JP3416843B2 - 竪型射出成形機の安全装置 - Google Patents

竪型射出成形機の安全装置

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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/84Safety devices

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝達ベルトを用い
た回転伝達機構部を含む駆動部により可動型を上下方向
に移動させる型締装置を備える竪型射出成形機の安全装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、可動型を上下方向に移動させて型
締を行う型締装置を備えた竪型射出成形機は知られてい
る。
【0003】この種の竪型射出成形機は、通常、成形機
ベッドの上に固定型を取付ける一方、この成形機ベッド
に上下方向へスライド自在に装填した複数のタイバーの
上端に可動盤を固定し、この可動盤の下面に可動型を取
付けるとともに、可動盤の上に射出装置を配設し、他
方、成形機ベッドの下方にタイバーを利用した型締装置
を配設する。そして、この型締装置にはタイバーの下端
に取付けた駆動盤及びこの駆動盤を昇降させる駆動部を
備えるとともに、駆動部は、駆動盤と成形機ベッド間に
架設したトグル機構部と、このトグル機構部にナット部
を取付け、かつ駆動盤の中央に回動自在に取付けたネジ
部を有するボールネジ機構部と、駆動盤に取付けたブレ
ーキ付のサーボモータと、このサーボモータとボールネ
ジ機構部を接続した回転伝達機構部を備えて構成する。
【0004】これにより、サーボモータを作動させれ
ば、サーボモータの回転は回転伝達機構部を介してボー
ルネジ機構部のネジ部に伝達され、ナット部はネジ部に
対して上下方向に相対変位する。この結果、トグル機構
部が伸縮、即ち、駆動盤が昇降し、可動型は固定型に対
して開閉する。
【0005】ところで、このような竪型射出成形機は一
般的な横型射出成形機に比べて、かなり大きな重量部分
を昇降させるため、可動型を開位置で停止させる際に
は、ボールネジ機構部に逆方向の荷重が入力してボール
ネジ機構部のネジ部が回転しないように、駆動部にはブ
レーキ付のサーボモータを用いている。しかし、駆動部
の回転伝達機構部に伝達ベルトを用いた場合には、当該
伝達ベルトに型締力を含む相当に大きな引張力が付与さ
れるため、伝達ベルトは基本的に破断しやすい環境下に
置かれるとともに、型開時に破断した場合には、ボール
ネジ機構部に入力する逆方向の荷重により可動型及び可
動盤等を含む重量部分が自然落下し、安全性を確保でき
ない問題があった。
【0006】そこで、この問題を解決するため、特開平
7−88922号公報には、伝達ベルトの破断を伝達ベ
ルト破断検知スイッチにより検出するとともに、ボール
ネジ機構部に付設したブレーキ装置により、当該ボール
ネジ機構部のネジ部の回転をロックして、可動型側の落
下を阻止する安全装置も開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の安全装置は、次のような問題点があった。
【0008】第一に、ブレーキ装置は制動を主たる機能
とするため、迅速かつ確実に停止(ロック)させるには
不十分となる。特に、竪型射出成形機の型締装置に付設
された通常の成形サイクル動作で使用するブレーキ装置
を兼用した場合には、パッドの摩耗等による制動機能の
劣化により、この問題が無視できなくなる。
【0009】第二に、伝達ベルトの一部のみが破れ、残
部により繋がった状態や伝達ベルト(タイミングベル
ト)の伝達面(歯面)の劣化等により、伝達不能に陥っ
た場合にも同様の問題を生ずるが、検出スイッチにより
伝達ベルトの有無のみを検出する従来の検出手段では、
伝達ベルトにおける破断以外の異常(欠陥)を検出でき
ず、伝達ベルトの異常を的確かつ確実に検出するには不
十分である。
