JP2002307515A - 竪型射出成形機の安全装置 - Google Patents

竪型射出成形機の安全装置

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JP2002307515A JP2001108523A JP2001108523A JP2002307515A JP 2002307515 A JP2002307515 A JP 2002307515A JP 2001108523 A JP2001108523 A JP 2001108523A JP 2001108523 A JP2001108523 A JP 2001108523A JP 2002307515 A JP2002307515 A JP 2002307515A
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Toshiyuki Sato
佐藤敏幸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 竪型射出成形機において、可動盤の予期しな
い移動を阻止するための安全装置を提供する。 【解決手段】 可動金型3を取付けられた可動盤20を
上下移動させる駆動源としての型締用モータ29がエン
ドプレート22に設けられ、可動盤20には等間隔をあ
けて多数の溝7が設けられたストップバー6を立設する
一方、固定金型2が取付けられる固定盤21を載置する
マシン台部1上にストップバー6の溝7に係合、離脱す
るストッパ9がエアシリンダ10で作動するように設け
られ、制御装置34から出力される種々の駆動指令信号
に基づいて作動する作動手段としてのエアシリンダ10
によりストップバー6の溝7に対してストッパ9を係
合、離脱し、可動盤20の上下移動を可能または規制す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪型射出成形機に
おいて、可動金型が取付けられている可動盤の予期しな
い移動を阻止するための安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マシン台部に固定された固定盤と該固定
盤の上側に上下移動可能に設けられた可動盤とを有する
竪型射出成形機において、該可動盤は型締機構部を構成
するトグル機構等を介して上下移動されるが、この上下
移動の駆動源として電動モータや油圧シリンダ等が用い
られる。ところで、メンテナンス作業や成形サイクル等
の際に該可動盤が上方に位置する所謂型開きの状態にな
る場合がある。特に扉を開けてメンテナンス作業を行う
場合は、作業の安全上、不意に可動盤が下降しないよう
に工夫する必要がある。例えば、特開平9−94863
号においては、可動金型が取付けられている可動盤にス
トップバーを設け、固定金型が取付けられている固定盤
側に設けられた扉の開閉と連動するストッパにより、扉
が開いたときにストッパがストップバーの溝に係合して
可動盤の動きを規制することにより、安全に作業ができ
るようにしている。
【0003】また、成形サイクルにおける型開閉の状態
においても、不意に可動盤が下降しないような工夫がな
されている。例えば、特開平7−88922号において
は、電動型締モータにより型開閉を行う竪型射出成形機
において、電動型締モータの回転を伝達ベルトを介して
クロスヘッドを上下移動させるボールねじに伝達させて
トグル機構の作用により可動盤を上下移動させる場合が
あるが、可動盤が上下移動している間に伝達ベルトが破
断した場合、ボールねじが自由回転状態となり可動盤は
下方へ重力落下することになり、金型や電動型締モータ
を含む型締機構部自体の破損事故につながる虞れがあ
る。このような事故を防止するため、伝達ベルトの破断
を検知する電気的検知手段を設け、電気的検知手段から
の開成状態信号を受けて、ボールねじに設けられたブレ
ーキ装置としてのディスクブレーキが働いてボールねじ
の回転を停止するようにしている。
【0004】さらに、上記、特開平7−88922号に
おけるブレーキ装置では確実な停止は不十分であるとし
て、特開2000−6222号では、ボールねじの回転
を検出する回転検出部と伝達ベルトの有無を検出するベ
ルト検出部の2つの検出部を備え、伝達ベルトに異変が
生じた場合、2つの検出部から、もしくはいずれかの検
出部からの検出信号を受けて、成形機ベッドに設けられ
た被係止体を変位することにより可動盤に設けられた係
止ロッドの係止部に係合して、可動盤と可動金型の重力
落下を阻止することを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の安全装置には、次のような問題点がある。特開平9−
