JP3423460B2 - 切断機 - Google Patents

切断機

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JP3423460B2
JP3423460B2 JP01598095A JP1598095A JP3423460B2 JP 3423460 B2 JP3423460 B2 JP 3423460B2 JP 01598095 A JP01598095 A JP 01598095A JP 1598095 A JP1598095 A JP 1598095A JP 3423460 B2 JP3423460 B2 JP 3423460B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えばH形鋼、溝形
鋼、角パイプ材などのごとき形鋼材の切断を行う切断機
における形鋼材の移送方法及び同方法に使用する切断機
に係り、さらに詳細には、例えば形鋼材の先端切りの際
に生じた薄い切断片や、形鋼材の長手方向に対して先端
部を斜めに切断した際の形鋼材の移送を容易に行うこと
のできる形鋼材の移送方法及び同方法に使用する切断機
に関する。 【0002】 【従来の技術】例えばH形鋼、溝形鋼、角パイプ材など
のごとき形鋼材の切断を行う切断機として、例えば横型
帯鋸盤が知られている。 【0003】そこで、理解を容易にするために、先ず横
型帯鋸盤の全体的構成について説明する。 【0004】図7,図8を参照するに、切断機の1例と
しての横型帯鋸盤1は、ベース3を備えており、このベ
ース3上には旋回台5が水平に旋回自在に載置してあ
る。 【0005】より詳細には、前記ベース3には中心軸7
が垂直に立設してあると共に、この中心軸7を中心とし
た円弧状の複数のガイドレール9がベース3上に設けて
ある。そして、前記旋回台5は、前記中心軸7を旋回中
心として水平に旋回するもので、前記ガイドレール9に
移動自在に支持されている。 【0006】前記旋回台5を旋回するために旋回用シリ
ンダ11が水平に設けてある。この旋回用シリンダ11
の一端部は旋回台5の適宜位置に枢支連結してあり、ピ
ストンロッドの先端部はベース3の適宜位置に枢支連結
してある。 【0007】したがって、旋回台5は、旋回用シリンダ
11を適宜に作動することにより、中心軸7を中心とし
て水平に旋回されるものである。 【0008】前記旋回台5は箱状をなすものであって、
この旋回台5の一側にはガイドポスト13が立設してあ
る。そして、このガイドポスト13には、切断工具とし
ての帯鋸刃(図示省略)を内装したカッティングヘッド
15(鋸刃ハウジングと称することもある)が上下動可
能に案内されている。なお、上記カッティングヘッド1
5の上下動は、旋回台5上に設けた昇降用油圧シリンダ
17の作動によって行われる。 【0009】前記カッティングヘッド15が上昇位置か
ら下降するときに、当該カッティングヘッド15に備え
た切断工具(帯鋸刃)によって切断される形鋼材19を
把持固定するための本体バイス装置21が設けてある。 【0010】より詳細には、上記本体バイス装置21
は、基準側に設けた固定バイスジョー23及び固定バイ
スジョー23に対して接近離反する方向へ移動自在の可
動バイスジョー25を備えてなるものである。 【0011】上記固定バイスジョー23は前後方向(図
7,図8において左右方向)に延伸してあり、この固定
バイスジョー23の前端部は前記中心軸7の上端部に支
持されており、後端部は前記ベース3の後部に立設した
支柱27に支持されている。 【0012】すなわち、固定バイスジョー23は前端部
及び後端部の両端部を支持された構成であり、前記旋回
台5が旋回するとき、旋回台5の1部が固定バイスジョ
ー23の下側を通過自在である。 【0013】前記旋回台5の上面には長手方向にバイス
ベッド29が設けてあり、このバイスベッド29に前記
可動バイスジョー25が移動自在に案内支承されてい
る。上記可動バイスジョー25をバイスベッド29に沿
って往復動するために、旋回台5には流体圧シリンダ3
1が装着してあり、この流体圧シリンダ31に往復動自
在に備えたピストンロッド(図示省略)が前記可動バイ
スジョー25に連結してある。 【0014】そして、前記固定バイスジョー23と可動
