進入する部分には左右折のための分岐部が設置さ
れ、交差路から出る部分には他の片道から左折または右
折した車両が集まる収斂部が設置される。各々の分岐部
には左側に分岐する進出路と右側に分岐する進出路が設
置される。
【0009】1つの主道路を構成する2つの片道は分岐
部付近と収斂部の付近で、片方は上部道路、もう一方の
片道は下部道路で成り、各々の片道はまた収斂部で上部
道路であれば、分岐部では下部道路であり、収斂部で下
部道路であれば、分岐部で上部道路であるという関係に
おいて、収斂部と分岐部の間の交差路の中心部で傾斜路
を持ち、交差路の正中央で第1主道路が上部道路であれ
ば、第2主道路が下部道路で、反対に第1主道路が下部
道路であれば、第2主道路が上部道路になる関係として
構成される。
【0010】従って、交差路の正中央で2つの主道路は
片方が上部道路であれば、他の1つは下部道路に構成さ
れて車両の高さ以上の間隔をおいて交差する。
【0011】また、進出路はそれらが分岐して出た片道
と平面図で見た時、垂直に交差する関係にある主道路の
中で、自分と進行方向が同じ片道の収斂部に連結され
る。進出路と進行方向が同じ片道とは、進出路を通って
進出して行こうとする方向と同じ方向へ進行する片道の
ことである。
【0012】(2) 本発明による第2の交差路システ
ムは、上部と下部2つのリングの形をした循環路を含
む。
【0013】外周には任意の2方向へそれぞれ1つずつ
の半主道路が、他の2方向にはそれぞれ1つずつの進出
路が連結される。
【0014】また、上部循環路の半主道路と下部循環路
の半主道路、上部循環路の進出路と下部循環路の進出路
は平面図から見て、互いに違う方向を持つ。
【0015】一方、半主道路を構成する2つの片道中1
つ以上、或いは進出路は傾斜部を持ち、進出路は上部ま
たは下部半主道路の片道中で、自分と進行方向が同じど
れか1つの片道に結合されることを特徴とする。
【0016】(3) 本発明による第3の交差路システ
ムは、交差路中心の上部と下部にそれぞれ左右折のため
の板形道路が設置される。
【0017】上記の上下板形道路の縁には任意の2方向
にそれぞれ1個ずつの半主道路が、他の2方向にはそれ
ぞれ1つずつの進出路が連結される。
【0018】上部板形道路の半主道路と下部板形道路の
半主道路、上部板形道路の進出路と下部板形道路の進出
路は平面図から見て互いに違う方向をもち、半主道路を
構成する2つの片道中で1つ以上であるか、進出路が傾
斜部を持つ。また上記の進出路は上部または下部半主道
路の片道中で自分と進行方向が同一などちらか1つの片
道に結合される。
【0019】また、上記の上下板形道路または各々の進
入片道には各方向からの進入車両のための信号灯が設置
される。
【0020】本明細書で“主道路”とは交差路の中心を
通る1つの直進道路(片道)と、この直進道路と反対方
向に進行する他の直進道路の対のことである。1つの主
道路を構成する2つの片道は、1つは上部道路、もう1
つは下部道路で構成することもできる。
【0021】また“片道”とは主道路または半主道路を
構成する一対の道路の中の1つを指し、本発明の実施例
では1つの車線で表したが、2車線以上でも構成でき
る。
【0022】“上部道路”とは高さが下部道路に対して
相対的に高く、地表面に平行な道路を指し、特にその高
さは制限されない。また、“下部道路”とはその高さが
上部道路に対して相対的に低く、地表面に平行な道路を
指し、地面を通る場合に限定されない。
【0023】例えば傾斜部の長さを短くするため、上部
道路を高架道路にすると同時に下部道路の一部をある程
度地下に入るように作ることも可能である。
【0024】“傾斜路”とは上部道路と下部道路を連結
する傾斜区間のことである。
【0025】“中心部”とは収斂部と分岐部の間の交差
路の中心になる部分を指す。
【0026】“半主道路”とは、本発明の第1交差路シ
ステムで定義された主道路の中で、交差路の外郭から循
環路までの部分と循環路から交差路の外郭へ向かう部分
(循環道路や板形道路によって分けられた2つの部分)
の中の1つを指す。
【0027】方向に関連しては、交差路の中心部に向か
って進む方向を進入方向、交差路から外郭に向かって抜
け出る方向を進出方向と見る。
【0028】実施例以下、本発明による交差路システム