94863号においては、メンテナンス作業中において
可動盤はストッパによりその移動が規制されるので安全
に作業が行えるが、油圧駆動源により可動盤が移動する
場合で、扉が閉まって型開の状態にあるとき、型締シリ
ンダからの油漏れや油圧ホースに破損が生じるなど油圧
機器に異常が生じると、可動盤は自重により重力落下す
る虞がある。また、特開平7−88922号および特開
2000−6222号においては、伝達ベルトの異常を
検出する電気的検出手段に故障が生じた場合、ブレーキ
が掛からなかったり、あるいは被係止体が係止ロッドの
係止部に係合しないため、可動盤は自重により重力落下
する虞がある。これら予期しない可動盤の重力落下は、
金型や型締機構部などの機械装置に対し破損事故を生じ
る虞があり、安全性が確保できないという問題がある。
また、電動型締モータにはよくエンコーダが付設されて
型開閉の位置制御に使用されるが、エンコーダに故障が
ある場合は原点狂いが生じ、例えば、型締状態において
制御装置は型締完了と判断しているにもかかわらず、実
際には型開きの状態にあるという問題もある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、竪型射出成形機において、可動金型の取付け
られている可動盤の予期しない移動を阻止するための安
全装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、固定盤と、該固定盤の上側に上下移動可
能に設けられた可動盤と、該可動を上下移動させる駆動
源とを有する竪型射出成形機において、前記可動盤に鉛
直延在するよう固定されるとともに鉛直方向に所定の間
隔をあけて多数の溝が形成されて成るストップバーと、
前記ストップバーの側方に、水平移動可能に設けられ、
前記駆動源に対する駆動指令信号に基づいて作動する作
動手段により前記ストップバーの溝に対して係合または
離脱するストッパと、を具備することを特徴とする安全
装置(請求項1)。
【0008】また、請求項1記載の安全装置において、
前記駆動源に対する駆動指令信号は、型開完了の出力信
号であり、該出力信号により前記作動手段がストッパを
ストップバーの溝に対して係合させる構成とされている
ことを特徴とする(請求項2)。
【0009】さらに、請求項1記載の安全装置におい
て、前記駆動源に対する駆動指令信号は、型締完了の出
力信号であり、該出力信号により前記作動手段がストッ
パをストップバーの溝に対して係合させる構成とされて
いることを特徴とする(請求項3)。
【0010】また、請求項1記載の安全装置において、
前記駆動源に対する駆動指令信号は、型開指令信号もし
くは型閉指令信号であり、該指令信号により前記作動手
段がストッパをストップバーの溝に対して離脱させる構
成とされていることを特徴とする(請求項4)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付図面を参照して説明する。図1は本発明の安全装置を
備える竪型射出成形機の正面構成図である。図2はスト
ップバー6に対するストッパ9の係止状態を示す平面図
である。図3は図2をX方向から見た正面図である。図
4はストッパ9および作動手段10の一部切欠平面図で
ある。図5は図4のY方向断面図である。
【0012】先ず、本実施例に係る構成について説明す
る。図において、符号1は位置固定のマシン台部、2は
該マシン台部1上の固定盤21に取付けられた固定金型
(金型)、3は該固定金型2の上側に上下移動のみ可能
に設けられた可動盤20に取付けられた可動金型(金
型)、23はマシン台部1および固定盤21に対し垂直
に貫通し可動盤20とエンドプレート22を結合状態に
する4本のタイバー(図1においては2本のみ図示)、
24は駆動源である型締用モータ29の回転がベルト2
8およびボールネジ26を介してクロスヘッド25の上
下運動に変換され、該クロスヘッド25の上下運動と協
動して可動盤20とエンドプレート22を上下移動させ
るトグル機構である。27はエンドプレート22に取付
けられているディスクブレーキ等のブレーキ装置であ
り、電源遮断時に制動力が付勢されてボールネジ26の
回転を制動する。30は型締用モータ29に設けられ型
開閉の位置情報を検出するエンコーダである。なお、ブ
レーキ装置27は型締用モータ29に内臓される場合も
ある。また、前記型締用モータ29は電動サーボモータ
などの電気的駆動源を使用しているが、これに替えて、
油圧シリンダ等の機械的駆動源を用いて直接クロスヘッ