【0010】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、伝達ベルトの異常を的確か
つ確実に検出するとともに、重量部分を含む可動型側の
落下を迅速かつ確実に阻止することにより、信頼性及び
安全性を飛躍的に高めることができる竪型射出成形機の
安全装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、伝達ベルト2を用いた回転伝達機構部3を含む駆動
部4により、可動型5mを上下方向に移動させる型締装
置Mcを備える竪型射出成形機Mの安全装置1を構成す
るに際して、伝達ベルト2により回転が伝達される回転
軸11の回転を検出する回転検出部6aを用いて伝達ベ
ルト2の異常を検出する異常検出部6と、可動型5mの
取付側又は固定型5cの取付側の一方に、可動型5mの
移動方向に沿って複数の係止部7s…を有する係止ロッ
ド7を設けるとともに、他方に、変位することにより係
止部7s…に係止する被係止体8を設けて構成したスト
ッパ機構部9と、異常検出部6により伝達ベルト2の異
常を検出したなら、被係止体8を変位させて係止部7s
…に係止させる駆動制御部10を設けたことを特徴とす
る。
【0012】この場合、好適な実施の形態により、異常
検出部6は、回転検出部6aと、伝達ベルト2の有無を
検出するベルト検出部6bの双方を用いてもよい。一
方、係止ロッド7は、大径部7p…と小径部7q…を交
互に設け、当該大径部7p…と当該小径部7q…間の段
差部により係止部7s…を形成できるとともに、被係止
体8は、係止ロッド7が挿通し、かつ変位することによ
り係止部7s…に係止する係止孔8hを設けて形成でき
る。
【0013】これにより、異常検出部6により伝達ベル
ト2の異常を検出すれば、駆動制御部10は被係止体8
を変位させることにより当該被係止体8を係止ロッド7
に当接させる。この結果、可動型5m側が重力により落
下しようとしても、直近の係止部7sが被係止体8に係
止し、可動型5m側の落下が阻止される。
【0014】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0015】まず、本実施例に係る安全装置1を備える
竪型射出成形機Mの概要について、図1及び図2を参照
して説明する。
【0016】20は成形機ベッドであり、不図示の機体
フレームに固定されている。この成形機ベッド(固定
盤)20の上面には固定型5cを取付ける。一方、成形
機ベッド20の四隅近傍には、四本のタイバー21…を
上下方向へスライド自在に装填するとともに、タイバー
21…の上端には可動盤22を固定し、この可動盤22
の下面に可動型5mを取付ける。そして、この可動盤2
2上には仮想線で示す射出装置Miを配設するととも
に、他方、成形機ベッド20の下方にはタイバー21…
を利用した型締装置Mcを配設する。
【0017】型締装置Mcはタイバー21…の下端に固
定した駆動盤23及びこの駆動盤23を昇降させる駆動
部4を備える。駆動部4は、駆動盤23と成形機ベッド
20間に架設した図2に示すトグル機構部24と、この
トグル機構部24の入力リンク24i,24iにナット
部25nを取付け、かつ駆動盤23の中央に回動自在に
取付けたネジ部25sを有するボールネジ機構部25
と、駆動盤23に取付けたブレーキ付のサーボモータ2
6と、このサーボモータ26とボールネジ機構部25を
接続する回転伝達機構部3を備える。なお、27,27
はナット部25nを上下方向にガイドするガイドロッド
を示す。また、回転伝達機構部3は、ネジ部25sの下
端に取付けた被動プーリ28iと、サーボモータ26の
回転シャフト26sに取付けた駆動プーリ28oと、被
動プーリ28iと駆動プーリ28o間に架け渡したタイ
ミングベルトを用いた伝達ベルト2により構成する。
【0018】これにより、サーボモータ26を作動させ
れば、サーボモータ26の回転は伝達ベルト2を介して
ボールネジ機構部25のネジ部25sに伝達されるた
め、ナット部25nがネジ部25sに対して上下方向に