の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0029】図面で矢印は車両の進行方向を表し、点線
は傾斜部が始まる所と終わる所を表す。
【0030】図面に表したE、W、N、Sはそれぞれ
東、西、北、南を表し、北から南への進行はNS、南か
ら北への進行はSNと表す。同じ方法でNW、WN、N
E、EN,WS,SW,SE,ES等も定義され、上記
の符号は車両の進行方向を表すと同時にその方向に進行
する片道を表すものとする。
【0031】一方、道路を地面の上または地面の下に設
置する方法は本発明の範囲外であり、本発明で言う“上
部道路”は道路を一定の高さに維持するための任意の手
段、即ち、空き地の橋脚や支えるための壁等を含む。橋
脚等の位置や個数等も本発明の範囲から除かれる。
【0032】また、図面は発明の理解を助けるために同
一な進行方向に対する車線が1つの場合に対して説明し
ているが、車線の数が多い場合にも発明は同一に適用で
きる。
【0033】一方、図示されなかったが、全ての図面に
おいて交差路から抜け出た各道路の外郭の適当な所で上
部道路と下部道路が出会って 一般道路と同じようにな
るのはもちろんのことである。
【0034】1.第1交差路 図1、及び図2は本発明による第1の交差路システムに
対する第1実施例を表す斜視図及び平面図である。
【0035】この第1の交差路システムは互いに交差す
る第1及び第2、2つの主道路1、2を含む。また、上
記の主道路1、2を構成する各片道11、13、15、
17の交差路に進入する部分には左右折のための分岐部
D1、D2、D3,D4がそれぞれ設置され、交差路か
ら抜け出る部分には他の片道から左右折した車両が集ま
る収斂部C1,C2,C3,C4がそれぞれ設置され
る。一つの分岐部には左側に分岐する進出路1つと右側
に分岐する進出路1つが設置される。
【0036】また、上記の片道11、13、15、17
は分岐部D1,D2,D3,D4の付近と収斂部C1,
C2,C3,C4の付近において片方は上部道路、もう
片方では下部道路として構成される。WE方向を例えに
おけば分岐部D4前後では片道11が上部道路、片道1
3が下部道路になるように構成される。また、一つの片
道に対しても、例えば片道11は分岐部D4の付近では
上部道路であり、交差路の中心を通りすぎながら、傾斜
部をにかけて低くなり、収斂部C2の付近では下部道路
になる関係にある。
【0037】各片道は収斂部C1,C2,C3,C4と
分岐部D1,D2,D3,D4の間の交差路の中心部で
傾斜部をもつ。
【0038】交差路の正中央で傾斜部は、第1主道路1
が上部道路であれば、第2主道路2が下部道路であり、
反対に第1主道路1が交差路の正中央で下部道路であれ
ば、第2主道路2が交差路の正中央で上部道路になるよ
うに構成される。
【0039】従って、交差路の正中央で第1主道路1と
第2主道路2は車両の高さ以上の間隔をおいて交差する
ようになっている。
【0040】一方、進出路21〜28はそれらが分岐し
て出た片道と垂直の関係にある主道路中、進行方向が同
じ片道の収斂部C1,C2,C3、C4に連結される。
【0041】例えば、WE方向へ進出するためのSE方
向の進出路21は自分が分岐して出た片道15と垂直に
交差する主道路1の中で、WE方向の進行片道である1
1にC2で連結される。
【0042】一方、上部道路を成す主道路は橋脚設置を
容易にするためにその形を変化させることができる。例
えば、上部道路をアーチ型に構成したり、上部道路を成
す片道が中央線の方へ凹んだ曲線の形になるように構成
することもできる。
【0043】これから本実施例の交差路による車両通行
方法を説明する。
【0044】車両が片道11を走ってWE方向から交差
路に進入していると仮定する。この車両が右折をする場
合、分岐部D4で右側の進出路26に入って来るとその
ままNS方向の片道17の収斂部C1に合流することに
なる。左折をしようとすれば、分岐部D4で左側進出路
27に回れば、直ちにSN方向の片道15の収斂部C3
へ合流するようになる。直進の場合片道11に沿ってW
E方向に続けて進めばよい。他の3つの方向からも同一
の方法で車両が望む方向に通行することができる。
【0045】このような車両の通行によって車両は信号
待ちすることなく簡単に方向を変えることができる。ま
た交差路システムが占める敷地の平面積をクローバ型立
体交差路より1/10未満に減らすことができる。この