バイスジョー25との間へ形鋼材19を搬入するため
に、前記ベース3の後側(図7,8においては右側)に
は、形鋼材19を支持して前後方向へ搬送するためのロ
ーラコンベア等のごときコンベア装置33が配置してあ
る。 【0015】前記旋回台5の前方(図7,8においては
左方)には、形鋼材19から切断分離された切断片を支
持する支持コンベア35が配置されている。この支持コ
ンベア35の前側部は、ベース3に立設したフレーム3
7に支持され、後側部は前記中心軸7及び旋回台5と干
渉しないようにベース3に立設した支柱(図示省略)に
支持されている。すなわち、支持コンベア35は、前端
部と後端部の両端部を支持された構成である。 【0016】この支持コンベア35上の切断片を前方向
へ移送するために、この支持コンベア35には前バイス
装置39が前後動自在に設けられている。 【0017】すなわち、上記支持コンベア35の下側に
は前後方向(図7,8において左右方向)に延伸したガ
イドバー41が設けてあり、このガイドバー41には、
支持コンベア35の下側を通過して左右方向(図7にお
いては紙面に垂直な方向、図8においては上下方向)に
延伸したスライドベース43が前後動自在に支持されて
いる。 【0018】そして、上記スライドベース43の一端側
には、基準側の固定バイスジョー45が取付けてあり、
スライドベース43の他端側にはバイスシリンダ47が
装着してある。そして、このバイスシリンダ47に往復
動自在に備えたピストンロッド(図示省略)の先端部
に、固定バイスジョー45と対向する可動バイスジョー
49が取付けてある。 【0019】なお、前バイス装置39の前後動は、流体
圧シリンダ又はボールネジ機構等の駆動装置(図示省
略)の作動によって行われるものである。 【0020】以上のごとき構成において、形鋼材19を
長手方向に対して直交する方向に切断するには、形鋼材
19の移送方向(前後方向)に対して旋回台5の長手方
向が直交するように、すなわち切断工具である帯鋸刃に
より切断する垂直な切断面(平面的に見ると切断線にな
る)が形鋼材19と直交するように位置決めする。 【0021】そして、コンベア装置33から形鋼材19
を旋回台5上に搬入し、形鋼材19の切断個所が切断線
と一致するように形鋼材19の位置決めを行った後、本
体バイス装置21における固定バイスジョー23と可動
バイスジョー25によって形鋼材19を把持固定する。 【0022】上述のごとく本体バイス装置21によって
形鋼材19を把持固定した後、上昇位置からカッティン
グヘッド15を下降し、当該カッティングヘッド15に
備えた切断工具(帯鋸刃)によって形鋼材19の切断が
行われる。 【0023】上述のごとく形鋼材19の切断を行うと
き、形鋼材19から切断分離される形鋼材19の前側部
分は、前バイス装置39における固定バイスジョー45
と可動バイスジョー49によって予め把持固定して、切
断終了と同時に、形鋼材19から切断分離された前側部
分の切断片を前バイス装置39によって前方向へ移送
し、次工程に搬送することが望ましい。 【0024】形鋼材19を、長手方向に対して斜めに切
断する場合には、旋回用シリンダ11を作動して旋回台
5を水平に旋回する。すなわち、図8に示すように、カ
ッティングヘッド15の長手方向が形鋼材19の長手方
向に対して斜めになるように位置決めし、この状態にお
いて形鋼材19の切断を行うことにより、形鋼材19を
斜めに切断することができる。 【0025】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のごと
き構成において、形鋼材19の先端面の面精度向上のた
めに先端切りを行うときは、形鋼材19の先端部を薄く
切断するものである。 【0026】したがって、形鋼材19の先端切りを行っ
た時の薄い切断片を、前バイス装置39の固定バイスジ
ョー45と可動バイスジョー49により把持して移送し
ようとするとき、切断片に変形を生じ易く、薄い切断片
を前バイス装置39によって搬送困難なことがあるとい
う問題がある。 【0027】また、形鋼材19が短くなって、コンベア
装置33によって形鋼材19の搬入ができなくなったと
きには、前バイス装置39を最後退せしめて、前バイス