ド25を上下移動させてもよい。その場合、位置情報を
検出するエンコーダ(型開閉位置検出器)30をマイク
ロスイッチ、近接スイッチ、光電スイッチ、磁気的検出
手段など直接的または間接的位置情報検出器に替えても
よい。
【0013】符号4は固定金型2および可動金型3の側
方位置に配置され鉛直軸回りに回転して開閉する扉であ
り、常時閉方向にスプリング5で付勢されている。ここ
で、この竪型射出成形機は、可動金型3が下降し固定金
型2に当接された状態で、これら可動金型3および固定
金型2で画成される図示せぬキャビティ内に樹脂等が射
出されて成形を行うものである。
【0014】また、可動盤20には、鉛直下方に延在す
るようにストップバー6が扉4側に固定されている。こ
のストップバー6には、その扉4側(機械の操作側)に
鉛直方向に所定の等間隔をあけて多数の溝7が形成され
ている。ここで、溝7は、上面7aが水平をなし、下面
7bが外側が下方に位置するよう傾斜する形状をなして
いる。なお、固定盤21は前記ストップバー6が干渉せ
ぬ形状とされており、マシン台部1にはストップバー6
が隙間をもって挿通される挿通孔8が上下に貫通して形
成されている。また、ストップバー6の可動盤20に対
する取付け位置は、前記扉4側に対して反対側(機械の
反操作側)にすることもできる。
【0015】さらに、マシン台部1には、ストップバー
6よりも扉4側の側方に、ストッパ9および該ストッパ
9の作動手段であるスプリングバック型のエアシリンダ
10が設けられている。該ストッパ9は、マシン台部1
にボルト14で取付けられたプレート13と、プレート
13上にストップバー6の直交方向に移動自在に支持さ
れ、ストップバー6の溝7に対し係合、離脱するストッ
パプレート17、プレート13にボルト16で取付けら
れストッパプレート17をプレート13と共に挟んで水
平に案内移動するリテーナ15と、ストッパプレート1
7にボルト19により取付けられてエアシリンダ10の
ロッド10aをストッパプレート17に対して連結状態
にするロッドサポート18等から構成されている。な
お、エアシリンダ10はブラケット11に取付けられ、
ブラケット11はボルト12によりマシン台部1に固定
されている。
【0016】また、符号34は竪型射出成形機における
各装置の作動を制御する制御装置、35は該制御装置3
4からの制御信号を型締用モータ29を含む各装置へ出
力する出力インターフェース、36は各装置からの出力
信号を制御装置34へ入力する入力インターフェース、
32は出力インターフェース35から出力される作動指
令信号を制御ライン37を通して受信しストッパ9のエ
アシリンダ10の作動を制御するエア電磁弁、33はエ
アポンプ、31はストッパプレート17の作動状態を検
出する近接スイッチで、その検出値は前記エンコーダ3
0による位置検出値と共に、入力インターフェース36
に入力されるようになっている。
【0017】次に、本実施例に係る安全装置の動作(機
能)について説明する。
【0018】先ず成形が行われる場合、固定金型2およ
び可動金型3から成る金型は、低圧で型閉じされる。こ
のとき制御装置34は出力インターフェース35を介し
てエンドプレート22上に設けられた型締用モータ29
に対して所定の速度指令とトルク指令を有する駆動指令
信号であるところの型閉指令信号を出力する。そして、
出力された型閉指令信号に基づいて回転される型締用モ
ータ29の回転力は、ベルト28を介してボールネジ2
6に伝達される。
【0019】ボールネジ26はエンドプレート22に対
して回転自由で上下方向への移動ができない状態で取付
けられ、さらにクロスヘッド25が螺合されている。一
方、クロスヘッド25はトグル機構24を介してマシン
台部1およびエンドプレート22と機械的な連結状態に
あるため、伝達されたボールネジ26の回転力は、型閉
指令の場合、クロスヘッド25を図5において上方向へ
移動することとなる。
【0020】クロスヘッド25の上方向への移動に伴
い、トグル機構24はそのリンクが開脚する状態とな
り、エンドプレート22が下方へ移動する。なお、可動
金型3は可動盤20を介してタイバー23によりエンド
プレート22と連結状態にあるため、エンドプレート2
2の下方移動に伴って固定金型2へ向かって移動する。
【0021】一方、エンコーダ30からは型締用モータ
29の作動に応じたパルス信号(可動型3の位置情報)
が入力インターフェース30を経由して、制御装置34
にフィードバックされるので、制御装置34は可動金型
3の位置を知ることができる。そして、制御装置34
は、可動金型3の位置情報から、型閉指令信号に次いで