関係が図33に示されている。従って、本交差路によっ
て空間をより効率的に活用できる。また、どちらからも
左折する場合は左側に、また右折する場合には右側に進
出すればよいのでドライバーに混乱がない。
【0046】一方、上記のように構成された交差路シス
テムは各交差路の特性によっていろいろな形に変形する
ことができる。
【0047】図3及び図4は本発明の第1の交差路シス
テムの第2実施例を表す斜視図及び平面図である。
【0048】本実施例では各進出路21〜28が交差路
の中心に向かってふくらんだ円弧の形になっている。円
弧の曲率半径は車両に許容される速度と交差路が占める
面積等を考慮して決定することができ、空間利用の観点
から見ると曲率半径を可能な限り小さくするのが有利で
ある。
【0049】また車両が主道路を通行するのに必要な高
さが確保できるように上記の進出路21〜28は主道路
の傾斜部の上を通らないようにするのがよい。例えば、
図面で片道11の左側進出路27は進出路27の下を通
る片道13の傾斜部との上下間隔が車両の高さ以上の空
間に確保されるようにするために、右側の進出路26よ
り先に分岐する。一方、図3で各進出路は収斂部では同
一の位置で連結されることになっているが、この場合道
路が混雑する心配があれば収斂される位置を変えること
ももちろん可能である。
【0050】図5及び図6は本発明の第1交差路システ
ムの第3実施例を示す斜視図及び平面図である。
【0051】図4と図6を比較すると、本実施例の場合
上部道路の進出路25、26、27、28と下部道路の
進出路21、22、23、24の円弧の部分が、上から
見ると重なるようになっていて交差路が占有する空間を
さらに減少させることができる。
【0052】図7及び図8は本発明の第1の交差路シス
テムの第4実施例を表す斜視図及び平面図である。
【0053】本実施例ではそれぞれの進出路21〜28
が傾斜を持ち、上部道路においても北側と南側の高さが
東側と西側の高さよりも高くなっている。同じく同一の
下部道路においても北側と南側の高さが西側と東側の高
さよりも高くなっている。従って、一定の高さを確保す
るための傾斜部の長さを最高半分にまで減らすことがで
きる。
【0054】図9及び図10は本発明の第1の交差路シ
ステムの第5実施例を表す斜視図及び平面図である。
【0055】本実施例では各主道路1、2を構成する4
つの片道11、13、15、17が分岐部D1,D2,
D3,D4または収斂部C1,C2,C3,C4の付近
で道路の幅方向に曲がっていて、平面状で見ると交差路
の外郭で重なり合うように構成されている。
【0056】この実施例の場合、交差路を外郭から主道
路1、2が占める空間を減らすことができる。
【0057】図11及び図12は本発明の第1の交差路
システムの第6実施例を表す斜視図及び平面図である。
【0058】この実施例では各進出路21〜28が下部
道路で分岐すると上部道路へ収斂され、反対に上部道路
で分岐すると下部道路へ収斂される関係にある。例え
ば、WE方向の進出路26は分岐部D4では下部道路で
あり、収斂部C1では上部道路になって片道17に連結
される。このように各進出路21〜28は傾斜を持つ。
【0059】一方、上記の実施例は全部十字路に対する
ものであるが、これを変形すると図12及び図14に表
したように三叉路にも適用できる。
【0060】これは、図1で主道路中の1つ、例えば主
道路1を基準にして交差路の片方の部分だけが存在し、
他の主道路2を構成する2つの片道15、17がそれぞ
れ分岐部D1と収斂部C1までだけに連結されてある場
合を考えると三叉路に対する本発明の実施例になる。即
ち、主道路2を構成する2つの片道中、交差路に進入す
る片道は分岐部D1までだけ延長され、交差路から進出
する片道17は収斂部C1以後だけに延長され、主道路
1を構成する2つの片道の分岐部D2,D4には主道路
2に連結される進出路が25、26それぞれ1つずつで
あり、収斂部C2,C4に連結される進出路もやはり2
1、22の1つずつになるように構成される。
【0061】一方、上記のような構成の三叉路で主道路
1が直線ではなく交差路の中心を基準にV字型になって
いる場合を考えると、任意の形の三叉路に全て適用でき
ることが分かる。また、このような三叉路に対しても、
上記の交差路に対するものと同じくいろいろな変形実施
例が可能である。
