JP3420475B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特にシリコン基板上に化合物半導体から成る
活性層を形成した半導体装置の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】化合
物半導体を用いたMESFETなどは、携帯電話などの
急速な市場拡大に伴ってその需要が著しく増加してい
る。このような化合物半導体を用いた半導体装置は、通
常は化合物半導体基板上に形成されるが、化合物半導体
は大口径化が困難であり、大口径化が可能なシリコン基
板を用いることが注目されている。 【0003】ところが、基板としてシリコン基板を用い
ると、化合物半導体層をエピタキシャル成長させる際
に、シリコン基板からバッファー層にシリコンがオート
ドープし、化合物半導体層が低抵抗化して動作領域周辺
の寄生容量が大きくなり、トランジスタの動作速度が遅
くなって高周波特性が悪化するという問題があった。ま
た、シリコン基板の抵抗率は、高くても1×103 〜1
4 Ωcm程度であり、電極を形成するための下地層と
しては絶縁性が不十分であるという問題があった。 【0004】そこで、特開平8−51121号公報で
は、図5に示すように、シリコン基板51上にバッファ
ー層52を形成し、このバッファー層52上にメサ状に
活性層53を形成して、このメサ状の活性層53の表面
部以外の領域に窒化シリコン(SiNx )膜などから成
る絶縁膜57を形成し、この活性層53の表面部から絶
縁膜57上にかけてゲート電極55やソース・ドレイン
電極56などの配線材料を形成した半導体装置が開示さ
れている。 【0005】この半導体装置は、図6に示すように、シ
リコン基板51上に、GaAsやAlGaAsなどから
成るバッファ層52と活性層53をエピタキシャル成長
させて、活性層53の一部にレジスト膜58を塗布し
(同図(a)参照)、次に素子分離のために活性層53
がメサ状に残るように他の部分をエッチング除去し(同
図(b)参照)、次にレジスト膜58を除去して基板5
1上の全面に窒化シリコン膜などから成る絶縁膜57を
CVD法などで形成し(同図(c)参照)、次に絶縁膜
57上にレジスト膜59を塗布して、フォトリソグラフ
ィーおよびエッチングにより、活性層53上の絶縁膜5
7をエッチング除去することにより形成することが開示
されている。この絶縁膜57のエッチングは、ドライエ
ッチングやウエットエッチングで行われる。その後、活
性層53の露出部分から絶縁膜57上にかけてゲート電
極55やソース・ドレイン電極56を形成する(図5参
照)。 【0006】ところが、この従来の半導体装置の製造方
法では、活性層53がメサ状に残るように他の部分をエ
ッチング除去して、メサ状部上のレジスト膜58を除去
し、さらに基板51上の全面に絶縁膜57を形成した後
に、この絶縁膜57上にレジスト膜59を塗布して、活
性層53上の絶縁膜57をエッチング除去することか
ら、この絶縁膜57を形成するための工程数が多くなる
という問題があった。 【0007】また、この従来の半導体装置の製造方法で
は、基板51上の全面に絶縁膜57を形成した後に、こ
の絶縁膜57上にレジスト膜59を塗布して、ドライエ
ッチング法やウエットエッチング法で活性層53上の絶
縁膜57を除去することから、絶縁膜57の端部57a
が切り立ってエッチングされ、後工程で活性層53上か
ら絶縁膜57上にかけて形成されるゲート電極55やソ
ース・ドレイン電極56に断線などを誘発しやすくなる
という問題があった。 【0008】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、活性層の一部が露出するよう
に絶縁膜を形成する際の工程数が多く、また絶縁膜の一
部を除去した端部が切り立ってゲート電極やソース・ド
レイン電極が断線しやすくなるという従来方法の問題点
を解消した半導体装置の製造方法を提供することを目的
とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体装置の製造方法では、シリコン
基板上にガリウム砒素やアルミニウムガリウム砒素から
なるバッファ層と活性層を積層して形成し、この活性層
の一部が帯状に残るようにこの活性層の他の部分をエッ
チングした後、この活性層上にゲート電極を形成する半
導体装置の製造方法において、前記活性層の他の部分を
過酸化水素水と水の混合液でメサエッチングした後、こ
のエッチングの際に使用したマスク材料を残したまま前
記シリコン基板上に絶縁膜を被着形成することによって
前記活性層の頂部近傍の側壁部には絶縁膜を薄く被着形
成し、しかる後このマスク材料を除去してこのマスク材
料上に被着した前記絶縁膜の一部を除去し、次いで前記