装置39における固定バイスジョー45及び可動バイス
ジョー49の後部側が切断線を越えた状態において形鋼
材19の前端部を把持し、前バイス装置39によって形
鋼材19を前方へ引張ることが行われる。 【0028】しかし、前述したごとく、形鋼材19を長
手方向に対して斜めに切断した場合には、前バイス装置
39における固定バイスジョー45と可動バイスジョー
49とによって形鋼材19の前端部を把持することがで
きず、短くなった形鋼材19の移送ができないという問
題があった。 【0029】 【0030】 【0031】 【0032】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、H形鋼材、溝形鋼材または角パイプ材のごとき形鋼
材を把持するための固定バイスジョー及び可動バイスジ
ョーを備えてなる本体バイス装置と、本体バイス装置に
把持固定された形鋼材を切断する切断工具を備えた上下
動自在のカッティングヘッドと、前記本体バイス装置の
前側に前後方向へ移動自在に配置され、かつ形鋼材を把
持するための固定バイスジョー及び可動バイスジョーを
備えてなる前バイス装置と、を備えてなる切断機におい
て、前記前バイス装置における可動バイスジョーに、形
鋼材におけるウェブ等との干渉を回避して一方のフラン
ジ部又は一方の側壁部の内側面で当接可能な後方突出部
を設け、前記前バイス装置における固定バイスジョーに
後方突出部を設け、前記本体バイス装置における固定バ
イスジョーに、上記後方突出部に対応する凹部を設けて
なる切断機である。 【0033】 【0034】 【0035】 【0036】 【0037】 【0038】 【作用】請求項1に記載の発明は、H形鋼材、溝形鋼材
または角パイプ材のごとき形鋼材を把持するための固定
バイスジョー及び可動バイスジョーを備えてなる本体バ
イス装置と、本体バイス装置に把持固定された形鋼材を
切断する切断工具を備えた上下動自在のカッティングヘ
ッドと、前記本体バイス装置の前側に前後方向へ移動自
在に配置され、かつ形鋼材を把持するための固定バイス
ジョー及び可動バイスジョーを備えてなる前バイス装置
と、を備えてなる切断機において、前記前バイス装置に
おける可動バイスジョーに、形鋼材におけるウェブ等と
の干渉を回避して一方のフランジ部又は一方の側壁部の
内側面で当接可能な後方突出部を設け、前記前バイス装
置における固定バイスジョーに後方突出部を設け、前記
本体バイス装置における固定バイスジョーに、上記後方
突出部に対応する凹部を設けてなる切断機である。 【0039】したがって、前バイス装置を最後退せしめ
て、当該前バイス装置に備えた固定バイスジョー及び可
動バイスジョーの後部を、切断線を越えて後方向へ移動
し、上記固定バイスジョーと可動バイスジョーとによっ
て形鋼材の一方のフランジ部又は一方の側壁部を把持す
ることができる。 【0040】よって、形鋼材を斜めに切断した場合であ
っても、前バイス装置における固定バイスジョーと可動
バイスジョーによって形鋼材の斜め先端側の一方のフラ
ンジ部又は一方の側壁部を把持し、この形鋼材を前方向
へ引張ることができる。すなわち、形鋼材を斜めに切断
した場合であっても、前バイス装置でもって形鋼材を前
方向へ引張り、移送することができるものである。 【0041】さらに、本体バイス装置における固定バイ
スジョーが切断線に極めて接近した状態であっても、前
記後方突出部の突出寸法の把持代を得ることができ、前
バイス装置における固定バイスジョーと可動バイスジョ
ーとによる形鋼材の把持を確実に行うことができる。 【0042】 【0043】 【実施例】以下、本発明の実施例について説明するに、
本実施例に係る切断機の構成において、前述した切断機
の構成部分と同一の機能を奏する構成部分には同一符号
を付することとして、重複した説明は省略する。 【0044】図1,図2を参照するに、本実施例に係る
切断機1の構成は、前述した切断機とほとんど同一であ
るから、その相違点について詳細に説明する。 【0045】本実施例に係る切断機1における前バイス
装置39における固定バイスジョー45及び可動バイス
ジョー49は、前バイス装置39が最後退位置に後退し
たとき、形鋼材19の長手方向に対し直交する方向の切
断線L(図2参照)を越えて後側へ突出した態様となる