【0062】図34及び図35は本発明による第1交差
路の第7実施例を表す概略斜視図及び平面図である。
【0063】この実施例で主道路に含まれる片道の右折
用進出路が分岐し、他の片道の左折用進出路が分岐した
後、1つの道路に合流され、合流した進出路は自分と進
行方向が違う主道路の片道の収斂部に収斂される。
【0064】この実施例で主道路2の片道15で分岐部
D1から分岐した右折用進出路21と同じ主道路2の他
の片道17の分岐部D3から分岐した左折用進出路23
が1つの道路として合流し、進入路30になって主道路
1の片道11の収斂部C2に収斂される。上記の道路構
造は他の片道11、13、17及び収斂される他の進入
路32、33、31に対しても同一に適用される。各々
の片道に置いて分岐部からそれぞれ左側と右側に分岐し
た進出路は同じ主道路の他の片道の分岐部で分岐した各
々の進出路と合流して1つの進入路を成し、この合流し
た1つの進入路は他の主道路の自分と同じ進行方向の片
道の収斂部に収斂される。その結果、収斂部が簡単化さ
れるので交通の疎通が円滑になる。
【0065】図36及び図37は本発明による第1交差
路システムの第8実施例を表す斜視図及び平面図であ
る。
【0066】この実施例では片道の各分岐部から分岐し
た進出路は2つの副進出路に分岐した後上記の進出路を
含む片道に垂直の主道路の2つの片道の収斂部にそれぞ
れ収斂される。
【0067】主道路2の片道15で進行する場合、分岐
部D1で、片道15の右側に位置した進出路21で左
折、及び右折が行われる。この後、左折の場合副進出路
21bで進行して片道13の収斂部C4に収斂され、右
折の場合副進出路21aで進行して片道11の収斂部C
2に収斂される。このような構造は他の片道11、1
3、17で進行する場合にも同一に適用され、分岐部の
進出路は片道の左側または右側の両方可能である。
【0068】結果的に分岐部から分岐する進出路におい
て左折と右折 両方とも同一の方向に分岐が可能だとい
う点でその利点がある。
【0069】2.第2交差路 以下本発明による第2の形態の交差路の実施例について
図面を参照しながら説明する。
【0070】図15及び図16は本発明による第2の交
差路システムに対する実施例を示す図面である。
【0071】図面から見られるように、本発明に対する
第2の交差路システムは上部と下部2つのリング形の循
環路R1,R2を含む。
【0072】上部循環路R1の外周には任意の2方向
(図面では西側、東側)に交差路の外郭から2つの半主
道路31、33が連結され、他の2方向(図面では南
側、北側)には進出路41、43が連結される。
【0073】同じく、下部循環路R2の外周には任意の
2方向(図面では南側、北側)にそれぞれ交差路の外郭
から2つの半主道路35、37が連結され、他の2方向
(図面では東側、西側)には進出路45、47が連結さ
れる。
【0074】この時、上部循環道路R1に連結される半
主道路31、33と下部循環道路R2に連結される半主
道路35、37上部循環道路R1に連結される進出路4
1、43と下部循環道路R2に連結される進出路45、
47は図16で互いに違う方向を持つ。即ち、平面図上
で半主道路31や33は半主道路35や37と重なら
ず、進出路41、43は進出路45、47と重ならな
い。
【0075】各循環路に結合される半主道路を構成する
2つの片道の1つ以上か、進出路が傾斜部を持ち、進出
路は上部または下部半主道路の片道中自分と同一の進行
方向を持つどれか一つの片道に結合される。即ち、上部
循環道路R1に結合される半主道路の中の31について
考えてみると、進出路45は下部循環道路R2からR2
E方向に出ながら傾斜部を持った後、半主道路31のR
1E方向の片道に合流する。他の半主道路と片道に対し
ても同一に適用されるように構成する。
【0076】これから本実施例の交差路システムによる
車両の通行方法を説明する。
【0077】図15で車両が半主道路33のWR1方向
の片道に乗って交差路へ進入していると仮定する。車両
は循環路R1に進入すれば自然に右側に進行するように
なる。車両が右折をしようとすれば、進行しながら出会
う最初の進出路43に出ればよく、直進を望む場合には
循環路R1に沿ってさらに回転して半主道路31のR1
E方向の片道に出ればよい。左折をしようとすればさら
に回転し、進出路41に出ればよい。
【0078】このような進行は違う方向から進入する車