活性層上に前記ゲート電極を形成する。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1は、本発明に係る製造方法により
製造される半導体装置を示す平面図であり、図2は図1
のA−A’線断面図である。図1および図2において、
1はシリコン基板、2はバッファー層、3は活性層、4
はコンタクト層、5はゲート電極、6はソース・ドレイ
ン電極である。 【0011】シリコン基板1は(100)面にそって切
り出された比抵抗が1 ×103 〜104 Ωcm程度の高
抵抗シリコン基板が用いられる。バッファー層2はシリ
コン基板1と活性層3との格子定数の相違に基づくミス
フィット転位を減少させるために設けるものであり、
0.1〜5μm程度の厚みを有するガリウム砒素やアル
ミニウムガリウム砒素などから成る。活性層3はトラン
ジスタの動作領域として機能するものであり、キャリア
密度として1×1016〜5×1017atoms・cm-3
のn型半導体不純物を含有し、0.1〜2μm程度の厚
みを有するガリウム砒素やアルミニウムガリウム砒素な
どから成る。コンタクト層4はソース・ドレイン電極6
を活性層3にオーミックコンタクトさせるために設ける
ものであり、キャリア密度として1×1018atoms
・cm-3以上のn型半導体不純物を含有する。このコン
タクト層4は、オーミックコンタクトを良好にするため
の層であり、コンタクト抵抗を充分低くできる場合は不
要である。 【0012】ゲート電極5はTiとAlの二層膜などか
ら成り、Tiは200〜500Å程度の厚みに、またA
lは3000〜5000Å程度の厚みに形成される。ソ
ース・ドレイン電極6は、AuGeとNiとAu等の積
層膜などから成り、AuGeは500〜1500Åの厚
みに、Niは200〜500Åの厚みに、またAuは2
000〜5000Å程度の厚みに形成される。 【0013】前記活性層3はバッファー層2上に帯状M
に形成され、この活性層3上からシリコン基板1上にか
けて櫛歯状のゲート電極5とソース・ドレイン電極6が
形成され、ゲート電極5の櫛歯部分の両側にソース・ド
レイン電極6の櫛歯部分が位置するように形成される。 【0014】次に、本発明に係る半導体装置の製造方法
における絶縁膜8の形成工程を図3に示す。図3は図1
のC−C’線部分の断面図である。 【0015】まず、図3(a)に示すように、シリコン
基板1上に、バッファー層2、活性層3、必要に応じて
コンタクト層4を形成し、通常のフォトリソグラフィを
用いて所望のメサ領域をフォトレジスト膜7で限定す
る。バッファー層2、活性層3、およびコンタクト層4
はMOCVD法やMBE法などで形成される。 【0016】次に、図3(b)に示すように、フォトレ
ジスト膜7をエッチングマスクとし、過酸化水素水と水
の混合液をエッチャントとし、コンタクト層4、活性層
3、およびバッファー層2の一部が帯状に残るようにエ
ッチングする。 【0017】次に、図3(c)に示すように、高周波ス
パッタリング法により、絶縁膜8を1000〜5000
Å程度の厚みに成膜する。この絶縁膜8はSiNx 膜や
SiNy z などから成る。次のリフトオフ工程でレジ
スト膜7が剥離できるように、基板1の温度はレジスト
膜7のポストベーク温度以下とする。この場合、半導体
層2〜4はレジスト膜7よりも内側にくい込んでエッチ
ングされることから、半導体層2〜4の頂部近傍の側壁
部には絶縁膜8は薄く被着する。 【0018】次に、図3(d)に示すように、レジスト
膜7を剥離し、メサ部上の絶縁膜8をリフトオフする。 【0019】このように、メサエッチングのレジスト膜
と絶縁膜8をパターニングするためのレジスト膜を共用
すると、フォトリソ工程を簡略化することができる。ま
た、メサエッチングのレジスト膜7を残したまま絶縁膜
8を被着形成することから、絶縁膜8の一部を除去した
端部が切り立たない。 【0020】次に、絶縁膜8を形成した後の工程を図4
を用いて説明する。なお、図4は図1のB−B’線部分
の断面図である。まず、図4(a)に示すように、Si
2などから成る第2の絶縁膜9をプラズマCVD法な
どで、2000〜5000Å程度の厚みに成膜して、帯
状部の両側にフォトレジスト10を塗布する。 【0021】次に、図4(b)に示すように、HF系エ
ッチング液にて、SiO2 などから成る第2の絶縁膜9
をエッチングする。なお、この際、下地層の絶縁膜8
は、SiNx やSiNy z などから成ることから、S
iO2 などから成る第2の絶縁膜9とエッチングの選択
性をもたせることができ、第2の絶縁膜9をオーバーエ
ッチングしても、化合物半導体から成るバッファー層2
まで貫通することはない。 【0022】次に、図4(c)に示すように、硫酸、過