低圧型締指令信号、さらには高圧型締指令信号等を順次
出力し、それら出力信号に基づいて型締用モータ29が
フィードバック制御される。
【0022】そして、可動金型3の位置が予め設定され
た型締完了位置に達すると、制御装置34は型締完了の
出力信号を出して型締用モータ29を停止させて型締動
作を完了させると同時に、エア電磁弁32に対して出力
インターフェース35および制御ライン37を経由して
作動指令信号であるON信号を出力する。
【0023】ON信号を受けてエア電磁弁32が切換わ
り、エアポンプ33からの圧縮エアが作動手段であるエ
アシリンダ10に送入されると、ストッパ9のストッパ
プレート17が水平方向に前進移動されて、ストップバ
ー6の溝7に係合される。この状態で可動金型3は下方
向への移動が規制される。なお、エンコーダ30が正常
に作動して、制御装置34が型締完了位置と判断した位
置と実際に可動金型3が固定金型2に当接して型締状態
にある位置とが一致している場合において、ストッパプ
レート17がストップバー6の溝7のピッチ(等間隔)
と一致しないで不完全な係合状態にある場合が生じて
も、すでに可動金型3は固定金2に当接して、可動金3
がそれ以上下方へ移動することはないため特別な問題と
はならない。また、エンコーダ30に故障があった場合
は原点狂いが生じ、実際は型開きの状態にあるにもかか
わらず、制御装置34は型締完了位置と判断した場合、
若干の型開き状態をもってストッパプレート17がスト
ップバー6の溝7に完全に係合することも生じ得るが、
このような状態のときは、機械オペレータに対してエン
コーダ30に故障があることを知らせることにもなる。
【0024】上記、型締完了後、金型内に溶融樹脂が射
出されて成形が行われる。その後、保圧、冷却工程を経
て、成形品取り出しのために型開動作が行われる。制御
装置34内で型開開始と判断されると、制御装置34か
ら出力インターフェース35に型開指令信号が出力さ
れ、制御ライン37を経由してエア電磁弁32に対して
作動指令信号であるOFF信号が出力されるとともに、
所定時間の経過後、型締用モータ29に対して所定の速
度指令とトルク指令を有する駆動指令信号であるところ
の型開指令信号が出力される。
【0025】OFF信号を受けたエア電磁弁32は、エ
アシリンダ10内に圧送されたエアを大気に放出するよ
うに弁切換えが行われる。一方、エアシリンダ10はス
プリングバック型であるため、シリンダ内の圧縮エアが
大気に放出されることにより、ストップバー6の溝7に
係合されたストッパ9のストッパプレート17が水平後
退移動されて、ストップバー6の溝7から離脱される。
この状態で可動型3は上方向への移動が可能となり、型
締用モータ29が駆動され型開動作がなされる。
【0026】そして可動金型3の位置が予め設定された
型開完了位置に達すると、制御装置34は型開完了の出
力信号を出力インターフェース35に出し、型締用モー
タ29を停止して型開動作を完了させると同時、にエア
電磁弁32に対して制御ライン37を経由して作動指令
信号であるON信号を出力させる。
【0027】ON信号を受けたエア電磁弁32の作動に
よるストッパプレート17のストップバー6の溝7に対
する係合過程は、上記、型締完了位置における場合と同
様であるので、ここでの説明は省略する。
【0028】上記、型開完了後、成形品の取り出し、あ
るいはメンテナンス作業が行われたのち、制御装置34
内で型締開始と判断されると、制御装置34から出力イ
ンターフェース35および制御ライン37を経由してエ
ア電磁弁32に対して作動指令信号であるOFF信号が
出力されるとともに、所定時間の経過後、型締用モータ
29に対して所定の速度指令とトルク指令を有する駆動
指令信号であるところの型閉指令が出力される。なお、
OFF信号を受けたエア電磁弁32による作用は上記、
型開動作における場合と同様であり、その結果、ストッ
パプレート17はストップバー6の溝7から離脱され、
可動金型3は下方向への移動が可能となり、型締用モー
タ29が駆動されて型締動作がなされる。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したことから明らかなよ
うに、本発明は以下の効果を奏する。請求項1に係る竪
型射出成形機の安全装置によれば、制御装置から可動盤
を上下移動させる駆動源に対して出力される駆動指令信
号に基づいて作動する作動手段により、ストッパがスト
ップバーの溝に対して係合、離脱するため、可動盤の移
動を規制して可動金型と可動盤の自重による予期しない
重力落下が防止され、金型や型締機構部などの機械装置