両に対しても同一に適用でき、また上下部の循環路全て
においても同じである。
【0079】従って、前の方向から来る車両が信号待ち
をする必要なく通行が可能であり、循環路が1つの従来
の交差路システムに比べ、交通量が分散されるので車両
の疎通がより円滑になる。
【0080】循環路の大きさ(直径)は車両の速度、交
差路システムが占有できる空間、車線の数等を考慮して
決定される。
【0081】一方、このような本発明の第2の交差路シ
ステムに対してもいろいろな変形実施が可能である。
【0082】図17及び図18は本発明の第2交差路に
対する第2実施例を表す図面である。
【0083】図15では上部循環路R1に連結される2
つの半主道路31、33が成す角度が180°であるが
(ただし平面図で見ると一直線上)、本実施例ではこれ
ら2つの半主道路31、35が成す角度が90°であ
る。本実施例で見られるように、半主道路と進出路が結
合される方向は特に限定されず、各々の循環路が処理す
る交通量が全体交通量の半分に近くなるように定めるの
が効率的である。
【0084】図19及び20は本発明の第2交差路に対
する第3実施例を現す図面である。
【0085】図17の場合、交差路を構成する道路を高
さによって区分すると、上部道路と下部道路そして傾斜
部に分けられる。しかし、図19は上部道路と下部道路
の中間の高さをもち、地表面に平行な道路区間が存在す
る場合である。従って、交差路を正面または側面から見
ると地表面に平行な道路面が3つになる。
【0086】具体的に、図19で四つの半主道路31、
33、35、37は循環路の外郭で上部道路と下部道路
の間の中間の高さを持っている。循環路に近くなってい
くにつれて半主道路35、37は下方向の傾斜部を持っ
た後、下部循環路R2に連結され、半主道路31、33
は上方向の傾斜部を持った後上部循環路R1に連結され
る。
【0087】これに従って、上部循環路R1から半主道
路35、37に連結される進出路43、41は下方向の
傾斜部を持ち、下部循環路R2から半主道路31、33
に連結される進出路45、47は上方向の傾斜部を持
つ。
【0088】このような構成で設計される交差路は、上
部道路と下部道路の間の間隔を車両の高さ以上に確保し
ながらも傾斜部の長さを短くすることができる。
【0089】図21及び図22は本発明の第2交差路に
対する第4実施例を現す図面である。
【0090】この場合には図15の実施例とは違い、1
つの半主道路を成す片道らが交差路の外郭で上部道路と
下部道路に分けられている。従って、進出路だけではな
く、各半主道路の片道の中の1つが傾斜を持ち、この片
道は片端は上部道路、もう一方の端は下部道路を成すと
同時に、同一の進行方向の進出路に連結される。例え
ば、半主道路31のR1E方向の片道は上部循環路R1
から抜け出て傾斜をもちながら低くなり、下部道路にな
りながら下部循環路R2の進出路45と合流する。
【0091】一方、上記の実施例は全て十字路に対する
ものであるが、これを変形すると図23及び24に表し
たように三叉路にも適用できる。
【0092】例えば、図23には下部循環路R2に連結
される半主道路が35の1つで、上部循環路R1は進出
路が上記の半主道路35と合流する43の1つである。
即ち、下部循環路R2には図19にある半主道路37が
なく、上部循環路R1には進出路41がない。
【0093】上記のような構成の三叉路で半主道路3
1、33、35が成す角度を変化させることで、任意の
形の三叉路に全て適用できることが分かる。また、この
ような三叉路に対しても、上記の三叉路に対するものと
同じくいろいろな変形実施例が可能である。
【0094】3.第3交差路 以下、本発明による第3の形態の交差路の実施例につい
て説明する。
【0095】図25及び図26は本発明による第3の交
差路システムについての1つの実施例を表す図面であ
る。
【0096】図面から見られるように、この交差路シス
テムは交差路の中心において上部と下部にそれぞれ左右
折のための板形道路P1、P2が設置される。
【0097】上部板形道路P1の縁には任意の2方向
(図面では南側と北側)へ半主道路55、57が、他の
2方向には進出路61、62が連結される。
【0098】また、下部板形道路P2の縁には上記の上
部板形道路P1の半主道路55、57が連結された方向
以外の2方向(図面では東側と西側)には半主道路5