相対変位する。この結果、トグル機構部24が伸縮、即
ち、駆動盤23が昇降し、可動型5mは固定型5cに対
して開閉するとともに、型締時にはサーボモータ26か
ら所定の型締力が付与される。
【0019】次に、この竪型射出成形機Mに備える本実
施例に係る安全装置1の構成について、図1〜図6を参
照して説明する。
【0020】安全装置1は、伝達ベルト2の異常を検出
する異常検出部6と、可動型5mの取付側に設けた係止
ロッド7及び固定型5cの取付側に設けた被係止体8を
有するストッパ機構部9と、異常検出部6により伝達ベ
ルト2の異常を検出したなら被係止体8を変位させる駆
動制御部10を備える。
【0021】異常検出部6は、図1及び図3に示すよう
に、伝達ベルト2により回転が伝達されるボールネジ機
構部25のネジ部25s(回転軸11)の回転を検出す
る回転検出部6aと、伝達ベルト2の有無を検出するベ
ルト検出部6bを備える。回転検出部6aは、ネジ部2
5sに取付けた被動プーリ28iの上端面28iuに、
周方向に沿って一定間隔置きに取付けた複数のマグネッ
ト30…と、この上端面28iuに対して非接触で対向
するホール素子等の磁気検出部31により構成する。ま
た、ベルト検出部6bは、伝達ベルト2を両側から挟む
ように配した発光部32と受光部33により構成する。
そして、磁気検出部31及び受光部33はそれぞれ制御
部34に接続する。
【0022】一方、ストッパ機構部9は、上端が可動盤
22から横方に突出した取付部40により支持され、か
つタイバー21…に平行となるように下方へ突出した丸
棒状の係止ロッド7を備える。係止ロッド7は図4に示
すように、長手方向(可動型5mの移動方向)に沿って
交互に設けた大径部7p…と小径部7q…を有し、大径
部7p…と小径部7q…間における下向きの各段差部に
より、係止ロッド7の軸心に対して直角面となる係止部
7s…を形成する。なお、大径部7p…と小径部7q…
間における上向きの各段差部により、テーパ面7t…を
形成する。
【0023】また、ストッパ機構部9は、成形機ベッド
20上に配した被係止体8を備える。この被係止体8
は、成形機ベッド20の上面に固定したガイドブロック
51により水平方向に変位自在に支持される。ガイドブ
ロック51は被係止体8を水平方向へガイドするガイド
チャンネル52を有する下ブロック51dと、このガイ
ドチャンネル52を覆う上ブロック51uの組合わせか
らなり、下ブロック51d及び上ブロック51uには、
係止ロッド7が挿通する円形の挿通孔53d及び53u
を設ける。一方、被係止体8は一定の厚さを有する矩形
状に形成する。この場合、被係止体8はできるだけ厚く
して強度を確保すると同時に、係止ロッド7の小径部7
qの軸方向長さよりも薄くなるように考慮する。また、
被係止体8には係止ロッド7が挿通する円形の係止孔8
hを設ける。なお、上ブロック51uの上面には係止ロ
ッド7を鉛直方向にガイドするガイドスリーブ54を起
設するとともに、成形機ベッド20には係止ロッド7が
挿通する円形の挿通孔55を設ける。
【0024】他方、ガイドブロック51(下ブロック5
1d)の端部には、リターンスプリングを内蔵したエア
シリンダ56を取付け、このエアシリンダ56の可動ロ
ッド56rは、ガイドチャンネル52に収容した被係止
体8の端部に結合する。このエアシリンダ56は制御部
34により駆動制御される。したがって、エアシリンダ
56と制御部34は、異常検出部6の検出結果に基づい
て被係止体8を変位させる駆動制御部10を構成する。
なお、被係止体8を変位させる駆動手段としてエアシリ
ンダ56を例示したが、電磁ソレノイド等の他の同機能
を有する駆動手段を利用できる。
【0025】次に、本実施例に係る安全装置1の動作
(機能)について、各図を参照して説明する。
【0026】まず、正常な状態で成形サイクル動作が行
われていれば、エアシリンダ56に圧力エアが供給さ
れ、可動ロッド56rはリターンスプリングに抗した前
進位置まで移動する。これにより、被係止体8は図4に
示す位置(図6中の実線位置)に変位し、係止孔8hは