ように構成してある。 【0046】そして、前バイス装置39における固定バ
イスジョー45の後側縁には、後方向へ突出した後方突
出部51(図1参照)が設けてあり、本体バイス装置2
1における固定バイスジョー23の前側縁には、上記後
方突出部51に対応した凹部53(図1参照)が設けて
ある。 【0047】上記構成により、前バイス装置39が最後
退位置に位置したとき、前バイス装置39における固定
バイスジョー45の後方突出部51が本体バイス装置2
1における固定バイスジョー23の凹部53に係合する
ことになる。 【0048】すなわち、本体バイス装置21における固
定バイスジョー23の前側線を前記切断線Lに接近して
配置した場合であっても、前バイス装置39における固
定バイスジョー45の把持代を、後方突出部51の突出
寸法だけ大きく得ることができるものである。 【0049】なお、前バイス装置39における固定バイ
スジョー45の前記後方突出部51は、固定バイスジョ
ー45に一体的に設けるものであり、例えば後方突出部
51を備えた構成部材を固定バイスジョー45とは別個
に設け、この構成部材をボルト等の取付具によって固定
バイスジョー45に一体的に取付ける構成であることが
望ましい。 【0050】前バイス装置39における可動バイスジョ
ー49の後側縁には、形鋼材19におけるウェッブW等
との干渉を回避して一方のフランジ部F1又は一方の側
壁部の内側面に当接可能の後方突出部53が設けてあ
る。 【0051】本実施例においては、図3に詳細に示すよ
うに、前バイス装置39における可動バイスジョー49
の後側縁には係合段部55が形成してあり、この係合段
部55に、前記後方突出部53を下端部に備えたL字形
状のプレート57が上下位置調節自在に取付けてある。 【0052】すなわち、本実施例においては、係合段部
55には上下方向に複数のネジ孔59が適宜間隔に設け
てあり、上記ネジ孔59に螺合した複数のボルト61に
よってプレート57が上下に位置調節可能に取付けてあ
る。 【0053】なお、図3(A)においては、プレート5
7の上側に補助プレート63が取付けてある。 【0054】この図3(A)の状態においては、前記後
方突出部53を、形鋼材19(図3(A)においてはH
形鋼を例示)におけるウェブWとの干渉を回避して一方
のフランジ部F1の内側面に当接することができる。ま
た、形鋼材19の他方フランジ部F2の外側面に当接す
ることができる。 【0055】図3(B)の状態は、補助プレート63を
取り外して、プレート57を一段階上側へ位置を調節し
た状態である。この状態においては、形鋼材19として
例示したパイプ材における弯曲したコーナー部65を回
避して一方のフランジ部F1に相当する一方の側壁部F
1´の内側面に前記後方突出部53を当接することがで
きる。 【0056】図3(C)の状態は、プレート57を二段
階上側へ位置調節した状態で、この状態においては、形
鋼材19として例示したパイプ材の大きな半径のコーナ
ー部65を回避して、後方突出部53を一方の側壁部F
1´の内側面へ当接することができる。 【0057】すなわち、後方突出部53の上下位置を調
節することにより、種々の形状寸法の形鋼材19におけ
る一方のフランジ部F1又は一方の側壁部F1´の内側
面へ後方突出部53を当接することができるものであ
る。 【0058】以上のごとき構成において、本体バイス装
置21における固定バイスジョー21と可動バイスジョ
ー25によって形鋼材19を把持固定し、当該形鋼材1
9の先端切りを行い、先端切りによって切断された薄い
切断片を前バイス装置39における固定バイスジョー4
5と可動バイスジョー49によって把持して前方向へ移
送するには、次のように行う。 【0059】すなわち、本体バイス装置21によって形
鋼材19を把持固定して先端切りを行う切断時に、又は
切断後に、前バイス装置43を後側へ移動すると共に可
動バイスジョー49を固定バイスジョー45に接近移動
し、図2に示すように、固定バイスジョー45と可動バ
イスジョー49の後方突出部53によって切断片となる
部分19Cにおける一方のフランジ部分Aを把持する。 【0060】この場合、上記フランジ部分Aの把持が強
固に行われても、切断片19Cに変形を生じることがな