酸化水素、水の混合液でリセスエッチングを行う。この
とき、コンタクト層4は完全に除去し、活性層3の膜厚
はそのキャリア密度、ゲート長Lgなどによって所望の
動作周波数に応じて、エッチングを行う。 【0023】次に、図4(d)に示すように、ゲート電
極5を真空蒸着法により成膜する。このとき、活性層3
とショットキー接合するTiを200〜500Å成膜
し、続いてAl電極を2000〜5000Å成膜する。
このTiは、SiNx またはSiNy z などから成る
絶縁膜8との密着層としても機能する。 【0024】次に、図4(e)に示すように、レジスト
膜10を剥離することによって、その上のゲート電極5
の材料をリフトオフする。 【0025】次に、図4(f)に示すように、基板1の
全面にSiO2 、SiNx 、SiNy z などの第3の
絶縁膜11を1000〜5000Å程度の厚みに成膜す
る。また、ゲート電極5のパッドが形成される領域にコ
ンタクトホール11aを形成する。なお、図示されてい
ないが、ソース・ドレイン電極6を形成する部分にもコ
ンタクトホールを同時に形成する。 【0026】次に、図4(g)に示すように、コンタク
トホール11a部分にゲート電極5のパッド12を形成
する。このパッド12は、AuGe、Ni、およびAu
の積層膜などで構成され、AuGeは500〜1500
Å程度の厚みに、Niは200〜500Å程度の厚み
に、またAuは2000〜5000Å程度の厚みに形成
される。このゲート電極5のパッド12は、図示されて
いないが、ソース・ドレイン電極6と同時に形成される
ものである。 【0027】次に、図4(h)に示すように、パッド1
2などにAuメッキするために、SiO2 、SiNx
SiNy z などの第3の絶縁膜13を1000〜50
00Å程度の厚みに形成して、Au(不図示)を2〜5
μm電解メッキして、図1と図2に示すTFTを完成さ
せる。 【0028】 【発明の効果】以上のように、本発明に係る半導体装置
の製造方法によれば、シリコン基板上にガリウム砒素や
アルミニウムガリウム砒素からなるバッファ層と活性層
を積層して形成し、この活性層の一部が帯状に残るよう
にこの活性層の他の部分をエッチングした後、この活性
層上にゲート電極を形成する半導体装置の製造方法にお
いて、前記活性層の他の部分を過酸化水素水と水の混合
液でメサエッチングした後、このエッチングの際に使用
したマスク材料を残したまま前記シリコン基板上に絶縁
膜を被着形成することによって前記活性層の頂部近傍の
側壁部には絶縁膜を薄く被着形成し、しかる後このマス
ク材料を除去してこのマスク材料上に被着した前記絶縁
膜の一部を除去し、次いで前記活性層上に前記ゲート電
極を形成することから、絶縁膜をパターニングする工程
が簡略化される。また、メサエッチングのレジスト膜を
残したまま絶縁膜を被着形成することから、絶縁膜の端
部が切り立たず、ゲート電極やソース・ドレイン電極の
断線なども防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る製造方法により製造される半導体
装置の平面図である。 【図2】図1のA−A’線断面図である。 【図3】本発明に係る半導体装置の製造方法の一工程を
示す図である。 【図4】本発明に係る半導体装置の製造方法の他の工程
を示す図である。 【図5】従来の半導体装置を示す図である。 【図6】従来の他の半導体装置の製造工程を示す図であ
る。 【符号の説明】 1………シリコン基板、2………バッファ層、3………
活性層、4………コンタクト層、5………ゲート電極、
6………ソース・ドレイン電極、7………レジスト膜、
8………絶縁膜

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シリコン基板上にガリウム砒素やアルミ
    ニウムガリウム砒素からなるバッファ層と活性層を積層
    して形成し、この活性層の一部が帯状に残るようにこの
    活性層の他の部分をエッチングした後、この活性層上に
    ゲート電極を形成する半導体装置の製造方法において、
    前記活性層の他の部分を過酸化水素水と水の混合液でメ
    エッチングした後、このエッチングの際に使用したマ
    スク材料を残したまま前記シリコン基板上に絶縁膜を
    着形成することによって前記活性層の頂部近傍の側壁部
    には絶縁膜を薄く被着形成し、しかる後このマスク材料
    を除去してこのマスク材料上に被着した前記絶縁膜の一
    部を除去し、次いで前記活性層上に前記ゲート電極を形
    成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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