に対する破損事故を未然に防止できるほか、可動盤の移
動も可能とし、安全に成形作業が行える。
【0030】請求項2に係る竪型射出成形機の安全装置
によれば、可動盤が上方向に移動して金型が型開状態に
あるとき、制御装置から駆動源に対して出力される駆動
指令信号に基づいて作動する作動手段により、ストッパ
がストップバーの溝に係合して可動盤の下方への移動を
規制することにより可動金型と、可動盤の自重による予
期しない重力落下が防止され、金型や型締機構部などの
機械装置に対する破損事故を未然に防止される。
【0031】請求項3に係る竪型射出成形機の安全装置
によれば、可動盤が下方向に移動して型締状態にあると
き、制御装置から駆動源に対して出力される駆動指令信
号に基づいて作動する作動手段により、ストッパがスト
ップバーの溝に係合して可動盤の下方への移動を規制す
るので、若干の型開き状態をもって型締状態と判断され
た場合でも、可動金型と可動盤の自重による重力落下が
防止され、金型や型締機構部などの機械装置に対する破
損事故を未然に防止されるとともに、機械オペレータに
対してエンコーダ等の型開閉位置検出器に故障があるこ
とを知らせることが可能となる。
【0032】請求項4に係る竪型射出成形機の安全装置
によれば、制御装置内で型開開始もしくは型閉開始と判
断されると、制御装置から駆動源に対して出力される駆
動指令信号に基づいて作動する作動手段により、ストッ
パがストップバーの溝から離脱して、可動盤の移動を可
能とし、成形作業が行える。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る安全装置を備え
る竪型射出成形機の正面構成図である。
【図2】 同じく安全装置の構成において、ストップバ
ーに対するストッパの係止状態を示す平面図である。
【図3】 図2をX方向から見た正面図である。
【図4】 同じく安全装置の構成において、ストッパお
よび作動手段の一部切欠平面図である。
【図5】 図4のY方向断面図である。
【符号の説明】
1…マシン台部、2…固定金型、3…可動金型、4…
扉、6…ストップバー、7…溝、9…ストッパ、10…エ
アシリンダ(作動手段)、17…ストッパプレート、20…
可動盤、21…固定盤、22…エンドプレート、23…タイバ
ー、24…トグル機構、25…クロスヘッド、26…ボールネ
ジ、27…ブレーキ装置、29…型締用モータ(駆動源)、
30…エンコーダ、31…近接スイッチ、32…エア電磁弁、
33…エアポンプ、34…制御装置、35…出力インターフェ
ース、36…入力インターフェース、37…制御ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定盤と、該固定盤の上側に上下移動
    可能に設けられた可動盤と、該可動を上下移動させる駆
    動源とを有する竪型射出成形機において、前記可動盤に
    鉛直延在するよう固定されるとともに鉛直方向に所定の
    間隔をあけて多数の溝が形成されて成るストップバー
    と、前記ストップバーの側方に、水平移動可能に設けら
    れ、前記駆動源に対する駆動指令信号に基づいて作動す
    る作動手段により前記ストップバーの溝に対して係合ま
    たは離脱するストッパと、を具備することを特徴とする
    竪型射出成形機の安全装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動源に対する駆動指令信号は、
    型開完了の出力信号であり、該出力信号により前記作動
    手段がストッパをストップバーの溝に対して係合させる
    構成とされていることを特徴とする請求項1記載の竪型
    射出成形機の安全装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動源に対する駆動指令信号は、
    型締完了の出力信号であり、該出力信号により前記作動
    手段がストッパをストップバーの溝に対して係合させる
    構成とされていることを特徴とする請求項1記載の竪型
    射出成形機の安全装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動源に対する駆動指令信号は、
    型開指令信号もしくは型閉指令信号であり、該指令信号
    により前記作動手段がストッパをストップバーの溝に対
    して離脱させる構成とされていることを特徴とする請求
    項1記載の竪型射出成形機の安全装置。
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