1、53が、他2方向には進出路63、64が連結され
る。
【0099】即ち、上部板形道路P1に連結される半主
道路55、57と下部板形道路P2に連結される半主道
路51、53上部板形道路P1に連結される進出路6
1、62と下部半径道路に連結される進出路63、64
は平面図から見て互いに違う方向を持つ。
【0100】また、上記の各々の半主道路51、53、
55、57を構成する2つの片道の一つ以上や上記の進
出路は傾斜部を持つ。上記の進出路は上部または下部の
半主道路の片道中、自分と同一の進行方向をもつどちら
か1つの片道に結合される。例えば、P1W方向の場
合、下部道路の半主道路53に合流する進出路62はP
1から分岐して傾斜をもちながら低くなった後、半主道
路53のP2W方向の片道に結合される。このような構
成は、違う方向に対しても同一に適用できる。
【0101】一方、上記の上下板形道路または各々の進
入片道には各方向から進入する車両のための信号灯が設
置される。
【0102】信号灯は左折と直進が区別されたもの、ま
たは直進と左折が同時信号になっているもののどちらで
も関係ない。
【0103】これから本実施例の交差路システムによる
車両の通行方法を説明する。
【0104】車両がSP1方向から進入していると仮定
する。車両は板形道路P1に進入するようになり、右折
をしようとする場合、P1E方向の進出路61に出れば
よい。直進または左折をしようとする場合、信号に従っ
て進行するか、止まることになる。このような進行は上
部と下部循環路の全ての方向から進入する車両に対して
も同一に適用される。
【0105】上記の構造によると、進行する車両の信号
待ち時間が従来の単層型交差路システムに比べて短くな
る。また、信号は上部板形道路と下部板形道路に対して
それぞれ独立的に作動するので信号体系をより効果的に
運用することができる。
【0106】板形道路の大きさは車両に許容される速
度、交差路システムが占有することができる空間、車線
の数等を考慮して決定される。
【0107】一方、このような本発明の第3交差路シス
テムに対してもいろいろな変形実施例が可能である。
【0108】図27図28は本発明の第3交差路に対す
る第2実施例を表す図面である。
【0109】以前の実施例の場合、交差路を構成する道
路を高さによって区分すると、上部道路と下部道路そし
て傾斜部に分けられる。しかし、図27は上部道路と下
部道路の中間の高さをもち、地表面に平行な道路区間が
存在する場合である。従って、交差路を正面または側面
から見ると地表面に平行な道路面が3つになる。
【0110】具体的に、図27で4つの半主道路51、
53、55、57は板形道路の外郭で上部道路と下部道
路の間の中間の高さを持っている。循環路に近くなると
半主道路55、57は下方向の傾斜部をもった後、下部
板形道路P2に連結され、半主道路51、53は上方向
の傾斜部をもった後、下部板形道路P1に連結される。
【0111】これによって、上部板形道路P1から半主
道路55、57に連結される進出路63、64は下方向
の傾斜部を持ち、下部板形道路P2から半主道路51、
53に連結される進出路61、62は上方向の傾斜部を
持つ。
【0112】このような構成で設計される交差路は、上
部道路と下部道路の間の間隔を車両の高さ以上に確保し
ながらも傾斜部の長さを短くできる。
【0113】また、本発明の交差路システムは道路の事
情によって変形実施することができ、一つの例として図
29及び30に表した実施例の場合、各々の半主道路を
構成する2つの片道がそれぞれ上部道路と下部道路で構
成されている。例えて説明すれば半主道路51のP1E
方向の片道は板形道路P1に分岐した後傾斜部を持って
低くなり、下部道路になって交差路を抜け出す。
【0114】また、この実施例では各板形道路(P1,
P2)に連結される半主道路(51、55及び53、5
7)が成す角度は前の実施例とは違ってそれぞれ90°
である。
【0115】これまでの実施例では板形道路から出た進
出路が半主道路の片道に連結される時、進出路が片道の
方へ曲がるようになっていたが、図31及び32による
実施例は進出路が直線道路になっていて半主道路の片道
中の1つ以上が幅方向に曲がって進出路に連結されても
差し支えないことを示す。即ち、図31で進出路61と
64はそれぞれ直線道路の半主道路51、55に合流さ
れる時 進出路が半主道路の方へ曲がりながら結合され