挿通孔53d,53uに対して同軸上に位置する。した
がって、係止ロッド7は被係止体8に係止することな
く、上下方向へ移動自在となる。
【0027】この際、ベルト検出部6bでは、発光部3
2の光が伝達ベルト2により遮断されるため、受光部3
3は非検出状態を維持するとともに、回転検出部6aで
は、制御部34によるサーボモータ26に対する制御指
令に対応した被動プーリ28iの回転状態又は停止状態
が検出される。
【0028】一方、今、可動型5mが開閉途中又は開位
置で停止している状態において、伝達ベルト2が破断し
た場合を想定する。この場合、伝達ベルト2は正規の位
置に存在することが困難になるため、受光部33は発光
部32の光を受光し、伝達ベルト2の破断に基づく検出
信号が制御部34に付与される。また、被動プーリ28
iは制御部34によるサーボモータ26に対する制御指
令に反した回転状態又は停止状態となるため、制御部3
4により被動プーリ28iの挙動異常が検出される。し
たがって、伝達ベルト2が破断した場合には、回転検出
部6a及びベルト検出部6bの双方により検出されるた
め、特に、回転検出部6a及びベルト検出部6bの一方
が故障した場合でも検出可能となり、伝達ベルト2の破
断を確実に検出できる。
【0029】そして、伝達ベルト2の破断が検出されれ
ば、制御部34はエアシリンダ56に対する圧力エアの
供給を停止する制御を行う。これにより、エアシリンダ
56に内蔵するリターンスプリングにより可動ロッド5
6rが直ちに後退位置に移動し、被係止体8は図5に示
す位置(図6中の仮想線位置)に変位することにより係
止孔8hの内周面は係止ロッド7に当接する。この結
果、可動型5m側が重力により落下しようとしても、直
近の係止部7sが被係止体8に係止し、可動型5m及び
可動盤22等を含む重量部分の落下は迅速かつ確実に阻
止される。よって、装置の信頼性及び安全性は飛躍的に
高められる。
【0030】ところで、可動型5mが開閉途中又は開位
置で停止している状態において、伝達ベルト2に破断以
外の異常(欠陥)が発生した場合、具体的には、伝達ベ
ルト2の一部のみが破れ、残部により繋がった状態とな
ったり、伝達ベルト2の伝達面(歯面)の劣化等によ
り、伝達不能に陥った場合を想定する。この場合にも、
結果的に、伝達ベルト2が破断した場合と同様の問題を
生ずるが、伝達ベルト2の有無を検出するベルト検出部
6bによっては、かかる伝達ベルト2の異常を検出する
ことが困難となる。しかし、この場合でも回転検出部6
aは検出可能になる。このように、異常検出部6は回転
検出部6aとベルト検出部6bの双方を備えるため、伝
達ベルト2の破断のみならず、他の欠陥を含む伝達ベル
ト2の異常を的確かつ確実に検出できる。
【0031】以上、実施例について詳細に説明したが本
発明はこのような実施例に限定されるものではなく、細
部の構成,形状,素材,数量,手法等において、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更,追加,削除する
ことができる。例えば、回転伝達機構部3の構成は、伝
達ベルト2が含まれていれば、如何なる構成であっても
よい。また、ストッパ機構部9は、固定型5cの取付側
に係止ロッド7を設け、可動型5mの取付側に被係止体
8を設けて構成しても勿論よい。一方、回転検出部6a
は磁気的手段を利用し、ベルト検出部6bは光学的手段
を利用した場合を例示したが、回転検出部6aは回転状
態を検出し、ベルト検出部6bは伝達ベルト2の有無を
検出する機能を備えれば、その検出原理は問わない。
【0032】
【発明の効果】このように、本発明に係る竪型射出成形
機の安全装置は、伝達ベルトにより回転が伝達される回
転軸の回転を検出する回転検出部を用いて伝達ベルトの
異常を検出する異常検出部と、可動型の取付側又は固定
型の取付側の一方に、可動型の移動方向に沿って複数の
係止部を有する係止ロッドを設けるとともに、他方に、
変位により係止部に係止する被係止体を設けて構成した
ストッパ機構部と、異常検出部により伝達ベルトの異常