いので、前述のごとく、前バイス装置39における可動
バイスジョー45と可動バイスジョー49の後方突出部
53でもってフランジ部分Aを把持して前方向へ移送す
ることができるものである。 【0061】次に、図2に示すように、形鋼材19を長
手方向に対して斜めに切断した後、前バイス装置49に
よって形鋼材19を前方向へ引張るには次のように行
う。 【0062】すなわち、形鋼材19を長手方向に対して
斜めに切断することにより、形鋼材19から切断分離さ
れた切断片を適宜に搬出した後、前バイス装置39を最
後退位置に位置決めすると共に、可動バイスジョー49
を固定バイスジョー45側へ接近移動する。 【0063】上述のごとく前バイス装置39を最後退位
置に位置決めすると、固定バイスジョー45における後
方突出部51及び可動バイスジョー49における後方突
出部53が切断線Lを越えて後方向へ突出した態様とな
り、形鋼材9における一方のフランジ部F1の前端部分
Bを、上記両後方突出部51,53でもって把持するこ
とになる。 【0064】上述ごとく、前バイス装置39における固
定バイスジョー45の後方突出部51と可動バイスジョ
ー49における後方突出部53によって形鋼材19の一
方のフランジ部F1の前端部分Bを把持した後に、前バ
イス装置39を前方向へ移動することにより、形鋼材1
9を前方向へ引張り移動することができる。 【0065】すなわち形鋼材19が短くなり、後方に配
置したコンベア装置33等によって形鋼材19を前方向
へ移動できなくなったような場合であっても、形鋼材1
9を容易に前方向へ移動することができるものである。 【0066】なお、図2においては、形鋼材19として
H形鋼の場合について例示してあるが、溝形鋼やパイプ
材等のごとき形鋼材においても同様にして前方向へ移動
することができるものである。 【0067】図4は、可動バイスジョー49の第2実施
例を示す左側面図である。この第2実施例においては、
可動バイスジョー49に流体圧シリンダ67を装着し、
この流体圧シリンダ67に上下動自在に備えたピストン
ロッド67Rの下端部に、後方突出部を構成するプレー
ト69を取付けた構成である。 【0068】この構成においては、流体圧シリンダ67
の作動によってプレート69を上下に調節することがで
きるので、形鋼材19におけるウエブWとの干渉を容易
に回避することができると共に、後方突出部としてのプ
レート69の上下位置調節の自動化を図ることができる
ものである。なお、プレート69を上下動する構成とし
ては、流体圧シリンダ67に代えて、例えば螺子機構等
のごとき適宜の機構を採用することも可能である。 【0069】図5は、可動バイスジョー49の第3実施
例を示すものである。この第3実施例においては、可動
バイスジョー49の係合段部に取付ブロック71が取付
けてあり、この取付ブロック71には前後方向のガイド
溝73が上下方向に適宜間隔に設けてある。 【0070】そして、上記各ガイド溝73には後方突出
部材75が前後動可能に係合してあり、各後方突出部材
75と各ガイド溝73の底部との間には、各後方突出部
材75を後方向へ常に突出するように付勢する付勢手段
77の1例として、例えばスプリング等のごとき弾性体
が弾装してある。 【0071】なお、各後方突出部材75は、溝79に係
合したストッパ81によって前記ガイド溝73から離脱
することが防止されている。 【0072】この構成においては、前バイス装置39を
最後退位置に位置せしめるときに、形鋼材19の例えば
ウエブW等と当接干渉する部分の後方突出部材75は付
勢手段77に抗してガイド溝73内に没入され、ウエブ
Wと干渉しない部分の後方突出部材75が突出した状態
にあって、一方のフランジ部F1の内側面に当接するも
のである。 【0073】図6はさらに別の実施例を示すもので、こ
の実施例においては、前バイス装置39の適宜位置に配
置した上下のシリンダ83A,83Bのピストンロッド
83Rにクランプ部材85A,85Bをそれぞれ取付け
て、形鋼材19におけるウエブWを上下方向から挟持す
るようにしたものである。 【0074】上記説明より理解されるように、本発明は
種々の態様でもって実施可能なものである。 【0075】 【0076】 【0077】 【0078】 【0079】 【発明の効果】請求項1に記載の発明は、H形鋼材、溝