る形態や、進出路62、63の場合には半主道路53、
57が進出路62、63の方へ曲がって来ながら結合さ
れる状態である。道路間の車両通行量や車線の数等を比
較してこのように変形することで疎通をより円滑にする
ことができる。
【0116】本発明は以上で説明したような実施例に限
定されるものではなく、その思想の範囲内でいろいろと
変形実施することができる。
【0117】以上本発明による3種類の交差路システム
に対する多様な実施例を説明したが、交差路が多数繰り
返される地域に対しては本発明の交差路の中の一つ以上
を組み合わせて一方通行道路のように設置することで都
市全体の車両疎通を無信号または、2回以下の信号体系
にし、より円滑にすることができる。
【0118】また、国によっては車両が左側通行をする
所もあるが、そのような場合でも方向を変えて考えれば
よいだけのことなので、本発明の範囲から抜け出ること
はない。
【0119】産業上の利用可能性 本発明による交差路システムは車両の待機信号を減らす
か無くすことで交通の流れを円滑にすると同時に交通渋
滞の費用を減少させ、また交差路システムが占有する面
積(敷地)を減らすことで、土地の効率的な利用を可能
にする。 [図面の簡単な説明]
【図1】本発明による第1交差路の実施例を表す概略斜
視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明による第1交差路の第2実施例を表す概
略斜視図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】本発明による第1交差路の第3実施例を表す概
略斜視図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】本発明による第1交差路の第4実施例を表す概
略斜視図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】本発明による第1交差路の第5実施例を表す概
略斜視図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】本発明による第1交差路の第6実施例を表す
概略斜視図である。
【図12】図11の平面図である。
【図13】本発明による第1交差路を変形し三叉路に適
用した実施例を表す概略斜視図である。
【図14】図13の平面図である。
【図15】本発明による第2交差路の1つの実施例を表
す概略斜視図である。
【図16】図15の平面図である。
【図17】本発明による第2交差路の第2実施例を表す
概略斜視図である。
【図18】図17の平面図である。
【図19】本発明による第2交差路の第3実施例を表す
概略斜視図である。
【図20】図19の平面図である。
【図21】本発明による第2交差路の第4実施例を表す
概略斜視図である。
【図22】図21の平面図である。
【図23】本発明による第2交差路を変形し、三叉路に
適用した実施例を表す概略斜視図である。
【図24】図23の平面図である。
【図25】本発明による第3交差路の1つの実施例を表
す概略斜視図である。
【図26】図25の平面図である。
【図27】本発明による第3交差路の第2実施例を表す
概略斜視図である。
【図28】図27の平面図である。
【図29】本発明による第3交差路の第3実施例を表す
概略斜視図である。
【図30】図29の平面図である。
【図31】本発明による第3交差路の第4実施例を表す
概略斜視図である。
【図32】図31の平面図である。
【図33】(a)に示す本発明による第1交差路と
(b)に示す従来の交差路の中のクローバ型の交差路が
それぞれ占有する敷地の面積を比較して表す平面図であ
る。
【図34】本発明による第1交差路の第7実施例を表す
概略斜視図である。
【図35】本発明による第1交差路の第7実施例を表す
平面図である。
【図36】本発明による第1交差路の第8実施例を表す
概略斜視図である。
【図37】本発明による第1交差路の第8実施例を表す
平面図である。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差路の中心を通過する第1主道路と、
    上記の第1主道路と違う方向から交差路までのみ続く第
    2主道路を含み、上記の第1主道路を構成する片道はそ
    れぞれ交差路に進入する部分には分岐部、交差路を抜け