を検出したなら、被係止体を変位させて係止部に係止さ
せる駆動制御部を備えるため、次のような顕著な効果を
奏する。
【0033】 伝達ベルトの異常により可動型側が重
力により落下しようとしても、係止ロッドの係止部に被
係止体が係止し、重量部分を含む可動型側の落下を迅速
かつ確実に阻止できるため、信頼性及び安全性を飛躍的
に高めることができる。特に、異常検出部は、伝達ベル
トにより回転が伝達される回転軸の回転を検出する回転
検出部を用いて当該伝達ベルトの異常を検出するため、
伝達ベルトの有無を検出するベルト検出部によっては、
検出することが困難な伝達ベルトの異常も検出可能とな
る。即ち、伝達ベルトに破断以外の異常(欠陥)が発生
した場合、具体的には、伝達ベルトの一部のみが破れ、
残部により繋がった状態となったり、伝達ベルトの伝達
面(歯面)の劣化等により、伝達不能に陥った場合であ
っても、かかる異常を検出可能となる。
【0034】 好適な実施の形態により、異常検出部
に、伝達ベルトにより回転が伝達される回転軸の回転を
検出する回転検出部と、伝達ベルトの有無を検出するベ
ルト検出部の双方を用いれば、伝達ベルトの破断を常に
確実に検出できるとともに、他の欠陥を含む伝達ベルト
の異常を的確かつ確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る安全装置を備える竪型射出成形機
の正面構成図、
【図2】同竪型射出成形機の一部を示す側面構成図、
【図3】同安全装置の異常検出部を有する回転伝達機構
の平面方向から見た構成図、
【図4】同安全装置におけるストッパ機構部の正常時の
一部断面側面図、
【図5】同安全装置におけるストッパ機構部の異常発生
時の一部断面側面図、
【図6】同安全装置におけるストッパ機構部の一部断面
平面図、
【符号の説明】
1 安全装置 2 伝達ベルト 3 回転伝達機構 4 駆動部 5m 可動型 5c 固定型 6 異常検出部 6a 回転検出部 6b ベルト検出部 7 係止ロッド 7s… 係止部 7p… 大径部 7q… 小径部 8 被係止体 8h 係止孔 9 ストッパ機構部 10 駆動制御部 11 回転軸 M 竪型射出成形機 Mc 型締装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝達ベルトを用いた回転伝達機構部を含
    む駆動部により、可動型を上下方向に移動させる型締装
    置を備える竪型射出成形機の安全装置において、前記伝
    達ベルトにより回転が伝達される回転軸の回転を検出す
    る回転検出部を用いて前記伝達ベルトの異常を検出する
    異常検出部と、前記可動型の取付側又は固定型の取付側
    の一方に、前記可動型の移動方向に沿って複数の係止部
    を有する係止ロッドを設けるとともに、他方に、変位す
    ることにより前記係止部に係止する被係止体を設けて構
    成したストッパ機構部と、前記異常検出部により前記伝
    達ベルトの異常を検出したなら、前記被係止体を変位さ
    せて前記係止部に係止させる駆動制御部を備えることを
    特徴とする竪型射出成形機の安全装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検出部は、前記回転検出部と、
    前記伝達ベルトの有無を検出するベルト検出部の双方を
    用いることを特徴とする請求項1記載の竪型射出成形機
    の安全装置。
  3. 【請求項3】 前記係止ロッドは、大径部と小径部を交
    互に設け、当該大径部と当該小径部間の段差部により前
    記係止部を形成することを特徴とする請求項1記載の竪
    型射出成形機の安全装置。
  4. 【請求項4】 前記被係止体は、前記係止ロッドが挿通
    し、かつ変位することにより前記係止部に係止する係止
    孔を有することを特徴とする請求項1記載の竪型射出成
    形機の安全装置。
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