形鋼材または角パイプ材のごとき形鋼材を把持するため
の固定バイスジョー及び可動バイスジョーを備えてなる
本体バイス装置と、本体バイス装置に把持固定された形
鋼材を切断する切断工具を備えた上下動自在のカッティ
ングヘッドと、前記本体バイス装置の前側に前後方向へ
移動自在に配置され、かつ形鋼材を把持するための固定
バイスジョー及び可動バイスジョーを備えてなる前バイ
ス装置と、を備えてなる切断機において、前記前バイス
装置における可動バイスジョーに、形鋼材におけるウェ
ブ等との干渉を回避して一方のフランジ部又は一方の側
壁部の内側面で当接可能な後方突出部を設け、前記前バ
イス装置における固定バイスジョーに後方突出部を設
け、前記本体バイス装置における固定バイスジョーに、
上記後方突出部に対応する凹部を設けてなることを特徴
とする切断機である。 【0080】したがって、前バイス装置を最後退せしめ
て、当該前バイス装置に備えた固定バイスジョー及び可
動バイスジョーの後部を、切断線を越えて後方向へ移動
し、上記固定バイスジョーと可動バイスジョーとによっ
て形鋼材の一方のフランジ部又は一方の側壁部を把持す
ることができる。 【0081】よって、形鋼材を斜めに切断した場合であ
っても、前バイス装置における固定バイスジョーと可動
バイスジョーによって形鋼材の斜め先端側の一方のフラ
ンジ部又は一方の側壁部を把持し、この形鋼材を前方向
へ引張り移送することができる。すなわち、形鋼材を斜
めに切断した場合であっても、前バイス装置でもって形
鋼材を前方向へ引張り移送することができるものであ
る。 【0082】さらに、本体バイス装置における固定バイ
スジョーが切断線に極めて接近した状態であっても、前
記後方突出部の突出寸法の把持代を得ることができ、前
バイス装置における固定バイスジョーと可動バイスジョ
ーとによる形鋼材の把持を確実に行うことができる。 【0083】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例に係る切断機の1例として例示
した横型帯鋸盤の側面図である。 【図2】本体バイス装置と前バイス装置との関係を概念
的に示す平面説明図である。 【図3】図2における矢視III 部分の詳細説明図で、後
方突出部を上下に位置調節した状態を示している。 【図4】前バイス装置における可動バイスジョーの第2
実施例を示す側面説明図である。 【図5】前バイス装置における可動バイスジョーの第3
実施例を示す説明図である。 【図6】前バイス装置の変更態様を示す説明図である。 【図7】切断機の1例として例示した横型帯鋸盤の側面
図である。 【図8】同上の平面図で、カッティングヘッドを省略し
た態様で示してある。 【符号の説明】 1 切断機 15 カッティングヘッド 19 形鋼材 21 本体バイス装置 23 固定バイスジョー 25 可動バイスジョー 39 前バイス装置 45 固定バイスジョー 49 可動バイスジョー 51,53 後方突出部 57 プレート

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 H形鋼材、溝形鋼材または角パイプ材の
    ごとき形鋼材を把持するための固定バイスジョー及び可
    動バイスジョーを備えてなる本体バイス装置と、本体バ
    イス装置に把持固定された形鋼材を切断する切断工具を
    備えた上下動自在のカッティングヘッドと、前記本体バ
    イス装置の前側に前後方向へ移動自在に配置され、かつ
    形鋼材を把持するための固定バイスジョー及び可動バイ
    スジョーを備えてなる前バイス装置と、を備えてなる切
    断機において、 前記前バイス装置における可動バイスジョーに、形鋼材
    におけるウェブ等との干渉を回避して一方のフランジ部
    又は一方の側壁部の内側面で当接可能な後方突出部を設
    け、前記前バイス装置における固定バイスジョーに後方
    突出部を設け、前記本体バイス装置における固定バイス
    ジョーに、上記後方突出部に対応する凹部を設けてなる
    ことを特徴とする切断機。
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