    出る部分には収斂部を持ち、上記の分岐部には第2主道
    路の収斂部に続く進出路が連結され、上記の収斂部には
    第2主道路から分岐した進出路が連結され、上記の第2
    主道路を構成する各片道も交差路の中心部で収斂部と分
    岐部を持ち、上記の第1主道路及び、第2主道路の片道
    らは分岐部付近及び収斂部付近でどれか1つの片道が上
    部道路であれば他の片道は下部道路の関係を成し、上記
    の第1主道路の各片道は収斂部で上部道路であれば分岐
    部で下部道路、収斂部で下部道路であれば、分岐部で上
    部道路となる関係になるように構成される三叉路システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上部と下部2つのリング形をした循環路
    を含み、上記の上下部循環路の外周にはそれぞれ任意の
    2方向にそれぞれ2つの半主道路が、他の2方向には進
    出路が連結され、上部循環路の半主道路と下部循環路の
    半主道路、上部循環路の進出路と下部循環路の進出路は
    平面上互いに違う方向を持ち、1つの半主道路を構成す
    る2つの片道中1つ以上か進出路が傾斜部を持ち、上記
    の進出路は上部または下部半主道路の片道中自分と進行
    方向が同一などれか1つの片道に結合されるように構成
    される交差路システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、1つの半主道路を成
    す片道らが交差路の外郭で上部道路と下部道路に分けら
    れていて、上記の片道の中の1つは傾斜をもって片端は
    上部道路、もう片方の端は下部道路を成すと同時に、同
    一進行方向の進出路に連結される交差路システム。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3において、下部
    道路の一部が地表面に対して一定の深さ以下になるよう
    に構成される交差路システム。
  5. 【請求項5】 上部と下部2つのリングの形をした循環
    路を含み、上記の上下部循環路の中のどれか1つの外周
    には任意の3方向にそれぞれ2つの半主道路と1つの進
    出路が、他の循環路の外周には任意の3方向に1つの半
    主道路と2つの進出路が連結され、上部循環路の半主道
    路と下部循環路の半主道路、上部循環路の進出路と下部
    循環路の進出路は平面上互いに違う方向をもち、1つの
    半主道路を構成する2つの片道中の1つ以上か、進出路
    が傾斜部をもち、上記の進出路は上部または下部半主道
    路の片道中自分と進行方向が同一などれか1つの片道に
    結合されるように構成される三叉路システム。
  6. 【請求項6】 交差路の中心の上部と下部にそれぞれ左
    右折のための板形道路が構築され、上記の上下板形道路
    の縁にはそれぞれ2方向に連結される半主道路と、他の
    2方向に進出路が連結され、上部板形道路の半主道路と
    下部板形道路の半主道路、上部板形道路の進出路と下部
    板形道路の進出路は平面上互いに違う方向を持ち、半主
    道路を構成する2つの片道中の一つ以上か、進出路が傾
    斜部を持ち、上記の進出路は上部または下部の半主道路
    の片道中自分と進行方向が同一などれか1つの片道に結
    合され、上記の上下板形道路または各々の進入片道には
    各方向から進入する車両のための信号灯が設置される交
    差路システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、1つの半主道路を成
    す片道らが交差路の外郭で上部道路と下部道路に分けら
    れていて、上記の片道中の1つは傾斜をもち、片端は上
    部道路、もう片方の端は下部道路を成すと同時に同一の
    進行方向の進出路に連結される交差路システム。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7において、下部
    道路の一部が地表面に対して一定の深さ以下になるよう
    に構成される交差路システム。
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